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マスター:橙夜
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2014/05/12


みんなの思い出



オープニング

 歌声?
 海沿いの道、車を走らせている男の耳に、かすかな歌声が届く。

 運転中、音楽やラジオを聞くことはないため、車内に音の発生源はない。
 後続車や対向車がいないことを確認し、車を止め、男は外へと降り立つ。

 前後どちらにも、走行中の車や人影は見えず、海の上には白々と輝く月が浮かんでいるのみ。
 この辺りの海岸線は、岩ばかりで、海側に下りる人は、ほとんどいないはず。
 気のせいだったか、と思い、車内へ戻ろうとすると、頭上から竪琴の音が響き渡った。

 弾かれたように、男が空を仰ぎ見ると、竪琴を手にした女が浮かんでいる。
 その背には、月の光に照らされ、より白く輝く大きな翼。

 まるで、ギリシア神話のセイレーンだな。
 翼の生えた女と海、竪琴と歌、その組み合わせにセイレーンを思いついたとき、男とセイレーンの視線がかち合った。

 水底のように深く澄んだセイレーンの瞳、その青さに強く惹きつけられ、男は目をそらすことができず、立ち尽くすのみ。

 やがて、様子をうかがっていたセイレーンが、手にした竪琴を奏で出す。
 竪琴からつむぎ出される演奏に続き、透き通るような歌声が男の耳に流れ込んできた。

 なんだ?
 セイレーンの歌声を耳にした男は、ふらつき、車体に身を預ける。
 さっきまで、眠気など感じていなかったはずなのに、まぶたが急に重く感じられ、ずるずると地面に倒れこんだ。

 路上に横たわる男をちらりと見やり、セイレーンは森のほうへと飛び去っていった。


 確か、この辺りで落としたはず。
 木立をすり抜けながら、セイレーンは何かを探し、森の中をさまよう。
 あの笛がないと、主に演奏を聞かせることができない。
 森の上空を通りかかった際に、落とした笛が見つからず、セイレーンはこの場を立ち去ることができずにいた。

 困るという感情を持ち合わせていないセイレーンは、ただ演奏に必要な道具として、笛を探し続ける。


「海辺を走る道路沿いに、セイレーン現る。これだけ見ると、なんかうそ臭いですよね」
「天魔が現れる前なら、ただのうわさで済む話だが、今は状況が違うからな」
「セイレーンって、きれいな歌声で人をおびき寄せる海の魔物ですよね。ギリシア神話の」
 神話や伝承をこよなく愛する女性職員は、蓄えられた知識から該当する情報を引き出す。

「だな。海岸を走る道路付近で、空を飛ぶ姿を目撃した人や、セイレーンの歌を聴いて昏倒した人が何人かいるらしい」
「感情や魂の欠落は?」
「起こっていない。昏倒していた人も、発見後、無事に意識を取り戻したようだ」
「だとしたら、何の意味があるのでしょうか?」
「それを調べて欲しいというのが、今回の依頼内容だ」
 席を立った男性職員が、依頼書を掲示板へとはり付ける。

「なんにせよ、人を昏倒させる能力を持っているようだから、気を引き締めてかからないと危険だろうな」
「そうですね」
 斡旋所内に大きなため息が二つ、こぼれ落ちた。


リプレイ本文

 晴れ渡る空と穏やかな海、騒ぎが起こっているとは思えない風景が広がる。

 海を脅かすシレーネも、天使だの悪魔だのって事になりゃあ、ずいぶんと可愛らしい話だ。
 海原を眺めているジェイド・ベルデマール(ja7488)は、新たな情報を求め、海岸線沿いに点在する民家や、近くの集落へ出向いている。
 森の上空を飛ぶ姿を見たという証言を得ていたが、元来、セイレーンは海の魔物とされているため、海辺以外で目撃されることは、ほとんどないはず。
 加えて、セイレーンに二度、遭遇した者の話によると、一度目は昏倒させられたが、二度目は何事もなく最後まで聴いたそうだ。
 まだまだ、情報が足りねえな、ジェイドの背を押すように潮風が吹き抜けた。

 森での目撃情報をジェイドから知らされた北條 茉祐子(jb9584)は、聞き込みを中断し、森へと向かう。
 昏倒しなかった目撃者を中心に回っていた茉祐子は、セイレーンが森の方へと去っていったいう証言が気になっていたため、行動を変更したのだ。
 セイレーンと遭遇する確率の高い場所であるため、茉祐子は気を引き締め直し、森へと分け入る。
 頭上や足元に注意を向けるが、これといって変わった所は見られない。
 緑茂る枝と深く続く木立に、森に潜まれたら厄介だと感じる。
「でも、……緑がきれい。まるで、自然の天蓋ですね……」
 射し込む木漏れ日に照らされる緑に、茉祐子は心奪われた。

 ゲートを展開するための陽動ってことはないだろうか?
 そう考えた龍崎海(ja0565)は、現場近くに町や人が集まる施設がないかを調べるため、市役所や警察署へと足を運ぶ。
 道路沿いに数軒の民家が点在し、近くに小さな集落があるだけで、人がたくさん集まるロケーションではないことがわかった。
 目撃者や昏倒した人にも会ってみたが、無気力、無表情といった変化は、起きていない。
 日のあるうちに現場の下見もしておこうと、海は目撃情報が一番多い場所へと赴く。
 近くに人家もなく、集落からも離れているため、人気はほとんどなく、たまに車が通る程度。
 道路を挟み、海と森が隣接した地形であり、海側に遮蔽物は存在していない。
 森へ逃げ込まれなければ、阻霊符は必要ないかな。
 下見をあらかた終えた海の視界に、空を飛ぶ白い翼が映る。
 海のことを見ている女の手には竪琴。
 予期せぬ遭遇に、驚きを隠せない海だが、行動や能力を知るため、あえて歌を聴くことを選び、ガラス玉のように透き通るセイレーンの青い瞳を見返した。
 隙があれば倒してしまおうかと考えている海を前に、セイレーンの指が竪琴の弦を弾く。
 竪琴の演奏に歌が加わると、強い眠気と倦怠感に襲われる。
 かかった振りを装うため、その場にひざをついた海だが、少しでも気を抜けば眠りに落ちてしまいそうになるほど、セイレーンの歌は強い効果があることを身をもって知る。
 やがて、歌い終えたセイレーンは海をちらりと見やり、森のほうへと飛び去っていった。

 打ち合わせ場所として借り受けた一室、佐々部 万碧(jb8894)は、情報の整理を行う。
 事情を話し、セイレーンの出没場所に近い集落の公民館を開放してもらったのだ。
 自身も聞き込みに出ていた万碧だが、早めに切り上げ、ホワイトボードへと情報を書き出している。
 時間帯や、セイレーンの特徴などを書き込み終え、付近の地図をマグネットで止め、今度は目撃場所を入れていく。
 手持ちの情報を書き込み終えた頃、二人の撃退士が姿を現す。
「いろいろ情報……、集めてきたよ」
「目撃場所、を、地図、に書き込んで、もらった」
 目撃者に会いに行っていたハル(jb9524)と仄(jb4785)だ。
「お疲れ。早速だが、書き込んでくれ」
 万碧からペンを受け取り、ハルはメモを、仄は地図を手に、新たな情報を書き足していく。

「セイレーンか。本物、にしろ、天魔、にしろ、会える、のは、なかなか、興味深い、な」
「そういえば、セイレーン……って、何だろう……? 初めて、聞く名前」
 日常生活の中で、あまり耳にすることのないセイレーンという言葉に、ハルも仄も興味があるようだ。
「歌声で、人をおびき寄せる海の魔物だったか」
「歌を、歌うんだね……。どんな歌、なのかな? 綺麗な、歌声なのかな?」
「さあ、な。運、がよければ、今夜、にも、聞ける、んじゃないか」
 万碧が答えたが、ハルの疑問は次々と浮かんでくるようで、今度は仄が答える。

「全員揃ってないが、先に始めるか。まずは時間帯、昼間や夕方の目撃もあるが、圧倒的に夜間が多い」
 現場に出向いているジェイド、茉祐子、海がまだ来ていないが、万碧は手持ちの情報だけでもまとめておこうと、打ち合わせを始めた。
「場所、は、この辺り、地図だと、森、が広がっている、場所、で、多く目撃、されて、いるようだ。森、の方へ、飛んでいく姿、も、目撃、されている」
 目撃場所は、車や人が通る道路、中でも、森が隣接する場所での目撃が多い。
「ハルが集めた情報と、みんなが集めた情報を合わせたら……、面白いことがわかった……」
「面白い、こと?」
「そう……。昏倒した人、セイレーンを見て、怖いとか、恐怖を感じたと言っていた。だけど……、昏倒せずに済んだ人は、本物を見ることができるとは思ってなかったとか、きれいな歌声だったと、喜んでいた……」
 セイレーンの歌にどんな感情を抱いたかを聞いていたハルだからこそ、気づいた違いだ。
「つまり、昏倒するかどうかは、歌を聞く側の感情次第ということか」
「それ、俺の集めた情報の中にもあるぜ。二度、セイレーンの歌を聞いた奴が、同じようなことを言ってた。一度目は突然でびびったが、二度目はきれいな声に聞きほれたってな。すまん、遅れた」
 書き足している万碧に、遅れてきたジェイドが声をかける。
「私はこの森でセイレーンを見かけた人がいるとジェイドさんに聞いて、調べに行ってました」
 目撃情報が多い付近に広がる森を、茉祐子が指差す。
「まとめる、と、時間帯、は、夜間、場所、は森、と付近、を走る道路。歌、を耳にした、ときの感情次第、で、昏倒、するということ、か」
 黙って聞いていた仄が、皆の話をまとめた。

「俺が、一番最後か? 噂のセイレーンに遭遇し、歌を聞いてきた。なかなかに、強烈だったよ」
 まだ、歌の影響が抜け切れないのか、少しふらつきながら海は椅子に座る。
「龍崎さんは昏倒の効果を受けたのですか?」
「たぶん。何とかこらえたから、眠りに落ちることはなかったよ」
「歌を聴いているとき、どんなことを考えていました?」
「隙さえあれば、倒してしまおうと思っていたけど、それどころじゃなかったかな」
 先程の仮定をより確かなものにしようと、茉祐子は状況を聞き出す。
「恐怖や、恐れ、というよりは、負の感情、を持っていると、昏倒、するということか」
 仄がいっていることの意味がわからず、首をかしげる海に、万碧が話し合いの内容の説明を始めた。


 夜更け、海がセイレーンに遭遇した場所で、待ち伏せる。

「主が放任主義なんでしょうか? ゲートを作るための下準備だったらどうしよう……」
「まだ、なんとも言えねえな。でもなあ、海の魔物のシレーネが、森に出没するってのも、おかしな話なんだよな」
「シレーネって……、なに?」
「ああ、俺の育ったところじゃ、セイレーンのこと、シレーネって言うんだよ」
 茉祐子と話すジェイドが使うシレーネという単語が、ハルは気になったようだ。

「森に出没、歌を聞かせる、この行動に何か意味があるのだろうか?」
「お話……出来るなら、一番良いんだけど……」
「歌、を歌う、ということは、会話、もできる、のではないか?」
「試してみるか」
 セイレーンの行動を図りかねている万碧は、ハルと仄の言葉に、まず対話を試みることを決めたようだ。

 倒してしまえば、手っ取り早いと考えていた海だが、セイレーンの歌を体感した後ではそうともいえない。
 下手すれば、全員、昏倒してしまうことさえありうるのだ。
 唯一、セイレーンが攻撃的でないことが救いか。
 耳に入ってくる、皆のやり取りを聞きながら、海は一人考え込んでいた。


 どれくらいの時が流れただろうか。
 海に浮かぶ三日月を背に、セイレーンが撃退士たちをじっと見ている。
 天使と似た姿だが、違う点があるとすれば、無表情で感情が感じられないことだろう。

「何が目的なんだ? そういう命令を受けているのか?」
 竪琴を構えたセイレーンは、万碧の声に反応し、顔を上げる。

「フルートを……、森に落としたフルートを探しています」
 しばしの間を置き、セイレーンが答えを返す。
「人に歌を聞かせ、昏倒させる理由は?」
「私に与えられた役目は歌を歌い、演奏を聞かせること。それを果たしているだけです」
 続く問いにも、答えが返ってくる。

「なら、そのフルートがみつかりゃ、ここを立ち去るのか?」
「はい」
「ちょっと、皆と相談させてくれ」
 ジェイドの周りに、皆が集まる。

「俺は穏当にお帰りいただけるんなら、手伝ってやってもいいと思うんだが」
「探し物のフルート……、どこにあるんだろう」
「見つかれば立ち去るようですし、探してあげましょうか」
 ジェイドに賛同するハルと茉祐子。
「探すこと、には、賛成、だけど、フルート、を、渡しても、大丈夫、だろうか」
「できれば、返す前に、詳しく調べてみたいものだな」
 仄と海は探すことには賛成のようだが、渡すことにためらいがあるようだ。
「探すことには、俺も賛成だから、皆、賛成だな。渡すかどうかは見つけてから考えよう」
 万碧はフルート探しを手伝うことをセイレーンに告げ、落とした状況、場所などを詳しく聞き出している。

 夜更けの森はとても暗く、見通しも悪い。
 なので、明朝、フルート探しを行うことになり、撃退士たちは用意された宿へと引き上げた。


 明朝、撃退士たちが森に到着すると、空からセイレーンが舞い降りてくる。

「地面しか探してないんだな?」
「はい」
「上空から落としたのなら、フルートは壊れているんじゃないのか?」
「ケースごと落としたので、開いたりしてなければ大丈夫だと」
 昨夜、聞いた話から探索範囲は絞り込んできたため、万碧は状況の確認を行い、見つける確率を少しでも高めようとしている。
「上から……、落としたなら、枝に……引っかかってるんじゃないかな?」
「これだけ、葉、が茂っていれば、その可能性、は、高そうだ」
 話を聞いていたハルと仄から、新たな意見が出る。
「私は下から、枝に引っかかっていないか注意してみます」
「地面も……、もう一度探した方がいいよね」
 茉祐子とハルは、森の中を探索するようだ。
「俺は道路沿いを探しながら、近隣の住民が拾ってないか聞いてくるか」
「目撃者、に、もう一度、何か……まあ、フルート、をだな、拾わなかったか、聞いて、みる。そのあとは、海辺、付近、を、捜索、だな」
 森の外の探索は、ジェイドと仄が受け持つ。
「上からの探索も必要だろう」
「俺も空を飛ぶことができる」
 上空からは、万碧と海、セイレーンが探す。

「佐々部さん、この木の枝に何かありませんか?」
 各々、自分の持ち場を探しだして、三十分ほどたった頃、葉の間に不自然に輝く何かを発見した茉祐子が、そばを飛んでいた万碧に声をかけた。
 緑が途切れているところから森の中へ入った万碧は、碧い翼を羽ばたかせ、枝へと近づく。
 緑の葉の合間、ケースの金具が日の光を受け、きらきらと輝いている。
「見つけた」
 フルートケースを手に、万碧は地に降り立つ。

「さて、どうしようか?」
 フルートが増幅装置になるでは、と懸念し、万碧は渡すことをためらう。
 また、情報を聞き出すための交渉に使えないか、とも、考える。
 皆の意見に従うつもりの仄は、意見するつもりはないようだ。
「学園の研究機関に持ち込んで調べてもらう、というのはどうだろうか。今からなら、午前中には学園に着ける。調査に数時間かかるとしても、戻りは転移装置が使えるから、今日中にはこの場に戻ってこれるはずだ」
 問題ないとわかれば、心置きなく返すことができる、海はそう考え、調査を口にした。

 あとは、セイレーンの返答次第なので、自然と皆の視線が集まる。
「壊したり、奪うつもりでないのなら、調べてもらっても構いません。主からいただいた、ということが重要なだけで、なんの変哲もないただのフルートなのですから」
「問題ないものならば、ちゃんと返すと約束する」
 電車の時刻を調べた海は、フルートケースを手に最寄り駅から電車に乗り、学園へと向かう。
 学園に連絡を入れた茉祐子は、海がフルートの調査を依頼することを告げ、迅速に対応するように願い出た。

「なんで、聞く人、の感情、によって、昏倒、する、しないが、あるのだ?」
「楽しいことはさらに楽しく、嫌なことは寝て忘れてしまえ、と、主が作った曲だからです」
「それ、は、曲自体、に、効果、がついている、ということか?」
「はい。人の作った曲を私が演奏、歌っても何の効果も出ないでしょう」
 疑問に感じたことを、仄はセイレーンに聞いてみる。

「あんたは何のために作られたんだ?」
「主に歌と演奏を聞かせるためですね」
 ジェイドの質問にも、セイレーンは答えを返す。

 事の顛末を報告する必要があるため、万碧は話の内容に耳を傾け、時折、メモを取っている。

「私もひとつお聞きしたいことがあるのですが」
 想定外のことを、セイレーンは聞いてきた。


 学園に到着した海は、研究機関にフルートを持ち込む。
 数時間かかると言われたため、食事と休息を取り、指定された時間に、再び、研究員をたずねた。

「結果は?」
「材質、構造とも、普通のフルートとまったく同じものだ」
 研究員から、海はフルートを受け取る。
「これで、心置きなく返すことができる」
「どういう意味だ?」
「これの持ち主は、恐らく、サーバント。特殊なものであれば返すわけにはいかないと考えていたが、ただのフルートなら、返す約束を違えずに済む」
 海はすぐさま学園をあとにした。

「これは返すよ。間違いなく、普通のフルートだった」
 フルートケースは海から、セイレーンの手に渡る。

 ケースを開け、フルートを組み立てたセイレーンは口をあて、息を吹き込む。
 セイレーンが奏でるのは、海の情景を表現したフルート曲。
 人間が作った曲では、効果が出ないことを確認した皆は落ち着いているが、事情を知らない海は身構える。
 だが、事情を耳打ちされ、海も皆と同じように演奏を楽しむ。
 先程、セイレーンがたずねたことは、海をテーマにしたフルート曲を教えて欲しい、というものだった。

 曲を吹き終えたセイレーンは一礼し、空へと飛び立つ。
 海の上で一度振り返ると、雲海へとその姿を消した。


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:3人

歴戦勇士・
龍崎海(ja0565)

大学部9年1組 男 アストラルヴァンガード
大海原に覇を唱えし者・
ジェイド・ベルデマール(ja7488)

大学部6年68組 男 ルインズブレイド
静寂の魔女・
仄(jb4785)

大学部3年5組 女 陰陽師
玻璃の向こう、碧海は遠く・
佐々部 万碧(jb8894)

卒業 男 阿修羅
恐ろしい子ッ!・
ハル(jb9524)

大学部3年88組 男 アストラルヴァンガード
守り刀・
北條 茉祐子(jb9584)

高等部3年22組 女 アカシックレコーダー:タイプB