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【四国】用語集


●武闘派と穏健派
天界の、人間に対するエネルギー搾取の方針とそれに賛同する天使の総称。

武闘派は、積極的に地球侵略を行い、効率よくエネルギーを得る事に重きを置いている。
穏健派は、人間の生活を保護した上で、穏やかかつ超長期的に吸収することを是としている。
(例えば、日常生活の中で天使を敬ったり、天罰を畏れるレベルの小さな感情を得られればよいという事)

なお現在の天界の王は武闘派であるため、必然的に天界全体の主流は武闘派。


●愛媛ゲート/ツインバベル《双剣の天女》
愛媛県石槌山にそびえ立つ、2つのゲートが融合し、2人の兄妹天使が統治する異例のゲート。
現在の天界主流派である武闘派の新星ウリエルと、かつて隆盛を誇った穏健派の重鎮ミカエルを筆頭に、二派対立の構図がしばしば見られる。
どちらの将も高潔な武人として名を馳せており、自然とそれに共感したり敬愛する天使が多い傾向にある。

以前は兄・ミカエルの方が発言力が強かったが、『冥慟』時に積極的に攻めの手を打たなかった対応の甘さから
高松ゲートを容認したという意見が多く、現在は武闘派の将であるウリエルに風が向いているようだ。
この事からも分かる通り、対立する勢力を一箇所に押し込む事によって衝突は少なからず発生しており、
何故このような形式で展開されているのかは不明だが、何らかの意図はあるものと思われる。


●高松ゲート/コキュートス《氷蒼の荊花》
2013年春ごろ香川県高松市に展開された、まだ若いゲート。
魔界大公爵メフィスト・フェレスの配下であるレディ・ジャムが支配している。

京都と愛媛を牽制する目的で展開されたが、先の『冥慟』で失った戦力は少なくなく、
ツインバベルが動き出した事を察知するも積極的には行動しない模様。


●天魔対策司令室
撃退庁黎明期に作られた撃退庁の下部組織の一つ。
優秀な国家撃退士が集められ、少数ながらも局地的に天魔に対抗できる戦力を有す。
現在は主に巨大ゲート周辺での防衛任務についている。
特に記述しない限りは、所属員は撃退士。人員の少なさから自衛隊と行動を共にする事も多い。

【四国劫天】では、四国支部および四国司令を焼失しており、急場だが現在は九州司令が四国を兼任し、残存部隊の指揮を執っている。


●ミカエル
穏健派の実力者。
優しげな風貌に、不正を良しとしない強い性根の持ち主。フェアである事を好む。
歳の離れた妹、ウリエルの苛烈な方針に眉を潜めつつも、それもひとつのあり方として認めてはいるが
逆にミカエルの考え方について理解して貰えない事を寂しくも思っている。
とはいえ、妹への愛情は非情に深い。


●鷲ヶ城 椿(わしがじょう・つばき)
天魔対策司令室九州支部の司令。妙齢の女性。
アルリエルによって街が焼き払われた際に四国司令が殉職したため、急遽四国司令を兼任する事になった。
バリバリの叩き上げで、徹底した現場主義。粗野だが部下思いであり、人気は高い。


●焔宿・レーヴァティン
夏に四国の街一つを灰塵へと変えたと思われる兵器。
ウリエルを頭とするツインバベル武闘派の研究者らが開発しているらしい。

詳細は未だ不明。


●『雫』と呼ばれる宝石
焔劫の騎士団の団員達が、四国各地に設置していた涙型の宝石。
簡易的なエネルギー集積装置であり、展開中は周囲に雨が降る事がわかっている。

どういった意図、用途でこれらを設置していたのかは不明。
騎士団との戦いで奪取した雫は、現在四国内の研究所で解析を行っている。


●焔劫の騎士団
オグンを長とした、ウリエル直属の親衛隊。
いずれの団員も主ウリエルまたは騎士団長オグンへと強い忠誠を捧げており
騎士である誇りと矜持を胸に戦場を翔ける天使達。


●拉致された天使・イール
アルリエルの部下。
『冥慟』時、マッド・ザ・クラウンにより、脅迫の材料として捕獲された天使。
悪魔の中でたらい回しされた末にコンチネンタルの捕虜になったが、天界の撹乱を狙った誤情報を持たされ開放された。

人間・高知くじらの助けを得ながら四国中央市で力の回復を狙っていたが、撃退士に確保される。
再び捕虜となったイールは撃退士に情報を提供した対価として再び開放。
約半年ぶりに、ようやくツインバベルのアルリエルの元へ帰投した。

撃退士に受けた恩義から、騎士団長オグンに直訴しエクセリオが捕えた撃退士を開放した。


●高知くじら
四国中央市に住む一般人の中学2年生。
病的なほどに姉を溺愛しており、灰の街事件を受けて多忙になった撃退士の姉・陽子に構ってもらいたい一心で
偶然出会ったイールに神隠し事件の協力を申し出る。

イールと共に確保され、現在は事件への関与を調べるため勾留中。


●研究院《祓》
撃退庁の下部組織の一つで、天魔に関する研究機関。
その中枢自体は出雲にあるが、研究所自体は大小さまざま日本各地に存在する。
情報収集、分析を主眼としている。
ごく一部撃退士であるものも居るが、基本的に働いているのは一般人の公務員。

現在、灰の街の調査及び『焔劫の騎士団』から奪取した宝石の解析を行っている。


●連結陣
正式名称は『連結式開門術』。(>>画像での説明はこちら

主門《メインゲート》の周辺に枝門《ブランチェスゲート》を配置し、主門核の防護と支配領域の拡大を行う術。
枝門の数によって防護・拡張効果は上昇し、太珀によると最大10門までの連結陣が存在しているという。

《連結陣の特殊な効果》
1. 支配領域の大幅な拡張。枝門の外周部をつないだ範囲が、支配領域となる。
2. 枝門が1つでも存在する限り、1の効果が維持される。
  ただし枝門コアを損失した場合は、その方角の拡張領域は消滅する。
3. 枝門が1つでも存在する限り、主門コアへの攻撃が完全に無力化される。
  つまり枝門を無視して主門へと侵入しても、破壊は行えない。
4. 枝門コアは、枝門主の生命力を消費する『防護障壁』によって守られており、主が生きている限りコアは攻撃できない
  障壁へ与えられた攻撃の1/10が枝門主へダメージとして伝わるため、極端な話障壁を攻撃し続ければ、枝門主はいつか死に至る。
  ただし、この障壁は枝門主の任意で解除することができるので、
  余程のことがない限り枝門主が瀕死になった時点でリンクを解除、撤退するものと考えていいだろう。







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