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マスター:シチミ大使
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2016/05/30


みんなの思い出



オープニング

 不意に目にして、気づかなければよかった、と感じるか。
 それとも気づいたがゆえに、その現象を解明しようとするかは個々人の差でしかない。
 だから、その時、少年が視界の隅に見つけた背びれを誰にも言わないことも自由であったが、彼は指差して声にした。
「サメの背びれだ」
 サメ。言わずと知れた海の帝王。
 それが陸の、もっと言えば公園に突然に存在するはずがない。
 しかし純粋無垢な少年はそう口にした。
 暴虐の限りを尽くす海の魔物がそう容易く陸にいてなるものか。
 当然、他の子供たちは遊具で遊ぶのを休めて反論する。
「バッカだなー、お前。サメなんて陸にいるわけないだろ」
「でも、あれ、さ。サメだよ」
 指差した方向には紛れもなく、背びれが浮かび上がっている。しかし、少しばかり賢しさを覚えた子供たちはこぞって馬鹿にする。
「帽子とかじゃねぇの?」
 歩み寄った少年の友人は手を振りつつ、その帽子らしきものを掴み取ろうとした。
 その瞬間、陸地を引き裂いて現れたのは巨大な口腔であった。
 鋭角的な鼻先に、居並んだ乱杭歯は紛れもなく――。
「サメだ!」
 叫んだ少年の声を嚆矢として子供たちが散り散りに逃げ出す。
 少年の友人は食われかけたものの、咄嗟に少年が投げた石がサメの意識を逸らし、難を逃れた。
 泣き喚きつつ、子供たちが逃げ惑う中、少年だけが心躍らせていた。
 ――陸のサメだ。
 誰も見たことのない、陸地に棲むサメだ。
「すごいよ! 陸にサメがいるなんて!」
 背びれがシュッと地面から出現し、公園を遊泳する。
 生き永らえた少年の友人が引っ張ってようやく、彼は海の猛者の領域と化した公園を後にしたと言う。

「依頼です」
 久遠ヶ原学園の事務係の職員の女性が淡々と告げる。
「陸地にサメが出現した、というと妙かもしれませんが、これを」
 プロジェクターに表示されたのは公園の地面から不意に飛び出したサメの背びれが三つ。
「三匹のサメ型ディアボロが公園を縄張りとして出現しました。サメ型は陸地への潜行能力を有し、今のところ公園から出てくることはありませんが、この公園はもう一週間も使用停止状態です。市民の誰か、そうでなくても会社に行くための大人や子供、それに老人などが行き来する団地の中央の公園。あまりに危険と判断し、この公園のサメ型を排除することに決定しました。三匹のサメ型は遊泳しており、物音に過剰反応するようです。また血の臭いにも敏感との報告を受けています。それと中途報告ですが、これも」
 写真にはサメ型に食い千切られたのであろう、自転車やブランコ、それに鉄棒の無残な姿がある。
「鉄分にもごく稀に反応するようで、鉄製品を使っての誘導は可能と思われます。なお追跡調査により視力は存在しないと確定済みです。それと……この陸のサメに心打たれたのか一人の少年がしきりに大人たちの制止を振り切って公園に毎日のように接近しているとのことです。幸いにしてサメ型の攻撃範囲外の観察で済んでいるものの、被害者になりかねません。この少年は夕刻に、サメ型を観察しに出かけるようです。彼の描いた絵が、こちらです」
 子供らしいサメの特徴をよく活かした絵であった。しかし、その中で最も目を引いたのは、餌をつけた釣り竿が描かれている点だ。
「……お気づきの通り、少年はサメ型に限りなく接触しようとしています。捕食とはいかなくとも危険な状態です。悪魔の活動領域はなく、自律型と思われます。この依頼を引き受けますか? 引き受ける場合はこちらにサインをお願いします」


リプレイ本文

「陸にサメとは、面妖な……」
 周囲を見渡す翡翠 雪(ja6883)の視線に入ったのは今回の標的が棲み付いているという公園であった。
 団地の中の、極めて小さな公園であり、人通りはまばらでありながらも、通り抜けに使う人間がいてもおかしくはない。
「結構、危険地帯ですね。早期の討伐が計画されたのも、分からなくはないです」
「サメと一口に言っても、様々な種類がいる。一般的にサメは交戦的であると印象付けたのは、あの有名なサメ映画だな」
 そう口にしたのはミハイル・エッカート(jb0544)であった。コンビニ袋を引っ提げており、コーヒーを飲み干している。
 その一つを雪に差し出した。雪はそれを受け取りつつ、不満足そうに公園を見やる。
「それにしたって……、空を飛んだり、人の中から現れたり島だったり触手が映えたりするわけじゃないんですよね。ちょっと拍子抜けです」
「……何を期待しているのか俺にはちんぷんかんぷんだが、用意はしておいた。そちらは?」
「私は花火を。ありったけ買い込んできました」
 こちらもコンビニ袋を掲げる。準備は万端、と言ったところだろう。
「それにしても、報告書を読んだが、ここに現れる少年とやら。いい観察眼をしている。子供の眼は侮れんな」
「ですね。いつだって、こういう怪獣と心を通わせるのは、子供ですから」

「カッターなんて買って、どうする気だい?」
 コンビニから出たばかりの翡翠 龍斗(ja7594)にジェラルド&ブラックパレード(ja9284)は冗談めかした口調で尋ねた。
「最後の手段のためだ」
 素っ気ない龍斗にジェラルドは袋を掲げる。
「ボクも陸ザメ釣りのために必要なものは揃えた。君の言う、最後の手段、ってのも加味してね」
「俺は自らの力を信じ、敵を倒すのみ」
「サメに、殊更思い入れがあるわけでもないのか。ボクは結構楽しみであるんだけれどな」
「楽しみ?」
「陸で釣れるのは女の子ばかりじゃないってことさ。それと釣りが好きな人間にとっては、サメを釣るなんてなかなかやり応えのあるものだよ」
「……サメに思い入れか。生憎のところ、海洋生物に興味を持つ子供ではなかったからな」
「今回の報告書、目を通したが興味深い。子供の観察眼は、なかなかに評価できる」
「どのような敵が来ようとも、己の全ての力でねじ伏せる」
「強固だなぁ。しかし、嫌いじゃない」
 ジェラルドは龍斗の肩を叩いて笑みを浮かべた。

「わしは上から見張るかの!」
 橘 樹(jb3833)の声に、心配そうに面を伏せていたのは真里谷 沙羅(jc1995)だ。
「どうして男の子って、危険なことが好きなんでしょう……」
「それはまぁ、少年ならば誰しも仕方ないことだの。サメは浪漫だというのもよく分かる」
 樹の自信満々な声音に沙羅はますます不安を募らせる。
「少年には……」
「言伝はしてあるそうだがの。平日であるし、学校であろう。わしらが叩くのは昼間。まぁ、被ることはあるまい」
「そうだといいのですが……。あっ! 橘さん、覗き込むと危ないですよ!」
 公園に今にも入りかねない樹の行動を沙羅がいさめる。
「ほむ……。サメの背びれが一匹、二匹……、あれがずっと続いているとなれば、穏やかでもないかの」
「何でハンディカムを?」
 樹の手にあるのは小型のビデオカメラだ。
「なに、せっかくディアボロのサメに心躍らせる少年に、土産がないのも寂しい。もしかしたら、役に立つかもしれないからの」
「お願いですから、危ないことは抜きにしてくださいね」
「とは言っても……わしらにとって、危ないことと無関係、というのはあり得ないからの。サメとの戦いもともすれば一興」

 感知野の網は鋭い。
 公園に割って入ったこちらの動きを読み取ったように、背びれが一斉に向かってきた。
 立体遊具に陣取るのはジェラルドと沙羅である。沙羅はハンズフリーのスマートフォンから声を吹き込む。
「対象、こちらに向かってきます。作戦プラン、第一弾を遂行しますので、皆さま、警戒を」
「とは言っても、ボクにとってしてみれば呑気な釣りだ」
 ジェラルドが手にしているのは銀糸とスナイパーライフルで構成された即席の釣り竿であった。
 釣り針の先には生肉が支えられ、血を滴らせている。
 一匹の背びれが急接近し、生肉に食いかかろうと砂を破って出現した。
 波立った砂が拡散する。
 サメ型が大口を開けて生肉に食いかかった。釣り竿がしなる。
「これこれ! こういうスリルと駆け引きがあるから、釣りってやめられないよね!」
 ジェラルドが釣り上げたサメ型に横合いから攻撃が叩き込まれた。
 樹が浮遊し、公園を俯瞰する。その手に握られているのは霊符だ。砂塵が舞い上がり瞬時にして恐ろしい勢いで質量の攻撃と化す。
 ――八卦石縛風。
 八卦の名前を冠する束縛の疾風がサメ型を打ち据えた。
 それに追撃するのはミハイルである。遊具から躍り上がるなり、銃口をサメ型の体表へと向ける。
「時間はかけられないんでね。早期決着といかせてもらう!」
 弾丸がサメ型の表皮を抉るも、サメ型はヒレで弾き、再び砂地に潜る好機を得ようとする。
 その耳朶を打ったのは、静かなる声であった。
「潜らせる、そんな隙を与えると思ったか」
 鎖がサメ型を雁字搦めにする。雪が印を結び、中距離展開していた。
「なるほど。確かに見紛うことなきサメですね。陸サメというべきか、砂サメというべきか……。どちらにせよ、モンスターなハントの世界ですねぇ」
 彼女の光纏が龍斗に影響を与えていた。
 金色の龍の輝きが、いつにも増して鋭く吼える。
「では、行ってらっしゃいませ。龍斗様。立派に役目を勤め上げてくださいますよう」
「天魔、お前という悪夢を終わらせる。行くぞ」
 瞬間的に肉迫した龍斗の蹴りがサメ型を打ち上げた。樹がひさしを作って感嘆する。
「ほーむらん、だの!」
 サメ型がすべり台に乗り上げた。
 追撃の龍斗が振るい上げたのは剣である。すべり台の上で、断頭台の如く、サメ型が両断された。
 その勢いはサメ型切断に留まらず、すべり台をも一閃する。
「物質に乗り上げさせて攻撃するのは有効だ! 俺はこのままこの戦法に――」 
 かける、と口にしようとした瞬間、背筋がぞくりと粟立つ。
 牙を剥いたサメ型が襲いかかって来ていた。
 接近に気づけなかった? 否、そうではない。
 味方であるサメ型の流血に、もう一匹が急速に誘い込まれたのだ。その速度を嘗めていた。
「龍斗様! 鎖を!」
 一匹目を葬った際に展開していた鎖を龍斗が引っ掴む。そのまま、龍斗は引き上げられた。
 サメ型の牙が空を噛み締める。
「血の反応、ボクらが思っていたよりも速そうだね。釣り竿を武器にするのはいささか、釣り人冥利には尽きないものだが……」
 スナイパーライフルの引き金が引かれ、サメ型を打ち据える。
「総員、気をつけてください。踏み込み過ぎれば……連中の領域です」
 沙羅の警戒に一同が気を引き締める。
 龍斗は一度遊具に降り立ち、姿勢を沈ませた。
 一度目の追撃を行ったミハイルは、というと、鉄棒の上に佇み、袋から鉄製品をばらけさせる。
「作戦二の段階に入る、か」
 その手に握られていたのは新聞紙だった。折り畳まれた新聞紙をミハイルが思い切り振り下ろすと、激しい音が鳴り響く。
「これ、アメリカで鳴らすとシャレにならないんだぜ」
 その音にサメ型が殺到するかに思われたが、直後に点火されたのは花火であった。
 ネズミ花火やロケット花火が一斉に、ミハイルとは別方向へと放たれる。
 行くべき場所に惑い、サメ型の背びれが止まった。どちらを目指す、と全員が固唾を呑んで見守る。
 沙羅が手持ちの花火を放り投げて最後の布石とする。
 これで音の方向は三つ。
 どこにサメが集中するか――。
 結果的に、サメ型が選んだのは鉄棒の上で待ち構えているミハイルであった。
「……そうかい。嬉しいねぇ」
 ミハイルは手にした拳銃で鉄棒を叩き、余計に音を増させて誘導する。
 サメ型の背びれが砂を裂いて迫る。ミハイルは冷静に、事態を分析した。
 自分に接近するサメ型は一体。もう一体は、というとこちらへと興味は削がれなかったらしい。
「だが、潰させてもらうぜ。凍てつけ」
 氷結の風が纏いつき、浮上しようとしたサメ型を地上に射止めた。
 弾丸を込め、凍りついたサメ型の顎へと銃口を押し当てる。
「知ってるか、陸ザメさんよ。凍らせた奴にこうしてゼロ距離で弾を撃つと、木っ端微塵になるんだぜ。海にいりゃ、知ることもなかった知識だ」
 引き金が引かれた瞬間、サメ型の顎が粉砕される。しかし、それでも上顎だけでサメ型が食いかかろうとしてくる。
「ほむ……。諦めが悪いの」
 番えた流麗な弓から放たれた矢が、サメ型の身体を射抜く。上顎の牙がミハイルにかかる直前で止まった。
「ミハイルさん!」
「沙羅、か。何とか無事だぜ」
「これでこいつは止まったかの? いや、もう一声と行くか。ミハイル殿!」
「合点承知……!」
 動きを止められたサメ型へと、ミハイルの銃弾と樹の操る暴風が組み合わさった。
 サメ型の身体が四散し、完全に砕け散る。
「これで、何とか……」
 あと一匹、と言葉を繰ろうとした時、樹が素早く感知する。
「少年……! 何故、ここに」
 樹の視線の先には件の少年が公園の入り口に立っていた。
 こちらを見るなり、公園に割って入ってくる。
「危険です!」
 雪の制止も聞かず、少年は身も世もなく叫んでいた。
「サメを、殺さないで!」
 その声に最後のサメ型が察知したらしい。背びれがそちらへと向きを変え、一直線に向かっていく。
 誰も、それを止められないかに思われた。
 しかし、サメ型の背びれが少年へとほんの数センチのところでピタリと止まる。
「己を犠牲にするからこそ、勝機が見える……はず。血がお好みだったな、ディアボロ。それも、生き血が」
 龍斗がカッターナイフで自らの手を傷つけ、血を滴らせた。そのにおいに惹かれたかのようにサメ型が動きを偏向させる。
 ジェラルドは龍斗の腰にしっかりと縄を巻きつけていた。
「もし、俺の動きが間に合わなければ躊躇いなく生餌として使用してくれ」
 迷いなき龍斗の声音にジェラルドは冗談めかして返す。
「人を縛るのは得意だから任せておいて☆ 癖になっても知らないぞぅ?☆」
「……言ってろ。行くぞ!」
 サメ型が地を引き裂き、一直線に龍斗へと肉迫する。その速度は今までの比ではない。
 しかし、龍斗の構えには困惑も、ましてや気圧された様子もない。
 ただ真っ直ぐに、打ち破る。
 それのみを湛えた明鏡止水の心が、構えた剣筋を澄み渡らせる。
 サメ型が砂を破り、一気に龍斗へと襲いかかった。強靭な顎へと、龍斗の剣は横薙ぎに放たれる。
 牙が剣と打ち合い、火花を散らした。
 刃がくわえ込まれ、止まる。
 降り立ったのは場違いなほどの静寂。
 しかし、直後に、ごり、と鈍い音が破った。
 牙が削られ、破砕されたのである。
 龍斗は片手で振るっていた剣の柄へともう片方の手を添えた。
「俺が今の今まで、片手でだけ剣を振るっていた理由を、身をもって知れ」
 逃げようとヒレを払うサメ型の頭上に降り立ったのはジェラルドだ。
「ダメダメ。彼の渾身の剣なんだから、さ。陸地でサメに乗るサーフィンができるとは思わなかったよ。フカヒレは取れないんだよねぇ。いや、お土産に頼まれちゃってて☆」
 銀糸を纏い付かせた指先をピンと弾く。その途端、地面に亀裂が生じ、サメ型を拘束した。
 龍斗の咆哮が響く。
 サメ型は一刀の下に屠られていた。
 全員が固唾を呑む中、決着を最初に感じ取ったのはジェラルドだ。
「フカヒレ、ないなぁ、やっぱり」
「ヒヤヒヤさせる」
 ミハイルの声に樹がサムズアップした。
「ムチャシヤガッテなんだの……!」
「龍斗様……! ご無事ですか!」
 駆け寄った雪に龍斗が応じる。
「平気だ。貧血になる前にケリが付けてよかった。……と、縄を外してもらえるか」
「あっ、忘れてた☆」
 ジェラルドが指を鳴らすと奇術のように縄が解けた。
 呆然とする少年に最初に声をかけたのは沙羅であった。
「危ないところだったのよ……! ディアボロに近づくなんて!」
 沙羅の声音に少年は心の奥底から反省しているようだった。
「ごめんなさい……。でも、サメが死んじゃうって思うと、放っておけなくって……」
「優しい心の持ち主なのね。あなたに怪我がなくてよかったわ。でも、無茶はしないで。ね?」
 沙羅が少年の頭に手をやって慰める。ミハイルが咳払いし、少年に差し出した。
 それは海洋生物のDVD図鑑だ。
「これ……」
「君の情報がなければ俺たちはもっと苦戦を強いられていただろう。素晴らしい観察眼だ。いいサメ博士になれる」
 ぼうっとする少年の頭を撫でるミハイルに沙羅は微笑んだ。
「わしからはこれだの! サメ型を撮影しておいたからの! いつでも会えるからの!」
 樹はハンディカムのSDカードを渡す。少年はそれを握り締めて、涙した。
「大事に、します……」
「天魔の悪夢は終わった。しかし、少年の夢はより気高く、か」
 こぼした龍斗にミハイルが声をかける。
「フカヒレでも食おうぜ。せっかくなんだしよ」
「いいね☆ 実はお土産頼まれてるんだ。買って帰ろう」
 少年の夢を守り、撃退士たちは次の場所へ――。


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: 盾と歩む修羅・翡翠 龍斗(ja7594)
 Eternal Wing・ミハイル・エッカート(jb0544)
重体: −
面白かった!:3人

心の盾は砕けない・
翡翠 雪(ja6883)

卒業 女 アストラルヴァンガード
盾と歩む修羅・
翡翠 龍斗(ja7594)

卒業 男 阿修羅
ドS白狐・
ジェラルド&ブラックパレード(ja9284)

卒業 男 阿修羅
Eternal Wing・
ミハイル・エッカート(jb0544)

卒業 男 インフィルトレイター
きのこ憑き・
橘 樹(jb3833)

卒業 男 陰陽師
Eternal Wing・
サラ・マリヤ・エッカート(jc1995)

大学部3年7組 女 アストラルヴァンガード