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マスター:三咲 都李
シナリオ形態:シリーズ
難易度:やや易
参加人数:8人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2012/08/31


みんなの思い出



オープニング

●残暑厳しい畑です
 ヒマワリが咲き誇りつつも、そろそろ次の時代への遺伝子を残そうと花の真ん中の種がふっくらとしてきている。
『猿:餌付け禁止』の看板が、少しだけ物々しくなった畑の意味するところを無言で語っている。
 幸いにして、あれから猿が現れたという報告はない。
 ‥‥ただ、たまに子供たちが餌らしいものをもってうろちょろとしているのを見かけて注意してきたという報告は数度入った。
 トマトは赤く丸く。きゅうりは‥‥ちょっと曲がっているけれどぎゅっとスリムに引き締まっている。スイカははちきれそうなほど丸く。ピーマンはつやつやとした緑に膨らむ。枝豆はパッと見わからないが近づくと無数に実っているのがよくわかる。ナスは濃い紫でつやつやと光る。
 どれもこれも実に美味しそうな夏の集大成である。
 おまけに猿除けにと植えたハーブももっさりと収穫時を迎えている。
「最初はどうなるかと思ったが‥‥いい畑になったもんだ」
 渡り廊下から先生がニコニコと畑を見つめる。
 初等部の子供たちはもちろん、畑を気にかけてくれる生徒はだいぶ増えていた。
 そんな中、言いだしっぺの中島 雪哉(jz0080)は連日畑を訪れては、水をやったり草を抜いたりと先輩がやるのを見よう見まねで手伝っている。
 夏の日差しは容赦なく照りつける。
「帽子かぶれよー」
 そう声をかけると、「はーい」と素直な返事が返ってきた。

 そろそろ収穫の時期かもしれないな‥‥と先生は考え始めた。

●収穫しましょう
「ということで、そろそろ収穫をしなくてはならない。しかし、ただ収穫するだけでは面白くない。ということで『収穫祭』と題してちょっとした祭りでもやろうかと思っている」
 依頼斡旋所への正式な依頼として貼り出すために、要綱を詳細に書き出していく。
「ただの祭りでは面白くない。収穫物のみを使ってなにか料理を作ってもらおうかと思う。パンや麺、米、肉類は1人3000久遠以内でなら許可するが、それ以外はなしだ」
「‥‥で、それを自分たちだけで食べるんですか?」
 中島のツッコミに先生はうーんと小首を捻った。
「まぁ、呼びたい友達や知り合いがいたら、一緒にワイワイ楽しむのもいいだろう。折角自分たちが精魂こめて作ったものだ。その喜びを分かち合うのは絆を深めることにもなるしな」

「というわけで、美味しいものを期待している!」

「‥‥先生、手伝う気なしなのに食べる気満々ですね‥‥」
 中島が鋭いこと言ったが、先生はスルーした。

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リプレイ本文

●収穫と買出し
 収穫祭は午後6時から。
 午後一で、水無月 葵(ja0968)は八辻 鴉坤と商店街へ買出しに来た。
「買い漏らしは無いです」
 買出しのメモを見て、葵は材料の最終確認をした。
「誘ってくれてありがとう。収穫まで立ち会えてよかったよ」
 八辻が荷物を持ちながら葵に言うと、葵は微笑んだ。
「こちらこそ八辻さんには大変お世話になりましたから。本当にありがとうございます」
 2人は談笑しつつ、帰路に着いた。

 畑では大谷 知夏(ja0041)が、麦わら帽子、手ぬぐい、手袋、ジャージ上下、長靴の完全武装に身を包み立っていた。中島 雪哉(jz0080)は大谷の姿に圧倒された。
「遂に収穫なので知夏は食べる気満々で、全力で馳せ参じたっすよ♪」
「いよいよ収穫か。楽しみだね!」
 ジェニオ・リーマス(ja0872)がジャージ姿に帽子と軍手を着用し、テントや水分、塩飴を用意しながら「熱中症に気をつけて」と言った。
「ラズベリーさんもね?」
 ジェニオがそう言った先には観察日記を書くラズベリー・シャーウッド(ja2022)の姿。
「お気遣いありがとうございます」
 一礼して目を戻す。
「いよいよ収穫の時、だね」
 スイカの観察日記も今日で終わり。感慨深いものがある。
 それは大谷も一緒で、自分で植えた枝豆やナスをしっかり脳裏に焼き付け「よし!」と気合を入れた。
「知夏に食される為に、良く育ったっすよ!」
 そう言うと大谷は全力で収穫を始めた。
「あ、ボクも!」
「収穫したのはこの箱に入れてね」
 慌てて収穫し始めた中島。一輪車に乗せた箱を置きジェニオも収穫する。
「僕もやります」
 ラズベリーも観察日記をおき、収穫を始めた。箱いっぱいになるとジェニオが家庭科室へと運ぶ。
「順調かな?」
 家庭科室で準備をしていたグラルス・ガリアクルーズ(ja0505)はその声に「順調ですよ」と答えた。
「新鮮なお野菜は色ツヤが違うわねぇ」
 雨宮アカリ(ja4010)は感嘆の声を上げた。
「これはメイドとして色々と頑張らなければなりませんね」
 海柘榴(ja8493)は冷静な声でそう言った。
「遂に収穫だねー!わくわくしちゃう♪早く手伝いに行こ!」
 高瀬 里桜(ja0394)はやる気満々だ。
 4人は準備を早々に終わらせ、畑へと足を向けた。

●調理と会場設営
 途中休憩を入れたり、葵たちも合流した。収穫し終える頃には午後2時を回ろうとしていた。
 それから調理と会場設営とに別れた。
「料理に関しては知夏は得意では無いので、会場設営はお任せ下さいっす!しっかり働いてお腹を空かせるっすよ!」
「会場の場所は?畑が見える場所がいいかなって思ってるけど」
 ジェニオが訊くと大谷は頷いた。
「屋上を使う許可を貰ってるっす!畑もバッチリ見えるっす!」

 海柘榴は早速調理を始めた。
 準備するのはトマトときゅうりと鶏肉、スパゲッティ。そして調味料。
 まずトマトときゅうりを刻む。ふと、きゅうりを刻む手を止め、味見する。
「むぅ…さすが無農薬栽培野菜です。素材の味が違いますね…生でも美味しいです」
 鶏肉を軽く茹で、塩と胡椒で下味を付ける。スパゲッティは硬めに、少し長めに刻む。
 黒酢、砂糖、オリーブ油、醤油を混ぜ、材料全てを混ぜ合わせる。その後3〜4時間、味が染み込むまで冷蔵庫で冷やす。後はハーブを切り刻んだ物を軽くまぶせば夏野菜のマリネの完成だ。
「会場のお手伝いに行ってきます」
 一礼すると海柘榴は屋上へと向かった。

「遅れました!」
 慌てて入ってきたのは、水無月沙羅。
「沙羅さん!『哉子さん』もこちらに」
 葵が妹である沙羅を呼んだ。ちなみに『哉子』は中島の本名だ。
 葵は2人に提案をした。
「スイカのシャーベットを作ってみたらどうかしら。哉子さんの名前の『雪』にちなんで」
「ボクに出来るかな?」
 不安げな中島に葵は「大丈夫」と笑った。
「沙羅さんが教えてくれますわ」
「中島さん、頑張りましょう」
 沙羅は中島と調理台の前に立った。
「スイカジュースを作りシロップとメレンゲを混ぜ、冷凍します。凍りかけたら、ほぐします」
「…それだけ?」
 拍子抜けした中島に沙羅は頷いた。
「それだけ…ですが、甘さが均一になるよう、最後は雪のような食感になるまで何度も繰り返します」
「な…何度も!?」
 蒼白の中島に、沙羅はエプロンを結んだ。
「さ、始めますよ」
 そんなやりとりを見ながら、葵も調理を始めた。きゅうりは薄く、トマトを潰さぬようスライス。食パンの間にハムとそれらを挟む。サンドウィッチの完成である。
 あとは残った野菜でラタトゥイユを作るつもりだ。
 一生懸命作った野菜を無駄にすることなく使い切りたい。それが葵の野菜への感謝の気持ちだった。

 高瀬は、突然光纏し天使のようになった。
「なんで光纏してるのぉ?!」
 雨宮の問いに高瀬は答えた。
「何故かって?ふふふ、練習の末に私は気付いたのよ!光纏してしまえば包丁ごときで指が切れるはずがないと!お料理は苦手だけど頑張るよ!」
 どやぁっと指の絆創膏を披露した。ネットでレシピ検索し練習してきた証だ。
 ピーマンを切り種を出すと、中に挽肉を詰め込む。
 挽肉には下味で塩コショウに粉末だし、ケチャップとソースを少々。
「シンプルだけど美味しいんだよねー!」
 後は焼くだけにして次にかかる。
 枝豆を茹で、同時に白玉を用意する。
 茹で上げた枝豆は火傷せぬようさやと薄皮を取り、すりこぎで潰す。数回に分けて上白糖を入れ、後は滑らかになるまですり潰す。
 それを白玉の上にかけると…
「ずんだ餅、できあがり〜!」

 グラルスは、スパゲッティを半分に折ってから茹でた。
 それを平らに切って軽く火を通したナスで巻く。ナスが解けぬように爪楊枝で止め、その上から刻んだ胡桃を混ぜたミートソースをかけ完成だ。
「見た目、スパゲッティじゃないみたいですね」
「今回はちょっと変わったスパゲッティにしようと思ったんだ。でも、味は結構いけるよ」
 覗きこんだ中島にグラルスは「味見してみる?」と1つ渡した。
「…美味しい!」
「よかった、口に合ったようで何よりだよ」
 創作料理ゆえ試作して味に自信はあったが、他人に美味しいと言われるとやはり嬉しい。

 大きく育った野菜達は、皆の慈しみの結晶だ。料理の美味しさもまた、格別だろうと思う。
 今日という日を最高の記念日にしよう!
 ラズベリーは、ノートに書き出したレシピを思い出した。しっかり予習してきた。
 まず大きく育ったスイカをざくりと2つにし、中身を全部くりぬいて取り出す。白玉とくりぬいたスイカ、寒天と牛乳カンをスイカの器に入れ最後にサイダーを注ぎいれる。見栄えの良いスイカのフルーツポンチ風の出来上がり。
 次に、刻んだゆで卵とマヨネーズ、パセリを混ぜたタルタルソース状の物ときゅうりとトマトでサンドウィッチを作る。
 調理が得意とはいえないラズベリーだったが、心はしっかりこめた。

「トマトとバジル…これしかないわぁ!」
 雨宮はこの2つを見た時点で、料理を決めていた。
「アカリ先輩は何を作るんですか?」
 中島が覗き込む。
「私、外人部隊にいてねぇ。外人部隊って色んな国の人がいるのよねぇ。私のいた隊はイタリア人が率先して料理番をやっていたから、私にとっての『母の味』は彼の料理だわぁ」
「外人部隊?」
 中島は「?」な顔だったが、話はそのまま進む。
「で、この前彼が日本に来た時にそうめんを出したら、これは絶対に合う!とか言って作ってくれたのがこれなのよぉ」
 そんな訳で中東駐留時代、戦場で毎日食べていた『母の味』を作ることにした。
 そうめんを茹で、バジルを刻み、トマトとモッツァレラチーズを切る。
「私自身、料理はあまり得意じゃないけれど、彼のレシピ通りやってるからなんとかなる…はずよぉ」
 そうめんに刻んだバジルと塩を少々絡める。トマトとモッツァレラチーズを乗せて塩とブラックペッパーを上から適量振り、オリーブオイルをたらす。飾りにバジルの葉を上に乗せれば『そうめんとトマトのイタリア風サラダ』の完成だ。

 ジェニオは会場設営の合間に調理した。
 スイカは切って冷やす。枝豆は茹でるだけ。きゅうりの塩もみにトマトときゅうりのサラダ。ナスは焼くだけ。
 簡単だが最大限素材の味が引き出される食べ方だ。
「そういえば…」
 ジェニオはピーマンと味噌を冷やした。

「打ち水よし!机よし!椅子よし!あとは…職員室へGOっす!」
 屋上で大谷は、海柘榴とジェニオと八辻に声をかけ職員室へ向かった。
「先生いますっすか?」
「…収穫祭の時間にはまだ早いが?」
 先生が顔を出した。
「知がうっす!蚊取り線香と明かり用の蝋燭をお借りしに来たっす!」
「なるほど」
 先生は机の中から蝋燭と蚊取り線香を渡した。
 屋上に戻ると、机はテーブルクロスと花で飾られていた。冷たい飲料が入ったアイスボックス、割り箸や取り皿も準備万端。
「一気にグレードアップな感じっす!」
「畑のハーブの花を摘んできたんだよ。食卓の彩にいいかなって」
 ジェニオが微笑んだ。
「こちらの準備は大体終了です。一度調理の方へご報告したほうが良いかと」
 海柘榴は進言した。
「じゃあ行くっすよ!」
 家庭科室の扉を開けると、いい匂いがしてぐ〜っと大谷のお腹が鳴った。

●収穫祭
「夏だから着替えてきたよ〜♪先生たちも呼んできたよ!」
 高瀬が桜柄の浴衣にかんざしという可愛い姿になって現れた。
 その後ろに先生と畑の世話をしてくれた小学生たちがいた。
「皆揃ったし、まずは乾杯とお疲れ様を」
 屋上に料理を運んで並べ、冷たい飲み物も並べると、ラズベリーがそう言った。

『お疲れ様!』

「ぬぉおおお!リミッター解除っす!本能に任せて食べるっすよ!超食べるっすよ!」
 大谷が箸を掲げる。
「お口に合うかは分からないけれど召し上がってみてねぇ」
 雨宮は皿を並べイタリア風サラダを取り分け、その1皿を八辻へと渡した。
「Akonさんもどうぞ食べてねぇ」
 八辻はそれを受け取り「ありがとう」と言った。
「イタリア風か、確かに。とても美味しいよ」
 八辻が微笑むと、雨宮も嬉しそうに笑った。

「これは…とても美味しいです。後でレシピを教えてもらってもいいですか?」
 夏野菜のマリネを食べた沙羅が真面目な顔で海柘榴に訊いた。
「はい。美味しいと言っていただき光栄です。私にもあのデザートの作り方を教えてもらえますか?」
 沙羅と海柘榴は互いの料理レシピを交換をした。
 ジェニオはグラルスと話しながら、色々な料理を取り分ける。
「頂きます…ナスの中にスパゲッティ…。手間かかったんじゃない?」
「屋外でも食べやすいようにしただけだよ。大した手間じゃない」
 グラルスはきゅうりの塩もみを食べた。シンプルだけに野菜の味がよくわかって美味しかった。

「このラタトゥイユ、色々入ってますね」
「野菜を使いきりましたの。ラズベリーさんのサンドウィッチ、とても美味しい」
 ラズベリーが上品に、しかし美味しそうに食べる姿を見て葵は微笑んだ。ラズベリーもまた葵が美味しそうに食べてくれるので嬉しくなった。
 しかし、葵の目からはらりと涙が落ちた。今までの苦労と楽しさと…そして、もう少しで終わってしまうことへの寂しさの涙だった。

「ピーマン?」
 丸ごとのピーマンを前に中島は八辻を見た。
「ジェニオさんに頼んで冷やしておいてもらったんだ。日本で味噌と出会った時は衝撃だった。本当の味が生かせるというか…試してごらん」
 中島は横にあった味噌にピーマンを付けると、食いついた。
「…ピーマンって美味しいんですね!」
「よかったら皆も食べて」
 そう呼びかけると大谷がサッと現れた。
「いただくっす!こ、これは美味いっす!」

「ピーマンの肉詰めだよ〜♪」
 高瀬が料理を小学生に分ける。
「い、いただきます」
 自信なさげに、小さくかじる小学生。
「!美味しい」
「でしょ!私も小さい頃はピーマン嫌いだったんだけどお母さんが肉詰めを作ってくれてから、食べれる様になったんだよね。これでピーマン嫌い克服だね!」
 高瀬は小学生の頭を撫でた。
「里桜ちゃん先輩、美味しいっす!」
 いつの間にか小学生に混じって大谷も食べていた。

「花火を皆でやるっすよ!」
 料理も大分減った頃、大谷は花火を取り出した。
 海柘榴は準備しておいた水入りのバケツを設置した。
 手持ち花火だけだったが、花火大会は始まった。
 葵は持参した三味線で優しく涼しげな音色を紡ぎだす。
「綺麗だね。花火やってると夏だなーって実感するな。…畑仕事楽しかった!またやりたいね」
 ジェニオが笑顔で花火を眺めながら呟いた。
「いい思い出になったね。僕も楽しかったよ…そうだ、先生。今後の畑なんですが」
 グラルスは疑問を口にすると、焼きナスを食べていた先生は箸を止めた。
「継続するよ。育てるという経験は必要だと君たちに教えられたからな」
「秋野菜もきっと美味しいよね」
「それは今からじゃ難しいなぁ」
 先生はジェニオの言葉に苦笑したが、やる気があるのは嬉しかった。

「右からずんだ餅、スイカのフルーツポンチ風、切ったスイカ、スイカのグラニータ氷雨スペシャル。どれにしますか?」
 小学生に給仕をし終えると、束の間海柘榴も椅子に座って花火を見る。
「夏場の花火は風流です。これで蛍でも居れば、素敵な場所になるのですがね…」
 また誰かがデザートを求めてきた。海柘榴は給仕を再開した。
「そこでポーズよぉ!」
「こ、こうですか?」
 携帯を構えて雨宮は花火をする中島にそういうと、中島は笑顔で静止。
「これ、ムービーだから動いても平気よぉ?」
「!?」
 動画に静止してポーズという恥ずかしい行為をして中島はパニクっている。平和な時間は大切な時間…雨宮はそれをムービーに収めた。
「中島さん」
 ラズベリーが手招きした。
「どうしたんですか?先輩も一緒に…」
「中島さん。観察日記、君が持っていてくれる?記念と、友達の印に」
 差し出された観察日記を受け取り中島はじっと見つめた。
「私も哉子さんに渡したいものが」
 いつの間にか葵が演奏をやめ、小袋を中島に手渡した。
「畑で集めてきたヒマワリの種です。畑作業という、今時の人には大変で面倒で流行らないけど…苦労して乗り越えた分だけ喜びがあります。その喜びを次の世代にも伝えてくださいね」
 中島は贈り物と2人の顔を見比べてにっこりと笑った。
「ボク、先輩たちと畑を作れて楽しかったです!」
 花火は最後の線香花火になっていた。
「なんか線香花火やると、夏も終わっちゃうなぁって切なくなるよね」
 高瀬が呟くと、畑の方からコオロギの声が聞こえた。

「最後にもう1回乾杯しよう」
 ジェニオがそう言った。
「楽しかったっすね!また、機会があれば何か育てたいっす!勿論、収穫祭も!」
「皆ありがとう!お野菜作るの凄く楽しかった!」
 皆が口々にお礼を言い、そして最後にもう一度。

『乾杯!』


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: 癒しのウサたん・大谷 知夏(ja0041)
 雷よりも速い風・グラルス・ガリアクルーズ(ja0505)
 傾国の美女・水無月 葵(ja0968)
重体: −
面白かった!:5人

癒しのウサたん・
大谷 知夏(ja0041)

大学部1年68組 女 アストラルヴァンガード
『三界』討伐紫・
高瀬 里桜(ja0394)

大学部4年1組 女 アストラルヴァンガード
雷よりも速い風・
グラルス・ガリアクルーズ(ja0505)

大学部5年101組 男 ダアト
星降る夜の願い人・
ジェニオ・リーマス(ja0872)

大学部4年23組 男 アストラルヴァンガード
傾国の美女・
水無月 葵(ja0968)

卒業 女 ルインズブレイド
carp streamer・
ラズベリー・シャーウッド(ja2022)

高等部1年30組 女 ダアト
魂繋ぎし獅子公の娘・
雨宮アカリ(ja4010)

大学部1年263組 女 インフィルトレイター
リトル・猫耳メイド・
海柘榴(ja8493)

高等部3年21組 女 ルインズブレイド