【重要】一次選考通過候補作品発表
ご応募いただいた6284作品の中から、受賞候補作一次発表として残った420作品を発表いたします。
【一次選考通過候補作品総評】
今回のコンテストでは国内小説賞の中でも最大となる6284作品のご応募をいただきました。
第二回コンテストから出版に至った作品の活躍や、出版社様、読者様のご支援もあり、前回と比較してどの作品もとても意欲的で、エンターテイメントとして好評価な作品が多く、各社出版様にも強い期待感を持っていただいております。
「新しい才能と、新しいライトノベルを世に出すべく、スタッフ一同がんばります。」というコメントもいただいており、前回のコンテストに匹敵する数の作品が世に送りだされる事を期待しております。
そんな中、一次選考では、基本的な文章力は前提といたしまして、「書籍の世界で通用する小説を書けているか」という点と「アイデアの面白さ」という点を重要視して選考を行いました。
内容重視の選考であるため、高ポイントの作品が落選になることもある一方で、0ポイントの作品の中からも一次選考を通過する作品が現れるという結果となっております。
投稿作品の傾向としては、前回に引き続き「VRMMOもの」「異世界転生もの」の作品が数多く投稿されていましたが、前回と比較いたしますと、その中でオリジナリティを出すという部分で「アイディア」や「設定」が洗練されていました。
第二回と比較いたしますと、応募作品数の数が単純に3倍になったということもございますが、作品全体のレベルが高くなっている印象を受けました。
また、「乙女ゲー転生もの」の投稿数も増えており、前回からの流行の変化を感じます。総合的にみると、意欲的でバラエティ豊かな作品が集まったと言えるでしょう。
全体の印象としては、「こういう作品が書きたい」「私の描いた世界を皆に伝えたい」という強い想いがこもった作品が数多く集まったと思っています。
その一方で、日常シーン、キャラの掛け合いを長々と書いてしまう人も非常に多くみうけられます。「これは盛り上がりそうな場面だ」と思うようなところに行くまで話数が 多く、キャラクターの描写を優先しているなという印象です。説明のための説明と同様、描写のための描写は削るべきでしょう。
文章技術としては、主人公が朝起きて学校に行くところから小説を始めてしまうような、構成力が不足した作品が目に付きました。プロットを組み立て、必要な個所を組み立てることが必要でしょう。
世界観やキャラクターの設定を冒頭で「説明」してしまう人も多いようです。説明ではなく、「描写」することが必要になるでしょう。
同様に「盛り上がるシーンまでが長い」「どこかで見たような冒頭で書き初めてしまう」「会話や状況説明が冗長」など、構成にもったいなさを感じてしまう作品が多かったという印象も感じています。
「アイディア」や「設定」の面白さは回を重ねるごとに磨かれているように思うので、「言葉を重ね、丁寧に書けばかくほど、かえって読者には伝わりにくいことがある」という点を意識した構成ができると、より良い作品が増えていくかと思います。
次回発表は4月下旬、50〜100作品程度の発表を予定しております。(作品数は変更される可能性がございます)
現在残られている方は出版の可能性のある方ですので、残り期間作品の品質向上にぜひつとめてください。
コンテストでは各賞の発表や発売予定作品のプロモーションなど、作品をより多くの方に知っていただけることにつとめさせていただきます。
※応募要綱にあります通り、当発表をもって「エリュシオンノベルコンテスト(なろうコン)」は以下420作品の出版優先権を主張させていただきます。
落選・または受賞まで権利は継続いたしますのでご了承くださいませ。
※想定以上のご希望をいただき、御待たせしております感想付けに関しましても、当コンテスト終了まで(6月下旬まで)継続させていただきます。
また提携しておりますイラストコンテストに関しましては通過・落選を問わずイラストの提供をおこなわせていただきますので、イラストの提供をご希望される方は、落選された方もキーワードをつけたままであれば、無料イラスト提供が行われる可能性はございます。
※「あなたが私を護らぬ理由(ある忍びが連れ去った姫君の話)」の作者様と、「鬼さんこちら!」の作者様は、現在小説家になろうを退会されており、連絡がとれない状況になっております。
こちらの発表を閲覧されている状況でございましたら、お手数をおかけいたしますが、
2015年4月1日までに novel_narou@crowdgate.co.jp まで選考参加継続の意思をご連絡いただきますようよろしくお願いいたします。
○通過作品一覧(五十音順)
(ポイントはコンテスト締切時に取得したものであり、現在のポイントとは異なります)