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マスター:水音 流
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2014/08/06


みんなの思い出



オープニング

 ――とある野球場。

『さぁ7回終わって8回表、8対6でマフィアーズの優勢です。バッターはヒューイック、3ボール1ストライク、ランナーは1塁。ピッチャーの江島はここまで交代無しですが……』
『厳しいですねー。体力はある選手なんですが、ちょっと左バッターに弱いところがあるんでそこをどう抑えこんで――』

 パカァン!

『あーっと、後方に上がっている! ぐんぐん伸びて、フェンスにはどうか……んー、惜しくも届かず。しかしランナーは進んで3塁と2塁』
『あー、ま、やっぱり左バッター苦手ですよねー。今のもストライクゾーンギリギリだったんですが、外側に逸れたんでヒューイックもバットの芯を合わせ易かったと思います』
『なるほど。しかしここで抑えないとチームとしてはちょっと厳しくなってくるんじゃないでしょうか……おっと? ここで監督から選手交代の指示が出ました』

 マウンドに立つ選手のアップから、ベンチで腰に手を当てて「戻って来い」と手招きしている監督の映像に切り替わった。俯きながら溜め息混じりに首を振ったピッチャーがベンチへと下がり、その肩を監督が慰めるようにパシパシと叩く。

『どうやらピッチャーは出崎に交代です。今シーズンは温存するという事でしたが、ここで出してきましたね』
『後がないんだと思いますねー。ランナーも溜まってるんで早めに落としておかないと、どんどん辛くなりますからね』

 入れ替えの間、グラウンドに出ている選手達が首や手首をほぐしているシーンやら、観客席の様子やらが手持ち無沙汰に映し出される。
 が、少々間が長すぎる気がした。

『んー? どうしたんでしょうか、ちょっとベンチが慌しいですね』

 実況も不審に思ったようで、声に合わせてカメラマンがベンチの方にカメラを向けると――

 なんと野球帽を被った人狼の集団。
 ベンチにいた監督や選手達を押し退け、のしのしとグラウンドに入ってくる。

 守備についていた選手達を追い払うようにそれぞれのポジションへと散らばり、きちんとグローブを構える9匹の人狼。

『どうやら危害を加える様子はないようですが……っと、いま私の手元にメモが届きました。えー……これによりますと、どうやら主人である悪魔から犯行声明文のようなものが出ているようですね。ちょっと読み上げたいと思います』

 お前達の野球は生ぬるい。
 魔球もなければ必殺打法も無い。
 スポーツ中継はもっと白熱した迫力のあるエンターテインメントであるべきだ。
 細かいルールなどどうでもいい。私がもっと爆発的で熱狂的な野球を見せてやる。

『と、いう事らしいですが……』
『んー、まあ怪我が無いと良いですけどねー』

 襲ってくる気配のない人狼達を前に、選手や観客達はざわざわと響めきながら顔を見合わせるしかなかった。


リプレイ本文

「(自称)天界野球リーガーの教えを受けた私に挑もう等、片腹痛くてお臍で紅茶を沸かすのです!」

 野球帽を被るRehni Nam(ja5283)。

「…さあ、勝負!」

 バッドで人狼投手をずびしっ!

「あ、私は2番左打者で捕手です」

 が、すぐにそそくさと次打者席へ下がるレフニー。
 地獄のグランドスラム、開幕――



「スリリングで斬新な試合にしてみせますわ」

 監督兼1番打者、斉凛(ja6571)。純白メイド服で野球帽を被り、背中には無数の釘バット。

 人狼の1投目。その球速、実に200km/h。
 ズドンッ!

「ストライク!」

 審判のコール。
 すると凛は手にしていた普通の釘バットを背中に戻し、スカートの中から別の釘バット3本を取り出した。

 右手に愛刀虎徹、左手にエスカリボルグ、そして口に伝説のバット。改造釘バット三刀流。
※この行為はコメディ補正です。魔具の活性化は使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使いください

 黒いオーラと共に、凛の背後に縦縞ユニフォームを着た謎の集団の幻影が噴き上がる。
 異様なプレッシャーに汗を浮かべた人狼の2投目。
 対する凛は、3本のバットでストライクゾーンを埋めるようにバント。

 当たった瞬間、凛は両手のバットを捨て、しかし口には伝説を咥えたまま猛ダッシュ。その際、ヘッドスライディングしながら口のバットで塁手の脛を強打。

 塁手が蹲ってエラー!

『んー今のは審判的にどうか』
「たまたま咥えていたバットに当たっただけですわ」
「セーフ!」
『OKなようです』
『超人野球ですからね』
『なるほど』

 

 2番打者、レフニー。構えたのはダマスカス製バット。
 糸目猫口で「ふふー」と獲物を揺らしている彼女に、投手が大きく振りかぶり――

 瞬間、カッ!とレフニーのカットイン。

『おおっと隕石です! 野球ボールそっくりの大量の隕石が投手を直撃!』
『コメットですね』
『なるほど!』

 パカン!と快音を響かせ、でべでべと土煙を上げて進塁。



 3番打者、野球大好き一川 七海(jb9532)。背番号1と書かれた自前の赤ユニフォームで参戦。
 一方、派手にリードを取って盗塁を狙うレフニーと凛。一瞥した後、人狼は打席へ一投。

 だが野球っ子七海は難なくバットを合わせてきた。だけでなく、インパクトの瞬間にファイアワークス発動。

『なんと火の玉打法でピッチャー返し! 人狼も堪らず打線を避ける!』
『熱そうですからね』
『なるほど!!』

 その隙に3人は一気に本塁へ。



『さあそろそろ人狼側にも火がついて来たんじゃないでしょうか』

 4番打者はラファル A ユーティライネン(jb4620)。何故か水着姿だ。夏だからか。

『まるで始球式のアイドルのようですね』
「悪魔相手なら遠慮はいらねーな、いい死合いしよーぜ」

 打席に立ち、WAR!WAR!と吼えるラファルさんまじ男前。
 対して人狼は、ファイアワークスで燃えたままのボールを全力投球。

 ――義肢を解放、ロボ形態ラファル。

 強烈なフルスイング。打線が人狼の眉間を射抜く。

『(投手を)ホームラン! これは野球ではありません戦争です!』

 水着形態に戻ってダッシュ。脚には魔具レガースが。
 遊撃手が送球し、1塁手がキャッチしてアウt

「おらー!」

 寸前、武装した脚で塁手を捻り倒すラファル。マウントポジションでボッコボコ。

「セーフ!」
『色んな意味でアウトな気もしますが』
『戦争ですからね』
『ならば仕方ありません』

 担架で運ばれていく投手と1塁手に代わり、遊撃手と右翼手が穴埋めに。



 5番打者、樒 和紗(jb6970)。

「「ぶっt…かっとばせーKA☆ZU☆SA!(野太い声)」」
『何やら観客席が揺れてますね』

 カメラが向くと、そこにはチアガール衣装で踊るオカマ集団と、真っ赤な顔で自棄気味にポンポンを振り回す金髪ツインテールの眼帯悪魔。そしてポンポンを持ったまま立ち尽くし、何かに葛藤しているバーテンダーが居た。

 ――応援、期待していますよリーゼ。

(すまない樒。これは無理だ……)

 棒立ちし、しかし申し訳程度にポンポンだけは揺らすリーゼ@チアガール?

『何かの罰ゲームでしょうか――っと、ピッチャー投げました!』

 刹那、構えていた釘バットで捕手の後頭部をフルスイングする和紗。ルールとかよく分かりません。
 更に、振り終わりにバットから手を離して1塁手めがけて投擲。

『バッターも投げました!』
「手がすっぽ抜けたんです」

 真顔で答えながら、振り逃げで進塁。
 一方、2塁手をタコ殴りにするラファル。
 捕手と1塁手は何とか継続。退場した2塁手に代わって中堅手が穴埋めに。



 背番号6、ピュ〜と吹く!シエル。

「花は桜木、女はシエル!!」

 バットの代わりに笛型の魔具をスイングするシエル・ウェスト(jb6351)。人狼の投球に合わせ、捕手に氷の夜想曲発動。
 気絶するように眠る捕手。ゲス顔で振り逃げ体勢に入るシエル。
 だがしかし、投球が直撃して捕手がソッコーで目を覚ます。

『ん〜残念タッチアウトです』

 その間に2塁へと走る和紗。捕手が送球しようとした瞬間、彼女は自らの胸元に手を突っ込み、隠し持っていたボールを取り出した。
 スターショットで加速させた偽ボールを2塁へ発射。捕手からの送球を待っていた人狼の左頬に光球が突き刺さる。

 衝撃で塁を踏み損ねる2塁手。
 その隙に滑り込む和紗。

『随分とセクシーな隠し方でしたが』
『Eカップらしいですからね。隠す場所には困らないと思います』
『けしからん限りです』

 その頃、3塁手をメタメタにするラファル。左翼手が穴埋(ry



 打順7番、再びシエル。

『彼女は今しがたアウトになったはずですが』
『1人足りないのでこれは仕方ないと思います』

 人狼が投げ、シエルが笛を吹…もとい振る。だがその打線は投手の股座を直撃!
 蹲る人狼。球場中の男性陣から呻き声とブーイングが上がる。
 てへぺろ顔でとぼけるシエルに対し審判は、

「Ball Breaker!!」
『どうやらアウトのようです』
『審判も男性ですからね。これは見過ごせないでしょうね』
『おっと投手は無事です』
『まあディアボロですから、そもそも雄雌とか無いのかもしれません』
『しかしスコアは2アウトです』



 打順8、玉置 雪子(jb8344)。まさかのサッカーユニフォーム姿。

「ボールは友達!」
『せやな』
「(お、Jか?)うーんこの球場最高や!」
『……? はあ、まあきちんと整備はされていますが』
「……」

 奇異の視線を浴びながら、雪子は1人トボトボと打席へ。気を取り直してバットを構える。

「ステータスなんてくだらねぇぜ!」

 ズバンッ
 ストライッ!

「雪子のコメディ補正を聴けぇーっ!!」

 ズバンッ
 ストライッツー!

「ボンバァー!!」

 ズバンッ
 バッターアウッ! チェンジ!

「「…………」」
「ち、違いますし……? あのイヌッコロがせっかちなだけで、雪子は悪くねぇですし……?」

 まじ雪子ンゴ。



 久遠ヶ原先発投手、仁良井 叶伊(ja0618)。

『彼はどうやら、スイッチプレーヤーのようですね』
『両利きの強みですね』

 捕手はレフニー。ミットは右。
 何だか危なそうなので、空いた左手で盾を構えながらプレイボール!

 まずは小手調べ。クロスファイア気味に180km/hのパワーカーブを射掛ける叶伊。
 人狼は芯に捉えはしたものの、バットが真っ二つ。

『んー、惜しくもファウル』
『変化球で180kmとは、さすが撃退士ですね』
『おっと人狼がバットをダマスカス製に変えるようです』

 やはり魔球で攻めるべきか。
 レフニーのサインに、叶伊が頷く。オーバースローで振りかぶり、投げた――

「……?」

 ――はずだが、ボールが飛んでこない。人狼が首を傾げていると、徐にレフニーが掌を上に向けたミットを人狼の足元に伸ばす。直後、
 ぽすっ、と。遥か頭上から真っ直ぐに落ちてくるボール。

「ストライッツー!」
「消える魔球です」

 フッと笑みを浮かべる叶伊。
 投擲モーションの途中でこっそり上空へと放り投げる手品投法。

『んー、器用です』
『しかし2度は通じないでしょうね』

 レフニーのサイン。頷いた叶伊が投げたのは、なんと炸裂掌ボール。正真正銘の魔球。
 だがその時、中堅と2塁を守っていた七海と和紗までもが、隠し持っていたボールをファイアワークスとナパームショットに乗せて全力投球していた。
 レフニーのミットめがけて、唸りを上げて飛んでくる3つの魔弾。

「うなあぁぁぁぁあああ!?」

 ズドバァァアアン!!
 シュウウゥゥゥ

 焦げる打席、吹き飛ぶ審判。しかしレフニーは何とか耐え切り、煙を噴くミットの中にはしっかりと3つのボールが収まっていた。

「す、ストライッ、バッターアウッ……」
『審判も辛うじて無事なようです』



 2番打者。
 叶伊の炸裂掌ボールを音速スイングで打ち返し、1塁へ走り出す。しかし――

 カッ!とレフニーのカットイン。
 審判の鎖で打者を縛り、その隙に左翼の凛が1塁へ送球。塁手は雪子。だがしかし!

 グローブを頭に乗せてUVケアセットでお肌を労わり、白磁の手鏡を見ながらメイクセットで化粧を直し、香水を掛けて汗のにおいをごまかす作業に忙しい雪子嬢。
 脇を通り過ぎていくボール。女子力鰻上り。味方のヘイトも鰻上り。
 その間に麻痺から抜け出し、人狼は悠々1塁へ。

「ほげっ、始まってました?」
「「……」」

 凛とラファルが無言で近づいてくる。
 両脇からがしりと雪子を掴み、ツープラトンブレーンバスター。

『おや、仲間割れでしょうか』

 尻を蹴られ、雪子は泣きながら頭上のグローブを左手に嵌めた。



 3番打者。
 炸裂掌を切り裂きながらボールに喰らいつくバット。快音。

『これは大きいセンターにぐんぐん伸びる!』

 明らかなホームラン性。バックスクリーンめがけて一直線に飛ぶが、

「こんなこともあろうかと!」

 バックスクリーンの上に登って待機していた七海。
 スクリーンから飛び降り、空中でダイナミックキャッチしてクルリと着地。走者の人狼が2塁で止まったのを確認してから、柵の近くに居た小学生くらいの男の子に持っていたボールを投げ渡してやる。

「記念にあげるわ」
「わー、ねーちゃんサンキュー!」

 七海のサービスプレーに少年も大喜びだ。



 4打席目。ふと一同がある事に気づく。

『おや? 斉選手とレフニー選手が見当たりません』

 その時、ぷっぷーと車のクラクションが鳴った。振り向けば、リリーフカーを運転する凛と、それに乗るレフニーの姿。
 ぶいーっと球場を一周し、次打者席で待機していた人狼をぷちりとひき逃げ。

「ごめん遊ばせ」
『どうやら投手交代のようです』

 捕手を叶伊に任せ、マウンドに立つレフニー。
 投げる魔球は超電磁誘導砲(レールキャノン)投法。人狼はぶち飛ばされた球を捉えきれずに2ストライク。しかし続く3投目がカス当たり。

 それを拾ったのはラファル。

 顔をガブフェイスに換装してビカー!と眼光を噴き上げ、驚いてつい足を止めた人狼に飛び蹴りを入れてフォール。

『一応、タッチアウトでしょうか』
『ボール持ってますからねー』

 その時、はずみで水着の上がはらりと解けるラファルさん。

「おっと、やべっ」

 はしっ、と紐を押さえる。

『あっとサービスカット』
『ラジオ中継ではお届けできないのが残念ですね』

 一方、打者は1塁へ。



 リリーフカーぷっぷー。
 投手交代、ラファル。

 義肢からロボへ。投げる球はDieリーグボール1号。
 拳打機へと変形した右手から押し出されたボールは極超音速まで加速し、騒音で打者の三半規管を麻痺させる。が、

「す、ストラ…いや、ボール?」

 審判も麻痺していた。仕方ない。ならばDieリーグボール2号だ。
 光学迷彩展開で透明になるラファル。(投手も)消える魔球。しかしその時、1塁の人狼が盗塁――
 と思いきや、なんと雪子がhang-up.exeを使って見事にそれを阻止していた。

 麻痺で動けない人狼にボールを持って近づき、グルグルと周りを回る雪子。

「ねぇねぇ、盗塁しようとしてたけど今どんな気持ち? ねぇどんな気持ち?」

 タッチアウト。チェンジ。



 ベンチでレフニーが七海らのスキル残数を回復する中、次々と仲間が屠られて焦ったのか、鬼気迫る勢いで守備を回す人狼チーム。
 応援席からシエルがピュ〜と笛を吹くも叶伊と凛がアウトを取られ、打順はレフニーへ。

 構えたのはバットではなく包丁。人狼魔球を真っ二つに両断し、1塁へダッシュ。
 2つに分かれたボールを拾っている間に楽々進塁――と思いきや、少々斬り方が鋭すぎた。
 ボールは散らばる事なくそのままミットに収まり、アウト判定。チェンジ。



 ふと球場に良い匂いが漂い、人狼達の鼻が1塁へと向く。
 雪子が七輪を焚いていた。網に乗っているのは、『銃身が熱せられる度に芳しい香りが漂う』という不思議魔具UNAガンN-amI。
 その隙に、バスバスと球を投げる叶伊。あっという間に2アウト。

 3番打者は芳ばしい誘惑に耐え、フルスイング。だが1塁を回って2塁へ差し掛かった時、突然後頭部を雪子の氷結晶に殴られた。
 が、彼女は唇の形を3にして知らん顔。

 人狼が再び2塁へと走り出した時、シエルが和紗に送球。和紗はそれをグローブ――ではなく何故か釘バットで快打。
 打球は人狼の鼻に直撃し、

「タッチアウッ、チェンジ!」

 どう見てもタッチじゃなかった。



 打席に立つ七海。しかし、飛んできたのは顔面スレスレの球。

「ちょっと、危ないじゃない!」

 ここぞとばかりに七海が詰め寄り、他の面子もヒャッハーと飛び出してくる。

『ああっと乱闘です!』

 掴みかかる七海。夜想曲を放つシエル。荒ぶるラファル。鰻を焼く雪子。
 あまりに一方的な乱闘はすぐに審判団に鎮圧され、やがて試合再開。

 もはや人数も体力も限界を迎えていた人狼側だったが、それでも何とか2アウトを取り、しかし満塁。
 打順は叶伊。だがその時、凛が代打をコール。

「代打、わたくし」

 打席に立つ凛。
 命を燃やした人狼の本気ストレート。スイングした釘バットが剛球に触れ――

 バガンッ!

 瞬間、粉々に爆散。

「ストライッ!」
「やはり普通では駄目ですわね。ここ一番のバットじゃないと」

 凛はもげた獲物を捨て、スカートの中からダマスカスバットをにょきり。

 カオスレートをも覆すその一振りは、快音を響かせてボールを観客席に叩き込んだ。
 本塁に戻ってきたラファルが捕手を蹴たぐり回す。勿論、他の塁手は既に全滅だ。

 白旗を振る投手@唯一の生き残り

 勝者、久遠ヶ原。直後、七海がファイアワークスを真上に向かって撃ち上げた。
 花火のような煌きが舞う中、彼女は投手の人狼へと歩み寄り――

「ねぇ、アタシと普通の野球しない?」


●翌日の朝刊
 ヒーローインタビューが写真付きで掲載。

 ――勝つ為に大切な事は何だと思いますか?
 ――折角運営がいいアイテムを実装したんですから、ちゃんと活用せな(アカン)

 マイクに答えている雪子の後ろには、少年や人狼とキャッチボールをしている七海の姿が写っていた。


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: 紅茶神・斉凛(ja6571)
 ペンギン帽子の・ラファル A ユーティライネン(jb4620)
 氷結系の意地・玉置 雪子(jb8344)
重体: −
面白かった!:9人

撃退士・
仁良井 叶伊(ja0618)

大学部4年5組 男 ルインズブレイド
前を向いて、未来へ・
Rehni Nam(ja5283)

卒業 女 アストラルヴァンガード
紅茶神・
斉凛(ja6571)

卒業 女 インフィルトレイター
ペンギン帽子の・
ラファル A ユーティライネン(jb4620)

卒業 女 鬼道忍軍
久遠ヶ原から愛をこめて・
シエル・ウェスト(jb6351)

卒業 女 ナイトウォーカー
光至ル瑞獣・
和紗・S・ルフトハイト(jb6970)

大学部3年4組 女 インフィルトレイター
氷結系の意地・
玉置 雪子(jb8344)

中等部1年2組 女 アカシックレコーダー:タイプB
魔球投手・
一川 七海(jb9532)

大学部6年6組 女 鬼道忍軍