\HDF!/ \HDF!/
タンポポノハラの戦場に、勇ましいかけ声が響き渡る。
「あれを見てください、隊長!」
ミツバチ王国軍の一人が、険しい表情で前方を指さす。
「くそっスズメバチ軍め、もうあんなところに…!」
屈強な軍勢が既に目前まで迫っている。
「大丈夫だ……俺たち西軍には、まだ『彼ら』がついている」
「そうです、我ら王国軍精鋭突撃部隊。その名も……」
♪L(^ω^)┘ \\ HDF48!! / /└(^ω^)」♪
説明しよう!
HDFとは 『Honey Bee Defence Force(ミツバチ防衛軍)』の略であり、決してH(ほんと)D(どうかしてるぜ)F(ふらいどぽてとうめえ)の略では無い。
そして数ある部隊の中で最も病気(訂正線)精鋭揃いと言われている猛者達。
それがコード名:HDF48だ!
それでは気になるメンバーにご登場願おう!
「ふ、次期センターの座は俺がいただく!」
目を引く赤髪、輝く笑顔!
現センター(女王)クララに最も近いと言う噂は本当か!
身につけた黒タイツが色んな意味で直視できない、月居 愁也(
ja6837)!
「愁也ちゃんがセンター……全力で応援するしかないね!( 」
恋バナ大好き、料理も大好き!
彼氏も大好き、ガールズトークはお任せ下さい!
正直あのクソガkボコりたい、ダアト(物理)雨宮 祈羅(
ja7600)!
「推しメンが次期センターとか何それ胸アツ!!」
赤い結い紐とポニーテール、元気な笑顔がチャームポイント!
割とまじめにびょうきじゃ無いかと疑ったプレは必見!
サイリウム…じゃなかったペンラ…でもなかったビースティング振りまわすよ、藤咲千尋(
ja8564)!
「ああ。俺も月居さん推しだ(まがお」
艶々でもふもふのクロマリルック、クールな物腰が魅力的!
どんな状況でも真顔()で対応!
今後の展開をお待ちください、ダークホース銅月 零瞑(
ja7779)!
「愛ちゃんも応援するの!」
左右のお団子ヘアーがチャームポイント!
元気一杯中華娘は果たしてどんなボケ(訂正線)戦いを見せてくれるのか!
蜂蜜目当てであることは内緒なの、周 愛奈(
ja9363)!
「しんじょおーさまのためにがんばるのー!」
ミツバチコスに超イキイキ↑(性的な意味で)!
見た目は天使、でもマイペよく見たら悪魔だった!
壺を取る動機がおまわりさんこっちです、ファラ・エルフィリア(
jb3154)!
精鋭揃いしHDF48!
次期センターの座は誰の手に!?
※このお話はミツバチ王国とスズメバチ帝国との死闘を描いたものです。
●GAME START
てっててれれれーれーれれれれーてってれーれーれー
戦闘開始のファンファーレと共に戦士達が飛び立つ。
東西あわせて12人のミツバチバトルスタート!
「まずはどんどん壺を取っていくぜ!」
愁也がフィールド上の花をどんどん撃っていく。
次々に現れる蜂壺を、他のメンバーが首尾良く攻撃。最初に現れた白壺(槍が二本になり攻撃力UP)を狙うのはファラ!
「白っぽい液KITAAAAA!(★∀★)」
初っぱなから視線がたいへんよごれていますね。
「おお、ビーム増えたー!」
二条ビームにhshs。どんどん敵を撃破しながら宣言!
「くらえあたしのにほんやりー!(性的な意味で)」※彼女が戦っているのは蔵倫です。
次に現れたのはスピードUPの青壺。千尋がさくっと取得する。
「加速装置、カチッ(口頭)」
気分はサイ●ーグ009。速度アップした彼女が次に狙うのは、本命の緑壺。
「大事な色なので!!大事な色なので!!」
大事なことなので二回以下略。つまりはこういうこと。
あほ毛>>>緑>>プリン>>(越えられない壁)>>>>効果
「彼氏の色を取りたいなんて、千尋ちゃん女の子だよねえ♪」
「うん、嬉しそうなの!」
祈羅と愛奈がにやにやしながらガールズトーク。
だがしかし、皆ここで緑壺の効果を思い出して欲しい。
「ふわわ手が増えたのっ!」
同じく緑壺をとったファラが狂気(訂正線)驚喜の声をあげる。何と言うことでしょう、彼女の脇にはもう一本腕が生えている!
「つまりこれはいっぱいえろいこともできるフラグだからいろんな※削除されました※」
「祈羅ちゃん見て見て! わたしもう腕六本になっちゃったてへぺろ☆」
「もー千尋ちゃんたら緑取り過ぎだよ!o(≧∀≦)o」
「愛ちゃんも腕四本になったのー!」
きゃっきゃうふふと脇から腕を生やしまくっている乙女蜂。
その様子を見守っていた零瞑が、真顔で呟く。
「……怖い」
●人の不幸は蜜の味
その頃、愁也はいつの間にか蟻にたかられていた。
「うわっすげえ数のアリぃいい……」
予定通り誤って蜂蜜壺を取得。全身蜂蜜まみれ、アリまみれ。視覚的にだいぶヤバイ。
「月居さん、大丈夫か」
さっそうと現れた零瞑、冷静に愁也の様子を観察する。
「ちょ、アリ痛いくすぐっtギャー」
「蟻、か……問題ない。全て焼き尽くせばいい」
「GYAAAAAAAAAA」
真顔で点火。燃え上がる蟻(と阿修羅)。
零瞑の機転により愁也が黒焦げになっている間、他のメンバーも蜂蜜地獄に遭っていた。
「ね、ねばねばのぬるんぬるん……!」
ファラが蔵倫と臨戦態勢になったところで、更なる新星登場。
「おんなのこにとって甘いはせいぎなんだよ!!」
瞳輝く千尋、蜂蜜もぐれになった祈羅に抱きついていく!
「わたしが蜂蜜ぺろってあげるね!!」
「きゃーくすぐったいー!!(爆笑)」
「祈羅ちゃん甘くておいしいとかどんだけ女子力高いの!ぺろぺろぺろぺろ蟻はぺっぺっぺ」
「愛ちゃんも蜂蜜ほしいのー!」
「hshshshshs●REC(※ファラです)」
「あっいけない自分もぺろらないとね!ぺろぺろぺろぺろ!!」
蟻は( ゜д゜)、ぺっ
それを見ていた零瞑が真顔で呟く。
「これが女子力(病気)と言うものか」
●突撃
その頃、愁也はいつの間にか腕が八本になっていた。
「うおおお来たぜ、もえろ! 阿修羅様モード!」
蟻まみれで黒焦げにになり腕が八本とかもはや人としてどうかしてるぜというレベルだが、手に入れた能力で一応まじめに強大ビーム!
「よっしゃ、いくぜーーー!」
次々に撃ち落とされるスズメバチ。ようやく戦闘っぽいかんじになってきた所でガールズ登場!
「阿修羅様モード来たあああああ!!(カッ」
「hshshshshshshshshs●REC(※ファラです)」
千尋がサイリウ…じゃなくて槍を振り回しながら勢いよく叫ぶ!
「さあ、今がチャンスだよ!! センター応援コール準備−!」
♪L(^ω^)┘ HDF48突撃モード開始!└(^ω^)」♪
「うぉうぉー うぉうぉー \シューヤー!!/」
\\シューヤ!//
「みんな声出して−! ほらビーム出して−!」
祈羅も友情攻撃を放ちながら、ありったけの大声で指示。
「はい次、いくよー! コーラートイレーアシュラー \シューヤー!/」
\\シューヤ!//
ファラ、愛奈も応援歌を歌いながら全力で突撃。その勢いたるやスズメバチ軍の中央突破をする猛攻。
華麗なる突撃を続けていた零瞑も、真顔でビームを打ち上げる!
「うぉうぉー \シューヤ!/」
やだ……この人達……おかしい…//
※
そんな突撃モードが功を奏し、ミツバチ王国は快進撃を続けた。
残すところは後ボス戦のみ。
決戦を前に、最後の特訓がはじまる!
「そんな振りでセンターが取れるかー!!総選挙1位になれるかー!!」
「ちくしょう、俺はやってやんぜーーー!」
「まだまだー! サイリウムの輝きに負けてるわよー!!」
あ、ビースティングでしたねてへぺろぺろ☆
千尋たちのスパルタ教育で、愁也の踊りはさらにレベルアップ。
宙返りやバク転を交えた華麗な尻振り。クライマックスはマラカス両手にぷりぷりキュートな高速尻振りというまさに完璧なプログラム。
「月居さん、そこの尻振りはこうだ」
真顔の零瞑、無駄に武術派でキレが良いダンス披露。蜂のはずなのに妙に色気すら感じさせる。
「そこの尻の角度はこうなの! 愛ちゃんのを見て!」
愛奈もぷりぷりな尻振りを教授。
「こうすればもっとえろくなれるんだよー!」
※ファラはMOZAIKUで覆われた
愁也達の頑張りにより、ダンスは完璧。皆の顔に確信の色が宿る。
「これで……」
「総選挙はもらったも同然!!」
さあ決戦の時はもうすぐ。
次期センターの座は誰の手に!
※このお話はミツバチ王国とスズメバチ帝国との死闘を描いたものです。
●Boss Stage
その時は突然やってきた。
「あらぁ、こんな所にかわいい子がいっぱい( ^o^)」
目の前に現れた一際大きなスズメバチ。
一目見て、誰もが気付いていた。いや、気付かざるを得なかった。
「ついに…現れたようだな…!」
はじけるおっさ…おネエボイス、見る者全てを絶望(貞操的な意味で)させるふくよかボディ。
スズメバチ帝国西軍大将ラ・クスーの登場だった。
「さぁ仔猫ちゃんたち、あたしと遊びましょぉ♪」
突如現れたボスを前に、愁也がにやりと笑む。
「ふっ…あれが西軍大将。ここは俺が引きつけるぜ」
「愁也ちゃん、大丈夫?」
心配する祈羅に向かって、うなずいてみせ。
「この時の為に特訓を重ねたんだぜ。次期センターとして怖がってられるかよ!」
そう言って愁也は、ラ・クスーの前に飛び出る。
「さあ、大将よく見ろ! 俺は次期女王となる男」
マラカスを手に勢いよく宣言。
「お前が魅了されるほどのダンス、この俺が見せてやんよ!」
「よしわかった嫁にするわ」
(゜д゜)
「え、あのもう一度言ってもらっても」
「お誘いありがとぉ〜さあ、いらっしゃぁい♪」
「いや誘ってませんしまだ踊ってもないですsあるぇぇええええ」
ああ、いつかのデジャヴ。愁也、容赦なくラ・クスーの厚い(誤字では無い)抱擁を受ける!
「あらぁ、蜂蜜と蟻まみれじゃない! そういうプレイが好きなのマニアねぇ〜♪」
「うわっ…ぬるぬっ…ちょっそこはYAMETEEEEE」
あんなところやこんなところを触られる愁也、絶体絶命のピンチ。
一方その頃他のメンバー達は!
「●REC」
「●REC」
「●REC」
「●REC」
「●REC」
「ちょっ…みんな助けろいや助けてくださいいいい」
「あらぁ抵抗するところもまたかわいいのねぇ♪ 燃えるわぁ( ^o^)」
「肉厚がせまっtGYAAAAAAAAA」
上半身とかもうほぼ半裸。もはや世界観とか関係ねえ。
一方その頃他のメンバー達は!
「<●><●>」
「<●><●>」
「<●><●>」
「<●><●>」
「<●><●>」
「…そろそろ愁也さん助けないと、まずいよね(ガン見中」
「うん、さすがにね(苦笑」
「ちっ(※ファラです)」
「愛ちゃんもみんなで蜂球するのー!」
「その前に一応月居さんを奪還したいところだが……」
零瞑、ラ・クスーに抱きつかれたままの愁也を見て一言。
「無理だな、あれは」
と言うわけで愁也ごと蜂球を行うことを気軽に決定。
「愁也さーん! 今から蜂球やるからタイミング合わせて愁也さんもおねがいね!!」
「千尋ちゃん今俺どうなってるかわかるよな!?」
「あーはいはいそれくらいできないと総選挙で勝てないから」
「あっ適当にスルーですねわかります」
愛奈が全軍に指示を飛ばす。
「みんなー! 今から東とあわせてボスを倒すの!」
千尋も東側メンバーを指さしながら、
「東ー!!よく見てー!!ほら見てー!!もっと見てー!!」
だが東のダンスはひどかった。
「ちょwwwwwねーわwwww」
スズメバチ軍すら認められるひどさ(褒め言葉)。
信号を読み取るどころの話ではなかったが、とりあえずこっちも返信をしなければならない。
「さあ、愛ちゃんたちもお尻合いダンスで返信するのー!」
「みんなーお尻ぶつけてー! ぶつけ合って−!」
「ぜんいんしっかりおしりをこのあたしにみせて※削除されました※」
「\役得ですありがとうございます!!/」
「(真顔で返信)」
予定通りの事故でセンター不在だったが、何とか東に伝わったらしい。
直前で赤壺(無敵)をとったHDF48。
「さあ、みんないくよ!」
彼女達の一つになった思いが、情熱と共に最高潮まで登りつめる!
「これぞ、はぐりすとのはぐなのだよむふー!!」
「ふふっ…うちらが正義だ! 正義は勝つんだ!(何」
「うぉー!にく!にく!にく!(※ファラです)」
「勝って愛ちゃんもロイヤルゼリーもらうのー!」
「あっみんな俺のことはやっぱり助けてくれないんですね」
「ああ、迷いはない。月居さんごとラ・クスーをこの手で討ち取って見せよう(真顔」
♪L(^ω^)┘ HDF48奥義 蜂球!└(^ω^)」♪
\\ 炸 裂 ! //
「やん、あなたたちの※禁則事項です※が凄く…熱い……っ///」
直後聞こえるのは、ファンファーレ。
ステージクリアの歓声が、蒼穹に響き渡った。
●クリア特典
ここは、ミツバチ王国の城内。
無事スズメバチ軍を撃退した東西の勇者たちが女王との謁見を行おうとしていた。
「皆の者、よく生きて帰りましたね」
「素晴らしかったであるぞ!」
ちんまりクララともっふもふハイジは共にHDF48を迎える。
「さあ、これが褒美の品です」
微笑むクララに近寄るメンバー。
そこで事件は起こった。
「隙ありぃ!」
蜂蜜と蟻まみれのまま、いきなりクララに抱きつきに行くファラ。千尋、愛奈、祈羅もそれにつづく!
「ちんまい女王、思う存分はぐもふさせてもらうよ!!(カッ」
「愛ちゃんもよく分からないけど、みんなと一緒にいくの!」
「あのクソg、いや、クラu…クララ、あーややこしい! とにかく女王様を蟻まみれにしてやるー!」
だがしかし、クララはまじクララだった。
「ふふ…みなさんやる気溢れていますね。良いことですよ」
いつの間にか障壁を展開。全員それに弾かれる。
ばいーん
弾かれた先にあるものは――蜂蜜で満たされたプール!
あっ……お約束(^ω^)
「きゃーまたうちら蜂蜜もぐれだよーー!(爆笑)」
「蜂蜜、うまうまなの!」
「ねばんねばんのぬるんぬるん!でゅふふこれでまたいっぱいえろいことも※削除されました※」
「ハイジちゃんもふもふぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ」
「クララひどいである! 我輩も一緒に弾かれているであるぞー!?」
クララはそれを見て青ざめている愁也の前に立つと、にっこりと笑む。
「次期女王はあなたに譲りましょう」
「えっまじですか!?」
「ええ。あなたはよく犠牲…頑張りましたからね」
「よっしゃーーーー!」
愁也、喜びのあまりガッツポーズ。歓喜の涙を浮かべながら宣言する。
「俺、センターになったら――親友ミツバチ※はべらせるんだ!」※大変教育熱心で厳しいと評判のイケメンミツバチ
それを見ていた零瞑は真顔で呟いた。
「……新女王はどM、か」
かくてミツバチ王国の平和は、守られたのだった。