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マスター:哀歌
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:12人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2012/11/14


みんなの思い出



オープニング

●天使様の言うとおりー
「はっはっは。さあさあ行きなさい我が下僕、コルチゾン君。あそこのコンビニの駐車場で交通の邪魔をしている人間が居ますよ。刈り取ってしまいなさい」
 やけに陽気な笑みを浮かべた一人の天使が、街中でサーバントに何やら指示を出していた。
 そのサーバントの名前はコルチゾン君――名前とは裏腹に、見た目は獰猛な野獣だ。巨大な獅子で、名前間違ってるだろうと叫びたい気分。牙は剥き出しだし、とてもおっかない。
 そのコルチゾン君は、天使の言ったコンビニの駐車場でたむろし、結構お邪魔をしている若者達に襲い掛かる。当然、目を白黒させて逃げ出す若者。そんな若者を見て、天使は更に陽気に笑う。
「はっはっは。たまにはこうして人間達の為に働くのも一興ですね。搾取ばかりせず、時にはこうして下々の者の為力を使うのも悪くない……それにこの行動に感激して我々を慕う者も出てくるでしょうしね。はっはっは」
 天使は我が物顔で笑い続ける。はっきり言って、天使のやっている行為は迷惑以外の何物でも無いのだが、彼からすれば充分に善行をしているらしい。自分の行動に全く疑いが無いのが困ったところだ。
「では、私は帰りますので、後はよろしくお願いしますねコルチゾン君。ゴミのポイ捨て、通行の邪魔、恐喝、強盗、窃盗……悪事を働く人を見かけたら、すぐさま噛み殺してしまいなさい。きっと人間達は感謝することでしょう。はっはっは……」
 そう高らかに笑いながら、天使は姿を消す。
 そしてそんな出来事の後――街中に、コルチゾン君が佇む事になったのだった。

●でっかいお世話
「これこそが本当に、大きなお世話という奴ですね。はっきり言っていりません。街中にでっかい獅子なんぞ放置されたら、それこそ迷惑です。これだからペットの世話が出来ない飼い主は駄目なんですよ。野放しにして帰るなんて何を考えているのやら」
 権田藁米子さんは、ぷりぷり怒っていた。
 それもその筈。『自由』奔放すぎる天使の、身勝手な『平和』を押し付けられて、一人の人間として怒らずに居られる訳がない。
 確かに悪事は諌めなくてはならないだろう。だが、この天使がしているような方法は論外だ。
「なので、皆さんには、このコルチゾン君の退治をお願いします。この獅子ちゃんの所為で、近隣の住民は外を出歩く事すら出来ません。早い退場をお願いしたいところでありますので……おっと失礼。はい、もしもし。何の御用でしょうか……」
 そこで、突如掛かってきた携帯を取る米子さん。
 ふんふんと頷きながら会話をしている。どうやら仕事関連の電話のようだ。コルチゾン君に何か異変でも起こったのだろうか――?
「……えーと、皆さん。コルチゾン君が増えました」
「…………はい?」
「ですから、その、増えました。傍迷惑な天使が新しいサーバントを遣わせたのでしょう。新たに二匹増えました。ええ、この二匹も退治願います」
 どうやら迷惑な獅子退治は思っていたより難事になりそうであった。
 まあ、増えたものは仕方ない。三匹纏めてご退場願うとしよう。


リプレイ本文


「交通ルールは守りましょうねー信号を渡るときは手を上げて〜……っとと、あれですねー、噂のコルチゾン君三匹は〜」
 車もどころか人気も無い街中の一角を、お胸を揺らして手を挙げながら歩くアーレイ・バーグ(ja0276)の瞳に、行儀良く丸くなっているでっかい虎三匹が映った。聞き及んだ情報や、現状の光景からしてあれが件のサーバントに間違い無いだろう。
 悪事と見れば襲い掛かってくる、天使の置き土産コルチゾン君。
「変な名前だよねー。調べたらステロイドホルモンの一種だったし……それは兎も角どうしようか? 見たところ一匹だけ金毛が混じってるのが居るけど、あれが一号かな? 今のところ三匹とも大人しくしてるけど……」
 遠くからまずは観察する猪狩 みなと(ja0595)。小さな親切大きなお世話を地で行くあのサーバント達は、ひとまず悪事さえ働かなければ大人しくしているようである。問題は、その悪事の幅だ。どこまでが彼らにとって『悪事』となるのか……思わず、一挙一動に緊張してしまう。
 今現在は車道に出ない、信号は守る、ポイ捨てはしないなど、考え付く悪事は起こさないよう気をつけてはいる。大人数で歩く時点でひょっとしたら……と考えていた久遠寺 渚(jb0685)であったが、その考えは杞憂に終る。流石にそこまで問答無用では無いらしい。
「それでも迷惑な押し売りに変わり無いですけど……配置に着きましょうか皆さん。あ、でも慎重に行きましょうね。大丈夫だと思いますけど、走っただけでも危ないかも……」
「……そこまで融通が利かないとは思いたくないな。無論、身勝手な価値観の強要をする輩のペットが相手だ。注意する事に越した事は無いだろうが。……全く、権田藁氏の言うように躾のなってないペットの野放しほど厄介なものはないな」
 渚の言う不安に頷きながら、北条 秀一(ja4438)は億劫そうに呟く。
 最近は悪魔相手でも似たような事件があったらしく、秀一の機嫌は悪い。事態の収束が優先事項と解ってはいるものの、内に芽生えた不満は容易には消えない。
 そんな秀一の傍で――快活に銅月 千重(ja7829)が笑う。
「あはは、まあその辺は全く同感だよ。けど今はそんな事言ってても始まらないし、さっさとあそこのコルチゾン君達を片付けよう。散歩がてら、お茶でも飲みに行きたいしね」
 千重の言うとおり。あの迷惑千万な野放しペットと、その飼い主には一言物申したいところであるが憤っていても仕方ない。彼女の言うように手早く片付けるのが吉だ。
 撃退士達は三班に分かれて位置に着く。そして各班の囮が行動を開始する。
 桐生 直哉(ja3043)が食べ終えたパンの袋や、飲み物のパックをこれみよがしに捨て始める。ゴミと化した袋をポイポイポイポイ汚く投げ捨てる。
「さて、これで気が惹ければいいが……いや、虎綱さんくらい容赦なくやるべきか……?」
 横目で見れば、ずんずんじょわじょわラジカセ鳴らしながら虎綱・ガーフィールド(ja3547)がスプレー缶で何やらアートを描き始めている。無駄に上手いのはどういう事だ。
「クリスマスソングとか! 早すぎなんじゃ! まだ一ヶ月前だぞ! カップルとか! 爆破してやろうか! 爆発、爆殺!」
「気合入れて悪事してますねー。これは私も負けてられません。……夏だったら良いんですけどねー、それは贅沢と言うものです。囮の役目果たしてみせましょう……」
 アーレイも気合を入れて、囮行動を開始する。上着を脱ぎ、制服に手を掛けてその肌を顕に――待て。
「やりすぎよ! こんな往来の真ん中でストリップまでする事ないでしょうが!!」
 すぐさま待ったを掛けるフローラ・シュトリエ(jb1440)。駄目である。女性たるもの恥じらいを捨ててはいけないのである。
 だが――怒る暇は無かった。ポイ捨てや落書き、そしてストリップ未遂を見て、三匹のコルチゾン君が牙を剥き出しにして襲い掛かってきたのだから。


 投げ放たれた空き缶が弧を描いて、一匹のコルチゾン君の目前に落下する。
 目の前で起こった缶のポイ捨てを見て、視線が投げた者、綾川 沙都梨(ja7877)に向けられる。
(私も規律を守らない者は嫌いだが、それを罰する者にはより厳しい規律と節制が必要であり、それを個人の気まぐれで行う今回の天使の行為は、ただの『遊び』に過ぎない……ならばそれを裁くのが自分たちの『仕事』だ。倒させてもらいまますよコルチゾンとやら)
 PDWの引き金を弾きながら前衛に飛び出す沙都梨。火器による攻撃に恐れもせずコルチゾン3号は噛み付いてくるが、意に返さないのは沙都梨も同様だ。
 後衛より、杉 桜一郎(jb0811)が六花護符より霊弾を撃ち出して援護射撃を。
 前衛に向けられる敵の攻撃の圧力を少しでも減らすように、虎の動きを注視しながら攻撃を。
(移動力とあの噛み付きの威力は凄いですね……ですが遠距離からならどうでしょうか? ……まずはその能力見極めさせて貰います)
 敵の動きを見据える桜一郎。その横では同じ後衛の千重が、仲間の負傷を癒しながら激を飛ばす。
「少しくらいの傷ならあたしに任せな! 遠慮しないで前で暴れてくれよ!」
「そうさせてもらう」
 秀一が応えて、ツヴァイハンダーを構えて斬りかかる。沙都梨と並列し、後衛を護りながらコルチゾンの体に傷を刻んでいく。反撃で爪を振るってくるが、そんな攻撃を慌てず騒がず手にした両手剣で防ぎながら――。

 一色 松子(ja5086)の操るダブルアクションの自動式拳銃がコルチゾン2号に向けて火を吹いている。敵の背後から後ろ足や頭部を狙って、幾度と無く銃撃を浴びせていた。
 難しい部位狙いだが、このコルチゾン達は悪事に反応する特徴を持つ。上手くコントロールすれば無防備なところに攻撃を叩き込むのも不可能ではない。
「あの牙は鋭そうですが触れなければ恐れる事はありませんね……可能ならそのまま引き付けお願いします」
「うわーん! それは厳しいですよー! 怖いですし……あ、ああ! またこっちに来たー!!」
 ちり紙をポイ捨てしながら気を惹いていた渚が盾を構えたまま、怯えた声を上げる。盾で防いだり回避したりし負傷を避けてはいるが、慌てふためく渚がどこまで回避できるか。
「そんなに怖がらなくていいよ、すぐに……終らせるから、さぁ!」
 みなとの持つ戦槌に紫焔が宿り、目にも止まらぬ一閃がコルチゾン2号の横っ腹に炸裂する。
 とてつもない速度と威力の一撃を受けて、苦悶の声を上げるコルチゾン。
 アーレイが続きスタンエッジによる電撃を浴びせる――が、あまり効いている様子は無い。
「……聞いていた通り、抵抗するようですね……ですが手は緩めませんよ」
 敵の様子にも、動じず変わらず松子は銃を撃つ。抵抗力が高くても攻撃の手が緩むことは無い。
 倒れるまで――続けるのみ。

 影野 恭弥(ja0018)の両目が金色に発光し、片目の左目が黄金の灯火を宿す。煌焔眼、その名の如く瞳を煌く焔に変えた恭弥は、自らの精度を高めて銃を撃つ。常に敵の側面、または背後に回り込み射撃を続けて、力を削いでいく。
「……耐久力もかなりのものだな。これだけ撃ってもまだ倒れないか」
「構わんだろう。どの道、戦法に変わりは無いんだ」
 恭弥の呟きに応えつつ、直哉は脚部のシルバーレガースに黒く漂う靄を纏わせる。
 そして、一閃させるは黒き蹴撃。充分な破壊力を乗せた一撃を喰らわせた。
 しかし――まだ倒れない。
「悪事を許さないっていうのはいいとしても、これじゃありがた迷惑すら通り越してるわね。しつこいし……で、虎綱さん大丈夫? かなり噛まれてたけど」
「……どんどんかかって来いや、と言いたいところで御座るが……少々悪事が目立ち過ぎたで御座ろうか……」
 フローラが持ち手が金色に輝く杖を構えつつ、囮を頑張っていた虎綱に問い掛けると、痛みに堪えている声で返事が返ってきた。どうやら最初に気を惹かせた落書き行為が、かなりコルチゾンの怒りを買ったようだ。
「まあ、無理はしないようにね。こんな迷惑千万な相手に重傷とか笑えないわよ」
 杖を打撃武器として使用しつつ、近距離でコルチゾンと打ち合うフローラ。彼女も彼女で牙と爪の猛威に晒されているが、ここで臆する事はできない――。


 アーレイの開いた魔道書から放たれた雷の魔力、そして渚のアサルトライフルの射撃で弱ったコルチゾンを視界に納めつつ、みなとはその懐にまで潜り込む。
 縮地。爆発的な加速で至近距離まで接近したみなとは、戦槌を敵の体に叩き込んだ。
 それが止めの一撃となったのだろう。激しく二転三転と転がって……動きを止めるコルチゾン。
「随分力押しになりましたねー。無事に倒せて何よりですけど」
 ふぅと疲れた溜息を吐くアーレイ。同じように一息吐くみなとと、何度か盾越しに牙の猛威を見てすっかり疲労困憊の渚の姿があった。
 だが、コルチゾンは他にもまだ二匹居る。松子はすぐさま残りの班に目を向けて――己が銃で援護射撃を。
「休めるのはまだ先のようですね……皆さん、もうしばらく頑張りましょう」
 その言葉に小さく頷き、アーレイ、みなと、渚の三名も他班の救援に向かう。
 残りの班。他の二班も戦いは終盤を向かえ、飛び掛ってくるコルチゾンと激戦を繰り広げていた。
「シャァ!」
 咆哮と共に放たれた雷遁・雷死蹴。虎綱の振るった漆黒の大鎌が、コルチゾン1号に鋭い斬傷を刻む。既に敵の消耗も多い。ここが攻め時で倒し時だ。多少の負傷には目を閉じて、今は殲滅に尽力する撃退士達。
「迷惑千万な存在にはいなくなってもらうわよ……桐生さん!」
「ああ、任せろ」
 フローラが呼び掛け、直哉と共に攻め立てる。
 トート・タロットに刻まれたイメージが具象化し、シルバーレガースが嵌められた蹴撃がコルチゾンの体に浴びせられた。もう撃退士達も悪事で気を惹くような行動は取っていない。持てる力を全て攻撃に注ぎ込んで、いち早い打倒を目指している。
 勝負を決める――その意志の元、恭弥の体が、魔具が、魔装が、黒く染まる。
 銃に込められた弾丸に宿る、黒き炎。狙いをつけて、禁忌ノ闇が放たれる。
「これでゲームオーバーだ」
 黒き弾丸に穿たれるサーバント。二弾目は無かった。弱ったところに胴体を穿たれた、その時点で敵の動きは完全に停止していたのだから。
「相手は充分弱っています! 一気に片を着けましょう! 全員で攻勢に回れば、これで決められる筈ですよ!」
 そして最後の一匹を相手取っている班も終わりの時が近付いていた。
 状況把握を密にしていた桜一郎は即座に判断した。相手の動きが鈍ってきている。ここで攻勢に回れば勝負を決せられると。
 六花護符から雪に似た魔弾が放たれて――続いて攻撃を仕掛ける仲間達。
 回復援護に回っていた千重も六花護符を構え攻撃に。沙都梨も火器の引き金を弾いて集中砲火。
「それじゃこれで終らせてもらうよ!」
「南無三!」
 重ねられる撃退士達の攻撃。言葉通りの息吐く暇も与えない一斉攻撃。
 終わりの幕を閉じるのは緑色の一閃。緑柱石の輝きをツヴァイハンダーに宿した秀一が、乾坤一擲、渾身の斬撃を刻んだ。
「……どれだけ強固でも、これほど攻撃を重ねれば耐えれまい」
 切り裂かれた最後の一匹が動く事は無く。三匹のサーバントは動かぬ骸となった――。


「うむ、過ぎたるは及ばざるが如しというやつで御座るなと……まあそれはそうと、自分、あれを消さないといけないで御座るな。いや、少し描き過ぎたと後悔してるで御座るよ……」
 とほほと、傷付いた体で肩を落としながら虎綱はスプレーで描いたアートと言う名の落書きを消しにかかる。幾らなんでもあれを放置して帰る訳にいかなかった。
「俺も捨てたゴミを回収しなくてはな……やれやれ。最初から最後まで面倒な仕事だった」
「……桐生、手伝いは要るか?」
「……出来れば頼みたいな」
 直哉は静かに問うてくる恭弥に、素直に助力を願う。何しろ戦いの影響か、最初にポイ捨てしたゴミがあちらこちらに散乱している状態なのだ。億劫過ぎる。
 沙都梨も同じだ。コルチゾンを倒した直後は、満足げ――というにはちょっと病み気味の――笑顔を浮かべていたのだが、今は自分が戦闘中に投げた空き缶拾いの真っ最中。
「壊れた公共物が無かったのは幸いであります……」
 彼女も随分お疲れの御様子。そりゃそうである。天使のペットはあまりに腕白過ぎたのだから。
「ていうか、変な天使だよね。妙な知識に通じてるあたり頭が良すぎてこじらせたタイプだろーか……あんまり考えても答えは出そうにないなぁ」
「もうちょっと人間世界に理解が深ければいいのですけどね。堕天でもして貰えば結構楽になりますし。天界の皆様、久遠ヶ原では堕天使募集中ですよー」
 首を傾げるみなとの横で、空を仰ぎながら虚空に向けて何やら勧誘するアーレイ。
 しかし、あんなご迷惑な天使に来られたら堪ったもんではない。みなと言うように、間違った知識を培った天使にしか思えないのだし。
「……反面教師でもある。この価値観の強要は力をもった人間が行えば、戦争へと発展する。それは、対天魔だけではなく、対人間でも同様だろう……悪い見本だ」
 やれやれと溜息を吐く秀一。彼の言うように、今回の天使は悪い見本なのだ。
 一方的な押し付けは迷惑でしかないという。
「本当よ。正義の押し売りとは見苦しいわね、それが他者に害を及ぼす行為ならさらに吐き気を催すわ……天意を騙る羽を生やした豚め……祝福や賞賛とは縁遠い、最も陰惨な罰を与えてやるわ……え? もうどっか行ってるの? ……この際ペットでも構わないわ、この溜にたまったフラストレーションがぶつけられるならね……」
 そして、ぶつぶつと何か怖い事呟いている松子。
 信心深い彼女こそ、今回の天使に一言言いたい気分だろう。まだまだ鬱憤は晴れていないようだ。
 渚もまた、ばら撒いたちり紙を回収しながら、思いの丈を。
「へう、終わったのです……そ、それにしても、天使ってわかってないですよね。死んじゃったら反省も何もないのに。恐怖じゃなくて、反省して自分から悪事を辞めるようにならないと意味ないのに」
「それこそ価値観の違いってやつかしらね。深く考えない方がいいかもしれないわよ?」
 フローラはそんな渚に苦笑と共に言葉を。今回のような手合いを相手にしても基本疲れるだけだ。
 桜一郎が周囲を見渡す。もう目立つ汚れもゴミも無い。後は帰り報告するだけか。
「さて……これで粗方片付きましたね。それでは帰りましょうか?」
「いやいや、折角だ。皆でお茶でも飲んでいかないか? ……ああいや、寄り道も悪事になるのかねぇ? それなら大変だ。コルチゾン君が来たらお茶どころじゃなくなるねぇ」
 笑いながら冗談を言う千重に、ほぼ全員が苦笑と共に返した。
 それだけはご勘弁を――と。


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:5人

God of Snipe・
影野 恭弥(ja0018)

卒業 男 インフィルトレイター
己が魂を貫く者・
アーレイ・バーグ(ja0276)

大学部4年168組 女 ダアト
堅忍不抜・
猪狩 みなと(ja0595)

大学部7年296組 女 阿修羅
未来へ願う・
桐生 直哉(ja3043)

卒業 男 阿修羅
世紀末愚か者伝説・
虎綱・ガーフィールド(ja3547)

大学部4年193組 男 鬼道忍軍
かわいい絵を描くと噂の・
北条 秀一(ja4438)

大学部5年320組 男 ディバインナイト
撃退士・
一色 松子(ja5086)

大学部4年183組 女 鬼道忍軍
海に揺れる月を穿つ・
銅月 千重(ja7829)

大学部9年185組 女 アストラルヴァンガード
暴走という名のテスト・
綾川 沙都梨(ja7877)

大学部4年3組 女 阿修羅
未到の結界士・
久遠寺 渚(jb0685)

卒業 女 陰陽師
夜の探索者・
杉 桜一郎(jb0811)

大学部1年191組 男 陰陽師
EisBlumen Jungfrau・
フローラ・シュトリエ(jb1440)

大学部5年272組 女 陰陽師