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マスター:星流 嵐
シナリオ形態:ショート
難易度:やや易
参加人数:6人
サポート:1人
リプレイ完成日時:2012/03/21


みんなの思い出



オープニング

「生命反応微弱。皮膚表面状態、変わりません」
「うむ。カンフル剤を10%、酸素濃度を20%上げてくれ」
 白衣を着た男性の指示で研究員たちが機器の調整を行う。それらの機器から伸びる配線や配管は、部屋の中央に据えられた鋼鉄製の檻の中のものに繋がっている。そこには異形の物が横たわっていた。ディアボロと呼ばれている魔界の眷族だ。全体の造形はゴリラに近いが体長は4m近く、腕が異様に長く太い。そして頭部はゴリラのそれとは似ても似つかない醜悪な顔をしていた。そのディアボロは幾重にも巻かれた鎖で拘束され、体のあちこちにモニタ用の電極や点滴の管などが付けられている。
 ここは、茨城県つくば市の学術研究都市にある大学の生物学研究所。天魔の生態を研究するために新たに設立された研究所だ。その性質上、久遠が原学園とは協力関係を結んでいる。撃退士たちによって倒された天魔の死骸が運び込まれ、その細胞構造や遺伝子情報などあらゆる生態データが研究されている。そして、この研究所の最大の目的は、天魔が持つ物質透過能力を解明すること。この能力のために通常のあらゆる物理攻撃は無効化されてしまう。そのため天魔に対抗できるのはアウルによる光纏を行使できる撃退士たちだけとなっているのだ。
 しかし、物質透過能力は天魔が生きている間しか発生しない。そのため死骸になれば解剖も処分もできるのだが、肝心の物質透過能力は研究が進んでいない。だからといって天魔の生け捕りも不可能。捕獲のための道具も全て透過されてしまうからだ。
それが先日学術研究都市の近くであった天魔との戦闘で、脳死状態に近いディアボロが捕獲され、生命機能は維持したままの状態で研究所に運び込まれた。
「どうだ? 変化は見られるか?」
「いえ。まだ変化は見られません。沢村教授」
「うむ。物質透過は、やはり意識下でしか発生しないのか。生体反射ではないのだな・・・ 覚醒レベルを上げてみるか・・・」
 そう言う沢村教授に研究員が不安そうな顔を向ける。
「だ、大丈夫でしょうか? もし間違って生き返りでもしたら・・・」
「いや、首から下は−30度で凍結してあるから、例え意識が戻っても身動き一つできまい。だが、危険であることには変わりはないからな、とりあえず万が一に備えて応援を呼んである。・・・入りたまえ」
 沢村教授の声に研究室のドアが開き、一人の女子高生が入ってきた。
「久遠が原学園から依頼を受けて参りました。よろしくお願いします」
 そう言って丁寧に頭を下げる少女は一見どこにでも居そうな女子高生に見えるが、その久遠が原学園の制服が、彼女が撃退士であることを物語っている。
「呼びたててしまってすまないね。まあ、出番はないかもしれないが」
「いいえ。これも仕事ですから。それに・・・沢村くん、いえ、直哉くんとは同級生でしたから・・・」
「そうだったのか・・・ 直哉と・・・」
 沢村教授はそう言うと表情を暗くする。沢村教授の息子の直哉も撃退士だった。しかし、一年前の悪魔との戦いで命を落としてしまっていたのだ。沢村教授がこの研究に打ち込んでいるのは、言わば敵討ち。何とか自らの手で一矢報いたいという一心なのだ。
「物質透過の原理さえ解明できれば、君たちのような学生を危険に晒すようなことはなくなるのだ・・・ では、始めようか。覚醒レベルを1上げてくれ」
 その一言で室内の空気が張り詰める。撃退士の少女も万が一に備えて自らの武器を構える。
 微かに震える手で研究員が調整機器のダイヤルを回すと、各モニタの数値が上がっていく。
「どうだ、変化はあったか?」
「・・・変化見られません。皮膚表面状態も変化ありません」
 その報告に張り詰めていた空気が緩む。その時、脳波計を見ていた研究員がコーヒーのカップを倒した。
「おっとっと。ティッシュ、ティッシュ」
 零れたコーヒーを慌てて拭こうとすると、その手が脳波計に接触して、波長ダイヤルを回してしまった。特定の波長に合わせてあるため、設定した波長がずれると脳波が見れなくなる。元の波長に戻そうとして、その手が止まる。本来何も出ないはずの波長に反応が出ている。
「なんだ・・・これは? 沢村教授! ちょっと来て下さい。妙な反応が!」
 足早にやって来た沢村教授がモニタを覗き込んで訝しむ。
「・・・この波長は、レム波に近いな。まさか、夢でも見ているわけでもないだろうに・・・」
 誰も答えを見出せず、規則正しく発生する反応を見つめていると、突然遠くの方で何か大きなものが落下したような、くぐもった音が聞こえてきた。そして数秒遅れて研究室の床が微かに揺れる。
「何だ? 地震か?」
 その直後に非常ベルが鳴り響く。
『非常事態発生! 非常事態発生! 構内に天魔が侵入! 構内に残っている者は直ちに避難して下さい! 繰り返します、・・・』
 騒ぎ出す研究員たちを落ち着かせて沢村教授は警備課に内線を掛けて状況を確認する。
「・・・天魔は北エリアから侵入し、途中の建物を破壊しながら南に、こちらに向かっているようだ。それに、そいつはディアボロ、ゴリラ形のディアボロらしい」
 皆の視線が檻の中に横たわるディアボロに注がれる。
「はっ! まさか、さっきの反応は、これが仲間を呼んでいたのでは?」
 少女の言葉に皆がギョッとする。
「有り得んことではないな。覚醒レベルを戻せ!」
「・・・駄目です! 反応変わりません!」
「なんてことだ、奴の進路には電力棟がある。そこをやられたら、こいつの冷凍状態を維持できなくなる。そうなると・・・」
 ここにきて冷静だった沢村教授の顔に焦りが見え始める。
「学園に応援を要請します」
 そう言うと少女は携帯電話を取り出した。

●久遠が原学園・執行部
「学術研究都市に行っている女生徒から緊急で応援要請がありました。大学構内にディアボロが侵入。破壊行動をしながら飛鳥の居る研究棟へ向かっているようです」
「現地の彼女は? 動けないの?」
「それが、研究用に捕獲したディアボロがいるらしく、万が一に備えてその場を離れられないと。敵の進路上にある電源棟を破壊される前に敵を倒して欲しいとのことです」
「判った。至急依頼を!」


リプレイ本文

●追跡
ディメンジョン・サークルを抜けた目の前にあったのは無残に破壊された鋼鉄製の門扉と警備室だった。大学の救助班が怪我人の応急手当をしているが、救急車はまだ到着していないようだ。
「こりゃ、また派手にやりやがったなァ」
長身に赤毛の島津・陸刀(ja0031)が顔を顰めた。また初めての戦いになる合川カタリ(ja5724)もその光景に唖然とする。
「とりあえず奴さんの現在地を確認するか」
島津がスマホの画面をタップしようとした瞬間、構内から轟音が響き、爆発したような黒い煙が上がった。
「電話は必要なさそうねぇ」
そう言って楽しそうに笑うのは黒百合(ja0422)だ。
「とにかく、急ごう!」
雪ノ下・正太郎(ja0343)は拳を固めて言うと躊躇なく駆け出した。雪ノ下も初の実戦に緊張しているが、正義に燃える心に不安はない。他の者たちもそれを追ってすぐに走り出す。

 走りながら島津が電源棟までの最短ルートを電話で確認する。何としても先回りしなければならないのだ。
「そこを左だ! 真っ直ぐ行って、噴水広場を右!」
島津の指示に従いながら、6人は常人には不可能なスピードで構内を駆け抜ける。
柳津半奈(ja0535)は走りながら思う。研究所では天魔の物質透過能力の研究をしているという。もしそれが解析できれば戦局は大きく変わる。そのためにもこの戦いは重要だ。
(何としてでも、防いでみせます)

 校舎裏の狭い通路を抜けると、駐車場が隣接する広い通りに出た。
「上が茶色で下が白の建物…… あれだ! あれが電源棟だ!」
 島津が指差した先には警備室を一回り大きくしたような建物があった。電源棟というには小さく見えるが、発電機などの設備は地下にあるのだ。地上はその制御室になっていて、ここを破壊されたら各建物への電源供給は停止してしまう。そして、その後方に見える校舎が問題の研究棟だ。ディアボロは真っ直ぐそこを目指している。
「なんとか間に合ったようだな」
 神威 翼(ja6331)は冷静に言った。
「ここを最終防衛ラインとして、もう少し手前で迎え撃つか」
先の通りにもまだディアボロは見えない。ちょうど100mくらい手前は両側に校舎が建っており、左右への逃げ場がなく待ち受けるには都合がいい。
「とりあえずぅ、電源棟の職員は避難してもらった方がいいわよねぇ。ちょっといってくるわぁ」
「ああ、頼むわ。さて、お出迎えの準備でもするかァ」
 残りの5人は、先ほど言った迎撃ポイントに移動した。
 事前の打ち合わせで、攻撃は前衛と後衛に分かれて行うことになっている。前衛は島津、雪ノ下、黒百合、柳津の4人で、後衛が銃を武器とする神威と合川だ。敵が射程距離に入ったら迎撃開始。特に足を狙って動きを鈍らせる。そこに前衛が突っ込んで敵の動きを止めて全力で叩く予定だ。
 合川は初の実戦に緊張してガチガチになっていた。手にあるリボルバー拳銃を何度も何度も入念にチェックする。訓練以外で初めて持つ拳銃は色々な意味で重く感じられてしまう。
(……いけん!)
 そんな弱気では駄目だ。失敗は許されないのだ。パシンッと、合川は自分の頬を叩いて気合を入れる。

●戦闘開始
 避難誘導から黒百合が戻った、ちょうどその時、街路樹の大木を薙ぎ倒してディアボロが飛び出してきた。そして、先に立ち塞がる人間たちに気付いて足を止める。そのディアボロは、確かに見掛け上はゴリラに近い。醜悪な顔と胸の一部に黒い地肌が見えるが、それ以外は硬そうな体毛に覆われている。ハンマーのように長くて大きな拳の威力は実証済みだ。立ち止まったディアボロは唸り声を上げながら、値踏みするように撃退士たちをねめつける。
「お急ぎのところ悪ィが、そこまでだ」
 島津が不敵に笑うとアウルが凝縮してその右手に光纏の炎が現れる。
「俺たちが、ここから先へは通さないっ!!」
 光纏が青く輝いた次の瞬間、雪ノ下は青いアーマースーツに身を包み、ハンドアックスを片手に酔八仙拳の形を構える。
「さぁ、楽しく、楽しく…ぶち殺して差し上げましょうかぁ…うふふふ♪」
 黒百合は、小柄な体に不釣合いなほどの大きなハルバートに頬ずりしながら、本当に楽しげに笑みを浮かべる。
「柳津半奈に半端無し。参ります」
 麗らかな外見を今は凛とさせて、柳津はツーハンデッドソードを構える。
「い、行きます!」
 淡い蜂蜜色の光纏が陽炎のように合川から立ち上る。緊張はしている。でも撃退士になると決めてここまで頑張ってきた努力は無駄じゃなかったはず。さっきまで重く感じていた拳銃も、今は自分の手の延長のように構えることができた。
「猿と犬。強いのはどちらだろうな」
 冷徹な表情で言うと、神威の首に黒い鉄の首輪が現れた。首輪に連なる鎖達をじゃらりと鳴らし、青年はリボルバーを構える。

 彼らの挑発を理解できたかは定かではないが、ディアボロは辺りの空気がビリビリと振動するような雄叫びを上げると、ゴリラよろしく自分の胸を拳で連打して猛然と駆け出した。
 合川と神威が銃撃を開始する。普通では動く的を撃つのは困難だが、今回は的が大きい上にこちらに真っ直ぐ向かってくるのだ。足を狙った弾丸は全て正確に命中した。しかし、
「き、効かない!!」
 合川が驚愕の声を上げた。確実に当たっているが硬い体毛に弾かれてしまう。ディアボロも何事もなかったように突進してくる。
 神威は舌打ちを一つすると、リボルバーを構え直してアウルを集中させる。銃口が赤く光り始める。
「お気に召さないか……じゃあこれならどうだ。犬相手なら無視できねぇだろエテ公……!」
 撃ち出された弾丸は、まるでレーザー光のように赤い光を曳いていく。殲滅の強襲猟犬。神威が編み出したスキルだ。赤い猟犬の弾丸はディアボロの右腿に命中した。さすがのディアボロもスキルで威力が倍増された一撃は効いたらしい。しかし、苦痛の声を上げてスピードが緩むが、まだ止まらない。
「ちっ! これでも止まらないか!」

●形勢逆転
「わたくしが止めます! 援護を!」
 柳津がそう言って前に出た。腰を低く構え、右手は両手剣のリカッソを、左手は柄の下端を握って最大限の力が載るよう構え、アウルを剣に注ぎ込む。
「直前に牽制をお願いします!」
「いいわぁ。任せてぇ」
 柳津の意図を悟って、黒百合が影手裏剣を数本指に挟んで構える。
 ディアボロが地響きを立てて迫る。その巨体の前に柳津は赤子のようだ。
「……今っ!」
 合図の声に一瞬も遅れずに、黒百合が影手裏剣をディアボロの顔に目掛けて放つ。ディアボロはそれをあっさりと右手で払い除けたが、それこそが待っていた瞬間だ。
「はあぁぁぁぁ!!」
 極限の気合に、ズダンッと響く踏み込みとともに、柳津は剣を槍の様に突き出した。
「貫く!」
一形・打構。必殺の一撃はディアボロの硬い体毛を貫通し、右の腿に突き刺さった。
 グガァー!!
 激痛の叫びを上げて、遂にその足が止まった。ディアボロは自分を傷付けたものに渾身の拳を振り下ろす。
 反撃を予想していた柳津は、即座に二形・受構を発動してディアボロの攻撃を受け止めた。さらに怒りに我を忘れたディアボロは柳津に執拗に攻撃を加えていく。柳津は時に受け止め、時に受け流しと相手の攻撃を捌く。
「よし、今だ! 一気に攻めるぜっ!」
 島津、雪ノ下、黒百合が次々に攻撃を畳み掛け、合川と神威も後方から援護射撃を加える。うまく連携して、敵を惹きつけては攻撃し、またスキルを用いて大ダメージを与えていく。
「せぃやぁぁぁぁぁぁっ!!」
 雪ノ下は青龍のごとく飛び上がると、敵の脳天めがけて破山を打ち下ろす。返ってきた反撃の拳を踏み台にして華麗に後方に飛び退き、着地と同時に再び攻撃に転じる。
「どォしたゴリラもどき、そんなモンか?」
 島津も怒涛の攻撃を繰り出す。紅咬牙の炎の獅子がディアボロに喰らいついて着実にダメージを与えていく。
 そして、背後に回り込んだ黒百合が、無防備な膝裏にハルバートを叩き込んだ。刃は体毛に阻まれるが、狙いはそれではない。体重が乗っていた軸足を打たれたディアボロは体勢を崩して片膝をつく。
「あははは、手足を引き千切られてた状態で、どれだけ生きてられるか実験してあげるわぁぁぁ!」
この機を逃さず黒百合は手足の関節部を狙って攻撃を重ねる。
「……ここだ!」
 援護射撃に徹していた合川は、その瞬間撃つべき射線が見えた気がした。考えている暇はない。己の直感を信じ、残るアウルを全て注ぎ込んで引き金を引いた。ストライク・ショット。まるで吸い寄せられるように弾丸はディアボロの左目に着弾する。直後、ディアボロは咆哮を上げてのたうち回る。
「勝機!」
 皆、同時に同じことを思った。柳津は一形・打構を。島津は紅咬牙を。雪ノ下は破山を。黒百合はハルバートを。神威は殲滅の強襲猟犬を。
「はあぁぁぁ!!」
「おらァァ!!」
「やぁぁぁぁ!!」
「あはははぁ!」
「喰らいつくせぇ!!」
 次の瞬間、構内に爆音に響き渡った。
 
●決着
爆音の余韻が消えると、それまでの戦いの喧騒が嘘のように辺りは静寂に包まれた。
ディアボロは断末魔を上げる間もなく絶命していた。
横たわる巨体を前に、6人はやっと深い息を吐き出して肩の力を抜いた。
「終わった……」
 合川は足の力が抜けて、その場にへたり込んでしまった。拳銃を放そうとするが指が固まって動かない。仕方なく左手で指を一本ずつ引き剥がしていく。
「大丈夫かい?」
 掛けられた声に顔を上げると、心配そうな顔をした雪ノ下が立っていた。
「は、はい。大丈夫です ……たぶん」
 合川の答えに苦笑を返すと、雪ノ下は激戦の跡を眺めて自分に言い聞かせるように呟いた。
「……もっと強くならなくちゃな」
 合川もまだ強張っている右手をみて言う。
「そうですね……頑張らなくちゃですね」

 神威が戦いの後のタバコに火を点けていると、島津が声を掛けてきた。
「わりぃ。ちょっと火ィ貸してくんねぇか?」
 島津も一服するのかとライターを差し出したが、持っているものを見て訝しむ。
「あ? あぁ、これな。こいつも元は人間だったんだから、せめて最期くらいはな」
 そう言って持っていた線香に火をつけると、ディアボロの遺体に供える。
「……縁があったら来世で会おうや」 

 柳津は自分たちが守った研究所の方を見やった。なんとか守ることができた。これで研究も続けられるだろう。そう思って呟く。
「良い結果が実を結ぶことを、心よりお待ちしておりますわ……」
「残念だけどぉ、それは無理かもしれないわぁ」
 間延びした声に振り返ると、黒百合が立っていた。
「……どういうことですの?」
「いまぁ、学園から連絡があったのよぉ。撃退庁からの指示で、研究用のゴリラさんもぉ、すぐに破棄されるらしいわぁ」
「そんな……」
「まだぁ一般人の手に負えるものじゃないってことかもねぇ」
「そうですか…… でも、そうかもしれませんね……」



依頼結果

依頼成功度:成功
MVP: 戦乙女・柳津半奈(ja0535)
重体: −
面白かった!:5人

獅子焔拳・
島津・陸刀(ja0031)

卒業 男 阿修羅
蒼き覇者リュウセイガー・
雪ノ下・正太郎(ja0343)

大学部2年1組 男 阿修羅
赫華Noir・
黒百合(ja0422)

高等部3年21組 女 鬼道忍軍
戦乙女・
柳津半奈(ja0535)

大学部6年114組 女 ルインズブレイド
スーパーモデラー・
合川カタリ(ja5724)

大学部5年112組 女 インフィルトレイター
殲滅の黒鎖・
鴉(ja6331)

大学部6年319組 男 インフィルトレイター