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マスター:久生夕貴
シナリオ形態:イベント
難易度:普通
参加人数:25人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2013/09/20


みんなの思い出



オープニング

 残暑厳しい9月上旬。
 斡旋所スタッフの西橋旅人(jz0129)は、青ざめた表情で依頼記録が映し出されたパソコン画面を見つめていた。
「これは……ひどい」
 何て言うか、色々な意味であかん。
 画面を睨みながら、旅人は悩んでいた。
 例えば、道化の悪魔が関わる依頼。同じ悪魔と言うだけで『これ』と一緒のカテゴリーに収めるのは有りなのか。

 いや、ないな。

 0.1秒で即断。悩んで無かった。
「とりあえず…ちょっとデータを移した方が…あっしまった!」
 うっかりマウスを操作する手が三回くらいすべり、データは消去。
「ど、どうしよう。バックアップ取ってない…!」
 旅人の目には、画面に映し出された一文が焼き付いていた。

 ※この記録は削除されました※

●これは一週間前の話

「撃退士に興味を惹かれるものが増えたようだな」
「あらゲイルちゃん。ご機嫌ねぇ?」
 冥魔界ならぬ人界の一角。悪魔ゲイル・エンホモリスとマッド・デ・ラックスが緩やかに談笑。
 なんと彼ら、かつてゲートをかまえた大月のホテルで悠々とバカンス中である。

 二人は何やら真剣()に語り合った後。ゲイルがラックスに向かって何かを取り出した。
「余は新たなる嫁に出会いを求めるのであるが、さて、しかし此度の世界ではよく『男だから嫁にはなれん』との叫びを聞かされてな?」
 ごく当然のことを至極不思議そうに言うゲイル。
 むしろ彼等は今までどこでどんな世界でエンジョイしてきたのか。
「この世界では嫁=女体であるらしい。……そこで余は考えた。つまり――全員女体化してしまえばよいではないか、と!」
 ダメだこのオッサンはやくなんとかしてくれ。
「あら、ゲイルちゃんってばそんなこと考えてたの? 存在まるっと愛してこそが私達のモットーじゃない」
「うむ。余もそう思うが人界ではどうやら様々な風習や柵があるらしい。面妖な事だがな」
「本当にねぇ〜。人界って不思議ねぇ」
 むしろ全世界的にはふたりの脳みそ具合が摩訶不思議なのだが無論本人たちが気づくはずがない。
「とはいえ完全に性を転換させることは不可能というものよ。所詮、外見をそれっぽく変える程度の能力だが、まぁ体裁さえ整えればよかろう」
「ええ、大事なのは別のものだものねぇ」
「然り。改良に一月もかかってしまったが、見るがよい我が朋よ! この改良型捕獲壷を!」
 外見は以前ゲイルが大月で使用したデロイポットとまったく同じ。
「この改良型捕獲壷に捕獲すればあら不思議! 五秒で女体化完了という寸法だ! 名前もデロイポットでは無いぞ!」
「あら蔵倫に配慮しちゃったのねぇ〜」
「えろいぽっと、よ!」
 アウト。

●というわけで

「ゲイルちゃんが試運転用に借りたのよぉ〜いいでしょお?」
 つやっつやの壺を、嬉々として見せびらかすラックス。
 豊満(すぎる)その体型。ハーフアップされた長い黒髪と身に纏う衣装は艶やかで。
 けれど勘違いしてはいけない。
 彼の顔はおっさんだ(まがお)。
「私もこれを使ってちょっとハントしてこようかと思うの♪( ^o^)」
「ぶはww拉致監禁ですねわかりますww」
 もっふもふの猫っぽいなにか。謎の生き物・ヴァニタスぬこに向かって、ラックスは問う。
「ぬこも一緒にくるわよねぇ?」
「ていうか俺に拒否権なんてありませんよねサーセンwww」
 そこでラックス、うーんと考え込む素振りを見せ。
「どうせなら、アタシ好みにカスタマイズしたいところよねぇ…」
 そして思いついたようにぬこを見る。
「決めたわぁ、ぬこ。このえろいぽっと、アタシ色に染めてあ・げ・る」
「まじきめぇから死ねよwwww」

●数日後

 ここはとある無人島。
 9月とは言え、まだまだ気温は30度。泳いでも問題無い水温である。
 合宿キャンプにやってきた撃退士たちは、ここでまさかの悪魔遭遇に騒然となっていた。
「まさか…ここで悪魔と鉢合わせするなんて…!」
 どうやらヴァニタスもいるらしい。この人数で戦うのはかなり無理がある。
 いや、ていうか。

 戦いたくないんです!!!!(叫び)

「あらぁ、かわいい子たちが一杯いるじゃない。アタシ興奮が抑えきれないわぁ( ^o^)」
 手に持った謎の壺が明らかにヤバイ空気を醸し出している。突然現れた悪魔()は撃退士を見渡し。
「アタシの名前はマッド・デ・ラックス。気軽にラックスちゃんって呼んでいいのよ♪」
「ちょwww呼びたくないですしおすしwww」
 ラックスの隣にいる、猫なのか何なのかよくわらない感じの生き物。
「この子はアタシのヴァニタス。ぬこっていうの、よろしくね♪」
 ラックスはその豊満な肢体を無駄に(訂正線)優雅に見せびらかし。
 全員を見渡すと、にっこりと微笑んだ。
「さあ、アタシの元へといらっしゃい♪」

 撃退士たち、全力で逃走開始。
 しかし島内には既に『アレ』が、獲物を求めてその触手をうならせていた――


リプレイ本文


 キャンプ設営地で食事当番をしていた礼野 智美(ja3600)は、一瞬目の前で何が起こっているのかわからなかった。
「さあ、私の胸にいらっしゃあい♪( ^o^)」
 突然現れた乱入者によって、脱兎の如く逃げ出す者、よく分からない叫びをあげる者、そして既に――犠牲者となった者。
 触手がうなり、白濁液が飛び交う。なんかモザイクすらかかりだした。
 智美は目前の地獄絵図に、ただ一言。

「とりあえず危険な事は良くわかった」

 逃げよう。



●北:ここはベルサイユ

「どうして私はまた巻き込まれているんでしょう…」
 現れたマッド・デ・ラックスとぬこを見て、御堂・玲獅(ja0388)が今にも気を失いそうな程に青ざめていた。
 蘇る悪夢。あの時は自身を庇って尊い犠牲となった人さえいた。
「…はっ、いけません。回想にふけっている場合ではありませんでした」
 とにかくあの悪魔からは逃げなければ。同じく森へ逃走してきた智美と共に逃げる。
「さあ私のかわいい子たち、捕まえていらっしゃあい♪」
 逃げる二人を追いかけるのは、えろいぽっとえろいぽっとver.L。足の生えた壺が触手を飛ばしながらかなりの速度で追いかけてくる。
「くっ…ならば迎撃してくれる!」
 槍を振りかざした智美、でろりっち液を避けながら一気に壺へと叩き込む。そこを玲獅の放つ矢が襲い!
 ぱりん、と言う音と共に壺が割れる。
「一体撃破成功しまし…きゃあああ!」
「おいどうしtうわああああっ」
 いつの間にか背後に忍び寄っていたぽっと。早速二人は飲み込まれてしまった!

 ぽーい

 玲獅はまつ毛が凄い美女になった!
 智美はまつ毛が凄い青年になった!

「お嬢さん……」
 颯爽とマントを翻した智美は玲獅の手を取り跪く。
「ここは危険だ、私と共に逃げよう」
「はい…!わたくし、どこまでも、付いてゆきます!」

 どこからか流れるBGM。
 しかしここで運命の悲劇が二人を襲う。
 かの憎きえろいぽっと。気付けば周囲を包囲しているではないか…!

「ああ…わたくしたちはもう終わりですの…?」

 玲獅の瞳に涙が光る。
 ああ、残酷な運命よ!
 二人はこのまま朽ち果ててしまうのか…!

「朽ちるのはおまえのほうだ!」

 ぱりぃんと壺が割れると同時、薔薇の花びらが舞う。
 そこに立っていたのはフェンシングを手にした男装の麗人。
 カタリナ(ja5119)・フランソワの姿があった。
 睫毛がすごいことになっている上に髪もなんかゴージャス。動く度に、腰布が鮮やかに翻る。
「二人に手を出すのは私が許さない。受けるがいい!」
 カタリナは、集まるぽっとに持っていたカフェオレを投げつける!

 ばしゃあ…っ!

「このカフェオレが熱くなかったのをさいわいに思え!」
 えろいぽっと、完全に雰囲気に飲まれひるむ。
「それでもまだ文句があると言うのならば、私の血で赤く染まるがいい!」
 鮮やかな手さばきでフェンシングを操り、次々にぽっとを破壊していく。その姿はまるで舞踏のステップを踏んでいるかのごとく。
「カタリナ様……っ!」
 空からは光が差し込み、白い鳩が羽ばたく。
「すまない助かった!」
 礼を言う智美と玲獅に、カタリナはうなずき。手にした細剣を高く掲げる!
「さあ、行こう! 久遠ヶ原の地へ!」
 目指すは久遠の薔薇。自由と愛の彼方へ!

 らーららーらららー
 らーらーららーらー

「すごいわぁ…入り込む余地がないじゃなあい…」
 影から見ていたラックス、感動に涙しその場を去ってゆく。

 何て言うか、うん。私もよくわからない(困惑)。


●西:なんでここに来た

 目前に広がる断崖絶壁。
 どう見ても逃げられないオワタな光景に、真野 縁(ja3294)、藤咲千尋(ja8564)、大狗 のとう(ja3056)の三人は青ざめていた。

 ――遡ること十分前――

「ちょwwまたいるんですけどこいつらwww」
 彼女達の前に現れた悪夢。以前アレに※削除されました※で※削除されました※されたような気もするが、のとうと縁はそっと目を逸らし。
「あの悪魔知っ…らないって事にするのにゃっ」
「覚えのある…ような気がしただけかなー!うに!きっとデジャヴって奴なんだね!」
 現実から目を背けた二人、遠い目をしている千尋に向かって言う。
「千尋、とりあえず逃げるけど砂浜はダメだ。鬼門にゃ。行ってはならぬとガイアが俺に囁いている!」
「あれ…今年下半期はシリアスにって決意どこ行った(」
「しっかりすんだよせっちゃん! のとのガイア(笑)信じて走るんだよー!」
「ちょwwwガイア囁くとかフラグだしwww」
 既に口調すら毒された千尋を連れ、一目散に逃げる!

 しかし――西は崖だった。
 
「…うや?これは…ペロッ!崖ッ!」
「ペロッ…てそれあかんwwwあかんやつやでwww」
 縁と千尋の隣でのとうは顔を覆って絶望寸前。
「なんで崖を選んだんだ縁このばか…」
「おかしいんだよ…走った先は崖。まるでこの先を案じているようn」

 \さあ、NiceBoatの時間だ/

「まぁいい!片っ端から倒せばもーまんたい!」
 のとうは追ってきた壺に向かって突撃、適度に距離を保って次々と壊していく!
「おまっ動きが気持ち悪いのにゃ、じっとしてろ!」
 壺から出てきた触手が、のとうの足に絡みつく。にゅるんにゅるんした感触に思わずひい、と声が漏れ。
「千尋ー!縁ー!二人ともだいじょうb」

 振り向いた表情が、そこで固まる。
「え、ちょ、君…おおお!?」

 そこに、いつもの二人の姿は無かった。

「…お前はもう割れている」
 双剣を手に、低い声を響かせる。激しく筋骨隆々になった縁が、極太眉毛を微かにひそめ。
「安心しろ。秘孔は外してある」
「いやもう割れてるよな!?」
 のとうのツッコミに、縁はゆっくりと壊れたぽっとに視線を移し。
「おいこいつから割っていいのか」
「だからもう割れてるよな!?」
「…そうか。おまえはすばらしい男だった」
 なんかもう色々つらい。
「ヒャッハー汚物は消毒だあああ!!」
 同じく筋骨隆々で頭がモヒカンになった千尋。
 火炎放射器を手にした千尋が、ぽっとへと噴射!
 ぼぼぼぼぼ
「ヒャッハッハッハ火だ火だーっ!!ひでぶ!あべし!」
 どこの世紀末だと言わんばかりの姿にのとうは叫ぶ。
「千尋おおお彼氏が見たら泣くのにゃあああ!」
 あまりの激変ぶりに思わずその場で転倒。迫り来る触手にあっさり捕まり。
「ばかー!止めろやめっ…ぎゃわーー!?」

 のとうはいたいけな少年になった!

 その瞬間、千尋のサングラスの奥がぎらりと光る。
「ショ…ショタっ子ウヘウヘへへへへ」
「待て千尋、その姿で俺をどうする気GYAAAA」
 そこでタイミング良く(訂正線)悪く現れるラックス!
「あらぁ〜楽しそうじゃない、アタシも混ざるわぁ〜♪」
「ふ…お前の艶姿が見t」

※その後の展開はお察し下さい※


●東:めたもるふぉーぜが火を噴きすぎ

「おい、俺特製きのこカレーが危ないだろ!」
 その頃、カレー当番をしていた崔 北斗(ja0263)は、迫るぽっとに激怒していた。
 この状況下で昼食を心配するとか正気かと問いたくなるが、彼はマジ。
「カレーだけはやらせんぞ…神よ、この腕に昼飯を護る力を!」
 既にでろりっち液を浴び半裸。それでも、服よりもカレー。貞操よりもカレー。
 手にした武器でどんどんとぽっとを破壊。その間に何度か飲み込まれたが、そんなことは些細なことである。
「何度飲み込まれようが関係無い。それよりもカレーだ」
 既に髪の毛は金髪縦ロールになっている。しかしそれよりもカレーだ。
 顔がケン●ロウのようになっている。しかしそれよりもカレーだ。
 身体がロリショタのようになっている。しかしそれよりもカレーだ。
 服が溶けて※削除されました※があらわ。

 しかしそれよりもカレーなのだ。

 同時刻、周囲を見渡しながら加倉 一臣(ja5823)は身震いしていた。
「おかしい…暑いはずなのに寒気が」
 ここはキャンプ地の一角。何故か騒ぎに気付いていない者達が、今だBBQを続行していた。
「えー加倉さん風邪でも引いたんじゃねえの」
 月居 愁也(ja6837)が焼いた肉を、西橋旅人に渡す。
「あ、愁也君ありがとう」
「生肉の方は半蔵殿にどうぞ」
 夜来野 遥久(ja6843)の言葉に、旅人は相棒の黒鷹を呼び。
「肉俺も食うー!」
 にっこにこと小野友真(ja6901)が肉を頬張ったその時。
 とんでもない姿となった北斗が、絶妙な動きで色んな所を隠しながら登場。
「お前らここはカレーが危険だ! 逃げろ!」
「えっちょ、その姿どないしてたんですか!? って…見覚えある奴おる」
「え…?」
 震える友真の声に、全員が転じた視線の先には――

 ( ^o^)はぁ〜い♪

 どこからか流れてくる火サスの音楽。目前に現れたアレを見た、一臣と旅人が。
「やだ…胸がドキドキする…!社会的しぼうフラグの意味で」
「脂肪と死亡…はっ!」
「二人とも何言うてんの逃げな!」
 肉を加えた友真、慌てて二人を引っ張る。
「ちょwwwそれ蔵倫にひっかかりますしおすしwww」
「しまった!」
 ここで北斗がぬこに捕まる。さすがにロリショタで全裸はまずかった。困った北斗、ふるもっふのぬこの動きにあわせて移動。
「これでとりあえずは大丈夫だ!」
 何が大丈夫なのかわからないが、もふもふの毛皮が色んな所に触れまくる。あれ、なんだか気持ちいい…。
「いかん、癖になる。だがカレーはやらせんぞ!」
「うわああ北斗さん逃げてえええ」
「やぁ〜ん、楽しそうねぇ♪アタシも混ぜてぇ〜」
「うおおおおカレエエエエエ」

 北斗は、真の神拳使いとなった。

「いえーい、久しぶりラックスちゃん!」
 まさかの余裕ぶり。肉を食いつつピースサインをするのは愁也。隣の遥久に至っては、輝く紳士的スマイル()を浮かべ。
「これはラックス…さん、またお会いしましたね」
「あらぁ、あなたたち…久しぶりね///」
 あろうことか、ラックスに席を勧め肉を取り分ける。ぬこには焼き魚まで。
「どうぞ、お口に合うかわかりませんが」
「なんかすげぇVIP待遇わろたwww」

「あかん…あの壺あかんやつや…」
 ぽっとの触手を見て震える友真に、一臣が首を傾げ。
「いやでもたかが触手だろ…?それなら大丈夫dひでぶ!」
 パァンと平手打ち、もの凄い形相で訴える。
「アホか触手は恐ろしいんや! ぬるっとした液体が身体をぬるぬると滑り、ピンクでアレな感覚と恐怖を呼び覚ますんやぞ!!!」
 あまりの熱弁に震える一臣はそこで気付く。さっきから愁也と遥久の声が聞こえない。
「…アイツら、大丈夫なのk」

( ゜д ゜)

 そこには しんじられないほどの へんたいが いた

「遥久遥久、どう!?」
 既にでろりっち液を(自主的に)浴び、ほぼ全裸となった愁也が、決めポーズをしている。

 仁王立ちの身体は超マッチョで、顔は少女漫画。でも一応体型はショタで性別は何とか男。
 そして、全裸の股間には魔法少女のお面が装着されている。

 もう一度言う、股間には魔法少女がいる。

 股 間 に は 魔 法 少 女
 
 とりあえず、記録者の想像力がまさかの限界突破。想像自主規制がかかったその姿に、遥久は何故か冷静。
「そのマスクは廃棄処分だな」

「だめだアイツら置いて逃げよう」

 死んだ魚の目になった一臣達は速攻で逃走。しかしショタマッチョきらきら全裸股間魔法少女愁也が全力追尾。
「ひゃっはー逃がすかよ!」
「おいおかしいよねこんなの!?」
 変態阿修羅、あっさり一臣を捕まえ壺に投擲IN!
「うわああ一臣さんの犠牲は俺、忘れへん! 旅人さん一緒に逃げ」
 
( ゜д ゜)

 そこに立ちふさがるのは聖なる王だった。
 筋骨隆々、もの凄く濃ゆい帝王顔となった遥久が叫ぶ!

「退け!媚びよ!省みよ!」

 あくまできっと多分メイビー壺を倒す目的でコメットをぶっ放す。
「遥久さんそれ識別不可ああああ」
「友真、タビット!って俺も普通に巻き込まれてるしいいい」
 爆ぜる壺とBBQ。そして被害者三名。
「帝王には灰などいらぬ! 滅びるがいい灰とともに!」
「やだ…遥久かっこいい…///」※愁也です

 流星爆撃がおさまる中。
 巻き込まれついでに壺に入ってしまった三名の姿が、そこにあった。
「フッ…ラックスちゃん、こんな俺でも愛してくれる…?」
「あかんこれ確実に視覚テロやあかんこれはあかんで」
「」
 全身を肌色モザイクで覆われた一臣、友真、旅人を見て愁也騒然。
「え、ちょ、もしかして全裸やっちゃった?」
「違いますし着てますし!何故かこれで覆われちゃっただけですから!」
「そうやできっとなにかのバグやから!」
 しかし不幸な事故によりどう見てもゼンラーにしか見えない三人と、股間に魔法少女咲かせた変態。

 これをラックスが見逃してくれるはずが無かった。

 字数的な理由から結論を言うと、紳士的聖帝パワーでかわしきった遥久を除く全員が抱き締められスタン状態。
 かろうじて旅人が発動した【神の采配】により貞操だけは守られたものの。
 愁也の最期の言葉は「俺…その壺マジで欲しい」であり、遥久のコメットが再度撃ち込まれたことが旅人によって記録されている。

●南:無茶ってレベルじゃねえぞ

「――目には目を。刃には刃を…ってな?ヤラレる前に殺ってやるぜ…!!」
 輝く白浜、コバルトブルーの海面。
 ( ^o^)相手にとんでもないことを口走っているのは、小田切ルビィ(ja0841)。
 何だか最近急成長を遂げた彼、きっと大人()の階段を昇ってしまったのだろう。
 そんなルビィと行動している緋月(jb6091)がぽっとを見て悲鳴を上げる。
「何か、ひ…卑猥です!エロいですよっ!」
 紺色の水着にショートパンツ着用という、極めて薄着の彼女。この時点で大変危険である。
「うぅ…合宿の合間をぬって泳ごうと思ってたのに…!」
「ハッ心配いらねぇぜ、あんたは俺が身を呈してでも護ってやるからな…!」
 封砲でぽっとを破壊しながらルビィ宣言。
 既に完全な死亡フラグが立っている気がしないでもないが、案ずることは無い。

 ここ南は生き残る気が無い人間が、集結しているからだ(まがお)。

「あれ?そういえばなんで逃げてたんだっけ?」
 皆と共に逃走していた雪室 チルル(ja0220)は、うっかり気付いてしまう。
「例え変顔でも悪魔なんだしやっつけないと!」
 素晴らしい脳筋(訂正線)正義感。チルルは逃げるのを止めると突然ラックスに向かって駆け出す!
「なんかよくわからないけどあたいが相手よ!」
「ちょっとあんたそれ無茶ってレベルじゃないわよ!」
 同じく逃走していた稲葉 奈津(jb5860)が慌てて静止するも既に遅し。
 真っ正面から突進していくチルルに、必死に呼びかける。
「貞操! 女の子なんだからそこだけは守らないと!」
 あの合い言葉忘れちゃ駄目だよ! でも二度見どころか三度見しても書かれてない。
「てーそーって何のこと?ごめんあたいよくわかんない!」
 ヒャッハー知るか!かかってこいよ! まずい、奴(背後的な意味で)は本気だ。
 この挑戦に対してどう応えるべきか、全員の視線がラックスに釘付けになる!

「大丈夫よぉ♪ 年齢なんて飾りなんだからぁ♪」

 全員知ってた……!

 チルルの愛()を余裕で真っ向から受け止めるラックス。
 諸君、その一挙一動を本来であれば、事細かにお伝えすべきなのだろう。しかし大変遺憾なことに、記録者の勇気と希望と愛は蔵倫という倒すことの出来ない神によって脆くも打ち砕かれた。
 敢えて書けるとすれば、それは概念と言う枠を超えた驚くべき邂逅であり、その崇高な闘争はこの宇宙というスペクタルを

 チルルは銀河へと旅だった。

 と言うわけで、当依頼唯一の重体者となったチルル。
 これくらいで勘弁してください!(号泣)


 さて、次なる挑戦者はエルレーン・バルハザード(ja0889)。
「くうっ、なんておそろしい天魔…ころすころすころすッ! …あっ、でも、資料しゃしん、いっぱいとれそう^o^」
 おっと、むしろ喜んでいるだろとか言うツッコミは禁止だ。
 既になぜか大興奮()の彼女は、カメラ片手に変化の術を使用。
「いくらマッドなんとかの守備範囲が広くても、バケモノはアウトオブ眼中にちがいないのっ!」
 変貌を遂げたその姿は――!

 ┌(┌ ^o^)┐←

(あまり変化していない)エルレーンは遁甲の術で気配を潜め、一応真面目にえろいぽっとを殲滅(スマフォ撮影付き)。
「ん…あれはっ!」
 彼女の目に映ったもの。迫り来る触手と悪魔から逃走中の、奈津だった。
「もぉぉぉぉぉ近づくなぁぁぁぁ!!」
 封砲をぶっ放しながら、全力跳躍。
「ジョーダンじゃない!まっ…まだ誰にもなんだからねっ!」
 おかしい、真面目に戦って逃げていたはずなのに。
 南は真面目に逃げる気が無い者ばかりで、いつの間にかぼっち。
 正直半泣き。逃げ込む場所を明らかに間違えた感半端無い。
「危ない!女の子は私が助けるのっ」
 びよーんと奈津の前に現れる┌(┌ ^o^)┐。
「さあ、私に乗って!」
「えっ」
 奈津は一瞬変な声が出だが、迷っている時間は無かった。
「覚悟…決めたわ…やってやるっ!」
 颯爽とエルレーンの背にまたがった奈津、二人はまるでオーディンのごとく進化を遂げた!

「はううーっ!もえーっ!もえーっ!!」

 派手なBGM、エルレーンの腐女子力により無数の┌(┌ ^o^)┐が出現。
 奈津がふるう刃と共に、周囲のポットを蹴散らす。色々と吹っ切った奈津はイキイキと宣言!

「さあ、この私の女子力でブッコロよ♪」

 Ξ┌(┌ ^o^)┐<ぎーんのほもぉーのせにーのーってー♪

 そして――いつしか二人は伝説となった。


 一方その頃、この混沌の南で恐ろしいマイペースぶりを発揮している者が居た。

 \全力でアドリブ大歓迎/ ←

 無茶しやがって…の紀浦 梓遠(ja8860)と、チルルとは別方向で無茶ってレベルじゃねえぞのケイ・フレイザー(jb6707)。

 この二人は南の砂浜をのんびり散歩していたところで、奴らと出くわした。

「あらぁ〜ん♪ カワイイ子たちだわぁ」

 ここでまず先に動いたのは梓遠。
「もふもふ発見ー!!」
「えwwちょww目が怖いんですけどww」
 中性的美少年、迷わずぬこへの突撃開始。思いっきり抱きついてもふり出す!
「うはww俺超モテモテわろすwww




 いやほんと勘弁してください俺がモテるとかなんの拷問だよまじでどうしたらいいかわk」
「うゆ…もっふり…えへへ…」
 花咲くようにうっとりとした笑みを浮かべる梓遠。ぬこへの精神攻撃が続く中、ラックスと相対しているのはケイ。

「許容範囲が広くて奔放で意外と可愛い…悪くない。色々楽しめそうだ」

 (;゜д゜)え…今なんて…?

 ケイは突然ラックスの手を取るとその場に跪く。
「美しい貴女に触れる許可をいただけますか? レディ・ラックス」
「ヤダ…随分と積極的なのね、アナタ」
 頬を染めるおっさn…ラックスに、ケイはにっこりと微笑み。
「この俺を忘れられなくさせてやるよ」
「あっ…」
 どさり、という音と共にケイはラックスを押し倒す。
 彼女の豊かな黒髪が、ケイの頬にふわりと触れ。
「……強引なのね」
「ふふ、でも嫌いじゃ無いだろ?」
 柔らかな首筋をそっと指でなぞる。その動きにラックスはぴくりと反応し。
「やだ…こんなところじゃ恥ずかしいわ」
「なんだここがイイのか…体は正直だな」
「あっダメぇ…っ!」

 記録者のSAN値が崩壊寸前のため、この辺でどうか許して欲しい(ふるえごえ)。

 再び視線を戻すと、いつの間にかぬこに逃げられた梓遠が触手に捕まっていた。
「いぁあああああああ!」
 手足にぬるんぬるんのものが巻き付き、身動きが取れない。
「や、やだっはなして!!」
 頬を染め目を潤ませながら必死に訴える。触手は美少年の白い肌の上を這い、どんどん服の中へと侵入してくる。
「ひゃあああん!?」
 味わったことの無い感触に、羞恥心が限界値突破。あまりの衝撃でつい人格が入れ替わる。
「おい、ふざけんな来るな(ピーー)が!!」
 ぽっとを蹴飛ばしながら応戦するも時既に遅し。
「うわっぬるっやめっうわあああああ!!」

 梓遠は尊い犠牲となった。
 貞操は記録者にお任せしちゃダメ、絶対。


 さて、もうとんでもないことになっている南だが、まだ犠牲(訂正線)戦いは終わっていない。
 迫るぽっとを殲滅していたルビィと緋月の元に、あまたの犠牲によりパワーアップしたラックスが現れた!
「あの生物何ですか──!!!」
 緋月の水着は既に半分溶けかかっている。このままではモザイクのお世話になりかねない。
 顔面蒼白の彼女を庇い、ここでルビィが男らしく前に出た!
「マドモアゼル。壺を使って皆を追い回すのは止めるんだ。…そんな事をしなくても、俺は逃げないぜ?」
「あらアナタ…随分と綺麗な顔してるのね。好みだわぁ♪」
 ラックスがルビィの顔に見とれている間に、緋月へと合図を送る。
(今のうちに逃げろ!)
「えっでも小田切さんの側にいないと…! お、小田切さんは私が護ります…っ!」
 震え声で訴える彼女に、ルビィは一瞬呆然としてしまう。
 俺を? 彼女が?
「なんでそこまで…」
 しかし今はそれを聞いている暇は無い。ルビィはきっと緋月を見据え。
「いいから逃げろ!」
「でも!」
「早くしないとあんたが奴にヤられる。頼むから逃げてくれ!」
 緋月はぐっと堪えるようにルビィを一度だけ見つめると。まるで振り切るようにその場から駆け出す。
「はっ…貞操()なんて飾りだ。今さら俺に怖いものなんかねぇんだよ…!」
 迫り来る肉厚に、ルビィは覚悟を決める。
「小田切さん!て、貞操が無くても小田切さんは小田切さんですから!」
 緋月の叫びが砂浜に響く。

「――俺の分まで生きてくれ…」

 \アッー!/

 彼の勇姿に、合掌。


●再び北:葉っぱ隊と少年少女

 その頃森へと逃げてきたのは英 御郁(ja0510)。
「ちょ、なんでこんなところに悪魔いんの…」
 キャンプ地でご飯つまみ食いなう♪していたら悪魔に襲われた。
「三十六計逃げるに如かず!ってな。やった俺なんか難しい事言えたわ!」
 そんなことを言いながら一目散に逃げてきたのだが。

 この島に安寧の地なんてあるわけがなかった☆

「ちっ、あいつら結構素早ェな…赤くもない癖に」
 何とかぽっとを破壊しながら森までやってきた彼、木陰に隠れているとそこに現れたのは一条常盤(ja8160)とエルナ ヴァーレ(ja8327)。
「敵前逃亡は士道不覚悟!」
 刀を構え、常盤は堂々とえろいポットを殲滅していく。
 続くエルナも叫びながらぽっとに突撃開始。
「ええい、触手が怖くて魔女が出来るかー!!」
 対するぽっともでろりっち液で応戦。飛び散る白濁液で、二人の衣服がどんどん溶ける。
「うおお、あの液やべェな…」
 でろりっち液のすさまじさに、御郁は思わずジャージのジッパーを首まできっちり締める。
「とりあえず儚い抵抗はしてみた。攻撃は最大の防御って言うだろ!」
 そのまま女子二人を助けに一気に飛び出す!
「おらああ汚物は消毒だーー!!」
 迫り来るぽっとに、火遁を撃ち込み突撃。男らしく戦っていたたが、アドリブと言う名の運命により触手に捕獲されぽっとIN。
「え、ちょ、待っ※↑●♂☆」
 \アッー/
 御郁が触手であれこれな目に遭っている間に、常盤とエルナにも魔の手は迫っていた。

「アァッ…らめぇっ/// 」

 思わずおかしな声が出た常盤、隙が出来た所を触手に捕まる!
「イヤアっいけませんそんなとこっ…らめぇぇぇぇ」
 完全にキャラ崩壊しているが大丈夫かと心配になるが、隣ではエルナが謎の逆ギレを起こしている。
「元から薄着だから溶ける部分も少なくてラッキーだわぁってそんなわけあるかあああああ!!」
 一応マントで隠してはみたものの、隠しきれないそのパッション。
「めたもるふぉーぜが怖くて戦えるかああああ!!」
 もはやヤケクソでぽっとIN。

 再び姿を見せた三人の姿は――!

「性別や外見の変化など瑣末な事。確固たる信念があれば恐れる物はありません」
 睫毛と髪がもの凄いことになっても気にしない。常盤は平然とその場に立つ。
「まあこれだけあれば十分でしょう」
 その体に身につけるのは、近くで拾った葉っぱ三枚。隣に立つエルナもうなずき。
「まあ三枚もあれば十分よねぇってそんなわけあるかああああ!!」
 筋骨隆々となったエルナ、葉っぱくらいじゃ隠しきれないあのパッション。
「おまわりさんこっちですってレベルじゃないわよおおおお!!」
 ちらちらと動く度にモザイク荒ぶる。
 そんな二人を虚ろな目で見つめる御郁は、葉っぱで大事な所を何とか隠してはいるものの。
「俺…しばらく立ち直れねぇ気がするわ」
 触手に※削除されました※された上に、濃ゆい顔。精神的ショックで髪が白髪だ。

「ちょwwその服装超イかすんですけどww」
「あらぁ♪ 素敵よぉ!」
 現れたぬことラックスに、一同騒然。
 しかし常盤は瞬時に刀を構えると、悪魔に向かって宣言する。
「現れましたね! 強制猥褻罪で現行犯逮捕です!」
 エルナも武器を手に応戦の構え。御郁も最後の気力を振り絞り。
「ふっ…ここまでくりゃ、吹っ切れたわよ! 覚悟しなさい!」
「ちっ…仕方ねぇな。俺もやってやるぜ!」
 全員でラックスへと突撃する!

 葉っぱ隊の 勇姿は 素晴らしかった

 ほとんどモザイクで何やってるか見えなかったが、よく頑張った。
 三人の尊い犠牲を――私は忘れない。


 葉っぱ隊が盛大にアレなことになった頃、森の中をダンボール箱が移動していた。
「わ、私。まだ綺麗な身体でいたいの」
 半泣き状態のナナシ(jb3008)だった。ス●ークもびっくりのダンボール走行を続けながら、必死にえろいぽっとを殲滅。と言うか自分が何故こんなことになっているのか、誰か教えて欲しい。
 箱の中でナナシは歌う。
「うふふ…ぽっとを全滅させればク・リ・ア♪」」
 普段は冷静な彼女。しかしこれまで見てきたあまりにひどい()状況に、精神防御値が限界を迎えようとしていた。
「うふふ殺人鬼に捕まったらア・ウ・ト♪ うふふうふふふ…」

「…あれ何だ……?」
 動くナナシダンボールを、樹上から見下ろしているのは蒸姫 ギア(jb4049)。
 どう考えても危険な香りしかしない悪魔から、ひとまず森へ戦略的撤退をしてきていた。
「べっ、別に怖いわけじゃないんだからなっ!」
 ギアはツンとした様子でぶつぶつ言う。
「こんなとこでも騒ぎを起こす、やっぱりギア、同族は嫌いだ…」
 自分と同じ悪魔が起こしている事件だと思うと、何故か無性に腹が立つ。
 すると真下から誰かの声が聞こえてきた。
「噂に聞く変態悪魔の所業か…ははっ」
 顔を見せたのは星杜 焔(ja5378)だった。焔はいつも通りの穏やかな微笑を浮かべ。
「とりあえず、女の子を破廉恥な目に遭わせるわけには…と思うんだけど…」
「そ、それはもちろんだっ。でもここにはギアと焔しかいないぞ?」
「そうなんだよね…」
 焔がそう返した時だった。

「はぁい、アタシの登場よぉ( ^o^)」

 何の脈略も無く突然現れたラックスとぬこに、二人は騒然。
「さあ、ぽっとちゃんたち捕まえてきなさぁい♪」
「うわわっ来た、ギアに触るなっ」
 あまりに唐突な登場に一瞬反応が遅れたギア、触手に捕まりポットへ放り込まれる。
「なんだこれ、ぬるぬるして気持ち悪いぞ!」
 ギアが触手との抵抗判定を繰り広げる中、焔はラックスへ紳士的対応で何とか頑張っていた。
「こ…こんにちは、良いお天気ですね」
 しかし内心では心臓ばくばく。実は彼、過去オネェ系ガチムチ髭おっさんに※検閲削除※されたトラウマがある。
 ラックスを前にその記憶がフラッシュバックし、上手く話せないのだ。
「あらぁ、照れてるのぉ? うふかわいい子ねぇ♪」
「い…いや、今はちょっと僕忙しいので。お…お引き取り願えれば」
「だが断る(かっ」
「うわああああ」
 もの凄い勢いで迫りくるラックスに、焔マジ泣きで防御。しかしうっかり下がったところをぽっとに飲み込まれてしまう!

 ギアは美少年にへんかした!
 焔は美少女にへんかした!

 このどう見てもオワタ的な状況。ダンボールから見ていたナナシは、哀しみに耐えていた。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……無力な私を許して」
 完全に出ていくタイミングを失った。
 と言うか誰も自分に気付いていなさすぎてむしろ辛い。
「ダンボールがここまで役に立つとは思わなかったのよ…!」
 カオス状態が繰り広げられる中、ぽつんと佇むダンボール箱。ちなみにスイカの絵入りだ。

「みっ、見られても平気だぞ、ギア気になんかならないんだからなっ」
 美少年ギアは強がっても顔が真っ赤。と言うかツンデレ美少年とか、色んな意味で熱い視線を集めざるを得ない。
「わあ…これはちょっと…凄いね?」
 銀髪碧眼の超絶美少女に変化した焔は、自分の変化に驚きつつも。ラックスに対して頬を染めてみせる。
「どうか…見逃してくれませんか…?」
「べっ別にギア怖くなんてないけどなっ///」
 涙目で懇願。くっ…あざとい、実にあざといなこの二人!

 そしてここで奇跡が起きた。

「あれwwこれスイカじゃねww」
 ぬこがナナシのダンボールに気付いてしまう。焦ったナナシは隠し持っていた(どこにかは聞いてはいけない)スイカを投擲!
「うはww俺の好物きたこれww」
 スイカに目が無いぬこ、転がるスイカを一目散に追いかける。
「あらぁ、ぬこどうしたの?」
「今のうちよ!」
 ラックスが気を取られた隙に全員逃亡。いたいけな少年少女達の操は、ぎりぎりの所で護られたのであった。
 


 最終的に撃退士たちの死闘()により壺の殲滅は完了した。
 謎の腹痛により合宿参加できなかった高虎 寧(ja0416)は、悪魔による多くの犠牲にこう語ったと言う。

「無茶ってレベルじゃないわね」

 あまたの犠牲と変態達に敬意を。



依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: 伝説の撃退士・雪室 チルル(ja0220)
 輝く未来を月夜は渡る・月居 愁也(ja6837)
 久遠の風を指し示す者・ケイ・フレイザー(jb6707)
重体: 伝説の撃退士・雪室 チルル(ja0220)
   <ラックスの愛を真っ向から受け止めたため>という理由により『重体』となる
面白かった!:31人

伝説の撃退士・
雪室 チルル(ja0220)

大学部1年4組 女 ルインズブレイド
※お察し下さい※・
崔 北斗(ja0263)

大学部6年221組 男 アストラルヴァンガード
サンドイッチ神・
御堂・玲獅(ja0388)

卒業 女 アストラルヴァンガード
先駆けるモノ・
高虎 寧(ja0416)

大学部4年72組 女 鬼道忍軍
勿忘草を抱く手・
英 御郁(ja0510)

大学部1年60組 男 鬼道忍軍
戦場ジャーナリスト・
小田切ルビィ(ja0841)

卒業 男 ルインズブレイド
┌(┌ ^o^)┐<背徳王・
エルレーン・バルハザード(ja0889)

大学部5年242組 女 鬼道忍軍
絆を紡ぐ手・
大狗 のとう(ja3056)

卒業 女 ルインズブレイド
あなたの縁に歓びを・
真野 縁(ja3294)

卒業 女 アストラルヴァンガード
凛刃の戦巫女・
礼野 智美(ja3600)

大学部2年7組 女 阿修羅
聖槍を使いし者・
カタリナ(ja5119)

大学部7年95組 女 ディバインナイト
思い繋ぎし翠光の焔・
星杜 焔(ja5378)

卒業 男 ディバインナイト
JOKER of JOKER・
加倉 一臣(ja5823)

卒業 男 インフィルトレイター
輝く未来を月夜は渡る・
月居 愁也(ja6837)

卒業 男 阿修羅
蒼閃霆公の魂を継ぎし者・
夜来野 遥久(ja6843)

卒業 男 アストラルヴァンガード
真愛しきすべてをこの手に・
小野友真(ja6901)

卒業 男 インフィルトレイター
常盤先生FC名誉会員・
一条常盤(ja8160)

大学部4年117組 女 ルインズブレイド
撃退士・
エルナ ヴァーレ(ja8327)

卒業 女 阿修羅
輝く未来の訪れ願う・
櫟 千尋(ja8564)

大学部4年228組 女 インフィルトレイター
また会う日まで・
紀浦 梓遠(ja8860)

大学部4年14組 男 阿修羅
誓いを胸に・
ナナシ(jb3008)

卒業 女 鬼道忍軍
ツンデレ刑事・
蒸姫 ギア(jb4049)

大学部2年152組 男 陰陽師
力の在処、心の在処・
稲葉 奈津(jb5860)

卒業 女 ルインズブレイド
天威を砕きし地上の星・
緋月(jb6091)

大学部6年2組 女 アカシックレコーダー:タイプA
久遠の風を指し示す者・
ケイ・フレイザー(jb6707)

大学部3年202組 男 アカシックレコーダー:タイプB