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マスター:九三壱八
シナリオ形態:イベント
難易度:普通
形態:
参加人数:25人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2013/09/21


みんなの思い出



オープニング




 タイトルに釣られた貴方は泣いていいと思う。




●余の素晴らしい発明



「撃退士に興味を惹かれるものが増えたようだな」
「あらゲイルちゃん。ご機嫌ねぇ?」
 冥魔界ならぬ人界の一角、人界を満喫しきってるのはゲイル・エンホモリスとマッド・デ・ラックス。
 なんとかつてゲートをかまえた大月のホテルで悠々とバカンス中である。
「うむ。この間も温泉なるものに入ってな。なにやらどこかで見た気がする者やら見たことが無い者やら、様々な人間と一緒に風呂に入るという得難い経験をしたものよ。寿命も延びたような気がするぞ」
 気のせいです。
「一人、以前にも会うた人間がいたのだが、これがまたすこぶるいい女でな」

 いつかこの人には自分の命を預けていい
 そう思える方を見つけたら、その方だけを愛して下さいね?

「面と向かって説教してもらったのも、助言されたのも、何百年ぶりであったか……」
 どうやらゲイル、温泉地のすみっちょで密かにメッされていたらしい。
「なにそれ滾るわ( ^o^)」
「しかも人間にされるとか、余も初めての経験でな/// とはいえ余の妻は最初から心を閉ざしておるうえ恐ろしくていかんともしがたいものがある」
 恋の狩人(一方的)、わりと家庭面では恵まれていないらしい。
 うんうんそうよねぇ、と頷くラックス。
「新たなる嫁に出会いを求めるのであるが、さて、しかし此度の世界ではよく『男だから嫁にはなれん』との叫びを聞かされてな?」
 ごく当然のことを至極不思議そうに言うゲイル。
 むしろ彼等は今までどんな世界でエンジョイしてきたのか。
「この世界では嫁=女体であるらしい。……そこで余は考えた。つまり――全員女体化してしまえばよいではないか、と!」
「あら、ゲイルちゃんってばそんなこと考えてたの? 存在まるっと愛してこそが私達のモットーじゃない」
「うむ。余もそう思うが人界ではどうやら様々な風習や柵があるらしい。面妖な事だがな」
「本当にねぇ〜。人界って不思議ねぇ」
 むしろ全世界的にはふたりの脳みそ具合が摩訶不思議なのだが無論本人たちが気づくはずがない。
「とはいえ完全に性を転換させることは不可能というものよ。所詮、外見をそれっぽく変える程度の能力だが、まぁ体裁さえ整えればよかろう」
「ええ、大事なのは別のものだものねぇ」
「然り。改良に一月もかかってしまったが、見るがよい我が朋よ! この改良型捕獲壷を!」
 外見はデロイポットとまったく同じ。
「この改良型捕獲壷に捕獲すればあら不思議! 五秒で女体化完了という寸法だ! 名前もデロイポットでは無いぞ!」
「あら蔵倫に配慮しちゃったのねぇ〜」
「えろいぽっと、よ!」
 アウト。
「さて、これの試運転だが……」
 言って二人は周りを見回した。
 猫と幼女と少年が居た。
「おじさま、試運転なの?」
「ぶはwww NYOTAIKAとかwww YOUJYOとかwww わろすwww」
 マイヤのつぶらな瞳に「いやいかんぞ年齢的にな」とゲイルが微妙な蔵倫発動。猫は普通にスルーだが。
「……であるからにしてサリよ」
「…………」
「余としてもだな別に他の嫁なぞ追わずとも……あ、はい、すみません」
 ゲイル、ヴァニタスに死んだ魚のような眼差しを向けられてすごすご敗退。いいのか悪魔がこんなに弱くて。
 そんなゲイルを肩ポンしつつ、マッドは包容力のあるマザーの笑み。
「仕方がないわ、ゲイルちゃん。ここは心を慰める為にも、人界でお嫁さん探しに行きましょう」
「ふ……またしても説教をくらうフラグか……胸が熱くなるな……」
 懲りないふたりの会話は続く。これが四国冥魔の二柱。
 そろそろレディ・ジャムあたりにまとめて尻蹴飛ばされそうな勢いだった。


●そんなわけで


「試運転に参ったぞ!」
「いきなりどっから沸いたあの悪魔!?」
 ベテラン撃退士対象の強化合宿地(島)に現れたゲイルに、現地でラジオ体操第二をしていた一同が勢いよく顎を落っことした。
「ふ。上手い具合に男しかいないではないか!」

 全員、本能のままに逃走した。

「班長?! 班長! あの悪魔、やっつけなくてもいいですか!?」
「嫌だ! 無理とかどうとか以前に嫌だ! なんか嫌だ!」
 思わず反射的に走ってしまいながらも職務を思い出した長門博に、合宿の班長は全力で拒否表明。いいのか撃退士。いいわけない。
「冥魔に背中など向けられない……!」
 復習を誓った相手はヴァニタス。他の天魔にその憎しみをぶつけることは自ら禁じていたが、感情というのはなかなか抑えられるものではない。まして敵であれば尚の事だ。
 怒りと揺るぎない殺意をもって振り返った博は見た。
 いつのまにかひっそりと呼び出され、振り返った先でちょこんと待ち構えていた触手付の壷を。

 あ。俺終わった。

\新婚さんいらっしゃーい☆/
「〜〜ッ!〜〜ッ〜〜〜っっ!!」
 ポットイン後の壷から蔵倫が遺憾な表情をしそうな声が聞こえてくるが気のせいだ。たぶん。
「うわぁああ長門が壷に喰われた……!」
「こ、こいつは、四国で出現したあの服溶解液の壷ディアボロ!」
 他一同の顔色が一気に悪くなる。対応した撃退士達をことごとくデロってくれたデロイポットの話は聞いている。もぐもぐされた撃退士がもれなくマッパになることも!

 ――男のゼンラーとか見たくないな。
 ――なんでここに女性撃退士連れて来なかったんだよ。

 思わず全員の心が一致団結。助ける方も(みたくねぇな)とか思いつつ一撃必殺!
 壷、わりとあっさりぶち壊れた。
「耐久度は低いぞ!」
「よし。このまま撤退しつつ他にも壷がいたら撃破を……!」
 気を取り直した班長、悪魔の存在には触れず命令を出し――かけて硬直した。
 壷がわんさか出現していた。たぶん軽く百近く。

 あ。俺達終わった。

 ベテラン撃退士達の絶叫が、島中に響き渡った。


●\大漁じゃー/



 島の東。海岸。
「ふ。さすが余。壷の効果が色々ありすぎる」
 ゲイル、肌つやっつや光らせてニヒルな笑顔でポーズを決めていた。
 砂浜にはぐったりした撃退士が十人ほど転がっている。全身をシーツで覆っているのはある意味ゲイルの優しさである。
「さて、残りも頂いて帰ろうか」
 ゲイルは意気揚々と山に出かける。


 島の南に援軍が到着したのは、その数分後のことだった。



リプレイ本文



 壷を見た瞬間、人々は未来を察した。


(あの壷。あの者と再び勝負する良い機会であるな)
 ふむ、と思案するのはマクセル・オールウェル(jb2672)。今日も褐色のバディが輝くほどに肉肉しい。
「あかん。アレはあかんやつや…」
 イキイキ踊る壷に亀山 淳紅(ja2261)は遠い眼差しで微笑み。目が既に死んでいる。
「あの悪魔は…ファティナさんが相討ちを仕掛ける羽目になった悪魔!」
 かつての戦闘を思い出し、神月 熾弦(ja0358)は厳しい表情。同じ相手に思い至ったファティナ・V・アイゼンブルク(ja0454)が嘆息をつく。
「…あの時の話を何も…すみません、ちょっと説教に…」
「態勢を立て直しましょう、またあんなことになってはいけませんから!」
「あ、え?し、シヅルさん…?!確かにああなる(デロ)のは嫌ですが…!」
 熾弦が珍しく強引に手を引き、そのままファティナを西へと連れ去った。
「…さて、言いたいことは色々あるがやることはやらんとな」
 ふー、と僅かに細い息を吐き、ディザイア・シーカー(jb5989)は北を目指す。生き残りの撃退士達との合流も大事な任務だ。
「救助は絶望的だな…だが、やらねばなるまい」
 低く呟くディザイアの隣、雫(ja1894)は戦場を見やって胡乱な目で呟く。
「何を考えて、こんなディアボロを作ったのか・・・」
 常とは違う意味で死地なこの戦場を生き抜く為、雫は呼び出した剣を手に南へと走った。
「先にヤられた撃退士たちを放ってはおけない!」
 義憤を瞳に燃やし、ラグナ・グラウシード(ja3538)は一路東へと突き進む。
「一人でも多く変態悪魔の手から助けてみせる!」
 ラグナが駆け去った後ろ、【白始】を手に宇田川 千鶴(ja1613)が西へと爆走した。
「鎹先生をあんなにした(誤解が危険)悪魔がおるやと!?」
 進路上の壺。怒れる千鶴に向かって必死にデロ液ペェッ!
「服が溶ける?皮膚が溶けんのなら走れるわ!」
 駄目だ勢いが止まらない!
 これはイカンと壺がジャンピングカッポン! 見事千鶴を中に封じ込めた!
 バガンッ
「この程度で止まると思ったか!」
 一撃粉砕! 現れたのは見事に引き締まったバディのチカゲ(♂)。おお堂々たる全開ゼンラー仁王立ち!
\隠せーッ!/
 蔵倫ならぬ壷倫発動! だが次の瞬間、闇がチカゲを封入した壷を吹き飛ばした!
「この壷…あの男がいる、だと…!?」
 怒りに爛々と目を光らせているのはレイ・フェリウス(jb3036)だ。
「あんたもゲイル殴り隊か」
「ああ。なにがなんでも一発殴る!」
 壷から出てきたバニー服のチカゲ、レイとがっしり握手。
「いくぞ!」
 二人、物凄い勢いで爆走した。


「はじめからこの格好でいれば、なんとかなるんだよ♪」
 赤のゴスロリドレスを纏ったルルディ(jb4008)が微笑む。周囲が一瞬「?」になり、ややあって気づいた。男の子?!
「これで敵さんも騙せるんだよ♪」
 なんという女装クオリティ! 愛くるしい瞳・整った鼻梁・麗しい唇。もはや女装というレベルを超越!
「なんかアレ見たことある…」
 そのルルディの横、虚ろな目で微笑んでいるのは東城 夜刀彦(ja6047)。その背後で震えているのは犬乃 さんぽ(ja1272)だ。
「きっと、状況打開する船とかあるもん」
 震える眼差しがその無垢さと相まって実に可憐。だが男だ。
「まさかここでまた再会できるとはな…」
 静かな目で戦場を見下ろし、紺屋 雪花(ja9315)が呟いた。手を男に握られると女人格ゆきが覚醒する彼だったが、少し前にゆきから男人格に戻ったところ。
 その隣にいるのは御手洗 紘人(ja2549)ことチェリー。
(性転換ですって!これでチェリーもナイスバデーに!」
 心の声が半分ポロッた! 男→女になって戦場を駆けぬける人々の姿に臆するどころか逆に魂が爛々!
 それにしても錚々たる顔ぶれである。主に性別不明的な意味で。
 その頃、とある場所に一つのコメントが投稿された。

『合宿だ!┗(^o^;)┓この班かな?wWwW┏(;^o^)┛あの班かな??wWWw(´・`;)こ…これ…これは…… ぼっちだああああ┗(^o^)┛WwwW┏(^o^)┓ドコドk
_人人人人_
>触手現る<
 ̄Y^Y^Y ̄
#三分以内に十RTで動画晒す』

 詰んだ^q^
 三秒で十八入った次の瞬間、菊千田 一(jb6023)の携帯がキラリと光った。
「いいでしょう。皆様の希望、叶えます」
 眼鏡クイッと上げ、無駄に神々しく宣言。隣で若杉 英斗(ja4230)が憐れむ眼差し。
(この狂気の戦場で、俺が成すべきことは…)
 英斗は静かに天に問う。

(俺が久遠ヶ原でモテモテになる確率は?)
天『1%』

(もし女の子になったら百合ゆりできる確率は?)
天『12%』

「ふっ…さすが久遠ヶ原だぜ」
 眩しげに天を見上げ、英斗はシニカルな笑み一つ。暑さのせいですっかり脳がトロけて正常な判断はもはや不可能だ!
「菊千田」
「私は撮るのに忙しい」
「俺は男性をやめるぞ、菊千田ー!」
 英斗、まさかのえろいぽっとにル●ンダイブ!
「ぽぉぉっとちゅぁああんっ!」
\はァい/
 ポット受け止め、ぐむぐむぺぇーっ!

 英斗の服がロリータドレスになりました。

「なんじゃこりゃ!?やりなおせー!」
 いきなりのリテイク!OK!ポット受けて立つ!
 次に出てきた英斗は見事なボンキュッボンのナイスバディ!
「ふーはははっ!ついに手に入れたぞ、かわいこちゃんの身体! これから私は若林英子よ!さぁ、菊千田さん、動画をアップして私のかわいさを学園中にアピールするのよ!」
 若林英子、爆誕!
「ただの女体化で撮れ高が足りるとでも?蔵倫に挑む位して下さいよ」
「身を挺してやってみてね!」
 英子、一の首根っこひっつかんで近くの壷にぽーい!
\ッギャー!/
「さ。その間に証拠隠滅ね!」
 英子誕生壷、無残にも一撃殺だった。





 東の果て、鏑木鉄丸(jb4187)は並べられたシーツに息を呑む。
「いくらなんでも縁起悪いな…!」
 憤慨しつつシーツの中を確――
「……」
 そっと元に戻した。
「…俺は何も見てない」
 男ばっかりって聞いたのになんで胸デカイのとか、あの赤い斑点ナンダロウとかああでも自分もこんな感じになってしまうのだろうかマジ勘弁…!
「救命ボートに乗せるぞ!」
「わかった!」
 女体恐怖を必死に押し殺し、鉄丸もラグナと共にシーツに包まれた人々を救うため運びだした。
 そこにやって来るのが壷。勢いよくデロ液を飛ばしてきた!
「くっ、確かに私は何も身にまとわずとも美しい!」
 ババーン!
「だが、貴様らのようなバケモノに肌をさらすつもりはない!」
 ラグナ、超必死。
「うおおおおーっ!くたばれリア充…じゃなくて、バケモノ――ッ!!」
「! 壷から誰かが」
 炸裂したアーマーチャージに吹き飛ばされ壷が大破。中から出てきたのはさんぽだ!
「った、助かった。ありがとっ」
 やや上気した滑らかな肌に白濁液べったり。いい感じに溶けた魔装と相まって実にすばらしくエロ可愛い。
「服とか色々変わるって聞いたけど、よかった、何も変わってないねっ」
 ぱっと見て違和感ない自分の体に安堵の息を吐き、よし、と殲滅に入る為動いた拍子にたわわな胸がぶるんっと揺れた。
「って、なんにも変わってない事無い、思いっきり変わってる、変わってるよ(わたわた)」
 隠そうにも服がない! 見つけたシーツを反射的に引っ張り、ややあってさんぽは真っ赤になって元に戻した。
「ごめんなさいっ」
 少年は見てはいけないものを見たようだ。


「さぁ、跪きなさい」
 嫣然とした笑みと同時、ユグ=ルーインズ(jb4265)は鋭い鞭捌きで壷を撃破した。
「近づきたくない敵だな」
 壷を撃ちぬき、ミハイル・エッカート(jb0544)は静かに呟いた。周りの阿鼻叫喚とは別次元の渋さである。
 だがそんな女王様と渋メンを見逃す壷であるはずもない!
 ガッポン!
 即座に二人を内部に封入。慌てた二人がそれぞれ壷撃破した頃には見事な女体がそこに!
「なんぢゃこりゃぁぁぁ!」
 ミハイル子、危うい位置まで溶けたワイシャツが胸の大きさで物理的に破れそうな勢いだ!
「くそ邪魔だなこの胸…ネクタイで縛るか」
 勿体ないっぷりを発揮しているミハイルの隣、ユグは両手を握りしめ歓喜の涙。
「…お父様、お母様、ユグドラシルは今日、女になりました」
 きらきらきら。
「ありがとう、本当にありがとうっ!!」
「そっちもか。いつもと変わらないな」
 喜びのあまりハグられたミハイル、相手の姿にさらりとクール。ユグの目が光った!
「むぅ、ミハイルちゃんの方が胸おっきいわね…」
「んんっ…何するんだー!」
「女体化からの百合…嫌いじゃないです(くいっ」
 一、しっかりと動画なぅ。
「英子だって負けないわ!」
 英子! 気を確かに!
「下はともかく…何の地獄絵図ですか、コレ」
 彼等の遥か頭上、上空三十メートルから各所のデロ現場を見おろし、アステリア・ヴェルトール(jb3216)は茫然と呟いていた。
 装備:スナイパーライフルと射程に入ってたまるかという意気込みが伝わる彼女だったが、甘い! 今まさに一体の壷が生命をかけてアステリアに挑む!
\ぐペぇーッ!/
 物凄い勢いで吐きだされたデロ液、根性の全力超投擲でアステリアを下からベチョォ!
「きゃああぁっ!?」
 見よ! 白皙の肌は羞恥に桃色に染まりはじめ、清廉な血色の瞳にはうっすらと涙の煌めき。際どい所だけ残しやがった壷液が未だ足りぬとばかりに肌を滴り落ちる様はまさに穢れ無き鳥を穢すが如く!
「こ、このっ」

 壷は【全力を出しきった】という理由で重体となった。

「勝手に重体になるなぁっ!」
 アステリアの中で何かが弾け飛んだ。
「――万死に砕けろッ!」
 次の瞬間、三十二の魔方陣と共に驟雨の如き魔剱の雨が降り注いだ!
「きゃああっ死ぬ!こっちも死んじゃう!」
 おお、ユグ、巻き込まれ。
「うぁ…見るな、見るな見るな見るなぁっ!」
「見ないからやめてぇえ!!」
 あわや味方で大惨事。そこに一人の勇者が立ち上がった!
 シャキーンッ!
「あっ?」
 一瞬の擦れ違いでアステリアの身を包んだのはメイド服! 羞恥から解放されたその目に勇者の姿が映る。
「裸には興味無い…俺が望むのは…そう、愛らしい恰好!!」
 雫石 恭弥(jb4929)、高らかに宣言!
 窮地を救った男なのにポーズが両手にメイド服とかどういうことなの!
 東の戦場を駆け抜け、目につく全てにメイド服を着せてきたが着せ足りなかった! そんな恭弥は愛らしいものを心から愛するヲトメン!!
「済まない、手が滑った(棒)」
 しかも全く服が溶けてないユグとミハイルまでメイド服!
「早く、迎えの船を・・・」
 そんな傍ら、退路確保の為シリアスに戦場を守る雫もぼろぼろの姿。その体に向かって最大級のデロ液が放たれた!
 どべしゃあ!
「・・・。」
 沈黙が流れた。白濁液が奇跡のように部分保護する雫はほぼゼンラー。蔵倫荒ぶる寸前、素早く恭弥が神業でメイド服を装着させるがプッツンきた雫の精神はそれを認知しなかった!

<●><●>カッ!

\ッギャー!/
「退避ーっ!」
 一気に狂戦士化した雫に周囲一同が軒並み撤退。吹き飛ぶ恭弥。嵐のような勢いで雫が壷に飛びかかっていった。





 鉄丸は絶体絶命のピンチを迎えていた。
「ぎゃぁあやめろ…っ ちょ、まっ…ぎゃあああ!!!」
 恐るべき勢いで壷内に引きずり込まれ、成す術もないまま悲鳴を上げる。そんな鉄丸の体中を※削除※弄る触手が※削除※を※削除※していく!
「く、こ、この…っっ」
 数分後、くったりした状態で吐きだされた鉄丸の胸には立派な膨らみが。
「…姉貴より遥かにデカいとか殺される…ていうか女…女っぎゃああ!!死ぬ、もう死ぬっ」
「あられもない姿で悶える姿、実に良い!」
「ぎゃあ!?」
\誰もいないと思ったか!残念!余だ!/
 どこからともなくあらわれたゲイルに鉄丸は悲鳴を上げた。慌てて逃げようとするも体に力が入らない!
「女になった上にホ○の餌食とか…俺何か悪いことしたのか…ってぎゃああっあ、…そこだけは勘弁!!!」
 がっしりとした体に抑え込まれ、※蔵倫により全削除※後にZU☆BU☆RI☆
\アッーー!!/

 鉄丸は女体恐怖に震える中、ゲイルの愛を受け重体となった。





「何か悲鳴が聞こえた気がするが」
 壷を叩き割って後、ディザイアは首を傾げた。だが様子を見に行く前に新たな壷が立ち塞がった!
「新手か…一つでも多く、潰れて貰うぞ!」
 ディザイアが的確に壷を割り進む後方、北寄りの西ではルルディが可憐な姿で頑張っていた。
「マミちゃん、やっちゃうんだよ★」
 ルルディの声にあわせ、黒赤の馬竜がブレスを吐く。
「這いつくばるがいいんだよ!膝まずけー」
 愛らしく告げ、ルルディは心の中で呟いた。
(壷騙せなかったのはあれだけど、これはこれでいいんだよ!)
 可愛い胸の膨らみには夢が詰まっている。
(変態は個性だとは思うけど…ボクに愛がないのに嫁と言われるのは絶対に嫌なんだよ!ボクは、弟の嫁になるんだよ!)
 肌を露出させないよう素早く液を躱しながら戦うルルディの頭上、郷田 英雄(ja0378)は壷を攻撃しながら心の声をポロリ。
「なんつーか、パラダイスだな…いや、何でもない」
 眼下では今も壷からぶべっと吐きだされた女体ゼンラーが。
「ふむ。よく分からぬが、これが女体化というやつであるな」
 出てきたのは華奢な色黒美人に変身したマクセル。ドリルヘアーな金髪が風にくるんくるん。
「だいぶ西に運ばれたようである。こうしてはおれん!」
 なんと全裸で走られた。さすがにこれはモザイク荒ぶる! とりあえず八つ手葉っぱつけとくな!
 その様子を見ていた英雄、慌てて首を横に振った。
(いかんいかん。目的を果たそう…くっそデジカメ持っ(ry)
 思わず心の声がぽろりかけた。隣で戦場を見ていた鬼灯丸(jb6304)は首まで真っ赤だ。
「こ、こんな破廉恥な…!」
 怒りよりも羞恥で肌が赤く染まる。そんな初心な鬼灯丸だったが、人々の窮地を無視することなどできるはずもない!
「次に行く!」
「待て! こんな節操のない戦場で単独行動は…うお!?」
 英雄の後ろ、そっと近づいた壷がエロイ動きでキャッチ&ポットイン!
 あっ片足先だけ壷からはみ出た!
「〜ッッ!!」
「ちょ…捕まったのか!」
 慌てて舞い戻る鬼灯丸の前、壷からはみ出た英雄の足先がビクンビクン!
「すぐ解放する!」
 黒鉄の糸が閃き、破壊された壷から黒ゴスロリ服な英雄が出て来た。
「この壷野郎!」
 ♀です。
「いきなり―<よい子は聞いてはいけません>―とかどれだけ―<悪い子も聞いてはいけません>―なんだこのヘタクソ!!」
 ガーンッ!
 壷三体がショックでよろよろゴシャァッ!
「自滅!?」
 壷、メンタルもか弱かった。


 海だと聞いてたから持ってたデジカメ。それがこんなところで役に立とうとは!
 可憐な顔立ちながら特技の木登りを生かし、素晴らしい速度でアレでソレな現場を撮影していくのは菊開 すみれ(ja6392)!
(嗚呼…怪しげな触手がうねうね。きっとあれで抵抗出来ないまま柔肌を蹂躙されてしまうのね。そして苦悶な表情がやがて恍惚に…なんてイヤらしいっ!)
 頬染めごっつい嬉しそうな顔で体をくねくね。
(あ…あれは!)
 その目が西へ向かって爆走する人物を見つけた。
(千鶴ねえさま!)
 いつの間にか女体に戻った千鶴がバニー服のあちこちをボロボロにした状態でレイ(いつの間にか女体)と共闘。
(そんな中破したような格好で走ったら色々と危険です!)

<●><●>カッ!

 すみれの何かが開眼した!
 ガン見して一挙一動をカメラにおさめるその背を誰かが撫でた。
「んっ。邪魔しないでっ」
 ちょっと足元がすーすー。しかもやや強引に腰を引っ張られ―
「もう! あと少しで…にゃああ!?」
壷\私だ/
「お呼びじゃないからあっち行ってぇえ!」
 いつの間にかワンピース溶かされてるが下は水着だから問題無…いや、あった!
「やだどこにからみつい…駄目っそこは駄目ぇ!」
 瞬く間に水着まで溶かされ、壷内に引きずり込まれながら触手に柔肌を蹂躙される! 視覚的には触手に隠されているがつまり色々※お察しください※
「いやっいやぁ!」
「滅びなさい・・・!」
 今しも禁断の扉を開かれそうな所で壷が弾け飛んだ。あられもない恰好で地面に投げ出され、身を庇いつつすみれは顔を上げる。
「あ、ありが…と…う?」
 フーッフーッ
 壷を叩き壊した人影が爛々と光る目で刃を構える。その正体は服を溶かされ狂戦士状態になった雫!
「全部壊します全部全部全部」
 ダメだ正気を失っている!
 すみれは身を震わした。その刹那、がさり、と隣で音がする。新たなる壷に雫は無言で飛びかかった。
「待っ…ん?」
 呼び止めかけ、すみれは気づく。
 カメラ、ポットに踏みつけられて壊れてました。
「あーっ!」
 すみれの悲痛な叫び声が響き渡った。





 その頃、マクセルは断崖絶壁の上で佇んでいた。
(断崖絶壁は滾るものがあるのである)
 そう、例えば犯人を追い詰めた後、逆襲(物理)されている素人探偵ごっこをしたくなるような。
「ふ。ここにいたか、嫁よ!」
 しかも御誂え向きにゲイル登場!
「やはり貴様が犯人だったのであるな。ゲイル殿!」
「さよう。知られたからには覚悟を決めてもらわねばならんな!」
 この悪魔、ノリノリである。マクセルは炯と目を光らせ、ゲイルを睨み据えた。
「その蛮行、許され難し! すみやかに自首もとい罪を償うがよい!」
「無駄だ嫁よ。余はもはや後戻りできぬ身。ならばどこまでも突き進んでいくまでよ!」
「き、貴様…う、うわぁー!?」
 ダッと駆けだすゲイルに押されるかのようにマクセルの体が落下した!
(うむ。良い感じである)
 マクセル、翼で余裕の飛翔。まさかここまでゲイルがのってくるとは思わなかったが――
「ん?」
「行くぞ嫁よ!」

 ゲイルが上から降ってきました。

「なんとぉお!?」
「空中戦が好みとは斬新だな嫁よ!」
「いらぬであるいざ威を示すが良い魔法の呪文よ!」

\貞操遵守/

 次の瞬間、天の力が発動しマクセルの体は安全地へと持って行かれた。





 どぷぅっ!
「きゃっ!?」
 デロ液に熾弦は悲鳴をあげた。瞬く間に服が溶かされていく!
(せめて、溶けた部分を隠すモザイク的な何かに……)
 わずかに送れて星晶雪華が発動!
 なんという斬新な使い方。溶けた魔装のかわりに半透明の雪の結晶片がわんさか集まってむしろエロイク。
「よくもシズルさんを!」
 ファティナはGJもといニックキ敵に懇親の一撃を叩き込む! だがその壷の後ろから新手が隙をついて滑り込んできた!
\タマランワー!/
「しまっ…!」
「ファティナさん!」
 鮮やかにポットインされたファティナの手を間一髪で熾弦の手が掴む!

<★><★>カッ!

\壷・覚☆醒/
「きゃあ!」
「ひゃっ!? せ、狭…あっ!」
 荒ぶる壷に引き摺り込まれた熾弦の体がファティナの上に押し込まれる。そこへ容赦なく襲い掛かる充填された壷内突起!
「ん…! こ、これはっ、わざとじゃ、な…んぁっ!」
「わ、わかって、ま……すっ、んんっ」
 おおなんというご褒美空間! 服を溶かされ内部液に塗れた美女のおっぱい×おっぱいとからみつく内部触手のコラボレーション! おまけに壷内でメタモルフォーゼ! 二人そろってまさかの男体化!
「!? ファティナさん、何か、当たって…!」
「だ、駄目です、動けな…ああっ!」
 ただでさえ狭い壷内で押し付けられあい※削除※が※蔵倫により全削除※!
 島の端、見つけられるまで長時間壷内に閉じ込められていた彼女等は、助け出された時すでに意識朦朧状態だったという。





「「見つけた!」」
 レイと千鶴の声が響き渡った。その目の先にゲイルの姿!
「逝きや!」
 凄まじい勢いで繰り出された兜割りが\よし来い!/なゲイルの脳天に決まった。次いでレイの闇の一撃が避けないゲイルの腹に決まる!
「うむ。なかなか良い魂の入った一撃よ!」
「全然効いてない!?」
 愕然とする二人。そこへ飛び込んできたのはチェリーだ!
『うおおぉー!チェリーがちっぱいで何でお前は雄っぱいなんだー!』
 血の涙には訳がある!
 性転換を狙い速攻で壷に突撃、見事運命の神に微笑まれ『ふふふ…これでチェリーもナイスバデーのボインだよ!』と飛び出したチェリーの驚きの判定結果!
 断崖絶壁のAAAちっぱい←
 かのじょのたましいのこえが荒ぶった!
『その胸の膨らみをYO☆KO☆SEー!…あ…やわらかーい☆』
 筋肉は力を入れない間は弾力抜群。そんなゲイルの胸を揉みしだくチェリーはまさに雄っぱいマイスター!
「なんと積極的な嫁!」
 嫁とかいいから乳を揉まれてろ的総スルーでチェリーはひたすら雄っぱいを揉みまくる!
「ならば余は尻を頂く!」
 向かい合ったまま、がばちょ!
 尻、揉まれました!
「天誅ーっ!」
 あわやそのまま危険な流れになるところに今度は決死の夜刀彦がゲイルの尻に蛍丸をぶっ刺した!
「おうふ!?」
「チェリーちゃん危険だから逃げて! …あ、皆いる」
「東城さん!? なんで君までこんな危険な・」

 ぶしゃーっ

「先輩ーっ!?」
 一発殴れたしもう後はいいかなモードだったレイ、やって来た女体ゼンラーの夜刀彦に鼻から喀血。素晴らしいものを見た、という理由で重体になりかけた。
「なんか羽織って!」
「ひゃあ!?」
『この感触は……E!』
 慌てた千鶴が服を探し胸を鷲掴みしたチェリーが触診でバストを割り出す。いや、そんなことしてる場合でなく!
「とりあえず逃げよう! 服はえぇと」
 夜刀彦、慌てて周囲見渡しそこらへんに生えてる白百合GET&装着!
(`っω0)=3ふぅこれで安心!(いいえ)
「さぁ! 逃げるよ!」
「わ、わかった。次覚えてろやーー!!!」
 斬新な姿の夜刀彦に思わず頷き、三人(+ひとり)は危険地を後にする。
 運悪くそこへやって来たのはゲイルの嫁候補(称号)の雪花だ。
「ここで会ったが百年目…ゲイル様!今日こそは俺と挙式を挙げて貰おうか!!」
 予想外の展開!!
 尻の一撃に唸っていたゲイル、その言葉に復活!
「よかろう! 嫁よ!」
 答えた次の瞬間、目の前の雪花が壷にガッポンされた!
「……。」
 ペェッされたそこには服が溶け女体化した雪花が!
「…ふ」
 仕切り直し!
「こんなこともあろうかと!」
 雪花は素早く携帯品を――ゲイルがポイポイポポイ――捨てられた☆
「ゲイル様きさまーっ!」
「服など飾りよ! おまえはそのままで美しい!」
「ヤバイ意味にしか聞こえないッ!」
 駄目だこの男が言うと全部危険だ。
「さすが嫁! 準備万端とはこのことよ!」
「待て!この世界ではまず正装で永遠の愛を誓い、その後旅行、契るのは初夜という掟がだなっ」
 ゲイル、ポポイした雪花の携帯品をそっと差し出した。
 プリンセスティアラ←
 プリンセスドレス←
「準備万端とはこのことよ!」
「ち、ちが…あ!」
 手を握られ、この状況下でゆきにチェンジ!
「女の子になれちゃった///」
「女のそなたも美しい」
「ゲイル様!」
 ※蔵倫により全削除※
 \アッー!/

 ゆきは全力でゲイルの花嫁になり重体となった。





「追いついたぞ嫁!」
「ひぃ!?」
 北へひた走った夜刀彦。何故か仲間とはぐれてぼっち逃走中にゲイルに見つかった!
「誘っているとか思えぬ姿よ!」
 タックルされそのままレッツ地面。だがそこへやって来たのはアノテーマを背負った淳紅こと淳子(女体化)!
「あんた…やっぱり、浮気相手がいたんやね!」
 ダーダーダ→ン♪ ダ・ダ・ダ・ダ↑ン♪(あのテーマ)
「お、おまえは…!(嫁?)」
「毎回毎回知らん可愛え女の子といちゃついて…」
 パーンッ!
「その他大勢と一緒にされるうちの気持ちなんて、考えたことないんやろ!?」
 パーンッ!
「ま、待て嫁! 余は順当にすべからくだな…!」
 両頬にデカイ紅葉くっつけつつ思わず手を伸ばしたゲイル。だが淳紅の方が早い!
「ッバカッもう知らんッ!」
 ぐい、と差し出されるのは脱出中の夜刀彦。あるぇえ!?ってる間に淳紅は舞台芸術駆使したまま華麗に泣き去った!
「余は傷心である。いさ嫁よ!」
「い゛や゛ーッ!」
「させるかー!」
 その瞬間、涅槃から帰ってきたレイが決死の救出を慣行!
 夜刀彦と入れ替わるようにして相手の華奢な体を全力投擲!
「先輩ーッ! …ん?」
 投げられた夜刀彦、自ら生贄となるレイに手を伸ばし――気づいた。

 下に地面がありません。

「「っぇええー!?」」
 なんというオートキルヤンデレ。気づいたレイも思わず絶叫。しかし押さえ込まれていて助けに行けない!
「壁走りを!」
 残念だが空中では壁走れない!

 \(^o^)/

 命の水柱を高々と上げ、貞操のかわりに夜刀彦は重体になった。
「うわぁあ東城さんーっ!」
 思わず絶望するレイだったが君の絶望はこれからだ!
「なんたることだ…! しかしライバルを投げてまで割り込むとは、その意気や良し!」
 ※蔵倫により全削除されました※

\アッー!/

 友の操(だけ)を守りきり、レイは心身ともに重体になった。





 時は遡り、あらゆる饗宴が始まる前のこと。
「どうしてこうなった」
 何故か一人だけ北の端っこからスタート。転移装置が荒ぶってくれたおかげで、マクシミオ・アレクサンダー(ja2145)、初期から絶賛壷に囲まれ中である。
「やってくれるじゃねぇか…死地しか見えねェ」
 うん。まったくな。
 後ろは絶壁、前は壷。一人で潜り抜けるには難のある戦場だがやってやれないことはない!
「穴開けさせてもらうぜ!」
 突破口を開くため、マクシミオは具現させたマライカで壷を撃破し駆けだす!
 マクシミオ:移動力5
 壷:移動力・高(15)←
 ごめん。あきらかに無理だった!
「早ぇってもんじゃねぇぞこれぇ!」
 あっという間に囲まれ、俺だ私だとばかりに三体の触手に引っ張られる!
「このっ!」
 しかし暴れる間にも触手が纏うデロ液で魔装がどんどん溶かされていく! これは危険だ蔵倫素早く出―(ぷれをみる)―OK! その心受け取った!!
「くそッ…っ!?」
 溶かした服の合間に滑り込んだ触手にマクシミオの体がピクンッと跳ねた。最早動けぬ生贄の体を求めるように触手が這い回る。服溶解液を滴らせながら※削除※るようにより※削除※へと進む触手に否応ながら体が反応した。
「っく…待て…ッ!」
 もがけど束縛の手は解けない。より勢いを増して※削除※に忍び込み奥まった※蔵倫により全削除※
\アッー!/
 そこに逃げ込もとい駆けつける人影一つ!
「滅べ!」
 声と同時、炎が一直線に壷三体を撃破した。
「逃げろ! 奴が来るぞ!」
「っ…ぅ、す、すまな…ぎゃーっ!?」
 いろんな意味で大変なマクシミオ、救出手を見上げて逆に悲鳴を上げた。
 長門博・堂々たる女体ゼンラーである。
「どうした!?」
「頼む近寄るな女は近寄るな!」
「お前も今女体化させられてるぞ!?」
 言われて気づいた。いつの間にか胸薄めのモデル体型美女になっている!
「ぎゃあーッ!」
「気をしっかり持て! 一か所に立ち止まったら奴が来るぞ!」
「呼ばれた気がした!」
「呼んでねぇ!」
 素早くゲイル登場!
「大人しく余のものになるがいい!」
「「ぎゃーっ!」」
 あっという間に後ろから二人をガバチョ!
「余にその全てを見せるがいい!」
 ZU☆BU☆RI☆
\アッー!/

 ゲイルの全力愛を受け止め、マクシミオと博は重体になった。





「ここに居たか。悪魔」
 縮地で戦場を駆けた英雄はついにゲイルと対面した。
「なんかやたら意気投合しそうだと俺のソウルが囁いてるが、残念だったな。この世の老若男女魑魅魍魎は一切合切俺の嫁だ。譲る気はねェ」
 即座に解放される闘気。踏み出した英雄の左目にアウルが凝縮される!
「受けてたとう!」
 圧縮され射出された力をゲイルは避けることなく真っ向から受け止めた!
「さて。次は余の番よな!」
「いいや、お前の番は来ない」
 声が聞こえたと同時、頭上に影がさした。
「変態に慈悲はない…覚悟は良いな?」
 冷ややかな笑みと共に繰り出された鬼灯丸の一撃をゲイル、そのまま受け止めた!
「ふむ。肌が桃色に染まってずいぶんと美しい」
 真正面からの口説きに鬼灯丸が真っ赤。
 それを背に庇い、英雄は次の一撃を放つ為構える。
「時間を稼ぐ!」
「女を庇って決死…嫌いじゃないわぁ」
 ある意味貞操ロストフラグを立てた英雄の後ろからユグとミハイルが現れる。
「逃げてた連中は全員保護した」
「おお、これまた美しい嫁だな」
「「嫁!?」」
 異口同音に叫び、ミハイルが後退、ユグが前へ進んだ!
「アタシ天使よ、それでもいいの…?」
「そなたの美しさの前には種族性別など飾りよ!」
 やばい流れ来た誰か止めろ!
「とぅ!」
 そこへ颯爽と現れるのはヲトメン恭弥!
「まさか自分だけが狩る側だと思っていたのか?」
 なんとゲイルの体を特大のメイド服に封入!
「性別、風習なんて関係ない!お前にはその程度の信念すら無いのか!?」
 ある意味視覚の暴力発生。だがそのメイド服オッサンに腹パンする強者が!
「アンタがそんな性格してっから奥さんもデレられんのじゃないか?」
 渾身の一撃を放ったディザイアである。
 ふむ、とゲイルは考える顔。その場に走り込み、さんぽは青ざめた顔をキッと引き締めて告げた。
「島の皆は退避させたよっ」
「壷も全部壊したで!」
 淳紅がさらに駆けつける。
「ならばここは余が退くときであろう」
 次の瞬間、ゲイルの周囲が一気に爆裂する。
\ッギャー!/
 爆発で周囲を吹っ飛ばし、ゲイルは高らかに空へと去った。
「良き思い出をもらった。次に会う時まで養生するがよい!」






 後に駆けつけた救助隊に一同は堅く口を閉ざす。

 ゲイル来訪
 熾烈な戦い後に是を撃退

 多数の重体者を出しながら、彼等の証言による報告書はわずか二行だったという。






依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: 澪に映す憧憬の夜明け・マクシミオ・アレクサンダー(ja2145)
 雄っぱいマイスター・御手洗 紘人(ja2549)
 ブレイブハート・若杉 英斗(ja4230)
 災禍祓いし常闇の明星・東城 夜刀彦(ja6047)
 美貌の奇術師・紺屋 雪花(ja9315)
 闇夜を照らせし清福の黒翼・レイ・フェリウス(jb3036)
 \アッー!/・鏑木鉄丸(jb4187)
 災恐パティシエ・雫石 恭弥(jb4929)
 欺瞞の瞳に映るもの・鬼灯丸(jb6304)
重体: 澪に映す憧憬の夜明け・マクシミオ・アレクサンダー(ja2145)
   <ゲイルと仲良くなりすぎた>という理由により『重体』となる
 災禍祓いし常闇の明星・東城 夜刀彦(ja6047)
   <貞操を守る為絶壁から投げられた>という理由により『重体』となる
 美貌の奇術師・紺屋 雪花(ja9315)
   <ゲイルと仲良くなりすぎた>という理由により『重体』となる
 闇夜を照らせし清福の黒翼・レイ・フェリウス(jb3036)
   <友を守る為身を挺して庇った>という理由により『重体』となる
 \アッー!/・鏑木鉄丸(jb4187)
   <ゲイルと仲良くなりすぎた>という理由により『重体』となる
面白かった!:33人

撃退士・
神月 熾弦(ja0358)

大学部4年134組 女 アストラルヴァンガード
死神を愛した男・
郷田 英雄(ja0378)

大学部8年131組 男 阿修羅
Silver fairy・
ファティナ・V・アイゼンブルク(ja0454)

卒業 女 ダアト
ヨーヨー美少女(♂)・
犬乃 さんぽ(ja1272)

大学部4年5組 男 鬼道忍軍
黄金の愛娘・
宇田川 千鶴(ja1613)

卒業 女 鬼道忍軍
歴戦の戦姫・
不破 雫(ja1894)

中等部2年1組 女 阿修羅
澪に映す憧憬の夜明け・
マクシミオ・アレクサンダー(ja2145)

卒業 男 ディバインナイト
歌謡い・
亀山 淳紅(ja2261)

卒業 男 ダアト
雄っぱいマイスター・
御手洗 紘人(ja2549)

大学部3年109組 男 ダアト
KILL ALL RIAJU・
ラグナ・グラウシード(ja3538)

大学部5年54組 男 ディバインナイト
ブレイブハート・
若杉 英斗(ja4230)

大学部4年4組 男 ディバインナイト
災禍祓いし常闇の明星・
東城 夜刀彦(ja6047)

大学部4年73組 男 鬼道忍軍
リリカルヴァイオレット・
菊開 すみれ(ja6392)

大学部4年237組 女 インフィルトレイター
美貌の奇術師・
紺屋 雪花(ja9315)

卒業 男 鬼道忍軍
Eternal Wing・
ミハイル・エッカート(jb0544)

卒業 男 インフィルトレイター
伝説のシリアスブレイカー・
マクセル・オールウェル(jb2672)

卒業 男 ディバインナイト
闇夜を照らせし清福の黒翼・
レイ・フェリウス(jb3036)

大学部5年206組 男 ナイトウォーカー
撃退士・
アステリア・ヴェルトール(jb3216)

大学部3年264組 女 ナイトウォーカー
黎明の鐘・
逆廻桔梗(jb4008)

中等部3年9組 男 バハムートテイマー
\アッー!/・
鏑木鉄丸(jb4187)

大学部3年211組 男 インフィルトレイター
オネェ系堕天使・
ユグ=ルーインズ(jb4265)

卒業 男 ディバインナイト
災恐パティシエ・
雫石 恭弥(jb4929)

大学部4年129組 男 ディバインナイト
護黒連翼・
ディザイア・シーカー(jb5989)

卒業 男 アカシックレコーダー:タイプA
この顔見たら、すぐ腹パン・
菊千田 一(jb6023)

大学部7年112組 男 アカシックレコーダー:タイプA
欺瞞の瞳に映るもの・
鬼灯丸(jb6304)

大学部5年139組 女 鬼道忍軍