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マスター:ガンマ
シナリオ形態:イベント
難易度:普通
参加人数:50人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2012/04/10


みんなの思い出



オープニング

※このシナリオはエイプリルフール・シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。

●テーレッテー
 199X年世界はアウルの炎に包まれた!!
 海は枯れ地は裂け……あらゆる生命体が絶滅したかに見えた……だが……人類は死滅していなかった!!

「ヒャッハー! ニンゲンは消毒だぁ〜っ」
 天魔の笑いが空を裂く!逃げ惑う人々を吐き散らす業炎を以て蹂躙してゆく!
 時は世紀末――自由と暴力が腐敗しきって混ざり合った混沌の時代。『弱肉強食』が理にして摂理。脆弱な人間が力を持つ天魔の『肉』になるのはある意味必然と言えたかもしれない。

 今日もまた、人間達の村が天魔に蹂躙されてゆく――

 そんな彼方を見据える勢力が一つ。人間でいながら神秘の力を身に付けた暴徒の一団。
「気に喰わねぇなァ、糞天魔共がァァ……」
「如何なさいますか」
「決まってんだろ、皆殺しだァアアア!!」
「「ヒャッハー!!」」
 天魔を滅ぼし、村の物資も奪う。一石二鳥と戦意爛々、砂煙を上げて行軍を開始した。

 嗤うのは誰か。泣くのは誰か。
 狂乱は狂乱を呼び、今――混沌が幕を開ける!


リプレイ本文

●ようこそクレイジー
「以後は普通に雨が降るようになるでしょう。よかったですね」
 笑顔が戻った村人達に流浪の祈祷師ヒサメ=セイ(ja4221)は微笑む。ローブを靡かせ踵を返す。
「では、ごきげんよう」
(荒廃したこんな世の中だからこそ、困っている人々を救うのが私の役目。又一つ希望の灯が……この暗黒の時代に光が溢れる迄、私の旅は終わらない)

 祈りを孕んだ曇り空の下。

 ヤマダーセプターと名付けられた改造バイクの駆動音が響く。荒れた大地に砂煙を巻き上げる。十八 九十七(ja4233)の革製ジャケットが靡く。あての無い旅。
 沈黙の儘思い返すのは――ソフィア・ヴァレッティ(ja1133)という占い師を自称する魔女との邂逅。

『ガソリンを寄越せ? そんなの持ってないけど、代わりにお一つ占いでもいかがかな? これからの運勢が分かるかもよ?』
『お金なんか取らないよ――そうだね、サクランボを持ってると良い事があるよ。それから西には行かない方が良い。大きな騒乱に巻き込まれたくなかったら』
『あたしはこの世の中を占いで生き延びてきたようものだからね……それじゃ、良い旅路を』

 直後、鼓膜に届いたでかい声に前方へ気を向ける。数台のバイクの群れ。
「レナちゃんはニンジャなのだー、ヒャッハー! さくらんぼよこせーなのだー! よこさないと倒してやるのだー!」
 謎のトゲトゲが付いた忍び装束にスクール水着、聳えるモヒカン。ニンジャ暴徒レナ(ja5022)は背の高いモヒカンの真ん中をバイクでかっ飛ばす。物凄い目立つ。
「ひゃっはー! なんだてめぇ退きやがれ! レナ様に逆らおうってのかー!」
 レナ配下の暴徒宮本明音(ja5435)が一気にバイクを加速させ九十七へと襲い掛かった――交差の直前に火を吹くは九十七のソウドオフショットガン。前輪が吹っ飛ばされて地面に転がる明音。
 気付いた時には銃口が眉間。息を飲む暴徒。
「こ、こいつまさかあの伝説のマッドツックナ……っ! ひ、ひぃー! い、命だけは、命だけはー! か、金なら」

 爆発音めいた銃声。

「ひでぶっ!」
 明音の悲鳴が弾けた頭部と共に撒き散らされる。疾風迅雷、最速最高、怒涛のモブっぷり。GJ。
「さくらんぼはレナちゃんのものなのだー! かかれー!」
 レナの命令の下にヒャッハーと九十七へ飛び掛かってゆくモヒカン達。しかし、ヤマダーセプターを唸らせてその間を縫う様に。リロードの音が響く。レナの目前、その直後に「どぉえへぷ」と弾けて逝くモヒカン達。そしてレナの目前に投げられるサクランボ。
「!」
 空中ジャンプでぱくっとGET、その眉間に銃口、


 ――時は正に世紀末。


『チェリーパイ食べたかったのだ』
 そんな血文字を背後に、ガソリンを入手した九十七は旅を再開する。
「西……か」
 魔女曰く、大きな騒乱があるという。

●貴方は衝撃
「今日も異常なし、っと」
 ふわぁと楯清十郎(ja2990)は暢気に欠伸を一つ、そこは村の見張り台の上。今日も変わらぬ地平線。

 否。

 何か。何だ。あれは――まさか。
「て、天魔っ!? 天魔だ、天魔が攻めてきたぞー!」
 打ち鳴らす警鐘、あっと言う間に村へ雪崩れ込んでくる天魔達。ヒャッハーと蹂躙の始まり。
 宙を駆ける炎の戦車が矢の様に駆けて来たかと思うや、清十郎の眼前。優雅な囁き声。
「さぁ、お前の望みを言ってごらん……?」
 端麗な美青年の姿をした堕天使:珠真 冬也(ja4330)が問う。慌てふためく清十郎が一歩下がる。
「た、助けてくれ、やめてくれっ! 勘弁して下さい命だけは!」
「いいだろう、お前には手を出すまい」
 冬也が指を鳴らした刹那、見張り台がぱっと燃え上がった。崩れ落ちた。当然、清十郎は落下する。
「約束通りお前『には』何もしなかったぞ」
 欺く天魔の高笑い。
「うわっ うわああ」
 落ちる哀れな人間。頭から……

『おーっ、相変わらず世紀末ってかんじだねー!』
 それは走馬灯か。落下しながら見た景色。素足に白いワンピース、幽霊のユウ(ja0591)がふわふわしながら清十郎の顔を覗き込む。落下中だというのに時間が止まったかの様な。
『や、どしたのどしたの? こんなとこで落っこちてると死んじゃうよっ。ほら頑張って! 僕の手を貸してあげるからさっ』
 元気一杯ハイテンション。ちょっとウザイのは御愛嬌。
『君はまだ生きてる。さ、おもう存分ヒャッハーしてこーい!!』
「うわらば!」
『あっ落ちちゃった うわグロッ ドンマイ!!』

「……やあ、君、良い体してるね。僕と契約して死体になってよ、今なら最新の防腐処理を施してあげる」
 通りすがり死体愛好家:帯刀 弦(ja6271)がうわらば(落下死)された清十郎の傍で恍惚のヤンデレポーズ。お持ち帰り決定。

 天魔の哄笑が響き、村が蹂躙されてゆく。
 ここでも、そこでも。

「触らんといてくれる?」
 天魔に抵抗せんと武器を持ち向かって来た人間を見下し、悪魔の亀山 淳紅(ja2261)が冷ややかに言い放った。
「大丈夫〜?」
 足元まである白いガウンと翼を靡かせ、天使の五十鈴 響(ja6602)が彼の傍へ。それぞれの片耳に着けられた音符の耳飾りが不穏に光った。
「お友だちに何してくれたの?」
 危険な微笑、響の掌から迸った雷電が村人達を押し退ける。悲鳴の中、友に問う。
「今日は何して遊ぶ?」
「そうやねぇ……あ、今日はワルツ踊りながら〜なんてどうや? トヨちゃーん、自分コーラスいくからメインボーカルよろしゅうー♪」
「おーう、任しとけぃ〜」
 斯くして始まる死の旋律。厳かで、神秘的で、不気味な。
 淳紅の歌声は近くにいる人間に仲間同士での殺し合いを暗示する。
 響の歌声は聞く者の精神に直接働きかけ、その人の生きる意欲を減退させる。
 血みどろの賛歌。そして辺りは血の海に。
「あーあ……もう歌わんようになってしもーた。つまらんなぁ……脆くて」
「ホントだね。……ねぇ、次はどんな歌を歌おうか?」

 欲望と本能の儘に暴れる天魔――そこへ更に鯨波を上げて殴りこんで来たのは世紀末暴徒ステキ軍である!

「焼死、凍死、轢死、刺殺……貴方は望み通りの最期は遂げられたのかしらねぇ……♪」
 本隊到達前の露払いを目的とした切り込み小隊は既に殺戮の真っ只中であった。
 多くの車両と部下を引き連れ副隊長の黒百合(ja0422)は笑む。人間と天魔と血の海。悪逆非道の限りを尽くし、残酷な拷問すら平然と実行する狂気の集団。略奪、収奪、蹂躙して全てを奪い尽くす事が自分達の当然の報酬だと考えている危険な集団。当然その副隊長であれば残虐さも抜きん出ていた。
「略奪の許可は与えて懐の痛まぬ素敵な褒美だぁ……うふふふぅ」
 次々と到着し略奪を開始し始める本隊へ敬礼を捧げる。良くやった、褒美は何が良いか、そんな軍団長の言葉に彼女は笑って答えた。「殺戮を」。

 各地で響くヒャッハーの声。

「天魔ごときにやるビールは一滴もない、一子相伝の古超胡蝶拳。最後まで立っていられたものはいないわ!」
 ステキ軍のムギ(ja1553)が容赦無く略奪(ビールのみ)を行ってゆく。とある店のドアを蹴り破る。目があったのは飲食店を営む幼女?雫(ja1894)であった。
「おじょうちゃ〜ん、お店に隠したものを見せてくれないかな〜♪」
「幼女ではありません、老女です」
「お前のような婆がいるか!」
 くすぐり攻撃。くすぐり攻撃。非情なくすぐり攻撃。
「〜〜!」
 涙目になりつつ抵抗するも、
「ぶ! ぷぷ なっ…… たぼわ」
 敢え無く死亡。(死因:くすぐられ死)
 さてビールを物色しようとしたムギであったが、その横合いから旅の武人:与那覇 アリサ(ja0057)の蹴りが鮮やかに決まった!
「覚悟完了。当方に迎撃の準備……は特になーし」
 ニヤリと笑み。(いつも通りの)行倒れ寸前で辿り着き、食事を貰ったこの店の店主:雫の仇を取る為に。一飯の恩は何より重い。
「お、お頭〜!」
 これは勝てんとムギが逃げ出す、しかしその刹那には武芸の天才と謳われたアリサの蹴りが襲い掛かり、
「我が生涯に、一片の悔いなし!」
 片手のビールを天に掲げたまま――ムギ死亡。
「なんだか知らないけど、とにかくよし…… ぐはっ! ぶはあ」
 ぶばっと吐血しアリサも倒れた。
 彼女は知らない。
 雫が、飲食物に毒物を入れて誰構わずに金品を巻き上げる存在であった事を……。

 戦いが起こっている。
 天魔と暴徒と人間の戦いが。

「天魔に屈服したくなきゃ、俺たちに賛同・協力することだ。異論があるならかかってこい、どうせ俺たち程度にも勝てないようじゃ天魔にはやられる一方になるんだからな」
 ステキ軍の久遠 仁刀(ja2464)が威圧たっぷりに大声で言い放つ。どうせそんな気概のある奴はいないだろうが、と武器を見せびらかして突撃する。戦果を挙げて早くもっと上の立場に成り上がる為。
(人間が天魔に蹂躙されるのは弱いからだ、強い勢力が全部支配して一番になれば反撃できる)
 その為になら弱者は捻ってもいい!なんて本末転倒傲慢系理由。
 尤も、立場はまだまだ一兵卒から少し芽が出た程度で――背の翼で天を駆け、真っ直ぐ突っ込んでくる天使の桐原 雅(ja1822)の存在に気付くのが遅れ、
「をろあ!」
 その剛拳の前にテーレッテー。
「キミみたいな強い相手を待ってたんだ……」
 弱い人間に対して力を振るう事を堕落と考え、逆に強い相手と戦う事を至上の喜びと感じる――振り返った先には旅の武人:天風 静流(ja0373)が拳を構えた姿があった。戦う力を持たない者を襲うのは信条に反する為、それらを行う輩には容赦なし。静かな怒り。

 ただ強い相手と戦いたい者――
 ひたすらに強さを求めている者――

 出遭ってしまった二人。
「誰だろうと関係ないよ……倒すっ!」
「我が業拳の前に砕け散れ……!」
 真っ正面から制圧全身、振り被った拳がぶつかり合う――轟く衝撃、空に響いた。

 一方でレジスタンス、マイクロビキニの巨乳戦士アーレイ・バーグ(ja0276)(自称あーれい様、通称拳法殺し、牛)が仲間を引き連れステキ軍との戦いを繰り広げていた。
 アメジスト製のハートのイヤリングがキラリと揺れる。あらゆる攻撃を豊かな脂肪でぽよんと受け止め吸収し、びたーんと張り手で雑魚を殲滅。見た目はにこにこ温厚、だが、びたーんとした相手の棘メイルで手を切ってしまい――その手の傷を、血を見てしまい……
「いてぇよぉおお〜〜〜っ」
 曰く、乙女の顔に傷を付けるとか酷いじゃないですか!と、凶暴になって大暴れ。往く先には暴徒ステキ。言い放たれるのは一言、
「お前はもう、死んでいる……」
「なっ―― あべし!」
 テーレッテー。

「お前達に明日を見る資格はない……この鳳十字拳を受けて立っていられるかな?」
 戦う者。鳳鳳凰拳(オオトリホウオウケン)伝承者の鳳 静矢(ja3856)はその拳法を駆使し、暴徒や天魔に虐げられている村人達を救うべく戦いの最中に居た。
「もう、大丈夫ですよ、さあ、これをどうぞ」
 村人達へは静矢の恋人鳳 優希(ja3762)が、村人達の治療を行っていた。包帯を巻き、薬を差し出す。見遣る彼方、恋人の背中。
「ったたたたた、ほぁたぁ! ……奥義、鳳百烈拳っ!」
 次々にあべしを生み出し、彼は立つ。たった今アーレイをあべししたステキの前へ。
(遂にこの日が来たのですね……)
 涙を堪えてただ、見守る。
「貴様の暴徒伝説も今日で終わりだ……ステキ!」
「面白ぇ、俺様に逆らうとどうなるか身を以て教え込んでやろう!」
 飛び掛かる二つ、交差する一瞬。閃光。降り立つ。静寂。
「……」
 静矢は静かに片手を掲げた――
「我が羽ばたきに……一片の悔い無し!」
 噴き出す鮮血、崩れる様に倒れ込む。暴徒の高笑いが響く中、優希は恋人の亡骸の傍にしゃがみ込んだ。
「希も一緒にすぐに参りますから……」
 抱き締めた、その頬に伝う一筋の涙。

「咬呀、こりゃ酷ぇあるー」
 流浪の気功師:天藍(ja7383)は肩を竦める。文字通りの大惨事。「村で一番うめーもんたらふく食わせるよろし」という約束で村勢に加勢し、中国四千年の拳法とか使って仙人まじ仙人とがんがん戦っていたが、いやはや。ちなみにそんな彼が暢気に居られるのはステキ軍にアンパンで吊られホイホイ寝返った為。不満げな村人に一喝して曰く、
「うるせーある! 我はうめーもんの味方あるよ! 悔しかったらもっとうめーもん持ってくるよろし!」
 もぐもぐごっくんごちそうさま。サテと踵を返してスタコラサ。
「争って、得られるものはあるんかねぇ」
 退場。ズルイ。

「ぇ……ぅ ぁ あぁ……あ゛あ゛ぁ゛ああぁぁぁぁああぁぁあ」
 憎悪を糧に復讐を続ける放浪の青年枯月 廻(ja7379)の慟哭が響く。目の前で殺された人質。フラッシュバック。天魔に惨殺された家族友人恋人の赤い記憶。その隙に胴を貫いたのは天魔の魔法、吐き戻す血反吐、されど廻は最期の力を振り絞って一撃を放った。相討ち。霞んで逝く景色。皆が見える。皆が……
「……やっと皆のところに……」
 伸ばした手が、地面に落ちる。

 血が流れる。

「くッ……!」
 堅物正義漢の村人、萬木 直(ja3084)は村を護るべく奮闘していた――が、天魔の魔力に敵わない。響く天魔の歌声、仲間同士での殺し合いを促される魔法。
 力は天魔組にもステキ組にも遠く及ばず、ただ彼を奮い立たせるのは精神論。この魔法で人形の如く弄ばれるのであれば、いっそ。
「さらばッ……!」
 潔く、自らの腹を切り裂いた。鋼の意志を持つ誇り高き大和男児である。

 そんな、様々な、実に様々な出来事を見下ろして。

「力が欲しいか?ならばくれてやる」
 鴉型悪魔の鴉乃宮 歌音(ja0427)は倒れた者の傍に降り立ち、囁く。答えた者はディアボロに、リスタート。
 蘇った者は復讐を始め、死を生み、その死がまた蘇って死を創る。賢しく、えげつなく、破滅に導く。
「ねずみ講だ 」
 ディアボロ形成に専念し高みの見物。指示も飛ばし効率よく増やしてゆく――因みにディアボロは女性型で男は女装、なのは、
「面白いでしょ?」
 との事。
(さて、頃合いか……当初の予定は果たした)
 魂は多く回収できた。後は余剰だ。くれてやる。黒い翼を翻す。
 しかし、ちょっと寄り道。ステキの傍に、しかし決して攻撃圏内には入らずに。
「魔界よいとこ一度はおいで」
「だが断る」
「それは残念」
 彼も悪魔になれば楽しかろうに――羽ばたき去って、黒い羽が一片。

 蹂躙される者達、しかし逃げ抜け出し去る影。

「あたくしが誰の味方かですっテ? 勿論そりゃア、一番払いの良い人ですヨ」
 血生臭い臭いには敏感な怪しげな闇商人:四十万 臣杜(ja2080)はスタコラサッサ、さっさと撤収。
「お代さえ払っていただけれバ、あたくしは満足ですのデ……お客様は神様ですかラ、ヒッヒッヒ」
 へらへら笑って、砂煙の向こう側。

「さーって、明日も元気にご飯探しだ」
 ストリートチルドレンの並木坂・マオ(ja0317)はぐっと伸びをする。じっとしてたってお腹は空く。財布もたんまりスれたし、満足。欲しいのは今日のご飯だけ。あとは似た者同士でヨロシク。
「次の町には何日住めるかな。また新しい住処を探さなくちゃ」
 足下の野良猫を撫で、問う。
「アンタも一緒に来る? 二人ならご飯探しも少しは楽になるかも。でも二人分必要になるから変わらないのかな?」
 なんて。

 されど修羅場に変わりは無く、狂乱の火種は村の奥にまで届いていた。
 蹴りで開けられるドア、略奪せんと息待つ暴徒や天魔達。

「いらっしゃいませ。ごゆっくりどうぞ」
 グラス拭く酒場の店主:神楽坂 紫苑(ja0526)は笑む。「本日も賑やかな事のようですな」と呟き、冷静。カウンターの後ろに隠れ、聞くのは悲鳴や乱闘音。

 一方で地下の料理店、燭台の灯りに照らされた逞しい筋肉、袖破けコック服。慌ただしい音に紀末的料理人星杜 焔(ja5378)が振り返ってみれば暴徒達の姿が。
 身構える――その拳はオリハルコンをも粉々に砕き!素手で魚類の鱗をガリガリ剥ぎ取り!料理道具は凶悪殺戮兵器!そして振舞うのは美味しい料理だ!
「誰かなんて関係ない……俺はただこの世紀末に食の楽しみを復活させたいだけ……さあどうぞどうぞどんどんどうぞ」
 背中(の筋肉)で語る漢。背後で聴くヒャッハーと食事の音。ニヤリと笑うのは『計画通り』。

 実は暴徒達に振舞った料理は五臓六腑破戒拳秘奥義がひとつ、天地冥府毒殺拳!
 それによって作り出された 料理の味は天国へ昇る程絶品、しかし翌日地獄の冥府行き――そんな猛毒料理。

(お前はもう、死んでいる……)
 あべしの声が地下に響いた。

 そして舞台は一転、上空、全てを見下ろし笑う者。

「あはははは! これが世界! これがこの世の終わり! さぁ、見せて頂戴!  混沌、恐怖……あぁ、気持ちいい……!」
 この世の終わりを見届ける聖戦士――ではなく天魔も人間も滅んでしまえと願う悪の水神:珠真 緑(ja2428)は未曾有の混沌を見下ろし高らかな笑い声を響かせている。
「神は滅びぬ。いや、神が世界に終焉を迎えたのである……!」
 終焉を見届ける。記録する。

●愛$十字陵
「くりりんはアイドルだからもっと大きなステージで歌えばいっぱいお金稼げるんじゃないかなー」
「お金稼げるの!? じゃぁ作っちゃおうかな〜」
「えへーくりりんは本当に賢い御方ー」

 金を愛する愛$(アイドル)の天使栗原ひなこ(ja3001)は、世紀末という狂った時代によって金が価値を失った後もそれに気づかず執着していた。
 本音は『お金好きのひなちゃんを売り出しつつ自分も遊ぼう!』『なんか楽しい事になりそう』な配下である斐川幽夜(ja1965)と鬼燈しきみ(ja3040)に唆されたひなこは愛$聖帝を名乗り莫大な金を手に入れる為に村々を襲撃し村人から物資と労働力を奪い、歌を歌う特大ステージ『愛$十字陵』の建設を決行。
 そして遂に十字陵は完成の日を迎えんとしていた――

「とうとう愛$天使ひなこが現実に……!」
 幽夜(趣味:科学技術風に見える勘違い物件造り)が目を輝かせる先には見事な十字陵が聳え立っていた。設計から携わり、透過で神出鬼没に現場を監督し、建設が順調に進むようにと便利機材や作業員養成ギプスなど色々作成した事もあり、その感激は一入である。
 因みに十字陵には安全性無視の豪華舞台装置や巨大ロボ変形機構や対人罠や安全性無視の緊急脱出装置も完備で完璧である。
 なんか罠に引っ掛かって奴隷の村人がひでぶっと爆発してたけど技術者にはミスも付き物だ。
「ん? 間違ったかな……」
 失敗は成功の母なのでまぁいっか。

 そこへ響くバギーのド派手な駆動音、地平線の向こうから砂煙。
 『お金があれば美味しいものをいっぱい食べられるよ』と唆されてひなこのお抱え運転手になった天使:桐生 直哉(ja3043)の運転する改造バギーである。幽夜が改造した事で爆走状態、後部座席もトゲトゲしい金ピカゴージャスな玉座に改造済みで兎に角派手。
 そしてその玉座に座す者こそが愛$天使ひなこである。
 近付いてくる十字陵の景色に彼女はゆるりと立ち上がるや偉そうに仁王立ち、腕を組む。が、急ブレーキによってつんのめって結局台無しに。
 それを見なかった事にして直哉が見遣った先には天使の天上院 理人(ja3053)が、優雅な一礼でひなこを迎えている姿が、
「悪こそ正義、力こそ全て、最後に嗤うのはこの僕だ――くらえ! 新必殺飛翔激熱紅茶飛沫!」
 唐突に謀反。世界を紅茶まみれにして紅茶聖帝になるのが夢。隙あらば愛$聖帝の座を横取りする事に拘り続けた腹黒天使こそ理人の真の姿であった。
 幽夜謹製の紅茶タンクを背負ってホースを持って、ひなこへ紅茶を噴射する――が、それはちょろろ〜っと見事な弧を描いて玉座に置かれていたカップの中へ。
「あれっ、理人くん何してるの? 紅茶ゴチ〜」
「流石です、ひなこ様」
「……」
 残念ドジ天使こそ理人の真の姿であった。ひなこへ熱い拍手を送る直哉をキッと睨みつける。犬猿の仲。
「桐生と一緒にいたら平和ボケしそうだ、この単細胞め」
「てめぇは後で捌いて鳥刺しにする」
「くくく」
「フッ」

 ギリギリギリ。

 互いの羽を引っ張り合い頬をつねり合い、つまり犬猿の仲。
「ねーなんか来たよー」
 最中にしきみが指を指すのは彼方、
「あれはまさか、ステキ軍!」
 幽夜が息を飲んだ。しかしひなこは颯爽と且つ偉そうにそれらを指差し高らかに言う!
「あたしの$稼ぎを邪魔するつもりっ?  みんな(村人という名の奴隷)頑張って作ってくれてるのにそれを邪魔するならあなた達も容赦しないんだからねっ、やっちゃえー!」
「流石です、ひなこ様」
「聖帝の座は渡さん!」
 喧嘩していた二人もヒャッハーと駆けてくる棄棄軍へ翼を翻した。因みに理人は愛$筆頭ひなこを攻撃する者=聖帝を奪う奴=敵という認識である。今度こそとフルパワーで熱い紅茶をぶちまける。
 が、ステキ軍にヒャッハーされゆく配下s!気が付いたら幽夜としきみも居ない! 
「て、帝王に逃走はないんだから〜っ!」
『用事思い出したから帰ります おやつは冷蔵庫にあるポテチをチンして食べてね 幽夜&しきみより』
 そんな置き手紙が舞う空の下、愛$の断末魔が響いた――

「退かぬ媚びぬ省みぬ〜っ…… ぐふっ」

●世紀末無限浪漫
 村人の一人として、ラグナ・グラウシード(ja3538)は生きていた!
「みんな、ひるむな! 戦わねば、その震えは止まらぬぞ!」
 襲い来る天魔、暴徒、それらへ投石機等で対抗しながら。
 バイクの音が響く。
「…!」
 鋲のついたセクシーボンテージの女はバイク上にて息を飲んだ――ステキ軍の構成員として、エルレーン・バルハザード(ja0889)は生きていた!
 居ても立っても要られずバイクを走らせるはラグナの目の前。急ブレーキと同時に訊ねる。
「お前 女はいるのか……なの!」
「なっ……!?」
 瞠目するラグナ。この世界でも安定の非モテだった模様。
「い、いない! それがどうしt」
「ひゃっはー!!」
 答えたが最後、歓喜狂喜。フライングボディアタック。ノックアウト。
「はぅ〜! かぁいいよ〜!」
 気絶したラグナをめっさハグ。なんということでしょう、暴徒の女にひゃっはっはー。
「お持ち帰りぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 そうして他の村人達の見ている前で、フルスロットル。ラグナはエルレーンに攫われてしまいました。
 下人の……じゃなくって、ラグナとひゃっはーエルレーンの行方は、誰も知らない。
 一説には、おいしくいただかれたんじゃね?とか何とか。

「やり直し」
 ポツリとはぐれ天魔エンジュ(ja2900)の声。能力発動、時間再生、時間巻き戻し。
「むにゃ〜エンドレス世紀末だぜヒャッハーなのです〜」
 片手に白ウサギのぬいぐるみ、片手は寝ぼけ眼をごしごしと。

●誤射★米泥国
「はぁはぁ……あと少し」
 種籾を手に権現堂 幸桜(ja3264)は村を目指して走る。
 最中にすれ違う一団――改造車の頂の玉座に座した米泥(こめでぃ)王国の女王カタリナ(ja5119)の横顔に息を飲む。
(あ、綺麗な女王様)
「あなた食料は持ってる?」
「えっ」
 まさか話し掛けられるとは。されど役割を思い出し幸桜は首を振る。
「も、持ってません! 種籾なんて持ってません!」
「言ってるぞ……」
 女王の部下:佐倉 哲平(ja0650)がバッサリと切り捨てるその言葉に「バレた」と幸桜は頭を抱えた。バラしたんだろうがと哲平の溜息。それから様子を窺う様に女王を見遣ってみれば、氷の微笑。
「そうかい! ではそいつをいただくとするわ! 食料自給は大事ですもの。者共、やっておしまい!」
「イエスマム! 小娘など消毒しましょう!」
 前に出た君田 夢野(ja0561)が下衆い笑みを浮かべつつトランペット型火炎放射器から威嚇の炎を出した。やっちまえ、の言葉に幸桜へ迫るは松下 忍(ja5952)と月居 愁也(ja6837)。
「ヒャッハー! 種籾だぁ」
「可愛い娘は拉致って仲良くトイレ掃除だぜぇえ!」
「た、たすけて! 私はこの種籾をどうしても村に届けないといけないのです!」
「げっへっへこの種籾はカタリナ様に献上だぜぇえ!」
 愁也のカッポンが幸桜の手を捉えた!
「汚っ!」
「新品だぜぇえ」
「知るか! や、やめて! この種籾が実を結べば貴方達にも……」
 と、周囲を見渡し視界に収めるのは『貴方達』。その残念さ。思わず漏れる本音。
「やっぱりあげたくないです……」
 なんて言ってるが種籾が奪われてしまうぞ!
 その時!

「今日も狙われるなんて……モテモテでごめんなさいっ☆」

 幸桜の声を聞き付け、颯爽と華麗に村一番のモテモテ娘(笑)七種 戒(ja1267)参上。しかし容赦しないのが三下sである。
「おぅおぅ 可愛い姉ぇちゃんじゃねぇかぁ。俺等と遊んでくれよぉ」
「そこの村一番のモテモテ娘(笑)ちゃん、種籾無ぇなら俺と朝までトイレ掃除しなーい?」
「戒お姉様! 助けて!」
「今日も狙われるなんて……モテモテでごめんなさいっ!」
 手を取り怯える二人――の前に立つのは用心棒の久遠 栄(ja2400)。天高く渦巻いた巻き毛、激しく主張する肩パット、全身黒皮服、そして激しいへっぴり腰!

 説明しよう!栄は一子相伝の暗殺拳の使い手を称して用心棒の仕事を得たは良いが物凄く弱いのだ!きっと襲われないだろうという希望的観測で用心棒の職を選んだのだ!とりあえず見た目でビビッてくれないだろうかとはったりで脅してみたが無理っぽくて絶望なうだ!

「う、うわわー!」
 もうどうにでもなれと矢を放った。べしっと忍の一撃でぽいーんと跳ね返って、

 栄の眉間にサクッ。テーレッテー。

「あわびゅ!」
 ドサァ。
「ああ、久遠さん……弱すぎます、まるでMOBキャラ」
 

幸桜の不憫げな眼差し。と、そこへ更に颯爽と現れたのはレイン・レワール(ja5355)である。
「私の後ろに隠れていなさい……! 村一番のモテモテ娘(笑)と+α」
 背後に二人を庇いキッと睨み据えるは三下s。トイレさんがずいと出る。
「顔はキレイなのになあ……ちょっとお胸が絶望的、ってか世紀末〜?」
 かぽかぽ。とても元気にかぽかぽ。おっぱい。
「こんの……厠の愁也あぁ!!」

 目潰しクリティカル!

「てべぼ!」
 トイレブラシで応戦する間も無く無残にテーレッテー。
「くっ 乙女には敵わなかったかぁ……ぐほぅ」
 一方の忍も戒にフランスパンで殴られて。
「ふっ俺が死んでも第二第三の相手が現れるわ! ははは ばわ!」
 テーレッテー。(※因みにテーレッテーは夢野の演奏です)
 そんな彼等にトイレットペーパーお供え。

「あの使えなさ、こっちが絶望しそうだわ」
 カタリナの溜息。哲平は突っ込み所が多すぎて頭を抱えている。

「テメェら、なァにチンタラ遊んでやがる!」
 そんな女王の憂いを払うべく、ごつい銃を肩に担いでガラ悪く加倉 一臣(ja5823)登場。テーレッテーされた三下を見て舌打ち。
「ったく……手間ァかけさせやがって」
 一臣の視線が村人3人へ。吊り上がる口角。
「ヘぇ、イイ女じゃねェか」
「また狙われちゃうのね……コレが美人薄命!」
「こっち来な、■に■いて■■■ってやるぜェェエ!」
 そんな一臣が手を伸ばした先には戒――ではなくレイン。女性と勘違い。
「はあぁ!? 女ち、違……っ!!」

 タンッ。

「えっ」
 笑顔の一臣がテーレッテー。
「すみません、間違えました♪」
 銃口と硝煙とその奥にカタリナ部下の石田 神楽(ja4485)。本来誤射なんてしない感じでつまり狙ってたけど誤射なので急所も外れた()から仕方ない!

「一発だけなら誤射かもしれない……」
「どう見ても故意だろが」
 哲平のツッコミ虚しく、神楽の狙撃は無かった事になりました。

「これはひどい……はやく手当てしないとたいへんになる」
 倒れた一臣の傍、村の見習い医師Nicolas huit(ja2921)は包帯を取り出しつつ苦い顔。
「おお……? 天使が、見えるぜェ……これは 勝つる!」
「ホータイ飽きた」
(無理でした!)
 一臣逝去!

「ごみのようだ」

 ※ニコラ先生は治療行為は包帯と胃洗浄と添い寝しかできません。
「これはしかたないだった……命は投げ捨てるもの」
 キリッ。素早い立ち直りと共にお昼寝の続きをすべく帰って行ったとさ。

「本当に残念な人を亡くしたわ」
「もう残念過ぎて突っ込むべきかすら不安になって来たんだが」
 そんな哲平の苦労はさて置き、遂にカタリナが立つ。
「私がやる……なんと、奥義を見せてあげるわ!」
「くっ、まさか伝説の!」
 レインが気付いたその瞬間、
「フハハ! どけーっ! 消毒してやるー!」
 女王の銀炎が、腰巾着の消毒がレインと幸桜を包んだ!
「ぐふっ!」
「美人薄命です……」(だが男

「村一番のモテモテ(笑)でも言い寄る男が死ねばただの小娘ね」
 種籾を得たカタリナは玉座の上から得意気に戒を見下した。
「君田、酒を」
「アルコールはこちらになります」
「―― うっ!」

 ドタァッ。テーレッテー。

「あれ? メチルアルコールって飲めないのか……まぁいい。これで俺が米泥国の王だ! フハハハハハ!」
「これでいいのか米泥国……」
(にこにこ)
 哲平はぐったり、神楽はいつの間にやら紅茶タイム。

「……何故なの」
 戒は激怒した。
「何故なのよおおお!?」
 フランスパンのフルスイングが夢野の頭部に!
「ば、馬鹿な゛ぃにやぁぁぁ!?」
 テーレッテー。
「我らはこれより修羅に入る」
 パンを片手に戒は言う。
「付いて来い、天下統一じゃー!」
「どうしてそうなった」
(にこにこ)
 そんな哲平と神楽を無理矢理引き連れ戒が吶喊する先は、世紀末暴徒ステキ。

「今まで数多の創世神(マスター)の剣(ペン)を折ってきた……くらえ我が奥義、慈崇聖拳(ジスウセイケン)!」
「ならばこれで死ぬが良い、創世神(マスター)すら上回る究極魔法――離手逝(リテイク)!」


 カッ……!


●そして数十年後
 寂れた酒場。酒を煽りながらくだを巻く栄の姿が、そこにあった。
 彼はあの時死んだ振フリのまま全てを見届けていたのだ。
「……それがあの世紀末覇者伝説の始まりじゃったというわけじゃ、ほれ、続きは酒の後じゃ、注がぬか」


 そう、時は正に世紀末。
 このイカレた時代にようこそ――



『了』


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:70人

野生の爪牙・
与那覇 アリサ(ja0057)

大学部4年277組 女 阿修羅
己が魂を貫く者・
アーレイ・バーグ(ja0276)

大学部4年168組 女 ダアト
魔に諍う者・
並木坂・マオ(ja0317)

大学部1年286組 女 ナイトウォーカー
撃退士・
天風 静流(ja0373)

卒業 女 阿修羅
赫華Noir・
黒百合(ja0422)

高等部3年21組 女 鬼道忍軍
ドクタークロウ・
鴉乃宮 歌音(ja0427)

卒業 男 インフィルトレイター
命繋ぐ者・
神楽坂 紫苑(ja0526)

大学部9年41組 男 アストラルヴァンガード
Blue Sphere Ballad・
君田 夢野(ja0561)

卒業 男 ルインズブレイド
ちょっと太陽倒してくる・
水枷ユウ(ja0591)

大学部5年4組 女 ダアト
一握の祈り・
佐倉 哲平(ja0650)

大学部5年215組 男 ルインズブレイド
┌(┌ ^o^)┐<背徳王・
エルレーン・バルハザード(ja0889)

大学部5年242組 女 鬼道忍軍
太陽の魔女・
ソフィア・ヴァレッティ(ja1133)

大学部4年230組 女 ダアト
あんまんマイスター・
七種 戒(ja1267)

大学部3年1組 女 インフィルトレイター
夜のへべれけお姉さん・
雀原 麦子(ja1553)

大学部3年80組 女 阿修羅
戦場を駆けし光翼の戦乙女・
桐原 雅(ja1822)

大学部3年286組 女 阿修羅
歴戦の戦姫・
不破 雫(ja1894)

中等部2年1組 女 阿修羅
Le lien eternel・
斐川幽夜(ja1965)

大学部7年200組 女 インフィルトレイター
闇の転売商人・
四十万 臣杜(ja2080)

大学部6年204組 男 インフィルトレイター
歌謡い・
亀山 淳紅(ja2261)

卒業 男 ダアト
心眼の射手・
久遠 栄(ja2400)

大学部7年71組 男 インフィルトレイター
水神の加護・
珠真 緑(ja2428)

大学部6年40組 女 ダアト
撃退士・
久遠 仁刀(ja2464)

卒業 男 ルインズブレイド
W☆らびっと・
逸宮 焔寿(ja2900)

高等部2年24組 女 アストラルヴァンガード
お洒落Boy・
Nicolas huit(ja2921)

大学部5年136組 男 アストラルヴァンガード
道を切り開く者・
楯清十郎(ja2990)

大学部4年231組 男 ディバインナイト
懐かしい未来の夢を見た・
栗原 ひなこ(ja3001)

大学部5年255組 女 アストラルヴァンガード
読みて騙りて現想狂話・
鬼燈 しきみ(ja3040)

大学部5年204組 女 鬼道忍軍
未来へ願う・
桐生 直哉(ja3043)

卒業 男 阿修羅
撃退士・
天上院 理人(ja3053)

卒業 男 ディバインナイト
旧國家思想撃退士・
萬木 直(ja3084)

大学部6年117組 男 ディバインナイト
愛を配るエンジェル・
権現堂 幸桜(ja3264)

大学部4年180組 男 アストラルヴァンガード
KILL ALL RIAJU・
ラグナ・グラウシード(ja3538)

大学部5年54組 男 ディバインナイト
蒼の絶対防壁・
鳳 蒼姫(ja3762)

卒業 女 ダアト
撃退士・
鳳 静矢(ja3856)

卒業 男 ルインズブレイド
世界でただ1人の貴方へ・
氷雨 静(ja4221)

大学部4年62組 女 ダアト
胸に秘めるは正義か狂気か・
十八 九十七(ja4233)

大学部4年18組 女 インフィルトレイター
心折る絶望すら乗り越えて・
珠真 冬也(ja4330)

大学部5年292組 男 インフィルトレイター
黒の微笑・
石田 神楽(ja4485)

卒業 男 インフィルトレイター
ゴッド荒石FC会員1号・
レナ(ja5022)

小等部6年3組 女 鬼道忍軍
聖槍を使いし者・
カタリナ(ja5119)

大学部7年95組 女 ディバインナイト
懐かしい未来の夢を見た・
レイン・レワール(ja5355)

大学部9年314組 男 アストラルヴァンガード
思い繋ぎし翠光の焔・
星杜 焔(ja5378)

卒業 男 ディバインナイト
乙女の味方・
宮本明音(ja5435)

大学部5年147組 女 ダアト
JOKER of JOKER・
加倉 一臣(ja5823)

卒業 男 インフィルトレイター
夜遊び☆先導者・
松下 忍(ja5952)

大学部7年249組 女 阿修羅
骸への執心・
帯刀 弦(ja6271)

大学部5年84組 男 阿修羅
幻想聖歌・
五十鈴 響(ja6602)

大学部1年66組 女 ダアト
輝く未来を月夜は渡る・
月居 愁也(ja6837)

卒業 男 阿修羅
復讐を理解せし者・
枯月 廻(ja7379)

大学部7年252組 男 アストラルヴァンガード
懐かしい未来の夢を見た・
天藍(ja7383)

大学部8年93組 男 アストラルヴァンガード