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マスター:樹 シロカ
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2012/04/09


みんなの思い出



オープニング

※このシナリオはエイプリルフール・シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。

●What’s the Matter?

 いつからここにいるのだろう。
 何故ここにいるのだろう。

 それを知る者は誰もいなかった。

 ただ数人の男女が、豪奢な部屋にいる。
 ある者はソファで飲み物を口にし、ある者は窓の外を見遣る。
 窓からの夜景は、見慣れた物のようで一度も見たこともない物のようで…要は、どこなのか判らない訳だ。

 そこにまっすぐなブルネット(黒髪)の若い女が現れる。
 白いシャツに蝶ネクタイ、黒いロングのタイトスカートに身を包み、眼元には仮面をつけていた。
「紳士淑女の皆さま、今宵はお集まりいただきありがとうございます」

 芝居がかった調子で、女は一礼する。
「来たくて来たのではない…そう仰るかもしれませんわね。でも来てしまったものは仕方がありません。どうせ春の一夜の馬鹿騒ぎ、楽しくお過ごしになられた方が得というものですわ」
 クスクスとひそかな笑い声だけが部屋に響く。

「こちらへお越しくださいな」
 女の導きで隣室に入る。そこには立派なテーブルと椅子が並んでいる。
 テーブルの上に、流れるような見事な手さばきでトランプが扇形に広げられた。
「皆様、ポーカーはお好きかしら?ルールは簡単ですのよ」

 女の白い指が慣れた様子でカードを繰る。

 参加者にはそれぞれ5枚のカードが配られる。
 その手札を見て、好きな枚数の交換を申請する。勿論交換をしなくてもよい。
 最終的に手札が作る役の強弱で勝者を決める。

「これで1ゲームですわ。ご存じの通り、本来は途中でチップを賭けたりゲームを降りたりもするのですけど、簡単に説明するとこういうゲームですの」
 女の口元がほほ笑みを浮かべる。

「皆様には、このポーカーゲームを楽しんでいただきたいのです。ああ、お金を賭けるのではありませんわ。賭けるのは皆様の、将来の『可能性』ですの」

 意味が判らない。
 その場の全員がそういう顔をしたのだろう。
 それを楽しむようにゆっくりと見渡し、女が続ける。

「…皆様が将来こうなりたい、なれたらいいな、と思う夢を賭けていただく、と言えば判りやすいでしょうか?思った時点で夢がかなう可能性は0%ではなくなります。例え限りなく0に近いとしても、ですわ」
 テーブルの上のカードが、さっと集められる。
 まるでカードそのものが意思を持っているかのようだ。

「それを賭けていただくのです。何でも構いませんけれど、ゲームに負ければその可能性を失います。全くのゼロになるのですわ。そして勝者がその可能性を手に入れるのです。面白いでしょう?」
 再びクスクス笑い。
 その笑いが収まると、女の可憐な口元が、ぞっとするような凄みを帯びた禍々しい形に変化した。

「否、は受け付けられませんわ。皆様の中で勝者が決まるまで、誰もここからは出られませんの」
 冷酷な声がきっぱりとそう告げた。

 …これは悪夢か?それとも春の宵の幻なのか?


リプレイ本文

 甘い香りを含んだ湿った夜風が、春の宵の気だるい雰囲気が、軽い苛立ちを呼び起こす。

 ディーラーのリッキーこと中山律紀(jz0021)がカードテーブルで待ち受ける。
「皆様、お賭けになる物はお決まりかしら?」
 機嶋 結(ja0725)は椅子の上で身じろぎした。身体を包む絹のロングドレスの立てる衣擦れの音が、皆に聞こえる程の静寂。白銀の髪を揺らし、軽いため息とともに吐き出す。
「あったとして…得体の知れぬ貴女に、言います…?」
「ああ、おっしゃる必要はございません。私には判りますので」

 マキナ・ベルヴェルク(ja0067)の鋭い金の瞳が、ちら、と女を見る。
 黒い軍装を彩る銀の髪が、落とした照明を受けて映える。
(…趣味が悪いですね。ですが…まぁ、良いでしょう。終わらねば出られないのならば)
 
「そう言う貴女の望みは何なのかねえ。私達だけ覗かれているのは、不公平かと思うのだが」
 黒い衣装で全身を覆った鷺谷 明(ja0776)が、大仰なポーズで両手を広げる。
「私の望みですか?そうですわね…何かを失った人の絶望の表情を見ることかしら?」
 なるほど、と頷き笑う明。
「では少なくとも貴女との勝負は、私の勝ちだな。賭け事は愉しんだ者の勝ちだ。つまりこのゲームを愉しんでいる私の勝ちは確定というわけだ」
 女が声を立てて笑った。
「あらこれは、一本取られたかしら?ではどうぞ最後まで楽しんでくださいな」

 女が次に鳳 静矢(ja3856)に声をかけた。
「こちら素敵なお召ですこと」
「訓練中でもなければ、こんな格好ではなく洋服の方が場に合ったのだろうが…」
 羽織袴姿で組んだ手の上に顔をもたせかけている。
「あらよくお似合いですわよ?」
(なかなかに奇妙なゲームだな…面白い)
 既に心理戦は始まっているのだ。

 結が無駄だと感じつつも、悪態をつく。
「そろそろ始めませんか?おしゃべりなど時間の無駄です」
 …この空間は居心地が悪い。神経が逆なでされる。
 自分の意に反し何かを命じる存在自体が、耐えがたいのだ。
 この気持ちはおそらく女に伝わっているだろうが、隠す気持ちは毛頭ない。
「あら失礼。そうね、春の夜は短いわ。そろそろ始めましょう」

「それじゃ、ゲームといきましょうか♪」
 ビールのグラスをテーブルに置き、雀原 麦子(ja1553)が座り直す。
 正直なところ、状況はよく判らない。でもなんだかゲームは楽しそうじゃない?やるからには楽しみましょ。それが彼女だった。

 ディーラーが帯封のままのカードを取り出した。それを脇のプレイヤーに滑らせる。
「イカサマはしませんという儀式ね。封を確認したら指で軽く叩いてくださいな」
 順にカードが回されて行く。

 箱をこつこつと指先で叩き、藍 星露(ja5127)も隣へ回す。
(何か、勝てる気がしないんだけど…。何だかわけ解らないし、ちょっと気持ち悪いな…)
 流す脚を、居心地悪そうに入れ替える。白い肌が、お気に入りのチャイナドレスのスリットから見え隠れするのに、気を留める余裕もないようだ。
(願いと言っても、勝てる気がしないんだから。あまり大事な可能性は賭けたくないなぁ…)
 ゲームが始まる前にとにかく何か願い事をと、大真面目。
(うーん…今度のテストで100点取りたい?)
 …大事じゃないような、すごく大事なような気もする望みであった。

 興味深そうにカードの箱を持ち上げ眺めるのはフューリ=ツヴァイル=ヴァラハ(ja0380)だ。
 カードゲームなんて正直よく判らない。だけど、勝負事なら勝ちに行く。
 目指すは史上最高のチャンピオンベルトの獲得。憧れの人に少しでも近づきたい!
「よくわからないけど〜勝てばい〜んだよね〜。最後に勝つのはこのあたしなんだから〜」
 満面の笑みで、カードを次に渡す。

 受け取った博士・美月(ja0044)は儀式的に指でカードを叩き、すぐに回す。スリムな赤いドレスが良く映える。ストールを軽く直しながら、隣のマキナを伺った。
「例えマキナちゃんでも、勝負事となれば手加減しないわ」
「運に左右される勝負事と言えど、加減はありません。全霊です。お互い、恨み言はなしで行きましょう」
 受け取ったマキナも指でカードを叩き、回しながら応じる。
「結、だから貴女も如何か全霊で。――さぁ、では始めましょうか」
 結がほんの少しだけ視線を動かした。

 ディーラーが封を切った一組から2枚のジョーカーを抜いて見せ、脇に伏せた。
 シャッフルされたカードがテーブルを滑り、正確に8人の手元に届く。
 ゲームが始まる。

「ねえリッキーちゃん、ディーラーとの賭けはできないのかしら?私が負けたら言うこと何でも聞いちゃうんだけどな♪」
 早くも麦子が、ディーラーを引き込み始める。
「私が勝ったら…そうね、一晩お姉さんと付き合ってくれるっていうのはどうかしら?」
 正確にプレイヤーの手元に集まっていたカードがほんの僅か、逸れる。
 純情な少年をいたぶる、悪いお姉さんである。

 喜色満面の笑みでカードを眺めるフューリは、勝利を確信している。
(チャンピオンベルトが〜あたしに近づいてるう〜!!)
 幾度もゲームを繰り返し、勝負するかどうかもゲームのうちである正式なポーカーと異なり、今回は変則ルールだ。それにしても顔に出過ぎではある。
 明はある意味、年中ポーカーゲームのようなものだ。いやむしろ、彼は笑う男…テーブルに伏せられたジョーカーに似ているかもしれない。
「このゲームにレイズがないのが残念だわ♪」
 麦子が手札を見て、声を上げた。

 星露は戸惑う。ジャックのスリー・オブ・ア・カインド。普通なら結構強いカードだ。
 その耳に、満面の笑みでビールを追加する麦子の声。
(…こういう時、アルコールに頼れる成人メンバーは羨ましいわ。あたしは未成年だから、飲むわけにはいかないし)
 ふと見渡すと、結が黙って手札の2枚を自分の前に伏せる。静矢も1枚。
 ディーラーが、その手元にカードを投げて寄こした。
「あのっすみません、あたしも2枚交換を!」
 直後、しまったと思い赤面。何も給食のおかわりのように、声を上げることはないのだ。
 投げられたカードを祈るようにめくる。…新しい役にはならなかった。
(…あー、何かもう、全部駄目な気がしてきた。早く帰りたい…)

 静矢は慣れた手つきでカードを繰る。
(…他人の可能性を得るだけで、それが必ず実現する訳ではないのか…利益の少ないゲームではあるな)
 ポーカーそのものは嫌いではない。だが、賭けの内容そのものに魅力はない。
(可能性、か…)
 人生に関わるほど大きなバクチではないが、自分の中で本気で望む可能性。
 それが彼が賭ける『可能性』だ。

 1ゲームが終わる。ショー・ダウン。手札が公開される。
 ストレートフラッシュのフューリが、高らかに勝利宣言する。
「あたしの勝ちだね〜よゆ〜よゆ〜」
「え〜っちょっとフォー・オブ・ア・カインドで負けるとかありー!?」
 麦子が声を上げた。
「おや幸先いいと思ったが、上がいたか。これは残念だねえ」
 そう言って笑う明の手札も、フォー・オブ・ア・カインド。

 ゲームは続く。
 マキナの手札がストレートフラッシュを作った。
(これが私の望む『可能性』を与えると?)
 …茶番だと思う。このようなもので己が渇望を晒すと言うのも矜持に反する。
 渇望、それは『終焉』。
 『戦いをなくす為に戦う』と言う矛盾が故に、尾を喰う蛇の如く円環を成す無間の修羅道の。 
 理不尽を、不条理を砕くべく、自ら望み戦場を駆け抜け続ける自分。
 延々と、永劫と。何時までも何処までも。
 終わりたい。終わらせたい。自分が自分である理由の自壊と廃絶の渇望。
 だが戦奴ではなくなった自分とは何か?…そこに潜む真の望みは彼女自身、知るや否や。

 ショー・ダウン。
 ジャック4枚を投げ出し、美月が溜息を漏らした。
(あたしが信じるものは何?運?才能?…違う、そんなものは信じない)
 仮に今回のポーカーが、手札の一部を公開するルールなら彼女に有利に運んだことは間違いない。見えるカードから、各人の役ができる確率をはじき出し、勝負に出るかどうかを決定する。論理的思考は美月の得意とするところだ。
 だが、数ゲームをこなすうちに、各人の癖などもおよそ判って来る。
(筋道立てて考えるのよ。そして想像するの、勝てる手を。信じるの……あたしの、これまでの人生を!)

 カードが配られる。
「ふ〜ん、ここで勝負して大丈夫なの?」
 カードを交換しない静矢に、悪戯っぽい流し眼をくれる。
「さて、どうかな。もうひと波乱あった方が面白いとは思うがね」
 静かな表情はハッタリ故か自信の表れか。
「そりゃそうね。起こして見せましょ、大波乱♪」
「嵐を呼ぶ女?さて、これは愉しみなことで。まさか貴女の望み、世界中の麦酒を独り占めではなかろうねえ」
 潔く5枚を投げた明の笑い声。
「ああ、それ負けたときのダメージ大きすぎるから却下ね」
 麦子が新しいグラスを手に笑う。
「ん〜…わずかな可能性でも、可能性がゼロでないなら賭けるしかないよね〜」
 相変わらずその表情は感情丸出しで、フューリがカードを睨んでいる。交換を3枚にするか5枚にするか迷っている時点で手札は…。

(可能性が無くなる、ね)
 結は会話を耳に、カードを眺める。
 勿論勝負は真剣に受けて立つ。多少の心の痛みは感じるが、例え知人を蹴落とすことになっても。
 だが結局の所実利が無ければ無意味であり、このゲームは…最終的に参加者には損しかない。
(本来の願いは、現状から私を引っ張り出してくれる存在が欲しい…ですけれど、言った所で叶う筈もないなら、言わぬが華ですし)
 口にしなくても望みが判るというなら、思いついたことが賭けの対象なるのかもしれないけれど。敢えて、別の『望み』を念じてみる。
 それを言葉にする瞬間を思うと、場を見渡すディーラーの動作にすら、鈍くて苛立つ。目があった瞬間、何か?と尋ねられて思わず返す。
「ん、手早くお願いします…かな」
 その声は飽くまでも冷たく、固く。

「ちょっと、また明ちゃん一緒!?今度こそ勝てると思ったのにー!」
 3から始まるハートの5枚を広げ、麦子が嘆く。
「残念ながら一緒ではないな、よく見たまえ私の勝ちだ」
 明がスペードの5から始まる5枚を指で示す。
 それを見て、星露がふるふると震える。
「え…えと…これって私のが強いんですよね…?」
 広げた4枚には、ダイヤの10、J、Q、K、Aが並んでいた。
 感嘆のざわめきに、星露はほんの少し後悔する。
(もっといい願いごとを頼めばよかった…かしら…?)

 だが結局、8ゲームを終えた時点の勝者は彼女ではなかった。
 結と静矢で決戦が行われる。先に3勝した方が勝者だ。

「鳳さん、私が勝ったらあなたの望む可能性もいただけるんですね」
 手札の役はストレート。見知った相手とあって、結の物言いも多少柔らかい。
「そういうことになるかな。逆に機嶋さんの望む可能性が私にくることもあるがね。…フラッシュだ」
 他のメンバーも固唾をのんで勝負の行方を見守る。
 現在、2勝ずつ。次で勝負が決まる。

 再びカードが配られる。
「私の望むこと…実は鳳さんに渡っても構わないんです」
 結の手元のカードが9・4のフルハウスを作っていた。
 2枚交換するか?だがこれ以上に強い手はそうはないはず…。
(これで勝てなければ仕方ない、か)
「それはちょっとずるいかもしれないな。まあそれは彼女が決めるだろう」
 静矢は口元に薄い笑みを浮かべ、仮面の女を横目で見遣る。
 ショー・ダウン。J・6のフルハウス。
「ふむ…私の運も結構な物だな」
 大した感慨も籠らぬ声で、静矢が静かに呟いた。

「…やっと終わりましたね。まあ、ゲーム自体はそれなりに楽しめましたけれど」
 結がゆっくり立ち上がった。
「本当に叶えたいこと位は、自分で何とかしますし。ただ、今の望みは…あなたの死です!」
 椅子を蹴って跳躍。
 幾重にも纏う光の輪の中に、重なっては崩れる怨嗟を浮かべた亡霊の姿。
 太刀が女を真っ二つにするかと見えた瞬間、微笑を浮かべた口元が見えなくなる。
 現れた巨大な白銀のシールドに、結の太刀は跳ね返された。
 そのまま突き出された盾に、小柄な身体が吹き飛ばされる。
 テーブルに手をついて身体を捻り、結が体勢を立て直す。
 女が盾から顔をのぞかせた。
「あら、怖い。まあ確かに、それなら誰に渡っても同じことですわね」
 さも可笑しそうに、クスクスと笑う。
「でもいつか私の命は尽きますわ。つまらない可能性を賭けられたこと」
 結が無表情のまま光纏を解く。どの道当たれば幸いの、嫌がらせだ。
 ともかくゲームは終わったのだ。

 突然、高らかな拍手が響く。明だった。
「最後まで中々楽しかったよ。私の『可能性』は、鳳氏に喜んで進呈しよう」
 舞台俳優のようにマントを摘み、静矢に手を差し伸べる。
「受け取りたまえ、『平穏無事な人生』だ。いや残念、波乱万丈の方が残ってしまったよ」
 絶えることない愉悦の笑み。
 本当に望んでいたのか?あるいはそうかもしれない。だがこれからも彼は愉しみ、笑い続けるだろう。
 
「可能性は潰えたのね…分かった、受け入れるわ」
 美月が髪を掻き上げた。
「『学園中に認められるアウルの使い手となる事』、鳳さん頑張ってくださいね。あたしはそのかわり」
 傲然と言っていい態度で胸を張る。
「世界中で認められるアウルの使い手を目指す!学園で認められる事が不可能なら、世界でね!」
 仮面の女を、キッと見据えた。
「屁理屈?当然!屁理屈だって立派な理屈。あたしは絶対に諦めない!今より可能性が低くなったって!」

 女の表情が、ふと和らいだ。
「…素敵ね。そういうの、好きだわ」
 美月の傍に歩み寄る。
「そう、屈しない心さえあればどんな物でも掴むことができる。…私に勝ったのは貴女かもしれないわ」
 その指が、軽く額に触れた。瞬間、美月の姿が消える。

「鳳さん、そういうこと。『天魔に殺された家族・知人が皆よみがえる』…貴方自身が信じなければ、可能性はゼロ。本気におなりなさい。まずはそこからね」
 静矢の姿がかき消えた。

「それにしても…大変な可能性を得たものね。雀原さん、貴女の無茶振りが彼に行ってしまったわ」
「ほんと残念♪せめて彼が叶えたところをぜひ見てみたいわ〜」
 麦子の望み、それは『誰もが憧れる偉大な英雄のハーレムの一員となり他の側室たちとも仲良く暮らすこと』だった。
「単に飲み放題に憧れただけじゃなくて?」
 女の溜息と共に、麦子の姿も消える。

「皆さん、お付き合い感謝します。とても楽しい一夜でしたわ。明朝目覚めれば、今宵のことは春の一夜のただの夢。それをどうするかはあなた方の…」


 プレイヤーたちはそれぞれの寝床で目覚める。
 夢は単なる夢なのか、それとも…
 それは誰にも判らない。

<了>


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: 飽くなき探究者・博士・美月(ja0044)
重体: −
面白かった!:7人

飽くなき探究者・
博士・美月(ja0044)

大学部5年281組 女 ダアト
撃退士・
マキナ・ベルヴェルク(ja0067)

卒業 女 阿修羅
撃退士・
フューリ=ツヴァイル=ヴァラハ(ja0380)

大学部7年28組 女 アストラルヴァンガード
秋霜烈日・
機嶋 結(ja0725)

高等部2年17組 女 ディバインナイト
紫水晶に魅入り魅入られし・
鷺谷 明(ja0776)

大学部5年116組 男 鬼道忍軍
夜のへべれけお姉さん・
雀原 麦子(ja1553)

大学部3年80組 女 阿修羅
撃退士・
鳳 静矢(ja3856)

卒業 男 ルインズブレイド
あたしのカラダで悦んでえ・
藍 星露(ja5127)

大学部2年254組 女 阿修羅