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マスター:水音 流
シナリオ形態:イベント
難易度:普通
参加人数:25人
サポート:4人
リプレイ完成日時:2014/07/08


みんなの思い出



オープニング

 ――とある山岳部の特設ステージ。
 マイクのスイッチが入れられ、キィンとスピーカーが鳴る。

『…あー、テステス』

 音量を確かめた斡旋所男性職員――八嶋――は、カメラスタッフの出したOKサインを見て改めて声を張り上げた。

『第?回! 久遠ヶ原大光纏コンテストー!』

 ステージ両脇でドパーン!と花火が上がり、金銀の紙吹雪が盛大に舞い散る。

『さあ始まりました! 斡旋所支部主催による第?回、光纏コンテスト! 司会はわたくし、斡旋所職員の八嶋と――』
『オペレーターのオペ子です』

 いつもの眠たげ半目薄表情(頭上に小次郎完備)でマイクを鳴らすオペ子。

『本日は特設ステージから中継でお送りしております。さてさて、さっそく本大会の趣旨についてご説明しましょうかね。オペ子ちゃん、よろしくお願いします』
『光纏してください』
『はい、とても分かりやすくて物足りない説明ありがとうございまーす。僭越ながらわたくし八嶋が補足したいと思いますー』

 ルールは簡単。光纏エフェクトを可視化させて、審査員にアピールするだけ。

『ただし! 普通に光纏するだけじゃつまらないですよね? というわけで、少し離れた平野区間に特設セットを用意してあります。現場の局長さーん?』

 カメラの映像が切り替わり――

『――あー、こ、こちらアスレチックステージ会場だ…です』

 慣れない口調と役回りにキョどりながら、イヤホンを押さえて恥ずかしそうカメラ目線で返事をする局長。

『こ、このアスレチックステージでは、光纏エフェクトをアピールしながらパフォーマンスを行う為の、大掛かりなアトラクションが――』
『え? 巻きで頼む? あー、ごめんなさい時間が押してるみたいなんで中継戻しますー』
『なっ!?』

 局長が頭に『Σマーク』を浮かべてガシッとカメラに掴みかかる。

『ちょっと待て! お前とオペ子がどうしてもと言うから引き受けてやったのに何だこの扱いは! おい八嶋! 八しm』

 ブツッ
『はいそれじゃ、本日の審査員を紹介したいと思いますー』

 八嶋がステージ右側へと視線を促す。
 そこには、クイズ番組の回答席のような卓に座る、見知った顔の人物達。

『まずはトイレ大好き嘉島 大地さんと、相棒のはぐれ悪魔ベルさん』
「詰まった時はいつでも呼んでくれ」
「ヴァ! ヴァ!」

『続いて、BrOに費やした金額でそろそろ家が買えそうな廃プレイヤー豚侍さん達と、BrO新人スタッフのヒメさん』
「否!」
「お金なんかよりも大事なものがあるでござ候!」
「然り!」
「あ、あのすみません、わ、私なにをすれば良いのか、き、聞かされてないんですけど……」

『続いてこの人、メガネさん』
「それ名前じゃないよね!? 特徴だよね!? てか眼鏡かけてる人ほかにも結構いるよね!?」

『そして最後は、オペ子ちゃんのお家のお掃除ロボ、ロペ子ちゃん』
「ワックス掛ケモ デキマス」
『あ、ちなみに本物のオペ子ちゃんには特別審査員としても参加してもらいます』
『よろしくお願いします』

 順々に参加者を映していたカメラが、八嶋へと戻る。

『見事MVPを勝ち取ったヒトには賞金として1万久遠が贈られますので、皆さん頑張って上位を目指してください。ただし、残念ながら入賞を逃した場合は1久遠も貰えません……が!』

 でーでん!と効果音が鳴り、画面が揺れる。

『なんと今回、とある宿泊施設さんからのご好意により、会場に来てくれたヒト全員に『豪華リゾート地ご招待券』が参加賞としてプレゼントされます! すごい!!』

 「ワー!」とどこからともなく歓声エフェクトが掛かり、八嶋やオペ子や審査員メンバーがパチパチと拍手。

『会場には、お食事処として中華飯店『猫鍋亭』さんも出張営業に来てくれているので、お腹が空いたヒトは是非ご利用ください』
「中華おいしいアルヨー!」
「チャーハン作るよ!」

 調理番組顔負けの厨房セットに立って大鍋を振るう、店長と芳野 絵美。
 映像はクレーンカメラの頭上アングルへと変わり、

『それでは、張り切って盛り上がっていきましょう!』

 再度、大きな花火が上がった。。


リプレイ本文

「エンターテイメントとしての光纏…今後はそうした技術も必要になってくるのでしょうかね」

 呟く沙 月子(ja1773)が向かった先は、食事処の猫鍋亭エリア。

「いらっしゃいアルヨ!」
「チャーハンあるよ!」

 店長と絵美を見て、ふと思いつく。
 そうだアイアンシェフになろう。

 月子は店長に申し出て、厨房の手伝いを始める。

「あ、光纏しないといけないんでしたね」

 思い出してアウルを活性。黒い焔のようなオーラが勢いよく噴き上が――らない。

 プスンプスン…チロチロ……
 燃料切れかけのストーブのような焔。

「体調でも悪いアルか?」
「実戦じゃないのでどうにも…気分が乗らないというか…スリルが物足りないというか…」

 イマイチ調子が上がらない。

「でも料理は得意です。任せてください」

 彼女は黒炎をチロチロ揺らしながら、ドラム缶のような大鍋に掻き混ぜ棒を突っ込んでぐつぐつ煮込みを始める。

「美味しくな〜れ〜♪」

 びっくりするほど魔女ルック。
 しかし出来た料理は普通に美味しかった。



 絵美のチャーハン被害を食い止める。
 ヴェス・ペーラ(jb2743)は己に課せられた使命を果たすべく、スキル『意思疎通』を発動してオペ子と八嶋の頭に直接語りかける。

 ――過去3回全て、絵美の究極チャーハンを食べて死にかけた。あれは料理ではなく兵器だ。

『もし私が絵美さんの作る料理、特にチャーハンを食べても無事だった場合は、そのまま皆様へ中華料理を出す許可をお願いします。逆に私が倒れたら絵美さんのチャーハンを、冥魔を倒せる非V兵器として学園側に宣伝願います』

 一方通行の念話を終え、彼女は厨房エリアへと挑んだ――



『はーい、こちら特設ステージ! みんな気合い十分です!』

 アトラクション前に集った参加者達を背景に、カメラの前できゃるんとした声を上げたのは九鬼 龍磨(jb8028)。
 水色のピチピチ衣装に陽炎のような光纏エフェクトを纏い、副作用で目は白目。アメコミヒーローのような顔つきに満面の笑みを浮かべて、スタッフに渡されたマイクを手にする。

『実況は僕、九鬼龍磨がお送りしまーっす!』

 ちなみに龍磨本人の希望もあって、映像は学園外にもストリーミング配信中だ。

『解説は局長さんでっす! よろしくお願いします!』

 カメラが向きを変えると、そこには背中を向けて体育座りで拗ねている局長の姿。だめだ使い物にならない。
 するとそこへ、

「撃退士のパフォーマンスってことはあれだよね、パンチラとか腿チラとかが飛び交うやつだよねひゃっほう!」

 間違った思い込みを垂れ流しながらファラ・エルフィリア(jb3154)が現れた。

「もちろん最前列でかぶりつきで見るよ!!」

 猫鍋亭で貰った中華料理の盛り合わせを抱えて意気込むファラ。
 ふと、カメラの後ろでスタッフがカンペを取り出す。

『せっかくだから光纏して』
「今日は見る専だけど、わかった!!」

 中華まんを頬張りながら頷き、エフェクト発動。
 一瞬だけ背中に光の翼が現れ、光の羽根が舞い散る。しかしすぐに翼は消え、代わりにふわりとした光が周囲で踊り始めた。

『幻想的な光景ですねー!』

 龍磨が感嘆の声を上げる。
 ついでだから解説はファラにやってもらおう。

『それじゃ、一旦カメラお返ししまーす!』

 龍磨が手を振り、映像は司会ステージへと切り替わった。



 エントリーNo.1 雪ノ下・正太郎(ja0343)。

「高等部3年9組の雪ノ下 正太郎です!」

 正太郎は両掌を胸の前で合わせた構えを取り、

「龍転っ!!」

 両手を前に突き出して光纏。

「我龍転成リュウセイガー、参上!!」

 青龍を模したヒーロースーツ姿に変身、歌舞伎の見得のように大きくポーズ。
 と同時に、ステージの両端でスパーン!と演出用の火薬が炸裂し、観客席にいた親子連れから歓声が上がった。

「必殺技出します、天魔を断ち切る龍の爪ドラゴンスラッシュ!!」

 叫び、5本の紫焔を纏った武器を振り下ろす。ヒーローの登場に、子供達だけでなく審査員席に居た大地とベルも大興奮。

「久遠ヶ原に来て、俺と握手!」
『これは反響が大きそうですねー。リュウセイガーさんには、このまま会場内で握手会をお願いしたいと思います』

 八嶋の言葉に頷き、リュウセイガーこと正太郎はステージを駆け降りていった。



 ――アトラクションエリア。
 エントリーNo.2 元 海峰(ja9628)。

 登場するなり光纏する海峰。
 巨大な黒い鳳凰の翼と尾羽が顕現し、

「オン・マユラ・キランデイ・ソワカ」

 指先で印を結んで、飛翔スキル『孔雀覚醒』を発動させた。
 するとそれまで闇色だった鳳凰姿が一変。翼は黄金に輝き、尾羽は虹色の光を放つ。

『うおおおすっごいー!』
『やー、煌びやかですねー♪』

 中華まんをむしゃぁ!と食い散らかしながらファラが歓声をあげ、龍磨も目を見開く。
 海峰はカメラに背を向けると、ふわりとした足取りでアトラクションの一つ『浮石エリア』へ。

 明らかにダミーな石の群にも躊躇せず、池の上へと足を踏み出す。
 だがその神々しい姿が池の水に濡れる事は無かった。

『おおっと! まるで重さを感じさせないかのような優雅な足取りで石を渡っていきます!』
「孔雀覚醒で飛んでいるからな」

 光輝の羽そのものともいうべき身のこなしで、難なく浮石エリアを越えた海峰。
 あまりの神々しさに、観客達の中には彼を拝み始める者まで居た。



 ――再び司会ステージ。
 エントリーNo.? ゼロ=シュバイツァー(jb7501)。

 何故か急遽増設された5つ目の審査員席に座っていたゼロに、オペ子がマイクを向ける。

『何してるんですか』
「だってみんなボケばっかりやろ? ツッコミいるやろ?」

 とは言え、ステージに立つ以上は自分も光纏するべきか。

「何の変哲もない光纏なので特におもんないんやけどどないしよかなぁ」

 腕を組んで首を捻るゼロ。ふと、

「あ、そうや。水音様召喚しよう」

 おぃい?

「光纏は何でもできる♪ 逃げる? 認めませんよあたしゃ認めませんよ」

 光纏。しかし、MSは現れず。
 代わりに、隣の席にいたロペ子から――

『光纏効果としての召喚は「エフェクトの範疇」を超えるからコメディでも許可できないって、お上からお達しが来ちゃったよゼロぽん』

 MSの声。

「じゃあ音声だけでええから、何か面白いこと言うて♪」
『おま、無茶ぶり!』

 ぎりぃと歯噛みする音。MSは渋々口を開き、

『最近、皆が打ち合わせたようにハードルを上げてくるのが嬉しいやら怖いやらで――』
「ところでペーちゃん、この前ハンバーガーのクーポン貰ったんやけどいる?」

 とか言う傍から、視線を外してオペ子と別の話をしだすゼロ。

『貴様ァ!? 自分から話を振っておいてスルーとかコラァ!?』

 遠隔操作されたロペ子がゼロに掴みかかり、取っ組み合いに。
 そのまま団子になってステージから転げ落ち、ゴロゴロと坂を下っていった先には浮石エリアが!

「「あばー!?」」

 ドボン!

 ぷくぷくと水面に泡を立てて、2人は画面から消えた。



「……そろそろ、決着をつけましょうか」

 誰かの声が聞こえてカメラが振り向く。そこに居たのは桜井疾風(jb1213)。

 オペ子誘拐事件から約半年(メタ時間です)。ついにあの問題に決着をつける時が来た。そうそれは……

 ――光纏を可視化したまま遁甲の術を発動すると、何が起こるのか。

 果たしてあのリテイクは正しかったのか?
 数々のシナリオをこなし、MSとして大きく成長した水音 流に今挑戦状を叩き付ける!

 というわけで光纏。
 1秒間隔で明滅する、フラッシュライトのような白い光。視覚的に目立つ事この上ないエフェクトで、隠密スキルを使う矛盾。

 疾風はピカピカ光りながら遁甲の術を発動させ、

「さぁどうですか水音さん!」

 びしりと天を仰いだ。

 が、応答なし。
 MS(音声)は現在、ゼロさんと池に落ちて席を外しております。 by 運営スタッフ

「……」

 仕方ない。ならばアトラクションを見事にクリアして、ステージで待つオペ子に格好良い所をアピールだ。
 疾風は気を取り直し、水上歩行を使って浮石エリアへと挑む。

 だがそんな彼を、水面から小さく頭を出して覗く影が2つ……

『ヘイ見ろよゼロぽん。あんな所に光ってるNINJAがいるぜ?』
「ほんまや、ピッカピカや。気配うすなってんのに全然忍んでへんとか、逆に器用やな」

 ロペ子(MS)とゼロ。

『1人だけゴールしようだなんてけしからん』

 2人はスイーと近づいて、水面を歩く疾風の足を掴んで無理矢理水の中へドボン。いかな水上歩行とて、万能の床ではない。
 ドゥフフと意地悪く笑うゲス2人。だがその直後、真後ろで水飛沫が上がってナニカが飛び出してきた。

 巨大な白いワニ。

 3人は悲鳴を上げる間もなく丸呑みにされて、再び画面から消えた。



「フッ。OK、この難関を越えればいいんだな……」

 騒がしさに釣られて会場を訪れた佐藤 としお(ja2489)。

「だってこのレースゴールしたらアレが食べたれるんでしょ? へへもう想像しただけで涎がグフ、グフフフ……」

 アレ? アレっていったい――

「待っろよ、猫鍋ラーメン!!」

 どこ情報だよソレ。

 としおは顔に掛けていたヒヒイロカネの眼鏡を天高く放り投げた。
 それがトリガーとなって、光纏。全身を包み込んだ黄金の龍が吼える。

『おおかっこいいー!』
『眼鏡を投げる必要は全くありませんが確かにこれはカッコイイ! ジャストミィィィト!』

 ファラも龍磨も観客も大盛り上がりだ。
 としおは勢いのまま浮石エリアに突入。

 石が沈むというのなら、最初から泳いで渡ればいいじゃない! ナニカいる? そんなもん気にしない体にくっつけとけば?
 彼はドヤ顔で池にダイブ。が、直後現れる巨大白ワニ。 

 丸呑みごっくん。

『ああーっと一瞬で脱落です! なんたることだー!』

 龍磨の実況にバシャンと水飛沫が重なった。



「“ひかりまとい”をするのですねぇ〜」

 深森 木葉(jb1711)がとてとてと登場。
 気合をいれ、いざ光纏――

「え〜い!」

 ――しない。

「あれぇ? おかしいなぁ〜。いつもは蝶々さんが飛ぶんですよぉ?」

 きょとんと首を傾げ、

「よ〜し。もう1回なのですぅ。え〜いぃ!!」

 再度、不発。

「あううぅ……。今日は蝶々さん、ご機嫌ななめなのですぅ……」

 しょぼんと下を向く木葉。
 しかしすぐにハッと顔を上げて周囲をきょろきょろ。

「えっと、えと…。こ、この浮石を渡ればいいのですねぇ〜。がんばりますよぉ〜」

 ごまかした。
 いまこの子ごまかした。

 オーディエンスが響めく中、木葉は光纏をほっぽりだして浮石エリアにチャレンジ。

「そ〜れぇ」

 助走をつけて踏み出すが、残念、石は全て偽物だ。

「きゃぁぁぁ〜」

 幼女ドボン。
 食らいつく白ワニ。
 ぶくぶくぶくぅ…と無数の泡が水面に浮かんだ。



 一方、木葉とほぼ同時にスタートしていたRehni Nam(ja5283)。
 髪はポニテで女子体操服に身を包み、颯爽と登場。

「どうせですし、本気で攻略に行くのですよ!」

 光纏、青白い靄を纏う。そして左手を掲げ、

「愛の心にて悪しき空間を断つ! やぁーってやるです!」

 断空光牙けn

『なななんと青白い靄がピンクに変化しました! 更に、上空には巨大なハートマークが! これは目立つ!』
『なにこれかわいー!』

 実況と歓声と中華まんを千切る音を背に、桃色レフニー発進。

 水上歩行を使い、水飛沫を立てた木葉の横を華麗にスルー。最速クリア。
 続いて壁渡りエリア。
 壁の距離などどこ吹く風か、壁走り発動で片面爆走。途中、クレーンで追随していたカメラの方を振り向き、

「ジュンちゃん見てますかー?」

 ブンブンと手を振るレフニー。堂々クリア。
 さあ残るはロープ登りだ――



 ――少し時間は巻き戻り。

「これが約束のブツです」

 ステージの裏で、オペ子にBrOの特典アイテムコードを手渡す玉置 雪子(jb8344)。

「オペ子なにも見てません」

 こくりと頷き、それをポケットにしまうオペ子。
 雪子は「フヒヒ」と口端を歪めながら蜃気楼スキルを使って透明化。計画を実行するべく、氷属性のスキルを全活性しながらアトラクションエリアへと向かった。



「皆の光纏って色々で見ていて面白いのよね」

 参加者達を眺めながらごちる紅 貴子(jb9730)。

「さて私の光纏だと何を目指していけば良いのかしら……」

 言いながら光纏。
 黒い焔が蛇のよう――むしろ蛇そのもの――になって身体に巻き付く。エフェクトなので実体はないが、頷いたり開口したりと動かす事も可能だったりそうじゃなかったり。

 が、すぐに気づく。
 アトラクションで魅せれるような光纏じゃなくない?

 蛇好きにはウケるかもしれないが、たぶん少数派だろう。
 仕方ない。ならば感動的なストーリーを捏造して誤魔化そう。

 貴子はスタッフに声をかけて、自身の肩に乗っていたペットの白蛇を預ける。

「この子をゴール地点まで運んでもらるかしら?」

 光纏の黒蛇(♂)が苦難を乗り越えて、恋人である白蛇(♀)の待つゴールを目指す純愛サクセスストーリー。
 レフニーが飛び出してすぐ、貴子も後を追うようにスタートした。

 取り出した蛇…じゃなくて鞭で、浮石を叩く。どれが安全な石か確かめようとするも……
 ええそうです、全部ハズレです。サーセン。
 いきなり頓挫。

 かと思われたが、

「あら?」

 ふと、浮石に混じって氷塊が浮かんでいるのに気がついた。
 鞭で叩いてみると、石と違って安定している。

「こんなのあったかしら?」

 まあいいか。
 渡れるならこれ幸いと、貴子は氷を足場に浮石エリアをクリア。
 続く壁渡りでも、何故か壁に氷柱が突き刺さっており、雲梯の要領で楽に渡ることができた――



 ――その頃、レフニー。

 包帯を取り出して両手に巻き、油臭いロープを登り始める。三分の一ほど上がった所で、隠れていたスタッフがたいまつを持って出現。

『あーっと、これは危ない丸焼けだー!』
『焼肉定食!』

 龍磨とファラが叫ぶ。
 容赦なくロープに火が点k

 どげしっ!

 寸前、スタッフの顔にシューズの底がめり込む。ロープから飛び降りたレフニーが、スタッフを踏みつけていた。
 再度ロープを登ろうとしたところで、貴子が追いつく。

 むむっ、と火花を散らし、互いに押し合いながら凄まじい勢いでロープを登り始める2人。
 だがまさにその時、頂上に1人の少女が姿を現した。

 天使形態の雪子。

 静かな表情で翼を広げた白銀の姿は、まさに女神。だがその手に持っていたのは、一振りのカッターナイフ。
 チキチキと刃を押し出し、ロープに当てる。

『妨害だー! 躊躇いのない姿勢が清々しい!』
「「!?」」

 レフニーと貴子がびくりと固まる。
 浮石と壁渡りで貴子に手を貸したのも、全てはこの時の為。

 上げてから落とす。
 助けた? 演出ですしおすし(笑)
 クライマックスは最後でないと…ね?

 内心のゲス顔とは対照的に、雪子は聖人のような穏やかな表情で押し当てた刃を動かし――

「させん!」

 瞬間、青い龍が空を翔けた。
 カッターを蹴り飛ばし、女神(笑)に組み付いてロープから引き剥がす正太郎――いや、リュウセイガー。

「さぁ、今のうちだ!」
「ありがとうですよリュウセイガー!」

 ロープよじよじ。ゴール!
 アトラクションを踏破した2人を、一際大きな歓声と白蛇が出迎えた。
 ちなみに雪子ちゃんはこの後いっぱい怒られました まる



 その頃、スタート地点では。

「あらら…みなさま大変そうですわ〜〜」

 キャロル=C=ライラニア(jb2601)は、のんびりした様子で自らもアトラクションに挑戦。
 光(というより雀)の翼を広げてふ〜よふよ。

『スズメ カワイイ デス』
『癒されるねー』

 スピーカーから、審査員のほっこりとしたコメントが聞こえる。この声はロペ子とメガネか。

 そういえば、エフェクトを出さないといけないんだった。
 思い出して光纏。刹那、いつもはちんまりとパタついているだけだった茶色羽が、何故か自分の全身を包み込めるほど大きく成長。

 自分でもびっくり。

「な、なんでしょ〜、すっごくおなかがすきました…!」

 いまならたくさん食べられる気がする!
 キャロルはバサァ!と強く羽ばたくと、カメラを振り切って飛翔。おなかいっぱいご飯を食べに、どこかへと飛んでいってしまった。



「賄賂ッ!? 妨害ッ!? 不正ィッ!? しょっぺぇこと囀ってねぇで喰わせろぉよォオォッ!」

 突然乱入してきた誰かによってカメラマンが弾き飛ばされる。
 革帯 暴食(ja7850)。
 全身に口のような光纏模様を無数に浮かび上がらせ、特に腹部には一際大きな口一つ。

「何でもいい、どうでもいいッ!」

 全部だッ! 全部喰わせろッ!
 水中に潜む何かッ!? 喰やぁいいッ!
 両手足が届かないッ!? 壁に喰い付きゃいいだろッ!
 灯油に炎ッ!? 飲み干すッ!

 我が名は大罪我が名は暴食ッ! 大罪名乗り罪名暴食革帯暴食ッ!
 一切合財有象無象、森羅万象八百万、天地万物を喰い潰すッ!

 暴走した汎用人型決戦兵器のような様相で天に向かって咆哮し、石や壁や縄を飲み込みながら突き進む暴食。スキルも乱舞して大暴れ。

「全部だッ! 全部愛してやるぜェッ!」

 カメラマンに飛び掛かってカメラもバリムシャァ! 映像がザザッと途切れ、山の風景に差し替わる。
 しばらくして――

『セットがズタボロになってしまったので、修繕の間、ちょっとお食事処の様子を覗いてみましょう』

 予備のカメラに龍磨が映り、ファラをつれて猫鍋亭エリアへ。
 そこに居たのはヴェスとキャロル。

 大きな茶色羽をバサバサさせたままのキャロルは、店長や月子が出す料理をがつがつむしゃむしゃと一心不乱に平らげる。
 そしてそれを隣でじっと見つめるヴェス。
 キャロルに出される料理を逐一チェックし、絵美の作った品が混ざっていないかどうか検閲。とその時、

「チャーハン作ったよ!」

 絵美が究極チャーハンを差し出す。
 ヴェスはキュピーン!と察知エフェクトを走らせて手を伸ばした。

「まず私が毒見します」

 挿したレンゲを口に運ぶ。もぐもぐ……

「……美味しい」
「やだなーヴェスちゃん、美味しいに決まってんじゃんー。究極だよー」

 そんなばかな。いや、まあ美味しいならそれに越した事はないか……。
 4度目の正直。ついにヴェスは絵美のチャーハンに打ち勝った。

 これなら大丈夫そうだ、と。
 ヴェスは見張りをやめ、自らも普通に食事を楽しむことにした。



 その頃、司会ステージでは。

 どうして自分がこんなところに……。
 気づいたらステージに立たされていた桐原 雅(ja1822)は、注がれる視線におどおど。

『光纏して』

 スタッフのカンペ。
 放り出して逃げるという選択肢もあるわけだが、それには思い至らず。雅は観念して、ちょっとだけ頑張る事に。

 光纏。白い光翼が顕現し、風のようなオーラを纏う。
 流麗なエフェクトに周囲から歓声が上がるが、普段から「恥ずかしい」という理由で不可視化している為、こんな場所で見せるのは輪をかけて恥ずかしい。
 頬を真っ赤にして、もじもじ。

「ふおぉぉ! 萌えっ子にござる!」

 瞬間、いいね!ボタンを超連打したのは豚侍達。
 恥ずかしさのあまり雅の頭に生えていた猫耳がペタリと伏せ、尻尾がふにゃん。彼女は隣に立っていたオペ子の背に隠れてしまった。

「ふおぉぉぉぉぉぉ!!」

 更に荒ぶる豚。
 一方の雅は小次郎を抱きかかえ、オペ子の陰で「もふもふむぎゅう」と猫分を補充して気を紛らわせていた。



 修繕完了。映像は再びアトラクションエリアへ。
 スキル『星の輝き』による光を帯びて登場したのは斉凛(ja6571)。
 白い服、白い髪、白い肌、そして白い翼。静かに瞼を閉じたその姿は、まさに純白のようjy…もとい淑女。

 翼による浮遊効果を得て、浮石を沈めることなく優雅にその上を渡っていく。池をを横切って目指すは審査員席。
 ふと、横断の途中で凛はスッと目を開く。

 でーでん……

 スピーカーからBGMが流れ始める。
 1歩、また1歩と浮石を渡る凛。と同時に、それまで穢れ1つない純白を保っていた全身が徐々に赤く淀むんでいく。

 でーでん

 赤い光纏。と同時に、返り血のような赤い液体が白にじわりと染み滲む。

 でーでんでーでんでーでん――!

 サメ映画のBGMが重音のリズムを刻み、血光を撒き散らす凛のオーラにガタガタと取り乱したのは豚侍達。

「豚さん達、跪きなさい。調教して差し上げるわ」

 優雅な淑女が一転、血塗れの女王。
 にじり寄りながら鞭で床を打つ凛。

「し、審査員を脅すのは反則でござる! 抗議するでござる!」

 助けを求めて特別審査員オペ子の方を振り向く豚。が、

「オペ子なにも見てません」

 その手にはなんと満漢全席ご優待券が。
 更に、雅にもふられている小次郎の口には猫おやつ交換券。

 パシーン!と唸る鞭。

「ちなみに赤いのはいちごソースですの」

 凛は懐に仕込んでいたソースボトルを取り出して、豚の横に居たメガネの眼鏡にビュー! レンズがびしゃりと赤に染まる。瞬間、

「目が! 目があぁぁぁ!」

 レンズを押さえて転げ回るメガネ。
 医療スタッフが駆けつけ、彼はそのまま病院へと担ぎ込まれた。



『さぁ次の挑戦者は何とペアを組んでの参戦です♪』
『中華うまー!』

 皿を持った龍磨とファラが実況再開。
 カメラの先に居たのは、青のロングワンピースを着た樒 和紗(jb6970)と砂原・ジェンティアン・竜胆(jb7192)。
 2人が舞台として選んだのは壁渡りエリア――の壁の『上』。

「壁の上に乗っては行けないとは聞いていません」

 問題は、どうやってそこへ行くかだが――
 その時、遥か上空に何かが飛んでいるのを見つけた和紗が弓型の魔具を取り出して一射。
 悲鳴が聞こえ、ぼてりと落ちてきたのは通りすがりのはぐれ悪魔。

「丁度良かった。あの壁の上まで俺達を運んでもらえますか?」

 はぐれ悪魔はぶつぶつと文句を言いながらも2人を壁の上へと運び、そのまま飛び去っていった。いい奴だな。

 まずはジェンティアンが光纏。淡い白光に包まれ、オッドアイだった瞳が青紫色に統一変化。和紗よりも1歩退いた位置に陣取りつつ、彼女への照明効果を狙っていつもよりも強めの光を放つ。

 実はCDデビュー発売経験あり。
 ジェンティアンは自前のマイクを取り出して、その美声を響かせ始めた。

『蟻の〜天野〜杉田、診せるの〜よ〜♪』
『やー、同じアイドルとして、これは僕もうかうかしていられませんねー。それにしてもこの歌詞の語韻、どこかで……』

 実況の中、相方の歌に合わせて和紗も光纏。
 煌めく粒子はまるで雪のようで――

『――って、ああっとダメです! そのネタは本当にマズイです!』

 気づいた龍磨とスタッフが総立ち。
 バタバタと揺れて画面がブツンと暗転――



 ――映像復旧。
 何事もなかったかのように次の参加者へ。

「敢えて言わせてもらおう! 幸村 詠歌であると!」

 仰々しく登場する幸村 詠歌(jc0244)。
 早速光纏。

「セットアップ!」

 瞬間、美術スタッフ協力による変身バンクが挿入! 大きいお友達も大喜び!
 魔法少女仕様に改造した軍服と光纏による雷を纏って、浮石エリアへと躍り出る。

 だが浮石は全てトラップ。「むぅ」と唸って考えあぐねていると、

「コレは伝説の決闘法『潜怪飛石闘』!」

 光纏による真紅の龍を身に纏い、紅 椿花(ja7093)が乱入。

 ――潜怪飛石闘。それは、人食い魚が潜む池の上で行われたという伝説の決闘法である……かもしれない。

 真の強者を決めるは今!
 詠歌をずびし!と指差して決闘を挑む椿花。

「軍人(っぽい格好の魔法少女)に戦う理由を問うとはナンセンスだな……だが! 敢えて言わせてもらおう! その勝負、受けて立つ!」

 突発バトル開始。
 椿花は苦無同士をワイヤーで繋いだものを浮石に打ち込み、即席の足場を張り巡らせる。
 体重を感じさせない身のこなしで細い鋼線の上を跳び回り、壮絶な水上戦を繰り広げるカンフー娘と魔法少女。

 拳が大気を弾き、蹴りが風を巻き、焔と雷が爆ぜる。

「敢えて言おう――」
「敢えて言う、シマス――」

「「――私の勝ちd」」

 瞬間、水面から飛び出したのはあの白ワニ。
 ワイヤーの中央でガカァ!と脚を打ちつけ合った2人を丸ごと飲み込んだ――



 犬が居た。いや、狼か。

「せっかくだからMVPになりたいよ! なりたいよ!」

 オズワルド(jc0113)。

「1万久遠もあったら、お菓子もお肉もいっぱい買えるもんね。」

 どうみても獣な彼は、浮石の前で光纏。狼のように天高く遠吠えし、青白い光が広がる。

「でもそのまま渡ったら落っこちそうだね…」

 そうだ、闇の翼を使えば落ちな――

「人生に潤いって必要ですよね」

 どんっ

 その時、いきなり誰かが後ろからオズワルドを池に突き落とした。

「ウワーッ!」

 ばしゃばしゃと水飛沫を上げる狼。
 それを見下ろす草摩 京(jb9670)。光纏エフェクトは、荒御魂を表す黒紫色の焔。

「水に浸かればいっぱい潤いますよ」

 潤い(ドS的な意味で)。
 岸に上がろうとするオズワルドを槍の柄で突いて再び落とす。恍惚。
 その時、少し離れた場所で白ワニの尻尾が水面を叩いた。

「ギャーーーーッ!! 水の中、何かヘンなのがいるよ! いるよ!」

 どうしようボク食べられちゃうよ!
 無我夢中で手を伸ばし、京の槍をがしり。

「え?」

 ぐいっと引っ張られ、京が足を滑らせて池の中へ。
 ボチャン!
 巫女服びしょ濡れスケスケえっちぃ!

『きゃー!』

 黄色い歓声をあげたのはファラ。デジカメのシャッターボタンを超打しながら中華料理ばりむしゃー!
 チラリズムなくても動きに合わせて体の稜線わかれば皆チラリズム!

 とか言ってる場合じゃねえ。

 狼とドSは、ばくりと白ワニの口に消えた。
 浮石大人気だなー。



「えへへ、参加賞目当てで遊びにきたよー!」

 にぱーっとした笑顔のマリス・レイ(jb8465)。何故かオレンジと白のストライプビキニという水着姿。

「水ステージときたら水着でしょ☆」

 どやぁ!

『なるほどぉ!』
『でもあんまりポロリしなさそうな体型だね!』

 実況と解説。

『大丈夫、ちっぱいもかわいいよ!』

 ファラがシャッターぱしゃり。
 マリスは光纏して花弁風のオーラを発現。スキル『星の輝き』も併用し、アトラクション上空を飛びまわって煌びやかなパフォーマンスを披露する。

 ふと、照らされた池の中にワニの影を発見。

「何か居る…! よーし釣り上げちゃうぞー☆」

 岸辺に立ったマリスにスタッフから釣竿が投げ渡される。

「どっせーい!」

 ザバァとワニを釣り上げ、舞い上がった白い巨体に強烈なボディブローを叩き込む。ドゴォ!
 すると、あんぐりと口を開けたワニが、でろでろと何かを大量に吐き出した。

 カラスとロペ子とNINJAとラーメンと幼女と魔法少女とカンフーと狼とドS。
 ハッと意識を取り戻した犬…じゃなかった、オズワルドは、体をぶるぶると振って全身の水気を飛ばした。



「貴方達も来ていたのですね」

 和紗は猫鍋亭エリアの人ごみの中にエリスとリーゼを見つけて、声をかけた。
 そこへマリスも合流。彼女は3人を見つけるなり、

「水着似合う? にあう?」

 飛びつくようにハグ。

「マリスっぽい色で良いんじゃない?」

 エリスの言葉に、リーゼも頷く。
 マリスはにぱーっと笑いながら、

「今度皆で一緒に海行こうよ海! エリスちゃんの水着姿可愛いだろうなあ…! 和紗ちゃんはきっとセクシーだね! 胸とか!」

 きゃいきゃいと燥ぎながら、テーブル席へ。
 和紗がメニュー表を手に取り、

「色々食べてみたいのですが、俺は小食なもので。リーゼ、一緒に食べてくれませんか?」

 リーゼは愛想に欠けた表情のまま頷いた。
 出てきた料理を2人でつつく。
 
「あ、これも美味しいですよ。どうぞ」



 ――その頃。
 ジェンティアンは人ごみに流されて、和紗とはぐれてしまっていた。
 会場を彷徨って行き着いた先で、テーブル席で箸を伸ばす和紗を発見し……

 同時に、隣に座るリーゼの存在に気がついた。

「え、何あの黒髪の男」

 何で親しげに楽しそうにご飯つつきあってるの? 僕の和紗(妹的な意味で)とどういう関係?

「くっ、あんなに頑張った僕を放置だなんて、和紗おそろしい子」

 物陰から2人の様子を窺いながら、彼はハンカチをぎりぃと噛み締めていた。



 大勢で賑わい始めた猫鍋亭エリア。
 せっかくだから自分もコンテストに参加してこよう、と立ち上がったヴェスを絵美が呼び止める。

「ヴェスちゃんパフォーマンスするの? じゃあこれ食べて頑張ると良いよ!」

 差し出されたのは、ヴェス専用大盛りチャーハン。
 ピクッとヴェスの眉が揺れる。

 いや大丈夫だ怯える必要は無い。究極チャーハンは既に克服した。安全も確認されている。

「ではいただきます」

 ヴェスは挿さっていたレンゲでチャーハンを平らげる。
 もぐもぐごっくん。ほら大丈夫だ。

「ごちそうさまでした」

 皿を置き、踵を返して歩き出sどさぁ。
 ヴェスは前のめりに倒れて、そのまま動かなくなった。



 最後の挑戦者は、それまで実況役だった龍磨。
 ムキムキぴっちりなアイドル姿で「キラッ☆」っとスタート。スキルを駆使して楽々突き進み、あっという間にロープ登りへ。
 せっかくなのでここだけは飛ばずに挑戦。油臭いロープをよじ登り――

「おじさん。このラーメン、灯油くさいですよー?」

 そこへ現れたのは、うわ言を呟きながらたいまつを手にしたとしお。
 ワニに食われたショックで錯乱している。

 ラーメン(ロープ)にふらふらと近づき、点火。
 ロープごと火達磨にされた龍磨が「あばば」と落ちてきて、としおと衝突。まとめて炎上。

 火の玉と化した2人がゴロゴロと転がっていた先には、厨房セット用のガスボンベの山が――



 祭りの山に、夏を告げる盛大な花火が上がった。

 結果発表? 会場が消し飛んだので割愛s(ry


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: 戦場を駆けし光翼の戦乙女・桐原 雅(ja1822)
 前を向いて、未来へ・Rehni Nam(ja5283)
 紅茶神・斉凛(ja6571)
 ねこのは・深森 木葉(jb1711)
 仲良し撃退士・キャロル=C=ライラニア(jb2601)
 スペシャリスト()・ヴェス・ペーラ(jb2743)
 おまえだけは絶対許さない・ファラ・エルフィリア(jb3154)
 氷結系の意地・玉置 雪子(jb8344)
 撃退士・マリス・レイ(jb8465)
重体: −
面白かった!:17人

蒼き覇者リュウセイガー・
雪ノ下・正太郎(ja0343)

大学部2年1組 男 阿修羅
エノコロマイスター・
沙 月子(ja1773)

大学部4年4組 女 ダアト
戦場を駆けし光翼の戦乙女・
桐原 雅(ja1822)

大学部3年286組 女 阿修羅
ラーメン王・
佐藤 としお(ja2489)

卒業 男 インフィルトレイター
前を向いて、未来へ・
Rehni Nam(ja5283)

卒業 女 アストラルヴァンガード
紅茶神・
斉凛(ja6571)

卒業 女 インフィルトレイター
闇狩り・
紅 椿花(ja7093)

大学部4年278組 女 鬼道忍軍
グラトニー・
革帯 暴食(ja7850)

大学部9年323組 女 阿修羅
惨劇阻みし破魔の鋭刃・
元 海峰(ja9628)

卒業 男 鬼道忍軍
オペ子FC名誉会員・
桜井疾風(jb1213)

大学部3年5組 男 鬼道忍軍
ねこのは・
深森 木葉(jb1711)

小等部1年1組 女 陰陽師
仲良し撃退士・
キャロル=C=ライラニア(jb2601)

中等部2年11組 女 バハムートテイマー
スペシャリスト()・
ヴェス・ペーラ(jb2743)

卒業 女 インフィルトレイター
おまえだけは絶対許さない・
ファラ・エルフィリア(jb3154)

大学部4年284組 女 陰陽師
久遠ヶ原のお洒落白鈴蘭・
東風谷映姫(jb4067)

大学部1年5組 女 陰陽師
光至ル瑞獣・
和紗・S・ルフトハイト(jb6970)

大学部3年4組 女 インフィルトレイター
ついに本気出した・
砂原・ジェンティアン・竜胆(jb7192)

卒業 男 アストラルヴァンガード
縛られない風へ・
ゼロ=シュバイツァー(jb7501)

卒業 男 阿修羅
圧し折れぬ者・
九鬼 龍磨(jb8028)

卒業 男 ディバインナイト
氷結系の意地・
玉置 雪子(jb8344)

中等部1年2組 女 アカシックレコーダー:タイプB
撃退士・
マリス・レイ(jb8465)

大学部5年7組 女 アストラルヴァンガード
『楽園』華茶会・
草摩 京(jb9670)

大学部5年144組 女 阿修羅
ゆるふわ森ガール?・
紅 貴子(jb9730)

大学部6年308組 女 ルインズブレイド
撃退士・
オズワルド(jc0113)

高等部2年18組 男 ナイトウォーカー
火消しの稲妻・
幸村 詠歌(jc0244)

大学部2年201組 女 阿修羅