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マスター:御影堂
シナリオ形態:ショート
難易度:普通
参加人数:6人
サポート:3人
リプレイ完成日時:2015/06/15


みんなの思い出



オープニング


 みなさんは、モスマンという奇怪な生物についてご存知だろうか?
 身の丈は3メートルとも言われ、虫とも人とも付かないおぞましい姿をしているという。
 今回、我々はこのモスマンの目撃情報を追った。


「警察はまともに取り合っちゃくれないが、そいつは絶対に存在する!」
 断固たる決意をもって、男は拳を振り上げた。
 男の名前は、最上甚太郎。
 植木屋を営むしがない一市民である。
「そんときは、ちょうど夜遅くで……」
 甚太郎が語りだすのを、机の対面で聞く少女が一人いた。
 少女の名は、新谷新という久遠ヶ原学園の学生である。
 飲み会の帰りだったという甚太郎の話を止めて、彼女は問う。
「飲み過ぎたっていいますけど、意識ははっきりしてたんッスよね?」
「もちろんだ」
 堂々と頷いて、甚太郎は話を続ける。
 場所は、街の中にある大きめの公園だった。
 トイレを探していたのだ。
 仕事上、公園へはよく訪れていたから、迷うことはなかった。
 一息ついて、空を見上げれば月が薄雲に隠れていたのだという。
「そして、歩いてたら奇妙なもんが見えたんだ」
 真っ赤な二つの球……それが何組か見えたのだという。
 宵闇の中で球は、煌々と光を放っていた。
「あまりのことに、酔いがさめたんだがな」
 はじめは、どこぞの悪学生がいたずらでもしてるんだろうと思ったという。
 注意してやろうと、近づこうとした……のだったが。
「身体が金縛りにあったように、動かなくなったんだ」
 赤い球はそうしている間にも、ふらふらと動いていた。
 二対一組であると、そのとき理解できた。
「ちょうどよく、雲が晴れて月明かりがまっすぐに降りてきた」
 さらに、公園の外灯にその身体が晒されたのだという。
「思い出すだけでも悍ましい」

 甚太郎の倍、3メートルはあろうかという大きな翼。
 体はうっすらとした毛に覆われ、触角のようなものが頭に生えていた。
 球だと思っていたのは、そいつの目だ。
 ぎらりと紅く光る、目である。
 腕はないが、二本脚で立っていた。

「キィっと甲高い声で鳴くと、そいつらは何かを掴んで舞い上がっていった」
 どこへ行ったのかはわからない。
 一瞬の出来事で、まばたきをしている間に消えていた。
 そいつらがいたところへ近づいてみると、野良犬らしき犬が死んでいた。
「血がだくだくと流れていたんだが、奇妙だった」
 明らかに犬の大きさからして、流れ出る量が少ない。
 まるで、誰かに抜かれたかのように……。

 甚太郎は警察にそのことを話したが、犬の処理を保健所に頼むよう指導しただけだった。
 質の悪いいたずら、もしくは、酔った男の妄言とされたのである。
「だがな、こないだ行ったお宅で同じようなのを公園で見たんだと」
「時刻は?」
「やっぱり、夜だ。そんときは、鳩かカラスか……何か鳥を掴んで去っていったんだと」
「モスマンッスね……」
「ん?」
 甚太郎が知っているのかという顔で、新を見る。
 新は、アメリカで目撃例があるモスマンというUMAについて語った。
「だいたいは最上さんのいう話と同じッス」
 だが、あくまでモスマンは架空の存在である。
 場所もアメリカで、目撃例も何十年も前だ。
「こっちで調査してみるッス」
「ありがとうございます。気味が悪くて、公園に仕事に行けないんでさぁ」
 情けなさそうにいう甚太郎へ、新は大丈夫と発破をかける。
「お化けの正体見たり枯れ尾花……あらた新報は真実を暴きますよ!」

 あらた新報とは、新が発刊するネット新聞のことである。
 UMAだの怪奇現象だの取り扱った結果、天魔の情報が舞い込んだりしている。
 今回も、その類だろうと彼女はあたりをつけていた。
「とりあえず、依頼を出しておくとするッス」
 同時に記事の見出しも考える。
 スラスラっとペンで書きなぐったのは、こんな題名だった。

「現代日本に、UMA黒船襲来!? モスマンの謎を追う!」

 この記事がどう転ぶかは、皆様次第である。


リプレイ本文


 某県某市。
 のどかな住宅街を、我々は訪れていた。
「遂に本物、の、UMA、と出会える、か」
 無表情ながら気持ちが抑えきれず、仄(jb4785)がぽつりと漏らす。
 住民がのんびりと過ごす中、どこかに奴が居るのだ。
 奴の名は……。
「モス……マ、ン?」
 そう、モスマン。
 疑問調に名を呼ぶのは、ハル(jb9524)である。
「何だろう……モス、マン。もしかして……お饅頭?」
 新から渡された資料を読みながら、ハルは小首を傾げる。
 資料には体長3メートルとある。そんな大きさのお饅頭は、
「何だか……お腹、いっぱい、に……なりそう、だね」
「お饅頭、じゃ、ない。UMA、だ。実に、楽しみな依頼、だ」
「どんな味、なんだろう……美味しい、のかな?」
 モスって何だろう、きっと美味しい成分の名前かもしれない。
 ハルが、そんな思考に行き着いたところで、
「お饅頭ではなく、UMAの一つですよ」
 エイルズレトラ マステリオ(ja2224)が横から訂正した。
 ハルは再び、かくりと首をかしげる。
「え? 違うの?? UMA? UMAって何?」
「未確認動物のことだね」
 ハルの疑問に答えたのは、佐藤 としお(ja2489)だった。
 簡潔にUMAについて説明する。
「仄、は、モスマン、の、エイリアン・ペット説、を、推す」
 途中から仄がかっつりモスマンの俗説について説明していた。
「……なる、ほど?」
 わかっているのかわかっていないのか、ハルは微妙な答えを返す。
「なんにせよ、そんなのが頭の上ぶんぶん飛んでたら怖いよね?」
「同意だ」
 エカテリーナ・コドロワ(jc0366)がとしおの意見に頷く。
 それにしても、とエカテリーナは言葉を続ける。
「UMA型の天魔か……子供騙しな真似を」
「え」
「ん?」
 仄が意外そうな声を上げ、視線が向いた。
「これが、天魔、だったら、ガッカリ、だな」
「本物なら、それはそれで興味深い記事になりそうだね」
 同行している新を見やり、神宮陽人(ja0157)がいう。
「個人的には新ちゃんの記事には、かなり興味があるからさ。調査協力、できたらいいな」
「感謝ッス」
 仄のいうように、今回のモスマンが本物か。
 それとも、やっぱり天魔なのか。
「いずれにせよ」
 場を締めるように、エカテリーナが告げる。
「奴を野放しにしておくわけにはいかん。さっさとカタをつけてやる!」

 勇んで公園へ向かうエカテリーナを追って、エイルズレトラたちも続く。
 後ろを歩くハルは、すっと仄に近づいた。
「あ、そういえば……これ……預かって、きた」
 おずおずと仄にデジタルカメラを手渡す。
「これ、は?」
「何かね、仄のおにーちゃん、が……撮ってきて……って行ってた、けど」
「仄、も、持ってきて、いる、の、だが」
 兄妹、思考が似るというところだろうか。
 それでも一応、受け取っておく。
「……お饅頭撮って、面白い、のか、な?」
「……」
 公園までの間、仄はハルに再講義を行うのだった。


「さて、今はここにいるわけです」
 コピーした地図を手渡し、エイルズレトラが告げる。
 市販されている住宅地図だが、エイルズレトラが手書きで区分けしていた。
「目撃情報から、エリアを絞るわけだな。用意がいい」
「じゃあ、手分けして情報収集と行こうか」
 公園を中心に、それぞれの方向に別れて目撃情報を集める。
 連絡を取り合いながら、後ほど山に集合という運びになった。

「何かが高速で飛んで行くのを見たんだね?」
 陽人は道行く女子高生から話を聞いていた。
 塾帰りにコンビニへ立ち寄った後、それを見たのだという。
「そうそう、すごかったよね〜」
「ケータイ取り出した時には、見えなくなってたのが悔しいよね」
 一緒にいた友人たちも、それを目撃していた。
 真っ赤な光が複数、月のない夜を飛んでいったのだという。
「それがこの日の、この時間だね」
 改めて確認して、地図に書き込む。
「ありがとう」
 爽やかな笑みを浮かべて、女子高生たちと別れる。
 改めて地図を見下ろすと、携帯電話を取り出した。
「やっぱり、問題あり……だね」

 電話の主は、エカテリーナだ。
 公園の痕跡を丹念に探っていた彼女は、陽人の情報を聞いて表情を渋くした。
「何か、あった、か?」
 公園で聞き込みをしていた仄が、エカテリーナに声をかける。
 同行していたハルも、近づいてきた。
「貴方たちの情報も聞かせてもらおうか」
「さっき、サラリーマンから……聞いた。この公園から、あっち」
「方向的、には……、山……? か……?」
 地図を見なおして、ハルの示した方角を確認する。
 何日の何時かも合わせて、ハルが告げる。
「この日の23時……くらい。鳴き声は聞かなかった……って言ってた」
 ふむ、と頷きながらエカテリーナは地図への書き込みを進める。
 エイルズレトラやとしおからもたらされた情報も統合していく。
「これを見てくれ、どう思う?」
「微妙、に、ズレて、いる、な」
 そう、目撃情報から推測される進路を書き込むと、日によってズレていたのだ。
 とはいっても、
「山……だよね」
 ハルが呟いたとおり、山へは向かっていた。
 ズレているのは、区分けされたエリアである。
「私だ。山へ向かうにあたって、班を分けたいと思うのだが」


 エカテリーナは引き続き、現場の調査に当たることになった。
 残る五人のうち、ハルと仄、その他男子3名に分かれて山の捜索へ入る。
「問題は、だな」
 としおが草むらをかき分けながら、徐ろに切り出した。
 エイルズレトラと陽人の視線を受けながら、としおは続ける。
「このズレが移動しているからなのか、拠点が真ん中にあるからなのかだ」
「そうだね……逆に公園にアジトがあっても怖いけど」
 陽人はふと、思い立ったことを口にする。
「その可能性があるなら、彼女が隈なく探してくれるでしょう」
 空中からエイルズレトラは、二人へ告げる。
 彼女、とは無論エカテリーナのことだ。
「そっちはどうですか?」
 まるでマジシャンの空中歩行のように、空中を歩きながらエイルズレトラが二人へ問う。
「今のところは、何も」
 音に集中している陽人だったが、モスマンらしき物音はしない。
 同じくとしおも首を振る。
 この三人が訪れていたのは、最も古い目撃情報に基づいたものだった。
 もう痕跡すら残されていないのだろうか。
「日はてっぺんを越えたようだね……っと」
 陽人は、できればモスマンが得意な夜でなく、昼に勝負を仕掛けたいと思っていた。
「何かありましたか?」
 立ち止まった二人のところへ、階段を降りるようにエイルズレトラが近づく。
 その途中、彼の視界に不自然に拓けた場所が飛び込んできた。
 拓けた……というよりは踏み荒らされたと言った方がいいだろうか。
「ひとまず、当たりだね」
 身を隠すようにして、陽人が告げた。

 時を同じくして仄は、無表情に興奮していた。
「これ、が、モスマン、の、いた、証、だ」
 拾い上げたのは、小動物のものらしい骨である。
 毛皮らしいものも散乱してるところから、何者かが食べたのだろう。
「わんことか鳥さん、かな? かわいそう」
 ハルがぽつりと漏らす。
 その隣で仄は、証拠の写真を撮影していた。
 見れば、鉤爪らしき足跡もある。
「探せば、たどり、着く、はず、だ」
 ここで、としおたちから連絡が入る。
 モスマンの痕跡を発見したというものだ。
「こちら、も、見つけた、ぞ」
 二箇所に滞在した痕跡があるとすれば、結論は一つ。
 モスマンは根城を移動させているということだ。

「モスマンが、二手に別れたとは考えにくいだろうね」
 陽人の根拠は、目撃情報が同じ日なら同じ方向になっていたことだ。
「それなら、次に行きそうな場所で張るのが一番だな」
「僕は念のため、公園に行きますよ」
 エイルズレトラととしお、陽人が公園に、逆にエカテリーナは山へと移動することになった。
 日が傾きかけている。
 すでに行動を開始しているモスマンも居るかもしれない。
 夜中を待って、確実に仕留める作戦に移行した。


 半分の月がのぼる夜、閑静な住宅街の公園にエイルズレトラたちは潜んでいた。
 静かな風の音に混じって、陽人は鳥の鳴くような奇妙な音を聞いた。
「来たみたいだよ」
 モスマンの特徴の一つに、この鳴き声を仄があげていた。
 鋭敏聴覚により、聞き取らなければ聞き漏らしそうな大きさである。
「アレ、ですね」
 エイルズレトラが公園の奥を注意して見やる。
 赤い光が8つあった。
「8つってことは4体だな」
 としおが確認するように述べつつ、エカテリーナに報告する。
 エカテリーナたちは今日のアジトになるであろう場所で待機していた。
 もちろん、公園側でできるだけ拘束するが取り逃がす可能性がある。
「さて、いきましょう」
 エイルズレトラの呼びかけに、陽人ととしおが頷いた。
 作戦はシンプルだ。背後からの奇襲である。
 先行するのは、空中を歩くエイルズレトラだ。
「さて、はじめましょうか」
 奇術師が浮かべるように微笑み、エイルズレトラはアウルで無数のカードを作り出す。
 おびただしい数のカードが、モスマンたちへと襲いかかった。
 同時に八つの赤い光が、一斉にエイルズレトラへと向く。
「ぐっ」
 さすがに全てから目をそらすのは難しかった。
 だが、手から滑り落ちたカードが止まることはない。
 抵抗しつつ、見やれば二体のモスマンは確実にカードに縫い付けられていた。
「どこへ逃げようとしているのかな?」
 残る二体の退路を塞ぐように、陽人ととしおが迫る。
 しかし、モスマンは巨大な羽根を広げると、飛翔した。
「無茶はできないんだよね」
 先の戦いで重傷を負っているとしおが、苦々しく呟く。
 向けられた銃口から、特殊な形で練ったアウルを射出する。
 同時に、陽人も片側へ引き金を引いた。
「よし、当たった」
 続けて、油断なく神経を研ぎ澄まし対空射撃を断行した。
 こちらは素早いモスマンの動きに、月夜へと吸い込まれる。
「残りは山のみんなに任せようか」
 射程内にモスマンを収めつつ、陽人は若干距離を取る。
 赤い瞳と瞳を合わせないよう、動けないモスマンの背後を取る。
「脱出というのも、奇術師の手業の一つなのですよ」
 モスマンの金縛りから脱したエイルズレトラが、地上に降り立って告げる。
 カードの束縛に抵抗しながら、モスマンは一際目立つ金切り声を上げるのだった。


「ごめん、僕に出来る事はここまでです!」
 電話口で、としおは最後にそう告げた。
 マーキングしたモスマンの位置を、としおはエカテリーナたちへ伝えていた。
「そろそろ、来る、な」
 としおの証言に基づき、移動した先で三人は待機していた。
「敵も夜襲に慣れている。モタモタしているとこっちが餌食にされてしまう、十分気を付けろ」
 エカテリーナは、仄とハルへ告げて、アサルトライフルを構えた。
 今手元にある光源は、ハルの用意した提灯の明かりだ。
 警戒される可能性を加味して、それだけを使用していた。
「来た、ね」
 ハルの視線の先には、四つの赤い光。モスマンだ。
 それを見た瞬間、仄が静かに告げた。
「ガッカリ、だな」
 見てくれはモスマンの伝承通りなのだが、ディアボロのようであった。
 だが、げんなりしている場合ではない。
「……それじゃあ、仕掛ける、よ?」
 降り立ったのを確認し、ハルが動く。
 聖なる鎖で、地面に降り立ったモスマンを縛り付ける。
「人間の味を知る前に、貴様を地獄に送ってやる!」
 同時に、飛び出したエカテリーナが引き金を引いた。
 凝縮されたアウルが、ロケット弾のように射出される。
 動きを封じられたモスマンに、着弾すると弾丸は炸裂。その片羽を砕く。
「偽物、は、不要」
 一気に片付けるべく、仄も炸裂符で畳み掛ける。
 左右から浴びせかけられる小爆発に、モスマンは防戦を強いられる。
 トドメとばかりに、ハルがアウルで無数の隕石を作り出す。
「生意気、だ、ぞ」
 片方はその攻撃にたじろいだが、一匹はあえて飛び込んで来た。
 鎖の呪縛から開放され、縦横無尽にハルと仄へと殴打を浴びせる。
「……逃がさない、よ?」
 その隙を突いて、残った一匹が逃げ出そうとしていた。
 ハルはすかさず、アウルで紡いだ鎖を投げ、地へと引きずり落とす。
「往生際が悪いんだよ」
 地を這うように羽根をばたつかせるモスマンを、エカテリーナは睨めつける。
 銃口を向け、ふと「モスマン」と口にした。
「モスマン……つまり『蛾』。私が虫型の天魔と戦うのは、これで何度目だ?」
 嘆くように告げると、モスマンの赤い瞳を打ち砕く。
 一瞬くらっと来たが、頭を振って乗り切った。
 本当の虫のように、暴れ、あがいたが、距離を取るエカテリーナに拳は届かない。
 ほどなくして、丸まって動かなくなるのだった。
「本当、に、虫、だ」
 向かってきたモスマンから、仄は生命力を奪っていた。
 赤い瞳から目を逸らしながら放った符が、残っていた羽根をもぎ取った。
「……まずそう」
 ここでモスマンは、実はまずいのだという方程式にハルが至った。
 小動物たちの仇を撃つべく、再び聖なる鎖で縛り上げる。
 勝負は、既についていた。

「どうやら終わったみたいだね」
 アルニラムをモスマンから引き寄せ、陽人が告げる。
 としおも頷きながら近づいてきた。
「連絡があった。終わったみたいだ」
「そうですか。ほぼ同時でしたね」
 刃を引き抜きながら、エイルズレトラがいう。
 エイルズレトラは微妙に傷を追っていた。
 束縛を抜けかけたモスマンの退路を塞ぐべく肉薄したためだ。
「念のため、周囲を警戒しておきましょうか」

 こうして、モスマンを騙る不届きな天魔は討伐された。


 後日、仄は次のように述べた。
「然しなぜ、人間、を、狙わず、に、小動物、を、狙ってい、た、のかが、解せん、な」
 本家モスマンも人間に直接的被害があったとは、あまり例がない。
 この街にモスマン型天魔が現れたのは、単なる偶然か。
 そこまでモスマンの姿を模したのはなぜなのか。
 興味は尽きないが、今回はここで筆をおきたいと思う。
「時間があれ、ば、追加調査、したい所、だ」

 機会があれば、再びモスマンについてご報告することもあるだろう。
 む。なんだ、あの赤い光……は……。

 完


依頼結果

依頼成功度:普通
MVP: 奇術士・エイルズレトラ マステリオ(ja2224)
 静寂の魔女・仄(jb4785)
重体: −
面白かった!:4人

俺の屍を越えてゆげふぁ!・
神宮陽人(ja0157)

大学部5年270組 男 インフィルトレイター
奇術士・
エイルズレトラ マステリオ(ja2224)

卒業 男 鬼道忍軍
ラーメン王・
佐藤 としお(ja2489)

卒業 男 インフィルトレイター
静寂の魔女・
仄(jb4785)

大学部3年5組 女 陰陽師
恐ろしい子ッ!・
ハル(jb9524)

大学部3年88組 男 アストラルヴァンガード
負けた方が、害虫だ・
エカテリーナ・コドロワ(jc0366)

大学部6年7組 女 インフィルトレイター