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マスター:シチミ大使
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:3人
リプレイ完成日時:2016/12/21


みんなの思い出



オープニング

 ――人を魔に誘うのは、人のみに非ず。
 冬の月は空気が澄んでいるせいか、よく映える。
 月下の下、月見酒を楽しんでいた酔っ払いは帰路の電柱の下で奇妙なものを見つけた。
 はて、このような夜更けに少女など。
 今にも切れそうな電柱の明かりに照らされて、白い素肌の少女が立ち竦んでいるのである。
 この寒いのに家出か、と訝しげになったが、男は通り過ぎようとした。
 その途端、声が耳朶を震わせる。
「置いていかないで」
 その一声だけだ。何も、特別なものはない。
 しかし、男は自分の意思とは無関係に踵を返していた。少女へと歩み寄り、その手を取る。
 ――どうして?
 その疑問がついて出る前に少女が面を上げる。
 言葉をなくした。
 白い素肌の少女の顔面は、牙と鱗で覆われた怪物そのもの。
 その牙が男の首筋に噛み付いた。
 血が滴る中、同種の少女たちが寄り集まってくる。
 皆、男から迸った血を舐めた。
 三体の魔性が月光を仰ぎ、その牙で吼えた。
 獣のような声ではなく、それそのものは、まさしく少女の歌声であった。

「冬の月下は荒涼とした感覚が付き纏います。季語としても有効ですね」
 世間話のようであったが、プロジェクターに映し出されるのは凄惨な殺人現場である。
「ただの月夜の惨殺事件ではありません。依頼です」
 久遠ヶ原学園の事務係の職員の女性が淡々と告げる。
「声で人を魅了し、その行動を操る……被害者の状態から吸血型のディアボロと推測されます。吸血鬼、と呼ぶのには散見される目撃情報が全て、少女の姿形であること。さらに言えば、その声に魔性のような属性を持つことから相手を魔性少女型と呼びます。魔性型は声で対象を操り、行動を完全に束縛します。目撃されたのは三体。血を目的としているようです。悪魔の活動領域はなく、自律型と思われます。この依頼を引き受けますか? 引き受ける場合はこちらにサインをお願いします」


リプレイ本文


 寒空の下、肩を震わせたのは逢見仙也(jc1616)であった。
「寒っ。こんな中で戦うのか……。しかも敵は深夜、一極型。正直、あまり遭遇はしたくないタイプだな」
 ぼやいた仙也に比して雪室 チルル(ja0220)にはいつもの覇気がない。
 いつもならこの辺りで「関係ないわ!」と叫ぶのが常である。
「……雪室さん、どうかした?」
 ハッとしたチルルが声を振り絞った。
「関係ないわ! あたいがぶった斬ってやるもの!」
 いつもの調子か、と思いつつもどこかセーブしている気がしてならない。
「ひょっとして、夜の任務は苦手?」
 チルルは渋い顔を作った。
「真夜中は眠いから、ちょっといつもより苛立っているだけよ!」
 なるほど。チルルは寒空には適応しているものの、夜半、この季節である。
 暖かい部屋でのんびり眠っていたいのが心情だろう。
「歌声の敵か。歌えなくなるまで潰すまでだな。そもそも……、歌わせると思っているのか?」
「当然! 歌とか聞く前に、あたいがぶちのめすわ!」
 やはりどこかいつもよりも殺気立っている気がしないでもない。
 しかしチルルは装いを変えるつもりはないようだ。
 どのような任務でも、メンタリティの変化が少ないのはある種、撃退士という職務において天性と言える。
「……ま、それが強いかどうかまでは、決めかねるけれどね」

「あのよぉ……」
 白く輝く息を吐いたのはラファル A ユーティライネン(jb4620)である。隣にいた向坂 玲治(ja6214)が声を振り向けた。
「どうしたよ?」
「適任なのは分かるぜ? こういうのがさぁ。でもあまりにニッチだよなぁ」
「顔面が牙だったか。そして魔性の歌声。この季節に、クリスマスソングでも聴かせてくれるのかねぇ」
「こういうのだろ?」
 振り向いた玲治はラファルの顔面が可変し、今しがた呟いていたディアボロそっくりの姿になっていたものだから、面食らった。
「……脅かすなって」
 カシャン、と顔面が元のラファルの素顔に戻る。メカ撃退士はそのかんばせさえ、自由自在である。
「お化け屋敷とかなら金ぶん取れそうだよなぁ」
「だが今は冬だ」
「季節外れなんだよ……。ま、俺はいいがな。今回、試したい装備があるんだ」
「試したい装備? そいつは、いつもの近接じゃなく?」
 ラファルは腕を組んでふっふっと不敵に微笑む。
「試射の許可が出てな。こいつをぶっ放せるのかと思うと、今から楽しみで仕方がねぇぜ。俺の新しい武器だ」
 拳を掲げたラファルにはみなぎる自信があった。玲治は、ほうと感嘆の息を漏らす。
「そいつは結構なことで。俺は囮役になるぜ。耳栓とかでどうにかできないかは実地で試すしかないが」
「音楽とか流しゃ、いいんじゃねぇの? ディアボロの音程と人間の音程のどっちが勝つのかは分からないけれどよ」
「この季節だ、ウィンターソングでも流しておくか。それに、置いていかないで、と来たか。俺たちは、置いていくか置いていかないかで言えば、置いていく側だな」
「そいつを死って言う圧倒的現実の前に、だがな」

「……今年は怪奇の年なのかなぁ。やたらとこういうのに出くわすというか」
 ぼやいた佐藤 としお(ja2489)に飴を舐めていた鬼塚 刀夜(jc2355)が振り返る。
「僕は楽しみで仕方がない。固い、って聞いた。今回のディアボロ、その性能。だったら、刀の錆になるのは必定」
 としおは刀夜の肩に担いだ一振りの刀を見やる。
 銘刀――鬼羅はこの少女に寄り添い、ある時は頼り甲斐のある矛であり、ある時は攻撃こそ最大の防御を具現化する盾となる。
 もっとも、刀夜からしてみれば、防御は度外視の代物かもしれないが。
「刀で近接かぁ。よくやるね。怖くないのかい?」
 その疑問に、刀夜はナンセンスと答えをぶつけた。
「斬り合いに、怖い、怖くないは適切じゃないよ。武士道は死狂いだ。百の敵を前にしても、一の剣が勝る時もあり得る。その剣に狂ったような妄執と何よりも己が存在するのならば。僕の刀に、恐怖が勝ち得る戦局があるとすれば、それは僕が真に相手を恐れた時のみ。……でもまぁ、それはあり得ないから、結局、ない、って答えになるね」
 シンプルでありながら、頑なな答えであった。
 己が負けなければ、戦術面において敗北はあり得ない。
 精神の勝者こそが、戦いにおいても勝者となる。
 その単純さがある種の眩しささえも感じさせる。
「……いいね。そういうひたむきさを持っているのは、正直に羨ましい」
「ひたむきに、僕は斬るのみに生きるだけだ」

 人を魔に誘うは、人のみに非ず。
 魔性のディアボロたちが歌声でお互いの位置を探った。
 至近の距離に至らなければ通用しない魔の歌声であるが、今の今までその命中率は完璧。
 今宵の獲物を目にした一体が魔性の声と共に歌声の籠へと相手を落とし込もうとする。
「置いていかないで」
 その声にくるりと身を翻した相手へと牙がかかろうとした、その刹那。
 咲いたのは一筋の銀閃。
 太陽剣が魔性の月の光を反射し、煌いた。
「置いていかないで、って言うけれど、お断りよ! 覚悟!」
 太刀筋が魔性少女の鳩尾へと叩き込まれる。衝撃波で地面が捲れ上がり、暴風を生じさせた。
 確実に葬り去ったと思われた一撃であったが、ディアボロはぐらりとよろめき、身に振るかかった粉塵を払う。
 歌声が連鎖し、仲間を呼んだのが伝わった。
「……初手で一体は潰す算段だったんだが、思ったより堅いな奴さん」
 玲治が耳栓代わりにつけていたのはウィンターソングが漏れるイヤホンである。
 もう片方のイヤホンは無線機に繋がっていた。
 全員の位置情報が伝わり、無線に声を吹き込む。
「こちら向坂。連中への初撃は……ちょっと失敗。仕留め切れなかった。応援は」
『もちろん』
 玲治へと飛びかかろうとしたディアボロの頭部を狙い澄ましたのはとしおの狙撃である。
 この宵闇でも彼の眼差しは急所へと注がれていた。
「怖いな、しかし。僕が相手と組み付くわけじゃないと言っても、ね。頭部以外は鱗か。なら、ヘッドショット狙いで行く!」
 正確無比な弾丸が頭部へと狙いを定める。その一撃をディアボロが腕を交差させて防いだ。
 玲治が口笛を吹く。
「一応、攻撃に対する対応、くらいは想定されているみたいだな。だがよっ、その想定、ちと甘いぜ」
 ディアボロが歌声を音波攻撃に変えて接近しようとする。
 三体がそれぞれ別方向から攻め立てた。
 そのうち一体へと闇の矢が突き刺さる。
「喧しいんだよ、その歌声。がなり立てるだけなら、その姿形――必要ないだろ?」
 割って入った仙也が取り出したのはラジカセである。大音響で響かせたロックンロールに歌声の連携が僅かにずれた。
「音による反響密集って言うのは同じく音によって阻害される。エコーみたいなものでお互いの位置を探っているのだとすれば、そいつにちょっとノイズを混ぜてやれば」
「――連携は瓦解する」
 後を引き継いだ玲治が白銀の槍を突き上げた。
 チルルと共に一体へと集中攻撃を見舞う。
 浮き上がった相手へととしおの弾丸が吸い込まれるように食い込んだ。
 口腔を狙った一撃はしかし、その牙が射止める。
「経験を即座に次の一手に変える。……だから、ディアボロってのは厄介なんだ。でもまぁ、この陣形なら、俺の好きにやれる」
 開いた牙へと仙也が漆黒の鎖を叩き込む。口腔内がいっぱいになり、相手は呼吸すら儘ならない様子だ。
「歌えなくする手なんていくらでもあるんだよ。そして……俺はあんまり寒空で戦うつもりはなくってね。その身に刻め、炎の印を」
 業火球がディアボロを包み込む。堅牢な表皮を焼いたかに思われたが、直後のディアボロは思わぬ行動を取った。
 炭化した表皮を自らの爪で引き裂き、そのまま捨て去ったのだ。
 意想外の行動に仙也が絶句する。
 新たに現れた表皮が月下に輝き、白く浮かび上がった。
「脱皮だって? おいおい、吸血種って触れ込みの奴じゃなかったのかよ。これじゃ蛇だぜ」
 玲治の槍とチルルの剣が矢継ぎ早に咲く。
 白銀の一撃が煌き、その装甲を引き剥がそうとしたが、相手の表皮が受け切った。
 玲治の背から跳躍したチルルが剣を高く掲げる。
「ぶった斬るまでね!」
 呼気一閃。
 頭頂部から一撃で引き裂いたかに思われた一撃であったが、地面と壁に断層が生まれたものの、本体はまるで無傷であった。
 そして、この距離は至近。
 玲治へとディアボロが組み付き攻撃を仕掛けようとしてくる。
 仙也とチルルが引き剥がしを行うものの、その膂力たるや強大であった。
「これじゃ爬虫類だ。脱皮に鱗、か。次の手は……」
「なら、僕がやる」
 濁した語尾を言い切ったのは夜の闇を引き裂く一閃。
 刀夜の剣筋が月下に妖艶な輝きを帯びる。
 仙也は覚えず唾を飲み下したほどだ。
 妖刀、鬼羅の発するその殺気。
 後方から飛びかかってきたもう一体を、刀夜は軽くステップを踏んで回避し様に斬りつける。
 直上から迫った三体目を斬ったのは射程を度外視した二の太刀。
 この少女の周囲はまるで剣術の舞う銀の庭。
 歌声が刀夜を縛りつけようとしたが、その歌声に刀夜は笑みさえも浮かべる。
「どうせ――逃げなんて考えちゃいない」
 振り向き様に一太刀。三体全てが刀夜へと歌声による牢獄を形成した。
 しかし牢獄を打ち破るのは、魔を断つその剣筋。
 刀夜を中心軸にした旋風が巻き起こった。剣の嵐が発生し、三体の喉を掻っ切る。
「喉を切れば、さしもの魔性の歌も出せなくなるでしょ? さぁ、最後の舞踏と行こうか」
 愛刀、鬼羅の刀身が月下の魔性を帯びて輝く。
 戦闘神経を研ぎ澄ましたその瞬間、一体のディアボロが歌声を再発生させる。
「どうして……? だって喉から声を発するものなんじゃ」
「いや、あれは発声器官が違う」
 魔性少女の服飾が解かれ、覗いたエラを見据えていた。
「だったら、斬り刻むまでだよ。魔を討ち、その声を破れ――鬼羅」
 射程を無視した刀夜の剣術乱舞が三体を絡め取る。脆い部分を標的にした太刀筋が一体、また一体と千刃に落とし込もうとするが、相手は刀夜の脅威判定を変えた。
 距離を一定に保ち、歌声による包囲攻撃。さしもの刀夜でも膝がここに来て折れた。
「圧迫感だね……。でも、こういうの、嫌いじゃ、ない」
 玲治が割って入ろうとしてその無線機に声が迸る。
『向坂。お前ら、ちょっと離れてろ。そのガキにディアボロ共が集中している今なら、俺の武装が有効だ』
「ラファル? 離れてろって、お前……あれ、使うつもりか?」
 玲治のみが「あれ」刀夜らの真骨頂を聞き及んでいる。無線機越しのラファルが微笑んだ。
『おうよ。ちょうどターゲットロックオン、ってところだぜ。巻き添え食らいたくなけりゃ、その位置から全員、射線から出ろ』
 玲治が応戦しようとした仙也を押し止めた。
「散開だ! 雪室さんに逢見! 一旦下がるぞ!」
「何があるって言うんだ……」

 僅かに遠距離に位置取ったラファルの瞳に、ターゲットサイトが幾重も展開される。
 瞳が赤く輝き、その背筋を割ったのは超重力を発生させるツインリアクターであった。塔の如く屹立するその二柱を背に、ラファルの腕が高速変形を果たす。
 戦場を見据えたのは長大な砲身であった。元々、砲身軸が一本のため、連射には向かず、大きな隙が生まれる大出力砲であったが、今回の改修では二本軸にすることで速射性能を高め、威力補正を行っていた。
 リアクターから高熱のファンの回転音が響き渡る。冬の空を割る出力上昇の羽音と、膨大な熱量が蒸気を噴出させた。
 ラファルの足先からアンカーが射出され、発射時の負荷を軽減すべく全てのシステムが働きかける。
 踏み締めた大地の感触、発射時の威力と地軸、重力による目標との命中誤差を修正。
「ターゲットロック……オン。目標、クソッタレディアボロ二体を捕捉。ディエス・イレ改修版――その名も超双塔重力砲ラァス・ディエス・イレ。発射準備を最終フェイズまで全工程をクリア。目標との距離の誤差を修正。撃鉄、よし」
 その言葉と共に突き出た砲門の撃鉄部位を引く。
「続いて最終安全装置解除。セーフティを全開放する」
 砲身からまるで太陽の如く日輪の装具が引き出された。チャージが最終段階に入り、砲身の先にある空間があまりの灼熱に歪む。
 ラファルの視覚野の中で歌声を響かせるディアボロ二体の像が結ばれた。
 その刹那、腹腔から声を響かせる。
「発射!」
 掃射されたのはアウルの輝きをそのままに誇った高出力の光条であった。
 闇夜を掻っ切る一筋の光が前方にある全ての物理障壁と空間障壁、重力負荷を消し飛ばし、灰塵に帰す。
 高出力砲の光がディアボロを押し包んだ。
 次の瞬間には命中の光が瞬き、ディアボロを中心に巨大な炎の半球が発生する。
 発射時の負荷で双軸の砲門から薬きょうが飛び出した。それそのものが丸太のような代物である。
 重力砲はディアボロ二体を、この世に存在した証明さえもことごとく消し去った。
 その威力にラファルは口笛を吹かす。灰が巻き上がり、ラファルの身体に降り注いだ。
「命中の手応えだぜ。プロミネンスリアクター、冷却開始。第二射を装填準備。今ので二体はやれたな。最後の一体へと照準開始」
 照準システムはしかし、その熱量にタイムラグを生じさせる。膨大なアウル出力は己の身体でさえも耐久限界ギリギリに晒したのだ。
 アラートが二発目の危険性を訴えかけるが、ラファルはその警告を無視した。
「発生したバグを全てスキップ。発射までの工程をオールグリーンに強制設定。第二射、発射準備」
 日輪の装具がチャージを開始させる。だが第一射の重力負荷は相当なものであった。
 あちこちで故障の黒煙が上がり始める。ラファルが舌打ちした。
「威力は少し下がるが、放てよ、ラァス・ディエス・イレ!」
 発射工程を飛ばした第二射が放たれる。その威力に足元のアンカーが損傷した。
 ラファル自身も仰け反りながらの発射はターゲットのディアボロの半身を焼き切るのみであったが……。
「こっから先は、任せるぜ」

「――任されたよ」
 歌声の圧迫感が消失する。突き上げた刀の一閃が半身を焼かれたディアボロの首を絡め取った。
「置いていかないで、か。置いていくのは、君の首だけだ」
 銀の験が敵を刻み、その肉体へと死という結果を残す。
 魔を打ち破る銀が魔性を剣の錆に沈ませた。
 玲治がラファルの状況を聞き取り、判断を下した。
「情況終了!」

「今回の発射における提出書を纏めて報告、か。技術部の奴ら、撃てるって話だっただろうが」
 ぼやくラファルはあれだけの攻撃をした割には元気があり余っていた。
 刀夜は電柱の傍に飴を置く。
「手向け、にはなるのかな。逝ってらっしゃい、魔性少女たち」
 らしくないか、と苦笑する。
 身を翻したその背中に、迷いはなかった。


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: ペンギン帽子の・ラファル A ユーティライネン(jb4620)
 戦場の紅鬼・鬼塚 刀夜(jc2355)
重体: −
面白かった!:1人

伝説の撃退士・
雪室 チルル(ja0220)

大学部1年4組 女 ルインズブレイド
ラーメン王・
佐藤 としお(ja2489)

卒業 男 インフィルトレイター
崩れずの光翼・
向坂 玲治(ja6214)

卒業 男 ディバインナイト
ペンギン帽子の・
ラファル A ユーティライネン(jb4620)

卒業 女 鬼道忍軍
童の一種・
逢見仙也(jc1616)

卒業 男 ディバインナイト
戦場の紅鬼・
鬼塚 刀夜(jc2355)

卒業 女 阿修羅