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会戦はこちらの勝ちだ。皆、良くやってくれた。この勝利を以って俺達は京市街へと歩を進めた。
引き続き攻勢を維持し、京を奪還するぞ。

天使の軍勢が原住民どもに敗れるだと……ッ?!このままでは……このままでは、終わらぬ……!

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最新情報!(10月17日)

追撃戦! 京都を取り戻す戦いに新展開!



 宇治川に陣を敷いた撃退士と、『打って出る』天使部隊。
最初にして最大の分水嶺となる激突は、衝突した大半の戦域で撃退士側が勝利するという
『人類側の大勝利』と表現して差しさわりのない内容となった。

 天使側は勢いに乗り一気に陣を突破しようとする撃退士に対して劣勢を強いられたが、
 京都代将『ダレス・エルサメク』は、視界をすべて覆い尽くさんほどの稲妻をもってこれを駆逐、
 京の中心部を囲むようにもうけつくられた要塞群『八要塞』に後退をおこなおうとする。

 この状況に際して撃退士はは、生徒会副会長『鬼島武』の指揮のもと、
 ダレスらに戦力を回復させる間を与えず、追撃をおこなうことを決定した。



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登場人物紹介

天魔についての実力は学園に在する天使や交戦した撃退士からの聞き取りを中心におこなわれており
必ずしも実際の実力とは合致しない。

ダレス・エルサメク 大天使級 米倉 創平 シュトラッサー級(中位)
 京都代将。階級は大天使。
 撃退士を『原住民』と呼び、実力を軽視するきらいがあるが、保持している実力はその強硬な口調と相違なく、冥魔との戦いでも常に前線に立ち、熾烈な争いを繰り広げてきた猛将である。
 今回の衝突でも米倉の『消極的』な籠城作戦を嫌い、正面からの一撃をもって撃退士を殲滅することを決定する。

イラスト:九葵唯斗
 ザインエルのシュトラッサー。遠距離からの範囲攻撃を得意とする。
 京都を巡る争い『封都』では、撃退士達の奇襲を察知し枝門の防御を徹底的に固めてその攻勢を跳ね返したが、第二戦・第三戦では手勢のサーバントを他方面へと引き抜かれる中、撃退士と互角に戦う。
 今回の衝突では籠城作戦を提案するが、主戦を是とするダレスに否定され、正面から撃退士と交戦することとなる。
イラスト:モコ

神楽坂茜 生徒会会長 鬼島武 生徒会副会長
 生徒会長としての表向きの姿は、真面目で責任感が強く優しい少女。 裏向きでは激務に心が折れたり、 挑発されて割と簡単に激怒したり、 よく笑ったり泣いたりする。
 密かな持病は胃痛。 よく良い香りのするお茶を飲んでいて優雅なイメージがあるが、胃が弱い為の諸々の弊害を緩和する為である。

イラスト:四季童子
ボイス:蒼羽
 寡黙、という程ではないが余計な事をあまり喋ろうとしない。 肝が据わっており非常に勇猛果敢で、かつ冷静沈着な為、 執行部部隊を統括しての実質的な前線指揮官を務める事が多い。
 義理人情に厚く自己に厳しい漢で、受けた恩義は忘れない性格である。 また面倒見も意外と良い。 趣味は茶道と木彫り。

イラスト:ちーせん
ボイス:け〜た



イメージノベル(執筆:望月誠司)

 空。
 火焔を纏った大鴉が矢と弾丸に射抜かれ地上へと落下してゆく。
 蒼の全身鎧に身を包んだ大天使の大剣と黒髪の少女が振るう太刀が嵐の如く光を放ち、宙を切り裂いてゆく。
「蚊蜻蛉がちょこまかと……!」
 ダレス・エルサメクは苛立ちを全身に現して吐き捨てた。
 空を舞う神楽坂茜は流石に手傷を負っていたが直撃だけは避け続け未だに健在だった。その周囲には頭数は減っているものの親衛隊員達も全滅する事無く舞っている。
「どうやら、地上はこちら側が勝利したようですね?」
 少女は太刀を構え直しつつ対峙する大天使へと声を投げた。
 地上では撃退士の一番中隊、三番中隊、五番中隊、七番中隊、八番中隊、九番中隊それぞれが勝利を収め、眼前の敵部隊を撃破していた。これによって劣勢に追い込まれた天界軍は雪崩れをうって北への退却を開始している。総崩れだ。
 撃退士側の一部は勝鬨をあげ、一部はそのまま追撃戦に移っていた。
 会戦の勝敗は既に明らかだった。大勢は決している。
 しかし、
(この男、斬り込み隊長か何か……? 恐ろしく強い……)
 神楽坂は蒼い大天使を睨み据える。大天使ダレス・エルサメクの情報はこの時点では撃退士側へはまだ知られていなかった。
(……勢いがこちらにあるうちにここで仕留める!)
 神楽坂は意を決すと光の粒子を噴出してダレスへと向かって翔け、五名の親衛隊員達もまたアウルの翼を輝かせてそれに続く。
 迫り来る撃退士達を前にダレスが浮かべた感情は、恐怖でも緊張でもなく、激怒だった。
「舐めるなよ原住民風情がぁッ!!!!」
 大天使の少年は咆哮をあげると全身から蒼白いオーラを爆発的に噴出させた。振り上げる大剣に豪雷が宿り、次の瞬間それが一閃され、轟く雷鳴と共に超巨大な稲妻が飛び出す。
「なっ――!」
 瞬く間もあればこそ、巨竜の如き雷光波は一瞬で空を覆い、神楽坂や撃退士達を呑み込んで、その猛烈な破壊力を解き放った。
 蒼い爆雷が荒れ狂い全身を灼かれた人間達が次々に地上へと落下してゆく。
「このダレス・エルサメクが原住民相手に切り札を切る事になるとは……! 屈辱だ!」
 息を荒げながらダレスは地上を睨み、大剣を一振りする。
「者ども転進だ! 北へ転進せよ! 八要塞に入って態勢を立て直す!!」
 大天使は黄金の翼で宙を打つとその身を翻し、京市街の方角へと飛び去っていった。


 一方、地上へと叩きつけられた神楽坂は上半身を起こすと光信機を取り出した。しかし、中り所が悪かったのか壊れており繋がらない。
「会長! 大丈夫ですか!」
 雷光波に巻き込まれなかった親衛隊員の一人が空から降りて来る。
「私は、大丈夫、です……っ。それより、各隊に連絡を、お願いして、良い、ですか。動ける隊は、急ぎ、敵を追撃するように、と」
 少女は息も絶え絶えといった様子で、焦りを滲ませていった。
「追撃ですか?」
「そう、です!」
 折角勝ったのだ、敵が背を見せて逃げるなら、追い打ちに追い打って、徹底的に叩いておかねばならない。でなければ後々巻き返される事になりかねない。残存の敵戦力を北へそのまま逃がす訳にはいかない。
 神楽坂は言いつつ太刀を杖にして立ち上がらんとし――そして、視界が回るのを感じた。
「か、会長っ?」
「……後の指揮は、鬼島さんに」
 会長が地に崩れ落ち、親衛隊員が悲鳴をあげたが、既に神楽坂の耳には聞こえていなかった。


 京都市の南、宇治川本陣の北で行われたダレス軍と撃退士側の会戦は、撃退士側に軍配があがった。
 撃退士達は激突に勝利し、眼前の敵を打ち破ってダレス軍を敗走に追い込んだ。しかし、全ての撃退士がではなかったが、正面を破ったその時点で戦いは終わったと考える者も多く、また会長が倒れた混乱もあって、追撃戦が行われたのは一部に留まり、ダレス軍は大きく戦力を減少させてはいたが消滅する事なく、京都市内に備えられた八要塞へと逃げおおせた。
 要塞の守りは硬く、また留守を守っていたサーバント軍団と合流されると、撃退士達は迂闊には手を出せない状況となった。
 ダレス軍は八要塞の守りを固め、撃退士側はその周囲に陣を敷いて京都市の中心部を包囲し、睨み合う形となるのだった。

 負傷した会長は久遠ヶ原へと運ばれ、副会長の鬼島武が指揮を引き継いだ。
 京を巡る戦いは、野の会戦から市街における攻囲戦へと移行してゆく事となる。


(執筆 : 望月誠司)

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プロローグノベル(執筆:望月誠司)

 時は少し遡る。
 青い空に灼熱する太陽が燃えていた夏の京都。
 ザインエルは此処ではない別次元への移動命令を受けていた。
 精神・魂の収穫場と見なされている地球においては、天魔の正面激突は暗黙の了解で避けられていたが別次元では要地を巡って激しく干戈を交えている。その対悪魔戦線の戦況が悪化したのだという。
「ザインエル様でなければ、あの地の敵は抑えられません」
 前線から使者としてやってきた大天使が言った。蒼の全身鎧に身を包んだ少年だ。名をダレス・エルサメク、対悪魔前線ではザインエルの指揮下にあった若者で、ザインエルとはそれなりに親しい。
「事情は解った……が、しかしダレス、この地はどうしたものかな」
 折角力を割いて張ったゲートだ。数を減じたとはいえまだ一万数千の人間をゲートの支配エリア内に捕えている。
 精神を吸収しては放置して回復させまた吸収して、と人間が長持ちするようにやりくりして、ようやくゲートを張るに消費した力の分を取り戻した所だ。元よりも増大させるのはこれからなのだ。であるのに、ここでゲートを廃棄するのは惜しい。
「私が代将としてこの地の守備に就くよう命じられています」
「御前が?」
「はい、撃退士なる者達についても聞いています。我が剣に懸けて収穫の邪魔はさせませんとも!」
「御前が守ってくれるなら――安心だな」
 実の所は安心ではなかった。
 ダレス・エルサメク、蒼の全身鎧に身を包み、蒼光を大剣に収束させて嵐の如くに振り回す天界騎士。若いが大天使に相応しい実力を持ち、対悪魔戦線でも戦果をあげている。実直な性格で留守を任せても良からぬ事を企むような者ではない。その点は信用出来る。
 だが、
(俺が言うのもなんだが、猪武者過ぎる……)
 ダレスは正面からの激突では強いが堅物直情で搦め手に弱いのだ。はたして彼が司令官でこの地を無事に守り通せるだろうか?
 思案の末にザインエルは言った。
「解った。ダレス、御前に京における全権を委任しよう。だが御前、地球、さらに京都なる地については詳しくはないだろう。俺はこの地で使徒を一柱作った。名を米倉創平という。覇気というのはあまり表にださぬ奴だが、代わりに俺達よりもよほど冷静に判断する。こいつを御前の補佐に残してゆくから、万事良く相談して決めてやってくれ」
「承知しました!」
 生真面目な表情でダレスは頷く。素直である。
 あまりに真っ直ぐな少年に、一抹の不安を隠しきれないザインエルであった。



 秋の久遠ヶ原。
「ザインエルが京都にいない可能性が高い、だって?」
 大塔寺源九郎が驚いたように言った。
 大鳥南はそれに頷き。
「ニンジャやインフィルな人達に定期的に京の様子を探ってもろうてたんやけどな、前は中心部に近づくとザインエルが睨み効かして来たんやけど、ここんところそれがぱったり途絶えてるそうやで」
「……それは、確かなのか? ザインエルがいない、というのは」
 鬼島武が問いかける。
「確証はない。せやけどあれからも京での救出作戦は継続されてるやん。けど、ザインエルは一時を境に一度も姿を見せてへん」
 さらに堕天使やはぐれ悪魔達からの情報によれば、ザインエルが元々所属していた別次元での対悪魔戦線の戦況が天界側に不利に傾いていたらしい。今は徐々に天界側が押し返し始めているが、その戦線では天界側にザインエルが復帰したとの報が流れているそうだ。
「加えてつい先日に執行部の偵察隊以外にも斡旋所に依頼をだして五部隊市中にいってもろたんやけど、それでもやっぱりザインエルの動きはなかった。代わりに大収容所のある京の中心部を囲むように小要塞が八つ建設されているのが確認された。ガチガチに守り固めるいうんは、ザインエルらしくない気がせぇへんか? 京の指揮官代わってるんやないか? ってのがあたしや偵察隊の皆の見解や」
 南は言う。
「そう見せかけておいて、あたしらがノコノコいったらガブリとやる気なのかもしれん……けど、もしかしたら、もしかするで」
「確かに……真実、ザインエルが京にいないのなら。好機ですね」
 神楽坂茜は頷く。
「ザインエルが居る為に、京都には迂闊に手出しが出来ないのです。もしあの一柱がいないのなら、ゲートを粉砕する事とて不可能ではない筈」
「本当にいないなら、だけどね」
 そう述べたのは源九郎だ。表情にはかすかに緊張が浮かんでいる。
「大鳥も言ってるけどさ、万一ブラフだと大惨事になる。最初から出てきてくれるなら良いよ。その時は皆一目散に逃げれば良い。けれどゲートの奥底まで踏み込んだ所でザインエルに出てこられたら最悪だ。異次元であるゲートの内部はこっちが弱体化する上に後ろを塞がれたら逃げ場がない。誇張抜きに殲滅される。全員死ぬ」 「そこは重々承知しています。確かに、初手からゲートの破壊を狙いにいくのは万一の際のリスクが高すぎると思います。慎重にいきましょう」
 黒髪の少女は頷き、しかし微笑して言った。
「ですが、好機であるなら逃してはなりません。様子見を兼ねつつ、まずは京に取り残されている皆さんを全員救出いたしましょう。人が存在しない地を支配しても、あちらにとっては意味がないですからね。ザインエルが居るなら必ず救出阻止に出てくる筈。それでもザインエルが出てこないなら、本当に彼は京にいないのだと見て良い筈です。その時こそゲートを粉砕し、京都を奪還しましょう。撃退庁や自衛・消防と連絡を取ってください」


(執筆 : 望月誠司)

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