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マスター:スタジオI
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2015/09/10


みんなの思い出



オープニング


 久遠ヶ原ケーブルTVの新番組『ルーツ・ザ・撃退士(ブレイカー)』は撃退士のルーツを探る番組である。
 大げさに聞こえるが、つまりは撃退士たちの親を紹介する番組だ。
 親が人間界に健在ならその親を直接登場させる。
 故人だったり、異世界にいたり、何らかの事情で登場が難しいのなら、写真や遺品、語り等でエピソードを紹介する。 
 親代わりの者がいるなら、その者をやはり直接登場させるという感じである。
 いつも通りプレ放送は独身アラサー女子所員・四ノ宮 椿(jz0294)にやってもらう。
 なお、この先、ナレーション(地の文)はクレヨー先生が担当する。

 実家に帰ってきた椿ちゃん。
 住宅街にある二階建ての御家、そこそこ良い家のお嬢さんなんだな。
「ただいま〜、なのだわ」
「おかえり〜、なのわよ」
 玄関で出迎えてくれたのは、椿ちゃんのお母さん、桔梗さん。
 ご覧の通り、椿ちゃんそっくりなんだな。
「おほほ、姉妹と時々、間違えられるのなのだわよ」
「ママ、五十路過ぎてその嘘は無理があるのだわ」
 意味のない嘘で見栄をはるのまで、椿ちゃんそっくりなんだな。

 茶の間に入ると、お父さんの和也さんがランニングにパンツ一丁でくつろいでいたんだな。
「おいおいなんだ? TVカメラが来るなんて聞いていないぞ!」
 読んでいた新聞で、とっさに体を隠すお父さん。
「パパに番組の事、話さなかったのだわ?」
「だってこの人、家にいるときは、いくら注意してもみっともない格好でだらけているなのわよ」
「ここはカットしてください! スーツを着てくるから撮り直してください!」
「ダメ、放映して! TVで醜態をさらすといいなのわよ!」
 だらしないお父さんを躾けるために番組を利用するお母さん。
 もうこの時点で夫婦の力関係が見えちゃったんだな。

 お父さん、わざわざスーツで決めて食卓に再着席。
 表情が渋いんだな。
「パパは製造系の会社を経営しているのだわ」
 椿ちゃんのお父さんは社長さんなんだな。
「と、言っても私の父の会社の一つを婿養子で引き継いだだけなのわよ。 この人に甲斐性があるわけではないなのわよ」
 茶々を入れるお母さん。
「いや、それを潰さないように経営しているのは、自分の手腕だから……」
 声小さく呟いて抵抗したお父さんだけど、
「何度も潰しかけたのだわ、お爺様の援助があったからギリもっているのだわ」
 娘にも容赦なく攻撃され撃沈。
 全く立場がないんだな。

 続いてお母さんの紹介。
「ママはね〜、スイミングスクールのインストラクターなのだわ。 運動神経抜群なのだわ」
 確かに五十路とは思えないほど、スタイルも抜群なんだな。
「若い頃はオリンピックも目指していたなのわよ、椿が私以上に運動神経がいいから期待したんだけど……」
「私が中学生の時にアウルに目覚めちゃったからねー、そこまでになったのだわ」
「だとすると、期待出来るのは孫だ。 って毎晩話しているですけどね」
 お父さんに期待の目を向けられ、ジト目で返す椿ちゃん。
「残念だけど、今回も何の成果もないのだわ」
「一体、いつになるんでしょうね〜」
「ま、気長に待って」
 こんなのんびりしたご両親に育てられたから、今の椿ちゃんがあるんだな。
 みんなも、御両親を紹介して、今の自分に至るルーツを見せて欲しいんだな。


リプレイ本文

※番組構成上、一部に事実と異なるフィクション、演出があります。 ご了承下さい。

● 雪ノ下・正太郎(ja0343)編
 大根畑付きの一軒家
 地方の農村かと思いきや、華の東京都二十三区だったりするんだな。
 この町は特撮スタジオがあることで、マニアに有名なんだな。
 この町に育ったから、雪ノ下くんはヒーロー目指したんだな。
「ここが俺の実家です」
 玄関を開ける雪ノ下くん。
 もしかして、御両親もヒーロー?
「そんな事はないです。 両親とも非覚醒者ですよ」
 玄関をくぐると、若いご家族二人が迎えに出てきました。
「おかえり、正太郎」
「おかえりなさぁいですの、正ちゃん」
 お兄さんとお姉さんかな?
「いえ、両親です」
 あれ、血が繋がっていないんだな?
「実の両親ですよ? クレヨー先生と同世代くらいじゃないですかね?」
 驚きの若さ!
 お二人とも、どう見ても二十代にしか見えないんだな。
「こちらが父の雪ノ下・和希です」
 まずは眼鏡がクールな正太郎くんのお父さん。
 イケメンさんなんだな。
「外見はイケメンでも、中身はむっつりすけべなオタクです」
 歯に衣きせぬ雪ノ下君。 お父さんも反論。
「正太郎、お前だってむっつりだろ」
「父さんほどじゃない」
「俺はむっつりではない、女性の胸と筋肉に関して、哲学的な拘りがあるだけだ」
 睨みあう父子の間で、お母さんが笑っているんだな。
「あらまあ、ウフフ」
 ところでさっきから気になっていたんだけど、お母さんずいぶん大きくない?
「はい、母のソーマです、身長は2mあります」
 ええ!? 女の人で僕と同じくらいあるって珍しいんだな。
「ママは背だけじゃないぞ、胸も大きいぞ!」
 眼鏡をキラッと輝かせて自慢げに言うお父さん。
 息子にむっつりスケベと言われたから、意識してオープンスケベになっているのかな?
 外見通り中身も若いんだな。
 
 食堂に通された撮影スタッフ。
 なんとお父さんお手製のインドカレーが用意してあったんだな。
 ごっちゃんでーす!
 うん、実に旨い!
 お父さんは料理人かな?
「いえいえ、パパはアニメの脚本家ですの」
 お父さんが書いた脚本は、熱いヒーロー作品の数々。
 アニメと特撮の差はあれど、父の魂は息子に受け継がれているんだな。
「ちなみにママは女子プロのレスラーだ、正太郎の格闘センスはママ譲りだ」
 おお、言われてみれば元レスラーの僕にはお母さんの顔に心当たりがあるんだな。
 コスチュームじゃないし、体型が随分変わっていたから気付かなかったけど……アレ、もしかして?
「はい、おめでたですの」
 元気な弟さんがもうすぐ生まれるらしいんだな。
「四人目なんです、いつまで新婚気分なんだか」
 何だか、照れくさそうな正太郎くん。
「何を言っている、お腹の子が産まれたらパパとママは五人目にはチャレンジするぞ」
「いい加減にしろ!」
「それより正太郎ちゃんはどうなの? 彼女は出来たの?」
「余計なお世話だ!」
「正太郎、ヒーロー活動も大事だが、恋愛も大事だぞ。 お前もママのように巨乳で筋肉質な素晴らしい女性を――」
 なんだか変な説教が始まってしまった雪ノ下家の食卓。
 愛も魂も熱い、素敵なご一家なんだな。

●加賀崎 アンジュ(jc1276)編
 ドS巫女ことアンジュちゃんの実家は、森の奥にあるんだな。
 それにしても深い森なんだな、林道をもう何十分も歩いているんだな。
「お疲れ様、この神社よ」
 あれ? 着いてみれば思ったより、普通の神社なんだな。
 随分奥にあるから、もっとオドロオドロシイのを想像していたんだな。
「こう見えても、日本トップクラスの退治屋である加賀崎一族の拠点なのよ」
 退治屋っていうのは、いわゆる怪異退治の専門家の事らしいんだな。
 地球上では三分しか活動出来ないかもしれないんだな。
「それは怪獣退治の専門家でしょ? バカな事言っていないで行くわよ」

 鳥居をくぐると、アーミールックな男性が出てきたんだな。
「アンジュか、随分とぞろぞろ連れて来たな」
「とーさんの加賀崎孝彦よ、元自衛官なの」
 自衛官って、怪異よりやっぱり怪獣と戦っていそうなんだな。
 すると、お父さんが真面目な顔で、装飾のされた拳銃を見せてくれたんだな。
「曽祖父が銃火器を使用する“近代退魔術”の創始者でしてな、私は特殊部隊自体の経験を元にそれを発展させたのです」
 これが対怪異用の拳銃?
 TVゲームで、終盤に差し掛かったくらいの宝箱に入っていそうなデザインなんだな。

「いつもアンジュちゃんがお世話になってますぅ」
 あれ、鳥居の下に金髪の修道女さんが現れたんだな?
「かーさんのジュリアよ」
 自衛官にシスターさん、神社とは一体なんなんだな?
「天界からこっちに来て以来、この格好なのよ」
 天使さんという事なんだな。
 そのせいで見た目も若くて、アンジュちゃんと姉妹に見えるんだな。
「こう見えて私、若い頃はぶいぶいいわせてたんですぅ」
 ぶいぶい? 珍走団にでも入っていたのかな?
「昔は、首狩り修道女<シスター>って、呼ばれて畏れられていましたぁ」
 お母さん、カメラに向かって大鎌を振り回さないで欲しいんだな。
「刎ねた時に綺麗によく飛べば飛ぶほど良い首なんですぅ、刎ねた時に熟れた果物みたくベチャっと落ちるような首はダメダメですぅ。 そんな首はさっさと地獄に落ちやがれですぅ」
 物騒な薀蓄を、TVで語られても困るんだな。
「せっかくですし、首飛ばしてみますぅ?」
 キラキラした笑顔で、そんな提案して欲しくないんだな。 
 僕の首はべちゃっとしているけど重いから、あんまり飛ばないと思うんだな。
 それにしても自衛隊なんて固い仕事の人が、こんなキルゼムオールな人と結婚したんだな?
「とーさんとかーさんは、ガチで殴り合った挙句、デキちゃって結婚して……だったかしら?」
 殴り合っても子供は出来ないんだな。
「闘いの中でママの魂が、パパが拳に込めた魂とが結びついて、ママのお腹からアンジュちゃんが産まれたのよねー」
 もしかすると、御両親からアンジュちゃん、間違った性教育を受けているかもしれないんだな。

●帝神 緋色(ja0640)編
 性教育以前に、性別が間違っていそうなのがこの緋色君なんだな。
「僕は男の娘とかいうのじゃなくて、女装男子なんだけどね。 現に婚約者も女性だし」
 今日は、その婚約者さんと両家を交えてのお話合いの予定だなんだな?
 婚約者さんの両親と併せて紹介してもらえるんだな?
「そのはずだったんだけど、彼女に急用が出てしまってね、でも僕の両親だけはしっかり紹介させてもらうよ」

 招待されたのは純和風邸宅。
 緋色くんはお嬢……いや、お坊ちゃまなんだな。
 応接間に通されるとお父さんがいたんだな。
 緋色君のパパだから、女性的なのかと思いきや、ガキムキなんだな。
「緋色がお世話になっておる、父の蘇芳だ。 撃退士の活動に絡む事業を展開しておるぞ、学園の皆さんどうぞよろしく」
 お父さんカメラに向かってしっかり営業しつつ、片手で奥さんを抱き寄せているんだな。
 仲良し夫婦なんだな。
「違うよ? 僕のお母さんじゃない、こちらの女性は僕の婚約者のお母さんだよ」
 なにそれこわい。
「ぐふふ、何れは一つの家となるのなら、今から縁を深めるのも良いでしょうぞ」
 今、お父さんは、息子の婚約者のお母さんに、頬ずりしているんだな?
 お母さんに見られたら、大変な事になりそうなんだな?
「大丈夫、僕のお母さんもあんな感じだから」
 と、緋色くんが指差した隣の室には、和服美人のお母さん・真紅さんがいたんだな
 オッドアイでミステリアスな雰囲気は、緋色くんそっくりなんだな。
 でもなんか……別の男性に寄り依っているように見えるんだな。
「………主人共々、この程度はご挨拶、です……互いの家のぬくもりを分かち合いましょう」
 なんか甘く囁いているんだな!?
「ちなみに相手の男性は、僕の婚約者のお父さんだね」
 自分の親が婚約者の親とイチャイチャしているとか、精神歪みそうなんだな。
「構わないよ、家族ぐるみだからね。 僕も将来の義母さんには“いろいろ“よくしてもらっているし」
 なんなんだな、この両家は……。
 淫靡過ぎるんだな。
 まあ、全員それでいいのなら上手くいきそうではあるんだな。

●砂原・ジェンティアン・竜胆(jb7192)編
 砂原くんのご実家は、異国情緒あふれる港町の山の手にあるんだな。
 お金持ちそうな御家が一杯並んでいるんだな。
「まあ、一般的な住宅よりは大きいかもね」
 いかにもお金持ちそうな玄関を開けて中に入ると、趣味の良さそうなリビングに招かれたんだな。
 TVが来ても気にせずに新聞を読んでいる、この着物姿の男性。
 なんだか大物っぽいんだな。
「あ、この人が僕の父さん。 名前は藤雄です。 貿易会社を経営してて、所謂社長ってヤツ……だったと思う」
「正確には代表取締役社長だ。 ……お前は家族の事も把握していないのか」
「うん、興味ないもん」
「……それで、今年は進級するんだろうな?」
 お父さんの眼鏡の奥の目が鋭いんだな。
 砂原くんスルーしているけど今、留年何回目なんだな?
 言われても、仕方ないかもしれないんだな。

「皆さん、ようこそおいで下さいました」
 リビングの雰囲気が刺々しくなったところで、お母さんのクレアさんが入って来たんだな。
 いつもにこにこ顔の綺麗な女性なんだな。
 どうやら砂原君の髪や瞳、顔立ちなんかはお母さん譲りなんだな。
「……母さん、運び過ぎじゃない?」
 ティーカップ運びをさりげなく手伝ってあげる砂原君、優しいんだな。
「スタッフの皆さんにもと思って」
 一人だと、配る時にティーカップをぶちまけそうだったんだな。
「……こんな感じで超マイペースでさ。結婚しての来日も全く悩まなかったらしいよ」
 お母さんはイギリスのエディンバラ出身なんだな。
 でも、聞いている限り日本語は万全そうなんだな。
「墓穴に入ってなんちゃらって言うでしょ?」
 お母さん、ドヤ顔しているけど墓穴じゃなく“虎穴に入らずんば虎児を得ず”なんだな。
 やっぱりまだ、万全じゃないんだな。
「はいはい、母さん、まだお墓は早いよー? 四十代でボケられたらかなわないよ」
 すると、お父さんが厳しい顔で新聞から顔をあげたんだな。
「私たちが若いから安心しているのかもしれんが、人間いつ何があるかわからんからな、お前にそんなチャラチャラした生き方をされていると、いつまで経っても安心出来ん」
 お父さんは砂原くんのプレイボーイな生き方が、心配みたいなんだな。
「会社の跡継ぎなら弟に任せればいいじゃない、僕は好きにさせてもらうよ」
「そういう問題ではない」
 お父さん、真面目な顔でお説教し始めちゃったんだな。
「パパ、今はこうでもお嫁さんをもらえばきっと落ち着くわよ」
「そうかもしれんが、お前ちゃんとした相手はいるのか?」
「いるよ」
「連れて来なさい」
「いいの? 全員一度に連れてきたら、うちのティーカップが足りなくなると思うよ?」
「あちこちのお嬢さんに手を出しまくるのか? そんなふしだらな真似は許さん!」
 お父さん、マジ切れしちゃったんだな。 冗談が通じないタイプなんだな。
「あなた大丈夫よ、足りない分はアイスティーにすれば、あれならグラスを使えるわ」
 お母さんも、別のベクトルで冗談が通じないんだな。
「と、こんな感じなわけです、僕が実家を出た理由わかってもらえましたかね?」
 砂原君、そんないい笑顔を向けられても、コメントに困るんだな。

●藍 星露(ja5127)編
 お尻まで届く綺麗な髪がトレードマークの星露ちゃん。
 案内してくれたのは中華料理のお店。
 料理長さんが、忙しそうに厨房を取り仕切っているんだな。
 見ているだけで、お腹が空いてくるんだな。
「彼が私の父、藍 飛炎(ラン フェイイェン)、この中華料理店“藍江楼”の総料理長よ」
 “藍江楼”と言えば知る人ぞ知る名店なんだな。
 百人近い従業員を取り仕切るお父さんは、厳しい顔をしているんだな。
「まあ、あたしとは似ても似つかない堅い人ね。 今日も忙しいから出てくれないんだって」

「代わりに母を紹介するわ」
 “藍江楼”の客席の一つで出迎えてくれたのは、スタイルのいい美人さんだったんだな。
「母の露香(つゆか)です、娘がお世話になっております」
 立ちあがって、丁寧にお辞儀をしてくれるお母さん。
 あれ? お腹が大きいんだな。
 視線に気づいた星露ちゃんが、物憂げな顔で説明してくれたんだな。
「そうなのよ……まさか、この歳で弟か妹が出来るとは思わなかったわ……お父さんもビックリしていたわよ」
 すると星露ちゃんの事は、もっとうんと若いうちに産んだんだな?
「そうでもありません、星露の上に男の子が二人いるんですよ」
 穏やかに笑うお母さん。
 星露ちゃんの年から察するに、お兄さんたちは二十才超えていそうなんだな。
「そういうわけで……母の年齢は推して知るべしね」
 とても、そうには見えないんだな!?
 顔もスタイルもお肌も、二十代で通用するんだな。
「まあ、若いのは認めるわ、今でもたまに町でナンパされているっていうしね
 う〜ん、ナンパする側の気持ちもわかっちゃうんだな。
 
 収録が終わって星露ちゃんがお店から出た後、お母さんが声を潜めて話しかけて来たんだな。
「先生、聞いていただきたいお話があるんですが」
 ん、なんなんだな?
「実は星露は、厨房にいる飛炎の子ではありません」
 ええ? 実は孤児だったとかそういう重い告白なんだな!?
「いえ、飛炎の父親が日虎(リーフー)と言いまして、戸籍上は星露の祖父にあたるんですが……当時、当時、お義母様が亡くなられたばかりで、お義父様も寂しそうでした。 それを私が慰める内に、つい……焼け木杭には火というわけで」
 ええ! つまりお母さんとお祖父さんが浮気したって事?
「これを見て下さいまし」
 お母さんが、指に水を付けてテーブルに字を書いたんだな。





「“日”虎と“露”香の間に“生”まれたというわけです♪」
 むむむ、“日”と“星”をくっつけて見ると“星露”って読めるんだな。
「今妊娠中の子も、実は……♪」
 そんな重大な秘密、TVで告られても困るんだな!?
 放送出来ないんだな!?
「うふふ♪ 秘密を握られてしまいましたね先生」
 お母さんのムチムチの胸が、僕の背中に当たっているんだな。
 な、なんか星露ちゃんにも前にもこんな事された覚えがあるんだな。
 ともかく、この部分は放送出来ないからカット!
 カメラも止めて欲しいんだな!


 この番組を通して学んだ事は、やはり“この親にしてこの子あり”
 個性豊かなご両親が、個性豊かな子供たちを育てたんだな。
 学園が楽しいのは今日登場した、そしてTVの前の皆のご両親たちのお蔭。 
 そんな素敵な人たちが、安心して暮らせる世界を皆で築いていきたいんだな。


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