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マスター:牛男爵
シナリオ形態:ショート
難易度:易しい
参加人数:8人
サポート:3人
リプレイ完成日時:2016/08/17


みんなの思い出



オープニング


 あるとき、小筆ノヴェラ(jz0377)は酒を飲みながら考えた。
 はたして久遠ヶ原で一番の料理上手は誰なのかと。
 この学園には、どういうわけか料理の得意な生徒が多い。アウルの影響によるものだとか、料理の絡む依頼が多いので自然に上達するのだとか、単に食い意地が張ってるだけだとか、諸説あるものの原因は明らかにされていない。久遠ヶ原七不思議のひとつと言ってもよかろう。

 ノヴェラもこれまで、生徒の料理をいくつも味わってきた。
 いまは講師として学園に籍を置く彼女だが、在学生だった頃からのことも含めれば、相当な食遍歴だ。
 だがノヴェラの知るかぎり、久遠ヶ原において『最強の料理人』が競われた記録はない。
 たしかに、カレーやラーメン、スイーツなどの料理コンテストが開催されたことはある。しかし料理全般の腕を問う戦いが行われたことはない。無論これはノヴェラの思い込みであって、過去にはそのようなコンテストが開かれたこともあるかもしれないが──。
 いずれにせよ、ノヴェラは思いついてしまったのだ。
 いまこそ最強の料理人を決めようと。
 決して酔っ払いの思いつきではない。(MSは酔っぱらってたかもしれない)

「……うん、これは誰かがやらなければいけないよね。だんじて僕が酒の肴においしいものを食べたいからというわけじゃない。名付けて……久遠ヶ原クッキングバトル! 略してKCB!」
 どこかの諜報機関みたいなタイトルを黒板に書き殴ると、ノヴェラは続いてレギュレーションを書きつけていった。
「募集人数は……まぁ適当でいいよね。審査員は僕1人でやろう。この季節だし、なにか冷たいものが食べたいな……よしテーマはそれだ。あとは何よりも『アート』であることが重要だよね。最上の料理は見た目にも美しくなければ。そして上位入賞者には勝ち点を与える。これを月1ペースで7月から12月までやれば、季節ごとの食材が使えてたのしそうだ。つまり半年かけて、久遠ヶ原最強の料理人を決めるわけさ。……ああ今からおなかが鳴ってきた」

「ちょっと待ったぁー! あたしにも審査員やらせなさい!」
 ドカーーンとドアを蹴り開けて、矢吹亜矢が飛び込んできた。
「チャオ、矢吹君。でも審査員は僕だけで十分さ。世界の美食を食べ尽くした者でなければ、この仕事は務まらない」
「アンタみたいな酔っ払いに審査される生徒の身にもなりなさいよ! 勝っても負けても納得いかないでしょうが!」
「多少酔っぱらってるぐらいのほうが料理の味はわかるんだよ」
「『多少』じゃないでしょ、アンタの場合!」
「でも矢吹君には芸術がわかるのかい?」
「もちろんよ!」
 自信満々に胸を叩く亜矢。
 だが多くの生徒は知っている。彼女に芸術のセンスはないし、味覚も狂ってるうえに、やたらとイケメンを贔屓したがるという事実を。
「……よしわかった。今回は僕と矢吹君の2人で審査しよう。そのほうが参加者の目には公正に見えるかもしれない。来月の審査員には明日羽君を呼ぶことにすれば男女の格差はなくなるだろうしね」
「あんな変態呼ばなくていいわよ! 来月も是非アタシにやらせて! ちゃんと審査するから! ね!」
「それは今回の態度次第かな」
 ともあれこうして、万年酔っ払いのアーティスト講師と万年おさわがせクノイチの2人によって、久遠ヶ原クッキングバトル第1ラウンドが開かれることになったのであった。




リプレイ本文




 KCB第1回戦当日。
 調理実習室に8人の料理自慢が集まった。
 審査員席には、小筆ノヴェラと矢吹亜矢。
「チャオ♪ 大体の人は面識あるけど、一応みんな自己紹介してね」
 いつもの笑顔でノヴェラが言った。

「あたいからね! 学園さいきょー撃退士の雪室チルル(ja0220)よ! 今日は夏っぽく冷たいデザートを作るから!」

「あはァ、黒百合(ja0422)よォ……。私もデザート風の冷たいものを作る予定ィ。みなさん、よろしくゥ♪」

「やはり夏向きの一品ということで冷たい料理が多いのかな? かく言う私も冷たいものを出すけれど、審査員は大丈夫かね。おなか冷やしそうだね。……ああ、私の名は鴉乃宮歌音(ja0427)。よろしく」

「私は水無月沙羅(ja0670)と言います。本日は薬膳による夏バテ解消の料理を用意して参りました。どうぞ見知りおきを」

「浪風悠人(ja3452)です。料理に関しては、学園に来てから飛躍的に上達した感がありますね。今回は全力で挑みます」

「……染井桜花(ja4386)だ……よろしく」

「えとぉ……月乃宮恋音(jb1221)ですぅ……。今日はカレーを作るつもりですよぉ……」

「私で最後だね。彩咲陽花(jb1871)だよ。今日こそ、毎日練習してる料理の腕を見せるとき♪ だって最近、学校だと誰も味見してくれないんだよ、なぜか知らないけど……」


「なにか最後に物騒な自己紹介が聞こえたよ? まぁとりあえず始めよう。アレ・キュイジーヌ♪」

 ノヴェラの合図で、料理人たちは一斉に作業へ取りかかった。
 まずはチルルの調理風景。
 彼女が最初に手をつけたのは、卵に砂糖を加えて混ぜることだった。
 そこへバニラエッセンスと生クリームを入れて、さらにホイップする。
 すべて手作業だが、撃退士パワーで見る見るうちにアイスクリームの元が完成。
 顔や胸元に生クリームが飛び散ってるのは、お約束である。
「手慣れてるね。料理は得意なの?」
 ノヴェラが訊ねた。
「得意じゃないけど、冷たいものを作るのは得意よ。アイスクリームは前にも依頼で作ったことがあるの」
「僕はイタリア人だからジェラートにはうるさいよ?」
「ふ……あたいのデザートはさいきょーよ!」


 その隣では、黒百合が米を煮込んでいた。
 しかも砂糖と牛乳で、だ。
「ん? デザートを作るって言わなかった?」
 ノヴェラが首をかしげた。
「これはフランスのデザート『リオレ』よォ。でもそのままじゃ面白くないから、一工夫させてもらうわァ♪」
「その大量の果物を使うんだね」
「まァ仕上げをご覧じろ、ってねェ♪」


「腹が減っては戦ができぬ。おいしい料理で士気も上がる。戦に最も必要なのは、兵の胃袋を掌握するシェフである……ってね」
 などと呟きながら、歌音は肉をさばいていた。
 鶏の胸肉を切って塩と酒で揉み、片栗粉少々。
 豚肉も薄く切って酒を振る。
 次にタマネギをスライスして、キュウリを細切りに。
 ポニテにエプロン、三角巾という服装もあいまって、料理好きな女の子にしか見えない。
「イケメンの料理姿は萌えるわね」と、亜矢。
「それはいいけど贔屓は無用だよ? 私にとって勝敗はどうでもいいんだ」
 歌音はストイックに答えた。
 これでは亜矢が贔屓するのも無理はない。


 その横では、悠人も鶏肉をさばいていた。
 胸肉に塩をすりこみ、なじむまで10分少々。
 その間にショウガをスライスして、長ネギの緑色の部分をカット。
 鶏肉の皮の面を下にしてフライパンに置き、ネギとショウガを隙間に詰める。
 そこへ水1カップ、酒大匙2。
 蓋をして中火で煮立て、さらに弱火で10分蒸す。
 鶏肉の色が変わったら火を止め、余熱で芯まで火を通す。
 その間に、白米を圧力鍋で炊いておく。
 さらに同時進行で、特製のタレ作り。
 白胡麻を炒って、香ばしい匂いが立ったら粘り気が出るまで擂り鉢で擂る。
 油を少しずつ混ぜて滑らかに仕立て、おろしニンニクを少々。このタレは小皿に分けておく。
 料理以外なにもする気はない意気込みだが、結果やいかに。


 そんな中、桜花も淡々と調理を進めていた。
 まずはジャガイモを適当に切り、柔らかくなるまでレンジで加熱。
 すぐさま重曹と塩を加え、麺棒で『つく』ようにこねながら、隠し味にカボチャを足す。
 熱いうちに重曹を加えることで、コシの強い伸びにくい麺になる寸法だ。
 ここへ強力粉を少しずつ混ぜ、油を加えて更にこねる。
 生地になったら丸めて濡れ布巾をかけ、室温で少し放置。
 打ち粉をしたあと、麺棒で伸ばし屏風たたみにして切る。
 これをゆでて氷水で締めれば、ジャガイモの麺すなわちカムジャ麺の出来上がりだ。
 スープは3日かけて仕込んだものを用意してあるので、あとは味を調えるだけ。


「夏のお料理ってことで、私はお刺身にしてみたよ♪」
 陽花の料理は一目瞭然。『カツオのたたき』だ。
 今回の選手中、一番カンタンな料理である。
 なんせ魚を切って火で炙るだけ。
「でも単純なものほど難しいとも言うよね」と、ノヴェラ。
「そう、そうなの! でも安心して! 今日は自信あるから! もう誰も死なせない!」
「え?」
 どう見ても殺人フラグです。本当にありがとうございました。


「で、月乃宮君は宣言どおりカレーだね」
 ノヴェラが恋音の手元を覗きこんだ。
「はい……学園に伝わる『秘伝の流星カレー』を、アレンジしようと思いますぅ……」
「いいね、夏カレー」
 そこへ亜矢が口をはさんだ。
「あんた、うちの野菜あげたんだから負けたら許さないわよ?」
「は、はい……頑張りますよぉ……」
「負けたら罰ゲームね」
「お、おお……それは逆に興味が……いえ、本気で挑みますよぉ……?」


 という感じで、庶民的な食材が並ぶ中。
 沙羅が用意したのはスッポンとハモだった。しかも生きている。
 それを難なく処理する手際は、流石の一言。
「見とれるほどの手つきだね」
 ノヴェラが嘆息した。
「ありがとうございます。お口にあえば良いのですが」
 応じながら、沙羅は粛々と工程を進めてゆく。
 さばいたスッポンとハモのアラで出汁をとり
 ハモの身は骨切りして湯引きに
 スッポンのゼラチン質はジュレにする
 ハモとスッポンの出汁に上等の和風出汁を加えて冷製スープにしたら
 焼きナス、炒めたオクラ、ズッキーニでスープに味を含ませる
 ジュレとスープに漢方の手法を施し、薬膳風に
 器には中身をくりぬいた冬瓜を使用。表面には花柄の模様が彫り込んである。
 抜き取った冬瓜の実も無駄にせず、葛粉を使って葛切りに。
「ひとりだけ別次元の料理だね」
 ノヴェラも苦笑するしかなかった。



「さて……ほかの人はまだ調理中だけど、私はもう完成したので審査してもらって良いですかね。特製冷しゃぶサラダです」
 一番手で料理を出したのは歌音だった。
 ガラスの器には、同心円状に敷きつめられたレタス、タマネギ、キュウリ。その上に、しゃぶしゃぶにされた鶏肉と豚肉が花のように並んでいる。中心に置かれたプチトマトが良いアクセントだ。
「味だけでなく見た目にもこだわりました。見目麗しければ食欲も湧くということで。ポン酢か醤油でどうぞ。薬味に、大根おろしと紅葉おろしもあります」
 すすめられるまま、ノヴェラと亜矢は箸をつけた。
「うん、普通によく出来た冷しゃぶだね」
「やっぱり肉が一番よね!」
 わりと好評だ。
 採点は──

†ノヴェラ: テーマ:6  芸術:5  味:7  計18
「一番手だし様子見ね。芸術点は辛めで行くよ」

†亜矢: テーマ:7  芸術:8  味:8  計23
「芸術って作者も重要よね!」



「……完成した……試食たのむ」
 続いて桜花が料理を提出した。
 カットが施されたクリスタルガラスの器に、透明なスープと真っ白な麺が収まっている。
 麺の上には自家製焼豚と、彩りのキュウリ。
「冷麺って、また地味ね」
 亜矢の第一印象は良くなかった。
 が──
「なにコレ! おいしいんだけど!?」
 一口食べたとたん、意見を一変させる亜矢。
「目の覚めるほど冷たいスープに、唐辛子が調和してるね。ジャガイモ麺の冷麺というのも珍しい」
 ノヴェラにも好評だ。
 その点数は──

†ノヴェラ: テーマ:7  芸術:7  味:8  計22
「これいいね。プールいっぱいに作って泳ぎたい」

†亜矢: テーマ:8  芸術:8  味:8  計24
「この夏は冷麺ブーム来るかも?」



「俺の番ですね。どうぞ、野菜と蒸し鶏の胡麻ダレ丼です」
 悠人がドンブリを持ってきた。
 ノヴェラと亜矢が同時に蓋をあける。
 現れたのは、炊きたてごはんに乗っかった、トマト、キュウリ、ネギ、そして鶏肉。
 きっちり『絵』になるよう配色も考えられている。
「『いまの季節に食べたい料理』ということで、夏野菜で彩りつつ夏バテ予防を兼ねて、鶏肉での疲労回復効果を狙いました。好みで胡麻ダレをかけてください」
 悠人が説明した。
 審査員ふたりが実食する。
「いいじゃない。丼物って本能を刺激されるわよね」と、亜矢。
 一方ノヴェラは反応が悪い。
 その理由は──

†ノヴェラ: テーマ:5  芸術:4  味:7  計16
「これ普通の鶏丼だね。もっとアートしようよ!」

†亜矢: テーマ:7  芸術:6  味:7  計20
「おいしいけど芸術は感じないわね」



「このあたりで甘い物はいかがァ?」
 黒百合が運んできたのは、握り寿司のようなものだった。
 だが何故か異様にトロピカルな装飾が施されている。南国の花とか、カクテル用のパラソルピックとか。
「妙なの出てきたわね。殺人狙い?」
「失礼ねェ、亜矢ちゃん。これはリオレで作ったフルーツ寿司よォ♪」
 リオレを寿司のように整形したものに、ネタとしてスイカやパイナップルなどが乗っている。ご丁寧に巻き寿司や軍艦寿司まで揃っており、注目度は抜群。これをベリー系のソースやチョコソースにつけて食べる仕組みだ。
「なんにせよゲテモノでしょ」
「あらァ、フランスじゃ寿司屋のメニューに載ってるわよォ? それにフルーツは私の実験……温室で合法的に育てた物だから、安心して食べてねェ♪」
「1ミリも安心できないわよ」
 そんな亜矢の隣では、ノヴェラが普通に寿司を食べていた。
 点数は──

†ノヴェラ: テーマ:6  芸術:8  味:5  計19
「芸術性は認めるけど味は問題」

†亜矢: テーマ:5  芸術:1  味:3  計9
「こんな寿司、日本人として認めない!」



「では、私の番ですねぇ……」
 恋音の作品は『秘伝の流星カレー』だった。
 ルーを海、ライスを砂浜に見立てた作りで、野菜などの具材は星や魚の形に飾り切りされている。
 ライスには、カレーと相性の良いインディカ米を使用。日本の米より水分が少ないため、やや多めの水で炊いてある。
「料理のコンセプトを説明しますねぇ……。今回の勝負はタイトルに『久遠ヶ原』と銘打たれていることから、『久遠ヶ原らしさ』の重要性が高いと想定しましたぁ……。そして最も『夏の久遠ヶ原らしい料理』といえば……かつて学園全体を挙げてイベントが行われた、カレーに他ならないと思うのですよぉ……。学園長も『夏といえばカレー』『これ以上夏にふさわしい食べ物はそうあるまい』と、言い切っておりましたねぇ……」
 説明が長いので、亜矢たちはとっくに食べはじめていた。
 採点!

†ノヴェラ: テーマ:6  芸術:6  味:7  計19
「色々考えすぎだよ月乃宮君」

†亜矢: テーマ:9  芸術:7  味:7  計23
「あのイベントは熱かったわね!」



「ではどうぞ。『スッポンとハモの冷製薬膳スープ』です」
 沙羅の料理には、クロッシュがかぶせられていた。
 ノヴェラがそれを開けたとたん、ドライアイスの煙が流れ出す。
 彫刻の施された冬瓜の器は見るからに涼しげで、ホオズキに見立てたあしらいは完全に職人芸だ。
「こちらは卵黄とプチトマトを西京味噌に漬けた物ですので、ご自由にお召し上がりを」
 などと言われる前に、ノヴェラも亜矢もスープを貪り喰っていた。
 その姿を見たら、もはや勝敗を云々するのも阿呆らしい。
「今回は、薬膳の解熱作用による涼しさ爽やかさを呼ぶ料理をめざしました。食欲増進効果で、ほかの皆様の料理も引き立てることができれば幸いです」

†ノヴェラ: テーマ:8  芸術:8  味:10  計26
「戦国時代にガトリング砲持ってきたレベル」

†亜矢: テーマ:8  芸術:9  味:10  計27
「前にも同じスープ食べたけど、食材が反則でしょ」



「すごい点数! でもここで私が華麗に大逆転だよ♪」
 ついに陽花のターン!
 殺人フラグ回収なるか!?(なります
「自信ありそうだけど、その黒い物体は何なのよ!」
 亜矢が指差した。
「これはカツオのたたきだよ。見た目が少しヘンだけど、ちゃんと料理本どおりに作ったから大丈夫。見て見て、紫蘇と大葉でさっぱり風味にしたんだ♪」
「シソでどうにかなる相手じゃないわよ、それ」
「外見で判断しないで! きっとおいしいから! 大丈夫、だまされたと思って♪」(だまされます
「まぁ一口だけ食べるけど……正直帰りたい」
 愚痴りつつも、意を決して食べる審査員2名。
 その直後、ふたりは全身真っ青になってブッ倒れたのであった。

†ノヴェラ: テーマ:3  芸術:9  味:1  計13
「アートを爆発と考えれば、これは一種のアートだね」

†亜矢: テーマ:1  芸術:1  味:-10  計-8
「歴代殺人料理の中でも久々の逸材ね」



「体力回復の口直しに、あたいのデザートを食べるといいわ!」
 最後の料理はチルルのアイスケーキ。
 それもバニラアイスとストロベリーアイスで作った、ショートケーキみたいなアイスだ。
 バースデーケーキさながらの蝋燭は、棒形チョコ。
「お誕生日な気分でしょ? 全部あたいの手作りよ」
「発想がバカっぽい……」
 と、亜矢が言った。
「バカって言うほうがバカなのよ! これは本物のケーキをホールごと買ってきて、それを参考に作ったんだから! あのケーキおいしかった!」
 今回のチルルはテンション高いな。
 ともあれ試食&採点!

†ノヴェラ: テーマ:6  芸術:5  味:6  計17
「こういうアイス普通に売ってるしね」

†亜矢: テーマ:8  芸術:7  味:7  計22
「夏だからアイス! 直球よね!」



† 最終結果

1 水無月沙羅:53(獲得点5)
2 染井桜花:46(獲得点3)
3 月乃宮恋音:42(獲得点1)
4 鴉乃宮歌音:41
5 雪室チルル:39
6 浪風悠人:36
7 黒百合:28
8 彩咲陽花:5(獲得点-3)


「というわけで、水無月君おめでとう」
 ノヴェラが言うと、拍手が湧いた。
「皆おつかれ。残った食材で鶏雑炊を作ってみた。よければどうぞ」
 ここで歌音の配慮が地味に光る! けど採点には無関係!
「やった! おなかペコペコだったのよ!」
 すかさず飛びつくチルル。
「カツオの叩きも残ってるよ♪」
 陽花が無邪気に笑った。
 その後、彼女の料理以外みんなで楽しく食べて、無事に解散となったのであった。




依頼結果

依頼成功度:大成功
MVP: 料理は心〜学園最強料理人・水無月沙羅(ja0670)
重体: −
面白かった!:1人

伝説の撃退士・
雪室 チルル(ja0220)

大学部1年4組 女 ルインズブレイド
赫華Noir・
黒百合(ja0422)

高等部3年21組 女 鬼道忍軍
ドクタークロウ・
鴉乃宮 歌音(ja0427)

卒業 男 インフィルトレイター
料理は心〜学園最強料理人・
水無月沙羅(ja0670)

卒業 女 阿修羅
おかん・
浪風 悠人(ja3452)

卒業 男 ルインズブレイド
花々に勝る華やかさ・
染井 桜花(ja4386)

大学部4年6組 女 ルインズブレイド
大祭神乳神様・
月乃宮 恋音(jb1221)

大学部2年2組 女 ダアト
迷える青年に導きの手を・
彩咲・陽花(jb1871)

卒業 女 バハムートテイマー