.







報告書を読んでもらいたい。



グランドシナリオ限定、イベントシナリオ重複制限解除! 

グランドシナリオはイベントシナリオの扱いとなりますので、他シナリオと重複での参加も可能となります。
また、限定的にイベントシナリオ重複制限を解除いたしますので、他イベントシナリオに参加中の方でも参加することが可能です。
※グランドシナリオ参加後の、他イベントシナリオへの重複参加は不可となります。


直接リプレイを閲覧したい方はこちらから!


オープニングはこちらから閲覧することができます!



各選択肢のオープニング詳細はこちらから確認できます。

登場人物紹介

天魔についての実力は学園に在する天使や交戦した撃退士からの聞き取りを中心におこなわれており
必ずしも実際の実力とは合致しない。

ダレス・エルサメク 大天使級 米倉 創平 シュトラッサー(上位)
 京都を離れる事になった力天使ザインエルに後を任され、京都ゲートの守護についた大天使。京都代将。
 ザインエル直属の配下として冥魔との戦線で活躍し猛将と呼ばれている。
 異名の通り過激な性格をしており守勢よりも攻勢を好む。シンプルな思考回路だが戦術・戦略レベルでは奇策も弄する面もある。
 一兵としては一直線に突貫してきて大剣を振り回す事に終始する。物理ダメージを半減させる鎧に身を包んでいるので非常にタフ。

イラスト:九葵唯斗
 ザインエルのシュトラッサー。六星枝将の長。
 知勇兼備の冷静な使徒。遠距離からの範囲攻撃を得意とする。封都では撃退士達の奇襲を察知し枝門の防御を徹底的に固めてその攻勢を跳ね返した。
 第二戦・第三戦では手勢のサーバントを他方面へと引き抜かれる中でも奮戦し撃退士と互角に戦う。
 ザインエルが京都を去る際には代将ダレスに対する補佐役として残され共に京都の守備についている。

イラスト:モコ

中倉 洋介 シュトラッサー(上位) 蘆夜葦輝 シュトラッサー(上位)
 ザインエル六星枝将の一将。
 幼いころから正義感が強く、正義を実現するためには何をすればいいのかを追求するにあたり、人間を正しい方向に導く力になれればと、シュトラッサーへ自ら志願した。
 管理される天使に溺愛されており、シュトラッサーの中では比較的自由に行動できている他、並の天使を凌駕するほどの実力を保持している。
 しばし京都を離れて活動していたが劣勢を聞きつけて密かに帰還、枝将長の米倉創平らと行動を共にしている。

イラスト:竜生真希
 烏帽子に黒狩衣、腰までの長さの黒髪、腰に大太刀を佩いた白肌長身の美青年。
 京都八要塞のうち北西要塞を守備についている。
 古来より伝統ある陰陽師の家系に産まれたがアウルはついぞ彼には発現しなかった。
 京都が占拠され囚われの身となる中、人類を呪い己の名をあげる野望を抱いて使徒へと志願、ダレス・エルサメクに認められてシュトラッサーとなる。
 状態異常を発生させる術と剣技に優れる。

イラスト:―

鬼島武 生徒会副会長 大塔寺源九郎 生徒会書記長
 大惨事を生き延びた撃退士の一人。
 久遠ヶ原学園生徒会副会長にして親衛隊の隊長。現在は京都奪還戦線の現地司令も努めている。
 強面な外見とは裏腹に義理人情に厚く、味方を駒のように犠牲にする事を嫌う。
 指揮官としては堅実に一歩一歩、石を積み上げてゆくように地道に我慢強く戦う。派手さはないが隊員からの信頼は厚い。
 寡黙、という程ではないが余計な事をあまり喋ろうとしない偉丈夫。

イラスト:ちーせん
ボイス:け〜た
 大惨事を生き延びた撃退士の一人。
 久遠ヶ原学園生徒会の書記長。生徒会では知恵袋的な役割が多い。
 現在は京都奪還部隊の司令を勤めている鬼島の補佐についている。
 冷静沈着で効率の良い事を好み、時として冷徹な事を平然と言って実行する。
 親衛隊員からの評判は良く無く直截に述べるならば嫌われているが、鬼島からの信頼は厚い。
 飄々とした奇人。

イラスト:彩樹
ボイス:狭山けんいち

秋津京也 北西要塞攻略部隊長
 鋭い面差しの青年。
 久遠ヶ原学園で有事に精鋭を選抜されて結成される親衛隊の常連メンバー。
 部隊長や分隊長を勤める事が多いベテラン撃退士。
 喧嘩っぱやい性格だが、彼なりの正義感は強い。
 頭は良い方ではないが嗅覚は良く、身体で覚えて経験から判断してゆくタイプ。
 京都奪還戦線では主に西側の部隊を統括する事が多く、今回も北西要塞攻略部隊の部隊長を務めている。

イラスト:―


● 奪都連動特別アイテム ●


イメージノベル

 日暮れ。
 千年古都と人はその都を呼ぶ。
 千年の時を超えて綿々と日の本の伝統を受け継ぎ栄えてきた京都だったが、その中心部は現在、人の手には無い。
 京の中心部を飛ぶのは翼持つ異形の者達、異界の神の使い、天使の軍勢だった。
「……ようやく、ここまで来たか」
 京都市内に築かれた戦陣の、その櫓の上に偉丈夫、鬼島武は立っていた。強い夏の夕日を浴びながらも石像のように辛抱強く北を睨んでいる。
 京都市が力天使ザインエルの軍によって制圧されたのは、2012年の四月の事である。撃退士達とザインエル軍が大規模に激突したのもその頃だ。
 一回目の大規模な激突では決定的な決着はつかず、京都奪還を狙う撃退士側と、京都支配を墨守せんとする天界側との間には、小規模戦が多発するようになった。
 あれから一年と余月。
 大規模戦の後も現地司令として残された鬼島武は、京都を奪還する為に戦い続けている。
 2012年の夏にザインエルが対冥界の戦線に呼び戻されてから後、それを察知した撃退士達は京都への攻勢を強めた。ザインエルの後を任された代将ダレス・エルサメクは初め京都の秋の会戦で京都奪還部隊を打ち破ろうとしたが、撃退士達の奮戦を前に敗れ去って後は、ザインエルが京都市内に残していった八つの要塞に拠って防御を固めた。
 守りの硬い八要塞を無理攻めして被害が拡大する事を畏れた京都奪還部隊は、京都を包囲し、一歩一歩、堅実に攻める事とした。
 撃退士達は着実に攻略を進め、
 年明けの一月に南要塞を陥落させ、
 二月に西要塞と東要塞を陥落させ、
 四月に北東要塞を陥落させ、
 七月に南西要塞と南東要塞を陥落させた。
 文字にすればたったこれだけだが、実際に天界軍が篭る要塞を陥としてゆくのは並々ならぬ労苦であった。だが、記録や歴史というのは、いつの時代もそういうものだ。一文が含む事実は、そこに記された事よりも、遥かに多い。
 一将功成りて万骨枯る、名を語られぬ兵士達の命と心はやはり語られずに埋もれてゆく。
「残りの要塞は、北と北西の二つ。大収容所まではもう手が届くね」
 眼鏡をかけた青年が言った。
「ああ」
 武骨な大男は頷く。
 八要塞は中京城の四方に配置された四つの人間大収容所を守るように配置されていた。六つの要塞が陥落した今、東西南、特に南と東の大収容所は裸となっていると言って良い。
「だが、本気になったダレス・エルサメクの守りはやはり堅い」
 四月に一度、撃退士部隊は南の大収容所へと踏み込んでいた。しかし、敷地内に入った瞬間にダレス等からの猛反撃を受けた事により、手痛い犠牲を出して撤退していた。
「味方の死者は、出来る限り少なくしたい」
 鬼島は淡々と言った。それは鬼島が京都奪還部隊の司令となってから今現在に至るまで不変の方針だった。
 実際、犠牲は極力抑えられていると判断できる範囲で推移している。一方でその為に、ここまで時間がかかっているとも言えた。
「味方の死者、か。撃退士の死者を減らそうとすれば、囚われている京都市民の死者が増えるという関係の時、鬼島さんならどっちを重視するかい?」
 鬼島は沈黙した。
 答える必要があるとは思わなかった。言葉で語るよりも、状況を見れば一目瞭然だ。
「まぁ、らしいっちゃらしいね」
 源九郎は肩を竦めてみせた。
「質問を変えよう。ザインエルについては、どう考える?」
「ここまで戻ってこなかった奴が、もしも戻ってくるなら時間ではなく状況だろう」
 天界側が真に窮地に追い込まれた時に動く筈だ。大収容所が一つでも陥落するか、八要塞が全て陥ちるか、もしくは代将ダレスが死亡するか、いずれかを満たした時だろうと鬼島は見ていた。
「なるほど、異論はないよ、僕もそう思う。じゃあ、それを踏まえて、次の方針は?」
 今の状況なら採れる方針は幾つかある。
 例えば、南側の大収容所を全戦力で再度直撃しても良い筈だ。南側はがら空きなのだから。市民を抱えて脱出する時に敵戦力が健在な可能性が高いから、リスクは高いが、短期でカタをつけられる。もしもダレスの首を狙えれば、一気にいける可能性とてある。囚われの市民は今も精神を搾り取られ続けているのだから、その苦痛は早く済ませられるなら、早く済ませるべきなのだ。
 急ぐ皺寄せは、撃退士達の命で購われるかもしれないという問題はあったが。
「当初の予定通り、北と北西を陥落させる」
 鬼島はやはり堅実だった。大収容所や中京城を攻める段階では挟撃を使いたいのだろう。北が健在な場合、北を背にして構えれば、敵は背後を脅かされない。だからやはり北も潰しておく。
 堅実だが、迂遠ではあった。
――手を伸ばせば、届くかもしれない距離まで来ているのだが。
「そうかい」
 源九郎は頷いた。
「俺はそういうやり方しか出来ない」
 一年以上を辛抱強く戦い続けてきた男だ。ここで急いたりしない。十分な戦略優位を確保するまでは直撃はかけない。『大惨事』では久遠ヶ原の三分の一以上が死亡した。一度大敗すれば、地力に劣る人類側は、これまでの成果の全てが容易く水の泡になるのだと、かつて会長だった男は知っていた。
 薄氷を踏んで進むような、綱渡りなのだ。勝ちに勝ちを繋げて、相手に決定的な反撃を許す事無く叩き潰さねばならない。未来を危うくするような勝ち方は先が無い。
「悪くはない。むしろ、それが良いんだろう、きっと。効率的にも正しい」
「なら、何故聞いた?」
「なんとなくっていう世迷言さ。たまにゃあ僕も迷いはする」
 源九郎は頭をがりがりと掻きつつ苦笑した。嫌な予感、などという漠然とした物に惑わされるのはナンセンスだ。
「……そうか」
 現場を取り仕切ってきた副長は重々しく頷き、再び作戦について続けた。
「当初の予定通り、北と北西を陥落させる。部隊を大きくは三つに分ける。北、北西、南だ。南はダレス・エルサメクが守る南収容所を攻める、これは奴を釘付けにする為であって、無理攻めはしない、牽制だ。その間に北と北西がそれぞれの要塞を陥落させる」
「正攻法だね」
「奇抜さが必要な局面ではない。確実に潰す。良いか」
「……ああ、それで行こう。ここで要塞戦はケリをつける」
 男達は頷きあった。


「動くか」
 銀の髪の大天使、ダレス・エルサメクは斜陽差す大収容所の塔の屋上で南方を睨んでいた。
「米倉ァ!」
「ここに」
 傍らに控える使徒が大天使の背に向かって会釈する。
「奴等が動いた時に殲滅するぞ」
 米倉はぴくりと片眉を動かした。ダレスは主が残していったその使徒へと己の策を語った。
「…………それは、奇策の類。博打になりますが」
「まともに受けて立ってもジリ貧、なら兵は詭道よ。主導権は握っておかねばならん。リスクは承知の上だ」
 静寂が満ちた。
 夏の傾いた陽射しが肌を焼く。
 風の音が聞こえた。
 白肌痩躯の男は微動だにしなかったが、やがて口を開いた。
「……『彼』も戻って来ています。やってみせましょう」
「頼んだ。お前達の全力を奴等に見せてやれ」



 2013年、夏、京都奪還部隊は再び大きな動きを見せた。
 部隊を三つに別け、南大収容所、北要塞、北西要塞へと同時攻撃を仕掛けたのである。
 八要塞を巡る攻防は、最終局面へと突入していた――


(執筆 : 望月誠司)


必見! 各種更新情報!


真夏の久遠ヶ原学園コンテストの結果発表!
水着に浴衣と夏を一番楽しんだ学生は果たして!?
コンテストの結果を確認しちゃおう!

すべて新アイテム「2周年記念特別アイテム」販売!
2に由来した新アイテムが盛りだくさんです!
2周年の記念としてぜひご利用ください!

第2回エリュシオンライトノベルコンテスト開催!
今回は「このラノ文庫」を刊行している宝島社参戦!
デビューを目指して応募してみませんか?

エリュシオン3年目突入、久遠ヶ原大応援祭開催!
大注目のキャンペーンや重大発表も!
詳細は是非特設ページをご覧ください。

思えば遠くまで来たものだ…ゲーム運営20周年!
20年の思い出を語ろう等、様々な企画を展開!
あなたの思い出を是非語ってみよう!

どさイベ前売り券&名刺商品が好評発売中!
仙台で話題になったヤギグッズも9月3日まで!
前売り券特典のご当地ヒーローやぎにもご注目!






推奨環境:Internet Explorer7, FireFox3.6以上のブラウザ