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マスター:神子月弓
シナリオ形態:ショート
難易度:易しい
参加人数:5人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2016/10/31


みんなの思い出



オープニング




 世間に、ハロウィンの季節がやってこようとしている。
 町中にオレンジと黒の装飾が施され、「トリック・オア・トリート」の飾り文字が踊る。

 しかし、撃退士の皆にとって、ハロウィンの悪戯は、とっても気を遣わなければならないものである。
 一般人相手、特に子供相手だと、大怪我をさせかねないからである。
 従って、実質的には「トリート&トリート」(間違いなくお菓子を貰えるだけの行事)と化していた。

 これに対して、一部の撃退士から不満の声があがっているのに、マリカせんせー(jz0034)は気が付いた。
 特に、初等部低学年の撃退士ほど、やんちゃに遊びたい年頃だ。
 イタズラが出来ないハロウィンなんてつまらない、という意見が出るのも仕方がないところである。

 そこで。

 学園敷地の隅にあるちょっとした洞穴(以下、ダンジョンと呼ばれる)を使って、撃退士同士の熱いハロウィンが出来ないかと、せんせーは考えた。

「撃退士さんVS撃退士さんなら、多少本気を出して悪戯しても、問題ないと思うのですー。それに、悪戯されたくなかったら、食べ物を差し出せばいいと思うのですー」

 そう、「トリック・オア・トリート」ならぬ「ファイト・オア・フード(FOF)」がこうしてスタートしたのであった。





 洞穴、いやいや「ダンジョン」の中は、割合と広く、うねうねとした一本道になっている。
 なんの変哲もない一本道に、レトロっぽいランプを灯すことで、雰囲気を否応なく盛り上がらせている。

 今回は、8人を4人ずつ2組にわけ、探索班と防衛班とする。
 防衛班は「ダンジョン」で待ち構える役割。
 探索班は「ダンジョン」を制覇する役割だ。

 チーム分けについては事前によく話し合っていただきたい。上手く4人ずつに分かれられなかった場合、せんせーがくじで解決することになる。

 まず、防衛班が「ダンジョン」に潜り、所定の位置につく。
 「ダンジョン」の道のりを大体4等分した位置に1人ずつ立っていることになる。
 防衛班は、探索班と出会った時に、脅かしてもいいし、かっこいいセリフを吐いて挑発してもいい。
 勿論、特に何もしないでいても構わない。

 準備が整ったら、探索班が並んで「ダンジョン」に潜る。

 ファイト・オア・フードは1対1の対決だ。
 防衛班1名と遭遇したら、探索班から1名が進み出て、試合に挑む。

 じゃんけんで勝負し、「ファイト」するか、「フード」と叫んでお菓子を差し出して戦闘(?)を回避するか、探索班も防衛班も選べる。
 「フード」と差し出されたお菓子は、拒むことは出来ず、「ファイト」を続けることも出来ない。
(嫌いなものだったら食べなくてもいい。お菓子を差し出された時点で「フード」は成立する)

 一度ファイト・オア・フードに出たものは、それぞれ班を抜け、どの陣営でもなくなり、「賑やかし要員」として、列の最後尾を歩いてハロウィン気分を盛り上げる役に徹する。

 これが、マリカせんせーの考えた、「アウル解禁版トリック・オア・トリート」であった!

 尚、多少のアウル使用では崩れることのない、丈夫な洞穴なので、安心していただきたい。
 実際に実技訓練の演習場としても使われている「ダンジョン」である。


リプレイ本文




 洞穴、いや「ダンジョン」は、うねうねとした広い一本道が、入口から出口まで繋がっている。
 その壁面に、レトロなランプを飾りながら、マリカせんせー(jz0034)は雰囲気を盛り上げていた。


「折角、ダンジョンということなので、BGMを流すのはどうでしょうか。曲は国民的RPG「竜の探索」から、状況にあった曲を幾つか選曲してきました」

 龍崎海(ja0565)がせんせーに、音楽プレイヤーとスピーカーを渡す。

「防衛班で連絡を取り合って、劣勢の時はこの曲、優勢の時はこの曲に変えるのも、盛り上がっていいと思います」

「あらあら、有難うございますですー。確かにBGMがあると雰囲気が出るのですー。終わったら返しにきますね〜」

 せんせーは海から有難くBGM一式を受け取った。


「せんせー、私からも提案があります」

 水無瀬 文歌(jb7507)が、出口付近を見て回っていた。

「出口のところに、何かお宝を隠しておきませんか? 折角ダンジョンですし、雰囲気アゲアゲですよ!」

「それもいい考えなのですー。何か考えておきますですー」

 せんせーは乗り気だ。


 こうして「ダンジョン」の準備は、順調に整っていった。





 一方、仮装のために時間をかけて準備をしているものもいた。

 ハロウィン当日まで毎日、放課後に美術室にやってきて、丹念に型に和紙を水ノリで重ね、ハリボテをこしらえているのは、遠石 一千風(jb3845)だ。
 物干しざおを使った本格的な槍、西洋風ファンタジーに出てきそうな、フルヘルムと全身甲冑。仕上げにアルミホイルを丁寧に貼り付けていって、光沢が出るように艶出しを塗って、ぴかぴかに磨き上げる。

「せんせーあのさ、相談なんだけど‥‥」

 更に一千風は、二段構えの仮装を考えていた。そのために、マリカせんせーの協力を仰ぐ。

 こうして、立派な女騎士が出来上がった。





 当日放課後。
 参加者一行は、「ダンジョン」入り口前に、時間をずらして集まった。


 まず、防衛班が集う。

 パサランの着ぐるみを着た海。
 明らかに手が頭の上まであがらない。

 きのこの着ぐるみ着用の、橘 樹(jb3833)。
 同様、明らかに(以下略
「どう見ても動きづらいであるが、なぁに、気にしたら負けだの!!」

「ええとその、わたくし助っ人と伺ったのですが‥‥」
 人数調整のために呼ばれたアリス・シキ(jz0058)こと、魔王マントを被った、ばにーすーつ。
 首から大きなカギのペンダントを提げているが、恰好が恥ずかしいのか、もじもじしている。
 ちなみに、アルビノヒリュウの「えるくん」のために、お揃いのうさぎフードも用意されている。

 3人は、ダンジョンの通路を概ね3等分にしたところに、それぞれ配置されることになった。
 防衛班が入っていくと同時に、ダンジョン風のBGMが流れ出す。

「思った通り、なかなか雰囲気がでているね」
 海は着ぐるみの中で、ほくそ笑んだ。


 続いて、探索班が入口に集まってきた。

「あわあわ、ちょっ‥‥!?」

 マリカせんせーが慌てるのも無理はない。
 この寒空に、佐藤 としお(ja2489)が、一糸まとわぬ姿、つまりスッパでやってきたのだ。
 左側頭部と上半身にたくさん刻まれたタトゥーが、一瞬、肌色の服の模様に見えた。

「あ、カメラアングルは、ウエストアップオンリーでお願いしま〜す」
「そそそ、そういう問題じゃないのですー! とにかく、スッパはくらりん的にも困るのですー! せんせーも怒られたら困っちゃうので、せめてこれをつけてくださいですー!」

 そう言って、「いちじくの葉っぱ紐パン」を渡すせんせー。
 芸術的ではありますが、余計に、目のやりどころに困ります。
 ていうか、どうしてそんなの、持っていたんですか、せんせー?


 続いてやってきたのは、パイレーツ姿の文歌だ。
 黒地に金の模様入り帽子とブーツ、ピンクのマフラー、へそ出しの青い衣装とふりふりスカートが如何にもアイドルらしく、人妻とは思えない可愛らしさをアピールしている。


「うぐぐ‥‥紙って意外と重いんだな‥‥」
 ハリボテ全身甲冑の一千風が、物干しざお、いや、本物そっくりの槍をまるで杖のようについて、周囲を探りながらやってきた。
 フルヘルムの視界は狭く、非常に見通しが悪い。
 ‥‥そこまで忠実に再現しなくてもいいのに。

「私は、探索班として、危険なダンジョンへ財宝を探しに来た、という設定だ‥‥うぐぐ」

「そう、ダンジョンといえばお宝! お宝といえば、海賊だよねっ。だから私は海賊コスだよー♪」
「え、まじ、お宝があるの?」

 としおは、文歌の発言で、初めてダンジョンの奥にお宝が隠されていることを知った。
 一千風も、自分の仮装の設定のつもりだったのだが、本当にお宝があると聞いて、俄然やる気が出てきた。

「ふふん、お宝、頑張ってゲットしてくださいですー。それでは、皆さん、気を付けて行ってきてくださいね〜♪ ハッピーハロウィーンです〜!」

 これ、探索班の、ファイトの順番ですー。公正にくじで決めたのですー。
 せんせーはそう言って、醤油をしみ込ませて古紙に見せかけた、メモを渡す。

 アウル攻防に巻き込まれないため、一般人のせんせーとは入口でお別れだ。
 せんせーは外側からぐるりと回り道をして、出口で待っているという。

 探索班は1列に並んで、ダンジョンの入口へと消えていった。





 第1回戦は、樹VSとしおのFOFだった。

「レッツゴー!」
 楽しそうに気合を入れるとしお。

「ふっ‥‥わし渾身のきのこぐるみを披露するときが来たようだの!!」
 かっと目を見開き、<明鏡止水>で【潜行】と【覚醒】を得る樹。

 そっと道端にたたずみ、着ぐるみで、身も心もでかいきのこになりきっている。
 それにしても、でかい。
 人間、いや悪魔だが、が、すっぽり入っている大きさなのだ。でかすぎる。
 【潜行】してはいるのだが、どことなく潜みきれていない。

「おー、おっきなきのこだなあ‥‥いいダシが取れそうな‥‥」
 ラーメン王・としおは、巨大キノコを見て何か違うことを考え始めていた。

「勝負であるのぉぉぉ!」
「うわあぁぁぁ!」

 巨大きのこが突然喋ったら、誰だって驚きます。

「ひあああああ! 何じゃあその、おぬしの破廉恥な恰好はの〜!」

 出会った先輩が、全裸にいちじくの葉っぱイッチョなら、女子でなくても驚きます。

 しかし、きのこもとしおもすぐに気を取り直し、ハリセンとシルバートレイを持ち、じゃんけんの構えをとるところ、歴戦の撃退士と言えるかもしれない。

「最初はグーだの。しかるのち、じゃーんけーん‥‥!」
「漢は黙って〜‥‥!!」

 ぽん。

 グーとグーで、あいこだった。

「「あーいこーで‥‥!」」

 ひたすらグーを出すとしお。
 2回目はパーと決めていた樹。

「あーあ、きのこに負けちゃったかあ‥‥」
 肩を落としてしょぼーんとする、としお。
 負けを認め、支給されたシルバートレイを掲げる。

「きのこに戦闘回避という選択肢はないんだの! ファイトだの!」
「オッケー、こちらもフードは無しだ。勝負!!」
 
 としおの挑発に、ハリセンを一気に振り抜く樹。
「覚悟なんだのおおお!!!」

 そのハリセン目がけて、シルバートレイを投げつけるとしお。
 <回避射撃>で少しでも狙いを逸らす目的だ。

「ほ、ほむ〜!?」
 見事に狙いを逸らされ、更に遠心力にも耐えきれず、着ぐるみごと転がっていくきのこ。

「た、立ち上がれぬ〜。誰か、助けて欲しいのだの‥‥!」


 勝負を終えたとしおと樹は、賑やかし要員となった。列の最後尾に並び直す。

 「きのこ図鑑」(不思議植物図鑑の×巻)を装備し、きのこをあちこちに飛ばす樹。
「必殺きのこパレードなんだの!」

 更に、えのき(鳳凰)を召喚し、やたら神々しいきのこを演出してみせる。
「くくく‥‥不死鳥の加護を受けし、きのこの力を見るがよいの!」
 薄暗いダンジョンの中、えのきが神々しく輝いて見えた。

 一方、としおは艶めかしく腰をくねくね振りながら、ノリノリで皆を応援していた。
「勝っても負けてもナイスファイト! こういうのは楽しんだもん勝ちだよね!」





 第2回戦は、海VS文歌のFOFだった。

(きのこが倒されただって‥‥! これは、ここで探索班を食い止めなければ‥‥食い止めなければ‥‥何も起こらないけど、一応‥‥)
 BGMを緊迫感あふれるものに取り換え、海はパサランの着ぐるみ内で唇を噛んだ。

 探索班が足音を響かせてやってくる。

「とうっ!」
 海はパサランのふりをして、一行の前に進み出た。

「む、今度はパサランさんだねっ! 着ぐるみ仮装が流行しているのかな?」
 海賊姿の文歌が進み出る。サーベルを抜くような姿勢でハリセンを構え、じゃんけんに備える。

『野生のパサランが現れた』
 きゅっきゅっとホワイトボードに書きしるし、海は文歌に見せた。

「お宝のために、がんばりますよ〜。パサランさんには悪いけど、負けてもらうからね♪」

「最初は、グー!」
「「じゃーんけーん‥‥!」」

 ぽん。

 パサランが出したのはグー。
 文歌が出したのはパーだった。


「神速のツッコミハリセンです! ♪マホウ☆ノコトバを唱えよう‥‥きっと大丈夫、一言言えたらまた言えるよ、貴方に伝えたい想いを胸に♪♪」
 <マホウ☆ノコトバ>を歌い、ドップラー音を響かせてハリセンを振り下ろす文歌。

 シルバートレイを持ったまま、おろおろと、正面をガードしているパサラン。 
(というか、手が短くて頭まで届かん!)

 すぱーん!!!!

 気持ちの良い音が、ダンジョン中に響き渡った。ころころと転げるパサラン。

 その後。
 パサランは、ごろごろ転がりながら奮戦したのち、何とか自力で起き上がる。

『なんと パサランが おきあがり なかまに なりたそうに こちらをみている!』
 ホワイトボードに書かれた一文を見せる海。

 文歌さん、なかまにしますか?

 >YES
  NO

『コンゴトモヨロシク』

 こうして、賑やかし要員に混ざることになった2人。
 文歌は、得意の歌とダンスで、最終ファイトを盛り上げにかかった!
「今日はアゲアゲでいくよ〜! レッツ・ダンシング・ハロウィン〜♪」





 第3回戦=最終戦は、一千風VSアリスのFOFだった。

「行くぞ、‥‥と、待て、皆早い」
 視界の悪さ、足元の不安定さ、仮装の重さで、騎士らしく皆を率いようと先頭集団に行こうとするが、なかなか追いつけない一千風。

 3人目の防衛班が待ち受けているところまでたどり着く頃には、へとへとになっていた。
(我ながら、負荷の高い仮装を作ったものよ‥‥)
 ふ、とひとり、胸の中で自嘲してみる。

 魔王っぽいマントをかぶり、カギを首から提げ、ばにーすーつで恥ずかしそうに迎えたアリスの姿を見て、女騎士一千風は心を決める。

「ダンジョンの守護者が相手なら、本気を出そう」
「わたくし、守護者でしたの??」

 おろおろするアリスの前で、全身鎧の留め金を外し、マイクロビキニに骸骨の特殊メイク(ボディペイント)という、セクシーでホラーな姿を露わにする一千風。

「きゃー! ガイコツさんですの!!」
 驚きと恐怖で、マジ泣きしそうなアリス。
 ここに立って待っているのも、BGMのおどろおどろしさと相まって、心細かったのである。

「では、ファイトするとしようか」
「ふ‥‥フードですの!!」

 うさぎ帽子を被らされた白いヒリュウが飛んできて、一千風にたい焼きを差し出す。
「ぐっ」

 ルール上、フードを差し出されたらファイトは出来ない。
 しかし、一千風は甘いものが苦手である。

 差し出されたお菓子を食べなければいけないというルールはない。が、騎士として、一千風は、涙目のアリスを見て、冷たい態度に出ることは出来なかった。

「じゃ、じゃあ、尻尾の端っこを一口だけ。残りはどうぞ、もうこれ以上は‥‥ほら、私骸骨だし」

 あんこの詰まっていない、甘くない皮の部分だけを食べて、一千風はアリスにたい焼きを返した。





「で、では、ファイナルイベントに、まいりますわね」

 アリスはもじもじとマントで体を隠しながら、皆に問いを投げかけた。

「朝は4本、昼は2本、夜は3本、一体何のことでしょう?」
「「「人間」」」

 あまりにも有名なクイズ過ぎた。アリスは皆に即答されたことに驚き、そして頷いた。
 ドライアイスが焚かれ、スモークの中から宝箱が出てくる。

 アリスがペンダントになっていたカギを差し込むと、箱がぱかっと大きく開いた。

「皆さんに、マリカせんせーから、財宝(参加賞)だそうですの」
 箱の中にまでドライアイスが焚かれていて、財宝が何かはよくわからない。

「抜け駆けするな、財宝は私も」
 一千風は先陣を切って覗き込む。
 勿論、皆、心を躍らせて、宝箱の中を覗き込んでいた。

 ――そこに眠っていたものは‥‥!!


  \金銀財宝大判小判/


 ‥‥ではなく、カレーパン、コロッケパン、焼きそばパンなどの総菜パンであった。

 あんまん、たい焼き、ドーナツ、バケツプリンという、甘味の苦手な学生には地獄の苦しみ。
 そんな学生を救おうとする、マリカせんせーの粋な計らいだったのである!!!

「私、実は甘いのダメなんだ、これで生き返れる!」

 自らのマイクロビキニを隠すように身を縮め、しかし喜んでいる一千風が天を仰いだ。

「神よ‥‥私は復活せり!」

 実は死者設定だった一千風は、コロッケパンを手に取り、滂沱と涙を流した。





「FOF、楽しめましたでしょうか〜?」

 マリカせんせーが出口から入ってくる。

 既に宝箱の中は空っぽ、支給された甘味類も底をついていた。
 バケツプリンは、文歌が1人分ずつ、宝箱に収まっていた器に盛り直し、アリスが給仕をして(甘いものが大丈夫な)学生たちに配っていた。

「どうですか?」
 海は、たい焼きを二つに折り、せんせーに差し出した。

「遊んだあとのお菓子は格別だの! 疲れが取れるの!」
 樹もにこにこして、もちもちドーナツ(黒蜜きな粉味)を食べている。

「せんせーも、イベントは終わったので、余った「フード」を食べてもいいですからね。折角ですし、皆で分け合いましょう♪」
 文歌が、せんせーの分のプリンを差し出した。

「財宝っていうからには「死のソース詰め合わせ」等かと思いましたけど、こうやって親交を深められることが、一番の財宝ですね!」
 ラーメン王・としおが爽やかな笑顔を見せる。

「取り合えずあなたはマトモな服を着ろ」
「遠石さんだって、凄いマイクロビキニじゃない。変わらない変わらない♪」

 葉っぱ全裸とビキニでは、比較になりません。

「そ、その前にジロジロ見るな! これはあくまでも仮装で‥‥」
 真っ赤になる一千風。
「そうそう。ボディペイント、大変でしたよね〜」
 手伝ったせんせーも頷く。


 こうして、学生たちのハロウィンの思い出がまたひとつ、増えたのであった。
 ハッピー・ハロウィーン!


依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: 歴戦勇士・龍崎海(ja0565)
 外交官ママドル・水無瀬 文歌(jb7507)
重体: −
面白かった!:6人

歴戦勇士・
龍崎海(ja0565)

大学部9年1組 男 アストラルヴァンガード
ラーメン王・
佐藤 としお(ja2489)

卒業 男 インフィルトレイター
きのこ憑き・
橘 樹(jb3833)

卒業 男 陰陽師
絶望を踏み越えしもの・
遠石 一千風(jb3845)

大学部2年2組 女 阿修羅
外交官ママドル・
水無瀬 文歌(jb7507)

卒業 女 陰陽師