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マスター:御影堂
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2015/01/30


みんなの思い出



オープニング


 魔法少女「ジャスプリ あっとまーく」は、ジャスティスプリンセスシリーズ最新作にして視聴率・売上高ともにシリーズ屈指の記録を叩き出したアニメだった。
 「だった」と過去形で表記するのは。先月めでたく最終回を迎え、敵対していた「サイバー魔王 エンジョ―」を倒すことが出来たからだ。最後は、エンジョ―の心を解きほぐし、世界の平和のために力を役立てると約束してもらうという。涙無くして語れない物語だった。
 小さな女の子から大きな男たちまで、幅広い層を虜にしたアニメである。
 今は、駅伝期間を越えて次のシリーズが始まろうとしている。

「ここは、そのあっとまーくの聖地なのですぞ」
 撃退士にしてジャスプリシリーズマニアの八郎である。
 依頼の場所が、行きたい場所だったこともあり、非常に鼻息が荒い。
「あー、はいはい」
「どうしたのですかな、もっとテンション上げていきましょうぞ!」
 連れ立って依頼を受けたアキラは、八郎のテンションにげんなりしていた。
 他にも2名、仲間はいるが八郎に近い人間だった。
「さぁさぁ、あれが主人公たちが通っていた中学校ですな」
「なるほど、では、あそこにディアボロが現れたのでござろう」
 意気揚々と向かう様は、あからさまに浮き足立っている。
 ものすごく嫌な予感がしたアキラだが、果たしてすぐに現実となる。
 
 中学校と言っても、すでに廃校になっている。
 何故ならば、ここは田舎といって差支えのない町。少子化の波に押されて、統廃合が進んだ結果だった。
 残された建物は、「ジャスプリ あっとまーく」の資料館として活用されていた。
 そう、アニメに当て込んだ観光事業に手を出しているのである。
「なんと! これは楽しめそうですな」
「さようでござろう」
「その前に……仕事だ」
 無駄にテンションを上げる二人を諌め、アキラは銃を構える。
 さっさと終わらせて帰りたかった。
 校門をくぐれば、まずは校庭が広がっている。そこに件のディアボロがいるのだという。
 話しによれば、人形を模しているということだ。十分注意しなければならない。
「前衛、任せたぞ」と口うるさい二人を先行させる。
 遠目に見た敵の姿は一見して、女の子のようだった。
 いわゆる、フィギュアというやつなのだろう。マニアックなものを作ったものだ。
「ん? おい、どうした!」
 気を取られている間に、先行していた二人が膝を折っていた。
 知らぬ間に攻撃を受けたのかと思ったが、そうではないらしい。
 見れば、覚醒すらせずにただうなだれている。
「あれは、ジャスプリエスイーですぞ……」
「あぁ、ジャスプリデバッガもいるでござる……」
 アキラは何となく察すると、はっぱをかける。
「ぼうってしてたら、やられるぞ!」
 だが、むしろやられるなら本望というように、体躯を晒すばかり。
 こうなっては戦闘どころではない。
 なお、もう一人の仲間も「俺には出来ない」と呟いて難しい顔をしていた。
「あーーーっ、もうっ!」
 いわゆる全稼働な仕様らしく、手足の関節を人間のように動かしてそれらは近づいてくる。
 手から魔法のような者を放ち、八郎らを襲う。
 かなり被弾しながらも、嬉しそうにしている八郎たちを回収し、這々の体でアキラは逃げ出した。
「戦ってすらいないぞ……なんて悪魔だ」
 その悪魔は、アニメな笑顔を絶えず向けているのであった。
 

「観光産業に打撃なのですよ」
 オペレーターは、その町の死活問題である点を強く強調した。
 敗北の原因も語ったが、あなたたちなら問題ないはずだと決めつける。
「ちなみに敵数ですが、不明だそうです。確認する暇もなかったとか」
 それと、悪い知らせがもう一つと、付け加える。
「有志を募って、動いて攻撃するあっとまーくたちの姿を見ようという会が企画されているそうです。決行された場合、自治体等に抑えてはもらいますが向こうもわかっていることでしょうし」
 オペレーターの顔は渋かった。
 自治体の内部に、誘導しようとしている者がいるのではないかという話もあるらしい。
「彼らがディアボロに接触する前に、倒してしまいましょう。安全第一です」


リプレイ本文


 のどかな田舎風景を横目に、猫野・宮子(ja0024)は手にしていたアニメ雑誌から顔を上げた。
 表紙を彩るのは、これから戦う相手「ジャスプリ あっとまーく」。
 最終回を迎えたことで組まれた特集記事に目を通していた。
「ん、相手が魔法少女だっていうなら僕が行かないわけにはいかないよね」
 猫野宮子は魔法少女部に所属する自称魔法少女である。
 気合充分といった感じで、田舎道を行く。
「ALくんも参加するなんて、流石魔法少女の弟子だよ。一緒に頑張ろうねー」
「もちろんでございます」
 声をかけられたAL(jb4583)が柔和な笑みで答える。
「……魔法少女、ですか」
 ALの後ろでぽつりと呟いたのは、アレクシア・エンフィールド(ja3291)。
 やや戸惑うような表情で、宮子の持つ雑誌をちらりと見る。
「私は余り、そう言うのは見なかったりするのですが……如何なのでしょう?」
「調べてみたけど、いまいちピンとこないしな」
 ルナリティス・P・アルコーン(jb2890)も小首を傾げて、意見を求める。
 宮子はALに託すような視線を送った。
 ALは紳士らしく咳払いをすると、
「僭越ながら、ボクからご説明いたします」
 基本的には4人の主人公が、存在しているのだという。
 リーダーとバランスタイプ、武闘派タイプ、遠距離タイプ……。
 それぞれの特性を活かした連携攻撃が得意なのだという。
「それと、敵のボスも人気がありました。加えて2人の幹部ですね」
「敵側の……フィギュア? それもあるのでしょうか」
「自治体のページには、写ってた気がする」
 ルナリティスが渋い顔をする。
 満面の笑みで、自治体の面々とフィギュアが一緒にいる姿を思い出していた。
「あんなものは所詮ただのまがい物人形に過ぎなんというのに。惑わされるものがいるとは……」
 やれやれと頭を振る。
 同調するように、ラファル A ユーティライネン(jb4620)が鼻で笑った。
「敵に殺されても本望だなんてビョーキだな、って最初からそうか」
「だからこそ人間は面白いのだが……味方に戦闘放棄されても正直困るな」
「本質を勘違いしたファン愛を発揮するのは、ただの馬鹿さ」
 唾棄すべき存在だとの感情を込めて、ラファルは言ってのける。
 そろそろ目の前に、廃校舎が姿を現した。
「……本当にアニメのフィギュアを模倣した敵ねェ……なら、粗大ゴミ行きねェ」
 校庭に立つ敵影を捉え、黒百合(ja0422)が楽しげに告げる。
 
 一方その頃、バイクのエンジン音を響かせて染井 桜花(ja4386)は走っていた。
 後ろには長谷川アレクサンドラみずほ(jb4139)が金髪を風になびかせていた。
 村の入口から少し離れた観光用駐車場に、バスが着いたと聞いたからだ。
「しばらくは大丈夫そうですわね」
 みずほの視線の先では、自治体の良識ある方々が押さえに回っていた。
 だが、ファンの目的が動くフィギュアにあるのは明らかだ。
 ハイスピードカメラを持ってきている猛者まで垣間見える。
「……なるほど」
「桜花さんは何を見て……こ、これはどういうことかしら」
 桜花が持っていたスマホには、みずほに類似したキャラクターが移っていた。
 ジャスプリ唯一の高校生キャラと紹介され、へそ出しミニスカコスチュームをまとっている。
「わたくしにそっくりなキャラ……恥ずかしいですわ」
 自分はこんな格好で戦うことはないと真っ赤になる。
「……そっくり」
 続いて桜花も驚いた表情を見せる。
 敵の幹部の一人が、よく似ていたのだ。
「驚いている場合じゃありませんわね」
 有志が向かうより先に倒すべく、桜花がエンジンをかけ直す。
 すぐに向かうことを告げ、超法規的速度で走りだすのだった。
 

 先行する宮子たちは、早速行動を開始していた。
 まず、アレクシアがワイバーンを召喚し敵陣を把握。
「黄色いのと禍々しい赤いのを残しておく……でしたよね?」
「別に倒してもいいと思うが……そういうことで」
 ラファルが苦笑し、偽装解除。
 大型機械を携えた姿でサイレンをかき鳴らす。
 これに慌てたのが宮子だ。送れぬように、猫耳を装着。
「あれが悪に寝返った魔法少女だね。ここは、正義の魔法少女……マジカル♪みゃーこの出番だよ」
 変身、と肉球グローブ、通称ネコロケットパンチを手にはめる。
 可憐なポーズを決めて、ビシッとフィギュアたちへ宣言する。
「魔法少女・マジカル♪みゃーこ、悪に堕ちた魔法少女にお仕置きにゃ」
「この場を楽しみにしている方々の希望を取り戻すため……覚悟していただきましょうっ」
 その隣でALも合わせるように決めポーズをする。
 二人の猫耳魔法少女が立ち向かう。……ALもきっと、魔法少女だ。間違いない。
「ふふふ、壊してあげるわァ」
 悪めいた笑みを浮かべ、黒百合も漆黒の巨槍を手に校庭に入っていく。
 言動がすでに、悪役っぽいが気にしてはいけない。
「では仕事だ」
 ぴしりとルナリティスが〆て、戦闘が始まった。
 

「まずは君からお仕置きするにゃ。マジカル♪チャームでこっちに来るにゃー」
 堂々と指を指し、ツインテールのフィギュアに告げる。
 猫耳が躍る、彼女こそ魔法少女マジカル♪みゃーこなのだ。
 そのオーラは偽者のフィギュアの比ではない……多分。
 だが、フィギュアを引きつけるには十分であった。
「思ったよりつられて来たにゃ」
 校庭でばらついていたフィギュアたちが、宮子たちの存在に気づく。
 やや固まったところで、黒百合が飛び込んでいった。
 高密度に圧縮された擬似電流を伴い、アウルが掌から放出される。
 バキバキと音を立て、フィギュアに的確なダメージを与える。
「「キャハハハァ、ほらァ……もっとバラバラになりなさいよォ、人形なんでしょォ? 手足の1本2本無くなっても問題無いでしょォ」
 とても楽しげに、直線に伸びる攻撃を乱発する。
 障壁のようなものを出すフィギュアもいたが、威力を逃しきれてはいない。
 被せるようにALも、宮子の後ろについて美しく攻撃を放つ。地面から刺のようなものを突き出させ、複数を巻き込む。
「電子空間ではございませんから、本物と違って飛べないのでしょうか」
 それでも跳躍力は、アニメの通りだと述べる。
 だが、動きは似ていても所詮はフィギュア。人形である。
「折角ディアボロなんだから、可動部のスリットくらい隠せよ」
 動きの度に見える関節部に、ラファルは苦言を呈す。
 サイレンをかき鳴らしながら突っ込んできた彼女は、そのまま攻勢に映る。
「アニメと違って、飛べないなら只の的だな」
 指型砲身から放たれる魔装砲弾が、ばら撒かれる。
 流れるような範囲攻撃の押収に、各人形とも距離を取った。

「撃ち抜く……! 」
 離れるならば、単体で狙いをつけるのみ。
 ルナリティスが紫色な乙女を狙う。レーザーサイトが捉えたと同時に銃声を響かす。
 圧縮されたアウルが、その肩を貫いた。
「次は、こっちだ」
 即座に白銀の小型銃に切り替える。引き金を引けば、護符へアウルが伝わる。
 射出されたのは、螺旋状の氷の弾丸。えぐり込むように逆側の肩で弾けた。
 氷は肩を抉ることなく、何かに阻まれるように崩れ落ちた。
「魔法少女……だから、魔法には強いのか」
 淡々と見極め、カービン銃に持ち直すのだった。
 
 目の前にいる魔法少女は、ピンク、黄色、蒼色、紫の四色をキャラカラーとして持っていた。
 そのうち、宮子が紫色と蒼色の魔法少女を引き受けていた。
 そして、黒百合の近くへ敵幹部らしき二人が接近。
「ウィルム、みんなを守って」
 敵陣を把握したアレクシアは、ワイバーンからウィルムへと主体を移す。
 ウィルムの防御結界に、多くの味方を引き入れられるよう位置を調整する。
 自身は攻撃を受けないよう、敵の位置に注意していた。
 そんなアレクシアの耳に、バイクの轟音が聞こえてきた。
「――来ましたか」


 乱戦状態の校庭で、桜花は自分と酷似した人形を確かに捉えた。
 アクセルを更に上げ、砂を巻き上げながら戦場を縫う。
 円を描くように、敵の後ろへ回り込むと急ブレーキをかけた。
 金切り音を響かせ、ウィリー状態になったバイクの後輪で敵を薙ぐ。
「……拳のお届けに参りました」
 宙を舞う人形を見上げ、ビシッと告げる。
「お届け物なら、もう少し丁寧に扱って欲しいですわ」
 苦笑しながらみずほは降り立つと、背中からアウルを放出し滑るように駆ける。
 さながら蝶の羽のような形のアウルは、魔法を使っているように見える。
「……くっ」
 立ち向かうのは、オレンジ系の黄色をテーマカラーにした魔法少女だ。
 武闘派タイプなのか、すました笑顔が張り付いていた。
「こ、これは屈辱ですわ」
 露出の多い格好を自分がしているように感じ、左フックをかましながら涙目になる。
 一撃目はかわされ、カウンター気味のアッパーが返ってくる。
 かわしつつ強く踏み込み、みずほが放った追撃は相手の脇腹を捉えた。
「ここ、ですわ!」
 大鎌を振るうが如く放たれた右フックが、人形の頭を砕く。
 頭の一部が崩れても、辛うじて人形は構え続ける。
 その姿に、みずほは次第に複雑な表情を浮かべるのだった。
 
「右方向、逃げる敵がいます」
 ウィルムの声を聞いたアレクシアが、全員に伝える。
 はたと見れば、ピンクの人形が校舎方向へ走っていた。
「あらァ、仲間を見捨てるなんて……正義の味方があきれるわねェ」
 黒百合が接近してきた二体を凍てつかせ、行動を阻害し得物を変える。
 スナイパーライフルのスコープを覗き、容赦なく引き金を引く。
 逃げる背中へ、弾丸を撃ちこみながら黒百合は楽しげに笑う。
「ふふふゥ、正義の味方? それをズタボロにする悪役ってなかなか楽しいわねェ……悪役ってこんな背徳的な気分に浸れるのねェ、いい経験だわァ」
 黒百合に動きを阻まれた二体を、ラファルが片す。
 拡散ビーム砲で一体をオシャカにし、もう一体へにじり寄る。
「恨みは……あるな。もう少し塗装、アニメに近づけられなかったのか」
 敵役のフィギュアだからか、やや色合いが違うことを鼻で笑う。
 ちなみに恨みとは、リアルミリタリー路線アニメの裏番組が視聴率競争に負けてあえなく散ったことに対するものだ。
 ディアボロにしてみれば、とばっちりである。
「デティールが甘いんだよな」
 1つずつ粗を指摘しながら、丁寧に手足を破壊していくラファルであった。
 

 桜花が対峙するフィギュアは、桜花にそっくりの敵役である。
 どうやら、このキャラは遠近のバランスを備えたタイプらしく時折距離を取る。
「……絶技・枝折」
 ステップを踏み、敵を逃がさないよう桜花は接近し続けていた。
 ぽつりと声を出すと同時に関節を狙う。
 捻るように人形の関節部を破壊し、さらに再生させぬよう砕く。
「……しぶとい」
 ぶらりと右足と左腕を垂らす状態に陥っても、フィギュアは堂々たる出で立ち。
 表情がラスボスらしい強かさを持っているためか、効いているのかわかりにくい。
 だが、確実に効いている。その証拠に、フィギュアは桜花から逃れられなくなっていた。
「……獣は今」
 接近戦に切り替えたのを見て、桜花は一呼吸を置く。
「……力となる」
 吐き出すように呟けば、オーラの羽が背中に現れる。
 めった打ちに繰り出されるフィギュアの右の拳に対して、立ち向かう。
「……絶技・拳断舞踏」
 アウルの力がこもった拳が、フィギュアの拳とぶつかり合う。
 体勢を崩しながら、足掻くラスボスキャラに容赦なく拳を叩き込む。
 ビキッと音がなり、フィギュアの拳が砕け散る。ヒビは止まらず、フィギュアの全身に達した。
「……自分に勝った」
 砕けていく自分の姿を前に、前向きに気持ちを切り替える桜花であった。
 
「そんな攻撃、当たらなければどうということはないのにゃ」
 ビシッと宣言し、宮子は紫色と蒼色の放つ魔法を避けていた。
 張り巡らせたアウルの糸が、二色の弾ける球体から宮子を守る。
「並んだらこっちのものにゃね! いくよ、マジカル♪ファイヤーにゃー」
 側面へ滑り込むと、直線に並ぶ二体の人形へ炎を放つ。
「校舎にはお気をつけくださいませ」
「言われなくても、わかっているにゃ」
 ALが合わせて攻撃を繰り出せば、地面に縫い付けられるように伏した。
 念の為にと、宮子が再び火を放てば、一体はそのまま飲まれる。
「にゃ!?」
 もう一体は崩れかけた身体で立ち上がると、ALへ向かって全力で駈け出した。
 だが、その脚は一発の弾丸で打ち砕かれた。
 正確には、アウルを凝縮した光弾だ。
「……止めだ」
 巨大な翼をはためかせ、ルナリティスが引き金を引く。
 アニメな笑顔が咄嗟に振り向くが、その顔面は打ち砕かれるのだった。
 

 すべての敵が、黒百合の宣言通り粗大ゴミと化していた。
 戦いを終えた宮子は、
「この世に悪の栄えた試しなし、正義は勝つのにゃ」
 お約束の決めポーズをしっかり決める。
 合わせるようにALもポーズを決めていた。
 
「さっさと片付けてしまいましょうねェ」
 黒百合の提案のもと、有志連中が辿り着くまでに片付けが行われた。
 真っ黒なゴミ袋へ、アレクシアの召喚獣の力も借りて残骸をまとめあげていく。
 そうこうしていると、有志が到着したのであるが……。
「あれが、そうか?」
「いや、人に見えるが……精巧だな」
 がやがやと彼らは、みずほと桜花の周りに集まっていく。
「残念ながら、あっとまーくとや……え? わ、私は似ているだけで」
「……あー」
 慌てるみずほと状況に流される桜花がそこにいた。
 一方でラファルとルナリティスは、有志のまとめ役や誘導をしたと思われる職員を探しだす。
 きつーいお言葉が待っているのであった。

「さて。せっかくですから、資料館に行きませんか?」
「魔法少女部として、しっかりと確認しないといけないね」
 どこかそわそわした感じの宮子に、ALが提案する。

 二人が校舎に消えていく頃、
「わ、わたしを解放してください〜」
 と涙目にみずほの拳が炸裂してしまったとか……。
 アニメのような閉じていくワイプ画面が、見えるようであったという。


依頼結果

依頼成功度:普通
MVP: 赫華Noir・黒百合(ja0422)
 花々に勝る華やかさ・染井 桜花(ja4386)
重体: −
面白かった!:4人

無念の褌大名・
猫野・宮子(ja0024)

大学部2年5組 女 鬼道忍軍
赫華Noir・
黒百合(ja0422)

高等部3年21組 女 鬼道忍軍
不正の器・
アレクシア・エンフィールド(ja3291)

大学部4年290組 女 バハムートテイマー
花々に勝る華やかさ・
染井 桜花(ja4386)

大学部4年6組 女 ルインズブレイド
理系女子・
ルナリティス・P・アルコーン(jb2890)

卒業 女 ルインズブレイド
勇気を示す背中・
長谷川アレクサンドラみずほ(jb4139)

大学部4年7組 女 阿修羅
正義の魔法少女!?・
AL(jb4583)

大学部1年6組 男 ダアト
ペンギン帽子の・
ラファル A ユーティライネン(jb4620)

卒業 女 鬼道忍軍