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マスター:真人
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2016/04/11


みんなの思い出



オープニング


 青空の下。暖かな陽気が降り注ぐ。
 日増しに色付く春の気配に誘われ、公園は多くの人で賑わっていた。
 ランチタイムの会社員や学生、散歩中の親子など。
「あ……うさぎしゃん」
 ふと。お子様が指を差した先、そこに浮かぶ白い雲は、確かにウサギっぽい形をしていた。
「お馬さん」
「かいじゅう」
「えっと、はにわっ!」
 変わった形の雲を探し出すお子様。
 雲は風に揺られ少しずつ動いている。まるで追いかけっこしているように見えて、それがまた面白い。
「……あのくびれ方は埴輪じゃねぇよな。何て言ったっけ」
「遮光器土偶。テストで出ただろ」
 周囲の大人達も、つられて空を見上げ、ひと時の癒しを楽しむ。
 ありふれた、絵に描いたような日常の一コマ。

 そんな中、人々は目撃してしまった。
 空からまぁるいフワモコの雲が舞い降りてくるのを。

 それはヒツジのように見えた。
 否。間違いなくそれはヒツジだった。
 一匹だけではなく、たくさん。一見しただけでは数えきれない程のヒツジがぽたぽたと。
「めりーさ……」
 好奇心で瞳を輝かせ、ヒジツへ駆け寄った子様の瞼が重くなる。
 直後、お子様はくてっと座り込むと、高校生の目の前で寝息を立て始めたのだ。
「おい、この子の保護者っ!」
 普通は真っ先に駆け付けるのが親なんじゃないのか?
 舌を打ちつつ顔を上げると、つい先刻まで会話していた友人が、ベンチの上で身体を『く』の時に曲げていた。
 周囲も同じだった。道端や芝生の上で、大人も子供もゴロゴロと転がっている。
 数匹のヒツジが、眠りこけた人を乗せてふわりと舞い上がった。
「マジかよ……」
 天魔。
 その二文字が頭を掠めた時、襲ってきた強烈な眠気。
 暗転しかけた意識は、頭に落ちてきた革靴によって引き戻された。
 再び眠気に支配される前に、高校生は自分のスマホに手を伸ばしていた。


リプレイ本文


 ――現在、市内にヒツジが降っています。危険ですので屋内に避難してください……。

 防災無線をかき消すように、町の至る所でメェメェという鳴き声が谺する。
「羊が一匹、羊が二匹……たく、放し飼いにもほどがあるっての」
「ほんと、何匹なんて数えてる暇も寝てる暇もないよね……っ」
 心底忌まわしげな様子で悪態を吐く向坂 玲治(ja6214)。藍那湊(jc0170)の声にも、呆れの色が混じっている。
「早速始まりましたね、ゲートへの誘拐事件……好きにはさせません」
 商店街、駅、春休み中の小学校。それぞれの場所で奮闘する公務員撃退士の姿を眺めながら、黒井 明斗(jb0525)は静かに闘志を滾らせる。
「広域な範囲での物量を使った襲撃……いくら戦闘能力が低いと言っても、これはかなり厄介な状況ですね」
「五月蝿いだけの害獣どもをまき散らしおって……。殺処分だ、問答無用!」
 事態の深刻さを思案するユウ(jb5639)に、エカテリーナ・コドロワ(jc0366)は実にシンプルな解決法を示した。
「あ、あそこに看板があるみたいよ!」
 雪室 チルル(ja0220)が指を差したのは、公園の入り口に掲げられた園内マップだ。
 入口から左右に伸びる遊歩道。桜が咲けば屋台が立ち並ぶスペースや、奥の方にひっそりと佇む藤棚が記されている。
 しかしそれらを楽しめる時期はまだ少し先。
 今、多くの人が集まる場所があるなら、それはチューリップが咲き誇る広場だろう。
「中央付近か。都合がいいな」
 よし、と玲治は力強く頷いた。
 人が多く、開けた場所――それは人々を保護するために思い描いていた通りの、まさに絶好の場所だった。
「では、まずそこのヒツジを一掃しましょう」
 その後Rehni Nam(ja5283)が抗天魔陣を敷き『拠点』とし、湊やユウが園内に散らばる一般人を保護し誘導。
「ヒツジ退治はあたし達に任せてね」
 そして、Robin redbreast(jb2203)を始めとする駆除班が片っ端からヒツジを倒していく。
 『数が多いため、一般人を救えるなら追い払うだけでも良し。』
 そんな一文が依頼書に添えられていたが、久遠ヶ原学園の撃退士達が目指す結果はただ一つ。
 人々を守り、天魔を殲滅させる。それだけだ。



「保護対象、発見しました」
 ここと目星をつけたチューリップ広場で、最初に目に付いたのは携帯電話を手にした男子高校生だった。
 その他にも十数人、ベンチや水飲み場付近に点々と倒れている。
「まずは、減らし易いところから攻めましょう」
 とは言え、天魔も物も全てを一緒くたに吹き飛ばす明斗のコメットは、保護すべき人々が存在する場では使えない。
「私に任せてください。援護を頼みます」
 そう仲間へ宣言した後、Rehniは果敢にも単身群れの中に突貫。己がアウルを解き放った。
 心臓が激しく鼓動し、熱い血液が全身を満たす。
 その瞬間、周囲を包み込んだのは、全てを燃やし尽くさんばかりの爆発だった。
 反応が遅れた二体が巻き込まれ、吹き飛ばされた。
「逃げられるとお思いですか?」
 ふわりと舞い上がった残りのヒツジ達を見据え、Rehniは続けざまにアウルを爆発させた。

 思わぬ乱入者に驚き、ヒツジ達はメェメェと鳴き叫びながら四方へ散っていった。
 その中にはすでに人間を抱えているものもいた。
 駆除班はエカテリーナと明斗、チルルとRobinがそれぞれツーマンセルを組み、人質を抱えたヒツジ、もしくは黒いヒツジを優先して狩っていく。
 保護を最優先とする玲治はそれらを深追いする事なく、広場の端に倒れていた女性達へと駆け寄った。
 見た限りではケガはなく、呼吸も安定している。単に眠らされただけなのか、運ぶために抱え起こすと目を覚まし、慌てて髪の乱れを整えた。
(気にするのはソコか)
 思わず呆れるが、パニックを起こして泣き叫ばれるよりよっぽど良い。
 頭上からふわりと黒い影が迫る。玲治は傍に居た同僚らしき女性も揺り起こし、状況を説明するより先に拠点へ避難するよう促した。
「こっちだ」
 走り出したその前方に、一体の白ヒツジが立ち塞がった。
 不気味な横長の瞳孔に見つめられたとたん、女性達は再び心地よい眠りの中に導かれる。
「ちっ……」
 女性二人を抱え、玲治は苦虫を噛み潰す。
 しかし、予想されたヒツジの突撃は行われなかった。死角から放たれた稲妻の槍が、ヒツジを貫いたのだ。
「今のうちです!」
 ルーンを掲げた明斗が叫ぶ。
 背後から迫る黒ヒツジはエカテリーナが撃ち落とした。
「ここは私達に任せろ」
 騒ぎを聞きつけ集まるだろうヒツジを屠るため、エカテリーナは再び木々の陰に紛れ、銃を構えて息を潜めた。

 もちろん、誰もが落ち着いているという訳ではない。
「その人達を放しなさい」
 まさに連れ去られようとしていた親子を助けたユウ。
 『変化』しヒツジを撃ち抜くその姿に、男の子は火が付いたように泣きだした。母親はそれを宥め、自分はどうなっても良いからこの子だけは……と命乞いをする。
 どれだけ人間に近づこうと、逃れる事のできない過去。自身に注がれる恐怖の視線に胸が抉られる。
 それでもユウは穏やかな微笑みを親子へと向けた。
「私は撃退士です。皆さんを助けに参りました」
 絶妙のタイミングで『変化』が解けた事もあり、親子は安心したようにほっと息を吐いた。

「いっけぇ〜〜〜!」
 電話ボックスの傍で、掛け声と共にチルルが杖を振り抜いた。
 撃ち出された氷粒が陽の光を浴びて輝きながらヒツジを包み込む。
 ぽすぽすぽすぽすぽす……。
 めめめめめめめめめぇ……。
 無数の細氷に穿たれる度、ヒツジはビブラートの掛かった鳴き声を上げる。
 近くにいたもう一体のヒツジは、攻撃されてもいないのに心から辛そうに鳴いた。
「この声につられて、他のヒツジも集まってこないかな?」
 ヒツジ達は鳴き声で意志を伝達しているという話だし。そしたら範囲魔法で纏めてこんがり焼けるのに。
 もっとも今の悲鳴が『助けて』と『逃げて』のどちらだったのか、ニンゲンであるRobin理解する事はきっと無理。
「んむ? それ、今は困るんだけどー?」
 一網打尽できるのは良いけれど、囲まれて避難できなくなっては本末転倒だ。
 どこからともなく聞こえた抗議の声に、Robinはてへっと舌を出す。
 心機一転して放たれたRobinのファイアワークス。
 まき散らされた色とりどりの火花を浴びせられ、二体のヒツジは黒焦げになって地に落ちた。
 念には念をいれ、チルルがダメ押しの一撃を食らわせる。
「もう大丈夫よっ!」
 完全に動かなくなったヒツジを脇に押しやり、チルルは後ろを振り返った。
「もう、どうなるかと思ったよ。でも、助かったよ」
 ボックス裏の茂みから顔を出した湊は、自身の目で安全を確認した後、後ろにいた少女に手を差し伸べた。
 周囲にヒツジの姿は見えない。
「さぁ、行こう」
 拠点までは三十メートル程の距離。池を迂回しなければならない分、実際はもう少し掛かるだろうが、目的地が見えているのは心強い。
 大丈夫。すぐそこだから。湊は少女を励まし、共に走り出した。



 撃退士の存在を警戒しているのか、ヒツジ達は遠巻きに様子を窺っていた。
 たまに近づいてくる者もいたが、軽い牽制一発で慌てて距離を置く。決して臆病という訳ではないのだろうが、その性質も相まって、一般人の保護は迅速に進められていた。
 一通り園内を駆け回った後、ユウは闇の翼を広げて空へと舞い上がる。
「見る限り、取り残された方はいないようです」
 集められた人々から聞き取りをした結果、事件の前後で行方が判らなくなった者も存在せず、撃退士達は保護が完了したと判断を下す。

『了解した。御苦労だった』
『僕達は引き続きヒツジの駆除を行います』
『すぐに終わらせてやるから!』
『それまでは拠点の警備をお願いね』

 端末から流れてくる駆除班の頼もしい声に、湊は張り詰めていた表情をふっと緩めた。
「拠点に近づくヒツジは容赦しませんよ」
 そう自信を持って応えた時――人々の頭上を一塊の雲が過った。
 ヒツジだ。ざっと見て十二体、広場を囲むようにフヨフヨと浮いている。。
 母親は我が子をぎゅっと抱きしめ、ヒツジを見せないようにする。さすがに大人達が泣き喚く事はなかったが、騒めきだけは抑えようがなかった。
「大丈夫です。ここに居れば安全ですから」
 そう語りかけるユウの声には、僅かな焦りが含まれていた。
 Rehniが敷いた抗天魔陣の中、天魔は自分達の気配を察知できないはずなのに。
 ヒツジ達の視線は、間違いなく自分達に向けられているのだ。
(……過信してしまいましたか)
 術の効果は絶対ではない。
 Rehni自身、そんな事は充分理解していた、つもりだった。
 殺気すら覆い隠す潜行能力も単独では効果を発揮できないように。
 どれだけ気配を抑えようと、身を隠すがものない場所では――見えるものは見えるのだ。

 ヒツジ襲来の報告は、迅速に駆除班へと送られた。
「しかし、何故……」
 まだそれほどのヒツジが残っているのか? 考えを巡らせて、理由にたどり着いたエカテリーナ唇を噛みしめる。
 集められた人々の身を守るため、自分達は拠点付近のヒツジを排除してきた。
 それは別行動を取っていたチルル・Robin組も同じで。
 保護班による対処も、ヒツジから人質を奪回する時以外は、ほぼ足止めや牽制に留まっていた。その結果、広場以外のヒツジが自由になっていたのだ。
 ヒツジ達は見定める。犬並みの知能と本能で。誰が危険で、誰が獲物となり得るのかを。
 そうして番犬の数が減り、守りが手薄になった時を見計らい、牙を剥いたのだ。
「すぐに戻ります! ですから……」
 無線越しに励ます明斗の声を遮るように、エカテリーナが冷徹に叫ぶ。
「……十秒耐えろ!」

 じわりとヒツジ達が距離を詰める。メェメェと鳴き声を上げて。
「来るぞっ」
 それは一瞬だった。
「きゃっ」
「ふわ」
「くっ……」
 白きヒツジ達が動いた。風に乗って漂っていた時とはまるで違う、弾丸のような激しい突進だった。
 その一撃でRehni、湊、ユウが跳ね飛ばされた。
 玲治だけは不動の構えでどうにか踏み留まるが、全身が痺れる程の衝撃で息が詰まる。
 守りが薄くなった隙を突き、空中を漂っていたヒツジ達も続々と降り、眠りについた一般人をふわもこの中に取り込み始めた。
「させるかよ!」
 黙って見逃すはずもなく、玲治はダークハンドを繰り出した。
 己が影に動きを封じられたヒツジ達がメェメェと大合唱を始めた。響き渡る不協和音が耳に痛い。
「あっ」
 不意に数体のヒツジが空へ舞い上がった。さすがに全てを捕らえる事はできなかったようだ。
 このままでは皆が連れ去られてしまう。
 ユウはウサギになって花の中を飛び跳ねたいという誘惑を振り払い、銃を構えた。
「トウ、お願いします」
 Rehniの声に応え、現れた召喚獣・トウが地を駆ける。
 トウは鋭い牙を剥き出しにして威嚇する。その激しい唸り声に、ヒツジ達は敵意を露わにした。
 激しい突進。跳ね飛ばされた先で、もう一度。
 ヒツジ達の猛攻が予想以上に激しい。湊が援護をするも、トウと生命を繋ぐRehniは、全身を穿つ痛みに晒されていた。
「おまたせ!」
 そこに駆け付けたのはチルルだった。ヒツジの前に身を割り込ませ、ノックバック覚悟で突進を受け止めた。
「人が捕らえられています。範囲攻撃は……」
「うん、大丈夫」
 ユウの忠告にこくりと頷いて、Robinはナイトアンセムを行使した。
 不意に降りた闇の帳。ヒツジ達は自分達が置かれた状況が理解できず、慌てふためく。
 もちろん闇に視界を遮られたのはヒツジ達だけ。
 この好機を最大限に利用し、撃退士達はヒツジをその手で引きずり落とし、羊毛に埋まった人々を解放する。
「的がちょこまかと動くな。羊毛の取れぬ羊は狼の餌だ!」
 人質という盾を剥ぎ取ってしまえば、もう遠慮はいらない。
 エカテリーナの撃ち放った弾丸は命中と共に激しく爆ぜヒツジを粉砕。明斗も封じられていたコメットを解放する。
 ヒツジ達は怒涛のような範囲攻撃を受け、次々と……跡形もなく散っていった。
 んめえええっ。
 最後に残ったヒツジが仲間の断末魔を代弁するように嘶いて、一気に高度を上げた。
「一匹逃げるよっ」
 湊の魔法書では届かない。
 Robinと明斗が放った星の鎖でヒツジを捕らえ、地上へと叩き落とした。



 ――市内に現れたヒツジは討伐されました。安全が確認されるまで、もうしばらくお待ちください。

 防災無線が事件の終息を伝えている。
 あれほど響いていたヒツジの声は消え、町はいつもの静けさを取り戻していた。
 そんな中、安全確認と骸の回収をしに来た公務員撃退士が目にしたものは、サバイバルナイフを手に舌なめずりをするチルルの姿だった。
「さーぁ、毛刈りの時間ね! あたいが全部剥ぎ取っちゃうんだから!」
 どれを刈ろうか品定めをして、チルルは見覚えのある黒ヒツジを発見する。
 間違いない。片耳のこいつは、あたいを『闘牛』にしてくれた奴!
 ここで会ったが百年目、今こそ恨みを晴らす時……とナイフを突き立てた。
「誰か負傷した者はいないか?」
 エカテリーナの呼びかけに、数人が手を上げた。避難する際に足を挫いたり酷く擦り剥いたりしたのだ。
 どれも緊急を要する傷ではなく、Rehniがスキルを換装し、仲間達も含めて傷を癒した。
「こんだけ多発的にやってくるんじゃ、何かの陽動ってのを疑ってくるな」
 三峰、横浜、そしてつくば――何度も繰り返される謀略。
 嘆息した玲治は、事件の裏で糸を引く姿なき黒幕を見据え、大振りの得物を構えた。
「1週間前は、風向きに逆らって、南西に流れる大きな雲が目撃されたみたいだね。羊さんが合体して飛んで、一般人をゲートの方角に連れ去っているのかな?」
 攫われた人々が一時的にどこかへ集められているなら、彼らがゲートへ運ばれる前に救い出せるのではないか。
 もっとも公園に現れたヒツジは全て駆逐されたため、それが何処かまでは判らないが。
 Robinの推測を聞き、公務員撃退士のリーダーはなるほど、と頷いた。
「至急各班に連絡を取れ。ヒツジが退却した方角を確認するんだ」
「はい!」
 リーダーの命令を受け、直ちに行動へ移る部下達。無線の向こうにいる同僚と大声で会話をしながら、町の地図を広げ寄せられる情報を書き込んでいく。
 それを見届けたリーダーは撃退士に向き直り――
「情報提供、感謝致します」
 深々と頭を下げた。




 その後、学園へ帰還した撃退士達にある報告が届けられる。
 ヒツジ達の行方を追っていた公務員撃退士がサーバントの拠点を発見。ヒツジの集合体を倒し、攫われた人々を無事救出することができた、と……。



依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: 籠の扉のその先へ・Robin redbreast(jb2203)
重体: −
面白かった!:5人

伝説の撃退士・
雪室 チルル(ja0220)

大学部1年4組 女 ルインズブレイド
前を向いて、未来へ・
Rehni Nam(ja5283)

卒業 女 アストラルヴァンガード
崩れずの光翼・
向坂 玲治(ja6214)

卒業 男 ディバインナイト
鉄壁の守護者達・
黒井 明斗(jb0525)

高等部3年1組 男 アストラルヴァンガード
籠の扉のその先へ・
Robin redbreast(jb2203)

大学部1年3組 女 ナイトウォーカー
優しき強さを抱く・
ユウ(jb5639)

大学部5年7組 女 阿修羅
蒼色の情熱・
大空 湊(jc0170)

大学部2年5組 男 アカシックレコーダー:タイプA
負けた方が、害虫だ・
エカテリーナ・コドロワ(jc0366)

大学部6年7組 女 インフィルトレイター