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マスター:タクジン
シナリオ形態:ショート
難易度:易しい
参加人数:8人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2013/10/16


みんなの思い出



オープニング

●平和
「……撃退士になりたいっす」
「……いや、お前なれなかったって言ってたじゃん。警察官じゃん」
 三重県のとある町の警察署内での会話。三重県は比較的天魔の影響が少なく、他の県に比べて平穏であると言ってよい。他の県では天魔被害での市民誘導や他の県や町からの被害者、避難者の受け入れなどから起こる治安の悪化により警官の苦労が絶えない。
「平和過ぎんのも、良くないと思うんすよ」
「いや、平和が一番だろ」
「いやいや先輩。ちょっと前にもあったでしょう? 危険地域に遊びに行った若い奴らが行方不明になるとか。自分の家の周りが平和だからってそんなことして、危機感がねぇんすよ。こう、近くででっかいニュースがないからって平和ボケしてんすよ」
「その報告を聞いて、なんの考えもなしに現場にパトカー飛ばしたお前も十分に平和ボケしてると思う。なんでお前は天魔情報が入る度に空気がピリピリする署内でそんな呑気でいられんだよ」
「だからですね先輩」
「聞けよ」
「完全武装した撃退士に来てもらったら、皆の気持ちも引き締まると思うんすよ、俺は。メディアでもバンバン流して。『完全武装の撃退士! 天魔の侵略も近いか!?』とか」
「理由もなくそんなニュース流れたら、市民が不安がるかもしれないだろぉが」
 二人の警官の会話はそこで止まる。しばらくは書類整理などをしていた。
「あ、そうだ……撃退士と警官でサバゲーしよう」
「お前が天才過ぎて何言ってるかわからない」
「ほら、意味なく撃退士のニュースを流したら不安がるって言ってたじゃないっすか。だから、治安組織たる我々警察と撃退士の共同訓練をニュースにしてですね。我々としても気持ちの引き締めを行うと同時に撃退士との交友を深めて、有事の際の連携を十分に取れるようにですね、こう、イベントを。よし、依頼してみましょう」
「署長が許してくれたらな」
「許可もらえました」
「マジで!?」
「依頼書も作成しました」
「どれどれ……」
 地元の平和は警察が守る!
 これは単なるサバゲーではない、撃退士への挑戦状である!
 撃退士諸君らの勇気ある参加を期待している。
 地元警察一同より。
「喧嘩売ってんじゃねぇか! 書き直せ!」
「え〜」
 結局、学園には地元警察の親善イベントとして、無難な文章の依頼書が提出された。


リプレイ本文

●初戦
 不整地に整列している警察部隊は、とても警察には見えなかった。
 使用感の漂う頼もしい迷彩服に、警察に似つかわしくない小銃などの火器。そして、鋭い眼光……の者が一部。
 残りの隊員は情けなくにやけた顔をしていた。
「……おい、あいつらの顔どうにかならんのか」
「まあ、無理もないでしょう」
 この企画者でもある警察隊員もにやけながら正面方向を向いていた。姿勢は正しい。
「若い子がメイドに着物にセーラー服、おまけに迷彩パーカーですよ? 当然、そういう目で」
「捕まれよ」
「ほら、署長の話が始まりますよ。じゃあ、始めましょうか。友好試合」

 ルーカス・クラネルト(jb6689)は大胆に前進し、警察陣営から約400メートル付近の林に潜伏していた。ドイツの特殊部隊KSKの迷彩服姿で木の上に上っている。彼の好みではもう少し前進する予定であったが、予想外に警察の展開が速かった。
「……友好試合か。にしては、やる気十分に見えるな」
 ルーカスは前進してきている警官を見渡す。警官達は密集せずに林に突入し、しかし必ず仲間を視界に入れていた。
「ゾンビというシチュエーションはどうしたのだ」
 ルーカスはモシンナガンを構えた。とある狙撃の名手が愛用していたタイプのものであり、彼に習いスコープは外されていた。レンズの反射から狙撃位置を悟られない狙いだった。
「……三人くらいは、やらせてもらう」
 ルーカスは警官の接近を冷静に待った。実際の小銃、狙撃銃の射的距離は数百メートルから数キロメートルにも及ぶのだが、所詮はサバゲーである。サバゲーに使用される銃の有効射程は100メートルを超えることすら難しい。弾が届いたとしても、BB弾では狙った場所に当てるなど至難の業となる。
 警官の一人が倒れる。戦死を意味する白旗を手に握っていた。
「対象の沈黙を確認。次弾装填」
 ルーカスはすぐに木から降りた。一人倒れた時点での警官達の対応を見て、ここに居続けるべきではないと判断した。すぐに連絡の準備をする。
「あいつら、本気じゃないか」
 ルーカスより後方、林の入口付近にある木の上では迷彩パーカー姿の五十嵐 杏風(jb7136)が今にも泣きそうな顔で木にしがみついていた。ルーカスからの連絡で表情だけではなくついに涙を溜めはじめた。しばらくすると林から警官達が進撃してくるのが杏風の目でも見えた。
「警察の方発見ですぅ……うぅ……人怖いですよォ……」
 杏風はこのままでは一人で狙われる可能性があるため、移動を決意した。
「うぅ……どなたか丘か小川あたりにいるはずでぅ。そこまで逃げ」
「いたぞー!」
「ひぃ!?」
 木から飛び立った彼女に弾が飛んでくることはなかった。
 警官達の思いとしては、『可愛い子がいたから終盤で撃たれてあげよう』といったものであった。
「……? なんか、あんまり追いかけてこないですぅ」
 まだ初戦、どちらにも余裕があった。

●中盤戦
 森田良助(ja9460)は丘の一番高い場所からテレスコープアイを使用してあたりを偵察していた。500メートル程見渡せるこのスキルを使用すれば、戦場の4分の1の面積を偵察することが出来た。
「連絡にあった通り、慎重に進んでるみたいだな。ルーカスさんは反撃されたみたいだけど、杏風ちゃんは撃っても来なかったらしいし」
 良助はうーんと考えて見せる。答えを出す前に、神雷(jb6374)から連絡が来る。
「良助さま、ちょっと突撃して突いてみたいのですが、橋の向こうはどんな感じでしょうか?」
「慎重も慎重で、今は橋を警戒しながら進んできてるよ。ゾンビはこんな頭使って進行してこないのにね」
「まあ、一発当たったら終わりのゲームでゾンビの動きを真似てしまっては、接待もいいところですからねぇ。友好試合、楽しむのが目的ですよ」
「で、楽しんでくるの?」
「はい。援護をたのみますわ」
 神雷はセーラー服姿でゆっくりと進行しつつある警官達のもとへ飛び込んでいった。後方斜め後ろには良助もいる。
「もらいました!」
 先頭を進んでいた警官に弾を当てると、その警官の後方から4人分のBB弾が飛んでくる。有効射程外からのようで、いささか的外れな方向に飛んで行っている。神雷は動きを止めない。しかし、本腰を入れた警官達の射撃に誘導されて包囲されかけてしまう。
「神雷さん、囲まれ始めてるよ!」
「おっといけないですね」
 良助のサポートで、後方に下がろうとする。
「よ、ほっと」
 予測回避を使い、後方にバク転する。
 セーラー服姿で。
 スカート姿で。
「……ん? 射撃が止みましたか?」
 再び射撃。バク転。射撃停止。
「……神雷さん、その、見えて」
「良助さん、私はマガジンを交換するので丘まで下がります」
「あ、うん」
 喜ぶ警官達(一部)に疑問を抱きながらも、神雷は素直にサバゲーを楽しんでいた。
 後退する神雷を追いかけるように、橋まで警官達が走ってきていた。しかし、橋の上が突如暗闇に包まれる。ユリア(jb2624)のテラーエリアが発動されたのであった。
「びっくりしたよね!」
 ユリアは驚いて足を止めた警官達に、対岸からスナイパーライフルで狙撃する。ユリアが1人に当てると、別の場所で2人の警官も弾をあてられたらしく倒れた。
「ルーカスの狙撃なの? やるね!」
 しかしルーカスの姿は確認できない。確実に相手を仕留めながらも、まめに戦場を移動しているようであった。テラーエリアの効果が切れると、警官達は2つの橋からなだれ込んできた。
「おっとっと……お?」
 突然射撃が止む。ユリアは警官に注意を向けながら後退していたが、自身の後退している方向も確かめる。
 大型のリボルバー銃を二丁構えたメイドが立っていた。睦月 芽楼(jb3773)であった。横にはUPCジャケットに黒のほっかむりをしているリシオ・J・イヴォール(jb7327)もいた。
「ニンジャ、参上ネ!」
「タクティカルメイド……出撃なのです!」
 渡河直後の警官に向かって芽楼が死の翼を使い上空を取る。
「上を向かないと狙いを定められないから仕方ないな」
「よくねらえよ。上を向いてよくねらうんだ!」
「仕方ねぇな!」
 警官達は飛翔する芽楼を狙うために顔を上げる。相手は飛んでいるために仕方がない。芽楼がメイド姿で当然スカート姿であることになんの関係もない。
「ボクもいるネ!」
 上空の芽楼に気を取られている内に接近したリシオがショットガンを構えた。弾をばらまくように発射できるショットガンは、射程が短い代わりに面制圧能力にたけている。4人くらいに当たりそうだった。
「ファイアー! ……?」
 弾は発射されない。
 戦場が静かになった。
「あの、嬢ちゃん? その銃はね」
 警官の1人がリシオに近づく。
 ちょっと貸してみて。
 Оh、しのびないネ。
 ここを引くと弾が装填されるから、そうして撃つとほら。
 バンバンバンバンバンバン。
 GOOD! 日本人は親切ですネ。
 いやいやそれじゃあこれで。
 さて。
「HOLDUPネ! 覚悟してくださいですネ!」
「対空射撃だぁぁ!」
「さて、天魔的ガンアクションなのです!」
「うぅ……カオスだよぅ」
 橋での激戦を丘の上から眺めていた杏風がはんべそで嘆いていた。マガジンを交換した神雷と良助もその光景を眺めていた。六発撃っては銃を投げ捨て、スカートからまた二丁の銃を取り出しスタイリッシュに、セクシーに戦っている芽楼と、ちゃっかり全弾撃ち尽くされてしまい弾が出なくて慌てているリシオの姿があった。
「あ、リシオさんはお尻撃たれて戦死だね」
「芽楼様の機動に本隊は翻弄されているようですね」
「翻弄されてるのになんだか笑顔だよぅ……うぅ、人間の業が恐ろしいよぅ」
「そして、したたかだね。ユリアさんも戦闘に加わったみたいだけど、一旦後退しようよ」
「ほう。良助様、その心は」
「さっきの『親切』の間に、こっそりと丘を囲むように別働隊が動いてるんだよね」
「それじゃあ一旦下がるとしますか。存外楽しいですが、負けるというのは撃退士に向かない言葉ですから」

●終盤戦
 長い髪の毛をポニーテイルにした東風谷映姫(jb4067)は丘の片翼側で着物を乱してその場で座り込んでしまっていた。頬には目尻から透明の液体が流れた後がある。丘を包囲しようと移動していた警官2人は慌てていた。
「ふえぇ……怖いよ〜!」
「だ、大丈夫だよ! おじさんたちは平和を守るおまわりさんだからね!」
「で、でも、それで痛いことするんでしょう?」
「こんなものは、えーい!」
「俺も、えーい!」
 警官2人は銃を投げ捨てた。日本男児としての非常に紳士な対応であった。
「どこか痛いのかな〜?」
「えっとね」
 映姫ははだけた胸元に手を入れた。
「どこも痛くないの」
「え?」
 パン。痛っ!
 パン。痛っ!
「ふふ、ごめんなさい♪」
 立ち上がり素早く着物を締め直した映姫は、立ち去ろうとした。何かを落としてしまう。
「おっと。ふふ、楽しかったですよ!」
 映姫は他の撃退士と合流するために後退していった。
「……さっき拾ったの、目薬だよな」
「ああ」
「…………」
「…………」
 中学生に翻弄された警官2名であった。
「良助さん、向うはあと何人なのですか?」
 ご機嫌な様子で後退しながら、映姫は現状を確認する。
「正確ではないけど、あと10人前後かな。こっちは戦死が一人かな」
「わかりました。私は林まで下がりますので、遊撃しようとしている警官さんがいたら教えてくださいね」
 丘の包囲を防いだことで、撃退士達でこぼこの不整地地帯まで後退を開始していた。
「ふぇ!? う、撃ってこないでくださいぃ……人でも怖いんですからぁああ!」
 隆起やくぼみの多い不整地に突入したことで警察側は若干の視界不良と、移動力の低下に悩んでいた。そこで、偵察に飛んでいる杏風を集中して攻撃していた。空中で弾をばらまいているが、効果は薄い。芽楼のように回避に使用するなら飛行は有効だが、エアガンの弾は軽いため上空であるほど抵抗を受けてしまい思ったところに飛んで行かなかった。
「あぅ」
 杏風の服に弾がかすった。戦死の判定は自己申告であり、人によってはセーフにするような当たり方だった。
「うぅ……やられちゃったでぅ」
 杏風は素直に地上に降りた。不整地の、自身の周辺で一番高くなっている場所におりる。
「皆さん頑張ってクダサイですぅ…」
 杏風はスケッチブックを取り出した。死んだものは動けないため、警官をスケッチするつもりであった。
「ばぁあああ!」
「え、っうおぁああああ!?」
 ユリアは悪魔であることを生かして物質透過で隆起に潜んで警官を奇襲していた。棒に手鏡を括り付けたもので様子をうかがいつつ、戦果を挙げていた。奇襲が困難そうな相手には、支援を要請していた。
「右のフェンスから目立つくぼみのところに1人いるよ!」
「了解した。狙撃地点を確保するため移動する」
 ルーカスも戦場を頻繁に移動しながら、ユリアの情報をもとに狙撃をしていた。特殊部隊上がりということもあり、地形を利用して慎重に進む警官達の数を確実に減らしていっていた。
「映姫さん、突出してくる敵はいないみたいだから、こっちにおいでよ」
「あら。でしたら良助さん、侵攻ルートを教えてください。待ち伏せします」
「あたしも手伝うよ!」
 映姫とユリアが敵を奇襲し、
「では、私は地場形成で彼らの後ろに回り込みます」
 神雷が退路を断ち、
「私は空を抑えるのです」
 芽楼が頭を抑え、
「漏れたのは俺が始末しよう」
 ルーカスがバックアップする。
「じゃあ、情報を伝えるよ。これで最後にしよう」
 ・
 ・
 ・
「暇ダ……zzz」
 戦死してしまったリシオは動くことも出来ずに飽きてしまっていた。しかし、橋付近では多くの警官が弾に当たったため近くに話す相手くらいはいた。
「嬢ちゃん、きっともうすぐ終わるぜ」
「Oh、銃の使い方を教えてくれた親切な人ですネ。でも、弾出ませんでしタ」
「そりゃあ、あのとき俺が全部打ち切ったからな」
「!? ジャパニーズニンジャ汚いネ!」
「忍者は汚いもんさ」
「忍者汚イ! ブシドープリーズ!」
「あっはっは! お、終わったみたいだな。ほれ、もう立っていいぜ。ところで、どっちが勝ったと思う?」
「撃退士は負けませんヨ?」
「……かなわねぇな」
 撃退士と警官との友好サバゲー試合は、撃退士側の勝利に終わった。

●守護神
 サバゲー終了後は、警察の用意した食事を野外テントでごちそうされていた。
「なあ、あんたの銃みせてもらってもいいか?」
「どうぞ」
 ルーカスはモシンナガンを警官の1人に手渡した。
「ほう。スコープなしとはわかってるね。あの狙撃主だろ?」
「わかるのか?」
「いい腕だった。……撃退士と話すのは初めてでね。信じてなかったわけじゃないが、これでなにかあっても安心して任せられる」
「俺も同じだ。有意義な時間だった」
 芽楼は思わず、メイドという恰好に似合った行動をとってしまっていた。
「お水なのです。あ、おかわりはいかがです?」
「いやぁ、ありがとう。って、いいからいいから! そんなことより、嬢ちゃんにはやられたよ。リボルバー二丁で飛んでくるんだからさ」
「うふふ、ありがとうです。あ、杏風様、おかわりなのです?」
「ふぇ!? も、もらいますぅ」
 杏風はスケッチしたものを渡して全力で帰ろうとしたところを、食事と聞いて戻ってきたのだった。
「はっはっは! 沢山食べてくれ!」
「いくらミーでも、こんなに食べれないかもですぅ」
 杏風の前にはどんどん食事が置かれていった。
「それにしても、映姫様はよく写真をお願いされますね」
 着物姿の映姫は先ほどから、写真のお願いをされていた。しかしこう言いつつ、セーラー服の神雷も写真をお願いされていた。
「動きずらいのでは?」
「日本の男性相手なら、着物も武器になるのですよ?」
「なるほど」
「なんだかおもしろい話をしてるみたいだね」
 ユリアも会話に参加する。ユリアは普段着だが、それでも写真を撮られている。というより、参加した女性はみな写真をお願いされている。単純に可愛いから、綺麗だからというのもあるが、お守りとして撃退士を撮っておきたいのかもしれなかった。
「人間は悪魔じゃないけど、人間の女は小悪魔だよね」
「……おっかない話だ」
 近くで食事をとっていた良助は小さく呟いた。
「どうしましタ。せっかくだから食べないと損ですヨ」
「いや……リシオさんもそうなんですか? 小悪魔」
「……うフ」
 野外テントにこっちを向いてと大きな声が聞こえる。地元の記者だった。是非とも警察と撃退士が仲良く食事をしているところを取りたいとのこと。
 こうしてイベント終了後、地元新聞には守護人達の休日というタイトルで、警官と撃退士が仲良く食事をしている写真が掲載された。


依頼結果

依頼成功度:普通
MVP: −
重体: −
面白かった!:5人

セーレの王子様・
森田良助(ja9460)

大学部4年2組 男 インフィルトレイター
カレーパンマイスター・
ユリア(jb2624)

大学部5年165組 女 ナイトウォーカー
撃退士・
ガイスト(jb3773)

大学部4年4組 女 ナイトウォーカー
久遠ヶ原のお洒落白鈴蘭・
東風谷映姫(jb4067)

大学部1年5組 女 陰陽師
永遠の十四歳・
神雷(jb6374)

大学部1年7組 女 アカシックレコーダー:タイプB
暁光の富士・
ルーカス・クラネルト(jb6689)

大学部6年200組 男 インフィルトレイター
いちごオレマイスター・
五十嵐 杏風(jb7136)

大学部1年69組 女 アーティスト
大切な家族へ・
リシオ・J・イヴォール(jb7327)

高等部3年13組 女 ルインズブレイド