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マスター:牛男爵
シナリオ形態:ショート
難易度:やや易
参加人数:8人
サポート:2人
リプレイ完成日時:2014/05/16


みんなの思い出



オープニング


 ここは、静岡県某所のサファリパーク。
 ライオンやゾウ、キリンなどの動物を間近で見られる施設として、世界的にも有名である。
 もちろん一番の目玉はランドクルーザーでサファリゾーンを周遊することだが、ほかにも人気のコーナーがある。それが、動物ふれあいコーナーだ。
 ここでは、さまざまな種類の動物たちと直接ふれあって遊ぶことができる。何十種類もの犬、猫、兎を筆頭に、カピバラやワラビー、アルパカやポニーなど少々めずらしい動物とふれあえることもあって、子供たちやカップル客に大人気だ。

 撃退士・新美新一は、数ヶ月前からここでバイトしていた。
 撃退士としてではない。ふれあいコーナーのスタッフとしてだ。
 もともとは単に動物が好きで始めたバイトなのだが、最近では子供たちに大人気である。
 というのも、新一は犬や兎の着ぐるみを着て働いているのだ。
 しかも撃退士の身体能力で跳びまわったり駆けまわったりするから、異様に目立つ。週末のショーでは召喚獣を呼び出して戦うフリをしたり、子供たちを召喚獣に乗せて空を飛んだりするものだから、それはもう相当な人気者だ。



 ゴールデンウィークを寸前に控えた、その日。
 バイトを終えた新一がロッカールームから出てくると、園長が立っていた。
「おつかれさま。今日も大人気だったね」
「あ、園長。おつかれさまです。大人気とか言われると、恥ずかしいですね……。撃退士なら簡単にできるようなことをやってるだけですから」
「いやいや、私だって撃退士は何人も見てきたよ。ショーで呼んだこともあるしね。しかし、キミほど感じの良い人は、なかなか記憶にない。キミ、卒業したらウチに就職しないかい? 優遇するよ?」
「いや、あの、僕はこれでも撃退士なので……すみません」
「ははははは、冗談だよ。まぁ就職してほしいというのは本気だけどね」
 園長は朗らかに笑うと、咳払いして口調を改めた。
「……ところで、新美君。ゴールデンウィークの予定はどうなってるんだい?」
「とくに予定はないので、いつもどおりこちらに来ます」
「それはありがたい。ゴールデンウィークは、ふだんの二倍近くの来園者があるからね」
「二倍、ですか」
「そう。とくに子供の日は年間で最も来園者の多い日でもある。……そこでだ」
「久遠ヶ原の学生を紹介してくれっていうんですね?」
「おお、察しが良いな」
 さすがだ、と言って園長は新一の肩をたたいた。
 新一は苦笑しながら言う。
「でも、僕の紹介なんかなくても、ふつうに依頼すればいいんじゃありませんか? こういうバイトなら、すぐに人手が集まると思いますけど」
「こちらとしては、意欲の低い人には来てほしくないんだよ。……そうだな、キミと同じく一日中着ぐるみを着て働いてくれるような人がいい。少々むずかしい条件かもしれないが
「大丈夫です! 着ぐるみを着て仕事すればいいんですよね? だったら、久遠ヶ原には大勢いますよ!」
「お……おお、そうかね。……では、募集要項にそう書けば良いのかな?」
「はい! もちろん僕も参加しますので! よろしくおねがいします!」
 やる気満々で応じる新一。
 こうして、今日もまた平和な依頼が久遠ヶ原に舞い込むのであった。




リプレイ本文




 今日は子供の日。
 よく晴れた青空の下、サファリパークは多くの観光客で賑わっていた。入口ゲートには行列が出来るほどだ。
 そんな行列の中、風船を配るリスがいた。
 シェリア・ロウ・ド・ロンド(jb3671)だ。
 シェリスという名のリスを飼っている彼女は、大のリス好き。着ぐるみと言ったらコレしかない。
 アニメのキャラがプリントされた風船は、子供たちにウケが良いようだ。かわいらしいリスの姿も好評である。
 とはいえ、見かけと裏腹に中の人はかなりキツイ。
(しかし……着ぐるみというのは、なかなか体力を使いますのね。中は暑くて蒸れますし……撃退士でなければ、ちゃんと動けたかどうか怪しいですわ。こういう仕事をされるアシスタントの方って凄いんですのね……)
 愛想良く手を振ったりしながら、着ぐるみの中でシェリアは必死だった。
 お嬢様育ちの彼女に、この仕事は厳しいかもしれない。
 今日一日、乗り切れるだろうか。



「ふっふっふー♪ どうやら、知夏の真の力を見せるときっすね!」
 大谷知夏(ja0041)は、やたらと張り切っていた。
 うさぎの着ぐるみLv15(!)を持つ彼女にとって、これはうってつけの仕事。なにしろ、着ぐるみが普段着なのだ。
「ふれあい広場にようこそっすよー。動物用のエサはいかがっすかー? ついでに、人間用の飲み物もあるっすよー♪」
 案内用のプラカード片手に、要領よく客をさばく知夏。
 まったりゆったり練り歩いていると、子供たちが集まってくる。
「良い子のみんな、ウサギの特技は何だか知ってるっすかー? それはジャンプ力っす!」
 言うや否や、知夏は光纏した。
 そして、無駄に派手なアクションで大ジャンプ!
 体操選手みたいにクルクルッと回転技を決めて、華麗に着地!
 わあっ、と歓声が湧いた。
「もう一回やってー!」
 あちこちから、そういう声が飛んできた。
 しかし、知夏はやんわりと断る。
「いまのは、お日様を浴びて充電しないと出来ないんっすよ」
「「ええ〜〜!」」
 こういうのは少しだけ見せるのが良いのだと、知夏は熟知しているのだった。



「いらっしゃいませ、ですよぉー」
 ふれあい広場の片隅では、月乃宮恋音(jb1221)が軽食コーナーを切り盛りしていた。
 乳牛の着ぐるみ姿なので、お子様たちには少々刺激的。
 恋音は、撃退士の忘れられがちな利点を生かそうと、この催しを選んだ。
 利点のひとつ、久遠ヶ原には各国から人が集まるので多様な料理が味わえる。
 もうひとつは、高い身体能力の陰に隠れた持久力。
 というわけで、簡単に作れてどこでも食べられるサンドイッチと、久遠ヶ原名物の流星カレーを用意。
 パンは、食パンやコッペパン、フランスパンなどから選択可能。
 具材は、定番のBLTに、玉子、チーズ、ツナ、ローストビーフ、そしてフルーツまで、充実のラインナップ。
 これらを好きなように組み合わせて注文できるという、どこぞの『地下鉄』みたいな方式だ。
 もちろんドリンクも豊富で、絞りたての牛乳も置いてある。ごく当然のことを言うようだが、乳牛から絞ったものだ。牛用の搾乳機を使ってね。なぜ、こんな当たり前のことをわざわざ字数をさいてまで説明するのかは謎だ。

「新鮮なミルクはいかがですかー。おいしいですよー。絞りたてのミルクですよー」
 袋井雅人(jb1469)は、軽食コーナーを手伝っていた。
 ちなみに、ペンギンの着ぐるみ姿である。
「ミルクー、ミルクどうですかー。当園自慢の一品ですよー」
 やたらと牛乳をプッシュする雅人。
 どういうわけか恋音は恥ずかしそうだ。なぜだか、まったくわからない。
 ともあれ、休憩所を兼ねた軽食コーナーは好評だった。
『保護者は疲れてるけど子供はまだ遊びたがってる』というシチュエーションを狙い撃った恋音の策は、大当たりである。
 そんな中。広場では、撃退士たちによる見世物が始まろうとしていた。



「さぁ! たのしい着ぐるみサーカスが始まるよー! 今日は巨大ロストダックと世界の猛獣の決闘が見られるよー!」
 なにやら物騒なことを告知するカマキリが一匹。
 中身は、私市琥珀(jb5268)だ。
 相方の香奈沢風禰(jb2286)と協力して、動物サーカスを見せようというのである。
『猛獣と決闘』というインパクトのある言葉につられた男の子たちが、いっせいに集まってきた。かなり客を選ぶ見世物だが、一部男子の心をつかんだのは間違いない。さりげなく、お父さんたちの気も引いているようだ。男って馬鹿ね。
 ふれあい広場の一角に、柵で仕切られた特設ステージ(闘技場)があって、すでに一頭のライオンが放たれていた。もちろん調教されたライオンだが、外見は恐ろしい。

「ここにいるのは、凶暴なライオン! 対するは、こちら!」
 琥珀のアナウンスと同時に、なにやら北京ダックみたいなアヒルが登場。
 金魚柄の浴衣をまとって四足歩行で匍匐後退しながら迫ってくる、ロストダック風禰。
 星の輝きがステージを照らす中、風禰はヅカ風にメイクした顔をずずいっと上げる。
 なんとシュール……いや、華麗な演出!
 なりゆきを見守るライオンも、どこか困惑ぎみだ。
「今日のフィーは、いつものフィーと違うなの! いざ尋常に勝負なの!」
 堂々と名乗りを上げる風禰。
 その手にあるのは、クーゲルシュライバーだ!
 響きは凄いけど、ただのボールペンだぞ! ドイツ語かっけえ!

「では死闘開始!」
 琥珀がホイッスルを鳴らした。
 さらに、シンバルやカスタネットで盛り上げる。
 シャンシャン♪ カチカチ♪
 シャンシャン♪ カチカチ♪
 すこしだけフラメンコっぽく聞こえなくもない。
「きさカマは頑張る! 盛り上げるために頑張る!」
「私市さん! もっともっとなの!」
 ボールペ……クゥゥゲェル・シュラィバゥァ!をふりまわして煽る風禰。
 そこへ、ライオンが襲いかかる!
 がおおおお!
 きゃあああ!
 観客から悲鳴が上がり、琥珀も一瞬手が止まった。
 しかし風禰は、冷静に呪縛陣……はマズイので、魂縛符を発動。
 眠ったライオンに、クーゲ(略)を地味にぷすぷす!
「天魔に比べたら余裕なの!」

 その直後、星の輝きが炸裂した。
 あまりのまぶしさに、顔をそむける観衆。
 その隙に、琥珀がライオンとぬいぐるみをすりかえる。
 そしてとどめに、風禰の赤いマフラーがライオンを緊縛!
「食らうが良いなのー!」

 こうして、謎の死闘に決着がついた。
 だが、猛獣ショーは終わりではない。
「まだまだなの! 次はシベリアタイガーと戦うのなの!」
 がんばれー、と声援が返ってくる。
 そんな具合に、風禰と琥珀は体を張ったショーを披露するのであった。



「ペギー司郎の大(?)マジックショウッッ! さぁさ、皆様お立ち会い! 南極からやってきた魔術師ペンギン、ペギー司郎の不思議なショーが始まるよ!」
 猛獣サーカス終了後。拡声器による口上が述べられて、ステージに視線が集まった。
 その瞬間。全力跳躍で空から降りてきたのは、一頭のペンギン!
 ホワイトタキシードにシルクハット、手にはステッキという、ダンディな姿だ。
 中身は、月詠神削(ja5265)
 今日は、ふだん滅多に見せない特技(手品)を披露しようというのだ。

「すげー。ペンギンなのに空飛んできた」
 子供たちが、驚愕の表情を見せた。
「ペギー司郎はペンギンだけど、魔術師だから飛べるんだ」
 クールにうそぶいて、注目を集めたところでマジックショー開始。
 演目は、子供にもわかりやすい簡単なものばかりだ。普通のマジックでシルクハットからウサギを出したり、『雫衣』で衣装早変わりを見せたり、奇術師と撃退士の技が半々ぐらいである。演目の合間合間にダンスを披露してみせたりと、観客を退屈させない。

 極めつけは、『弐式《烈波・破軍》』による大爆破魔術!
「さて……ここにいるのは、ごく普通の少年」
 ステージに運ばれてきたのは、イスに縛りつけられた新一だった。
 露骨に不安そうな顔をしているが、助手(実験台?)を務める者が他にいなかったので仕方ない。
「いまから、この少年を爆破しよう」
 神削が言うと、悲鳴が湧き上がった。
 なぜか、新一まで悲鳴を上げている。
「大丈夫。ちょっと木っ端微塵に爆発するだけだよ♪」
 言うのと同時に、神削は『破軍』をぶっぱなした。
 猛烈な衝撃波が一直線に突き抜けて、爆風が吹き荒れる。
 爆音と悲鳴が交錯し、舞台は煙に包まれた。

 やがて煙が晴れたとき、新一は無傷で座っていた。
 周囲にも被害はない。
 ホッと息をつく新一をよそに、神削は「まあ、対象識別の範囲攻撃なら当たり前なんだけど」と呟き、最後にポーズを決めて舞台を降りていった。
 観客ウケは抜群だ。
 ふれあい広場は大いに盛り上がる。




 さて、そのころ。
 下妻笹緒(ja0544)は、ふれあい広場を抜け出してサファリエリアにいた。
 というより、最初からサファリに一直線だった。ふれあい? なにそれ?
 無論、これには理由があった。すべてを理詰めで考える笹緒は、道理の通らない行動など取らない。彼は、こう考えたのだ。

『動物ふれあいコーナー』……なんと素晴らしい響きだろうか。ただ眺めるのではなく、実際に感触を確かめ、匂いをかぎ、声を聴く。それは、書物や映像では決して得られない……とてもリアルな。そう、じつにリアルな動物たちの息遣いを感じることができるだろう。全国のちびっこたちに是非とも体験してもらいたい、最高の企画だ。
 であればこそ、伝えなければならない。世の中には簡単にふれあえない動物もいるのだということを。動物は決して人間の味方ではなく、つねに愛想を振りまくわけでもない。彼らには彼らの意志があり、生き方があり、獣の本能があるのだということを──

 そして導き出したのが、『野生のパンダちゃんinサファリ作戦』!
 野生動物のリアルな姿を子供たちに伝えようと、笹緒は真剣だった。だれよりも真剣だった。
 そこで笹緒は、自由気ままに木登りしたり、ハンモックでお昼寝したり、タイヤのブランコで遊んだり──リアルなパンダの生態を知らしめようと必死だった。必死だった! 100%遊んでるようにしか見えないけど、必死だったんだ!
 それが証拠に、サファリカーの中から笹緒を見つけた子供たちは、大喜びしている。中には、目が点になる者も。
 実際、ゾウやライオンと同じ空間にパンダがいる光景は、インパクト絶大。サバンナで生きるパンダが見られるのは、今ここだけ!
 というわけで。ふれあいコーナーでは皆と馴染めなかったけど、こっちでは何とか元気にやってます的に悠々自適な生活をする笹緒。
 ここでの暮らしが気に入った彼は、しばらくのあいだ久遠ヶ原を休学したとか。
 奔放というか無軌道というか、さすがのパンダ魂である。



 だが、フリーダムなのは笹緒だけではなかった。
 軽食コーナーが一段落ついたところで抜けてきたのは、ペンギン雅人。
 ハイド&シークとサイレントウォークを駆使して消えたり現れたりするステルス鳥類が、そこにいた。ひとりの時間を利用して、園内を巡回警備しているのだ。
 しかし! その着ぐるみの中に潜んでいるのは、ラブコメ・タキシード仮面!
 説明しよう! ラブコメ・タキシード仮面とは! ふだんのラブコメ仮面の格好にシルクハットをかぶり燕尾服の上だけを羽織った、超変態ヒーローである!
 ラブコメ仮面の説明はいいよな! 顔面に女性用のパンツをかぶった、例のアレだ! いつもどおりズボンはいてないから、着ぐるみを脱いだら警備員呼ばれるぞ!
「ふふふ……私の目の黒いうちは、一人たりとも犯罪者を見逃しませんよ。ピュアでキュアキュアなお嬢さんがたを虜にしてしまう、憎いあんちくしょうなヒーロー。ここに爆誕です」
 着ぐるみの中で、ハァハァと荒い息をする雅人。
 いや……ええと……うん。犯罪者など、一人もいなかった! 誘拐犯とか詐欺師とかテロリストとか、どこにもいなかったぞ! エロリストなら一人いたけど!
 まぁそういう次第で、できれば変身したくないという雅人の祈りは通じた。
 そもそも、一般人の子供が大勢いる中でのラブコメ仮面は危険すぎる! ここは久遠ヶ原じゃないんだぞ! 久遠ヶ原でやるのも相当だけど!



「ふぅ……少々疲れましたわ……」
 風船を配り終えたシェリアが、ふれあい広場に戻ってきた。
 途中、迷子の世話をしたり、写真を一緒に撮ったり、ナンパしてくる男をあしらったりと、じつに忙しかったのだ。
「おつかれっす! すこし休憩するといいっすよ! 今日は暑いっすから、水分補給もだいじっす!」
 知夏が、ぴょんぴょん跳ねながら飲み物を持ってきた。
「まかない用に、サンドイッチもありますよぉ……」
 と、恋音。
「では当然、フランスパンで。具材はハムとチーズとレタスと……」
 シェリアの選択に、迷いはなかった。
「ミルクはいかがですか。ミルク!」
 巡回から帰ってきた雅人は、あいかわらず牛乳推しだ。
 本当に牛乳なのか、それ。だいぶ疑問だ。


 そんな風にして、時間は過ぎていった。
 ふれあい広場特設ステージでは、風禰と琥珀の大道芸が披露されている。
 いまの演目は、リスやネズミを使ったジャグリングだ。
「廻る、廻るなの! 小動物さんが夢いっぱいに廻るなの!」
 カマふぃの手でヒョイヒョイとお手玉される小動物たち。
 これも、ぬいぐるみと入れ替えてある。
「小動物に負けないぞー! きさカマも回る、めっちゃ回るよー!」
 琥珀は星の輝きで周囲をキラキラさせながら、風禰の後ろでブレイクダンスしていた。
 最初から最後までテンションが切れない二人である。


 その後、カマふぃのジャンケン大会や、シェリアの電車ごっこふれあい旅などのミニイベントがあり、盛況のうちにふれあい広場は店じまいとなった。
「みなさん、おつかれさまでしたー」
 疲れきった顔で、新一が言った。
「全然疲れてないなの! まだまだやれるなの!」
 風禰は異様に元気だった。
「閉園時間だから仕方ないよ。今度ふたりで遊びに来よう」と、琥珀。
「それは名案なの! さっそく、次の週末に来るのなの!」
「いいね!」

「それなら割引券がありますよ。みなさん、どうぞ」
 新一が、従業員特別割引券を手渡した。
 そして、1枚残ったチケット見て首をひねる。
「気のせいか、最初から1人少ないような……」
「それなら心配無用です。サファリゾーンにパンダがいると、子供たちが騒いでましたから」
 なぜか自信満々に、雅人が応じた。
「なるほど、下妻先輩ですか。わかります」
 妙に納得した顔でうなずく新一。
 それを見て、知夏が訊ねる。
「ところで、着ぐるみ生活はどうっすか? あのときの知夏のアドバイスは役に立ったっすか?」
「はい、それはもちろん。先輩がた、今日はお手伝いありがとうございました!」
 新一はニッコリ笑い、深々と頭を下げた。





依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: −
重体: −
面白かった!:5人

癒しのウサたん・
大谷 知夏(ja0041)

大学部1年68組 女 アストラルヴァンガード
パンダヶ原学園長・
下妻笹緒(ja0544)

卒業 男 ダアト
釣りキチ・
月詠 神削(ja5265)

大学部4年55組 男 ルインズブレイド
大祭神乳神様・
月乃宮 恋音(jb1221)

大学部2年2組 女 ダアト
ラブコメ仮面・
袋井 雅人(jb1469)

大学部4年2組 男 ナイトウォーカー
種子島・伝説のカマ(白)・
香奈沢 風禰(jb2286)

卒業 女 陰陽師
絆は距離を超えて・
シェリア・ロウ・ド・ロンド(jb3671)

大学部2年6組 女 ダアト
種子島・伝説のカマ(緑)・
私市 琥珀(jb5268)

卒業 男 アストラルヴァンガード