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マスター:ユウガタノクマ
シナリオ形態:イベント
難易度:普通
参加人数:25人
サポート:5人
リプレイ完成日時:2013/01/13


みんなの思い出



オープニング

※このシナリオは初夢シナリオです。
オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。


 201X年。
 核の炎に包まれたとか異常気象が巻き起こったとか天界と冥魔の大戦争の結果とか色々言われているが、そんなものはどうだっていい。
 とにかく、世界は崩壊してしまった。

 海は枯れ果て、大地には一面の荒野が広がり、たまに頭を見せる崩壊した建造物がかつての文明を偲ばせている。
 それはまるで地獄のような風景であった。

 しかしそれでも人類は、天使達は、悪魔達は死に絶えてはいなかった……!
 これはそんな彼らの一端を記した物語である。

●この荒れ果てた世界で

 あるところに、かつて“街”であった残骸が残っていた。
 人々は此処を拠点に昼の暑い太陽の日差しを避け、夜の極寒から身を守りつつ細々と生活していた。
 一人では生きていけない。だからこそ全員で手を合わせて生き延びる。
 こうして貧しいながらも平和に暮らしていたある日のことであった。
「ヒャッハー!!」
「おらおら、水をだせー!!食料もだー!!」
 ケモノのようなうなり声とエンジンによる爆音をあげて拠点に侵入するモヒカン達。
 彼らはどこまでも続く荒野をまるで暴走族のように走り回り、行く先々で略奪を繰り返す無法者達である。
 拠点を守る自警団たちはモヒカンの連中へ果敢に応戦するも……。
「ぐはっ!」
 自警団の一人が殴り飛ばされた。
 モヒカンのうちリーダー格と思われる巨漢の男は、徒手空拳ながら自警団の放つ銃弾をものともせず近づいていく。
「なんだこいつ!銃が効かないぞ!」
「あ、アウル覚醒者だ!!」
「くっ……長に連絡しろ!拠点の住民を避難させるんだ!」
「そうはさせねぇぞ!ヤロウ共、やっちまいな!」」
「「ヒャッハー!!」」
 こうして自警団の奮闘虚しくモヒカン達は拠点の中心に到達すると彼らは略奪を開始するのであった。
 そしてモヒカンリーダーは逃げ遅れた少女を見つけると、
「へへへ、捕まえたぞ!」
「イヤー!!」
 彼は少女を胸に収めるように抱きしめた。そして少女を締める腕に力を込める。
「あ……きゅ……」
 少女の肋骨がミシミシと悲鳴をあげ、口からは押し潰れるような悲鳴が溢れた。
「た、たす……け……」
「お、おい止めろ!」
 応戦していた自警団の一人が男に向かって叫ぶ。
 その声にモヒカンリーダーは力を軽く緩めた。
「ははは!このガキの命が惜しければ大人しく水と食料を差し出すんだな!」
 その言葉が終ると同時に再び力を込める。
 自警団の彼は「くそ!」と毒づくと銃を降ろすのであった。
 すでに「国」や「政府」といった統治機関は無くなって久しい。
 枷を失った人々にとって「力」こそ正義であり、「力」こそ神である。
 故に、力を持たないものは……。
「そうだ、そのまま従えばいい。死にたくなかったらな!ぐぇっはっはっは!!」
 モヒカンリーダーの高笑いは続く。
 彼と一緒に他の連中もげらげらと下品な笑い声をあげるのであった。
「く……ちくしょう……!」
「水も食料も捕られたら俺たち生きていけないぞ……神も仏も、どこに行っちまったんだ!」
 拠点に住まう人々は悲嘆の涙に暮れる。
 その時……。
「そこまでだ!」
 精悍な声が響いた。
 見ると、崩壊したビルの隙間から数人の人物が出てくるのが見える。
「何だおまえら!?」
 モヒカンリーダーは少女を頭上に掲げたまま彼らを睨みつけた。
「俺か?俺たちは……撃退士<ブレイカー>だ!」


リプレイ本文

●人質を取り戻せ!

「そこまでです!」
 崩壊したビルの隙間から一人の男が飛び出してきた。
「あぁん……?」
 モヒカンリーダーはゆっくりと声の聞こえてきた方へ振り向く。
 そこにいたのは、リーダーと張り合うほどの巨体にクレイモアを構える穂原多門(ja0895)であった。
「その少女を放してもらいましょうか」
 しかしリーダーは鼻で笑うと、
「嫌だと言ったら、どうすんだ?」
 わざと少女を見せ付けるように胸を張りあげるのだった。そして再び力を込める。少女は苦悶の声をあげた。
 その瞬間、
「貴様らの血は何色だ!」
 ボァォ、と多門の持つクレイモアから『聖炎』が吹きあがった。
「あんま調子に乗ってると画面端にバスケで浮かせてハメ殺すぞ!」
 多少妙(?)ながら咆哮と共に彼は武器を振り上げて一直線にリーダーの目前へと駆け出した。
「お、おいてめぇら!早くそいつを潰せ!」
 リーダーは慌てて周囲のモヒカンに指示を飛ばす。
 それを受けてモヒカン達は銃やナイフを手に彼へ襲いかかるが、
「貴様の攻撃には欲望が足りん」
 その言葉と共に近寄るモヒカンを一刀の元に切り伏せた。
「貴様の攻撃は執念が足りん」
 勢いそのままにもう一人のモヒカンもすれ違い様に大地へ叩きつける。
「貴様は……モヒカンの長さが足りんとしておきましょうか」
 そんなことを口にしながら突進を続ける多門。
 しかし、
「それ以上近づくんじゃねぇ!」
 多門の接近に危機感を覚えたリーダーは少女を締め上げる腕に力を込めた。
 少女の体が悲鳴をあげ、喉から押し潰された声が漏れ出す。
 多門は思わず足を止めた。
「そこから一歩でも前に近づくんじゃねぇぞ!」
 多門はいまだ炎が上がる剣を構えたまま「くっ」と残念そうに身構えるのだった。
 彼と少女の間にはいまだ数メートルの開きがある。これでは『防壁陣』で少女を守ることもできない。
 どうにか状況を打開できないかと考えていると、
「あかん!そんなのあかん!」
 多門の後ろから1人の青年が飛び出してきた。
「なんだてめぇは!?」
「ここの自警団の一人のカメヤマや!
 亀山 淳紅(ja2261)は手にしていたライフルを投げ出し、悲痛な眼差しでリーダーを見上げた。
「自分が人質になる!だから、人質の女の子を離してくれんか!?」
「な、なにを言ってるんですか!?」
 淳紅の言葉に多門は彼の肩を掴む。
 しかし淳紅はそれを振り払うと、一歩前に出て言った。
「その子はもうそれ以上耐えられへん。それにその子が死んでもうたら人質の意味がなくなるで」
 淳紅はリーダーに対し声を張りあげた。
 そこへ、
「うるさいですね」
 モヒカンの群れから一人の少女――Rehni Nam(ja5283)が気だるげに進み出てきた。
「貴方は一体何なのです?何故そんな体で私達の前に立ちはだかるのです?」
 そういって彼女は淳紅の腕を強く掴む。
 モヒカンとの戦闘で傷ついたのか、服にじんわりと血のシミが広がった。
 痛みに眉を顰めながら淳紅は力強く答える。
「水も食料も、ここではどんだけ貴重なもんかわかっとるんか……!?
あんたらこそそんな羨ましい力もってるくせに……何でこんなことしてんの?何ぞやりたいことでもあるん?」
「やりたいことなんて……ないのです」
 レフニーは人形のような眼差しで彼を見つめた。
「今だって流されてここにいるだけ。私に『何かやりたい』なんていう意思は……ないのです」
 はっきりと告げる彼女の言葉。
 しかし淳紅は熱い声で「自分はある!」と叫んだ。
「街の整備に土壌の改善、食料調達……やることなら山ほどある!」
 淳紅はその言葉と同時に一歩前に出た。
「やりたいことないんやったら、自分らに力貸してくれへん!?一緒に探していこうや……!」
 そう言って手を差し出す淳紅。
 一方彼女はというと、
「えっ、いっ、一緒に探してなんて……」
 頬を赤く染め、目線をキョロキョロと忙しなく泳がせていた。
(ま、まさかプロポーズ!?プロポーズなのです!?)
「あなたのお名前はジュンと言いましたよね?」
「ああ、そうや」
「私の名前はレフニーといいます」
 彼女はそっと彼の手を握った。
 そしてくるり、とリーダーの方を向く。
「たった今から私はこの村の自警団員……そして、ジュンちゃんを、旦那様をお守りするのです!」

「「えっ!?」」

 これにはリーダー始めモヒカン達も、さらに淳紅自身も驚きを隠せない。
「……え、っと……旦那様?」
「そうなのです。プロポーズは受け取ったのですよ」
「プロポ……え?え??」
「一緒にやりたいこと探そうと言ってましたよね?」
 す、とレフニーの目が鋭利に細められる。
 同時に握られた手からぎりぎり、と猛烈な圧迫感を感じた。
 手の痛みと先程の宣言から1オクターブ下の言葉に淳紅は呻く。
 ふと視線を感じ彼はゆっくりと首を後ろにめぐらせた。
 そこには同じ自警団の仲間達がそろって親指を上に立てていた。

(やっちまったな!)
(おめでとう!爆発しろ!)
(結婚式には呼んでくれよ!(?))

 そんな事を言われている気がした。
「あ、ああ!一緒にやりたいこと探していこうや!」
(まあいいや。れふにーちゃんめっさ可愛いし)

 とある一角からモヒカン達の悲鳴があがった。
「さて皆さん。殴られる。蹴られる。斬られる。刺される。撃たれる。潰される。
どれでも選びなさい。どれかを選びなさい。どうせなら全部選びなさい」
 そんなさでぃすてぃっく・くりーちゃーとでも言うべき台詞をはきながら、イリン・フーダット(jb2959)はモヒカン達を蹴散らしていく。
「人間の流行もなかなか面白いですね。今はこれがはやりなのですか?」
 そう言いながら打ち倒されたモヒカンの髪の毛を引っつかんだ。
「なんだてめぇは!?」
「なんだ、と言われましても」
 ぶちり、という音と共にイリンはリーダーに向き合う。
 哀れなモヒカンは「ひゃっはー……」と情け無い声をあげて逃げ出していった。
「この拠点を守るために立ちあがった撃退士です。これ以上あなた方の好きにはさせませんよ」
「ほざきやがれ!ガキが目に入らねぇのか!?」
「見えてるに決まってるじゃないですか」
 イリンは涼しい言葉で歩みを進める。
「ああ、言っておくと彼女には『庇護の翼』を掛けておきました。それ以上の攻撃は無意味ですよ」
「なんだと!」
 試しにリーダーは力を込めて少女を締め上げた。
 しかし少女は苦しそうな表情を見せず、逆にイリンの眉間に皺が寄る。
「とんだ馬鹿力ですね。ですが、これでもうわかったでしょう。あなたは裸の王様なのですよ!」
「ぐぬぬ……!」
 リーダーは悔しさのあまり歯軋りを繰り返す。
 そんなリーダーの額に突然、
「ぐぁ!?」
 弾かれたような衝撃が加えられた。
 それも1度ではなく、2度3度。
「だ、誰だ!!」
 攻撃にリーダーは額を抑えながら周囲に睨みを利かせる。
 そうして見つけた姿は、
「女の子をいじめるなんて、許せないのです」
 建物の2階部分から不可視の攻撃を繰り返す鑑夜 翠月(jb0681)。
 翠月は姿を見られたことを確認すると地面にひらり、と降り立った。
 瞬間、モヒカン達が翠月に襲い掛かる。
「「ヒャッハー!」」
「あの……」
 同時に翠月は持っていた書物を開いた。
 パンデモニウムから生み出した刃を展開すると、
「皆さんよくひゃっはーと言っていますけど、どの様な意味なのでしょうか?」
 いたってマイペースにそんなことを聞くのであった。
 横薙ぎに払った刃がモヒカン達の頭部を舐める。
 彼らの周囲には夥しい血……ではなく、髪の毛の束が散らばっていった。
「「ヒャッハー!?」」
「あっ!ごめんなさい、その様なつもりは……」
 そう言いながらも翠月はなおも刃を振るうのであった。
「ボス、大丈夫かい?」
 ルーネ(ja3012)はリーダーの元に駆け寄った。
「私が人質を預かろうか?」
「いや大丈夫だ」
「そうかい。人質は生かさず殺さずだよ。ちゃんと手加減できる?」
 リーダーはルーネの差し伸べる手を制すると、改めて人質の少女を抱えあげた。
 その姿を見て「仕方ないねぇ」とぼやくと、
「じゃあ早く終らせようか。モヒカン共!怯んでんじゃないよ!」
「「ヒャッハー!」」
 ルーネの言葉と共にモヒカン達が一斉に英斗達へと襲い掛かった。
「正義も悪も関係ない。利があるならそれでいい。それが私、三面鏡離のルーネ様よ!」
 そう言いつつルーネはモヒカン達に檄を飛ばす。
 しかし、
「うーん、どうにも旗色が悪いねぇ」
 突撃しては宙を舞うモヒカン達の姿を見て、ルーネは首を捻るのであった。
 そこへ、
「一対一の戦いなど愚か者のすること」
 パンダがやって来た。
 いや、パンダの着ぐるみを着た下妻笹緒(ja0544)がやって来た。
 着ぐるみの上からメガネをクイッ、とあげる。
「我らモヒカンの戦力をそのままぶつけたのではデータから見ても撃退士達には勝てん。
複数のモヒカンでの一斉攻撃はどうだリーダー?」
「なるほど」
 リーダーはにやり、と笑みを浮かべると「好きにしろ」と答えた。
「と、いうことだルーネ君」
「りょーかい」
 笹緒の言葉を聞いて、ルーネは改めて指示を出す。
「力がないなら頭を使いな!いくら撃退士でも一人で大勢同時に相手はできないはずよ!」
 モヒカン達は彼女の言葉を聞き、一丸となってその刃を向けた。
 そんなモヒカン達に紛れる形で少女がひとり。
 春名 璃世(ja8279)だ。
(なんとか『アレ』を取り返せないかな?)
 彼女はちらり、と目線をリーダーに向けた。
 彼女は別に好き好んでモヒカン達に味方している訳ではない。
 『あるモノ』をリーダーに奪われている為、仕方なく手を貸しているのである。
(でも下手なことをしたら頭(かしら)に……)
 そんなことを考えながらモヒカン達と共に切りかかると、唐突に「俺の名を言ってみろ!」と大声が聞こえてきた。
「俺は非モテ孤高拳伝承者、若杉様だ!決してゴールキーパーじゃねぇぞ!」
 それは体から非モテのオーラを出しながら名乗りをあげる若杉 英斗(ja4230)であった。

(若杉くん!?)

「喰らえ!非モテ孤高拳奥義!『ごめんなさい、お友達でいま掌』!」
 英斗はモヒカンの腹部を素手で打ち付けると、
「おまえはもう非モテだ」
 その言葉を残して次のモヒカンにも同じように掌底を喰らわしていった。
「きらきら☆非モテ道の一撃を受けた者は生涯異性にモテることはない。
すなわち、貴様らはもう女の子に触れることすらできないのだ!」
 くわっ!と目を見開く英斗。
 そんな彼を璃世はただただ見続けていた。実は彼こそ彼女の想い人なのである。
 もし彼にリーダーに奪われた『アレ』を見られたら……。
(それは絶対に阻止しないと!)
 手に握る剣に力を込め、モヒカン達と共に切りかかった。
 そんな彼女の攻撃を受け止めると、英斗は「なぜだ!」と声をかけた。
「なぜあなたはモヒカンに力を貸す!?こんな世界だからこそ、みんなで力を合わせて行き抜かなくてはならないんだ!」
「……っ!」
 彼女は張り裂けそうな胸を抑えた。
「ごめんなさい!」
(なん……だと……)
 カッコいいこと言って非モテ脱却を狙った言葉が外れ、英斗は内心落ち込んでしまった。
(せっかくキリッ( っていう感じで決まったのになー……)
 そんなことを考えながら彼は璃世と鍔迫り合いを繰り返すのであった。
「ふむ。データ通りだな」
 モヒカン達が優勢になりつつある様子に笹緒はメガネをくい、と上げる。
 ルーネはそんな彼を褒め称えリーダーは高笑いをあげた。
 不意に、少女を締める力が弱まった。
「……今だ!」
 その言葉と同時にビルの物陰から千葉 真一(ja0070)が飛び出してきた。
 赤いマフラーの軌跡を残し、猛禽類のように機敏な動きでリーダーにたどり着いた真一は、
「返してもらうぞ、その子を」
 リーダーの腕へ『ルートアウト』の一撃を加える。
「ぐわぁ!?」
 鋭い稲妻のような閃光が飛び散り、リーダーは思わず大きく腕を振り払った。
 その瞬間、真一は少女を抱いてリーダーから距離を取る。
「怖かっただろう。だがもう大丈夫だ」
 今更になって恐怖がやってきたのだろう、少女は激しく泣き出した。
 そんな少女をあやしながら自警団に渡すと彼はきっ、と3人を睨みつけた。
「力持たぬ人々の願いに応え、ここに参上!天・拳・絶・闘、ゴウライガぁっ!!」
 そう大きく見得を切ると、彼の周囲から風が舞いあがった。
「いたいけな少女を人質にしてか弱き人々を苦しめる悪人共!この落とし前はつけさせてもらう!!」
「ちっ……このぉぉお!!」
 リーダーは人質という優位性を失い、それを奪った真一に対し咆哮をあげる。
 それを気迫を込めた眼差しで返すと、
「人質はもういないぜ!ここからは俺たちのターンだ!」
 真一始め撃退士達は一斉にモヒカン達に反撃を開始したのであった。
 と、突然一葉の手紙が戦場に舞い落ちる。
 それは真一が少女を助け出した時、一緒にリーダーの懐から飛び出したものであった。
「ん、なんだこれ?」
 英斗は目の前に落ちた手紙を拾い上げた。
「あ」
 璃世はかすかにうわずった声をあげてそれを掴もうとするが間に合わない。
 英斗は何とはなしに書かれている文字へと目を移した。
 そこには……。
「俺宛?えっと……『拝啓、敬愛なる……』」
「だ、だめー!!」
「おわ!?」
 璃世は飛んだ。
 そして英斗から手紙――ラブレターを奪い取ると、真っ赤な顔でリーダーへ向かっていった。
「あうぅ…リーダーの……リーダーの馬鹿っ!
持ってるならちゃんと持っててくださいこの筋肉ダルマっ!笑い方脳筋っ!!」
「な、なんだてめ……痛ぇ!?」
 大剣の腹でリーダーの尻目掛け思い切り振りかざす。
 ばしーん、ばしーんと、鈍い音が響きわたった。

●ヒャッハーとの戦闘

「こうなったら仕方ないわね」
 人質が奪われたのを見たルーネはリジルを構えて特攻を仕掛ける。
 そして撃退士達の目前まで近づいたその瞬間、
「さあ、おまえ達の悪行もこれまでだ!観念してここから出ていくんだな!」
 くるり、と回れ右をして剣の切っ先をモヒカン達に向けた。
 そしてルーネはふふり、と笑みを浮かべた。
「私はね……この機会を最初から待ってたのよ!(ドヤァ」
 白々しい告白と共にモヒカン達に刃を振るう。
 そんな彼女を見て、笹緒は「ふぅ」とため息をこぼした。
「ふん、身の程知らずが。リーダー、ここはこの私にお任せを」
 そう言って彼はルーネの前に立ちはだかる。
 そしておもむろに地面にうずくまると、
「この攻撃を受けてまともに立っていられた者は一人もいない!いくぞ必殺『搬堕牢輪愚』(ぱんだろうりんぐ)!」
 体を丸め、ゴロゴロと体を回転させた。
 そのまま一直線にルーネへと向かい直撃……かと思われた矢先。
「パンダは動物園に行け!」
 突如キャロライン・ベルナール(jb3415)が飛び出してきた。そしてアイトヴァラスの腹で回転する笹緒をゴルフのように弾き返す。
「なに!?」
 『インパクト』の乗った一撃でぱっかーん、と盛大に空を飛ぶ笹緒。
 それは10m100mと遠く、遠く……。
「バ、バカな……この私が勝利する確率は99.999%だった筈……なぜだー!」
 やがて笹緒はきらりん、という効果音と共にお星様となったのであった。
「無茶しやがって……しかし何とも奇妙な場所だなここは」
「「ヒャッハー!」」
 周囲のモヒカン共が騒いでいる。
「『力こそ正義』という……」
「「ヒャッハー!」」
「きみょ……」
「「ヒャッハー!」」
「……ええい、うるさい!!人が珍しくクソ真面目に今の状況を分析しようとしているというのに……っ!
ヒャッハーヒャッハーとやかましいぞ、貴様らぁ!!!」
 金髪の天使は怒りの声をあげてモヒカン達に襲いかかった。
 こうして人質が救出されたことにより、拠点は戦闘の渦へと巻き込まれていく。
 アデル・シルフィード(jb1802)は近寄ってくるモヒカンを『フォース』で弾き飛ばした。
「力も無いくせに粋がるなモヒカンめ」
 そして倒れていくモヒカンを掴むあげるもう1つの手。
 それは怒り顔で頬を膨らませる新崎 ふゆみ(ja8965)である。
「ふんっ!ふゆみ、ああゆーうっとうしいタイプのわるものだいっきらいなんだよね☆わっるぅい子に愛のビンタ!ビンタビンタ!☆」
 ぱんぱんとモヒカンの頬が赤く腫れあがるまでビンタを施すと、ふゆみは何を思ったのかモヒカンのズボンをおろした。
 そして、
「モヒカンみたいなわっるぅい子には……こうだっ★!ちぇすとー!!」
 怪しげな存在感を放つさんたさん(?)1/10フィギュアを掴むとずぶり、とモヒカンのケツへ突き刺した。
「ヒャッ、アッー!」
 モヒカンは恍惚の表情を浮かべて身悶える。
「てーんばーつてーきめぇーん★ミ」
 こうして嬉々とした表情でモヒカン達に怪しい人形をぶち込んでいくふゆみ。
 モヒカン達は恐怖のあまり尻を抑えて震え上がった。
「うわ、えげつない……」
 桝本 侑吾(ja8758)もなんとなくむず痒さを感じて尻を抑えた。
 同情を感じつつ気を取り直してクレイモアを構えると、
「いいから来いよモヒカン!せっかく休めると思った拠点でこんな面倒事起こしやがって……俺はとっとと終らせて休みたいんだよ!」
 モヒカン達に対して『挑発』を仕掛ける。
 雄たけびをあげて襲いかかるモヒカンの攻撃を受け流しながら、侑吾は返す刀でモヒカンの腹に蹴りを入れた。
 しかし倒れたモヒカンなど構うことなく、次々と新たなモヒカン達が殺到してくるのだった。
「ヒャッハー!ヒャッハー!うるせぇっての……っ!少しはボキャブラリー増やせよ」
 侑吾は大剣を振り回して周囲のモヒカンを殴り飛ばす。
 そしてある程度周囲が片付いたところで、
「うっし……こんなもんでいいかな。あとは頼んだぜみんなー」
 すっきりした、というような表情で拠点の片隅に向かうと彼は気だるげにごろり、と横になるのであった。

「汚物は消毒よヒャッハー」
 大剣を振るいながらモヒカンを率いて拠点を攻撃する田村 ケイ(ja0582)。
 周囲の盛大な「ヒャッハー」に比べて彼女の言葉はあくまでクールかつ無表情といった感じであった。
「人質は取られたら取り返すのよヒャッハー。適当に新しい人質を確保しなさいヒャッハー」
 彼女の言葉に従いモヒカン達は拠点に住まう人々を捕まえようと銃を構え襲いかかる。
 そしてビルの陰に隠れる少女をモヒカンが捕まえようとしたところで、
「待ってたわよモヒカン共」
 少女は突如モヒカンを殴り飛ばした。
 赤い髪をなびかせて少女――神喰 茜(ja0200)はケイ達に立ちはだかった。
「この拠点にいれば黙っててもお前らのような連中が来ると思ってたのよ。お前ら全員、刀の錆にしてあげる」
「なら、私はあなたを蜂の巣にするわヒャッハー。死になさいヒャッハー」
 ケイは静かにオートマチックを構える。
「やれるものなら……」
 茜も笑みを浮かべて刀の切っ先をケイに向けた。
「やってみなさい!」
 その言葉と同時に茜は目にも止まらぬ動きでモヒカン達をかき分け、ケイとの間合いを詰める。
 しかしその瞬間、彼女に眉間に銃口が押し付けられた。それはケイがカウンターに放つ『精密射撃』の一撃。
 乾いた銃声と同時に茜は瞬時に体を捻った。
 彼女の頬に一筋の血が流れ落ちる。
「簡単に私の血で化粧はできないわよヒャッハー」
「そうみたいね。なら、ここからは本気の勝負よ!」
 同時に、彼女の体に変化が起こった。
 赤い髪の毛は獅子の鬣のように黄金に輝き、彼女の体を纏う輝きは紅く染まる。
 それは彼女が「強者を切りたい」という渇望による変生。
「なにをしてるの?ヒャッハー」
 2人の戦いについていけず、ただ呆然と立っているモヒカン達にケイは指示を出した。
「一対多なのよヒャッハー。押さえつけちゃいなさいヒャッハー」
 モヒカン達は一斉に茜へと飛びついた。
「雑魚もまとめて相手になるよ。かかって来なさい」
 こうして神喰茜と田村ケイ(ヒャッハー)Withモヒカン達との戦いは火蓋が切られたのであった。

 モヒカンを揺らしながら桐生 水面(jb1590)は「ヒャッハー! 汚物は消毒や!」と満面の笑みを浮かべて『爆焔』をぶっぱなした。
 瓦礫が吹き飛び、ぱらぱらと宙を舞う。
 逃げ遅れていた道明寺 詩愛(ja3388)は「イヤー!!」と大げさに叫ぶと地面に倒れ伏した。
 避難を続ける人々は口々に彼女の安否を心配して声をかける。
 それを彼女は(ちょっとノリが過ぎたかなぁ)という気持ちで眺めるのであった。
 やがて彼女の傍に近づく一つの影。
 それは他でもない桐生水面であった。
「なんや、逃げ遅れた子供かいな」
 詩愛はぴくり、と耳を跳ね上げた。
(子供……?)

※道明寺詩愛は高等部3年生です。

(童顔、低身長、幼児体型と三拍子揃っているから??これでも18歳なのに……)
 どう見ても10代前半に見える体を怒りで震わせ彼女は立ち上がる。
 そして、
「食べ物が欲しいんですよね?でしたら特上の桜餅をプレゼントしてあげます!」
 アウルの力で空に大量の桜餅を浮かべると、彼女の周囲に絨毯爆撃のごとく叩き落した。
「うわ!な、なんや!」
 どっかんどっかん、と彗星のように桜餅が乱れ飛ぶ。水面は頭を押さえながら降りそそぐ桜餅から逃げ惑った。
「どんな時代でも『和菓子』を伝えるのが私の使命です!あなたにも教えてあげましょう!」
 同時に彼女を中心に『桜六花』と『桜舞』を展開。
 たちまち周囲には桜の葉の香りが漂い始めた。
「桜……安心して愛でられる時代が来ると信じて……」
「たしかに桜はいいもんやけど……!」
 水面はたまらず詩愛から離れるように逃げ出した。
「こうなったら……」
 そして手の平に球体状の炎を形作ると、
「爆ぜるは火球、夜影を彩る無数の焔!爆焔(ブラストフレア)!」
 目の前に花火のような爆発を起こした。
「きゃぁ!!」
 色とりどりの火花がはじけ飛び、思わず顔を覆った詩愛の頬を熱風が撫でる。
 そして彼女が目を開いた瞬間そこにあったのは、
「……モヒカン?」
 カツラのモヒカンが一つ地面に置かれているだけであった。

「今の内にスタコラサッサやで〜」
 水面はモヒカン(かつら)を放置し、拠点から逃げようとしていた。
 しかし、
「あで!?」
 彼女は急に目の前を壁で塞がれてしまった。
 いや、それは壁ではない。
 モヒカンリーダーの巨体であった。
「おいてめぇ、この忙しい時にどこへ行く気だ?」
 リーダーは水面の体を捕まえると、ぎりぎりと締め付け始めた。
「いたた……!」
 水面は痛みに顔を歪める。
「そこまでだお前達!」
 その瞬間、リーダーの腕目掛けて一個のヨーヨーが飛んできた。
「なに!?」
 ヨーヨーの直撃に思わず手を水面から離すリーダー。
 その隙に水面は彼の腕から逃れ拠点の端まで一目散に走っていった。
「鉄仮面に捕らわれて十と六つ」
 リーダーがヨーヨーの飛んできた方へ振り向くと、そこにはフルフェイスの鉄仮面で顔を覆う少女の姿があった。
「受けた恩は必ず返す……ボクの名を言ってみろぉ!」
「ふざけやがって!」
 モヒカンリーダーはメリケンサックを嵌めた手で少女の顔面を殴りつけた。甲高い音が響くと同時に鉄仮面が割れて中の素顔が露わになる。
 黄金に煌く髪の毛が風に吹かれて撒き上がった。
「ボクの名前は犬乃さんぽ!ニンジャ神拳伝承者犬乃さんぽ様だ!」
 犬乃 さんぽ(ja1272)はヨーヨーを構えるとリーダーに名乗りをあげた。
「この世に邪悪がはびこる時!必ず現れる希望の闘士、撃退士<ニンジャ>として!
そして鉄仮面を被せられて大地を彷徨っていたボクを助けてくれた拠点の人たちの為に――ボクはおまえを倒す!」
 さんぽは「コオォ……」と息を吸い込むと、
「ほぁたァ!」
 手にしたヨーヨーを投げつけた。それはまるで弾丸のような速度でリーダーの胸元に命中し、皮膚にめり込む。
 そしてヨーヨーについた糸を引き寄せると、手元でループさせて勢いそのままに再びリーダーへ繰り出した。
「おごぉぉ!」
 何度も何度もループを繰り返し、そのたびに速度と威力を増すヨーヨー。
 やがてそれはリーダーに致命的なダメージを与えていく。
「ニンジャ神拳、ヨーヨー100連打!」
 その言葉と同時にリーダーを弾き飛ばすさんぽ。
 彼女がぱしん、とヨーヨーを手に戻した瞬間、
「あばがばああぁ!!」
 リーダーは断末魔の声をあげ、地面に倒れ伏したのであった。

●まさかの第三勢力
 
 いきなり拠点の中心でドゴォ、と大きな爆発が起こった。

「力がルールじゃない!あたい達こそルールよ!」
 きらきらと氷の結晶が舞い散る中、崩れたビルの屋上に立つ雪室 チルル(ja0220)は再び武器に力を込め、二発目の『ブリザードキャノン』をチャージする。
「今更ながらあけましておめでとう!ということで種籾よこせー!」
 発射されたキャノンは氷の軌跡を残して拠点を直撃。
 爆音を立てて逃げ惑うモヒカン達を空中へと放り上げた。
 そして彼女の傍らに立って余裕の表情を見せるのは米泥<こめでぃ>国女王カタリナ(ja5119)。
「さあおまえ達!この混乱に乗じて種籾を……」
 言って気づく。
「……あら?」
 本来ならモヒカンと撃退士達の戦闘中に乱入するつもりだった米泥国。
 しかしモヒカンとの戦いはたった今終わったばかりなのだ。
「えぇー……ま、まぁ、とりあえず漁夫りましょうぜ、女王!」
「こまけーこたぁしったこっちゃねーぜ女王!」
 君田 夢野(ja0561)と火之煌 御津羽(ja9999)は気を取り直して女王に進言した。
「……そ、そうね!彼らも戦いの後で疲労してるハズ、狙うなら今しかないッ」
 マントをばさぁ、と翻して彼女は手を振り上げた。
「さあ、やっておしまい!」
「ひゃっはー!」
 女王の言葉を聞いて、いの一番にビルから壁伝いに降りる夢野。
 彼はスキンヘッドを輝かせながら着地すると、トランペット型の火炎放射器を構えつつ居並ぶ撃退士達を見回した。
「さぁ、消毒されたいヤツから出てきな!この火炎放射器で燃やし尽くしてやる!」
 その隣に同じように降り立った御津羽は、
「さあ、華麗に爆ぜろ!ファイナルブラストバーン!!」
 燃えるような大剣をかざして立ち上がるのだった。
 その瞬間、
「べさぼっ!?」
「あだだ!?」
 ずどどど、と2人に氷柱のシャワーが降り注ぐ。
「いつの時代もヒーローは居るよ、助けを求める人が消えない限りね」
 『光の翼』で上空を飛翔していたアデル・リーヴィス(jb2538)はふふ、と形だけ笑いかけた。
 なんという不意討ちヒーロー。
「モヒカンの他に敵がいる可能性は考えていたが……見事に的中したな」
 彼女の攻撃に合わせて影野 恭弥(ja0018)はゆっくりと2人の前に歩み出た。
「げぇ、影野恭弥!?」
「くそ、このままやられて……おわっ!?」
 夢野と御津羽の足元に恭弥は銃を連発する。
 上空からアデルも『エナジーアロー』で追撃をかけた。
 さながらダンスを踊っているかのように2人は逃げ続けるのであった。
「この世にモヒカンもスキンヘッドも栄えた試しはない……喰らえ」
 そして彼は2人目掛けて『ナパームショット』を撃ち込む。
 拠点に再び爆音が響いたのであった。
 それを見下ろしながら「ふっ、仕方ない」とカタリナ女王は呟く。
「今日のところはこの位にしてあげるわ」
「この位にしてあげるわ!……って、今更だけど種籾ってなに?種を揉んでどうするの?」
 そんな言葉を残して拠点から去ろうとするチルルとカタリナ女王。
 しかし上空から術の雨霰を降らしていたアデルが「待って」と彼女達の前に降り立った。
「このまま帰れると思う?」
 彼女は手にした魔法書を開くと魔力を込めた。
「たしかに力は正義ね。でも、悪に使うのは決して正義とは呼べないでしょ?
ヒーローとしての力の正義を教えてあげるよ」
「いいわ」
 その言葉を聞いてカタリナはマントを外すと、
「私の奥義を見せてやるから、覚悟なさいッ」
 右手に眩い光を纏わせ一気にアデルへと接近するのであった。
 その一方、
「こんな所でおとなしく捕まるなんざ勘弁だぜ……」
 ナパームの煙が晴れると同時によろよろと立ち上がる御津羽。
「ほぅ、まだ立ち上がるか」
 その姿を見て恭弥は指を噛み切る。
「俺の間合いに入ったら、切るぞ」
 溢れた血液が凝縮し、一振りの刀のような形状を作り出した。
「うおぉっ!!」
 御津羽は恭弥に剣を振りかぶると、長身と剣のリーチを活かして切りかかる。
「ふ……」
 恭弥は軽くかわした。
 そして、
「あ」
 御津羽の剣は恭弥の傍にあったビルを支える柱を叩き切った。
「きゃ!」
「な、なに!?」
 ビルの上にいたカタリナとアデルは突然の揺れに態勢を崩した。
「これ……ビルが崩れてない!?」
 チルルは必死に柱に捕まって体を支えた。
 そしてアデルはというと、
「えい」
 『光の翼』で悠々と飛んで逃げていったのであった。
「あ、ちょ、きゃぁ!?」
 ビルの揺れはさらに激しくなる。
 こうなったら……。
「しかたない……チルル」
「はいな、女王様」
「飛び降りるわよッ!」
「え゛え゛!?」
 もう迷う時間は少しもない。
「夢の中とはいえこんな所で死にたくはないでしょう?」
「そ、そんなメタなこと……」
「いいから早くッ!」
 そう言うとカタリナは『小天使の翼』を広げてチルルを抱える。
「私の生涯に一片の悔いもなし!」
「あ、あたいも……さらばだ!今年もよろしく!」
 2人揃って地面へと降りていった。
 その落下地点には……。
「やべェ、逃げろ!」
 ビルを傾かせた張本人である御津羽が丁度良いタイミングで通り掛かったのであった。

 こうして撃退士達の活躍によって拠点は守られた。
 傷付いた者達もいるものの人々は再び手を取り合い希望と共に生きていくだろう。
 荒れ果てた世界を生きる者として。


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:11人

God of Snipe・
影野 恭弥(ja0018)

卒業 男 インフィルトレイター
天拳絶闘ゴウライガ・
千葉 真一(ja0070)

大学部4年3組 男 阿修羅
血花繚乱・
神喰 茜(ja0200)

大学部2年45組 女 阿修羅
伝説の撃退士・
雪室 チルル(ja0220)

大学部1年4組 女 ルインズブレイド
パンダヶ原学園長・
下妻笹緒(ja0544)

卒業 男 ダアト
Blue Sphere Ballad・
君田 夢野(ja0561)

卒業 男 ルインズブレイド
cordierite・
田村 ケイ(ja0582)

大学部6年320組 女 インフィルトレイター
函館の思い出ひとつ・
穂原多門(ja0895)

大学部6年234組 男 ディバインナイト
ヨーヨー美少女(♂)・
犬乃 さんぽ(ja1272)

大学部4年5組 男 鬼道忍軍
歌謡い・
亀山 淳紅(ja2261)

卒業 男 ダアト
誠士郎の花嫁・
青戸ルーネ(ja3012)

大学部4年21組 女 ルインズブレイド
悪戯☆ホラーシスターズ・
道明寺 詩愛(ja3388)

大学部5年169組 女 アストラルヴァンガード
ブレイブハート・
若杉 英斗(ja4230)

大学部4年4組 男 ディバインナイト
聖槍を使いし者・
カタリナ(ja5119)

大学部7年95組 女 ディバインナイト
前を向いて、未来へ・
Rehni Nam(ja5283)

卒業 女 アストラルヴァンガード
祈りの心盾・
春名 璃世(ja8279)

大学部5年289組 女 ディバインナイト
我が身不退転・
桝本 侑吾(ja8758)

卒業 男 ルインズブレイド
ひょっとこ仮面参上☆ミ・
新崎 ふゆみ(ja8965)

大学部2年141組 女 阿修羅
荒れ果てた世界で生きる・
火之煌 御津羽(ja9999)

大学部7年325組 女 ルインズブレイド
夜を紡ぎし翠闇の魔人・
鑑夜 翠月(jb0681)

大学部3年267組 男 ナイトウォーカー
夢幻の闇に踊る・
桐生 水面(jb1590)

大学部1年255組 女 ナイトウォーカー
魔を祓う刃たち・
アデル・シルフィード(jb1802)

大学部7年260組 男 ディバインナイト
対偶の英雄・
アデル・リーヴィス(jb2538)

大学部6年81組 女 ダアト
守護天使・
イリン・フーダット(jb2959)

卒業 男 ディバインナイト
心の受け皿・
キャロライン・ベルナール(jb3415)

大学部8年3組 女 アストラルヴァンガード