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マスター:STANZA
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2013/07/26


みんなの思い出



オープニング


 暑い。
 クソ暑い。
 暑いなんてもんじゃない。

 しかし撃退士たる者、暑さ如きで音を上げてはいられない。
「そうだ、暑さにも勝てない軟弱者が、天魔を相手に勝てる筈がないっ!!」
 俺は勝つ。
「暑さにも天魔にも、ナメられてたまるかっ!!」

 いや、冷静に考えれば暑さと天魔を同列に据えるのはおかしい。
 と言うか、撃退士だってスーパーヒーローだって、暑いものは暑いのだ。
 夏バテにもなれば熱中症で倒れる事だってあるだろう。
 だが、暑さでトロけた脳味噌には冷静な思考力や判断力は、欠片も残されてはいなかった。

 そんな訳で……

「っしゃあぁっ、鍋パーティーやるぞおぉぉぉっ!!!」

 場所は炎天下のプレハブ小屋。
 窓は閉めきって(ただし換気扇だけは回すが)暗幕を張り、部屋の中を暗くする。
 そこにガスコンロや七輪を持込み、部屋の隅には炬燵と達磨ストーブ。
 大型TVやオーディオセットもある。
 服には携帯カイロを貼り付け、防寒用のジャケットや半纏を着込む。
 その上で、あっつい鍋をつつき合うのだ。

 具材は勿論、各自で自由に持ち込める。
 そう、何が入っているかは食べるまでわからない。
「真夏の闇鍋……浪漫だな」
 ふふ、うふふふ……

 もう、どーにでもなれーーー!



リプレイ本文

 真夏の太陽は今日も絶好調に、プレハブ小屋の屋根をガンガン熱していた。
 ドアを開けた途端、外気を軽く凌駕する熱気が押し寄せて来る。
 まだ暗幕の張られていない窓からは直射日光が照りつけ、達磨ストーブに置かれたヤカンは盛んに湯気を吐いていた。
 炬燵の上では、火に掛けられた巨大な鍋の中で湯がぐらぐらと煮えたぎっている。
「正気じゃないな…」
 中に踏み込んだ若杉 英斗(ja4230)の、それが第一声。
(いや、大丈夫だ)
 英斗は足を踏ん張り、拳を握る。
(俺は夏場でも紅茶とコーヒーはホットで飲むし、冷やし中華じゃなくて普通にラーメンを食べる。つまり、夏場に鍋もぜんぜんOK!!)
 おいしければ、だけど。
(おいし、ければ…)
 あれ、おかしいな。まだ食べ始めてもいないのに、それどころか材料の投入すらしていないのに、意識が朦朧としてきた。
(半纏とかストーブとか、おかしいだろ…)
 しかし続いて入ったギィ・ダインスレイフ(jb2636)が、防寒仕様ジーンズに長袖ハイネック、ニットキャップにダウンジャケットという重装備でも平気な顔をしているのは、一体どういう訳だ。
 実は彼、非常にポジティブな勘違いをしていた。
(ふむ…如何なる苦境でも耐え忍ぶ事により鋼の心身を養う、修行のようなものか。飯付きとは、尚嬉しいな)
 こくり。ポジティブな者に怖いものなど何もない。
 そして続く者達も皆、何故か一様に微笑みを顔に貼り付かせていた。
「ふふ…夏にお鍋なんて変わってますね」
 東風谷映姫(jb4067)は、この暑さと異様な空気に気付かないかの如く、爽やかな笑みを浮かべながら戸口をくぐる。
「皆さん、よろしくお願いしますね〜」
「いやはや、すごいわね」
 呆れた様子で室内を見渡すのは、水瀬・凛(jb5875)だ。
「この暑いのに鍋、しかも闇…もうなんと言っていいのかなあ、物好きよね皆…あ、私もか」
 あはは、と笑う。
 面白そうだし、遠慮無く仲間に入れて貰おう。
「高等部三年の水瀬・凜(jb5875)よ。よろしくね」
 軽い足取りで窓際に歩み寄り、凜は暗幕を閉める。
 これで光源は入口のみ、それも閉めれば室内はほぼ完全な闇の中だ。
「闇鍋、面白そうですの!」
 神谷 愛莉(jb5345)は、早速炬燵の一角に潜り込む。
 炬燵布団を捲ると、そこからも殺人的な熱気が溢れ出して来たが、美味しい物が食べられるなら暑くても問題はない。多分きっと。
「このクソ暑いのに我慢大会なんてヴァカじゃないかしら!」
 などと言いつつ、やはり満面の笑みを浮かべた御堂 龍太(jb0849)は、いそいそと壁際のTVに歩み寄り、付属のデッキに持参したDVDをセット。
 リズミカルなBGMと共に、大画面から『入隊おめでとう!』の声が聞こえて来た。
「…こ、これは…っ」
 既に息も絶え絶えの様子で転がり込んだ月乃宮 恋音(jb1221)は、TVを見て嬉しそうに顔を綻ばせる。
 何年か前に一世を風靡した、某隊長のエクササイズビデオ!
 いける。これならきっと、今まで何をやっても成功した試しのない「特定部位」の部分痩せが!
「…うぅぅ…。…せ、せめて、少しでも…」
 その為に、決死の覚悟でその部位にラップを巻いて来たのだ。
 因みに、その部位とはお腹ではない。太股でも二の腕でもない。
 まあ…お察し下さい。


 そして入口のドアが閉められると、室内は暗闇に覆われた。
「鍋はいいけどなんでわざわざ閉め切ってやるんだろう。まぞなの?」
 テレーゼ・ヴィルシュテッター(jb6339)が首を傾げる。
 いいえ、どえむです。
「ふーん? まぁ、食べれるのなら何でもいっか。お腹すいた〜」
 そうだね、じゃあ材料の投入いこうか。
「味噌味でいいのよね? ちょっと濃い方がいい?」
「そうですね…塩分補給を考えると、その方が良いと思いますぅ…」
 凛と恋音が相談しながら、まずはベースの味付けを。
 続いて各自が持参した食材が次々と鍋の中へ投入される。
 龍太の手からは、白くて濁っててこってりしてプルプルしたものが3kg、どばーっと!
 鍋の具材が一気にドロドロだ!
(うゎ、なにそれ!?)
 何も見えない筈なのに、テレーゼだけはしっかり見えている様子。
 だってナイトウォーカーには夜の番人という便利なスキルがあるんですもの!
 しかし、何が見えても見ないふり。闇鍋はカオスが基本なのだ。
 殆どの材料が入った所で、テレーゼは味噌と昆布だしの香り漂う鍋の中に、隠し味を投入。
(カレーにも入れるんだしきっと美味しくなるよね!)
 リンゴとハチミツ、入りましたー。
 それはもうたっぷりと、隠し様がない程に。
「ふふ、楽しい我慢大会になりそうですね」
 巨大な鍋をゆっくりと掻き混ぜながら、映姫が微笑んだ。
 後はじっくり煮込むだけとなった頃、映姫は立ち上がり…
「ついでに持ってきました〜どうです?」
 誰かのポスターを出入口のドアに貼り付けた。
 しかし、どうと言われても真っ暗で見えない! 残念!


 そうこうしているうちに、TVの画面はギィが持参した相撲中継のDVDに切り替わっていた。
 鍋からも良い感じに煮えたグツグツという音がして来る。
 立ち上る匂いについては…何も言うまい。敢えて。
「んっと、暗いと食べ難いですし、物零すかもしれませんので、食べる時電気つけちゃだめですかぁ?」
 愛莉が少し遠慮がちに申し出る。
 だが、闇の中で食べてこそ闇鍋。まずは舌の感覚だけで勝負すべし。
「どうか無事におわりますように」
 凛が鍋に向かって手を合わせたのを合図に、戦闘開始だ。
「さぁ、食べようぜっ! 俺達の闇鍋は、いまはじまったばかりっ!!」
 勇気を振り絞って、英斗は箸を取る。
 取り皿に盛られたそれを口に入れた次の瞬間、彼の意識は時空を超えた。
「こういうときは買い物も楽しいものだな」
 ここはスーパーの食品売り場。
「鍋のベースは決まってのかなぁ。決めてもいいなら味噌味がいいな」
 カニ足、タラの切り身、鶏肉だんご。
 この材料なら、きっと美味しい鍋になる――
「うふふ、あはは」
 滂沱と頬を伝うのは、汗か涙か。
「からーい!」
 持参した団扇でパタパタ扇ぎながら、テレーゼが口から火を噴いた。
 慌てて水分補給用のアイスをちゅーちゅーしても、まだ辛い。と言うかアイスまで辛く感じる。
「誰か、唐辛子でも入れたのか…?」
 その辛さも含めての荒行であると心得たギィは、滝の様に汗を流しながら黙々と箸を運ぶ。
「そんな奇をてらう様なものは入れてないわよ?」
 何か心当たりがあるらしい凛が言った。
「超激辛キムチなんて、別に普通だし」
 凛さん、意外に極度の辛党でした。
「それより、このドロドロは何?」
「愛莉が持って来た小餅でしょうか? それとも、とろけるチーズ?」
 いや、餅やチーズの食感ではない。もっとこう、プルンとした…
 それは、龍太が全力投入したプロテインとコラーゲンの塊だった。
「逞しい筋肉とぷりっぷりなお肌を作るためにはこれが欠かせないのよねぇ〜」
 龍太は栄養満点のスープも残さず飲める様にと、皆にレンゲを配る。
「ほら、あなたももっと食べなさい。女の子なんだから、お肌の手入れは大事よぉ?」
「…は、はい…」
 熱心に勧められて、恋音は頑張った。
 元々食が細い為に、頑張っても人並み程度にも食べられないけれど。
「でも、折角釣った魚を分けて頂いたのですし…」
 残しては勿体ない。
 見た事もない魚ばかりだったが、食べられない事はないだろうと、きちんと捌いて下拵えもしてきたのだ。
 しかし…鮮度も抜群の筈だが、鍋から漂うこの腐った様な匂いは何だろう。
「まさか、毒ではないですよね…?」
「ご安心下さい、この匂いはくさやの干物ですから〜」
 犯人は映姫か。
 それに、長ネギ、糸こんにゃく、輪切りレモン、袋麺も入ってるよ。勿論、添付のスープも一緒にね! スープは確か、とんこつ味だった気がする!
 それにしても…
「な、中々にきついですね…この暑さは…」
 汗で失われた水分をコラーゲンたっぷりのスープで補いながら、ひたすら食べる。それはもう、必死の形相で。
 きついのは暑さだけではない気がするが、そこは闇鍋。味に文句を言うのは御法度なのだ…が。
「あつーいまずーいにがーい」
 遠慮なく文句を言いまくっている人がいた。
 テレーゼは口直しにアイスを飲む。主食と甘いものは別腹なのだ。
 しかし…
「ぬるーい」
 この暑さで、アイスはすっかり溶けていた!
 因みに苦い物の正体はギィが入れたゴーヤだ。自宅にグリーンカーテンとして植えてあったものらしい。
 それが味噌味で煮込まれたリンゴと混ざり合い、更には煮崩れたミニトマトと共鳴し、壮絶な味のハーモニーが生まれる。
「お野菜必要ですけど、今白菜とかキャベツとかレタスって高いですの」
 愛莉が言った。
 だからせめて、ベランダで育てているミニトマトを…と思ったのだが。
「厚切りハムと一緒に煮込んだら、美味しいと思いますの」
 そりゃ、ハムとトマトだけならね。
 しかし鍋の中で踊るのは、皆が好き勝手に持ち寄った具材達。
 味のバランスなど、これっぽっちも考えちゃいない。
「…それが、闇鍋というものだろう…」
 悟りを開いたかの如く、ギィは黙々と食べる。
 ゴーヤはともかく、鶏つくねと油揚げの入った味噌煮込みうどんは美味い筈だと、その味を思い出しながら。
 しかし今、煮込みすぎたうどんは弾力を失い、ブツブツに切れている。そこに、やはり煮込みすぎたラーメンが混ざり、更にはコラーゲンのドロドロが溶け合い、しかし春雨っぽい何かだけは煮崩れもせずにしっかり残っているという有様で。
 しかもスープは最早、何味だかわからない。
(うどんはシメに投入する方が良かったかな…)
 まあ、とりあえず闇鍋で良かった。
「見えていたら、食べられないかもしれないわね」
 凛が何杯目かのお代わりをよそいながら言う。
 好き嫌いは特にない…常識的なものであれば。そしてこの鍋の中身は、ひとつひとつの食材を見ればごく常識的なものばかりだ。
 ならば、食べられない物などない。組み合わせた結果がどうだろうと、そんなギャンブル要素こそが闇鍋の醍醐味。
「食の細い恋音さんの分まで、私が責任を持って完食するわ!」
 しかし、そろそろ胃袋の容量も限界だ。
「程よくお腹が膨れてきたらレッツエクササイズ!」
 龍太が立ち上がり、TV画面に再び再び隊長が現れる。
「筋トレで抜群なプロポーションをゲットするわ! はい、皆も一緒に!」
 箸を置き、幽鬼の如く立ち上がる仲間達。
「倒れる寸前までなんて温い事は言わせないわ。倒れるまで、否、倒れても体を動かし続けなさい!」
 暑さで朦朧とした頭に、やたらと元気な声が響く。
「ほらぁ、足が止まってるわよ! そんなのであたしみたいな『ないすばでぃ』になれると思ってるのかしら!?」
 いや、なれなくていいです。
 しかし皆が次々に脱落する中で一人だけ、その言葉に激しく反応する者がいた。
(これで、少しはこの特定部位も…!)
 恋音は頑張った。殺人的な暑さの中を、決死の思いで頑張って…倒れた。


 TVの画面は再び変わり、今度はプロレスの映像が流れている。
「大丈夫ですか〜?」
 漸く気が付いた恋音に、映姫がお茶を差し出す…とは言っても、それは元々恋音が用意したものだが。
 闇鍋の荒行は、遂に終盤を迎えていた。
「闇鍋というより…我慢大会が主旨な集まりな気がしてきた…」
 はふはふしながらひたすら食べ続ける英斗の周囲には、流れた汗が水溜まりになっている。
 いや、元々我慢大会だから、これ。
「…もう、耐えられませんの…」
 降参宣言を出した愛莉は、傍らに置いていた保冷バッグを持って外に転がり出た。
 その中には凍らせた紅茶が入っている。外の風に当たりながら飲む冷たい紅茶はさぞかし…
「ホットになってますのー!?」
 恐るべし灼熱地獄。
「だが…俺の熱いハートはこんなものじゃない…。この程度の暑さ、問題ない…」
 汗で失った水分を補給しながら、英斗は不敵に笑う。
 やせ我慢なら学園でもトップクラス(自称)なディバインナイト、鍋の最後にうどんを入れて食べるまでは、倒れるわけにはいかないのだ!
 そしてギィは、ヤバイ事になっていた。
 食べ物の危険度より、暑さがヤバイ。汗で肌に張り付く服の不快感と、地味に熱を持ち続けるカイロ、自分で持ってきたけど何か暑苦しい映像。
 ――べきっ!
 イライラが最高値に達すると共に、割り箸が犠牲となってヘシ折られる。
「もう、限界だ…っ」
 さっさと完食して終わらせる。ラストスパート!


 そして、戦いは終わった。
 食べられる物は全て食べ尽くした。
 最後の忍耐と気力体力を振り絞って、後片付けも終わらせた。
 火が消され、暗幕が開け放たれる。
 室内に光が溢れる中、げっそりとやつれた、しかし腹だけが異様に膨れた勇者達がふらふらと出口に向かい…
 そこで、トドメを刺された。
 戸口で「ギの付くあの人」いや、天使が、満面の笑みを湛えながら両腕を広げているではないか…!
 そう、それは映姫が持参した、あのポスターだった。









 暫く後。
 何も見なかった事にした一行は、さっぱり汗を流そうとスーパー銭湯へ。

「あなた、見た目は細いのに結構イイ体してるのね〜。フフ…こ・の・み・よ♪」
 さて、男湯で龍太に何やら言い寄られているのは、英斗かギィか。
「あら、どっちかひとりなんて決められないわぁ」
 勿論、何もしない…とりあえず公衆の面前では。YES、バイセクシャル、NO、TOUCH!
 しかし我慢できる自信は、ない。
「汗で濡れたイケメンの体…そそるわぁ…だってこんなに美味しそうなんですもの。我慢しろっていう方が無理よ!」
 後でゆっくりお茶でもどうかしら。

「ふぅ〜気持ちいいですね〜」
 女湯では皆の視線が一点に集まっていた。
「むぅ〜…羨ましいですね〜…」
 ぶくぶくぶく、鼻までお湯に浸かった映姫は、恋音の「特異部位」に対して少しばかりヤキモチを焼いた様だ。
 そう、その部位は持ち主の涙ぐましい努力にも関わらず、相変わらずの存在感を放っていた。寧ろそれ以外の部分がやつれたせいで、却って目立っている。
「ねえ、それよりコーヒー牛乳は? 早く上がって、クイっといこうよ!」
 テレーゼは色気より甘味が気に成るお年頃らしい。

 館内着でロビーに集合した一行は、揃って風呂上がりの一杯を飲み干す。
 と、その時。
 ぷくんっ!
 恋音の胸が一段と大きくなった!?
 ぐぎゅるるっ!
 皆の腹が一斉に鳴り出した!?
 まさか、鍋の食材に何か変なものが入っていたのだろうか。


 その後、無茶な暑さのせいで目減りしていた彼等の体力は、更に削り取られたらしい。
「…だ、大丈夫ですの。お兄ちゃんアスヴァンですから、帰ったらヒール掛けてもらいますですの…」
 ソファに突っ伏した愛莉が言う。
 しかし、果たして彼等は無事に帰れるのだろうか――?


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:6人

ブレイブハート・
若杉 英斗(ja4230)

大学部4年4組 男 ディバインナイト
男を堕とすオカマ神・
御堂 龍太(jb0849)

大学部7年254組 男 陰陽師
大祭神乳神様・
月乃宮 恋音(jb1221)

大学部2年2組 女 ダアト
precious memory・
ギィ・ダインスレイフ(jb2636)

大学部5年1組 男 阿修羅
久遠ヶ原のお洒落白鈴蘭・
東風谷映姫(jb4067)

大学部1年5組 女 陰陽師
リコのトモダチ・
神谷 愛莉(jb5345)

小等部6年1組 女 バハムートテイマー
撃退士・
水瀬・凛(jb5875)

大学部5年75組 女 ルインズブレイド
雨の中でも海水浴・
テレーゼ・ヴィルシュテッター(jb6339)

大学部3年149組 女 ナイトウォーカー