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マスター:スタジオI
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2014/10/28


みんなの思い出



オープニング


 三橋重工元会長、三橋宝蔵の邸宅。
 病魔に侵され、今まさに臨終を迎えようとしている白髪の老人・三橋。
 彼は、寝台に横たわったまま、傍らに控える執事に語りかけた。
「セバスチャンよ、儂には一つだけ心残りがある……」
「何でございましょうか旦那様?」
 スキンヘッドに執事服の大男が、三橋に恭しくお辞儀をする、
「わからぬか?」
「私如きには、旦那様のお心は伺いしれませぬ」
 本当はわかっているつもりのセバスチャンだったが、長年の忠誠と、死にゆくものへの優しさからあえてそれを口にしなかった。
「旦那様は、人が望みうる全てを手に入れた方のように思えます、人生に何の不満があったのでしょうか?」
 三橋は、貧しい生まれにも関わらず努力を重ね、一介のサラリーマンから出世の階を積み重ね、三橋重工の社長となり、さらには会社を大成長させた。
 いわば立志伝中の人物である。
 仲睦まじかった妻も一昨年、先に旅立った。
 数年前に会社を譲った息子たちも、手を取り合って今や立派に三橋重工を盛り立てている。
 世間から見れば、何の欠損もない人生に思えるだろう。
 だが、三橋にしてみれば土台から欠けた、虚しい人生だったのだ。


「儂の心残り――それは、二次元の世界で暮らせなかった事じゃ」
 そう来たか――セバスチャンは、器の違いを思い知らされた。
 主人・三橋の心残りとは、せいぜい、執心している美少女アニメの続編が見られなかったとか、今年は晴海に行けなかったとか、そんなところだろうと思っていたのである。
 だが、実際にはまるで次元が違っていた。
「現役時代は、毎朝、わざと遅く起きて、トーストを咥えながら会社に走ってみたが、結局、曲がり角で美少女にぶつかる事はなかった。 家に言葉を話すマスコット生物が棲みつく事もなかった。 一日に何度もシャワーを浴びたが、生き別れた妹がいつの間にか先に入っていてキャーという事もなかった。 ドラ猫に魚を咥えさせて何匹も放してみたが、裸足で駆けてゆく愉快な主婦はついに現れなんだ……」
「まことに、無念――無念でございます、旦那様――」
 シクシクと泣くセバスチャン。
 いろんな意味で涙を禁じ得なかった。
「セバスチャンよ、この辺りの土地は買い占めてあるな」
「はい、以前よりすでに」
「ならば儂の死後、私財を投じて、この町をアニメ地区とせよ。 アニメチックな事ばかりが起こる、アニメ地区にな――儂の魂はそれを見届けた時、初めて真の弔いを得よう」
 三橋は静かに目を閉じ、以後、永久に言葉を語る事はなくなった。
 だが、彼の魂は未だ、この世を彷徨っている。
 弔いのため、セバスチャンは近隣をアニメ地区として改造せねばならなくなった。


リプレイ本文


 アニメチック、それは日常に突如巻き起こる非日常。
 アニメ地区は、それを恣意的に日常化させている地区である。

 この地区の一角に七美荘というアパートがある。
 その住人の一人が金髪碧眼の優等生、アイリス・レイバルド(jb1510)だ。
 彼女は朝五時起床し、一日の準備を済ませ食堂で朝食をとった。
「うん、今日も美味だな。 ご馳走様」
 登校は日傘を差して優雅に行う。
 なぜ晩秋の早朝に、日傘がいるのか疑問があろうが、アニメ地区ではキャラクター性が何より優先。
 理屈などゴミ以下である。

「また顔無し黒コートが出たんですって」
 顔無し黒コートとは顔のない怪人物が出ると言う都市伝説である。
 狂笑とともに闇の中からゆらりと現れ、蛇や蜘蛛のような粘着質でおぞましい動きで、見た者を叩きのめすという。
「またですか、いやですわ、アイリス先輩お聴きになりました?」
 ここはオカルト部。
 部長であるアイリスは噂話に構わず、水晶玉に手を翳し続けている。
「いや、興味ないな」
 こういうキャラには当然、裏の顔がある。
 アニメのお約束である。

 アイリスの場合、その顔無し黒コート本人だったりする。
「ジジィ、脚が悪いのか? 天才の俺が治してやろう、ほれ、このツボだ!」
「たわば!」
「んー? 間違ったかなー?」
 路地裏で、どっかで見たような悪人が首を傾げている。
 それを目撃したアイリスは、黒コートと、変声機付きの黒い仮面を身に着けた。
 “狂笑“のSEを再生する。 
『ヒャッハー』
 ファイル選択をミスって、アイリスの方が三下悪党みたいになってしまった。
「誰だ!?」
『闇ニ食ワレル覚悟ハアルカ?』
 闇の中から、ゆらりと姿を現す黒マント。
「なんだ、てめぇは!? 俺が県大会準優勝チームの副主将だと知ってのことか!?」
 中途半端に強そうな肩書きを持ち出す悪党。
 第一話の敵のお約束である。
『残念、君ノ物語ハココデ終ワリノヨウダ』
 “キミは、二話以降で仲間になるタイプの一話ボスではないよ”と教えてやるアイリス。
 『終わるのはテメェだ! 俺の謎拳法を見せてやる!』
 襲い掛かってきた悪党に、アイリスは粒子人形を放った。
 刃の羽根で悪党の服をズタズタに切り刻む。
「おたすけー!」
 素っ裸で逃げ出す悪党。
 やりすぎてはいけない。
 彼もアニメ地区に住むエキストラさんである。
『悪党ノ血ノ方ガ、イイ贄ニナル』
 戦いの後、キメ台詞は忘れない。
 これもアニメのお約束である。


 アニメ地区には、某国秘密情報部の諜報部員なんてものが普通に歩いていたりする。
 黒髪ロングに黒スーツ、長身痩躯の諜報部員は獲物を見付けると、キッと睨み付けた。
 すると眼力がバチバチと作用して、惚れ薬でもかがされたかのように、獲物の頬が赤らむのである。
「なんて素敵な女性ですの」
「まさに、美しさは罪ですわ」
 眼力を向けられたのは、女子小学生。
 諜報部員は雁久良 霧依(jb0827)、別名“美幼女殺し“。
 霧依は幼女の顎を掴むと、引き寄せてキスをする。
「近くにいいホテルがあるわ♪ 食事でもしながらゆっくり休みましょう♪」
 メロメロになった幼女を連れ去ろうとすると、
「霧依〜! 任務中ではなかったのか〜」
 メラメラと嫉妬の炎を瞳に燃やす、黒髪幼女が現れる。
 霧依の恋人、八塚 小萩(ja0676)だ。
 本格エロ展開に突入しようとすると、それを阻止するキャラが出てくる。
 これもアニメのお約束である。
「は、話せばわかるの〜♪」
「この浮気者がー!」
 小萩に鞭でビシバシ叩かれる霧依。
 本来、激痛の余り数発でショック死するという鞭がギャグアイテム。
 これもアニメのお約束である。

 小萩が通う西明学園小等部は、ありえない程のスパルタである。
 成績が下位の者は張付けにされ、気を失うまで石を投げつけられる校則だ。
「いやだぁ! 許してー」
 泣きわめく子供たちを、DQN教師が校庭に引きずり出す。
「ワッハハッ! お粗末な脳みそに産んだ親を呪うがいい!」
 その教師の前に、小萩が立ち塞がる。
「待て、折檻は、妾一人で受ける!」
「小萩か! だが、成績最下位のお前が罰を受けるのは当然の事!」
「ならば、これでよかろう」
 小萩は、来ていた服を脱ぎ捨てた。
「むひょ〜!」
 目をハートにし、鼻血をブーと出すDQN教師。
「よ、よし、パンツも脱いだらお前の申し出を聞いてやろう」
「くっ!」
 屈辱に耐えながらショーツを脱ぎ、窓の外へと投げ捨てる小萩。
「ガハハッ! 良い眺めだ、張付けにして存分にいたぶってやる!」

 小萩が投げたショーツは、たまたま小学校の周りをうろうろしていた霧依の顔に、たまたま貼りついた。
「フォオオオ!」

 校庭に張付けにされた小萩。
 彼女に石が投げつけられようとした時、裸に顔面ショーツという出で立ちの痴女が現れた。
「体は誰でも知っている! 結構変態な仮面、参上!」
 豊満な肢体に女児童たちが、黄色い声をあげる。
「きゃー! 素敵!」
「結構変態なお姉様ー!」
 お楽しみに水を差され、いきり立つ教師。
「邪魔をするな!」
 石を投げられるが、それを大胆な開脚ジャンプでかわす。
「き、消えた!?」
 結構変態な仮面の姿は見当たらない。
「逃げたか、不審者め!」
 安心した教師の上に、突然、巨大で柔らかな何かが降ってきた。
「な、なんだ? 大きな桃がドンブラコと......」
「それは私の御居処さんよ♪」
 ヒップアタックで教師たちをKO。
 小萩を十字架から解放して、風のように去ってゆく。
「はにゃあん......結構変態なお姉様ぁ♪」
 体は丸出し、顔だって半分見えているのだが、小萩は、その正体に気付いていない。
 ヒーローの正体は追及しない。
 これもアニメのお約束である。


 アイリスの住む七美荘には、他にも三人の住人が住んでいる。
 まずはイギリスからの留学生、長谷川アレクサンドラみずほ(jb4139)。
「もうこんな時間! 急がないと遅刻してしまいますわ!」
 急いで玄関から飛び出したみずほ。
 何もないところで転ぶ。
「きゃあ!」
「わ!」
 そこへ、平凡な眼鏡少年・袋井 雅人(jb1469)が出てきて、転びかけたみずほの両胸を、ぐにゅっと鷲掴みにしてしまう。
 日常ラキスケ、これもアニメのお約束である。
「きゃー! えっちですわー!」
 みずほのアッパーが空高く、袋井を飛ばす。
 いくら撃退士でも死んでしまう高度まで飛んでいるが、アニメ地区の住人が落下地点を計測し、もう一人の住人をスタンバらせている。
「……この辺りでしょうかぁ……」
「あと北に三十センチ、西に二十センチ移動して下さい」
 ドンぴしゃな地点に袋井が落ちてくる。
「……おぉ……」
 ボヨンと巨大ボインちゃん、月乃宮 恋音(jb1221)の胸に落下!
 クッションで助かる袋井。
「いやー、恋音は今日も魅力的ですねー。 今後も末永くよろしくお願いしますね」
 死にかけたのに、何事もなかったかのように上機嫌な袋井。
「……はい、おはようさんですよぉ……」
 恋音の方も恋音の方で、のんびりしたものである。
 死にかけイベントは、日常茶飯事。
 これもアニメのお約束である。

 七美荘の住人には、全員、裏の顔が用意されている。
 国連裏機関の秘密工作員で、いわゆる“七つの大罪”の一つをコードネームに与えられている。
 なぜ高校生にそんな重大な仕事を与えるのか、全くわけのわからない組織だが、重職を担う人間が学生なのは、アニメのお約束である。
 そして、“憤怒”袋井は今、アイリスの謎を探る任務を帯びている。
 授業を抜け出し、アイリスの所属するオカルト部の部室に侵入する。
「もし情報通り、アイリスさんの正体が黒コートなら、ここに何かを隠しているかもしれません」
 オカルト部のドアを開けると――。
「きゃー! 出て入って下さいまし!」
 みずほが着替え中で、白下着姿を眩く晒している。
 ワンツーからの左フック、右アッパーのコンビネーションでふっ飛ばされる袋井。
「ぐはっ!」
 窓ガラスを突き破って校庭にまで飛ばされる。
 体育の授業を受けていた体操着ブルマ姿の恋音の胸の上に、約束通り落下した。
「ハッハハ、恋音の胸は救命マットですねぇ」
「……(ふるふる)……」
 なぜ、オカルト部にみずほがいたのか?
 そこでなぜ着替えていたのか?
 そんな、整合性なんかよりサービス優先。
 設定破綻しても勢いで進んだほうが、面白い。
 これもアニメのお約束である。

 そろそろ巨悪を登場させる。
 名前は“T”。
 極右政治家である。
 右とか左とか言い始めるとネットが荒れるので、今回は国家の深淵に関する重大な秘密を握っている事にする。
 Tはその秘密を使って、西明学園の校長をゆすっていた。
「校長、中学生以上の生徒にも成績下位者は素っ裸にして、石を投げつける謎校則を導入なさい。 従わないなら謎権力で酷い目に遭わせますよ」
「し、しかし、中学生ともなると胸の大きい子もいます。 素っ裸はシャレにならないのでは!?」
「今は小学生を裸にした方が問題あるんです! つまり、現時点で貴方はもう手遅れ!」
「し、しまったぁ! 一昔前のアニメ倫理で校則を作っていたぁ!」
 頭を抱えると、ヅラが外れてハゲ頭になる校長。
 校長の髪型はカツラか、ハゲ頭。
 これもアニメのお約束である。
「……失礼しますぅ、お茶を煎れてきましたぁ……」
 そんな校長室に、トレイに紅茶を乗せた恋音が入ってくる。
 Tの前で、ポットからカップに紅茶を注ぐ恋音。
 巨大過ぎる胸が、動かなくてもたわむたわむ!
 Tが、スケベ目でそれを眺める。
「近頃の娘の発育は、実にけしからん」
「……お茶が飲みごろですぅ……どうぞぉ……」
 恋音の胸を横目に眺めながら、紅茶を口にするT。
 すると、Tの目がとろぉんとしてくる。
 紅茶に、薬物が仕込まれていたのだ。
 工作員“色欲”としての顔を露わにする恋音。
「……貴方の知っている国家深淵の秘密を教えて下さいぃ……」
「そ、それは……ダメだ! “あのお方”が……もし秘密を喋ったら……ひい、想像するだに恐ろしい!」
 アニメの定番“あのお方”がここにも登場した。
「……喋ってくれたら、おっぱいを触らせてあげますぅ……」
「喋ろう!」
 救命マットにもなれば、自白剤以上の自白剤にもなる。
 万能にして無敵の存在。
 それがアニメ巨乳キャラのおっぱいである。

「……なんとぉ、そんな秘密がぁ、驚きましたぁ……」
 秘密の部分はあえてカットする。
 秘密は秘密である間が、魅力的。
 明かされてみると、大概の重要設定は大した内容ではない。
「さあ、喋ったんだ! そのおっぱいを鷲掴みにさせてくれ!」
 恋音の胸に手を伸ばすT。
 そこに、謎の男が飛び込んでくる。
「ふおおおおおっ、私の名はラブコメ仮面! 七つの大罪のうち憤怒を司る者だ! さあ私の弓の的になるがいい!!」
 弓矢で、Tを狙うラブコメ仮面。
 だが、Tはみずほを人質にとった。
「きゃー! わたくしは紅茶の匂いに誘われて来ただけですのに、なんですの!?」
「触らせてくれないなら、そっちの女に比べればひんぬーだが、この女の乳で妥協するぞ!」
「ふおおっ! おっぱいを人質にとられては、ラブコメ仮面は手が出せない!」
 だが、みずほは怒りのExecutioner Blowを叩き込み、Tを自ら死刑執行した。
「わたくしをひんぬーって言いましたわね? 恋音さんが規格外なだけで、お胸は豊かですわ! 実は、わたくしも七つの大罪で嫉妬ですのよ!」
 助けに来たヒーローより、助けられたヒロインの方が強い。
 これもアニメのお約束である。


 そんな西明学園にも生徒会長が存在する。
 高等部二年A組の咲魔 聡一(jb9491)だ。
 彼は、哲学部という部活を起ち上げたのだが、部員が集まらず、一定期間内に五人部員を集めないと廃部になるという、アニメで最もありがちな設定に苦しめられていた。
 すったもんだのあげく集めたのが、一年生の袋井、その双子の妹アイリス、袋井の幼馴染の恋音、転校生のみずほだった。
 ある日、咲魔は部室に、袋井を呼び付けた。
「三橋くん、キミの幼馴染だが、胸の大さに反比例して成績が宜しくない」
「部長、私、袋井なんですが」
「安心したまえ、生徒会長権限でキミ及び、キミの一族を三橋姓に改名しておいた。もはや日本に、キミを袋井と呼ぶものは存在しない」
「そんな無茶な!?」
 生徒会長の権限は絶大、これもアニメのお約束である。

「部員の中に成績不振者がいるのは、諸学問の開祖たる哲学部の沽券に係わる!」
 そんな理由で、部員全員を、自らの邸宅に集める咲魔。
「部長は、常に学年トップの成績を維持していらっしゃいますが、どのようなにお勉強法を?」
 みずほの問いに、咲魔が答える。
「優秀な家庭教師がいるのだ、その先生を皆のために呼んでおいた 恋音くんは彼女に勉強を習いたまえ」
 ハンドベルで家庭教師を呼ぶ咲魔。
「はぁい、霧依先生よ♪」
 白衣にマイクロビキニの家庭教師が現れる。
 さっき、諜報員か何かをやっていた気がするが、職業を一人のキャラが複数兼務しているのも、アニメのお約束である。
「凄い先生だが、連れている子供は何なのだ?」
 アイリスが、霧依の背中に張り付いている小萩を見て尋ねた。
「幼女の香りは酸素なの♪ 先生、幼女がそばにいないと死んじゃう病気なのよ♪」
「先生、実に哲学的な回答です」
 眼鏡の奥の目を鋭く光らせ、哲学部部長としてのキャラを立てる咲魔。
「大丈夫よ、恋音ちゃん♪ 胸が大きくても美味しく食べてあげるわ♪」
「……(ふるふる)……」
 霧依の眼力に怯える恋音。
「恋音が嫌なら、仕方ありません、私が先生に食べられましょう!」
 自ら犠牲の羊になる事を申し出る袋井、改め三橋。
「三橋さん、ハレンチですわ!」
 右アッパーで、三橋を天井に叩きつけるみずほ。
「げふっ」
 噴き出た鼻血が、咲魔の眼鏡に飛ぶ。
「何で痴話喧嘩になるんだ? お陰で眼鏡が汚れたじゃないか」
 眼鏡をとる咲魔。
「ん、皆、俺を見つめてどうした? 顔に何か付いてるか?(☆_ゝ ☆)」
 眼鏡をとると、超美形。
 これもアニメのお約束である。


 その時、眼鏡から何かがふっと抜けて飛び出した。
 咲魔の眼鏡ではなく、三橋の眼鏡からである。
 天に昇ってゆくそれを、カシャカシャとデジカメで撮影するアイリス。
「リアル成仏が観察できると聞いて、ここに来たのだ」
 デジカメには、“人の顔に見えなくもない”光の屈折が映っていた。
「……これが大富豪・三橋さんの魂なのでしょうかぁ……」
「そういえばそういう任務でしたね、ラブコメ生活が楽しくって忘れてましたよ、ハハハッ」
「はい、それで袋井先輩を三橋と呼ばせて頂いていたわけです」
「咲魔くんは、三橋さんをアニメの登場人物気分にさせて、スッキリとイカせたのね♪」
「その通りです、皆さん、失礼いたしました」
 任務を遂げた咲魔は、素に戻っている。
 楽しくアニメを見た後は、現実に戻って頑張ろう。
 これはアニメと、アニメが大好きな皆とのお約束である。


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: ラブコメ仮面・袋井 雅人(jb1469)
 そして時は動き出す・咲魔 聡一(jb9491)
重体: −
面白かった!:6人

群馬の旗を蒼天に掲げ・
雁久良 霧依(jb0827)

卒業 女 アストラルヴァンガード
大祭神乳神様・
月乃宮 恋音(jb1221)

大学部2年2組 女 ダアト
ラブコメ仮面・
袋井 雅人(jb1469)

大学部4年2組 男 ナイトウォーカー
深淵を開くもの・
アイリス・レイバルド(jb1510)

大学部4年147組 女 アストラルヴァンガード
勇気を示す背中・
長谷川アレクサンドラみずほ(jb4139)

大学部4年7組 女 阿修羅
そして時は動き出す・
咲魔 聡一(jb9491)

大学部2年4組 男 アカシックレコーダー:タイプB