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マスター:山南 葉
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2012/03/12


みんなの思い出



オープニング

 どうしようもなくついていない日って、誰にでもあると思うんだ。

   ◆  ◆  ◆

 例えば、その日に何か特別な事があったというわけではない。
 多少の夜更かしはしたものの、別に明け方まで起きていたわけでもないし、自分の若さをもってすれば――二十代なんてまだまだ若者だろう?――耐えられない事でもない。少なくとも、それが原因で寝坊をした上、遅刻する程にはまだ衰えたつもりもない。
 が、その寝坊が原因で仕事でも些細なミスを繰り返し、残業が延びたせいでいつもの電車に乗れず――あげくその電車が人身事故を起こして終電を逃したともなれば、これはもう不運以外のなにものでもない。
「くっそー…今日のおとめ座は絶対厄日だ。朝の星占いとかでも『何をやっても不運です。極力外出は控えましょう』とか言われてるんだぜきっと」
 益体もない愚痴をぼやきながら、夜の街をとぼとぼ歩く。急行を使えば都心部にも十五分足らずのアクセスだが、さすがに深夜近く。都内とはいえ、ネオンの尽きる事のなビジネス街や繁華街とは違い、こういった街の住宅街はそれなりに暗い。
(そりゃ、田舎町ほどとは言わないけどさ)
 見上げて星は見えるが、瞬くほどの光ではない。つまりは、そういった事だった。等間隔に立つ街灯は、暗闇で足元を照らすには役立つが、それ以上のものではない。
 無機質な蛍光灯の恩恵を受け、夜の闇に急かされるように、道を歩いていた青年は。
 不意に、足を止めた。
「………………?」
 なんなのだろう。
 感じた疑問そのままに、彼は心静かに自問した。
 一言で言うと、そこにいたのは極めて危険な死の脅威だった。
 腕は二本。頭は一つに身体が一つ。遠目には一見して人のように見える。が。
 それは人ではない。決して人ではありえない。その事は誰に言われるまでもなく、はっきりと見てとれた。
 見上げる程に巨大な体躯――3m?4m? 人間としてはおよそ有り得ないほどに巨大化した身体は、まるで子供が遠近感を無視して書きなぐった稚拙な落書きを現実化してしまったかのような錯覚を与えてくる。
 それだけの巨体になぜ今まで気づかなかったのかといえば――矛盾するようだが、それが非常に目立たなかったからだ。全身が漆黒の衣――否、僅かに蠢く黒い皮膚に覆われてる。まるで、闇夜に溶け込むように。
 なまじ、人型を模しているだけに、いっそうその歪さが目立つ。見ているだけで生理的嫌悪感を及ぼすような、そんな醜悪さ。
 そしてその額に。
 一本の、鋭い角が――
「……――!?」 
 ただ黙って。
 彼はその姿を、たっぷりと数秒間は見つめていた。夜の闇の中であっても、その人外の脅威の姿は容易に見ることが出来る。が、それが街灯の与えてくれる恩恵なのだとしたら、そんなものはクソ喰らえだ。
(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい――っ!!)
 熱に浮かされた脳髄が、ただ一つの危険を訴えてくる。恐怖に震える己を叱咤し、少しでもこの場を離れようと後ずさろうとするも、硬直しきった身体は、主の意思に反してぴくりとも動かない。動けない身体では、逃げる事も出来ない。
 
 例えば、その日に何か特別な事があったというわけではない。
 多少の夜更かしはしたものの、別に明け方まで起きていたわけでもないし、自分の若さをもってすれば――二十代なんてまだまだ若者だろう?――耐えられない事でもない。少なくとも、それが原因で寝坊をした上、遅刻する程にはまだ衰えたつもりもない。
 が、その寝坊が原因で仕事でも些細なミスを繰り返し、残業が延びたせいでいつもの電車に乗れず――あげくその電車が人身事故を起こして終電を逃したその帰り道に、人外の異形と出会ってしまったなら――これはもう不運以外のなにものでもない。
 
 
 それは、とある冬の終わりの日。まだ寒さの残る、如月の夜。
 青年は黒い暗い死の形に出会った。
 
◆ ◆ ◆


「非常に由々しき事態だ。とある町中で鬼のディアボロが確認された。既に一般人に被害者が出ている。敵はかなり強大のようだ。
「何、危険なのかだと?聞くまでもない。無論だとも。事態は既に刻一刻として一刻を争う状況だ。
「いや、怖気づくならば無理はするな。無理強いはしない。誰だとて、自分の命は大切だ。何より、臆病風に吹かれた身内など、足手まとい以外の何者でもない。
「ただ、一つ聞かせてくれ。君がここで引き下がるなら――恐怖に怯え、無辜の人を見捨てて逃げ出すというのならば、君のその力は、一体なんのためにあるんだ?」 
 


リプレイ本文

 『曰く、災難は勇気を試す機会である』

 さあ、鬼退治といこうじゃないか

 ◆   ◆   ◆

 風が吹き抜ける。
 西の端にとうに姿を消した太陽の名残を消し去るかのように、蒼暗の闇が広がっていく。薄暗さを増した空に、なんとなく肌寒さを覚えて、若杉 英斗(ja4230)は、軽く身震いした。慣れ親しんだGジャンは、任務に触らぬよう選んだものだが、今の時期には若干薄手だったかもしれない。
 黒目、黒髪――如何にも日本人然とした外見の少年だ。やや厚めの唇をしており、左目の下に、ほくろが四つあるのが、特徴といえるかもしれない。
 眼鏡をかけた瞳に、僅かな緊張の色を滲ませて、彼は周囲を見回した。
(まるで廃墟のような……とでもいったら、さすがに言いすぎか?)
 否、そんな事はないだろう。
 街のそのものはこぎれいですらあった。道幅も適度に広く、歩道には植え込みがあり、車と歩行者を緑の垣根が隔てている。場所は聞いていた通り、閑静な住宅街で、駅前以外には店らしい店もほとんどなかったが。都内にありがちな極小の住宅ではなく、昔ながらの庭付き戸建ての中、ところどころに畑が広がる様は、下手な都心部よりよほど心地よさそうに見える。
(まあ、人が住んでればの話だけどな)
 人の居ない街というものは、それだけで酷く寂れた印象を与えた。もとより、街が作られた経緯を思えば、当然の事かもしれないが。
「どうした、若杉」
 先を歩く御巫 黎那(ja6230)の声に、はっと振り向く。いつの間にか、距離が開いていたらしい。
「あ、スイマセン。ここまで無人の街っていうのも、ちょっと珍しくて」
「そうか」
 ハンドアックスを片手にした少女が、前方を見すえたまま言葉少なく答える。赤い瞳には、無愛想とは違う、はっきりとした無関心の色があった。
「どうやら、住人の方の避難も無事済んでいるみたいですね」
「……ああ」
 元より、返事を期待していたわけではないが。御巫の返答は、予想以上に短いものだった。すらりと伸びた四肢。均整の取れた身体。驚く程艶のある、腰まで伸びた黒髪が、彼女が歩く度、夜風のように揺れる。
 その沈黙が気になったわけではないが、彼は努めて明るい声を出した。
「大丈夫! 俺、かなり運がいい方だから、今回の標的だってすぐ見つかりますよ!」
「そうか。勘違いじゃないといいな」
 ぽつりと言い捨て。御巫はさっさと歩いていった。

「人を喰らう鬼、か……ちっ、忌まわしい!」
「ええ。真、グラウシードさんのおっしゃるとおり」
  吐き捨てるようなラグナ・グラウシード(ja3538)の言葉に、柳津 半奈(ja0535)は静かに頷いた。
「求むが儘に命を貪る……その振る舞いの、なんと醜い事でしょう。悪鬼羅刹が現世を乱す道理なし。正道の剣を持って、そっ首叩き落して差し上げましょう」
 粛とした口調。凛とした振る舞い。つまり彼女は、そんな人間だった。落ち着いた青の瞳には、静謐な怒りが灯っている。
「早々に遭遇出来るのが最善最良でしたが……さすがに、そう都合よくは参りませんね」
「標的に遭遇したら、前衛は私に任せてくれ。騎士として、女性を先陣に立たせるなど出来ん」
「了解致しました。如何様にも対応してみせます。私がカバー致しますので、どうぞ迷わず、踏み込んでください。……あら」
 と、そこで。柳津が何かに気づいたように軽く眉根を動かした。手を伸ばし、ラグナの上着をそっと掴む。
「グラウシードさん。少し、こちらへ」
「お、おお?」
 突然握られた手と、少女との距離を意識して、どもりながら頷く。
(じょ、女子の方から積極的に私に触れてきた……ついに私にも、噂のモテキが到来したのか!?)
 非モテ騎士街道を歩んで十数年。人生初の出来事に動揺が走る。不意に滲んだ視界に、彼は泣きそうになっている自分を自覚して、そっと目頭を押さえる。涙を流すのは自制した。
 えーと、初デートの場所はどこにしよう? 否、ここは騎士としてまずご両親に挨拶に伺うべきか、いやいやしかし、などと高速で思考を始める傍らで、そんなラグナの妄想など気にも留めず、柳津が彼の袖を引っ張った。
「そちらは車道です。人が歩いてはならぬ道ですよ。きちんと歩道を歩いて下さい」
「はっ!?  えーっと、いやしかし、今この街は封鎖状態にあるわけでだな……」 
 車どころか人っ子一人歩いていない。が、柳津はふるふると首を振ると、
「それはそれ。これはこれです。騎士ともあろう方が、そのよーにワケの分からない事を言って、ワケの分からない事をしないで下さいまし」
「えええー」
 褐色の騎士があげる、なんとなく不満そうな声を聞きながら。
 二人の撃退士達は行儀よく歩道を歩き、探索を続けた。

「さーて、リアル鬼ごっこの始まりだね。まあ、今回は捕まると死んじゃうんだけど」
「うふふふふふぅ。捕まって死ぬのはぁ、こっち側とは限らないけどねぇ」
 板垣・ナニガシ(ja0146)と黒百合(ja0422)が並んで歩きながら、相槌を打つ。
 ふらふらと歩く黒百合は、年齢の割りにはすらりとした体躯をしているが、その隣をちまちまと歩く板垣は、その年齢にもまして小柄な方だ。結果として、この二人が並んでいると、小柄な少女が二人、揃って歩いているという、なんとも頼りない印象を受ける。
「うふふふふぅ、楽しい楽しい楽しい鬼殺しの時間よぉ……つい楽しみすぎて、楽しいを三回も繰り返しちゃったわぁ」
「うわーい、黒百合さん頼もしいなあ」
 頼りなさげな外見のわりに、会話の内容は極めて物騒ではあったが。ペンライトをぐるぐると回しながら、板垣がぼやく。
「道、真っ暗だね」
 予め知らされていた事ではあったが。閉鎖されても電気は通っているのか、街灯はついていたが、夜道全体を照らしきるには、如何にも心もとない。
 と、不意に。
 予感めいたものがあったわけではない。板垣はただなんとなく振り返り――そこに、いた。
 真っ黒い人影。夜の闇を人型に切り裂いたら、こんなものになるのかもしれない。そのくらい、不自然で馬鹿げた存在だった。
 そこにいた天魔は。
 本能からの指示に従って、板垣は咄嗟に後ろに跳んだ。一瞬前まで彼女の立っていた空間を、天魔の拳が薙いでいく。避けれたのは単に幸運からだったが、二度も続くとは限らない。即座に迎撃の姿勢へと移る。
(遠い――)
 離れた分の間合いを埋めるため、前かがみになって突進する。互いのリーチ差は歴然だったが、相手の次撃が彼女に襲い掛かる寸前、黒百合が手裏剣を放った。アウルで縛られた影の礫が、一瞬相手の気をそらす。
 その一瞬で、充分だった。
「ふっ!!」
 駿足の踏み込み。一歩を踏み出し、軸足に全加重を乗せ、捻転を加えた突きを放つ。常人であれば、内蔵が破裂するような、容赦のない一撃。が。
 実際に彼女の手に残ったのは、分厚いゴムタイヤを殴ったような感触だった。事実、まるで応えた様子のない怪物を、睨みやる。
「ふーん……体格からいって無差別級ボクサー系ってとこかな。なら『私の方が速い』」
 それは、疑うべくもない純然たる事実だった。自然、口の端に笑みが浮かぶ。
 見ると、さすがに黒百合は手錬れと言うべきか、動揺もなくてきぱきと携帯を取り出し、仲間に連絡を取っていた。
「ええぇ。こっちで遭遇したわぁ。現在交戦中よぉ。予定通り、Cのへに誘導するから、現場環境の確保はよろしく頼むわねぇ」
 
 走りながらの戦闘というのは、実のところ容易ではない。特に、逃亡しながらの戦いというのは。
 相手からすれば、逃げ惑う獲物に好きなタイミングで仕掛ければいいだけだが、逃げる側としては、敵に背中をみせ、且つその攻撃を避けながら、互いの距離を保つ事が要求される。巷では魔法使いか何かのように言われる撃退士だが、実際のところそこまで万能なわけではない。遠距離攻撃の出来る黒百合がいなければ、難しかっただろう。
(けどぉ、これはちょっとヤバイわねぇ)
 襲う側と守る側では、圧倒的に前者に分がある。その上、夜の闇が味方をしているため、相手との間合いが恐ろしく図り辛い。と、天魔が板垣に急接近した。
「くっ――」
 本人はギリギリでかわしたつもりでも、隣の黒百合の目には、半歩足りないのが見えた。捻くれた鉤爪が迫るのを、一番鋭い形で――つまり正面から――見据え、
 その爪が彼女を抉る寸前、旋棍によって防がれた。短い黒髪。ふちのない眼鏡。若杉だ。敵の勢いを流すように逸らし、残る一本で渾身の一撃を叩き込む! 
 ぐらりと傾ぐ天魔の横を。
 すり抜けるように二つの影が、左右から揃って飛び出した。右から御巫が、左から黒百合が。共に同じ色の髪で体格も近い二人は、艶やかな黒髪を踊るようになびかせながら、それぞれの獲物で襲い掛かる。二人はハンドアックスとサバイバルナイフを、ほぼ同時に一閃した。一拍後、天魔の左右の手首から、闇と変わらない液体の塊が弾ける。
「ま、間に合った……」
「助かった〜」
  それぞれの理由で安堵を漏らす若杉と板垣の奥で、黒百合が薄く笑みを浮かべる。 
「予定よりぃ、ずいぶんと遅かったわねぇ」
「避難し遅れていた馬鹿な一般人を誘導していたら、予想外に時間を喰ってしまってね。だがおかげで、既に準備は万端だ」
 告げる御巫に、板垣が頷いた。
「じゃ、いよいよ鬼退治の始まりだね」
  
 人気のない夜の学校は、得体の知れない不気味さがあるが、人外の天魔に襲われている最中ともなれば、その程度の些細など気にもならない。
 予め、地図上で確認していたポイントに一行が辿り着き。ガランとした校舎に向かって、若杉が大声で叫んだ。
「ÅC班、到着。状況を開始して下さい!」

 聞こえてきた仲間の声に――
 既に指定の場所で待ち構えていた二人は、速やかに行動を起こした。
「仕掛けは上々、細工は流々」
「後は仕掛けをご覧じろ、だっ!」
  
 真昼のような輝きが――
 若杉の声を合図に、一行のいる校庭を照らしだした。ナイターの設備に加えて、学校中の証明がついている。先に辿り着いていたラグナ・柳津の仕掛けだ。が。
 光の中に突如放り込まれた鬼は、それでも怯む事はなかった。明るい中で見るその巨体は、常軌を逸する程にでかい。さざなみのように蠢く皮膚は地獄のように真っ黒で、思わず吐き気を催すほどに醜悪だった。
「うふふふふぅ……よぉやくマトモな殺し合いが出来るわぁ。さぁ、痛覚は生きてるぅ? 脊髄は繋がってるぅ? 眼球は零れ落ちてないぃ? ……そう、いい子ねぇ。息絶えるその瞬間まで、その脳髄に絶望を刻み込んであげるからねぇぇぇ!」
 ショートソードを掲げた黒百合が、狂喜に満ちた歓声を上げる。
 鬼はまず、手近にいた御巫に狙いをつけた。左右から挟みこむように手を打ち付けてくる。彼女は、斧を地に刺し大地を蹴った。柄から手を離した瞬間、その下の空間を鉤爪が薙いでいく。風圧だけで身体を持っていかれそうになりながら、頭を庇いつつ空中でバランスを取る。着地までに次の一撃が襲ってくるだろう。空中では回避のしようがないが。
 その隙に、静かに鬼の背後に回った黒百合が、ショートソードを振るった。鋼の煌めきが鬼の肉を鋭く抉る。
 地面に着地。その横を、板垣と若杉が駆けていった。しゃにむに腕をふるう鬼の攻撃をかいくぐりながら、一撃離脱を繰り返す。
 徐々にダメージを与えているものの、どの攻撃も決定打とは言い難かった。力量というより、とにかく相手が頑丈すぎるのだ。と、そこへ。
 地を駆ける音。視線を向けると、近づいてくる人影があった。人の丈ほどもある長剣を掲げた二人の剣士が、全速力で近づいてくる。ブラウンの髪の少女と、褐色の肌をした少年。二人の姿を視界に捉えた四人は、剣の間合いに届いた瞬間、示し合わせたかのように、揃って同時に標的からの距離を取った。
 突然離れた獲物を求め、鬼が猛り狂った咆哮をあげる。幼児の頭ほどもある、巨大なその拳を振り下ろす先を求め――
 その瞬間、鬼と触れる程に肉薄した二人の剣士が、必殺の剣を振るった。
「天誅……!」
「消え失せろっ! 邪なる者よっ!」
 そして。
 柳津の大剣が鬼の胸を切り裂き、ラグナの刃が鬼の頭を打ち砕いた。
 
 灰は灰に。
 塵は塵に。
「鬼は……そうだな。地獄にでも還るがいいさ」
 武器をしまう一行の中で。
 ぽつりと呟き、ラグナもまた剣を収めた。
 
 

  


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:8人

バトルアスリート・
板垣・ナニガシ(ja0146)

大学部4年197組 女 阿修羅
赫華Noir・
黒百合(ja0422)

高等部3年21組 女 鬼道忍軍
戦乙女・
柳津半奈(ja0535)

大学部6年114組 女 ルインズブレイド
KILL ALL RIAJU・
ラグナ・グラウシード(ja3538)

大学部5年54組 男 ディバインナイト
ブレイブハート・
若杉 英斗(ja4230)

大学部4年4組 男 ディバインナイト
金言の語り手・
御巫 黎那(ja6230)

大学部6年226組 女 ルインズブレイド