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マスター:黒川うみ
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:11人
リプレイ完成日時:2012/02/08


みんなの思い出



オープニング

 そこは兵庫県のとあるスキー場。
 子供連れを連れた客も多く、スキーシーズンまっただ中ということもあって大変な賑わいを見せていた。
 ゲレンデの端にある子供のソリ用の滑り台は長蛇の列である。
 待っていた男の子がふと大人用のゲレンデを見ると、スキーコースの真ん中に雪だるまが立っていた。
 普通の雪だるまではなく、雪玉三段重ねのスノーマンだった。
 あれってなんだろうと首を傾げていると一番上の顔の部分がぐるりと振り返った。
「え?」
 スノーマンの頭には、節分の赤鬼のお面が埋まっていた。
「なにあれ?」
「え?」
 並んでいた他の子も釣られて指さされた方を見る。
「あ、こっちにもいる」
 ソリの滑り台の下に青鬼のお面が埋まったスノーマンが立っていた。さっきまであんなものなかったのに。
「着ぐるみ?」
「ショーやるのかな」
「見に行こう!」
 興味津々といった様子で子供たちはソリを手放して坂を駆け下りていく。
 えい、と誰かが雪玉を投げるとそれはたちまちスノーマンの体に吸い込まれて行った。
 すると、二体のスノーマンは突如つるーとスケートで氷の上を滑るように雪の上を滑って動き出した。子供たちは喜んで寄っていったが、スノーマンたちは彼らに向かって牙を剥いた……もとい、雪を吹き出した。
 何が起きたのか分からず彼らは雪を振り払おうとし、分厚いコートや手袋が引き裂かれているのを見た。
 ぽた、ぽた、と血が垂れる。
 冷たすぎてすぐに痛みは感じなかった。隣の子の首から血が噴き出すのが見えた。
「うわああああ!」
 一人が叫んだのを皮切りに、子供たちは散り散りに逃げ出した。

「助けて! 助けて下さい! 雪だるまが襲ってくるんです!」
 悲鳴めいた通報から漏れ聞こえる惨状から現場が混乱していることがよくわかる。
「救急車を! 救急車を呼んで下さい!」
「うちの子を知りませんか! 誰かうちの子を知りませんか!?」
「毛布を、もっと毛布を!」

 真っ白な雪の上に点々と、血痕が連なる。
 逃げようとしてコース脇の深い溝に落ちた少年は、凍えそうな身体をぎゅっと抱きしめ、瞼の裏に母を想い浮かべた。


リプレイ本文

●瞬間移動
 ディメンションサークルを使って飛び出た先は、吐く息が白くなる一面の銀世界だった。
「さ、流石に雪山は寒いさー…」
 沖縄出身の与那覇 アリサ(ja0057)が手をこすりあわせ身を震わせると、他の面々も突然の気温差に表情を強張らせる。予め防寒具を用意していても身体が驚くのは仕方がない。
「あれが問題のスキー場でしょうか?」
 戸次 隆道(ja0550)が少し離れた雪山を見上げるのに釣られると、行楽には似合わない阿鼻叫喚の悲鳴が聞こえてくるのに気がついた。
「急ぎましょう」
 宮田 紗里奈(ja3561)が直行しようとしたのを雪那(ja0291)が手を掴んで引き止める。
「待ってください。そこの大きな建物はこのスキー場のものだと思うんですが、だとしたら避難してきている人がいるはずです。遭難者がいないか目撃情報とか聞きたいんですが」
「そだな。借りれたら出来ればワンタッチアイゼンか、もしくはスノーシューあたりを借りたいさー。登山靴も借りれたら助かるな!」
 アリサの言うことはもっともだ。雪国仕様のものは雪国に行かないと中々手に入らないのだ。スノーマン撃退や怪我人の救出は急ぐべきだが、できるのであれば必要な備えはしておくべきだった。

●鬼面スノーマン
 センターハウスと呼ばれるスキー場の正面に建つ建物には、スキーやスノーボードのレンタルやレストラン、ゲームセンターや簡易宿泊施設などが詰め込まれていた。外の寒さを遮断する分厚いガラスからはゲレンデがよく見渡せた。
「うわあ、雪だるまなのか鬼なのかはっきりしない相手だね…。それはともかく急いで対応しないとっ」
 雪靴をしっかり履いた猫野・宮子(ja0024)は、早く早くと急かすように後ろを振り返る。すると、同じように準備を終えた仲間がいた。
「ここからならば赤鬼が近い。私が敵の注意を惹きつける。その間に敵を囲んでみてはどうだろうか」
 ユリウス・ヴィッテルスバッハ(ja4941)が言うと、紗里奈は頷き、
「私は、青鬼を、足止めします」
 その言葉にアリサが応える。
「みんな赤鬼から行くんだな? じゃ、おれは紗里奈と連携組んで青鬼行くさー」
 決まり、とでも言うようにエリス・K・マクミラン(ja0016)は素顔を晒さぬまま呟いた。
「一見可愛いように見せかけて、随分えぐい事をするスノーマンですね。何れにせよ、倒す相手である事には代わらないので、可愛い可愛くないなど関係ありませんが。…それじゃあ、行きましょうか」
「被害者の安全確保を優先しつつ、ディアボロの殲滅ですね。最初は相手の気を引くのをメインの方向で」
 戸次 隆道(ja0550)は言いながら外への扉を開いた。
「ポーズ決めてる余裕はないので走りながら口上だけだけど…寒いから今日はちょっと厚着の…マジカル♪ミャーコ参上にゃ♪雪だるまは任せてなのにゃ! こちらで惹きつけてる間に怪我してる人達の対応お願いするにゃ!」
 救出組の雪那と無明 行人(ja2364)を置いて六人は走り出した。
「今まさに恐怖と痛みに震えている人を迅速に救助しなくては」
 行人は救急箱、大き目のごみ袋とガムテープや古新聞、使い捨てカイロ、ゴーグルなどが詰まったナップザックを背負い、その紐をぎゅっと握りしめた。
「命がけの鬼ごっこ、になるのかな」
 雪那はぽつりと呟いて、避難をしている人の誘導を始めた。

 赤鬼のお面をつけたスノーマンの足下に向かって、ユリウスはスクロールから光弾を放った。
「炒った豆、という訳にも行かんが、代わりにこれでもくれてやろう。『鬼は外』だ!」
 派手に雪煙が舞ったところでマジカル♪ミャーコは大声を上げた。
「さあ、君の相手は僕にゃ! 鬼さんこちら、手のなるほうへ、にゃー!」
 同時に敵に銃の照準を向け、パパパーンと撃ちまくる。
 赤鬼面スノーマンの注意がそちらに向いた隙に紗里奈とアリサは青鬼の方に向かって駆けて行った。
「今のうちに早く! 逃げて下さい!」
 狙われていたスキーヤーを誘導しながら隆道はユリウスと同じように光弾を撃って状況を伺う。
「…思っていたより可愛くないスノーマンですね」
 エリスはそんな感想を抱きながら、容赦なく胴体に蹴りを打ち込み鉤爪で身体を削る。
「身体は雪で壊してもすぐ直りそうだけど……そのお面はどうにゃ! それは壊れたら直らないよにゃ?」
 早々に再生を始める胴体を睨み付けながら、サバイバルナイフで赤鬼面を斬りつける。すると、雪玉の胴体はすぐに再生するのにお面の傷はそのままだった。
「やっぱりお面が弱点にゃ!」
 決定的な発言をした瞬間、スノーマンは地面の雪を吸い上げるかのようにブリザードを吹雪かせる。氷の欠片が猛スピードで飛んでくればそれだけで十分な凶器である。
 隆道が雪吐きの脅威から避けるようにスノーマンの背後に回ると、追跡するように吹雪の吐き出し口がぐるりと回転して追いかけてきた。
(騙し討ちのようなやり方ですね…こういう手口は正直、嫌いです。速やかに片をつけるとしましょう )
 追いかけてくるのでは仕方ないとあえて吹雪の中、狙いを定め三段の雪玉を削りにかかる。ボディーブローからの上段蹴りなどでどんどんと胴体を削る反対側ではエリスが上段から赤いお面を狙って鉤爪で攻撃を仕掛けるが、ぐるりと頭が回ってお面への直撃を上手く避けられてしまう。
「三段全部独自回転可能なのか!?」
 これにはさすがに驚いたが、つるーと滑ってスキー客を庇うユリウスの方へ向かおうとしたので足止めのため再びスクロールを構え光弾を撃つ。スノーマンを宮子が追いかけトドメを刺そうとお面を狙っているので、隆道が戦況を確認しようと一旦後ろに跳んだ直後だった。
「うわ!」
「にゃー!」
 ぼふん、とスノーマンが弾け、360度全方位に向かってダイアモンドダストが巻き起こった。
「な、何…?」
 エリスがエメラルドグリーンの瞳をぱちくりさせ、反射的に顔を庇うように出した腕をどけると,
隆道と宮子がゲレンデの雪の上に倒れ伏していた。ユリウスは膝をついているがどうやら無事なようだ。
「今のは自爆…でしょうか?」
 独り言を言いながら辺りを見回してみるが、赤鬼スノーマンの姿はない。代わりに小さなクレーターがゲレンデに残されていた。
「ふ…ふふん、勝利なのにゃ♪ 正義の魔法少女は、わ、悪い鬼なんかには、負けないのにゃ♪」
 至近距離でダイアモンドダストを食らった宮子はなんとか勝利のポーズを取ろうとするが、つるっと滑って猫耳をつけた頭からべしゃっと雪に突っ込んだのだった。
「うう…冷たいにゃ…」
「いったたた…」
 跳んだところへ爆風が起きたので飛ばされた隆道は後頭部と抑えつつ起き上がる。こちらは地面に頭をぶつけただけで済んだのだろう。ひょいと上半身を起こして身体についた雪をぱっぱっと払い落とした。
「大丈夫か?」
 ユリウスが二人に声をかけると、二人とも大丈夫だとひらひらと手を振って見せた。
 他にダイアモンドダストに巻き込まれた人がいないか周囲を見回すも、エリスの危惧は懸念に終わる。
「青鬼がまだのようですね。援護してきます」
「ああ、私はひとまずこの人たちを避難させる」
 ユリウスと頷きあうとエリスは再びスノーマンと戦うためざくざくと雪の上を駆けて行く。しかしちらりと宮子を振り返るとクスリと人知れず微笑んだ。
「それにしても、魔法少女の鬼道忍軍ですか。なんだか不思議ですね。…魔女の末裔でありながら阿修羅である私が居得る立場じゃないですが」

●救助
「慌てないで! 迂回してセンターハウスへ向かって下さい!」
 ゲレンデ下部で起きている騒ぎに気付かないで上から滑ってくるスキー客を誘導しながら、雪那はきょろきょろと周囲を見回す。迷子になっている子供がいるはずなのだが一向に見つからない。
 そして今、子供を一人発見し、雪那と行人は膝を付いた。
 子供が倒れているという通報を受けて急行してきたのだが、スノーマンの攻撃が首を深く傷つけたらしく、雪原を真っ赤に染めて既に事切れていた。ひと目で手遅れと分かる出血量だった。だから逃げる人々に置き去りにされてしまったのだろう。
「…私はこの子をセンターハウスに運びます。親御さんが探しているでしょうから。無明さんは引き続き捜索をお願いします。私もすぐに戻りますから」
「わかりました」
 冷静を装いながら、
(鬼さんたち、絶対に許さないよ)
 冷たくなった小さな犠牲者を抱きしめて、怒り心頭の雪那だった。それは行人とて同じだ。スノーマンが雪を吹きまくったせいで見づらくなったゲレンデを見る瞳には怒りが宿っている。
(ここから上に向かってる血痕はさっきの子のものではありませんね)
 他にも怪我をした子供がいるのだ。しかも迷子になっている。
 血痕は上に向かうほどはっきりとし、敵の吹雪をうけていないおかげで小さな足跡も発見できた。その足跡を追いかけていくと、コースとして整備・圧縮された場所を大きく外れ、急な下り坂になっているところで途切れていた。代わりに何かが滑り落ちたような跡がある。
「助けに来ました! 誰かいますか!?」
 応答はない。だが、行人は慎重に崖と呼んでもおかしくない坂を下って行った。底には蒼白な顔をした男の子が倒れていた。分厚いコートの右肩部分が裂け、赤く染まっていた。
「きみ! 起きろ! 目を開けるんだ!」
 少し力を入れて頬を叩くと、
「う……」
 少年は僅かにうめき声を上げた。生きている。
 行人はすぐさまナップザックの中身を取り出し手当にかかる。ゴミ袋を広げてその上に新聞紙を引き、少年をくるむようにして雪の冷たさを少しでも和らげる。右肩の傷は深い。ただ、雪の冷たさで痛覚が麻痺気味のようで、少年は痛みより寒さの方が辛そうだった。傷口をきつく包帯で巻いて止血するが、既に大量に失血しているはずだ。応急処置だけでは心許ない。
「…おか、あさん……」
 青白くなった唇で、少年は母を呼ぶ。
「よく頑張りましたね、偉いですよ。すぐにお母さんのところへ連れて行ってあげます。気をしっかり持って」
 声をかけ続けながら少年を抱き上げ、行人は坂を登り始めた。

●一方、その頃
「ディアボロ。元は、人間。そのよしみ、です。せめて、苦しまぬよう。叩き潰して、さしあげましょう」
「人が楽しんでる場所に出てくるのは迷惑さ! 思いっきり叩きつぶすさ!」
 猛威を振るう青鬼スノーマンの所へ辿り着いた紗里奈とアリサはそれぞれの性格が窺える発言をして、武器を構えた。まだまばらにいる人々にアリサは思い切り声を張り上げる。
「早く逃げるんだぞー! おれたちは撃退士だから大丈夫さー!」
 その言葉に安堵の表情を見せる人々の中には足を怪我している人もいた。逃げるのに時間がかかるかもしれない。
「アリサさん、もう少し上に、移動しましょう。ここでは、人を、巻き込みます」
「了解さー!」
 紗里奈は青鬼の前に飛び出し、スノーマンの胴体にトンファーで攻撃を入れながら上の方にすり抜けて注意を引く。
(任務、遂行。それだけ、です)
 初めて反撃を食らった青鬼面のスノーマンは紗里奈を追いかけるように移動を始めた。その後ろを一般人の盾になるようにしてアリサが追いかける。人気が無くなったところで振り向き、ブリザードを避けながら二人はここでいいだろうと目線だけで頷き合う。
「とりゃー!」
 スノーマンの背後から忍び寄り、捻りを加えたドロップキップを叩き込みつつ、猫のようなしなやかな動きでアリサは紗里奈の隣に着地した。頭を踏み台にされたスノーマンは二人を完全に敵として認識したらしく、雪を吐いて吐いて吐きまくった。
 だが、まともに食らうつもりはない。
 二人が左右に分かれて攻撃を仕掛けに掛かると、戸惑ったように吹雪が止んだ。
「隙ありだぞ!」
 同時に雪を吹雪く中央の雪玉を攻撃され、二段目が弾けるように消えて日本人が見慣れた雪だるまになったかと思いきや、ぽこんと地面の中から新しい雪玉が生えてきて、一番下だった部分が中央に押し上げられ再生する。
「どうやら、胴体への攻撃は、有効ではないようです」
「ああ。あと、吹雪は一方向にしか出せないみたいだぞ! これなら何とかなるさー!」
 挟み込まれ動揺しているのか、頭の雪玉についたお面がぐるぐると回転を始める。その隙に二人は再び攻撃を叩き込む。
(今日は猫の気分と動きでいくさー!)
 アリサはオレンジ色の光纏を放ちながら胴体に重い蹴りを入れまくり、その一方で蜃気楼のような金気の光纏を帯びた紗里奈は青鬼の面に攻撃を叩き込む。
 勿論敵の近くで立ち止まったりせず、連携込みのヒットアンドウェーで確実にダメージを加えていく。特にアリサはスノーマンの注意をかき乱すように機敏に富んだ動きを見せ、野生児さながらの勘で次々と攻撃を避けていく。かと思えば重い一撃を入れてみせ、思い切りの良い暴れっぷりを披露していた。
(救助班の動きを気取られないように思いっきり暴れるんだぞー。もし、気がつかれたら怪我してでも無視できないように強引に行くさ!)
 二人が隙のない連携で青鬼面のスノーマンと戦っていると、一戦終えてきたエリスが合流した。
「自爆する可能性があります。気をつけて下さい」
「了解、しました」
 そうして程なくスノーマンが自爆して吹き飛んだが、アリサが『来るぞー!』と感づいて声を上げたので特別なダメージは負わずに済んだ。
「これでディアボロは片づいたさー!」
 アリサは朗らかに笑い、
「怪我人が、多いみたいですね。救助と手当を、手伝いに行きます」
 紗里奈は淡々と述べる。
 ゲレンデの下を見ると、センターハウスがほぼ野戦病院と化しているのが見えたので、エリスは頷いて答えた。
「では、私も救助を手伝いましょう。人手は多い方が良いでしょうから」


 雪那が笑顔を浮かべると、彼女を囲む子供たちも笑みを取り戻し始めた。
「はい、これで大丈夫だよ!」
「ありがとう、お姉ちゃん」
 脅威となるスノーマンがいなくなったことで緊張感と恐怖から解放された人々が、少々間抜けなことにようやく自分の怪我に気がついて痛みを訴えるという事態が発生していたが、混乱というような混乱は起きていなかった。
「大した傷ではありません。大丈夫ですよ」
「ちゃんと身体を温めて下さいね。はい、カイロをどうぞ」
 行人とユリウスも大勢の人に囲まれて忙しく働いている。行人が助けた子供は一命を取り留めたが、出血が酷かったので既に救急車に乗せられて病院に向かった後である。
 少年の母親は何度も何度も頭を下げ涙を流して礼を述べたが、救えなかった命もある。そのことが無明 行人の心に重くのしかかり複雑な感情を生み出していたが、彼はそんな素振りを見せず人々の治療に積極的に当たる。
 ――今日という日を忘れないでいようと、心に深く刻み込みながら。


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:4人

BlackBurst・
エリス・K・マクミラン(ja0016)

大学部5年2組 女 阿修羅
無念の褌大名・
猫野・宮子(ja0024)

大学部2年5組 女 鬼道忍軍
野生の爪牙・
与那覇 アリサ(ja0057)

大学部4年277組 女 阿修羅
邁進の鶏探偵・
雪那(ja0291)

中等部3年1組 女 阿修羅
修羅・
戸次 隆道(ja0550)

大学部9年274組 男 阿修羅
撃退士・
無明 行人(ja2364)

大学部4年45組 男 阿修羅
撃退士・
Not applicable(ja3561)

大学部9年27組 女 阿修羅
『封都』参加撃退士・
ユリウス・ヴィッテルスバッハ(ja4941)

大学部5年4組 男 ディバインナイト