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マスター:シチミ大使
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:9人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2016/01/09


みんなの思い出



オープニング

※このシナリオは初夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。

「冬だねぇ」
「冬ですねぇ」
 忘年会のシーズンである。
 街には若者、サラリーマン問わず様々な人でごった返していた。
「おっ、ストリートミュージシャンだ」
 ふと目を留めると、一人のストレートミュージシャンが歌を奏でている。寒空の下なのに、手袋もせず、ギター片手にラブソングを歌っていた。
 しかし人々は彼の歌を聞くことなく、足早に去っていくばかり。
 それでも歌う路肩のミュージシャンに野次が投げられた。
 それを聞いた途端、音楽が止まる。
 ストリートミュージシャンはギターを掲げた。
 その直後、ビルが激震する。
「あっ! あれは……!」 
 空を振り仰いだ人々が指差す。
 ビルの谷間からぬっと顔を出したのは、先ほどまで演奏していたストリートミュージシャンであった。
 ストリートミュージシャンが巨体で突風を煽らせ、ギターを弾く。
 凄まじい音響の嵐にビルのガラスが次々に粉砕し、人々へと降り注ぐ。
「だ、誰かぁ! あいつを止めてくれ!」
 悲鳴に空を裂いて現れたのは最新鋭の戦闘機であったが、ストリートミュージシャンのビブラートを利かせた声による超振動でひしゃげ、爆発四散した。
 ストリートミュージシャンはなおも歌う。鳴動した大気が激震を引き起こし、その歌が闇夜を飾り立てる。
「ああ、こんな……。希望は、ないのか」
 ヒーローの登場が待たれていた。
 巨大ストリートミュージシャンを倒せる清き心の持ち主が、必要であった。


リプレイ本文


 巨大ストリートミュージシャンの打ち鳴らすギターの音源がビルを破砕し、ガラスを撒き散らす。
「だ、誰かぁ! 助けてくれぇ!」
 誰もが巨人の圧倒的な歌声と存在感に成す術がなかった。
「ちょっと待てよ、そこのでかいの」
 巨人が振り返った先には赤髪の青年が佇んでいた。ベースを手にニヒルな笑みを浮かべるのはヤナギ・エリューナク(ja0006)である。
「イイじゃねーか、対バン。久々だぜ、このカンジ。バンドやっていた、『あの頃』に戻ったカンジだぜ。そうだよなぁ! ユウ!」
 投光機が重々しい音を立てて注がれる。一点に集められた注目の先にいたのはユウ・ターナー(jb5471)であった。茶目っ気たっぷりの眼差しを注ぐ。
「そっちがその気なら、ユウ達だって、暴れるよっ☆」
 直後、ユウとヤナギはあろう事かビルから飛び降りた。
 しかし自由落下するわけではない。
 炎が連鎖し、ユウとヤナギが佇んでいたビルを極彩色に彩る。ヤナギが今にも崩落しかねないビルを壁走りで突っ切りつつ、煙幕を引き裂いてベースが音楽を奏で始める。
「いっくよー!」
「今日は俺達encounterの、独壇場だぜ!」

 さぁ 此処まで昇り詰めておいで
 さぁ 此処までアナタは来れるかな

 心が震える
 魂が震える

 頭も身体も心も魂も
 アナタの全て アタシのもの
 アタシのものにしてアゲル
 アナタを虜にしてアゲル

「ヤナギおにーちゃん! もっとベースカモン!」
「はいよ!」
 突き抜けた瓦礫を蹴りつけてユウが飛び上がる。ヤナギもベースの勢いを上げてユウをサポートした。

 そしてアナタはアタシの鳥籠で
 ………眠るのよ 永遠に

 歌い終わったencounterに拍手が送られる。逃げ惑っていた人々はユウの小悪魔的な魅力に夢中になっていた。引き立てるヤナギの囁き声に黄色い歓声が舞う。
 巨人はギターを掲げた。その瞬間、どくん、どくんと脈動が発せられる。
「こ、これは! 胸の中から刻む、このビートは……!」
 そう、巨人が次に奏でるのは市民一人一人の鼓動を拡張機器にしたダンスミュージックであった。
「……やりやがる。市民一人一人がアンプってわけかよ」
「負けてられないっ!」
「でも、限界があるぜ。おい、見てみろ!」
 ヤナギが目にしたのは巡航ミサイルを放つ戦闘機であった。巨人を武力で制圧しようと言うのだろう。
 その中で一機だけ、青とミスティローズに塗られた異色の戦闘機があった。コックピットが開いたかと思うと中から現れたのは川澄文歌(jb7507)だ。アイドル衣装に身を包み、マイクを手にしている。
「届け、私達の歌っ!」
 ミサイルポッドがあるはずの場所にはスピーカーが装備されており、追従する三機の戦闘機が螺旋を描いてスピーカーポッドを開き切った。
「私達に一回だけ、チャンスをください!」
 ミサイルを放つ戦闘空域に割って入った途端、ポップな音楽が流れ始めた。
「聴いてください、川澄文歌で『久遠なるエリュシオン』!」
 
♪人は 希望を 胸に
 蒼い 彼方へ 旅立つ

 戦闘機が曲芸軌道を描き、8の字のループを空に刻み込んだ。

 果てない 空の下で 歌おう
 蒼穹の 楽園で 奏でよ
 御神に愛されし 勇者たちの御魂
 安らかなる Elysion
 世界の最果て オケアノスの寄る辺
 久遠なる Elysion♪

 歌い切った文歌の強襲高速機、エリュシアを軸としてハートループが夜空に描かれる。
 人々はいつの間にかサイリウムを取り出して文歌コールを挙げていた。
 文歌は戦闘機を乗り捨ててファン達へと飛び込む。
 全員が落下を感じ取ったが、文歌を保護したのはその歌声だ。
 エアバックのように歌声が落下の衝撃を和らげる。ユウとヤナギが新たな曲のスタンバイを始めていた。
「遅いぜ、文歌。こっからもお前のステージにしてやれ!」
「盛り上がっていきましょー!」
 止まない文歌コール。
 それに業を煮やしたかのごとく、巨人のコードが変わった。
 ヤナギがそれをいち早く察知する。
「いけねぇ……。この、ざわりとするコードは」
 巨人の次の曲目は流行歌であった。ヤナギが舌打ちし、ユウと文歌がブーイングを垂れる。
「メジャーシーンの曲なんて、アコギな真似やりやがるぜ。勝つために必死ってわけかよ」
「もう駄目だ!」
「流行歌に押し潰される!」
 文歌コールが消え、民衆が逃げ惑う中、一人、人々の波を掻き分ける影があった。
 巨人がそれを見つけ、ヤナギが問う。
「だ、誰だ?」
「演奏の達人、ストリートミュージシャン。なかなかの歌声ですね。ですが、その腕前は日本じゃあ二番目です」
 ギターを掻き鳴らし、雫(ja1894)が銀髪を夜風になびかせて立つ。
 その選曲は驚くべきかな、バラードであった。
 雫の歌声に人々が立ち止まり、その歌に聞き惚れる。
「やっぱり、変わらないものもいいなぁ」
「流行とかに左右されない感じだよなぁ」
 フッと雫が笑みを浮かべた。その時、突然にギターの音程が乱れる。
「しまった……! この日まで指が攣るほどに練習したのが、ここに来て仇になるなんて……!」
 雫の歌声は完璧に近かった。だからこそ、その演奏の乱れに隙が生じたのだ。
 巨人は流行歌をこれでもかというほどの完コピで演奏する。合間にアレンジも挟む始末だ。
「私だけじゃ、歌い切れない」
「おいおい、見ちゃいられねぇな」
 ヤナギが傍に降り立ち、ベースで演奏を整える。
「それに、もっと声出さなきゃ!」
 ユウが歌声に深みを出させる。
「やっぱり、元気に歌うのが一番ですよっ」
 アイドルの歌唱力が組み合わさり、雫一人では出なかった厚みが生まれてくる。
「みんな……。そうですね、私が……」
「「私達が、撃退士だっ!」」
 即席でありながら三人のガールズボーカルに民衆が盛り上がる。優れていたのはヤナギのミスを拾いつつもそれを感じさせないテクニック。ユウの茶目っ気による歌声の相乗効果。それに文歌のアイドル性だ。
 一気に民衆の視線を集めた四人であったが、巨人の打ち鳴らすギターに変化が訪れた。
「おいおい、マジかよ。ここに来て普遍性を出しやがった……」
 歌われたのはなんと洋楽。ヤナギはまだしも、アイドル的な打ち出し方であった文歌は呆然である。
 ユウも小首を傾げている。
 雫は、というと指が攣ってどうしようもない。
「ふ、普遍的な歌の作用で、何千万もしたビルが崩落していくー」
 歌の積み重ねてきた歴史の前にビルなど最早塵芥。
 しかし、その朽ち果てたビルの向こう側からヘリの羽音が聞こえてきた。
「今度は誰だ?」
 瓦礫の渦に突き立てられたのはパイルバンカーを下部に有したコンテナである。四方に開いたコンテナの中からピアノによる音色が運ばれてきた。
 歌うのは浪風 悠人(ja3452)であった。選曲はまさかのカントリーロードである。
「ふ、普遍性に普遍性で対抗してきたっ」
「し、しかもこいつはなかなか上手いぞっ」
 ナチュラルな英語に群集が聴き入っている。巨人の中途半端な英語の隙を突いた戦法であった。
 怒りの巨人はギターを掻き鳴らす。
「む、無茶苦茶か?」
「いや、これは無茶苦茶なようで均整が取れている……。デスメタルだ」
 神を侮る罵詈雑言とデスボイスが放たれる。あまりの音響に雲が円形に抉れ、空域待機していたヘリと戦闘機が爆発四散していく。
「お、音響爆裂だ。ちょっとばかしヤベェな……」
 ヤナギも気後れするほどの見事なデスボイスであったが、その歌声に亀裂を走らせたのは、荘厳なハープの調べであった。
 雲が垂れ込め、暗黒であるはずの夜空から切れ目が生じ、光の中に天国の梯子が浮かび上がった。
 翼を羽ばたかせ、優雅に降りてきた姿にサラリーマンが見紛う。
「て、天使か?」
「天空の歌姫……斎凛ですわ。貴方ごときがわたくしに敵うと思いまして?」
 威厳たっぷりに斎凛(ja6571)が舞い降りる。歌われたのは賛美歌だ。
 まさしく正反対の歌声に巨人が気後れする。慈愛の歌声に民衆でさえも懺悔した。
「お、オレ、明日っからきっちり頑張るよぉ……」
 涙する民衆に巨人もさすがに負けを判断するかに思われたが、なんと巨人はギターを天高く掲げた。
 その瞬間、体積が倍に膨れ上がる。
 まさかの強化であった。
 顔は雲間に隠れるほどになっている。絶対の常闇を睥睨する暗黒の巨人の姿に誰もが震え上がった。
「こんなの、どうやって……」
 絶望に沈みかけたその時、轟いたのは閃光に等しい声であった。
「俺の歌を聞けぇー!」
 雷光一閃。
 暗雲を切り裂き、天空より飛来したのは巨人に負けるとも劣らないロボットであった。
 その頭部にラファル A ユーティライネン(jb4620)が両腕を組んで佇む。風に煽られてマフラーが揺れていた。かけていたサングラスが真っ赤に輝く。
「歌を歌うなら天を衝く! 耳の穴かっぽじってよく聴きやがれ! タンゴ三兄弟ぃ! 超! 早口バージョン!」
「こ、これは一世代前に大ブームを巻き起こしたあの……」
 子供向けの番組から波及的に広がった一大ムーブメントの楽曲であった。それを三倍速は下らない速度で歌う。しかも中ほどに石でさえも赤面しかねない猥雑なアレンジ付きであった。
 それに対する巨人の歌声も速い。速度勝負にもつれ込んだ歌唱だったが、ラファルの駆るロボに滑舌の乱れが発生した。
「俺のロボットの処理速度を超えてきやがる……だと」
 あまりの速さに鼓膜が破れかねない。最早この音域は超音波振動と同義であった。
 その音域を物ともせず、真っ直ぐに突っ切ってくる一台のデコトラがあった。
 速度の波にタイヤを取られ、大音響スピーカーを内蔵したデコトラが横滑りしつつ、巨人に横付けされる。
『ぱっそーる!』
 その掛け声でデコトラの荷台が開いた。中を窺った巨人の顎を突き上げたのは、ロボットのコアパーツだ。時速三百キロを超えるその一撃はアッパーに等しい。コックピットに収まっているのはエイネ アクライア(jb6014)である。
「ぱいるだー、おんっ!」
 大気圏もかくやというほどに上昇していたコアパーツがデコトラとドッキング姿勢に入る。
 立脚したデコトラが胴体を形成し、コアパーツが頭部へと接続された。
「出陣! 演歌上等ロボ! 拙者の歌を聞けぇ!」
 演歌上等ロボが構えを取る。巨人は気後れ気味に後ずさった。
「拙者は演歌の妖精、エイネ アクライアにござる! 歌うは『世界姉妹船』……どうか、聴いて欲しいでござる。出でよ!」
 地表を引き裂き、スピーカーとマイクがその機体に背負わされた。
 コックピットに収まったエイネが炎を体現した衣装でコブシを利かせる。

 今日もお前のカラー写真に
 人狼ディアボロ鳴いている
 2万スクエア
 漕ぎ出す戦場
 燃えて眩しい アドベンティ
 驚天動地だよ 人生は
 世界姉妹船

「二番にござる!」
 二番を歌おうとしたエイネの演歌上等ロボを襲ったのは、激しい音程の波であった。
 ビブラートだ。
 巨人の十八番であるビブラートが炸裂し、エイネのにわか仕込みの演歌を圧倒する。
「なんてぇ、振動だ。世界が鳴動して、目が回る……」
 一人、また一人と膝をつく。
 民衆は既に上も下も分からないようでフラフラしていた。突っ伏して声も出ないらしい。
「これまでか……」
 爆発四散した戦闘機の破片。
 ラファルロボはスパークを散らして戦闘不能に陥り、演歌上等ロボは超振動の前にガラクタ寸前。
「これまでなのか……」
 諦めかけた撃退士の耳朶を打ったのは、小気味いい古琴と二胡の音程だ。
 花吹雪が散り、地平線の向こうから舞い上がってきたのは九十九(ja1149)であった。
 彼の操る花吹雪が傷ついた彼らを慰め、その傷口を癒す。
「やれやれ、うちを呼ばないとは、分かっていないねぇ。それに皆さん、原点に立ち返るんさね。音楽は人々の心を震わせるもの。街を壊すものじゃないさね」
「心を……」
「震わせる……」
 九十九の言葉にヤナギが口角を吊り上げる。
「だな。へばってんじゃねぇぞ、全員」
「へばってなんか、いません」
 立ち上がる雫に、ユウが同調する。
「ユウだって、負けてないもん!」
「私達の歌を、届けるのには……」
「紛れもない、心の底からの歌が必要」
 悠人が飛び上がったかと思うと、燕尾服に早着替えしていた。天空では凛がハープを構え直す。
「そうですわね。真に心を打つのは、相手を想う事」
「……なるほどね。俺達も真髄を忘れていたって事か。おい、演歌上等ロボ!」
 ラファルがエイネを呼びつける。
「な、何でござるか?」
「決まってんだろ。合体だ!」
「り、了解にござる!」
 演歌上等ロボが手足を収納したかと思うと、コアパーツが分離した。そのまま十字を描いた演歌上等ロボがラファルのロボに組み込まれる。ラファルロボの滑舌の故障した頭部に替わり、演歌上等ロボのコアパーツがはめ込まれた。
「エリュシア! 翼を与えて!」
 文歌の操るエリュシアが合体したロボットの背面に取り付き、両翼が展開する。
「全員、楽器を俺のロボットに繋げ! ラファルリサイタルだ!」
 ヤナギと雫が己の楽器を繋ぐ。悠人もピアノを接続し、凛がその殿を勤めた。
 ユウと文歌が手を繋ぎ、ラファルとエイネがそれぞれの眼前に突き出されたマイクを手に取る。
 放たれたのは今までの比ではない威力の音楽であった。
 九十九が伴奏を務め、全員の歌声が相乗して巨人の胃の腑を突き上げた。
 ――まさしく大合唱。
 雫は指が攣ろうともギターを掻き鳴らし、ヤナギは天井知らずのテクニックで全員のミスをカバーする。文歌とユウのチャームボイスに、悠人と凛の厳かな旋律。
 ラファルとエイネのメインボーカルは、ロボットの全身を滾らせる音楽の嵐に血脈となって、光さえも発生させた。
 巨人の手が初めて、ギターを奏でるのに迷いを生じさせた。
 その隙を悠人と雫は見逃さない。
 狙撃を行い、指が離れたその時こそが好機であった。
「これが大合奏、これがencounterの、いいや、俺達の歌だ!」
 発生した歌唱の竜巻が巨人を灰燼に帰してゆく。
 廃墟の街の中、巨大ロボの頭部で九人がハイタッチした。
「サイッコーのギグだったぜ、お前ら!」
 ロボットを照らし出したのは遥か黎明の空であった。

「ハッ!」
 布団から飛び上がった雫は目をしばたたく。
「なんだ、夢か……。なんか無茶苦茶な内容の夢を見ました……。寝る前に漫画や昔の特撮を見たのが原因ですかね?」

 街に繰り出すと路肩でラブソングを歌うストリートミュージシャンが視界に入った。
「……何かさぁ。ヤナギおにーちゃん、妙に見入っているよね」
 晴れ着のユウの指摘にヤナギは戸惑う。
「そ、そうか? まぁ、ほら、歌はよ」
 コインを弾き、ギターのケースに入れてやった。
「上手い下手じゃねぇからな」


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:3人

Eternal Flame・
ヤナギ・エリューナク(ja0006)

大学部7年2組 男 鬼道忍軍
万里を翔る音色・
九十九(ja1149)

大学部2年129組 男 インフィルトレイター
歴戦の戦姫・
不破 雫(ja1894)

中等部2年1組 女 阿修羅
おかん・
浪風 悠人(ja3452)

卒業 男 ルインズブレイド
紅茶神・
斉凛(ja6571)

卒業 女 インフィルトレイター
ペンギン帽子の・
ラファル A ユーティライネン(jb4620)

卒業 女 鬼道忍軍
天衣無縫・
ユウ・ターナー(jb5471)

高等部2年25組 女 ナイトウォーカー
撃退士・
エイネ アクライア (jb6014)

大学部8年5組 女 アカシックレコーダー:タイプB
外交官ママドル・
水無瀬 文歌(jb7507)

卒業 女 陰陽師