種子島もついに佳境。
今まで関わってきている方もそうで無い方も、現在の状況を簡単まとめを見て確認しておこう!
■はじまり
種子島に一人の少女が降り立った。
彼女の正体は天使ジャスミンドール。任務の失敗からこの地に左遷されてきた。
天使の傍らには使徒八塚檀の姿。
失意のジャスミンドールだったが、この種子島に強い力を持った場所(宇宙センター)がある事を発見。
島ごと手に入れる事を目論見、南の要地「南種子町を占拠」する。
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■三つ巴
そのまま北上を目指すジャスミンドールと檀だが、ここで思わぬ邪魔が入る。
行く手を阻む撃退士と突如現れた冥魔の存在だ。
北の要地「西之表市」を占拠したのは悪魔シマイ・マナフとヴァニタス・八塚楓。
南下を始めた楓は撃退士達に阻まれるものの、北は冥魔・南は天界に抑えられるという異常事態。
指揮官となった学園教師九重 誉は、ちょうど中央部にある「中種子町」に拠点を置き、天魔双方とのにらみ合いが始まる。
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■それぞれの思惑
偵察を行った使徒檀は、北に現れた冥魔が双子の弟・楓である事を知る。
動揺する中、撃退士たちから「冥魔掃討のための共闘」を持ちかけられる。
対する楓も天界側の威力調査をする中で、撃退士と遭遇。楓の人であった頃の過去や使徒檀との関係を撃退士から指摘され激しく動揺。
同じ頃、種子島が襲われた理由を探るべく誉は調査を開始。調査の結果、宇宙センターに何かしらの秘密があることをつきとめる。
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■天か冥か
撃退士から共闘の話を持ちかけられた檀は、ジャスミンドールへと報告。
撃退士を試しながらも、歩み寄りを見せる両者を冥魔側は阻止しようと動き出す。
悪魔シマイは人質を使って撃退士を呼びよせ、天使の目的が「この島そのもの」であり、人間に譲るつもりなどないと警告をする。
一方で誉はジャスミンドール側の事情(左遷され、戦力も乏しい)を察知。交渉材料として使うことを考える。
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■追憶の天花
誉の作戦の結果、天界側とは「冥魔掃討」までの一時共闘関係が成立。(互いの目的を知った上で、なお手を結ぶことにした)
そんな中、悪魔シマイは滋賀で起きた一件のために一時的に種子島を離れる。そこで出会った四国の悪魔勢に請われ、結界術を教える事に。その見返りに何かを得た模様。
従者の八塚楓は撃退士との度重なる邂逅を経て、自身の過去と現実に向き合う。兄の檀も撃退士との接触の中、本当の敵は悪魔にあると認識するように。
撃退士達の意志は悪魔との決着に向けて動き出していた。
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■浸食思考の悪魔
シマイが結界術を教えた見返りに手にしたのは二つ。
一つ目は、通称『赤い靴』と呼ばれるディアボロで、意識のない人間に履かせると自由に操れるという代物。
二つ目は、高い誘眠スキルを持つヴァニタスの借り受け。
シマイはこれらの戦利品を利用し、楓の幼馴染みである「七条梓」を手中に収めることを目論む。
目的は人になびき始めた楓を追い詰め、支配下に置くこと。だがこの目論見は、撃退士によって看破されてしまう。
過去の事件で半植物状態になっている梓を、病院から学園へと移送し保護することを撃退士は提案。使徒・八塚檀の協力を得て、その計画は着々と進んでいたのだが……
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■Je te veux
梓は八塚・久遠ヶ原の細工で、こっそり久遠ヶ原へと移送する事が決定する。移送を阻もうと病院にやってきたシマイを撃退士達は退けることに成功。
一方、種子島内では悪魔がいない隙を狙い、同時進行で冥魔拠点(西之表市)奪還を目指していた。
一時共闘を結んでいる天界の協力を得、北上は成功。市役所内で待ち構えていた楓を説得し、冥魔拠点奪還は成功を収める。
しかし、このままでは不利を悟ったシマイに逃げられてしまう。生徒達はシマイを逃がさないために、楓へ協力を願い出る。
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■焔に手を翳す
誉は生徒達の意を汲み、シマイをおびき出す作戦を打ち出した。
楓の協力の下、市役所内へおびき寄せたシマイと直接対決をすることに。シマイはこの罠にかかり撃退士からの包囲を受けるも、意識を奪った楓を連れ逃走を謀る。
しかし役所内での攻防の末、撃退士達は楓の奪還に成功。追い詰められたシマイはひとまず撤退を選ぶが、いずれ取り返しに来ると宣言する。
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■種に灯る送り火
西之表市役所での攻防の末、一度は撤退したシマイ・マナフだったが宣言通り再び種子島に姿を表す。
島北部に突如現れた巨大結界。悪魔の執念そのものであった。
妄執の連鎖を断ち切るべく、撃退士達は結界突入し、ついにシマイの討伐を成功させる。
そして浸食の悪魔から解放された八塚 楓は、撃退士に最後の約束を果たしてもらう。
彼の望み通り、撃退士の手でその生に終止符を打ったのだった。
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■Who is the black sheep?
冥魔掃討作戦の成功を受け、島の北部は開放された。
しかしそれは、天界と結んでいた一時共闘も自動的に解消されることを意味している。
指揮官の誉は北部の復興を進めつつ、南部の警戒にあたっていた。
そんな最中、島の調査に訪れていた四国のメイドが謎の天使に襲われる。
撃退士はメイドを救出し、彼女達はいずれこの礼はすると言い立ち去っていく。
新たな不穏の影を感じ取った直後、宇宙センターにてゲートが出現。
何も知らされていなかった使徒・八塚 檀はジャスミンドールに会うため、南部へと帰還する。
しかしその途中、天使ファウルネスと遭遇し帰還を阻まれてしまう。
撃退士によって救出された檀は、ジャスミンドールの説得を決意するのだった。
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■現在の状況
ゲートが出現した大型ロケット発射場は、数日後には厚い霧で覆われてしまった。
発射場に何かあると睨んだ誉は、生徒達に調査を頼む。
突如同行することとなったメイドと共に、彼らは決死の潜入捜査に挑む。
その結果、巨大な『兵器』の存在が発覚する。
事態を知った誉は、学園本部に連絡。ゲート破壊へ向け、全校生徒招集の決定が下される。
種子島最後の戦いが、始まろうとしていた――
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