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マスター:塩田多弾砲
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2013/08/14


みんなの思い出



オープニング

 ラーメン四天王。その一角を担う「メン・イン・タンタンメン」。本名は、豪島民太郎。雑貨店「MIB(メン・イン・ベンリナモノ)」の経営者。
 雑貨店……と言っても、ちょっとしたホームセンターに近い。北海道という土地柄、都市圏内ではない郊外では、このようなホームセンターは重宝される。特に冬季は、大雪が屋内と屋外のみならず、都市圏との交通も遮断してしまう。それゆえ防寒・防雪用具や、除雪用機械が必要な住民にとっては、住宅の近場にこのような店があると大変にありがたい。
 商品の販売のみならず、不要品を買い上げ、それをリサイクル店「とんとんショップ」……ラーメン四天王のひとりで、豪島の知人が経営している店……に提供したり、除雪機などの修理や整備、日用品の修理なども受け持ったりと、様々な仕事を受け持っていた。店の隅のスペースには、屋台や、眼鏡の修理・販売、近場の自動車学校の申し込みなど、週替わりで様々なところへと貸し出していたりもする。
 収入は、潤沢と言えないが悪くはない。だが最近は、ちょっとした問題に悩まされていた。
 ちとオネェな言葉づかいの豪島は、ガタイが良い。それもそのはず、元は自衛隊のレンジャー部隊に所属しており、それなりに実力もある隊員であった。
 だが、任務中に大怪我を負い、それが原因で除隊。以後、生来の「可愛いもの好き」が高じて、親戚の雑貨店を手伝う事に。そこで商売のノウハウを学んだ彼は、後に独立。
 独立後、彼はこの場に店を出し、現在に至っている。
「良いわね〜……とは言えないわね〜……はぁ」
 彼は自作のタンタンメンを啜りながら、ぼやいていた。なぜなら彼は、現在とある問題を抱え、憂鬱だったのだ。
「……どうしたものかしら」

「ふむ。確かに掘り出し物はいくつかあるわね」
 豪島は懇意にしている「とんとんショップ」へと赴き、そこの店主、ラーメン四天王のひとり、東崎雅子へといくつか持ち込んだ。
「けど……全部はちょっと無理。リサイクル店とは言っても、正直在庫オーバーしてる状態でね。いうなれば、売れてないのよ」
 なんとか在庫処分できればいいんだけどねえ。そう付け加えて、ため息を一つ。
「にしても、今回はなんでこんなに不要品を仕入れたわけ?」
「近所で、うちの『MIB』のお得意さんが亡くなったのよ。そのお婆さん、一種の買い物中毒でねえ。格安のものばかりだったけど、色々なガラクタを買い込んでは、自宅に詰め込んでいたってわけ。で、亡くなった後に遺産や土地家屋の権利関係の事後処理は、東京に住む息子夫婦やお孫さんたちによって行われたけど。家財道具の多くは持て余してね。で、依頼を受けて不要品の引き取りをしたんだけど」
「今度は、そっちが逆に持て余したと。まったく……。民さん、あなたも人が良いわよねえ」
 で……と、お茶を口にして、東崎は話をつづけた。
「今日、私のところに来たのは、買い取り以外にも目的があるんでしょ?」
「ええ。その通り……東崎ちゃんが以前に頼んだ、阿寒ちゃんのお手伝いにって頼んだ人たち、居たわよね? 東崎ちゃんと同じように、頼みたいと思ってね」
 実は……と、豪島は話を始めた。

 亡くなった老婆、鹿島ツルは社交的な人柄であったが、一つ困った点があった。
 それは、「購入癖」。十分に間に合っているのに、家具やら日用品やらを見かけ、購入してしまう悪い癖があったのだ。
 おかげで、食料品も保存がきくものは、いまだに大量に保管されている。乾麺のうどんやそば、未開封のめんつゆに各種調味料、他にジンギスカンのタレなども、また大量にある。
 他にも、消耗品……ティッシュだのトイレットペーパーだの、紙ナプキンや割り箸やラップ、台所用洗剤に洗濯用洗剤なども、大量に保管。遺族曰く「一生分買い込んでいた」。
 加えて、家具も無駄に多く、価値があるのか無いのかわからないモノもまた多い。紫水晶の加工前の塊やら、化石(アンモナイト)の置物やら、木彫りのクマの置物各種やら。好事家にはそれなりに売れそうだが、その好事家を見つける事がまず一仕事なもの。
 更に加えて、食器類がかなり多い。息子や娘夫婦やその孫たち、知り合いや友人たちの行き来も多かったため、使う機会は少なくなかった。
 が、今となっては使う者も居ない。処分するにしても、使用済みの食器はなかなか売れない。しかし、破損や汚れはほぼ無く、まだまだ十分に使用できる。まだ使えるものを捨てるのは、正直忍びない。遺族である鹿島家の者は、遺品として取れるだけのものは取っていったが、それでもまだ大量に残っている。
 そして、もう一つ。
「……どうも、家のどこかに昔手に入れた宝石をしまいこんだらしいのよね。本人も、生前に何処にしまいこんだのかわからなくなっちゃってて」
 君たち撃退士へと、豪島は依頼内容を説明している。
「もちろん、遺族たちは探しはしたけれど。でも結局、見つからずじまい。東京に住む息子や娘夫婦は、みな仕事があるし、孫たちも今は独立して仕事をしてるのよね。だからあまり時間が取れなくて、途中で帰らなくちゃならなくなったのよ。で、アタシが申し出たら、『探し賃を出すので、見つけてください』って言われてね」
「それで、アナタたちに頼みたいの。ツルさんの家に一緒に赴いて、家具を運び出して、家の中に隠した宝石を探してほしいのね。それと一緒に、家財道具を運び出して、アタシの店の倉庫に運ぶのもお願いしたいわ」
 家財道具を捌くのは何とかなるだろう。格安で販売したり、色々な施設に寄付したりもできる。フリーマーケットに出品するのも一つの手。
 だが、その宝石だけでもなんとか見つけ出したいという。おそらくは、あまり値打ちはないだろう。しかし値打ちが無かったとしても、それを現金化して、死後の年忌や墓の整備、法事などに費やし、お婆ちゃんに還元したい。お婆ちゃんのために使いたいという。
「というわけで、手伝ってもらえないかしら? 引き受けてくれるなら、後で鹿島家の間取りや、運び出すべきものの詳しい説明をするわ。よろしくおねがいするわね」


リプレイ本文

 その家の庭は、小ぎれいに手入れされていた。
 今は雑草があちこちに生えかけているが、玄関先にもほとんど枯葉やゴミは落ちていない。
 しかし、住民はもういない。ここを掃除し、手入れする者は、誰もいない。
 それを思うと、目前にたたずむ家屋には、どことなく寂しさも醸し出される。それを感じたのか、豪島の顔つきは、切ないそれに変わっていた。
 少なくとも、グラルス・ガリアクルーズ(ja0505)にはそう見えた。
「……豪島さん?」
「あ……いや、なんでもないわ。さ、それじゃ始めましょうか」
 
「宝探しと家財道具の片づけをしちゃうよ!」
 犬乃 さんぽ(ja1272)は、そう豪語していたが……。残された家財道具の多さを見て、少しばかり元気が折れそうになった。
「ちょっと……多いなあ」
 なにせ、棚があったら、その棚に板を打ち付け、スペースを増やす。
 部屋には物干し竿を渡し、何かをぶら下げたりひっかけるようにして、そこに服やらなにやらを下げる。それも大量に。
 とにかく、空きスペースが有ったら、そこに何かを詰め込まずにはいられない……。生前のそんな性格が、そこには垣間見えた。
「へっ、逆にファイトがわいてくるでーっ!」
 亀山 淳紅(ja2261)は、逆にテンションを高くしている。
「っしゃー!掃除×宝探しやんなっ! さんぽちゃん、どっちが先に見つけられるか競争せーへん?」
 鼻歌など歌いながら、赤黒ジャージ姿に、頭にタオルを巻く。
「……うんっ、そーだねっ! 負っけないよー!」
 亀山とさんぽの会話を聞きながら、黒須 洸太(ja2475)はたたまれたブルーシートを取り出し、外の、適当な場所に広げた。
「シート引きましたよ。それじゃ、運び出しましょうか」
 ここに、中から物を持ち出して並べ、整理するのだ。ちょうど天候は晴れ。予備のブルーシートは用意してあるので、急な雨が降ったらすぐに被せればすむ。
 トラックも、近くに停車してある。あとは自分たちが作業を始めるだけ。
「……まず最初に、持ってきたよー」
 神谷 愛莉(jb5345)が、あぶなっかしく中から出てきた。その手には、様々な日用品が。彼女の後ろを付いて出るは、音羽 聖歌(jb5486)。彼もまた、同じく家財道具を手にして出てくる。
「先刻の下見の時も思ったが……この家の中、かなりの量の家財道具があるようだ」
 音羽のその言葉が嘘ではない事を、撃退士たちは後に実感する事になる。

「ふうむ……」
 玄関に近い場所の部屋、そのいくつかの部屋から家財道具を運び出したはいいものの。
 グラルスは、その量の多さに辟易していた。辟易しつつ、少し前の事を、愛莉らとともに、依頼人の豪島に挨拶し、話を聞いた時の事を思い出していた。

「遺族の方って、どの辺探したとか聞いていらっしゃいますかぁ?」
「そうねえ……少なくともタンスや棚など、普通に考えられる場所は、徹底的に探したとは言っていたわね」
 愛莉の質問に、豪島はそう答えていた。
「ただ……」と、彼は付け加える。
「ただ、宝石のうち一つ……エメラルドは、寝室のどこかにあるかもしれない、無いかもしれない……といった話を聞いたことがあるわね」
 なんでも生前には、ツルはエメラルドグリーンという色が大好きで、一時期は身の回りの物は全て、エメラルドに近いグリーンで揃えていたくらいだそうだ。
 
「ママとかおばちゃまとかは、宝石は化粧箪笥にしまってたの。だから……」
 寝室を探し出した彼女……愛莉は、自分の母と祖母の行動を知り、それを手がかりにして宝石探索に挑む。そして、音羽もまた、従妹の愛莉と同じ場所を探す。
「なあ、聞くのを忘れていたが……なんで愛莉が参加している?」
 探しながら、音羽は尋ねた。
「えりが欲しいものを選ぶって言って、お兄ちゃんと交代したの」
 睨み付けながら、彼女はそう答えた。答えつつ、化粧箪笥を調べてみたが……結果はゼロ。
 やれやれ、ここは空振りかな。頭の中でつぶやいた音羽だが、化粧箪笥の一部を何気なく押したところ……。
 それが一部、スライドした。
 すると、なにやらタンスの中から、カチッという音が響き……。
 タンスの奥から、鍵を開けたときのような、開放感あふれる音が響いたのだ。それとともに、タンスの奥、に隠し扉があるのに音羽は木付いた様子。
 その隠しスペースが開き、内部から、大ぶりな鍵が出てきた。それを指でつまみあげる愛莉。
「これ、は?」
 その鍵には、はめ込まれていたのだ。緑色に輝く大粒のエメラルドが。

「エメラルド発見、か」
 グラルスは、エメラルドがはまったその鍵をしげしげと眺めていた。
「……宝飾品としても、宝石自体の価値も、平凡なものに過ぎないね。とはいえ……そう悪い品じゃない。ちょっとくすんではいるけど、磨けばまた綺麗になりそうだね」
「ボクにも見せてもらえますか……確かに、汚れを落としただけでもっときれいになりそうです」
 黒須もまた、それを熱心に見つめる。
 今彼らは、一階の居間。そこの家具と家具の間や収納、空きスペースを探していた。
「……豪島さんに聞いたら『遺族が宝石を探す理由は、値段以外の理由は無い』と答えていたっけ」
 案外、手の届かない場所に転がっていたりするのではないか。
 しかし、エメラルドのはまった鍵は、化粧箪笥の隠し場所に隠されていた。豪島は「おそらく、しまいこんでそのまま忘れてたんじゃないかしら」と言っていたが、だったら、他の宝石も「そこかにしまいこんで忘れた」または「目の届かない場所に落ち込んで、そのまま忘れ去られた」
 そのどちらかではないか……黒須は、漠然とそう考えつつ家具を運び出し、隙間だったあたりのスペースを確認する。
 が、変わらず宝石は見つからない。
 グラルスもまた、捜索に難儀していた。居間と台所の家具や家財道具は、大方が外に運び出し、ブルーシートの上に並べられている。
 そして、すっきりした室内からは発見された。ボタンや小銭、何かの小さな部品など、様々な小さなものが、隙間だった場所、空きスペースだった場所に落ちていたのだ。中には丸ごと一つ、貯金箱まで落ちていた。
「……なんでこんなものまで落ちていたのかな。ちょっとわからない……」
 が、その豚の貯金箱には、表面に「宝石」とマジックで書かれていた。
 底の部分には、開け閉めするためのふたも付いている。それを開けると……。
 中から、青色と緑色の大きな宝石が、十数個転がり出てきた。それらは、屑宝石。あまり良くはない宝石の屑を集めたもの。エメラルドとサファイヤの他に、色々な屑宝石が、豚の貯金箱には入れられていた。
「あまり良い宝石じゃないね……これは、僕らが今探している宝石とは違うのかな?」
 後でわかった事だが、ツルはどこかの骨董品店などで、この屑宝石を格安で手に入れたらしい。「きれいだから」と購入したにすぎなかった、という。

「エメラルドとサファイヤの屑宝石、更に数個ずつ回収……っと。あとは……」
 あとは、ダイヤモンド。しかし今もってそれがどこにあるのか、依然としてわからず。
「あとは……あーっ、もう! どこにあるのかなっ?」
 さんぽは、そう言いつつ無数にある食器類をまとめながら、ぼやき始めた。
 それにしても、本当に色々とある。食料など小さなものも、皆まとめては、集め、束に。
 棚やタンス、そのほかの部分に、机と椅子などの姿で集まってくる。やがて、その机を模した何かは、獣を模した何かとなり、存在しつづけているのが分かった。
「亀山先輩、ちょっとそっちの紐を取って……はい、ありがとうございます」
 紐を受けとったさんぽにより、食器類が縛られ、まとめられていく。
「ほんま、どこに?」
 さんぽの動きは、また新たな何かを呼び寄せそうな動きがあった。
「……さんぽちゃん、ちょっと」
 そこに、亀山が声をかけてくる。
「ここに、有そうだとは思わへん? この、仏壇に」

 仏壇は、壁にぴったりと置かれていた。隙間には、色々なものが突っ込まれている。
「……使われてない食器に、家財道具。危険そうなものはなさそうやなあも」
 位牌は、すでに運び出されている。おそらくは遺族が持ち帰ったのだろう。
「もしかしたら、おじいさんに預けてはる……と思ったんやけどなあ」
 そう思った、その時。
 仏壇の脇、隅の方に。小さな折りたたまれた袋があった。
「あった!」
 思わず、声を出す亀山。その中には、またも数個の屑宝石、エメラルドとサファイヤ、そしてダイヤモンドが入っていたのだ。
 これも発見。しかし、これ以外にもあるはず。そう思い、さらに捜索すると。
「ねえ、見て見て!」
 さんぽが、仏壇の上の天井を指さした。
「なんや、さんぽちゃん……天井?」
 亀山がその指さしたあたりを見てみると、わずかだが天井板がずれている。
 それを開けて、天井裏を覗いてみると。
 小さな手さげの金庫が、そこにはあった。

「サファイヤの本命、発見したで!」
 サファイヤの指輪は、仏壇の上の天井裏、そこに置かれた小さな手提げ金庫の中にあった。
「やれやれ、サファイヤは指輪にしてるんか。天井裏に入れられてたとは、わからんかったなあ」

 そして、亀山が発見した事を皮切りに。最後のダイヤモンドもまた、発見された。
「こんなに堂々と置かれていたとは、気付かなかったよ」
 二階の、部屋の隅。そこにダイヤモンド、それもかなりの大粒なそれがあったのを、グラルスは発見した。
 と言っても、そのダイヤモンドは、カットや研磨などの加工が為される前の単なる石。それが、石の置物として放置されていた。
 加えて、その石は油膜や埃などでべったりと汚れ、お世辞にも宝石などには見えない。
「海外みやげで、手に入れたのかな。この大きさなら、研磨してカットしたら、それなりに美しいものになろだろうね」
 ただの石ころにしか見えないダイヤの原石を、グラルスは何度もためすすがめつしていた。

「サファイヤの指輪、ダイヤの原石、それにエメラルドの鍵に、屑宝石が数十個。うん、十分ね」
 豪島が、満足げに微笑んだ。
「それにしても、屑宝石まであったとは、これはわたしもわからなかったわ。さて、それじゃ」
 もう一頑張り。今度は家財道具を運び出し、リサイクル店に持って行かねば。
 それから、半日余りが過ぎ。
 家財道具は、全てトラックに積み終えた。

「みなさん、本当にありがとう。おかげで……なんとかなりそうだわ」
 保管庫にツルの家財道具や家具を運び入れた後、豪島は撃退士たちへ、ねぎらいの言葉をかけていた。
「これで、後の事は滞りなく進む事でしょう。それじゃ、約束通り。家財道具などで持って行きたいものがあったら、好きなの持って行っていいわよ」
「それじゃ豪島さん、ボクはこれがいいなあ」
 まず進み出たさんぽが、湯呑や有田焼の皿を持って行った。
「じゃ、自分もせっかくやし。……ちょうどこの、亀の絵が描かれたごはん茶碗と、おかず皿のセット。頂いていきます」
 亀山が取ったのは、シンプルなデザインの食器のセット。
「ボクも、記念に少しだけ……」
 黒須が選んだのは、丼が数個。ラーメン丼に、そばやうどんや丼飯用の丼。丼飯用のは、丁寧に蓋まで付いている。これで天丼やかつ丼でも入れたら、ちょうどいい塩梅だろう。
「せーかは、6枚一組のをもらうんでしょ? えりは、この二つ一組の物と、サラダ用のボウルをもらうね」
 愛莉は音羽に述べると、夫婦茶碗をはじめとする、夫婦用の二つで一つのものを手にした。ごはん茶碗に丼、味噌汁の椀、取り皿など。それらの他に、木製のサラダ用のボウルを見つけると、それも手に取った。
「取ったか、愛莉? じゃ、俺は……」
 音羽が最後に、六個で一組のものを取る。中皿に取り皿、小皿、ステンレス製のフォークやナイフやスプーン、紅茶のカップのセット、などなど。更に、多人数で楽しめるからと、ジンギスカン用の鉄板ももらった。
 最後にグラルスが、余った厚手の湯呑やマグカップ、切り子細工のガラス製コップのセットなどをもらうことに。
「大事に、使わせてもらいますね。あと、家財道具のいくつかも」
 こうして、撃退士たちへと、分けられるものは分けられ、宝石は遺族たちの元へと送られた。

 そして、後日。
 豪島から、東崎のもとへと連絡が入った。遺族たちは見つけてもらった宝石を現金化し、今後の法事に用いる資金にする、と。
 鹿島ツルが住んでいた家は、住む者も無く、今も無人のままである。


依頼結果

依頼成功度:普通
MVP: −
重体: −
面白かった!:2人

雷よりも速い風・
グラルス・ガリアクルーズ(ja0505)

大学部5年101組 男 ダアト
ヨーヨー美少女(♂)・
犬乃 さんぽ(ja1272)

大学部4年5組 男 鬼道忍軍
歌謡い・
亀山 淳紅(ja2261)

卒業 男 ダアト
踏み外した境界・
黒須 洸太(ja2475)

大学部8年171組 男 ディバインナイト
リコのトモダチ・
神谷 愛莉(jb5345)

小等部6年1組 女 バハムートテイマー
撃退士・
音羽 聖歌(jb5486)

大学部2年277組 男 ディバインナイト