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マスター:スタジオI
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:5人
リプレイ完成日時:2014/08/20


みんなの思い出



オープニング


 携帯に、電話がかかってきた。
 幼馴染の釜木からだ。
「今日、お前んち遊びにいってもいい?」
「いいよ」
 釜木とは、小学生以来、互いの家に遊びに行き合う仲だ。
 特に用があるわけでもなく、男二人でぐだぐだとTVゲームをするだけ。
 月に二度ほどの恒例行事が、もう二十年近く続いている。
 家族も、釜木には特に気を遣う事はない。
 挨拶はするし、夕飯を食って帰る時は、決まってオヤジが“最近、仕事どう?” おふくろが“彼女と、うまくいっている?”的質問はするが、お客扱いはしない。
 俺が釜木の家に遊びに行く時も、似たようなもの。
 半分、親戚のようになっている。


 俺の部屋は、実家の一階。
 六畳間の和室だ。
 学生の頃から、あまり変わっていない。
 ゲーム収集が昂じるうちに、家具よりゲーム機やソフトの方が多くの面積をとるようになってしまった。
 そんな感じなので、女気がない人生だ。
「この間応募した、アレどうだった?」
 8ビット時代のレトロゲームをしながら、釜木が尋ねてきた。
 アレとは、ノンフィクション小説作家の登竜門と言われるコンテストの事である。
 俺は、週刊誌のライターをしており、撃退士の任務に随伴して写真を撮り、記事にするという仕事で日銭を稼いでいる。
 実入りは良いものの、危険だし、いつまでも続くものではない。
 もう、三十歳だ。
 どうせなら兼ねてからの希望である小説家になりたいと思い、ノンフィクション小説を書き続けているのだが、
「今年もダメだった」
 五年くらい、この返事が続いている。
「そっか、こないだ読ませてもらった原稿、面白かったけどな」
「ははっ、また、釜木が唯一の読者になっちまったよ」
 原稿用紙五百枚も書いてこれなのだから、報われないこと甚だしい。
「話は変わるけど一つ、気になっていた事があるんだ」
「なに?」
「撃退士って、どういう家に住んでるの?」
「久遠ヶ原の場合、普通は、学生寮に一人暮らしだって聞いたけど」
「聞いただけ? 行った事はある?」
「――ないな」
 釜木が何を言いたいか、もうわかった気がする。
 任務中の撃退士は詳しく描写していても、私生活のそれがほとんどない。
 だから、立体感のある人物像が描けていないのではないかという事だろう。
「言われてみると、地味に謎だわ」
「全員が全員、一人暮らしじゃないだろうしな、家族と暮らしている撃退士もいるかもな」
「うん、取材申し込んでみるわ」
「ところで、これ、おまえんちの牛乳じゃね? 俺が持ってきた奴、どこ行った?」
「いいじゃん、賞味期限早いんだからこれ先に飲んでよ」
「やだよ、お前んちの牛乳、必ず砂糖が入ってんだもん」
「うちの家族は全員、甘くなきゃ飲めないんだよ」
「子供か! 普通の牛乳飲ませろ!」
 撃退士は、家で何を食べ、何を飲んですごしているのだろう?
 どんな事を自分の時間に充てているのか?
 こうして互いに家に遊びに行きあう仲間はいるのだろうか?
 そして、任務を外れた時はどんな表情をしているのだろう。
 有意義な取材が出来れば、次のコンテストでは、今までとは違う作品が描けるような予感がした。


リプレイ本文


「こんにちは、取材を申し込こませていただいた者です」
「はい、どうぞいらっしゃいませ」
 撃退士の訪問一件目、桜井・L・瑞穂(ja0027)さんの家
 オートロック式の上、玄関に守衛までいる、高級マンションだ。
 さすがに撃退士の給与だけで賄える家賃ではなさそうだし、相当なお嬢様だろう。


 エレベータを登り、ドアを開けると、
「ようこそ、わたくし達の愛の巣……じゃなくて! 部屋へ、ですわね、うふふ、おーっほっほっほ♪」
 上品なドレス姿の、お嬢様な娘が待っていた。
 愛の巣?
 気にしながらも部屋を見回す。
 小奇麗な内装に、見た目の派手さよりも実用性重視した家具が並んでいる。
 だが、どれも高級品だろう。
「何か気になりますの?」
「あ、すみませんジロジロ見てしまって」
 この部屋の中にあって、視線を吸い寄せられるものがある。
 人形だ。
 ゴスロリ服を着た美しい少女の人形が、行儀よくソファーに座っている。
「いいえ、遠慮無く見ていって下さいな。 ね、緋色」
「そうだね、瑞穂」
 人形が突然、微笑んだので少し驚いた。
 あまりの美しさにそう思い込んでいたが、人間の少女だったらしい。
「ほら、緋色。 貴方の特等席は、此処ですわ♪」
 帝神 緋色(ja0640)さんは、瑞穂の膝の上に当たり前のように腰かけた。
 後ろから緋色さんの小さな体を、抱きかかえる瑞穂さん。
 そのまま、緋色さんの顔や髪を愛しげに撫で始める。
 あまりの甘々さに、独り者の俺は絶句した。

「まあ、驚かせてしまいましたわね、緋色」
 愛の巣か、いいなあ。
 俺なんか、ブレノスアイノスでさえ行けそうにない。
 しかも、女の子同士、物凄い背徳的だ。
「差支えなければ――お二人は、どういった関係でしょうか?」
 質問したとたん、緋色さんは蠱惑的にくすっと笑った。
 不意打ちのように瑞穂さんの唇を味わい始める。
「あら、緋色? 如何しまし――って、んんぅっ!?」
 自分より体の大きい、瑞穂を押し倒す緋色。
「ひ、緋色。いけませんわ、見られて、見られていますのぉっ♪」


「申し訳ございません、お恥ずかしいところをお見せして」
「い、いえ」
 玄関まで見送りにきてくれた瑞穂さんが、頬を赤らめたまま言う。
「普段から何かと、“彼”の言動に振り回されることが多くて」
「男性なんですか!?」
 一瞬、頭が真っ白になった。
 この上品そうなお嬢様は、少女人形のような姿をした美少年と愛し合っているのか。
 それはより背徳的じゃないか!
 もう撃退士のノンフィクションなんかよりも、その題材で小説を書いた方が売れる気がしてきた。


「初めまして、袋井です」
 学生寮のドアを開けると掃除の手を止めて出迎えてくれたのは、眼鏡をかけた普通の少年だった。
 袋井 雅人(jb1469)君。
 ホッとする。
 いかにも健全な高校生ぽい彼なら、甘々になってしまった口の中をゆすいでくれるだろう。
「ここは陽報館っていう学生寮です、久遠ヶ原学園の学生達数人と一緒に共同生活をしていますよ」
 そいつは楽しそうだ。
 毎日が修学旅行な雰囲気なのかもしれない。
 そこへ、ひょこっと、Tシャツ姿のおっぱいが顔を出した。
「……取材の方いらしたんですかぁ?」
 いや、おっぱいだけでなく顔も手足もあるのだが、印象的にはおっぱいだ。
 それくらいおっぱいなおっぱいだった。
「恋人の恋音です、以前、住んでいたボロアパートが取り壊しになったので、恋人と一つ屋根の下で暮らすために、引っ越してきたのですよ」
 月乃宮恋音(jb1221)さんと並んで、幸せそうに笑う袋井君。
 やれやれ、おはぎを喰い終わったと思ったら、次はお汁粉を出されてしまった。


 共同スペースの食堂に案内される。
 ここで袋井君がインタビューに答えてくれた。
「私は、戦闘依頼で遠出をしている時以外は、ほぼ恋人の恋音と一緒に過ごしていますね」
 奥の台所から、奥さ……いや、恋音さんが声をかけてくれる。
「……コーヒーと緑茶どちらがよろしいでしょうかぁ?……」
「緑茶でお願いします、思い切り苦くして下さい」
 そうでもしないと、糖尿病になりそうだ。
 ほどなく、恋音さんが緑茶を運んできてくれた。
「ありがとうごうざいます、あっ!」
 掃除で使ったワックスが、床に残っていたようだ。
 足を滑らせて転ぶ恋音さん。
「恋音! 危ない!」
 それを袋井君が慌てて受け止めた――のだが、
「え?」
 どうしてこうなったのか?
 袋井君の頭が、恋音さんのTシャツの下にツッコまれている。
「ハハハッ、ラキスケ体質っていうんですか、こういうのは日常茶飯事ですよ」
「……先輩ぃ、胸に入ったまま、お喋りするのはやめてくださぁい……」
 その後、御馳走になった昼食で、恋音さんは塩の効いたおにぎりを出してくれた。
「ちょうど体が求めていた塩加減だよ、恋音さんは気が効くねえ」
「……熱中症対策には塩を多めにしたほうが良いと聞きましたのでぇ……」
 甘々な雰囲気を軽く皮肉ったのだが、真面目に受け止められてしまった。
 独身三十路は、これだからダメだ。 僻み深くなっている。
「恋音は気が効くから良いおヨメさんになりますよ! 僕のね」
 この二人と一緒に過ごしていると、糖尿病に加えて、熱中症になりそうだ。


 嶺 光太郎(jb8405) 君の家の前に行くと、インド的な香りが漂ってきた。
 内側からドアが開き、嶺君が顔を出す。
「あー、来たか。暑い中ご苦労さん。 っと、今は友人……親友の青海とカレー作ってる。   
 依頼で結構稼いだから、寸胴鍋で国産牛のビーフカレー作ろうって約束してたんだよ。
 食いたいなら食ってけ」
 面倒くさそうな表情を見た時は、取材が迷惑なのかと思ったが、言葉を聞いている限りそうでもないらしい。
 部屋に入ると、俺より先に俺が思っていた事を嶺君が言い出した。
「あー、家はみての通りボロい。 あちこち軋むし、日当たり悪いし、夜中変な声は聞こえるし、欠陥住宅もいいところだ」
 そうなのだ。
 このアパートは、かなり古い。
 良い感じに表現しろと言われたら、昭和そのままの雰囲気という表現になる。
「だが安いぞ。 六畳1Kで月二千円。 おかげで俺でも住める。 クーラーや洗濯機、冷蔵庫といった家電も大家が譲ってくれたしな……古いのばっかで音がすごいが、ないよりましだ」
 安すぎる。
 さっきは夜中に変な声が聞こえると言っていたし、いわくつき物件だろうか?
 ツッコんで聞こうとした時、嶺君が突然、立ちあがり、台所へ走って行った。
 そこで料理をしていた青海 藤(jb8406)君に注意をしている。
「いいか、お前は触るな。 絶対に触るなよ。 焦げたカレーとか食いたくねえからな」
 どうやら、青海君に火を扱わせたくないらしい。
 自分がメインになって、カレーを作り始めている。
「炒めたり煮込んだりってのは俺がやる。 必ず、か・な・ら・ず! 俺がやる」
 ここまで火から遠ざけられている青海君というのは、何者なんだろう?
 水属性なのか?
 体が火薬ででも出来ているのか?
 性別すらパッと見わからないし、完全に謎の人物だ。
 
 ちゃっかり、ごちそうになってしまった。
 袋井君のところで、おにぎりをいただいたばかりだったので、軽く味見だけさせてもらった程度だが、野菜たっぷりで旨かった。
 嶺君も大盛りを平らげて、満足そうな顔をしていたな。


 十三歳の少年・音羽 海流(jb5591) 君の家は、校舎群近くのマンションにあった。
「大きい家だね、海流君の家ってお金持ち?」
 個室が六つと客間、LDKとバルコニーのあるかなり広い空間が広がっていた。
「大家族なんで、必要なだけです」
「多分それぞれ一人暮らしするより価格低いと思うぞ」
 口を挟んだのは海流より三つばかり上に見える少年、音羽 聖歌(jb5486) 君だった。
「あ、上の兄です」
「もっと詳しい事は兄貴に任せます。 色々判ってますので」
「引き受けたのはお前だろうか…まったく」
 文句を言いつつも、リビングに通してくれた上、アイスコーヒーを御馳走してくれるのだから、面倒見はいい。
「海流は当時小学生だったんであんまり覚えてないんですよ――うちは義弟も入れて七人兄弟なんですが――」
 七人! そりゃ確かに、大家族だ。
「一番、上の兄と、一番下ちび以外全員同時期に能力がある事わかりまして、久遠ヶ原に移り住む事になったんです。 ただ小さい子もいましたし、バラバラに寮に入ると家族と連絡がとりにくいじゃないですか、それで、この大きなマンションを借りる事になったんです」
「大家族だと家事も大変でしょ? 当番制?」
「いや、兄貴が一手に引き受けてくれています、兄貴を除くと、家事が壊滅的にダメな兄弟で」
 はにかむ海流君。
 家事は経験だと思うのだが、頼りになりすぎる人がいるから任せきりになり、余計にやる機会が減っているのもあるのかもしれない。


 海流君と聖歌君は、バルコニーに案内してくれた。
「このマンションは上が大家族用、下に行くにつれて小人数用になるんで、二人暮らし用とか一人暮らし用も見られますよ」
 部屋は一番上の直下の階にある、眺めは良好だ。
「今日はちび達の為に屋上でバ―ベキューなんです、良かったらお付き合いしませんか?成人もいるんで軽いアルコールもありますよ」
 魅力的なお誘いだが、悔しい事にこの後も取材が残っている。
 夕方以降に、アポをもらった相手がいるのだ。
 ビールを飲みながらのバーベキューに後ろ髪を引かれつつも、音羽家を去った。


「つまらない家ですがよければ……おあがりください……」
 草刈 奏多(jb5435) 君の家は、猫&ドーナツだった。
 家は猫系の家具だらけだ、そしてドーナツ屋を兼ねている。
 アポを夕方にくれたのは、店じまいをしてからという理由らしい。
 俺を居間にあげてくれると、ドーナツと紅茶を出してくれた。
「両親がドーナツ屋でしたので……こちらでも開いています……味は、両親の残してくれたメモをもとに改良しています……」
 両親の事を過去形で話すのはつまりは、そういう事だろう。
 久遠ヶ原にはそういう若者が多い。
「一人暮らしなの?」
 草刈君は、こくりと頷いた。
「もう慣れました……今は友人もいますし……何より……一人じゃなくて、“数匹”で暮らしていますから……」
「数匹って――猫だよね」
 家具の模様もみんな猫だし、草刈君自身も、猫耳帽子を被っている。
 これで犬を飼っていたら、逆にびっくりするレベルだ。
「猫様なら……たくさん飼ってます……」
「猫様?」
「いつも……ドーナツ作って、猫様の世話して、ドーナツ作っての繰り返しです……平和っていう奴ですかね……」
 猫様?
 生類憐みの令でも出ているのか、この家には。
 気になる事は、もう一つある。
「ガレージに、ドーナツで出来た自動車があったけど何なのあれ?」
「お客様に頼まれたものでして……定期的にあのように作っています……」
 何かのイベント用の特別なものだと思っていたが、定期的に作るほど需要があったのか?
 量産型なのか? 一体、何に使っているんだ? 
 その客に今度は、取材をさせてもらいたくなった。
「あまり、面白くない家紹介で申し訳ありません……自慢できるのはドーナツと猫様くらいなもので……」
「いや、充分すぎるほど、面白かったよ」
 自分のユニークな魅力に気付いていないんだな、と思った。


「偵察狙撃兵のリリィ・マーティンだ。 会えて嬉しいよ」
 リリィ・マーティン(ja5014)は、金髪で引き締まった体をした女の子だった。
 十五歳だというが、一般的なミドルティーンとは表情が違う。
 軍人を両親に持ち、戦場で生まれ、戦場で育ったらしい。
「ここが私の部屋だ。 上がってくれ」
 俺が靴を脱ごうとすると、
「あぁ、日本人はそうだったな。 そのままでいい」
 こういう会話を現実に、体験するとはね。
 ハリウッド映画に出てくる、日本人キャラクターになった気分だ。
 一方、リリィは土足でスタスタ上がっていく。
 歩法からして、戦場ナイズな気がする。
 足は俺の方が長いのに、追いつける気がしない。


「アカリ、今戻った。 付近に異常なし。 全く、平和すぎるな日本は」
 リリィが話しかけたその先に、もう一人の女の子がいた。
 髪型と、その色以外はそっくりだ。
「こっちはアカリ・アマミヤ。 私の双子の姉で空挺部隊の出身だ。 今はこいつと二人で暮らしている」
「ご苦労様……って、あらぁ?そちらの方々は?」
 名刺を渡して、しがないライターである身分を名乗る。
「雨宮アカリよぉ。 リリィがお世話になってるわぁ」
 雨宮アカリ(ja4010)も、リリィと同じく日本の女の子とは雰囲気が違っていた。
 もう部屋からして、女の子ってイメージじゃない。
 綺麗と言うより殺風景だ。
 家具は、長机やパイプ椅子等。
 ロッカールームには武器、弾薬、戦闘服、装備一式が整理されて置かれている
「味気ないでしょお?」
「いやいや、あるよ」
 火薬の味だ。
 数件で体験した甘々とは真逆だな。


 寝室に案内される。
 簡素な鉄パイプのベッドと勉強用らしき机が2つ、壁には米仏の国旗、棚の写真には家族のものらしき写真が飾ってある。
「初めて我々家族が揃った時の写真だ。 イラクでな。 この時アカリにも初めて会ったのだ」
 双子なのに、大きくなってからの初対面なのか……ドラマみたいだ。
「今、ご両親は?」
 家族の職業柄、少し尋ねにくい質問だったが、写真を紹介された時の雰囲気からして、そういう事にはなっていそうにない。
「マーティン二等軍曹は現在基地勤務だと聞いている。アマミヤ少尉はどうなんだ?」
 リリィの方は、両親を階級で呼んでいるらしい。
 骨の髄から軍人か。
「お父様は、GCP小隊だから活動内容は私でも知らないわぁ」
「お父さんとは、あまり会う機会がないの?」
「そうだな、特に私は主にマーティン二等軍曹に訓練され……訓練……さ……れ……」
 リリィの様子が突然、おかしくなった。
 ガクガクブルブル震えている。
「あらぁ、ダメじゃなぁい、お母様との訓練を思い出しちゃあ」
 この娘らにとって、親に施されたのは教育やしつけではなく訓練なのか!?
 一体、どんな恐ろしい目に遭わされてきたんだ!?


 本日の取材を終えた。
 ブルジョワ、学生寮で共同生活、安アパート、大家族、ドーナツ屋、軍人。
 六人いて、共通項が何一つない。
 よく表現すれば個性豊か、正直に表現すればカオスだ。
「こんな連中が任務になると、まとまるんだからな」
 呆れ半分に呟いたが、転ずれば、別の世界の住人を受け入れる器量を持っているという事だ。
『彼らと触れ、天魔戦争の良き終結にも希望が見えてきた』
 俺は、ワープロソフトにこの一文を打った。
 今から書く新作小説の、締めの文章だけ先に書いてしまった。
 さあ、この締めに向かって、走れ、俺の指! 走れ、撃退士たち!


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: ラッキースケベの現人神・桜井・L・瑞穂(ja0027)
 鬼教官・リリィ・マーティン(ja5014)
重体: −
面白かった!:3人

ラッキースケベの現人神・
桜井・L・瑞穂(ja0027)

卒業 女 アストラルヴァンガード
鬼教官・
リリィ・マーティン(ja5014)

大学部1年13組 女 インフィルトレイター
ラブコメ仮面・
袋井 雅人(jb1469)

大学部4年2組 男 ナイトウォーカー
ミスったドーナツ・
草刈 奏多(jb5435)

高等部3年16組 男 ディバインナイト
撃退士・
音羽 海流(jb5591)

高等部3年13組 男 ナイトウォーカー
無気力ナイト・
嶺 光太郎(jb8405)

大学部4年98組 男 鬼道忍軍