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マスター:神子月弓
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:8人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2015/02/10


みんなの思い出



オープニング




 埼玉県某市某小学校に通う、鳥鳩(とりはと)くんは、卒業を間近にして、遺書を残して行方をくらませた。

 捜索願を警察に出し、家族は泣きながら、彼の無事を祈った。
 遺書には、小学校入学当時からいじめられていたこと、6年間ずっと飼育委員を押し付けられ、臭い臭いと嘲笑されていたことが書かれていた。
 運動も得意でなかったので、どんくさピジョンとか、鳩ポッポーとか、本人の気分を害するあだ名が広まっていたことも、添えられていた。
 そして、親にも先生にも相談したが、取り合ってもらえなかったと、恨み節で締めくくられていた。

 鳥鳩くんは痕跡すら見つからないまま、2月に入った。





 2月頭、節分の夜。
 鳥鳩くんの通っていた学区でも、住宅地で、豆まきが行われていた。

「鬼はー外、福はー内っ♪」
 各ご家庭で、福豆をあちこちに投げて回る。
「歳の数だけ食べると、いいことがあるそうよ」
 親の言葉を信じて、福豆を食べる子供達。

 ごく普通の、節分の夜の光景が、いたるところで繰り広げられていた。


 そこに、一匹の鳩――少し変わった毛色の鳩が、降り立った。
 鳩は喉をグルグル言わせながら、軒先で豆をまいている家の敷地内に忍び込んだ。

 ‥‥そして、鳩は人間の出来損ないのような姿に、変身した。
 体のあちこちに土鳩の羽を残し、全身に武器のようなものを巻きつけていた。

「!? お父さん、庭に鬼みたいなものが居るよ!?」
 その家の子供がいち早く気づく。
 だが、遅かった。

 鳩人間は、ガトリング豆鉄砲をぶっぱなした。
 福豆ではなく、豆の形をした怨恨が、物理的に平和なご家庭を破壊していく。

 やがて、その学区の住宅地は、不気味なほどに静まり返った。
 節分の日を境に、死者の町と化してしまったのだ。

 警察は、被害にあった家々を回り、首をかしげていた。
 家の壁も、分厚いコンクリにも、福豆サイズの貫通穴がみっしりとあいている。
 中には家の外から撃たれて、屋内の家族が全滅するというケースもあった。
 しかし、弾痕だけはあるのに、弾はない。
 更に、襲われた人々の最期が壮絶だった。
 皆、肺まで福豆をいっぱいに詰め込まれて、窒息死していたのである。

 警察は、天魔絡みの事件ではないかと疑い始め、程なくしてこの事件は学園に通報された。





「襲われたのは、この学区の住宅地らしいですの」
 依頼斡旋所の秘書であるアリス・シキ(jz0058)は、学園からの要請を受けて、節分の怪事件を担当していた。
「事件前から行方をくらませている鳥鳩くんも、この学区の子ですわ。関連があるかどうかは、わかりませんが‥‥」

 それにしても。
 一学区の住宅地がまるごと襲撃され、節分を境に、ゴーストタウンになってしまったのだ。
 しかも人々の死因が、全員、福豆による窒息死。
 被害者の中には、鳥鳩くんの両親も混ざっていた。

 面倒なことに、鳩人間の目撃者は生存していなかった。
 そして、ちょっと変わった鳩程度に目を留め、記憶している通行人も、いなかったのだ。

「天魔絡みの線は強いと思いますの、ですが今のところは情報が足りませんので、警察と連携し‥‥え、なんですの!?」

 突然アリスのノートパソコンに、緊急メッセージが表示される。

 ――鳩人間、某小学校を襲撃中。天魔確定。大至急出動願います。埼玉県警、某課――

「そ、そういうわけですわ。皆様、急いで現場に急行してくださいませ」
 アリスはその小学校が、鳥鳩くんの通っていた学校であることを告げた。


リプレイ本文




 撃退士たちは、校庭に降り立った。
 目の前に、校舎に近づいていこうとする気持ちの悪い獣人と、震えながら拳銃を発砲する警官。
 警官の後ろには、殉死した警官たちが倒れている。泡を吹くように大量の福豆を口からあふれさせている。

(この症状は窒息か、えぐい攻撃をするな)
 観察狂のアイリス・レイバルド(jb1510)が、殉死者を無表情で見やる。
「私の前で子供を襲うとはいい度胸だ。淑女的に殲滅開始だ」

 そう言うと、アイリスの金髪がさあっと青灰色に変化した。異形の翼を持つ黒い粒子の影が、本体に寄り添う。


 校舎の中は外から見ても大騒ぎになっている。
 教職員が、全校生徒を急き立てて、体育館に集まるよう指示しているのだ。


(君は、鳥鳩君なのか? 苦しくて、辛くて、その挙句にこんな姿に成り果てて‥‥これ以上君に手は汚させない、俺たちがここで断ち切る)

 警官が持っていた遺書にさっと目を通し、黄昏ひりょ(jb3452)は、薄く青いオーラを身に纏い、目が青く変色した。白の翼・黒の翼の幻影が背中にふわりと広がる。

(復讐心・憎しみに駆られた鳥鳩君の姿は、幼き頃に力を暴走させた時の俺自身の姿が被って、痛々しく感じる。俺はその後立ち戻れたが、君は‥‥もう、無理なんだな。確かに君を虐げた人達は許せない事をしたのだろう、だけど、決して誰かの命を奪っていいわけじゃない)


「オッケー、鳩人間型ディアボロ退治やな。飛び道具持ちとは言え、敵が一体やったら、こんだけ味方おったらなんとかなるやろ」
 黒神 未来(jb9907)は楽観的な声を上げて、そしてすっと気配を殺した。


 苦虫をかみつぶしたような顔で、鳩の登場する童謡を口ずさみ、赭々 燈戴(jc0703)が呟く。
「一般人のガキいじめなんて止めだ止めだ。最期は俺達が遊んでやるぜ、鳩坊主」


「我龍転成リュウセイガー、見参!!」
 雪ノ下・正太郎(ja0343)は、青龍をモチーフにしたヒーロースーツを身に纏い、「正義のヒーロー・リュウセイガー」となった。
「天魔の災いから、己が住む人と人の世界を守ると誓った身として、如何なる事情があろうとも、心を鬼にして撃退士としての使命を果たそう」


「さて。今回の任務が、私のはぐれ悪魔としての初陣となるわけだが」
 カルロ・ベルリーニ(jc1017)は尊大に、ゆったりとした口調で続けた。手にはオートマチックを構えている。
「いずれ来る『楽しい楽しい天魔との大戦争』の準備としては、いやはや、申し分ない相手ではあるまいか」

「とにかく、要救助者が避難している体育館から、奴を引き離せば良いのでしょう?」
 ゼフィ(jc0492)がカルロに確認を取る。カルロは大きく頷いた。

「えぇ、皆、連絡は常に取れる状態にしておいて頂戴ねェ?」
 黒百合(ja0422)がハンズフリーのスマホを準備する。
「ここからは、連携が勝負だわァ」





 黒百合が目ざとく、校門脇の地図を確認する。体育館と反対側に、使われていない旧校舎がある。
 そちらの昇降口へ移動する未来。下駄箱の間に、気配を殺して潜む。


「さあ、ここからは我々の仕事だ。お引き取り願おう、これ以上犠牲を増やしたくはない」
 アイリスが警官を撤退させる。
「彼らは‥‥先ほどの警察官達かね? 勇敢なる彼らを、ささやかながら称えさせてくれ」
 運ばれていく殉死警官に、カルロはゆったりと、自分なりの敬意と称賛を表した。


 一般人に化けたひりょが、逃げ遅れた小学生のフリをして、旧校舎へと目立つように走っていく。鳩人間の意識を引き付けるためだ。

「おい、そこの鳩顔」
 警官が去ったのを確認し、アイリスも旧校舎を背にして、軽く挑発してみる。
 ゼフィも豆撒機関銃を豆鉄砲モードにして、鳩が出てくる有名な童謡を口ずさみながら撃ちまくる。

 鳩人間は、アイリスとゼフィの挑発には乗らず、まっしぐらに逃げ遅れた小学生(に見えるひりょ)へと向かっていった。

 どうやら鳩人間は、復讐心以外には、知性を備えていないようだ。

「何処へ行こうというのかね? せっかくの戦争だ、一緒に楽しもうではないか。共に仲良く、互いを打ち倒そうではないか。滅ぼし合おうではないか」
 カルロは不敵な笑みを浮かべながら、オートマチックを放ち、旧校舎に鳩人間を近づけていく。

 鳩人間は豆ガトリング砲を構えた。
 逃げるひりょに向かって、耳障りな音を立てて発砲する。
 燈戴が回避射撃でひりょを援護し、ひりょ自身も回避に専念する。

「痛てっ!」

 福豆エネルギー弾がひりょに幾つか命中した。だが、通常の銃で撃たれても傷のつかない撃退士にとって、分厚いコンクリを突き破るほどのエネルギー弾も、「すごく痛い」程度の威力のようだ。
 純粋なエネルギー弾だからこそ、アウルの前に、威力を削がれてしまうのかもしれない。
 その代わり、ひりょは校舎方面にずるずると押し込まれてしまった。

 攻撃を食らったひりょが福豆を吐かないことにも、鳩人間は全く疑問を抱かず、これでもかと豆銃器をぶっぱなす。
 やはり、人間並みの知性は、ディアボロ化した時にでも、なくしてしまったのだろう。

「どうやら、俺たち撃退士にはあの豆鉄砲は効かないみたいだ」
 ハンズフリーのスマホから、ひりょの声が聞こえてくる。
「確かにすごく痛いけれど、ダメージとまではいかないかな。ただ、勢いが強すぎて、その場に踏みとどまれなかったです」


 情報を共有し、ひりょは旧校舎へ駆け込んだ。
 校庭に仁王立ちになり、その場から旧校舎に向かって福豆銃器をぶっぱなす鳩人間。
 未来の潜む昇降口に入っていく様子はない。

「このままじゃ、建物の外から撃たれちまうなあ」
 ふうむと燈戴が腕を組む。コンクリの旧校舎の壁にも、さくさくと穴が開いていくのが見てとれる。
「建物の中が、がらんどうなら問題なしだが、本物の逃げ遅れがいた場合、困っちまうな」

「<生命探知>の結果だが、数名まだ中にいるな。この上、新校舎との渡り廊下のある場所だ」
 アイリスが半眼無表情で呟く。

「きゃはァ、そうゆうことなら、被害が出る前に速攻でやらないとねェ‥‥一気に行くわよォ‥‥」
 黒百合は<陰陽の翼>で翼を顕現させ、旧校舎前に佇む鳩人間へ向かって、羽ばたいた。
 一気に間合いを詰める。

「よし、押し込め!」
「わぁってるわよォ」

 <雷鳴を鳴らす者の光芒>を使って、高密度に圧縮された擬似電流を伴うアウルを、掌から砲撃する黒百合。砲撃後、まるでそこだけ色が消えてしまったかのように、黒百合の髪が真っ白になびいていた。
 彼女の攻撃で麻痺した鳩人間を、<悪魔殲滅掌>で殴り飛ばすリュウセイガー!
「喰らえ、リュウセイガーパンチ!!」

「鬼も内に入っちまいな」
 続いて燈戴の赤鬼の鉄槌が、鳩人間を昇降口のそばへと吹き飛ばす。

 そこへ、隠れていた未来が出てきて、<闇討ち>によるバックドロップで鳩人間を校舎内へ投げ込み、鍛え抜かれた強力なパンチとキックをお見舞いする。<蛇眼>を使うまでもなく、あっさり組み敷かれる鳩人間。

 豆鉄砲をギルティブラッドに持ち替えたゼフィが、「追撃です!」と鳩人間に襲いかかる。
 チェーンソーの高速回転音が、何かを切り刻んでいる猟奇的な音が、昇降口に響いた。

「私は、平凡なニートに、戻りたいんです! そう、ニートこそが我が人生です!!」
 ――なのに、呪われた武器を手にしてしまったが故に!!
 ニート生活に戻れない!!
 ゼフィは、自身の絶望を叩きつけるかのように、ギルティブラッドを容赦なく鳩人間に叩き込んだ。返り血がびしゃびしゃと飛んでくる。

「ああ楽しい、とても楽しい戦争だ‥‥きっといずれは血みどろの戦争になるに違いない。素敵だ、実に素敵だ」
 ぶしゅうと血を撒き散らしている鳩人間をうっとりと見つめ、カルロは芝居がかった口調で呟いた。

「とどめはいただきよォ♪」
 黒百合が、ロンゴミニアト――全体に無数の細工が施された、見た目にも美しい槍で、穂先からは常に血のような雫が滴り、槍全体を赤く彩るという白銀の槍――を振りかざした。

 その時、鳩人間の様子が変わった。
「あらァ?」
「何やの!?」
 未来の腕がすっと軽くなる。

 グルグルと鳴きながら、ちょっと変わった毛色の土鳩が、そこにいた。
 あちこちから血を流しており、窓から外へ飛び立とうと暴れだす。
 逃げようとしているのだ。

「おっと、幕引きにはまだ早いのではあるまいか、そうは思わないかね?」
 カルロがオートマチックで土鳩を撃ち落とす。
「もっともっと、楽しませておくれよ、さあ、さあ!」

 アイリスは逃亡に備えて<星の鎖>を用意していたが、カルロの一撃で、土鳩がぽとりと落ちたため、スキルは必要ないと判断した。
 かくて、ディアボロは、カルロからの何発ものアウル弾を受けて、生ゴミのように血と羽を撒き散らし、果てた。





「皆さん無事ですか?」
 正義のヒーロー・リュウセイガーと、ひりょは、体育館を中心に、校舎を見回っていた。
 アイリスが<生命探知>で、誰かいないかと反応を探す。

 撃退士たちの活躍のおかげで、何とか一般人に被害が出ることなく、ディアボロを退治することに成功したとわかった。

 体育館を、安堵のため息が包む。
 中には、無事を喜んで泣き出してしまう生徒や教職員もいた。

 旧校舎内で逃げ遅れていた生徒たちは、自分たちが危険だったことを知って、蒼白になっていた。

「もう、大丈夫なんですよね?」
「ええ、大丈夫ですよ」

 ひりょが皆を安心させる笑顔を見せる。





 一般人の生徒・教職員たちは、自主的に各自教室へと戻っていった。
 笑顔で見送り、そしてひりょは俯いた。
「‥‥」
「どうかしたんでしょうか?」
 ゼフィが尋ねる。
「うん‥‥実は、先に警察から預かってたんだけどね」

 ひりょは、鳥鳩くんの遺書を皆に見せた。

「‥‥‥‥鳥鳩君、ごめん。君を助けられなくて、本当にごめん」
 リュウセイガー、いや、正太郎は、土鳩の亡骸を抱えて、涙した。
「どうにか、弔ってあげられないだろうか‥‥せめて最期くらい、人間らしく‥‥見た目は鳩だが‥‥」
「そうだな。せめて、安らかに眠って欲しいな」
 ひりょも頷く。


 黒百合は、遺書の事を聞いて、鳥鳩くんが飼育係をしていた小屋を確認してみた。
 残された物が無いかどうか捜索してみると、何度か小屋の中に閉じ込められたのであろうか、粗末な南京錠が近くに落ちているのが見つかった。
(なるほどォ、動物の世話をしている間に、いじめっ子に閉じ込められたりしていたってわけねェ‥‥十分陰湿だわァ♪)


「子供を守るのは大人の役目だろうに」
 どうして子供のいじめに、親も教師も向き合ってやらなかったのか。アイリスは唇を噛んだ。
「それでも、命で購う責かと問われても、返す答えを用意できないな‥‥」

 この事件で亡くなった一般人の数を考えると、やりきれない。
 どうして鳥鳩くんがまだ引き返せるうちに、周囲が手を尽くしてやらなかったのか。
 子供好きなアイリスには、今回の事件は心から痛ましい事件に思えた。


「遺書か‥‥死にたくなるほど追いつめられてたんだろうが‥‥本物の鬼は、仲間を仲間と思わず、外に追い出しちまうヤツかもしれねぇな」
 燈戴は、自身も老いぬ体の所為で、友人が徐々に離れていった過去を思い出した。
「それを利用した悪魔もくそったれだが‥‥莫迦野郎だぜ、坊主‥‥」


 ひりょは鳥鳩くんの遺書を、学校関係者へ公開することにした。
 いじめが原因による凄惨な事件である事を、生徒・教師・親族にちゃんと知ってもらうのが目的だ。
 また、再発防止の為に、一致団結して、いじめ撲滅の為に活動して欲しいと念を押す。
「同じ悲劇が起こる可能性は十二分にあるのだから。でもそうなって欲しくはない。憎しみに駆られ、他に何も見えなくなってからでは遅いんだ」
 ひりょは熱弁をふるった。
「無論、俺達撃退士に出来る事はするけれど、皆にもきっと、なにか出来る事があるはずだから!」


 未来は震えていた。
「うちが一番嫌いなんは弱いものイジメやねん、下手したらイジメの犯人をシバきに行ってまうかもしれへん」
 ぷるぷる、ぷるぷる。拳が小刻みに震えている。

「‥‥誰か止めてな? アカンことはわかってるけど、もし主導者がまだ生きてるんやったら、理解だけはしてもらわへんとうちの気が晴れんし、鳥鳩クンも浮かばれへんやろ? そやさかい‥‥もし主導者が生きてるんやったら<蛇眼>で死ぬより辛い恐怖を与えとくで‥‥」

 未来は本気だった。

「私も、鳥鳩くんをいじめていた奴が生きていたら、豆鉄砲でお仕置きします」
 ゼフィが豆撒機関銃を構えて頷く。

「いやいやいや、待つのだ、お嬢さんたち。頭を冷やしたまえ。彼は、鳥鳩少年は、自身の中の『戦争』に敗れたのだ」
 カルロが不敵な笑みを浮かべ、芝居がかった口調で未来とゼフィに落ち着くよう言った。


 警察に問い合わせると、いじめの首謀者や関係者とみられる生徒は、最初に襲われた学区の子供がほとんどで、既に生存していない可能性が高いということだった。

「あんな、ほんまにいじめはあかん。もし誰かまた追い詰めるようなことがあったら、うちがシバきに来るで、覚悟しときいや!」
 未来は学校関係者全員に向けて、強くメッセージを発した。





 ゴーストタウンとなった学区の一角に、共同墓所がある。
 一連の事件で亡くなった人たちの墓所となっている。
 撃退士たちは天魔の亡骸の処理業者に頼み、土鳩ディアボロの亡骸の一部を、そこに埋葬し、線香をあげて弔った。

「せめて、最期くらい、人間らしく‥‥な」

 アイリスも正太郎と同じ気持ちで、無表情のまま、手を合わせた。
 冷たい風が、線香の煙を揺らし、吹き去っていった。


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: 赫華Noir・黒百合(ja0422)
 来し方抱き、行く末見つめ・黄昏ひりょ(jb3452)
 おじい……えっ?・赭々 燈戴(jc0703)
重体: −
面白かった!:7人

蒼き覇者リュウセイガー・
雪ノ下・正太郎(ja0343)

大学部2年1組 男 阿修羅
赫華Noir・
黒百合(ja0422)

高等部3年21組 女 鬼道忍軍
深淵を開くもの・
アイリス・レイバルド(jb1510)

大学部4年147組 女 アストラルヴァンガード
来し方抱き、行く末見つめ・
黄昏ひりょ(jb3452)

卒業 男 陰陽師
とくと御覧よDカップ・
黒神 未来(jb9907)

大学部4年234組 女 ナイトウォーカー
覚醒! ニートタイプ・
ゼフィ(jc0492)

高等部3年18組 女 ルインズブレイド
おじい……えっ?・
赭々 燈戴(jc0703)

大学部2年3組 男 インフィルトレイター
戦争こそ我が夢・
カルロ・ベルリーニ(jc1017)

大学部4年178組 男 インフィルトレイター