.


マスター:黒川うみ
シナリオ形態:ショート
難易度:易しい
参加人数:8人
サポート:3人
リプレイ完成日時:2011/12/28


みんなの思い出



オープニング

 久遠ヶ原にある、とある一戸建て住宅は今、新年を前に憂鬱のまっただ中にあった。
 その異変に気がついたのは向かいに住んでいる住人だった。
 昼の間はまだしも、朝から晩まで二十四時間、家中の明かりが消えないのだと言う。
 いわゆるイベントもののイルミネーションではないようだ。
 とにかく、家の明かりが消えないばかりか住人は日に日にやつれていっているらしい。
 その家の住人は『佐藤』さんというありふれた苗字の平凡な家庭だそうだ。
 家族構成は父親、母親、中学生の娘と小学生の息子が一人ずつ。
 父親と母親は久遠ヶ原学園の事務職員で、子供たちはアウル能力が認められ二人とも久遠ヶ原学園に通っている。
 気になった向かいの住人が事情をそれとなく尋ねると、母親は泣き崩れて以下のようなことを口走ったのだという。

 TVにノイズが走る。
 電話の電波が悪い。
 急に停電になる。
 誰もいない部屋から話し声がする。
 誰もいない廊下から足音がする。
 誰かに常に見られている気がする。
 白い幽霊のようなものを家族全員が目撃している。
 いつの間にか家具が動いている。
 開けたはずのない鍵が開いている。
 食器が宙を飛ぶ。
 買ったばかりの食べ物が腐っている。
 突然悲鳴が聞こえる。
 動揺にすすり泣く声も聞こえる。
 試しに置いてみたもり塩は潰れ、お札はまっ黒に染まったという。

 実に分かり易い怪奇現象の数々だった。
 疲れているにしても家族全員がそういった現象に出くわし精神的にまいっていて、とてもめでたく新年を迎えられそうにないらしい。
 向かいの住人は、誰かに調査してもらうことを強く勧めた。
「だって、何だかちょっと人為的な感じがするわ」
「そう? そうかしら……」
「一度調べてもらった方がいいわ。幽霊だと思うのはその後でいいと思うの」
 今にも自殺しそうな様相だったのだから仕方ない。
 そこでまず、自分たちに身近な久遠ヶ原学園の学生に依頼を出すことにした。
 気軽に頼めるし、相手は子供と同じ学校の学生とあって親近感もある。構える必要はどこにもない。
「そうしてみるわ」

 その会話を、左隣に住む男はひっそりと気付かれないように身を隠して聞いていたのだった。


リプレイ本文

●ファーストコンタクト
 久遠ヶ原学園は広い。
 いくつかある中庭のひとつで人と待ち合わせをしている少女は憂鬱な表情を隠そうともせず重いため息をつく。行き交う人々は彼女のことなど気に留めない。いや、関わり合いたくないというのが本音かもしれなかった。
 それほどの陰を背負う少女に遠慮無く歩み寄る長身の女生徒がいた。
「佐藤さん、ですか?」
 はっと顔を上げると同じ制服を着た、年上らしき黒髪の女生徒が優しく微笑みかけていた。
「お待たせしました。私がレイラ(ja0365)です」
「あ……は、はじめまして……」
 明らかに覇気のない様子に心の中でチェックを入れながら、レイラは笑顔で彼女の手を引いた。
「甘いものはお好きですか? ケーキの美味しいお店を知っているんです。食べに行きませんか?」
 いきなり本題に入らない方がいい。
 そう判断したレイラは予め目を付けておいた喫茶店へと少女を誘った。

●聞き込み調査
 レイラと佐藤家の娘が並んで歩いていくのを見送って、校舎の陰に隠れていた九神こより(ja0478)と真田菜摘(ja0431)も行動を開始した。
 まず気になるのは怪奇現象が起きている当の佐藤家の評判だ。もし普段から人に恨みを買っているのならば根本的な原因は佐藤家にある。依頼人を疑いたくはないが調べなければ先に進めない。
「電話で聞いた限り、旦那さんは経理関係、奥さんは図書館の司書だったね」
「ええ。ここから近いのは事務所の方ね」
「じゃ、旦那さんの仕事場から行くとしよう」
 事務所を訪ねて佐藤家の娘の友人と名乗ると、同僚だという三十代くらいの女性が応対してくれた。
「こんにちは。佐藤さんの同僚の伊藤です」
 思わず目を丸くした九神と菜摘だった。事務員の女性は構わず話し続ける。
「あのね、私と佐藤さんは家がお隣なの。奥さんもお子さんもみんな様子がおかしくて、心配してたところなのよ」
 思わぬところで予期せぬ遭遇である。
「あ、え、えーと。佐藤さんのお父さんてどんな方ですか?」
「ひと言で言えば、子煩悩なマイホームパパ。仕事のできる人で何かと頼りになるのよね」
 最後に、二人は思いきって訊いてみた。
「佐藤さんのさらにお隣の高橋さんてどんな方ですか?」
「え?」
 伊藤はしばらく首をひねって考えた後、ああ、と手を打った。
「高橋、高橋さんね。あの人気持ち悪いのよねー。挨拶しても無視するし、ゴミの日も守らないし、暗いし」
「そうですか。お時間を割いて頂きありがとうございました」
 二人はその足で図書館に向かうことにした。
「伊藤さんは旦那さんの同僚だったんだねえ、なっつん」
「こより。高橋さんが不審者っぽくて怪しいから、幽霊の仕業じゃないかもってちょっと喜んでるでしょう?」
「そ、そんなことないぞ!」
 明らかに挙動不審になる親友をジト目で見て、真田はため息をつく。
「まさかと思いますけど、高橋さんが奥さんの同僚とかいうことはありませんよね?」
「まさか。……でも伊藤さんも学園の事務職員とは聞いてたけど、部署まで一緒とは思わなかったし」
 そうして奥さんの職場の図書館に足を踏み入れた二人はそのまさかの事態に慌てて外に飛び出してしまった。
「ムリムリムリ! 見た? 見た!?」
「ええ、この目でしっかり!」
 口にこそ出さなかったものの、二人は同じことを考えていた。
 ――あの男は危険だ、と。
 幸か不幸か、二人はその手の気配に敏感だった。

●お化け屋敷訪問
 問題の佐藤宅に学校から行くには一度繁華街を抜ける必要がある。
 ざわざわと買い物客や店員がどよめいているのはパンダが二足歩行しているからだった。いや、パンダの着ぐるみが見慣れた久遠ヶ原学園の制服をまとって歩いているから驚かずにはいられないだけだが、パンダと手を繋いでぬいぐるみを持った少年が楽しそうにスキップしているのはかなりシュールな光景だった。
「パンダ……?」
「ぱんだが歩いてる……」
 彼らが過ぎ去った後もどよめきは中々静まらなかったが、その人混みの中を同じ方向へ歩いていく少年少女らのことなど誰も見向きしなかった。
「さすがミスター久遠ヶ原・下妻笹緒(ja0544)……カリスマが違うぜ。みんな道を譲るとは」
「ぴっこ(ja0236)さんも普通に楽しそうですね」
「……ん」
 松原 ニドル(ja1259)と宮野 千歳(ja0260)、ユウ(ja0591)はごく普通に歩いて佐藤家へ辿り着いたが、先に行ったはずの二人の姿がない。だが、すぐに後ろから現れた。
「おみやげ、かってきたーのー」
「クッキーとチョコレートの詰め合わせだ」
 下妻が手に持った紙袋を見せると、五人は頷き合い、人通りがないことを確認して宮野が小声で言った。
「私は佐藤さんの親戚で、友人を連れて遊びに来た。そこへ、息子さんのお見舞いにお二人が来た。そして私たちは偶然知り合いだった。――と、いうことで、いつまでも家の前で話していても何ですから、さっそくお宅訪問です」
 インターフォンを押すと、すぐに玄関のドアが開いた。現れたのは女性で、おそらく佐藤家の奥さんだろう。
「こんにちは」
「……あ、い、いらっしゃい。え、と、千歳さん?」
「はい。おばさま、お久しぶりです」
 ジャイアントパンダの着ぐるみを連れた五人組です、と予め連絡しておいたせいか、躊躇いながらもほっとしたような息をついて、どうぞと彼らを家の中に招き入れた。案内されるままにリビングへ行くと男性が立ち上がって会釈をした。
「はじめまして、佐藤です。この度はお手数をおかけしまして……」
 細々とした声はかすれがちで、明らかに睡眠不足と食欲不振が窺える様相だった。怪奇現象に相当参っているようだ。だが、夫が在宅とは聞いていなかった宮野は首を傾げた。
「今日はお休みを取られたのですか?」
「ええ……」
「宮野君、無理もない話だ。不可思議な現象が相次ぐ中、見知らぬ人を家に入れるのは一家の大黒柱として抵抗があるだろう。それに、我々としてもいくつか立ち会ってもらった方がいいこともある」
 怪奇現象よりも存在感のあるパンダがもっともらしいことを言い、
「申し遅れた。私は下妻笹緒。このような姿をしているが歴とした人間だ」
 紙袋から土産を取り出すと、ぷっと奥さんが小さく吹き出した。
「おみやげー。ぴっこがえらんだの。食べてー」
 下妻から土産の箱を受け取ったぴっこが夫妻にそれを差し出すと、彼らは和んだように微笑んだ。
「ぴっこ君ていうの? ありがとう」
「あのね、ぴっこー、がんばるの。だから、ダイジョブの」
 ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた小さい子にそう言われて励まされないわけがない。
「ありがとう……」
 目を潤ませる妻を見て、夫はその震える背中を叩いた。
「皆さん、よろしくお願いします」

 自己紹介を終えると五人は早速行動を開始した。
 下妻とぴっこは妻と共に二階で息子の傍に、残りは夫と共に怪奇現象の実証見聞である。誰かが訪ねてきた時は親戚の子として対応しますと宮野が胸を張って宣言したので、妻は大分安心した様子だった。
「まず家の中を見せてもらえるっすか? 俺、ノートにどこで何が起きたかまとめるんで。あ、何かあったら遠慮無く言って下さいね。お使いでも料理でも掃除でも、頑張りますから!」
「あら? 松原さんはお料理できるんですか?」
「お湯をそそぐくらいは!」
 漫才のようなやりとりを佐藤氏は微笑ましそうに眺めている。
「あ、そうだ。ブレーカーを見せてもらってもいいですか?」
「ああ、構わないよ」
 意識してはしゃぎなら調査する二人をよそに、ユウは静かにマイペースにあちらこちらを調べていた。
「……この棚、不自然」
 そう言って眼を細めたのは、重厚な造りの和箪笥だった。棚自体に不自然なところはないが、部屋の真ん中にあること自体が不自然である。
 ユウは和箪笥に手を掛けるとその場で抱えるようにしてひょいと持ち上げた。
「……重い、けど……撃退士なら……」
 ふむりと一人頷くユウだった。

 一方二階、佐藤氏の妻と共に子供部屋に向かった下妻とぴっこだが、部屋に入る前に下妻がこんなことを言った。
「奥さん、少し跳ねてみてもいいかね?」
「は……?」
 返事を待たずに下妻はぴょんぴょんとその場で二、三度跳ねた。そして首を傾げる仕草を見せたが、解説はしなかった。
「すまない。それではご長男に会いにいこう」
「は、はあ?」
 きょとんとする妻の手をぴっこが引っ張った。
「はやくいくーの」
「あ、そ、そうね」
 子供部屋では小学三年生だという長男が部屋の隅で携帯ゲーム機に向かっていた。部屋に誰かが入ってきても見向きもしない。
「ひろし、ご挨拶なさい」
 母親が声をかけてようやく顔を上げたが、やはりどこか陰のある表情だ。しかし、
「ぱ、ぱんだ?」
 やはり着ぐるみ効果は抜群だった。
 そこにぴっこが歩み出る。
「はぢめましてーの。ぴっこーわ、いちねん、いちくみ、の。よしくの」
 舌っ足らずの年下の少年の出現に戸惑いを隠せないひろしは、困ったように母親を見た。その母親が口を開こうとしたのを遮って、下妻は少年の前にあぐらをかいてぴっこを抱きかかえた。
「初めまして、ひろし君。私は久遠ヶ原学園高等部の下妻笹緒という者だ。今日はこの家に起きている異常現象を解決しに来た。この私が来たからには、全ての謎は完膚無きまでに解き明かしてみせよう」
 自信たっぷりに宣言した下妻の足の上で、ぴっこは満面の笑みを浮かべた。
「あのね、ぱんださん、すごいーの。がこう、で、いちばんーの!」
「……あ! 知ってる! 母さん! 俺このパンダ知ってる!」
「こら、人……を指ささないの!」
 思わず明るい表情を見せた母子に下妻はしみじみと呟いた。
「ふむ。名が売れて役に立つというのも一興だな」

●犯人は?
 深夜、静まり返った住宅街。
 ガチャリと鍵が回され、押し殺すようにドアを開く音がした。そして侵入者が入り込む。
「そこまでです!」
 パッと玄関に明かりが点き、懐中電灯で照らし出されたのは一人の男だった。
「幽霊の、正体見たり、枯れ尾花……ってな。なあ、高橋さん?」
「な、なんだお前ら!?」
 反射的に逃げようと振り返った音の目の前には、白髪のツインテールの少女が立っていた。
「……不法侵入、撮影完了」
 手には、ビデオカメラ。
 驚いたところにフラッシュが焚かれる。
「証拠写真もゲットだよ。誰かに惚れるのは勝手だけど、『奥さん』ていうのはそもそも人妻であって、既に家庭のある人を指す言葉だよ。ねえ、なっつん」
「こより、そもそも常識が通じるようならこんな真似はしないと思います」
 男を取り囲むように撃退士たちは立つ。
「娘さんにお聞きしました。不法侵入したところを見つかって、あろうことか襲ってやると脅したそうですね? 最低です!」
 逃げ場を失った男は自分を取り囲む少年少女らが着ている制服を見て一気に青ざめた。
「学園の生徒か……!」
「その通り。あなたがこの家に仕掛けた嫌がらせの数々。そして勝手に作った合鍵を使っての不法侵入。すべての証拠は犯人があなただと示していマス!」
「さ、先に言われた!」
「……一度やってみたかったのデス!」
 きゃあきゃあとはしゃいだ少女の後ろで、困ったように頬を掻く男がいた。
「えーと、そろそろしょっ引いてもいいかな?」
「あ、す、すみません! どうぞ、佐藤さん」
 前に歩み出たのはまごう事なき『佐藤さん』である。
「はい。じゃあ不法侵入の現行犯で逮捕しますよー。抵抗するならこの子たちが相手してくれるそうですが、どうしますか?」
「げ、現役の生徒に勝てるわけねえだろ!?」
「あー、そうですねえ。目の前の家に住んでいるのが風紀委員会の者だと知らなくても、そのくらいわかりますか」
「風紀委員会!?」
「はい。じゃあ大人しく車乗って下さいねー。ご近所さんを捕まえるなんて嫌な思いさせないで下さいよー」
 のほほんとした様子で高橋を連行したのは、佐藤さんの家の前に住む佐藤さんだった。

 翌日、リビングに集った一同は佐藤家の人々に事情を説明した。いないのは二階にいるぴっことひろしだけだ。内容が内容だけに幼い息子に聞かせるのは止めた方がいいという判断だった。
「まさか高橋さんがこんなことをするなんて……」
「ママ! まだそんなこと言ってるの!? 娘が襲われかけたっていうのに!」
「だからよ! いつも一緒に仕事していた人がそんな人だったなんて……」
 ショックが強かったのかまだ呆然としている彼女の前には証拠の数々が山積みにされている。
 盗聴器に始まり、隠しカメラ、テレビや電話の電波を狂わす強力な磁石、使い終わりかけの蛍光灯、そもそも電気を調節するブレーカーが腐食していて故障寸前だった。常人には動かせない重い棚もアウル能力者には簡単に動かせる。
 向かいの佐藤さんから連絡が来たが、練習に練習を重ねて離れた場所にあるものを飛ばせるようにしたというのだから呆れた話だ。
 隣人の高橋は大学生の時にアウル能力を所持していることがわかり、久遠ヶ原にやってきた。だが撃退士としての適性は低かったらしく、空き要員の出た司書としてそのまま就職して今に至る。就職した頃、本州にいた両親が事故死して意気消沈しているところを同僚の佐藤氏の妻に励まされ、恋心を抱くようになったそうだ。
「まあ、ママの前ではイイ男でいたかったんだろうから変な奴だって気付かなくても仕方ないけど、惚れられてるのに気付かないってどうなの?」
「そういえば私も君と付き合うのに二年もかかったしなあ」
 言いたい放題である。
「後のことは向かいの佐藤さんにお願いしておきます」
「あ、はい。皆さん、本当にありがとうございました」
「お礼なら向かいの佐藤さんの奥さんにっす。気付いてくれて本当に良かったです」
 和やかな会話のその横で、佐藤家の娘がレイラに向かって深々と頭を下げた。
「レイラ先輩、話を聞いてくれてありがとうございました。先輩に励まされなかったら、今も怯えながら逃げていたと思います」
「隣にあんな男が住んでいるのなら怯えて当然です。あなたが勇気を持って話してくれたから犯人に確証が持てたんです。こちらがお礼を言わなければなりませんね」
 はにかむように微笑んだ少女から陰りは消えていた。
「それじゃあ我々も報告に行くとしようか。いつまでもお邪魔してるのも悪いしね」
 九神が言うと、みんな頷いて立ち上がった。
 そこに松原がうーんと唸りながら大げさに口を開いた。
「しっかし、解決してみると幽霊も見てみたかった気がするなー。人為的な仕掛けだらけじゃん?」
「やめろ。本当に出たらどうするんだ」
「ずっとツッコミいれようか悩んでたんだけど、こよりってやっぱり幽霊にがでっ」
 力業で相手を黙らせるというのはそれを肯定しているようなものだが、そこに関しては誰も突っ込まないことにしたのだった。


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:22人

一太郎のそこそこチーム・
ぴっこ(ja0236)

中等部1年4組 男 ダアト
撃退士・
宮野 千歳(ja0260)

大学部2年153組 女 アストラルヴァンガード
202号室のお嬢様・
レイラ(ja0365)

大学部5年135組 女 阿修羅
WF☆コンテスト!審査員特別賞・
真田菜摘(ja0431)

大学部3年84組 女 ルインズブレイド
直感の名探偵・
九神こより(ja0478)

大学部3年80組 女 インフィルトレイター
パンダヶ原学園長・
下妻笹緒(ja0544)

卒業 男 ダアト
ちょっと太陽倒してくる・
水枷ユウ(ja0591)

大学部5年4組 女 ダアト
撃退士・
松原 ニドル(ja1259)

大学部4年323組 男 インフィルトレイター