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マスター:小田由章
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2014/02/03


みんなの思い出



オープニング

「けっ。随分と愉快な顔の連中じゃねえかよ!」
「顔で油断するなよ。どんな能力があるか判らん。もう一体の方はどうだ?」
「鈍重そうだが…。パワーファイターだとすると侮れんな。慎重にいこう」
 種子島のとある場所、温泉宿のほど近く…。
 二体のディアボロが、大小の剣を揃えて歩み寄って来る。
 先頭に立つ黄色の小剣使いは俊敏そうで、懐を抉るに適した短剣使い。
 もう一体、遅れ気味の方は白い色をした大剣…というよりは鉄塊じみた剣を持つ巨漢が追い駆けて来る。
 共に人の顔を模した仮面を付けているのが特徴であった。
「…ここは俺が向こうで足止めして、お前がこっち側ってのはどうだ?残りのメンツはこっち側で一体目をボコる」
「OK。あたいは装甲型だもんね。短剣なんか止めて見せるしイザとなったら自分で回復するわ」
「二人がそのつもりなら問題ない。少し後ろから援護させてもらうよ」
 回避タイプが鈍重な方を足止めし、装甲に厚いタイプが俊敏な方を防ぐ。
 定番だが着実な戦法を取り、対処する事にした。

「うおっと!中々だがよ、てめえの攻撃なんざ近寄る前から身切ってるよ!おらあ……!?」
「そうそう。来ると判っていれば、どんな攻撃だって防げ……っ!?」
「どうしたんだ二人とも?」
 鈍重な方の斬撃は以外に鋭いが、ブレザーを犠牲にして何なく避けた。
 俊敏な方の突刺は以外に強いが、盾を用意していたので問題無く止めた。
 そのまま二人は反撃に出るのだが、見た感じ、どうもおかしいのだ…。
 変な様子に仲間が聞いてみると、二人は青い顔で震えていた。

「やべえ。すっすげえ寒い。冬だから仕方ねえんだろうがよ。来た時に見た温泉に入りてえな」
「あ、あたいの方はスッゴイ暑い。甲冑脱ぐか、冷たいシャワー浴びたい〜」
 見れば二人とディアボロの周囲数mが、少し歪んで見えるほどの温度差を見せていた。
 おそらくは手前に高温、向こう側には低温の空間になっているのだろう。
 抵抗自体は普通にできるが、攻撃を防いだ時に抵抗力が下がる呪いでもあるのだろうか?

「…しまった。こいつら特殊能力の方が強いタイプだ。一端引くぞ。判っていれば対処のしようが…っ」
「くっ…。遠距離攻撃もあるのかよ。なんとか足止めすっから、先に逃げてろ」
「と言う訳で、少しずつ下がるから先に逃げてて。この馬鹿と心中する気ないんで、その辺は安心して欲しいな」
「…判ったわ。二人とも気を付けてね?それとだけど、遠距離攻撃には温度障害がないみたい。今更だけど、解除できたら注意して見て」
 一度逃げて出直す相談をしようとした時の事である。
 流石に戦闘中に見逃すはずはないというか…、あるいは予め狙うつもりだったのか?
 手前に居た短剣使いが、魔光を束ねて放って来た。
 指示を出そうとしたアスヴァンに直撃するが、なんとか装甲で軽減して怪我で済んだようだ。

 敵に知能があるなら逃げるのも一苦労。
 二人を殿軍に置いて、残りのメンバーが逃げ切った後で、二人もなんとか逃げ切る事に成功する。
 …無論、極度の温度変化に有った後だ。
 回復に追われて、出直すどころではなかったのであるが…。


リプレイ本文

●さあ行くぞ、●●さんたち!
 間も無く出撃のお時間、狭い休憩所は友達同士で隣り合う。
「咲さんと一緒なの、です」
「鎌は大振りになって動きを読まれ易いから、上手く隙をついて〜。後は何があったかな」
 えへへ…一緒一緒、嬉しいの…。
 華桜りりか(jb6883)は自分よりも大きな鎌を揺らし、コチンコッチン、隣の子にくっついた。
 大鎌を振って見せながら落月 咲(jb3943)は、大丈夫かなあ?とか思いつつ…。
 自分を頼ってくれるのは嬉しいので、つい先輩風を吹かせてしまう。

 そんな二人は小動物が寄り添う様で…。
 見てる方も出撃前だと言うのに、つい微笑ましくなった。
「えへへニ号〜!私達も、おそろですっ」
「そうだね…。君の方は回避型が命中型と戦うし、相性もあるから注意が必要だよ?」
 青鹿 うみ(ja1298)は羨ましくなって、チームメイトへ走り寄る。
 彼女があまりにも嬉しそうに話掛けて来たので、那斬 キクカ(jb8333)は考え事を中断。
 良く似た装備構成を見ながら頷いた。
「あれれ、何か気になることがあるんですか?私で良ければ…」
「うん、ちょっと…でも偵察を頼むほどじゃないから」
「…?」
 うみは気になったので、キクカの視線を追ってみた。
 見つめられた龍玉蘭(jb3580)は、思わず首を傾げる。

「普通にフル装備ですよね。でもあのドレス可愛いなぁワンピかキャミソで安かったら、絶対買うんだけど」
「そう。フル装備なんだよね。(これから暑い奴と戦うのに…)」
 女の子らしい感性で、うみはあんな服ほしーなー。
 お金溜めて…なんて思うのだが、この時…キクカは玉蘭に影響されてしまう。
 うみには何を言っているか良く判らないが、後で驚く羽目になる。

「…ディアボロさん達の能力…一応対策は考えてはみましたができれば使いたくは無いですねぇ」
「特殊能力が強い敵さんですか〜…厄介だね。気を引き締めてかからないと、だね」
 向けられた視線が何なのか判らないまま、玉蘭は相対する敵の事を想定。
 準備は万端、切り札も用意はした。
 だけど、切り札は使わずにおくのが良策ですよね〜。と同じ準備をしている針尾 碧(jb8504)も納得する。
 彼女たちは大変な切り札を用意しておりました。

●勝てば温泉、負ければ…
「転移したか…。日の下で生きられない人間が太陽に向かう…か。…笑えるね」
 到着と同時に、彼方に敵影を見つけて御剣 真一(jb7195)は瞬転を開始した。
 魔力全開でアウルを灯し、身体の奥底から隅々まで膨大な力が支配する。
 その暴力に負けぬ様に抗いながら、獣とも人ともつかない力で、彼は人々を守る…。

 …彼が黄昏てるのには仕方のない理由がある。
 弱点である御日様の下、…加えて周囲は全員が女の子という羨まけしからん状況。
 途方に暮れて歩くのも無理は無い。この太陽の下、彼の立場は何処にもなかった。

 そんな彼の心とは裏腹に、状況はさらに加速して行く!
「ややや、来ました。暑かったり寒かったりな敵を倒して温泉宿を守るー!このままでは、えーぎょうぼーがいもいいとこですの」
 万里だって温泉入りたい入りたいっ!!
 そしたらそしたら、あんなことやこんな事して…。城里 万里(jb6411)が温泉ならではのスゴイ!(↑)方法を聞きこんで来たらしい。
 だが思った事がダダ漏れでは、男の子が居たたまれないのもしかたあるまい。
「…笑っていられるのも今のうちです。覚悟なさいっ!勝って兜の緒は温泉で緩めるのです」
「「おー!」」
「……デスヨネー」
 そんな彼女の言葉を聞き、他の女の子たちはやる気を出す事にしました。
 男の子は冷静に傍観を決定したとかしないとか…。

「終わったら温泉だって。頑張ろうねぇ〜うちらで洗いっことかしよっか」
「む…しっかりとたおさせてもらうの、です」
 咲は自分の後ろに隠れて、人見しりする友人に、リラックスリラックスと声を掛ける。
 りりかの方は咲が笑っているので、自分も合わせて笑う事にした。
 今はギコチナく造り笑いに近いけど、きっと後から本当に楽しくなるだろう。

●けもなー戦隊!?いいえ、違います!
「また後で!」
「了解。それじゃ、皆いくよ」
 戦闘を切るのは忍者装束の二人。
 うみとキクカは先頭を走り出すと、軽く目を合わせて逆方向に別れた。
 敵する冥魔は笑い仮面、黄色と白の二体である!

 うみ達が向かったのは、黄色い方。
 突如ダッシュを止めて御札を弾く!
「あちらに向かわせない様に、間合いに気をつけましょう!」
「ならば、こちらの短剣使い、正面は私がお相手しましょう。」
 うみと入れ替わる様にして、突っ込んで来た玉蘭の影から…。
 氷の刃が襲いかかる!
 それが自分に突き刺さることなど思いもせずに、玉蘭は軽くジャンプから全体重で圧し掛かる!
 ランスを中心に重量を掛け、開いたガードに氷の刃が深々と突き刺さっていた…。

 黄色く、太陽を模した笑い仮面の隣に、もう一人が回り込んだのはそんな時だ。
「ギィ…」
「他所見をしている暇はないですよ。猫科は夜行性、日が昇ると眠くなる…」
 そこには、真一がトンファー構えて立っている。
 短剣を翻す前に、決め?台詞を言いつつショートステップで更に前へ出た!
「おかげで朝が起きれないから午前中の授業に出られない…。だから僕は太陽が好きじゃないのですよ」
 無意識の内に身体を動かしながら、右でガードをこじ開け左で打ちこむ瞬時の連撃!
 そのまま脇へサイドスキップ!流水の動きとは、まさにこの事であろう。
 八つ当たり気味の台詞を繰り返し、太陽を模した黄色の笑い仮面をぶちのめす!

 このまま戦いは有利に進むかと思われたのだが、流石にディアボロは強かった。
「さっ寒いですねぇ。このままではピンチですぅ、りりか…。ここはアレの出番ですかねぇ」
「あの…えっと…んと…う…ん。へ…っへ…ん(ぼそっ)」
 鉄塊があたればそりゃあ痛そうだ、なので思わず避けてしまった白仮面班に、寒気が襲いかかる!
 ブルブル震えながら咲は、御友達をそそのかして…。
 じゃなくて促して、一緒に奇妙なポーズ。
「「へんっ、しん」」
 咲、りりか。
 二人がちょこんと、肉球の様に指先を、心を重ね合わせた。
 そこにフラッシュバックの眩しい煌めきなど無いが、読者の心の中ではきっと輝いて居る!
「あっあっあ!待って待って。万里もご一緒します〜」
「…やっぱり皆着るんだね。良いだろう…。ディアボロ君、実に君は強敵だね。故に私も本気を出させて貰うよ。獣の野生を魅せてやろう…変身!」
 二人が可愛らしいポーズを決めたことで、万里の心に焦りが走った。
 大慌てで自分も心のトリガーをキック、声とハートを高めながら、唄いあげるように調子を整える。
 キリカも軽き脳裏に描いた無限の彼方より、モコモコした荷物を取り寄せる!

「暖かい…これが野生の力か」
「ばん…。じゃなくて、戦場の治癒天使ラビエルが荒んだ心も癒しますのっ★」
「もー、ここは合わせる所だよねえ。いっしょに台詞をいいなおそ?着ぐるみ戦隊〜、ふふふ〜。ほらほら、リピート」
「き●るみ戦隊、にゃんこ(ピンク)なの…」
 ここに4人の力が結集した。
 だが台詞が合わなかったので、もう一度ポーズと台詞を決め直す!
 彼女たちは、自由気ままなケモナーではない!

 そう、彼女たちこそが!
「「「「着ぐるみ戦隊、参上!!」」」」
 おー!X4。
 うさぎ、ねこ、くま、うさぎ…4人の着ぐるみガールが、ここに見参!
 冥魔を倒すぞと、可愛らしいポーズを決めて揃い踏み。

●着ぐるみの次は…
「さあ、着ぐるみ戦隊の反撃開始だ!」
 でいやー!
 キクカはジャンプ一発急激な上昇を掛けると、嬉しそうに急降下を開始した。
 その様子はまるでリミッター(ネジ)が外れた様で、実に微笑ましい光景だ。
 ぽーいーんと弾かれてもなお、向かって行く!

「ぷぇ…、歩きにくいぉ」
「…じゃあ、後方を巻き込まない様にしてーいきましょうかねぇ。言った事を覚えてますかぁ?」
「うっ、うん。タイミング、を、…じゃなくて、おおぶりに、気をつけるの、ですよね。爪(鎌)の切れ味試してみるの、です?」
 後ろの方で、白と黄色の分断役をしている万里、…いや、治癒天使がプルプルと震えだした。
 ラビットのラビエルから、癒しの大天使に昇進するのは何時のことだろう?
 そんな光景を見つつ、仕方無いですよねぇ〜。とか言って咲は友達を連れ出す事にした。
 りりかは引っ込み思案だけど、ここで来てやれない子じゃないよね。

「貴方だけが特殊能力を持っているなんて思わないでほしいの、です。……行くの、胡蝶…」
「行きますよぉー。そーい!」
 りりかの刃は、途中で砕けて無数の光になった。
 振り回すバトンの先で、光は蝶になって一生懸命に飛行を開始。
 それは前方を行く咲の周囲に追いついて、目を引きつけてくれてる彼女の援護として、次々と白仮面に群がり始めた。

 仮面を覆う蝶を追い払おうと、もがく白仮面。
 その様子に、二体のディアボロの中間に居る三人の少女は、互いに顔を見合わせて頷き合った。
「万里達で合流に気をつければ、このまま行けそうですね」
「うんっ。お互い頑張りましょうね。針尾さんも気を付けてっ」
「そうしたいけど…アレ。やっぱり、有名なあの童話を思い出すね」
 分断を心がけ、背中合わせだった万里・うみの二人は、思わず同じ方向を見てしまった。
 碧が指差すその先で、黄色と相対する仲間がアツイアツイと言いながら、戦闘中に服を脱いでいる!

 ちらりと捲れあがるドレスの裾野。
 そして、その絶対領域から必死で目を反らす若者の光景が!
「こ、この能力…結構堪えますね…仕方がありません。少々、時間を稼いでください。できれば見ないで頂けると助かります」
「それは少し無茶が…。いえ、可能な限り努力をします。できれば手早くお願いしますね」
 羞恥心とか、そう言う言葉はこのさい投げ捨てよう。
 我慢の限界に来た玉蘭は、顔を赤らめながらドレスを脱ぎ捨て白い肌を晒し始めた。
 戦闘中に困りますと言おうとして、真一は途中で目線を反らせつつ戦いに専念しようとする(無理だけどな)。
 火照った身体に紅い頬、ここでNOと言ったら男じゃない!
 まして、ドレスの下からは、神器:体操服が出て来たのだ。

「早く…早く着替えてくれれば、この将熱地獄も直ぐに…」
 真一はそんな事を思いつつ、短剣の連続攻撃をなんとか受け止める。
 その度に暑くなり、必死の思いで次は避けようと祈るのだが…。
 真一が一般常識を信じると言う時点で失敗だった。
「まだですか、こっちはそろそろ限界が…」
「すいません、やせ我慢をした分だけ、次の限界が早いみたいなので…。もう一枚だけ…」
 えー!?

●MI・ZU・GI!
「…よもや私に此処までさせるとは…只で済ます気もありませんでしたが…その身をもって思い知らせてあげます」
「えー!あの下、水着だったんですかー!?って、こっちに来た!?」
「そうですよ?例えば…」
 玉蘭は上着全てを脱ぎ捨てた。
 そこには身体を覆う水着一枚!
 うみが驚いて居る間に、黄色の仮面が急接近!!
 碧が横入りして炸裂札を足元に投げ、援護することで移動を停止させる!

 だが、その行為は返って注目を引いてしまい、今度は彼女に急接近してきた!
「あ、あぶなーい」
「大丈夫っ。こんな事もあろうかとっ!水着を用意してきたから大丈夫だもん」
 てれってー!
 服の活性化を止めて、碧までもが水着姿になった!
 そういえば、彼女たちは混浴の心配などしてなかったぞ!!

「なんでも良いから、早く救援をお願いします」
「回復が届くので、今すぐ癒して差し上げますね。万里が癒せるのはこの手の届く距離っ!」
 射程が伸びれば、即ち、ぱわーあっぷ!
 今の内にと真一は援護を要請、白側の最後尾…というか、中間地点に居た万里が肉球で顔を覆いながら治癒してくれた。
 そんな彼女に、こっちは水着会ではないです言いながら、お礼だけは忘れない。

 ここまでくれば、勝利は目前。
 何しろ、特殊能力を封じたも同然である!
「ふふふ〜、わかりやすいお仕事でいいですねぇ」
「咲さんとお揃いにしたの…上手に使えていた、です?」
「Yes、上手だったよ。…そして私達の勝利だね」
 ウサたんとニャンコさん…。
 咲とりりかは一緒になって、両側から斬りつけて、鈍重な白仮面にトドメを刺した。
 キクカは二人の雰囲気を壊さない様に割って入り、勝利を祝う。

 白い仮面は着ぐるみ戦隊によって打ち倒された!

●塩温泉
 黄色仮面が水着によって倒されたのは、そう時間が掛かった訳では無い。
 なんだか変な表現だが、気にしてはいけない。
「ふー、汗かきましたっ。温泉、入りたいですねっ」
「もちろん温泉入っていきますよね?がーるずとーく★ をするですのっ!」
「そういえば、おあつらえ向きに温泉がありましたね」
 うみが開いた旅の栞には、確か塩温泉とか書いてあったはずだ。
 海水を引き込んで温めて居たり、熱した砂で砂浴もをしたり。
 万里はモチの論なのですと大張りきりで、水着をどうしようか悩む玉蘭を引っ張って行った。

 そしてお待ちかねの塩温泉!
「むぅ…スタイル良いの、です」
「そんな事無いよ?私も変わらないよ?どっちかと言うと、切実なのは…」
「あたいを見た上で、そんな事言う口はどの口だ〜」
 りりか・うみのちっぱい組は、先遣隊のちっぱいさんを眺め見た。
 彼女は年上で、…ナンだ、胸は気にするな。

「ひっ。ひゃあ…。た、たす、助け…」
「駄目駄目。人みしり直したいって言ってたよねぇ?そーいえば、塩温泉に浸かる前には、傷を直しとかないとツライですよぅ」
「回復魔法は種ギレなのです。ですがっこんな時にこそ、このマッサージクリームの出番!」
 りりかが逃げ出そうとした時、無情にも咲は敵に回った。
 万里と共には塗れば傷が痛く無くなる…ついでに部分的に大きくなるかもしれない?というクリームを手に挟撃する!

「おっ、大きくなるのか…」
「気になると言う事は、意中の男性が居るのかな?例えば今回一緒の子とか?」
「ほへー。それは聞かせて貰わねばいけないよね。あのドレスは何処で買ったのかとか、ここで美味しい物とか、いっぱい聞かないと」
「ああ、あれはですね…」
 先遣隊の女の子が気にし始めると、キクカが飛びついた。
 その話に食いつきながら、碧はマイペースに方々へ耳を傾け聞き込み開始。
 玉蘭の説明を聞きながら、次は誰から聞きだそうと考え始めました。

 え、真一くんですか?
「…酒が美味しいですね」
「うめえが。半分くらいは上がって呑むか…」
「湯あたりしそうですしね…」
 本当は水着で混浴OKなのですが…。
 北風と太陽ではありませんが、あまりにも温かな女性陣の話題に押し出されるように…。
 居心地の悪い男性陣は、壁を挟んで向こう側に居ましたとさ。


依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: 星に刻む過去と今・青鹿 うみ(ja1298)
 片付けも大事!・城里 万里(jb6411)
 月光を切り割くモノ・那斬 キクカ(jb8333)
重体: −
面白かった!:6人

星に刻む過去と今・
青鹿 うみ(ja1298)

大学部2年7組 女 鬼道忍軍
祈望の翼・
龍玉蘭(jb3580)

大学部7年204組 女 ディバインナイト
微笑む死神・
落月 咲(jb3943)

大学部4年325組 女 阿修羅
片付けも大事!・
城里 万里(jb6411)

大学部1年190組 女 アストラルヴァンガード
Cherry Blossom・
華桜りりか(jb6883)

卒業 女 陰陽師
心優しき若獅子・
御剣 真一(jb7195)

大学部8年262組 男 阿修羅
月光を切り割くモノ・
那斬 キクカ(jb8333)

大学部2年94組 女 陰陽師
撃退士・
針尾 碧(jb8504)

大学部2年257組 女 陰陽師