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マスター:タカシ
シナリオ形態:ショート
難易度:やや易
参加人数:8人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2012/11/20


みんなの思い出



オープニング

 久遠ヶ原学園小等部――。
 6年生の男子生徒は、授業が終わると教師から呼び出された。何だろうと先生のもとを訪ねると、先生は「来たね」と向き直った。
「先生、何でしょうか」
 男子生徒が口を開くと、先生は「ふむ」と一つ呼吸を置いた。
「君は、放課後の特別授業に参加することになった。ああ、いや、君が特別扱いってわけじゃない。選んだのはランダムでコンピュータだからね」
「特別授業って何ですか?」
 男子生徒の好奇心が頭をもたげると、先生はにこやかな笑みを浮かべた。
「模擬戦の特別授業を行うことになったんだよ。全校生徒から無作為に選ばれた生徒達による模擬戦でね」
「模擬戦、ですか……」
 男子生徒は、自分が知らず知らずのうちに拳を握り締めていることに気がついた。

 中等部――。
「……と言うわけで、模擬戦を行いますので、放課後、指定の廃校に集合するように。なお、参加の拒否は出来ません」
 教師が言うのに、呼び出された男子生徒は「えー、何ですかそれー」と不満を露わにする。
「まあそう嫌がることも無いですよ。この特別授業にて優秀な成績を収めた学生には、購買部の特別優待券が与えられます」
「お、おおー? まじですか!」
 男子生徒は色めき立った。優待券があれば、購買部の戦いに身を投じることなく、目的の物を手に入れることが出来る……。

 高等部――。
「今回の模擬戦は、学生同士の鍛錬を兼ねた特別授業です。ディアボロやサーバント、シュトラッサーやヴァニタスと渡りえるようになったと言っても、我々の敵は強大です。我々は、一致結束して敵に立ち向かわなければなりません」
「でも……模擬戦じゃあ本当に強い敵には勝てないんじゃないですか?」
 強力な天魔相手に撃退士が命を落とすことは往々にしてある。女子生徒が指摘すると、教師は頷いた。
「勝てないこともあるでしょう。ですが、我々は常に備えておかねばなりません――」

 大学部――。
 模擬戦の話が伝わると、講義を終えた学生達はそれぞれ輪を作ってがやがやと話し始めた。
「模擬戦の話。お前聞いた?」
「ああ、俺受けたぜ」
「私も」
「模擬戦の成績優秀者には週末の外泊許可、実技単位の一部免除って……くそう……俺呼ばれたかったなあ。バイトのし過ぎで単位が危ういからなあ……」
「まあ、もうちょっと燃える報酬が欲しかったよなあ。学園のマドンナの一日独占権とかさあ」
「だよなあ……」
「青春だねえ」
 学生たちは談笑しながら、その時を待つのだった。

 ――会議室に集まった教師たちは、手元の資料を確認していた。
「さて、今回の模擬戦だが、とりあえず学生たちが真面目にやってくれることを祈るばかりだが」
「彼らも学園に入学して、大きく成長しました。京都の大規模作戦も経験し、見違えるように逞しくなりましたからね」
「期待しましょう」
「まだ、戦いはこれからですからね。成果を見て、今後も継続できれば、とは思いますが」
「まあ、学生たちにとって魅力的な授業であることを目指すのは難しいことではありますがねえ……」
「では、時間ですね。私たちも行きましょうか。生徒たちには言ってませんね? 模擬戦には教師も参加すると」
「もちろんですよ――」


リプレイ本文

 廃校に集まった生徒達を出迎えてくれたのは、一人の女性の教師だった。
 教師は学生たちの武器をチェックする。今回は模擬戦なので、武器は貸し出されることになっていた。本物の武器を持ってきた者たちがちらほらといたので、彼らの武器を模擬戦用に交換しておく。
 学生たちは廃校へ向かう――。

 紅組のシルヴァ・ヴィルタネン(ja0252)、龍仙 樹(jb0212)、紅 アリカ(jb1398)、空木 楽人(jb1421)たちは、他の学生たちとも情報交換しながら、携帯のアドレスを交換していた。
 やがて、紅組の面々はそれぞれに健闘を祈りながら廃校の奥へ散って行く。
 シルヴァたち四人も、「さて」と思案顔。
「それじゃあ私たち四人はチームってことね」
「……同じ学生ですからね……実力に大きな差があるわけでもありませんが……」
「みなさん、改めまして、よろしくお願いしますね」
「どきどきしてきますね……! やっぱり勝ちたいですよねー」
(ふふ……空木君可愛いわね♪)
 空木をからかうような視線で一瞥したシルヴァは、それから三人の学生たちに倣うように夕焼けを見つめた。

 一方、青組の方でも、学生たちがお互いの連絡先を交換している姿が見て取れた。
「んー、さすがに紅組に潜り込んでっていうのは難しかったね」
 ビル風かばん(ja9383)は戻ってくると吐息した。ビル風は紅組の得意戦術を調べようと奮闘していたのだが、この閉鎖された校内では情報収集は難しかったようだ。
「やっぱドラマみたいな電子戦が出来るわけじゃなし、出たとこ勝負って感も強いかね」
 久瀬 悠人(jb0684)は言って、ビル風の携帯とアドレスを交換しておく。それから久瀬は、桐原 雅(ja1822)に歩み寄った。
「桐原」
「はい久瀬先輩」
「アドレス交換しとこうぜ」
「あ、はい、そうですね」
 雅は携帯を取り出すとアドレスを交換しておく。
 フローラ・シュトリエ(jb1440)も、仲間たちとアドレスを交換しておく。
 それから、青組のみんなで、校舎の見取り図を確認しておく。
 そうする間に時間が迫ってくる。青組の面々も各階に散って行く。

 ――それでは時間になりましたので、これより模擬戦を開始します! 始め!
 校舎の外から、拡声機で合図の声が鳴り響く。

「いよいよね」
 樹とアリカが前衛に入り、シルヴァと空木が後衛に入った。
 四人は全員が後衛と前衛に入れる場所を選んで進んでいく。
 最初に遭遇したのは、廊下で出会った青組の三人チームだった。
「お♪ いらっしゃ〜い! 待ってました〜」
「あら、こっちには先客がいたようね」
 戦闘が始まった。
 シルヴァは手近な教室に身を隠すと、模擬戦用のショットガンで側面から先制攻撃。
「あいたた!」
 青組のインフィルトレイターが反撃してくる。シルヴァは障害物を盾にした。
「ヴィルタネンさん!」
 空木はスレイプニルを召喚する。
「少しでも上手く戦えるように……よし、頑張ろうね。ニール君!」
 召喚されたニール君は咆哮した。
「ならこっちもだ!」
 青組のバハムートテイマーがヒリュウを召喚すると、ニール君に突進する。
「く……!」
「遅れた……! 私が盾になりますから下がって下さい!」
 樹はアウルをまとった。シバルリー。鉄壁の加護を得るディバインナイトの防御スキル。
「こっちから行くぜ!」
 阿修羅が突進してくる。
 樹は直撃を受けたがシールドで受け止めた。
 アリカは加速すると、刀を一閃した。阿修羅は回避。
「中々やるわね……」
 シルヴァは拳銃を取り出し、敵後衛のインフィルトレイターを狙い撃った。敵の腕を叩いた。
「……! 厳しい!」
 相手は後退する。
「ニール君! ブレスアタックでアリカさんを援護!」
 ニール君は加速すると阿修羅に猛進した。
「シルヴァさんは下がって下さい! 僕が守ります!」
「おおっと!」
 阿修羅は回避するが、直後にアリカと樹の連続攻撃を受けた。
「わわ……!」
 阿修羅は後退した。
「よーし!」
 空木は前進しようとしたが、後ろからシルヴァに引き込まれた。
「ほら空木君、飛び出すと危ないわよ? もう少し、ゆっくりしていかない?」
 飛び出す空木を引っ張り、胸元にぎゅうと抱き寄せ笑いながら。
「……え、えぇと、ヴィルタネンさん……?」
「ふふ、続きは後でね?」
 シルヴァは言って、空木をまた離した。
「敵さんは逃げて行くようね」
「集団戦は連携が大事……突出は禁物ですね」
「……なかなかいい感じね。この調子でいきましょう……」
 アリカは、緒戦の勝利に軽く笑みを浮かべた。
「それじゃあ、行きましょうか」
 シルヴァは言って、周囲を確認した。
「よお前ら」
 同じ紅組のメンバーだった。
「順調か?」
「たった今、青組の人たちを撃退したところよ」
「――!?」
 次の瞬間、柱に矢が突き刺さった。
「何?」
 シルヴァが見た先、剣を構えたスーツ姿の男が立っている。
「あれは……先生よ?」
「先生?」
 スーツの先生は、にいっと笑って、接近して来た。
「やあ君たち。出会うのはこれが初めてかな?」
 と、空木のスマホにメールが着信した。空木はメールを開いた。
 ――この特別授業、教師が敵として参加している。気を付けろ!
「みんな……! 先生は敵だって!」
「何ですって?」
 空木はメールを見せた。
「さて、君たちのお手並み拝見と行こうかね。掛かって来なさい。これが特別授業の裏事情」
 先生は、抜刀した。
「みんな、ここは共同戦線で行きませんか? 先生相手に僕達だけじゃ心もとないし」
「そうね。みんなで掛かれば、怖くないってね」
「オッケー、先生が随分やってくれるね」
「掛かってこないならこっちから行くよ?」
 先生が光纏すると、
「……例え誰が相手でも、戦う前から逃げるわけにはいかないのよね。……いきます!」
 樹とアリカが加速する。仲間達も続いた。
 シルヴァと空木は後方から支援する。
 アサルトライフルを放ったが、先生は弾道を予測してかわした。
 空木もニール君のブレスを仕掛けるが、先生は回避。
「遠距離攻撃が可能な方々! 私が押さえる間に先生に集中砲火を!」
 樹は突進する。
「私のアウルは守護の力。この緑のアウルは全てを護る無二の盾……例え先生でも打ち抜かせません!」
「いいねその気概。ポイント高いですよ」
 先生はアリカと樹の攻撃を回避していく。
 たんっと、二人と間合いを図ると、先生は強烈な一撃を叩き込んできた。
 アリカは受け止めたが、がくりと膝を突いた。
「……く……反則ね……」
「予測不可能な相手に出会ったらどうしますか?」
 先生は強かった。学生たちの攻撃をことごとくかわしていく。
「……さすがにこれ以上は厳しいかしら。一旦退いて態勢を整えましょう……」
 アリカがみなに言うと、仲間達も頷いた。
「先生……今日は負けておきます! でもいつかきっと!」
 学生たちは後退した。
 先生は追ってこなかった。
「ふう……危なかったですねえ……彼らも強くなったものですが……」
 先生は吐息してまた歩きだした。

 雅は近くにいた青組の仲間と合流する。
「何か怖いね」
「この廃校、ディアボロでも出そうな雰囲気だよね」
「学園にもゲートがあるもんねえ」
 学生たちは警戒しながら進んでいく。
 雅も壁を背にしながら、ゆっくりと進む。彼らには目的地があった。
「早いとこ音楽室へ行こう。あそこなら迎え撃つのに打ってつけだからな」
 それは雅の提案だった。彼らは音楽室をバリケードで塞ぎ、入ってくる紅組を迎撃する算段だった。
 やがて彼らは音楽室へ到着する。
「先客は無し……と」
「良かったね。ボクたちが一番乗りだよ」
 それから雅たちは作業を始めた。一箇所を除いて室内の物で簡易バリケードで入口を封鎖しておく。
 と、そこで雅のスマホに着信が来た。教師が授業に敵として参加しているという情報はここにも届いた。
「おっと〜! 青組のみなさん! こんなところで何してるのかな〜?」
「ん?」
「紅組だ!」
 雅は戦闘態勢を取った。
「射撃開始! 雅ちゃんに当てるなよ!」
「撃て!」
「あいたた……!」
「お前突っ込め!」
 一人が室内に入ってくる。
 雅が迎撃する。相手は同じく阿修羅。
「行くぞ!」
「カモン」
 雅は指先を立てておいでおいでと挑発した。
 敵学生阿修羅は加速した。雅も凄い速さで加速すると、壁を蹴って三角跳びで相手の背後を突いた。そのまま蹴りを寸止め。
「ボクの勝ち、だよね」
「う……やられた」
 阿修羅は後退して、紅組の学生たちは逃げ出した。
 雅は逃げた学生たちの写真を取っておくと、他の青組の仲間に写真を添付してメールを送った。
「逃げたのは東……と」
 そこでまた、人影が入って来た。
 先生だった。
「先生……もうみんな知ってますよ」
 雅は言って、拳を上げた。
「それなら話は早いわね」
 女教師は、拳を持ち上げた。
「先生、ボクと一対一の手合わせをお願い。自分の実力を教師相手に試してみたい。だから、先生も本気できて欲しい」
 雅はアウルを放出した。
「へえ……」
 教師は光纏すると、「じゃ、行くわよ」と加速した。
「速い――!」
 教師は寸止めで拳を雅の顔の前で止めた。
 雅は飛びすさって、高鳴る鼓動に吐息した。
「ボクは――」
 雅は全力で突進した。激しく教師と打ち合う。
 と、1分ほど打ち合ったところで、教師は撤退した。
「まーこれくらいにしておきましょ。こっちは体一つだしね」
 そう言って、教師は手をひらひら振って部屋から出て行った。

 あちらこちらで戦いが始まっている。
 ――模擬戦だって負けないぞ!
 ビル風は強い気持ちで臨んでいた。
 大ホールにて、青組の仲間の援護に入る。一人では戦局は変えられないが、多数なら。
「戦いは数だ!」
 ビル風は多数で圧倒している青組の仲間たちと合流すると、戦闘を開始。
 ツインテールを翻しながら苦無を投擲する。カカカカン! と苦無が命中する。
「やってくれな忍軍!」
 相手の鬼道忍軍からも苦無が飛んでくる。
 コーン! と苦無がビル風の頭部に命中!
「にゅ」
 ビル風は頭を抱えて、涙目で相手を見据える。
「こ、こらー! 痛いだろー!」
「あ、御免御免。そんな痛かった?」
「むぎゅう」
 ビル風は反撃。少女はツインテールを翻して戦う。
「行っくぞー!」
 やがて青組は一帯を制圧していく。
 紅組の学生たちは大ホールを明け渡した。
「ふう……とりあえず生き残ったか……」
 ビル風は、携帯を取り出すと他のチームにメールを打った。
 すぐに返信が来る。
「五階は青組が制圧。一階は紅組に取られた、か……」
 続いて返信が来る。
「二階から四階は激戦中……よし、下に降りて行くか!」
 ビル風は駆けだした。

 久瀬は他の前衛と後衛を二名ほど声を掛けてチームを組むと、まずは見取り図を見やりつつ偵察。要所でヒリュウを召喚すると、先行させて偵察を行う。
「少し覗くだけだ。頑張れチビ」
 チビは小さく鳴いて、飛び出して行った。
「さて……と」
 視覚共有で先を見通す。
「おい、いたいた。いたぜ敵さんが」
「やるか」
「いや、待て。チビに誘導させる。仲間と連絡して挟み撃ちにしよう」
 久瀬は見取り図に目を落とし、階段に目を付けた。
「ここだな。どう思う?」
「オッケー、下の連中と連絡してみるか」
「よし」
 久瀬は電話を掛けた。
「もしもし、久瀬だ。ああ、敵さんを見つけた。これから2階の中央階段にヒリュウで誘い込む。下から挟み撃ちにしてくれ。俺たちは上から行く」
「了解。敵さんを仰天させてやろう」
「よし」
 久瀬はもう一度チビを召喚すると、
「いいかチビ。この先の階段まで敵さんを誘導するんだ。やれるな」
 チビはやる気を出して鳴いた。
「よーしよし。行けっ」
 チビが飛び立つ。
 久瀬たちは中央階段の脇に移動した。
 やがて、チビを追い掛けて、紅組の学生たちが駆け抜けて行く。
「良し今だ」
 久瀬は仲間たちと飛び出し、スレイプニルのランバートを召喚。
「行けランバート」
 混乱する紅組の学生たち。上下に挟まれて、「待った」を掛ける。
「俺たちの負け負け! これ以上は無理だぜ!」
「ま、実戦じゃあ、やばいぜ?」
 言って、久瀬たちは敵チームを逃がしてやった。
 と、その時だった。
「やあ君たち、楽しそうにしてるね」
 教師だ。
「やばい、先生だ。逃げるぞ」
 久瀬たちは紅組の学生たちと一緒に退却した。エルダーを召喚して離脱。
「痛いのは嫌だ――」

 フローラは仲間たちと四階を前進していた。
「……うん、そっちはどう?」
 スマホで連絡を取り合い、状況を確認していた。
「どうやら五分五分ってところね……」
 フローラは前衛に立っていた。手鏡で曲がり角の先を確認しながら進んでいく。
「私たちはまだ苦戦はしてないけど……?」
 フローラは、鏡に映る紅組の学生たちを発見した。
「みんな。紅組がやって来るよっ。待ち伏せしよう」
「了解ね」
 ……足音が接近してくる。向こうは無防備に何やら話している。フローラたちは、息を潜めて敵が通って行くのを待った。やがて、紅組の学生たちが通り過ぎて行く。
「今よ!」
 フローラたちは攻勢に出た。
「何!?」
 相手は仰天したように反転するが、フローラたちは先手を取った。
 前衛クラスの仲間たちが敵を分断するように側面を突く。
 フローラは拳銃を連射した。挟み撃ちにして、相手を十字砲火に捕える。
「く……畜生! やられた! 反転攻勢!」
 紅組の学生たちは反撃に出るが、フローラたちは数で勝る。青組の仲間たちで三方向を取り囲む。
「えい!」
 フローラは突進して来た相手を杖で叩いた。コーン! と杖が命中して、相手は後退した。
 そこへ合流を果たしたビル風。
「みんな! あたいも行くぜ!」
 これで四方を囲まれた紅組の学生たちは「参った」だった。
「ここまでのようね紅組さん」
「油断したなあ……」
 相手は、苦虫を潰したような顔だった。

 ……こうして模擬戦はタイムアップ。生徒たちは校庭に集められ、たき火を囲んでの反省会。
 フローラはお菓子の差し入れ。
「お疲れ様も兼ねて、お菓子でもつまみながら、ね」
「みなさんお疲れさまでした」
 そして教師たちがにこやかに言った。
「みなさんよく頑張ったと思います。我々も、手応えのある授業でした」
 それから、生徒達からの意見を聞く会に。
 シルヴァは反省会で感想を言っ後、空木に感謝する。
「空木さん、今日は守ってくれてありがとうね」
「い、いえ……僕なんて……こちらこそありがとうございました」
 それから空木は、チームを組んだ仲間たちに「お疲れ様」の挨拶。
「……やはり、みんなで戦うと、色々課題も見えてきますね……天魔相手には、もっと厳しい戦いになりますが……」
 アリカは言って、生徒たちを見渡す。
「私もまだまだね。これからも厳しい戦いがあるでしょう。次の大規模作戦に備えて連携を確認していかないと」
 フローラもそう発言した。
 模擬戦は終わり、学生たちは次の戦いに備えるのであった。


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:2人

保健室のお姉さん・
シルヴァ・ヴィルタネン(ja0252)

卒業 女 インフィルトレイター
戦場を駆けし光翼の戦乙女・
桐原 雅(ja1822)

大学部3年286組 女 阿修羅
撃退士・
ビル風かばん(ja9383)

大学部2年21組 女 鬼道忍軍
護楯・
龍仙 樹(jb0212)

卒業 男 ディバインナイト
絆紡ぐ召喚騎士・
久瀬 悠人(jb0684)

卒業 男 バハムートテイマー
佐渡乃明日羽のお友達・
紅 アリカ(jb1398)

大学部7年160組 女 ルインズブレイド
能力者・
空木 楽人(jb1421)

卒業 男 バハムートテイマー
EisBlumen Jungfrau・
フローラ・シュトリエ(jb1440)

大学部5年272組 女 陰陽師