優勝者からのコメント
まずは拙作を応援してして下さった読者の皆様に、心よりお礼申し上げます！
中間発表から最終選考進出まで、まさか本当に残れるとは露程も考えておらず、
また最終選考も今の自分なりに全力で書いたつもりでしたが、正直なところ受賞できるとは思っていませんでした。
その恩返しはより良い作品を世に送り出すことだと考えておりますので、これからも精進していきたいです。
此度のコンテストの形式上、私が受賞できたのは読者の皆様の応援のお陰でもあり、
本当に、ありがとうございました！

イラストレーターからのコメント
素敵な魅力ある物語のお手伝いができたこととても嬉しく思います。
皆様のお陰で優勝という結果を出すことが出来ました。
本当に有難うございます。
書籍化に向けて一層の努力をしたいと思います。
よろしくお願いします！

スタッフのコメント
第1回エリュシオンライトノベルコンテストの優勝を飾ったのは、
スライムさんの「Dear Friend」となりました。おめでとうございます！
応募数1,135作品、そして最終選考8作品の中からの選出となりました。
ユーザー投票で最多得票数を獲得し、読者から大きな支持を受けた結果の受賞となります。

「Dear Friend」が最終選考に並んだ8作品の中でもっとも多くの票を得たのは、
本作のストーリーへの入り込みやすさにあったものと考えています。
登場人物である、九条栞、その召喚獣であるカンヘル、そして幼馴染の黒塚比奈が織りなす、
コメディタッチの掛け合いは読者にとっても読みやすく親しみやすい内容だったのではないでしょうか。
また、本物語の特徴的な要素のひとつとして取り上げられるのが、
日常と非日常のストーリー構成におけるギャップです。
九条栞のなければならない日常として描かれていた黒塚比奈が非日常へと取り込まれることで、
崩れてしまう「いつも」の日常が描き出されています。
その要素こそ栞が「いつも」を取り戻すためのストーリーの活力となり、
読者に先を読ませるためのキーポイントとして機能していました。
そして、そんな栞の周りに集まる個性的な仲間の存在が、
栞が絶望から立ち上がるための要素として役割を果たしていました。
その中でも召喚獣のカンヘルは栞の精神的支柱の役割をきちんと果たしており
ブレない栞の行動原理を支え、一貫したストーリー性を構築していました。
物語全体を通して、とっつきにくい内容ではなかったこと、
最終的な着地点が読者にとってわかりやすかったこと、
カンヘル、フロリーヌをはじめとした、必ず誰かが栞の隣にいてくれるという展開が
読者に物語の先を楽しんでもらう上での安心感を与え、今回の得票数に繋がったと考えます。

短期間でのストーリー完結というコンテストの性質上、粗さも目立ちましたが
それ以上に一定読者のニーズを把握し、短期間の中で反映させた結果ゆえの優勝であるかと思います。
あらためて、おめでとうございます！

当作品はライトノベルとして新紀元社より2013年秋発売予定です。

皆様のご応援を受けまして、オンライン完結型デビュー支援プロジェクト
エリュシオンライトノベルコンテスト（なろうコン）、第二回の開催が決定いたしました！
小説を書くのは今回が初めてという方から、複数の出版経験者、現役作家の方にまでご参加いただき、
多くの読者の方にもご応援いただきました第一回コンテストをふまえまして、
応募しやすさ、参加しやすさはそのままに、規模を拡大してまいります。

第二回なろうコンでは、諸条件はございますが、エリュシオンの世界をもとにしなくても
ジャンルを問わず、皆様が現在投稿されている作品（一次選考作品）で出版を目指し、
最終選考に挑むことも可能となります。

単純にポイントによることはなく第一回でありましたように仮にポイント０の作品であっても、
秀でた作品であれば選出される形式を予定しておりますので、
もし第二回に応募をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ご自身の作品をチェック、
新作の執筆などをぜひ今から始めてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
もちろん第一回に応募された作品でも応募可能です。


コンテストの詳細は８月頃に発表し、応募を受け付けてまいります。
第二回コンテストにおきましても、皆様のご参加・ご応援をよろしくお願いいたします。