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勉強……何をすれば……えっ暴動?! わ、私に出来ることは何か……
あっでも勉強しなきゃ?! でも……中止になったら……もう勉強しなくていい……??
そんなこと考えちゃダメー!!

イメージノベル


 久遠ヶ原学園の学生諸君、今日も青春を謳歌しているかね?
 ……と言えばお気づきの諸君もいるだろうか。そう、私は宝井正博(jz0036)!
 学園生諸君の健康と幸せを祈りつつ、日々の業務をこなす、ごく普通の学園長なのだよ。

 今日もウキウキ気分で学生諸君をウォッチングしながら、学園内の様子を慮っていたのだが……
 突然現れた、謎の紙袋集団に斧を突きつけられてしまったのだよ!
 情けないことに私はしょせん一般人、撃退士諸君に本気で襲撃されてしまっては文字通り手も足も出なくてね。
 これは如何ともし難い事案だと思いながらも、安易に連れ去られてしまったわけだよ。
 ははは、学生諸君のやんちゃぶりにはほとほと参ったね!
 だが、これもまた自由を重んずる我らが久遠ヶ原学園ならではの事案だろう。

 ……とまあ、非常にポジティブな捉え方をしてみたわけだが、要するに私は今きわめて危険な状態にあるわけだ。
 そういったわけで、非常に不本意ではあるのだが、SOSを出すことにしたのだよ。
 頼る形となってしまってすまないが、諸君の健闘に期待しているよ!



「……なんだこれ」
「学園長からのSOSメールだそうです」
「緊迫感なさすぎやしないか? あとくそなげぇ」

 学園職員たちは首を傾げながら、その文章に目を通していた。
 首を傾げる理由は多い。
 まずもって、謎の紙袋集団とはなんなのか。
 拉致されたというのなら、なぜ呑気に長文メールなどしたためたのか。

 だが、そんな疑問など些細なことだと笑い飛ばすかのように。
 学園全体へ向けたと思われる校内放送のはじまりを告げるチャイムが、けたたましく鳴り響いた。



 学生諸君に告ぐ

 本年の進級試験開催については我々「試験阻止隊」が阻止する――

 試験開催を快く思わない者よ
 我らと共に反旗を翻そうではないか

 ……詳細はお近くの紙袋を被った隊員までお問い合わせください



 それは宝井学園長が職員へ向けてメールを送信する数分前の出来事……。

 紙袋を被り、右手にピンク色の斧を携えた女がとあるグラウンドを爆走していた。
 小脇に大荷物を抱えているせいか、その速度は決して早くはない。
 しかしそれは、鬼気迫るものを感じさせる何とも言いがたい光景であった。

「や、やめたまえ中山君……!」
 学園長は平静を装った声色で、爆走する女生徒に語りかける。
「中山君。頼むから落ち着いて聞いてくれたまえ、私は――私は、試験問題を持っては居ないのだよ!」

 その一声は、まさに鶴の一声であった。
 ぴたりと足を止めた女生徒――中山寧々美(jz0020)らしき人物はギギギ、とぎこちない動きで顔(というか紙袋)を学園長へ向ける。

「モンダイ……ダレ……」
「本年の担当は遠野先生だったはずだ。遠野先生はあの校舎の中にいるはず」
 ちらりと視線を向ける学園長につられるように、寧々美はギギギと首の向きを再び変えた。
 そして。
「トオノ……トオノ!」
 などと叫び声をあげながら、校舎の方へと。加速し、文字通りの爆速で走り去っていったのだった。
 もちろん、宝井学園長を振り捨てて。



11月2日の状況

現在の状況

やってまいりました進級試験2015!
エリュシオンのイベントの中でも特に『学園生活』に特化したイベントです!

これまであなたがどういった学園生活を送ってきたか選択する『生活態度入力』
試験当日の『行動入力』の合計が600点以上であれば進級が確定します。

進級・主席を決めるのは、キャラクターの普段の行動、試験当日の行動、
そしてPL自身の情熱にかかっている――はず、なのですが……?

なんと今回の第一回行動入力では、試験開催の危機!?
学園を襲う理不尽な暴力――
暴徒と化した一部の学生を食い止め、学園の平穏を救わなければ!

もちろん第一回において無事に事件が解決すれば、第二回の行動入力では進級試験が開催されます。
みなさんの手で、ぜひとも進級試験を開催に導いてください!


現在の状況詳細(行動選択肢情報)

今年もいよいよ試験開始! 「進級試験2015」!
第1回では、学園で巻き起こる騒動の解決に向けて行動しましょう。

阻止隊の鎮圧に尽力した学生には、働きに応じて内申点(≒功績点)が配付されます。
この功績は試験の得点にも影響するとの噂も……?
試験勉強に勤しむもよし、試験実施に向けて尽力するもよし。
間違っても試験妨害に加担をしないようにしましょう。先生との約束だぞ。

●選択肢とは
 大規模作戦の選択肢とは、『どこで戦うか』と『どうやって戦うか』をざっくりと分類したものです。
 大規模イベントは無料で参加できますが、プレイングは100文字しか提出できないため、
 プレイングだけでは限られた行動しか宣言できません。
 そこで、選択肢および行動方針を決定することで、自分の行動を短い文字数で表現する必要があります。
 通常のシナリオと同じように『どうやって活躍するか』『キャラクターの台詞・心情』などを中心に記入してみましょう。
 単純に『戦う』『救助する』に、それらが加えられただけでも活躍できる可能性はあります。

 各選択肢の情報が長いという方は、プレイング提出画面に要点をまとめた選択肢もございますので、そちらをご閲覧下さい。

●役割とは
 ラジオボタンで選択する選択肢の他に、『役割』『タグ』と呼ばれるものがあります。
 これは『大選択肢の中でどういった行動をとることを求められているか』といったことを
 短くまとめたものであり、プレイングの冒頭にこの文字を入れることで、
 「その行動をとっているものとして扱われる」ことができます。
 プレイング文字数の節約にもなるので、少し慣れてきたらできるだけ選ぶようにしましょう。

●方針について
 プレイングが浮かばない場合は、作戦方針掲示板で自分の好みの方針がたてられていないか確認してみましょう。
 方針内容がプレイングに採用される場合はMVPなどの限られたとき限定ですが、
 方針に同意している場合、タグや重点関与PCとして設定しなくても、描写時に同グループとして扱われます。
 作戦が思いつかない方も、作戦に誰かを巻き込みたい方も、ぜひご利用ください。



全選択肢共通事項


1.試験項目
 本年の試験における評価項目は「文系科目」「理系科目」「実技科目」「戦闘科目」の4科目とする。

2.試験範囲
 学科の試験範囲は、各学年毎の年間の履修範囲全てとする。
 実技の試験範囲については、2011年〜2015年に発生した事件を中心とした、学園の歴史全般とする。

3.禁止事項
 一、他者の学習を、悪意をもって妨害すること。
 一、校舎および備品を、悪意をもって損壊すること。
 一、試験日に学園内で試験を妨害する行動をとること。

 これら禁止事項に抵触する行動を取った際は、風紀委員会および教師により厳重注意を処する。

4.ご両親(プレイヤーの皆様)へのお願い
 今回の試験はコメディ時空で開催されます。
 プレイングをきわめて重視するため、
 スキルを喰らった一般人が怪我程度で済んでしまったり、
 重体必至のダメージでもピンピンしていたりということがあるかもしれませんが、
 「こまけぇこたぁいいんだよ」の精神にて、何卒ご容赦くださいますよう、職員一同お願い申し上げます。



選択肢1:試験阻止隊の鎮圧

試験を阻止しようとする悪の学生を抑止します。
(PL情報)この選択肢での功績点(プレイング補正値)は、内申点として最終成績にプラスされます。
       また、この選択肢が失敗した場合、選択肢2の難易度が下がる可能性があります。

■NPC味方戦力
 ・小日向千陰(jz0100)
 ・藤宮 流架(jz0111)
 ・真宮寺 涼子(jz0249
 ・十(jz0325
 ・茅原未唯(jz0363)

■解説
●勝利条件
 中山寧々美(jz0020)の確保および宝井正博(jz0036)の保護

●戦場と方針
 久遠ヶ原学園の一角に存在する、とある校舎に隣接するグラウンド。
 校舎の中では別の戦いが繰り広げられているようですが、
 突入した精鋭(?)を追って侵入し、校舎内に取り残された教師と良識ある生徒を守らなければなりません。
 可及的速やかに辿り着き、阻止隊による試験問題の奪取を阻止しましょう。

●概要
 舞台となるグラウンドは土敷きで、舗装などはされていません。
 中央には石灰で線をひいて作られた簡易的な400mトラックがあり、
 その他、敷地を取り巻く形で鉄棒などの遊具と、幅跳び用の砂場が設けられています。
 見通しのよい状態ですが、比較的強い南風が吹いており、走ると砂埃がたつ可能性があります。

 最低限の勝利条件は学園長の保護となりますが、
 完全なる勝利を目指すのであれば、中山寧々美の捕縛はもちろん、本件の抜本的解決に向けた行動が求められるでしょう。

【PL情報】
 中山寧々美は、学園長を拉致したのちグラウンドに放置しどこかへ消えました。
 PC達の初期位置はグラウンド南側であり、学園長と桐江氏はグラウンド北東の隅、砂場付近で待機しています。
 NPC撃退士達の多くは中央のトラック付近をうろついていますが、一部は、学園長達を取り囲みマイムマイム中です。
 なおイメージノベルの情報は、学園長との接触により聞き出すことが可能です。  

■敵戦力
●学生×1
 ・中山寧々美?:経緯は不明だが試験阻止隊の陣頭指揮をとっている。紙袋着用。「アアア……シケン……フンサイ……」

●保護対象×1(+α)
 ・宝井正博:一般人。「桐江君がいなかったら○んでいたかもしれないよ」
 ・桐江 零(jz0045):捕らわれ(?)の学園長を護衛している。盾装備。「なかやまさんやばい」

●Lv10程度のNPC撃退士×20
 ・バハムートテイマー
 ・アカシックレコーダーB
 それぞれ10名の計20名。種族内訳不明。マイムマイム中。ヒリュウとかもいる。

●Lv20程度のNPC撃退士×100
 ・阿修羅
 ・ナイトウォーカー
 ・インフィルトレイター
 ・ディバインナイト
 ・ダアト
 それぞれ20名の計100名。種族内訳不明。トラック周辺をうろついている。
 統率は必ずしも取れているとはいえない。

■主な役割
『対将』 
 敵戦力を先導する人物の確保に尽力します。
『対主』 
 敵主力であるNPC撃退士たちの鎮圧と、彼らの捕縛を目的として行動します。
『保護』 
 学園長の保護を目的として行動します。学園長周辺の撃退士対応もこちらです。



選択肢2:試験阻止隊に参加する【危険】

試験を妨害する悪の片棒を担ぎます。見つかると社会的な意味で再起不能判定となることもあるでしょう。
(PL情報)試験勉強を放棄するため合計点数に対しマイナスの補正がかかる可能性がありますのでご注意ください。
       また選択肢1が成功した場合は増援が登場し、難易度が上がります。

■NPC味方戦力
 ・高峰真奈(jz0051)
 ・鏡国川煌爛々(jz0265)
 ・四ノ宮 椿(jz0294
 ・ニョロ子(jz0302)

■解説
●成功条件
 教師から試験問題を奪取する

●戦場と方針
 久遠ヶ原学園の一角に存在する、とある校舎。現在絶賛試験問題の印刷中です。
 印刷機を破壊し試験問題を奪取すれば、試験の開催を遅らせることができるでしょう。
 幸い(?)校舎外にあるグラウンドでは仲間たちが試験開催派を足止めしてくれており、
 校舎内に残った開催派はそう多くはありません。
 可及的速やかに辿り着き、試験問題の印刷を阻止しましょう。

●概要
 久遠ヶ原学園には多くの校舎が存在します。そのすべての構造を把握しているものは、職員含め誰もいないでしょう。
 とはいえ、既に校舎内に入っている者たちは、皆さんより遥かに建物の内部を掌握しています。
 校舎入口付近にある大きな案内板の付近には多くの学生が待機しており
 侵入者を捕縛せんと待ち構えているほか、いたるところで撃退士のチームが皆さんの侵入を阻もうとしています。
 潜入した皆さんは建物の構造を調査しながら、目標奪取を目指してください。

 最低限の勝利条件は試験問題を盗み出すこと。
 問題が流出すれば、再度作成の必要が生まれ
 試験が始まらないまま学園は年末の混乱に呑まれていくに違いありません。
 さらに上を目指すのであれば、試験問題の作成を阻害するような行動が求められるでしょう。

【PL情報】
 該当の校舎には「職員室」「一般教室×10」「図書室」「音楽室」「音楽準備室」「放送室」
 「屋上」「PCルーム」「食堂」「男トイレ×3」「女トイレ×3」が存在しています。(それ以外の部屋については存在を保証しません)
 試験問題は遠野先生が持っています。
 遠野先生の居場所は、その他の先生が知っているでしょう。
 教師3名は撃退士または元撃退士です。一般的な対策のみでは不十分かもしれません。

■敵戦力
●教師×3
 ・遠野冴草(jz0030):試験準備中。「言いたいことがあるやつは、この俺を倒してから主張しろ」
 ・ミハイル・チョウ(jz0025):試験準備中。「ふむ、確かに勉強よりも大切な事はあるだろう。だが、勉強もまた、君達を豊かにするモノだ」
 ・月摘 紫蝶(jz0043):試験の準備をサボって猫と戯れていたようだ。「試験中止? 望むとこr……コホン。皆、落ち着こうか」

●学生×2
 ・猫目夏久(jz0004) :紫蝶の代わりに準備をしていた。「どういう事だ……!? とにかくあいつら(猫)だけは守らないと」
 ・炎條忍(jz0008) :たまたま校舎内に残っていた。「面倒なのも分かるが、地道なStudyがTestをPassする一番の近道だぜ?」

●Lv20程度のNPC撃退士×100
 ・ルインズブレイド
 ・陰陽師
 ・鬼道忍軍
 ・アカシックレコーダーA
 ・アストラルヴァンガード

 5名1組の20チームが学園内を哨戒にあたっています。種族内訳不明。
 うち5チームは、昇降口すぐの案内板の前で最大限の警戒状態にあります。

■主な役割
『探索』 
 先陣を切って、斥候の役割を果たします。破壊メンバーへの情報伝達も担います。
『阻止』 
 探索メンバーから得た情報をもとに試験の阻止に向けて動きます。
『支援』 
 後方支援にまわります。負傷した学生の救助などに尽力します。



選択肢3:試験勉強をする

阻止隊の存在に気づかず(あるいは気づかないふりをして)勉学に励みます。
サークル活動や恋人との時間など、勉学以外に励むこともできます。
(PL情報)この選択肢での功績点(プレイング補正値)は、内申点として最終成績にプラスされます。

【勉強】学園内外で試験勉強をする
場所は問わず、勉強に勤しみたい方はこちらとなります。
プレイングの冒頭に【勉強】とつけてください。

スタンダードに教室で真面目に勉強をしている学生や、先生に分からない所を教えてもらっている学生から
『死なばもろとも』の精神で勉強の邪魔をしてくる学生まで、学園内は混沌とした空気で満ちています。
あるいは寮などの自室であれば、試験そっちのけで部屋の掃除を始めてしまう『あの現象』に悩まされる学生もいるでしょう。

一人で勉強に励むもよし、友達や恋人と一緒に臨むもよし。
学生ならではの日常を送ってみてください。

【部活】クラブでの行動
試験前の緊迫感(?)を、部室で分かち合いたい場合はこちらのタグをご利用ください。
プレイングの冒頭に【部室】とつけたうえで、必ず後に【クラブ名】を記述してください。

(もちろん例外はありますが)気心の知れたメンバーの揃う部室の内部では、
まるで明日からの試験などなかったかのように? いつも通りの時間が流れていることも多いでしょう。
あなたの所属しているクラブでの、試験前の一幕を演出してみませんか?

【その他】試験勉強以外の行動
試験対策以外の行動を中心とするタグです。
(【その他】は、必ずしも宣言する必要はありません)










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