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マスター:由貴 珪花
シナリオ形態:ショート
難易度:非常に難しい
参加人数:8人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2012/04/05


みんなの思い出



オープニング

●黄道上のアリア・第3楽章
 焔の中で砂と崩れる赤銅色の少年は、最期まで空を駆ける鷲に手を伸ばしていた。
 しかし、壺に囚われた彼の身など、鷲の王は案じない。
「聖杯の少年は、傲慢なる王に従いその身を散らす――否。そもそも王たるは我が麗しの君のみ。
 その盃を妖酒に満たし、我が君に傅いておればお前の運命も違ったかもしれぬがな」

 『刃』達は、このゲームが理解できないというのだろうか?
 これは遊技盤の戦い。ナイトがポーンを取っただけの出来事に、意味などあろうものか。
 全てはゲームの果て――遊技盤の駒がなくなった時、初めて意味を成す。

「次に進める駒は、そうだな――」
 聖杯のような慕情など、駒には不要か。
 3本目の蝋燭を手に取りゆらりと宙に円を描くと、焔輪の向こうに固く手を繋いだ母子が姿を現した。
 目を奪うほど美しい女と、弓矢を手にした愛らしい少年。
 つがいとするならば――愛と言う名の激しい執着、離れる事すら許さぬ強欲な鎖。
「静謐な闇の中を泳いでおいで――Pisces」

 我らは悪魔。悪魔にして天を模す、黄道の闇星――。


●墓標のリーダ・オーネ・ウォルテ
「彼岸の時期に墓地とは、中々よく人間を知っているな。‥‥外人にそんな風習があるかは知らないけど、ね」
 紫蝶は、気象庁との電話を終え、雑然と走り書きをしたPCモニターを眺めた。

 話は7日前に遡る。
 最近、鳥取県の山間部に局地的な雨が降り続けている。
 気象庁でも解析できないその雨は、しとしとといつまでも降り続き
 遂には雨の中心地の墓地の空に冥い雨雲が降り、辺り一帯は暗闇の世界となっていた。
(別段、雨が有害ではないとはいえ、ね‥‥)
 科学で解明出来ぬものなら、天魔の仕業だろうと踏んだ気象庁が久遠ヶ原に依頼を出したのが5日前。
 調査隊が帰還し、情報がまとまったのが昨日。

 ふぅ、と一息ついて。紫蝶はweb依頼掲示板に記事を掲載した。
「また、鳥取か‥‥まだ裏は見えないが、そう悠長にも構えてられないな‥‥」


リプレイ本文



 ひかり ひかり
 ひかりはきらい
 あいするひとを あざむいて
 よごれたぼくを さらけだす ひかり


 きらい きらい
 ひかりはきらい
 くらやみのなか えいえんに
 あいしあいたい それだけ なのに




 鳥取地域における、意図不明な一連の戦い――。
 その発端となった戦いに居合わせた神凪 宗(ja0435)は、心に何かざらつく感覚を覚えた。
 人間の理解の範疇を越える、命を賭けた悪趣味なゲームと、その悪魔。
 ――以前は、星座や神話が役に立った筈だな。
 依頼を聞くや否や、が向かったのは、久遠ヶ原学園のとある図書館だった。

 宗が調べ物を初めてから一人、また一人と図書館に仲間が訪れ、遂には4人で知恵を寄せ始める。
「出現した土地に留まっている、か‥‥やはり以前の山羊と同様だ」
「せやねぇ、『紐で結ばれた双魚』って外見も魚座とぴったり符号やで。宗君が行った依頼も、山羊座の特徴通りやし」
「となると、神話に倣った能力を持っていたりすると厄介ですね」
 図書館の奥から亀山 淳紅(ja2261)が引っ張り出してきたのは、いくつかの分厚い神話の本。
 そして九重 棗(ja6680)が借りてきた、関係しそうな解決済みの報告書がいくつか。
 星座の属性。モチーフと思しき神話。‥‥そして実際に使った、敵の技。
 道明寺 詩愛(ja3388)は、2つを照合しながら今回の敵の能力を推測していく。
「水の攻撃‥‥は恐らく確定でしょうが、気になるのは子供のほう、かな」
 魚座の子供――恋心を操るクピドの物語は、愛と心の物語とも呼ばれる。
 物語の世界ならば、甘くも激しい恋物語で済むが――それが戦いに転じるのならば。
 ぶつぶつと資料とにらめっこする詩愛に同調するように、宗が頷いた。
「恋の矢――魅了系の攻撃は覚悟せねばならんか。神話で言う『鉛の矢』も、気になる所ではあるが」
 各々が敵の能力を推測する一方で、『天宮』と見出しの付いたファイルから
 『水瓶と鷲』の報告書を取り出し、別の部分に着目したのは棗だ。
「関連する星座の可能性もあるみたいだな」
「ん〜‥‥。あ、確か矢座ってのがあったはずやで!」
 ぱらぱらと勢い良く神話の本を捲り、淳紅が矢座の詳細を読み上げる。

 曰く、悪戯な神の子の矢。
 曰く、神の王が化けた鷲の放つ雷の矢。
 曰く、蛇医者の父が復讐のために放った矢。
 曰く、鎖に繋がれた預言者を救う英雄の矢。

「確かに関係はあるみたいやけど‥‥クピドの神話と同じ内容やなぁ‥‥」
 期待していたような新しい情報はなく、ぽりぽりと頭を書いてページを魚座に戻す。
 という事は、やはり魚座から推測するしかないようだ。
「外見の特徴からなら、気をつけるべきは紐だな」
 本の挿絵を指さし、棗と宗が頷き合う。
「ああ‥‥動きが制限される紐を断ち切るのは得策ではあるまい」
 神話によると、この紐はいわば母子の絆の証。魚になってまでも離れるまいと、互いを縛る愛の鎖。
 ――本当に行動制限だけなのかな?
 詩愛の脳裏に浮かんだ疑問に答える者は、いなかった。


「出発まであと、1時間やね‥‥」
 かち、こち。
 図書館に響き渡る大時計の秒針の音は留まる事を知らず、刻々と出発の時間に向かって針を廻らせる。
 結局、半日の大半を調べ物に費やした。
 推測は幾重にも広がり、想定は枝葉が如くどこまでも伸びていったが、結局は蓋を開けるまではわからない。
 自分達にできる事は、不確定でも推測と想定への対応を考える事だけだ。
「ま、大体情報は出揃ったんじゃねぇか?」
 静かな図書館に長い事居座ったせいか、随分眠い。
 油断すれば漏れてしまいそうな欠伸を噛み殺し、棗は要点をまとめた。

 ほぼ確定なのは一連の報告書から、例の悪魔が仕掛けてきた『ゲーム』の内であろう事。
 また、『紐で繋がれた二匹の魚』を魚座とするならば――。
 母は『アプロディテ』、子は『クピド』。
 クピドは恋に堕ちる金の矢、そして友愛を嫌悪する鉛の矢による、精神錯乱が十中八九予想される。
 アプロディテには特別厄介そうな神話はないものの、母性と闘争心の強い神という事が判った。
 そして、母と子の強い愛を具現化した紐は、攻撃に使用するのか、また切ったらどうなるか予想つかなかったが
 少なくとも、繋がってる方が動き難いだろうという宗や淳紅の案を採用し、切らない方針で意見が纏まった。
「他にも雨や暗闇が気になりますね。暗闇が好きなら、明るくしたら凶暴になるんでしょうか、それとも逆に弱く‥‥?
 まぁ、これは現地入りしないと判りませんね」
 詩愛の言葉に全員が頷く。せめてもの対策はレインコートや光源を用意する事か。

 ボォ―‥ン。ボォ―‥ン。ボォ―‥ン。

 時計は変わらず、定刻の鐘を鳴らす。
 ああ、時間だ。時間だ。
 情報の戦いは終わり、刃の討論が始まる。
「きっと、大丈夫です。――さぁ、行きましょう」

 生命を掛けた答え合わせの舞台へ――。






 きみが ぼくを
 てらすのならば
 きみがけがれる そのまえに
 いとしいきみに さよならしよう




「道明寺ッ!! しっかりしろ、道明寺!」

 ざあざあ、ざあざあ。絶え間無く雨が地を打つ。
 低く煙る真っ黒な雨雲の中で、詩愛のヘッドライトが心許なくゆらりと揺れる。
 駆け寄った名芝 晴太郎(ja6469)の声は雨音に掻き消され、最早彼女には届かない。
 そう、まるで雨の様に。足並みは酷く不揃いだった。



 二匹を引き離し、先ずはクピドを集中攻撃という作戦で臨んだ一同。
 前衛が庇えない位置――敵よりも奥でアプロディテを包囲していた淳紅が、真っ先に闇の矢に貫かれ、自我を失った。
 陣形として決めた訳ではなく、誰も予想がつかない位置だったのだ。
 憎しみに駆られた彼は、雷球を味方に飛ばして笑う。笑う。
 何とか、同じアプロディテ班の南雲 輝瑠(ja1738)が取り押さえ、被害は最小限に済んだ――と思えた。
「ち、でかい方がフリーになるか――」
 ただでさえ、アプロディテを担当したのは3人――2人が身動き取れない今、引き離すのは至難の業。
 影野 恭弥(ja0018)が呟いたその刹那、豪雨を切り裂いて巨体が大きく旋回する――!
 ぶぉんっ、と音を立てて辺り一帯が紐に薙ぎ倒され、吹き飛ばされていく。
「っぐ‥‥」
 1人でアプロディテと対峙していた棗は、十字の墓標に叩き付けられて瓦礫と共に地に転げ、
 クピドに意識を注いでいた冴城 アスカ(ja0089)と晴太郎は、死角から紐に打ち据えられた。
「てっめ、ざけンじゃねェぞ‥‥三枚に卸して焼き魚にしてやらァ‥‥!」

 ――時間にすれば、ものの十数秒だっただろうか。
 レインコートを着ているのに、何故か正面から雨が当たる感覚に、淳紅は違和感を覚えた。
 背中が硬くて、冷たい。
 我に返った淳紅が見た物は、瓦解した墓石と、泥塗れの体を起こす仲間達。
 そして、覆い被さる様に自分の手を抑えつける輝瑠と、その胸部に残った感電による火傷と。
 紅緋色の光が流れこむ、雷を纏った魔導書。
「え――自分、何、を」
「いいから! 早く体勢を立て直すぞ!」



 それからややあって――。
 後方で様子を伺っていた詩愛がアスカへ癒しの光を注ごうとしたその隙を、再び闇の矢が貫いた。
『おや、人類の刃の皆様――今回は随分と劣勢ですね?』
 母魚の瞳が赤く燿き、まるで声に包まれる様に、囲まれる様に、くすくすと笑い声が響き渡る。
 だが悠長に話している余裕などなくて。回復役を封じられた今、一瞬足りとも気を抜けない。
 それでも勝手に語りかける奇怪な声は、これ以上なく、愉悦の色を見せていた。
『ほら、ほら。ちゃんと前を見なきゃ。女神の張り手は強烈ですよ――』
 言うが早いか、アプロディテの巨大な尾鰭が輝瑠を叩き付け、わが子の元へと身を翻そうとすれば
 淳紅の足元に五線譜の陣が巻き起こり、巨大な魚へ向けて弾ける浅紫の矢。
「そっちへ‥‥行くなっ!!」
 電雷の矢がスパークし視界が明滅する間に、棗の巨剣が鱗を貫き肉を剥き出しにする。
 一方では、クピドが矢を放ったと同時に気配を消して詰め寄った宗が、鎌鼬が如き光を以って雨を切り裂いた。
 黎が、噴出す。
 血と思しき穢れた体液が、雨と混ざって地を覆う。そのどす黒い水溜りを蹴り上げ、魔光弾を放つ詩愛。
 豪速球が狙う先は――瀕死のアスカ。
 先程自らが癒した筈の、その身へ。容赦も、躊躇いも、感じなかった。

「ぐ、ぁ‥‥! っぶねぇ、な‥‥!」
 背中が、灼ける。
 アスカの前に飛び出し、仄白く光る魔力の塊を背に受けた晴太郎が片膝をつく。熱い、熱い。でも。
「今のうちに、行け‥‥っ!」
 これ以上、掻き乱される前に。
「‥‥影野ッ、援護射撃頼む!」
 ――ありがとよ、名芝。
 最後方でシングルショットを続けていた恭弥は、手早くセレクタをスリーバーストに切換え、銃床をしっかり肩につけた。
 この局面での撃ち損じは大きなマイナス、誤射など以ての外。
(ま、外すつもりもねぇけど)
 膝をつき、フォアグリップに手を添え――トリガーを絞る。
 アサルトライフルは乾いた破裂音をあげ、クピドの頭部に3つの穴を開けた。
 甲高い声で哭き喚く子供。駄々を捏ねる幼子の様に、身を捩り、暴れまわって。
 更にアスカが、我を無くし暴れるクピドの腹に鋭い鉄拳を繰り出すと、子は目を回し、地面をのたうった。
 こうなれば此方のもの。我先にと襲いかかる『刃』達に、魚が踊る。
「一気に行くぜ!」
 宗の忍刀が腹を削ぎ、晴太郎が丹田に込めた氣を拳に宿し岩をも割らんとする勢いで叩きつけ、
 ピンポイントに口内を貫いた恭弥の弾丸が、クピドの最期となった――。







 いとし いとし おさなごよ
 けしてこのてを はなすまい
 わがこをけがす はしためたちは
 すべてわたしが ほふるまで




 クピドが息絶えると共に、二匹を繋いでいた紐が腐り落ちる。
 遂に、遂に。天の宴から逃げ出す時さえ連れ立っていた母子が。遂に、離れ離れになっていく。
『ああ。‥‥君達は、残酷だ。母から子を奪うなんて、ああ、君達は、そう――私達のようですね』
 悪魔の所業と、悪魔に罵られるとは。こんな事があるだろうか。
 血の様な――黎ではない、赫い涙を滴らせ、まるで人の心が哭いていると言わんばかりに喚き散らすアプロディテ。
『子供を喪って狂う母――ですか。ふふ、有り難いですねぇ。
 双魚は最弱のサインですが‥‥どうやら最弱のポーンが最強のクィーンに昇格しましたよ。ええ、貴方達のお陰で』
「ポーンにクィーン、ね‥‥。やっぱこれも『ゲーム』なんやろ?」
『ええ、勿論です』
 あくびれもせずに即答する声の主に、嫌気がさす。
 やはり住む世界が違うと、思い知らされる。
「これで3戦目や‥‥もうそろそろ、そちらさんの名前ぐらい、教えてくれてもええんちゃう?」
 クピドの死滅により気を取り戻した詩愛は、淳紅が時間を稼いでいる間にアスカの体をそっと癒す。
『私ですか? ええ、オフュークスと申します。お会いするのはまだ先の話でしょうが――どうぞ、お見知りおきを』


 ォ‥ァ‥‥――ギィィイイアァァアァァァアッッッ!!!!


『さぁ、さぁ。女神がお待ちかねですよ。女性は待たせると怖いですからね』
 あまりの声に、一瞬全員が忘我し、そして、選択の誤りを直感的に感じた。
 母性と闘争心が強いのならば――子を殺せばどうなるか、予想できないはずはない。
 治癒の力は後3回――しかし既に大半の仲間が、体力を消耗している。
(‥‥これは、覚悟しないといけないかも、ですね)

 怒り、猛り、狂い、嘆き、怒り、怒り、怒り――殺意。

 虚のようなアプロディテの冥い瞳が見開くやいなや、頭上の雨が渦巻き、集まり、一つの水球となったと思えば
 すかさずそれが淳紅へと降り注ぎ、彼の周囲を水の柱で遮断した。
「っちょ、こんなのアリなん!? ほんっまけったいな雨やで!」
「亀山、伏せろっ」
 言った時には既に打刀を振りかぶっていた輝瑠に、慌ててしゃがみ込む淳紅。
 パァン、と派手に飛沫は舞ったものの、檻の様に淳紅を取り巻く水の柱は止めど無く降り続け、絶える気配もない。
「ほんなら内からならどうや!」
 浅紫の光を直近の水壁に打ち込むが、雷は水を突き抜けて乱反射し、空に消えていった。
「ンなもん、本体ブッ倒しゃ解けンだろーよ」
 アスカの渾身のナックルダスターは空を切ったが、指摘は的を得ている。
 闇をひらりと泳ぐアプロディテを狙って恭弥の弾が雨空を走り、着弾と共に宗の光刃が尾鰭を掠める。
 棗のツーハンデッドソードが虚空に半円を描き、超重量の刀身を女神の体に埋めるが、傷らしい傷は、付かなかった。
(‥‥変だな)
 さっきまで‥‥クピドが生きてる間は、確かに手応えがあったはずなのに――。
 そこまで考えた所で、先程の悪魔の台詞が棗の脳裏を過ぎった。

 ――『最弱のポーンが最強のクィーンに昇格しました』――

「――ッ、ヤバい! こいつ、もしかしたら強くなっ――」
 仲間の方を振り向いた刹那、後頭部に鈍重な一撃を浴びて暗転する棗の視界。
「おいおい何だよ、あの攻撃。当たったらシャレになんねーぞ!?」
「ち、面倒な事になった」
 晴太郎と恭弥が呟くと共に、棗は後頭部から血を流し崩れ落ちた。
 蓄積した疲労と怪我も相まったとはいえ、一瞬で意識を失う程の攻撃――。
 ぞく、と詩愛の背筋に冷たいモノが走る。
 これを死の淵を覗くというのだろうか。酷く生々しく、凄惨なイメージが頭を蝕んで離れない。
「一撃が重すぎて、回復追いつかないです‥‥! 悔しいけど、撤退しましょう――!」




 意識を失った棗を回避に優れる宗が背負い、撤退を始める撃退士達。
 殿を詩愛が、消耗が軽微だった恭弥がフルオート射撃の弾幕でそれを援護しながら。
 水檻から解き放たれた淳紅が、合流する直前に強烈な突進を喰らって意識を手放し、それを輝瑠が抱えて。
 じりじり、じりじりと。墓地の入口まで撤退したが、後数mという所で水に囚われた晴太郎。
 背後には、最早魚とも思えぬ形相のアプロディテが迫る。
 その体は彼方此方傷だらけになっているが、尚も気迫が、心が、肉体を凌駕して衰える様子もない。

「しゃーないなぁ、これ暫く解けないみたいだし。‥‥早く行け! そんで早く応援を呼んで来てくれよな!」

 雨と泥だらけになった帽子をガシガシと掻いて、晴太郎は清々しく、笑った。






 追討隊の速報


 討伐隊の撤退から数時間後に現地入りした所、墓地の雨は既に解除された模様。
 目標、アプロディテの姿は消え、討伐隊が倒したとみられるクピドの死骸は食い荒らされた形跡が見られた。

 入念な捜索も虚しく目標のアプロディテは発見できず。
 現場の隅で身を隠していた討伐隊メンバー、名芝 晴太郎を確保し、これより帰還。


 尚、目標は生存していると見られ、今後も警戒が必要と思われる――。









依頼結果

依頼成功度:失敗
MVP: −
重体: −
面白かった!:6人

God of Snipe・
影野 恭弥(ja0018)

卒業 男 インフィルトレイター
撃退士・
冴城 アスカ(ja0089)

大学部4年321組 女 阿修羅
凍気を砕きし嚮後の先駆者・
神凪 宗(ja0435)

大学部8年49組 男 鬼道忍軍
鎮魂の閃舞・
南雲 輝瑠(ja1738)

大学部6年115組 男 阿修羅
歌謡い・
亀山 淳紅(ja2261)

卒業 男 ダアト
悪戯☆ホラーシスターズ・
道明寺 詩愛(ja3388)

大学部5年169組 女 アストラルヴァンガード
ある意味超越者・
名芝 晴太郎(ja6469)

大学部5年99組 男 阿修羅
リア充・
九重 棗(ja6680)

大学部4年2組 男 阿修羅